JP3881139B2 - 家具昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの駆動力でワイヤケーブルを巻き取り又は巻き戻すことにより被昇降家具を昇降させる家具昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、吊り戸棚等の被昇降家具をワイヤケーブルを使って吊り下げておき、当該ワイヤケーブルを駆動装置を使って巻き取り或るいは巻き戻すことにより、吊り戸棚等の被昇降家具を昇降させる技術がある。
【0003】
この種の家具昇降装置の一般構成例について、以下に簡単に説明する。吊り戸棚の天板の四隅には、予め4本のワイヤケーブルの各端部が固定されている。また、天井等には定滑車が固定されており、当該定滑車を介してワイヤケーブルの端部がモータ等に結合された巻取軸に巻き付けられている。上記構成によれば、モータ等の駆動装置が駆動すると、巻取軸が回転し、これによりワイヤケーブルが巻き取られ又は巻き戻され、吊り戸棚等が昇降される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成による場合、4本のワイヤケーブルの長さ及び張力の均一性が確保されていない場合には、吊り戸棚等の被昇降家具が傾いた状態で昇降されたり、或るいは、1箇所のワイヤケーブルに荷重が集中して当該ワイヤケーブルに伸びが生じ更に被昇降家具が傾くといった可能性がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、吊り戸棚等の被昇降家具を昇降する際に被昇降家具が傾くのを極力抑えることができる家具昇降装置を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係る家具昇降装置は、被昇降家具の第1側板部側の支持用として配設された第1動滑車と、被昇降家具の第2側板部側の支持用として配設された第2動滑車と、第1動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第1定滑車と、第2動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第2定滑車と、第1動滑車及び第1定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第1ワイヤケーブルと、第2動滑車及び第2定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第2ワイヤケーブルと、外周部に第1ワイヤケーブル巻き付け用の螺旋状の第1巻き取り溝と第2ワイヤケーブル巻き付け用の螺旋状の第2巻き取り溝とが軸方向に並列して形成され、モータの駆動力を受けて軸線回りに回転することにより第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルを軸方向にずれた状態でかつ巻取方向が相互に逆方向となるように同時に巻取る巻取ドラムと、を有し、前記巻取ドラムは円筒形状に形成されたドラム収容部内に回転自在に収容されていると共に、当該ドラム収容部内に当該巻取ドラムが収容された状態では、ドラム収容部の内周面が巻取ドラムの外周部に形成された前記第1巻き取り溝及び前記第2巻き取り溝の山との間に殆ど隙間がない状態で配置されている、を有することを特徴としている。
上記構成の本発明によれば、モータを正転駆動させると、巻取ドラムがその軸線回りに回転される。これにより、巻取ドラムに第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルが巻き取られる。第1ワイヤケーブルは、被昇降家具の第1側板部側の支持用として配設された第1動滑車及びこの第1動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定位置に配設された第1定滑車にそれぞれ巻き掛けられている。また、第2ワイヤケーブルは、被昇降家具の第2側板部側の支持用として配設された第2動滑車及びこの第2動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定位置に配設された第2定滑車にそれぞれ巻き掛けられている。従って、これらの第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルが巻取ドラムによって巻き取られると、それに伴って被昇降家具が上昇される。なお、モータを逆転駆動させると、巻取ドラムから第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルが巻き戻され、被昇降家具は下降される。このようにして被昇降家具の昇降動作が行われる。
ここで、本発明では、第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルが、軸方向にずれた状態で巻取ドラムに巻き取られる(或るいは巻き戻される)ため、以下の作用・効果が得られる。すなわち、仮に第1ワイヤケーブルと第2ワイヤケーブルとが重合された状態で巻取ドラムに巻き取られたとすると、巻取ドラムの回転量に対する第1ワイヤケーブルの移動量と第2ワイヤケーブルの移動量とが相互に異なる事態が生じるが、本発明によればそのような事態は生じない。また、本発明では、第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルは、巻取方向が相互に逆方向となるように巻取ドラムに同時に巻き取られ、これにより以下の作用・効果が得られる。すなわち、巻取ドラムがその軸線回りに回転すると、第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルはいずれも巻取ドラムに同時に巻き取られるか又は巻取ドラムから同時に巻き戻されるかのどちらかになる。つまり、本発明によれば、巻取ドラムが回転した際に、第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルのいずれか一方が巻き取られて、いずれか他方が巻き戻されるといったことは生じない。これらのことから、本発明によれば、巻取ドラムが回転すると、第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルは、いずれも同一の長さだけ巻き取り方向又は巻き戻し方向へ移動することになる。従って、本発明によれば、ワイヤケーブルの長さの観点から、昇降時に被昇降家具が傾くのを極力抑えることができる。
さらに、本発明によれば、被昇降家具の第1側板部側、第2側板部側の支持用として第1動滑車、第2動滑車がそれぞれ配設されており、これらの動滑車に第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルを巻き掛けて被昇降家具を昇降させる構成を採っているため、昇降荷重が半分になるだけでなく、第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルに作用する張力がそれぞれに均一化される。つまり、第1ワイヤケーブルを例にして説明すると、被昇降家具の第1側板部側は第1動滑車に巻き掛けられた第1ワイヤケーブルの巻き取り又は巻き戻し動作によって昇降されることになるが、この際に第1ワイヤケーブルの第1動 滑車での折り返し前の部分と折り返し後の部分とで異なった張力が作用するといった事態は生じない。よって、第1ワイヤケーブルの折り返し前の部分と折り返し後の部分に長さの変動が生じることはない。従って、本発明によれば、ワイヤケーブルの張力の観点から、昇降時に被昇降家具が傾くのを極力抑えることができる。
この点について更に補足すると、例えば、被昇降家具の第1側板部側を第1動滑車を使用せずに2本のワイヤケーブルで吊り下げたとすると、いずれか一方のワイヤケーブルに作用する張力がいずれか他方のワイヤケーブルに作用する張力よりも大きくなることがある。この場合、張力が大きい方のワイヤケーブルには長期間の使用等により伸びが生じ、2本のワイヤケーブルの長さが異なってしまい、被昇降家具に傾きが生じるおそれがある。しかし、本発明によれば、動滑車を使用してこれにワイヤケーブルを巻き掛けて被昇降家具を支持するので、張力のアンバランスに起因した被昇降家具の傾きは生じない。
加えて、本発明によれば、巻取ドラムの取付位置を被昇降家具の天板部の長手方向に沿って変更するための調整手段を備えているので、家具昇降装置の組付時に、調整手段によって巻取ドラムの取付位置を被昇降家具の天板部の長手方向に沿って変更することにより、被昇降家具の水平度を簡単に調整することができる。
すなわち、本発明は、昇降時における被昇降家具の水平度を確保することができるだけでなく、家具昇降装置の組付時における被昇降家具の水平度を確保することができる。
また、上記構成の本発明によれば、巻取ドラムの外周部に各々螺旋状とされた第1巻き取り溝と第2巻き取り溝とが形成されており、巻取ドラムが巻取方向に回転すると、第1ワイヤケーブルは第1巻き取り溝に又第2ワイヤケーブルは第2巻き取り溝にそれぞれ巻き取られていく。
さらに、上記構成の本発明によれば、巻取ドラムが円筒形状のドラム収容部内に回転自在に収容されており、当該ドラム収容部内に当該巻取ドラムが収容された状態では、ドラム収容部の内周面が巻取ドラムの外周部に形成された第1巻き取り溝及び第2巻き取り溝の山との間に殆ど隙間がない状態で配置される。
請求項2記載の本発明に係る家具昇降装置は、被昇降家具の上部外周側に設けられた支持体と、支持体の両側部に被昇降家具の高さ方向に沿って配置された第1ガイドレール及び第2ガイドレールと、第1ガイドレール内に転動可能に挿嵌されると共に被昇降家具の第1側板部側に配設された第1ガイドローラと、第2ガイドレール内に転動可能に挿嵌されると共に被昇降家具の第2側板部側に配設された第2ガイドローラと、被昇降家具の第1側板部側の支持用として配設された第1動滑車と、被昇降家具の第2側板部側の支持用として配設された第2動滑車と、第1動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第1定滑車と、第2動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第2定滑車と、第1動滑車及び第1定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第1ワイヤケーブルと、第2動滑車及び第2定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第2ワイヤケーブルと、モータの駆動力を受けて軸線回りに回転することにより第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルを軸方向にずれた状態でかつ巻取方向が相互に逆方向となるように同時に巻取る巻取ドラムと、を有し、前記巻取ドラムは円筒形状に形成されたドラム収容部内に回転自在に収容されていると共に、当該ドラム収容部内に当該巻取ドラムが収容された状態では、ドラム収容部の内周面が巻取ドラムの外周部に形成された前記第1巻き取り溝及び前記第2巻き取り溝の山との間に殆ど隙間がない状態で配置されている、ことを特徴としている。
上記構成の本発明によれば、巻取ドラムが円筒形状のドラム収容部内に回転自在に収容されており、当該ドラム収容部内に当該巻取ドラムが収容された状態では、ドラム収容部の内周面が巻取ドラムの外周部に形成された第1巻き取り溝及び第2巻き取り溝の山との間に殆ど隙間がない状態で配置される。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図7を用いて、本発明に係る家具昇降装置の第1実施形態について説明する。
【0015】
図1には本実施形態に係る家具昇降装置10が「被昇降家具」としての吊り戸棚12に組付けられた状態が示されており、又図2には当該家具昇降装置10の全体構成が分解した状態で示されている。
【0016】
これらの図に示されるように、吊り戸棚12の上部外周側には、正面視で下向きに開放されたコ字形をなす支持体14が設けられている。なお、吊り戸棚10をインナボックスと観た場合、支持体14は吊り戸棚10と対になって使用されるアウタボックスと観ることができる。
【0017】
この支持体14の奥行き方向の略中間部には、家具昇降装置10の外郭を構成する支持枠16が配設されている。支持枠16は、支持体14の両側部に配設された長尺状の一対の第1ガイドレール18及び第2ガイドレール20と、支持体14の頂部に配設された長尺状のフレーム22とによって構成されている。第1ガイドレール18及び第2ガイドレール20はそれぞれチャンネル形状をなしており、その上端部には平面視でコ字形の固定部24、26がそれぞれ一体に形成されている。第1ガイドレール18の固定部24には第1定滑車28が軸支されており、又第2ガイドレール20の固定部26には第2定滑車30が軸支されている。フレーム22は断面コ字形に形成されており、その長手方向の両端部が第1ガイドレール18の固定部24及び第2ガイドレール20の固定部26に被嵌されて図示しないボルト・ナット等の固定具によって固定されることにより、支持枠16が構成されている。なお、上述した第1ガイドレール18及び第2ガイドレール20は、吊り戸棚12の昇降時に当該吊り戸棚12が前後方向(奥行き方向)に振れたりやがたついたりするのを抑制する機能を有している。
【0018】
一方、吊り戸棚12の「第1側板部」としての左側板部12Aの上縁中央には、略矩形平板状に形成された第1固定金具32が取り付けられている。図3にも示されるように、第1固定金具32の幅方向中間部は第1ガイドレール18側へ若干膨出されており、当該膨出部分に第1動滑車34及び第1ガイドローラ36が上下に離間してリベット38、40で軸支されている。同様に、吊り戸棚12の「第2側板部」としての右側板部12Bの上縁中央にも、同様形状の第2固定金具42が取り付けられており、第2動滑車44及び第2ガイドローラ46が上下に離間してリベット48、50で軸支されている。これらの第1動滑車34及び第1ガイドローラ36は第1ガイドレール18内に転動可能に挿嵌されており、又第2動滑車44及び第2ガイドローラ46は第2ガイドレール20内に転動可能に挿嵌されている。
【0019】
図1及び図2に示されるように、上述した第1定滑車28及び第1動滑車34には、第1ワイヤケーブル52の中間部52Aが巻き掛けられている。第1ワイヤケーブル52の一端部52Bは、第1ガイドレール18の固定部24に係止されている。また、第1ワイヤケーブル52の他端部(図示省略)は、後述する巻取ドラム102の第1ワイヤケーブル係止溝108に係止されている。同様に、上述した第2定滑車30及び第2定滑車30には、第2ワイヤケーブル54の中間部54Aが巻き掛けられている。第2ワイヤケーブル54の一端部54Bは、第2ガイドレール20の固定部26に係止されている。また、第2ワイヤケーブル54の他端部(図示省略)は、後述する巻取ドラム102の第2ワイヤケーブル係止溝110に係止されている。
【0020】
図1に示されるように、上述したフレーム22の長手方向の中間部には、方形プレート状の固定金具56を介して駆動装置58が取り付けられている。具体的には、図2に拡大して示されるように、フレーム22の長手方向の中間部には長孔60が形成されており、これに対応して固定金具56にはボルト挿通孔62が形成されている。そして、固定金具56のボルト挿通孔62及びフレーム22の長孔60内へ取付ボルト64を挿入しナット66(なお、取付ボルト64及びナット66は広義には「固定具」又は「固定手段」として把握される要素である)を螺合させることにより、駆動装置58がフレーム22に取り付けられている。なお、このときに、固定金具56をフレーム22に対して長孔60に沿って長手方向へ相対移動させることにより、駆動装置58のフレーム22に対する取付位置の調整が可能とされている。本実施形態では、フレーム22側に長孔60を形成して固定金具56側に円孔であるボルト挿通孔62を形成したが、調整手段の構成としては、固定金具56側に長孔60を形成してフレーム22側にボルト挿通孔62を形成してもよいし、フレーム22に対する駆動装置58の取付位置をフレーム22の長手方向へ変更可能な構成であればすべて適用可能である。
【0021】
図4〜図6に示されるように、上述した駆動装置58は、駆動力を付与するモータ部68と、このモータ部68と連結されかつ外部からの力では逆転しないように構成された減速機構部70と、この減速機構部70と連結されかつ第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54を巻き取り或るいは巻き戻す巻取ドラム部72とを含んで構成されている。
【0022】
詳細には図6に示されるように、モータ部68はウォームギヤ74を備えており、モータ部68が駆動すると、ウォームギヤ74がその軸線回りに回転するようになっている。このウォームギヤ74には、減速機構部70の外郭を構成するギヤハウジング76内に配設されたウォームホイール78が噛み合っている。ウォームホイール78の軸芯部には一部にスパーギヤが形成された円筒状のギヤシャフト80が固定されており、更にその軸芯部にはセレーション嵌合によりギヤハウジング76に固定された支軸82が挿通されている。従って、ウォームホイール78は、支軸82回りにギヤシャフト80と一体に回転するようになっている。さらに、ギヤシャフト80のスパーギヤ部80Aには減速ギヤホイール84が噛み合っている。この減速ギヤホイール84の軸芯部には有底円筒状の凹部86が形成されており、当該凹部86にはドラムシャフト88の軸方向の一端部がセレーション嵌合により連結されている。
【0023】
巻取ドラム部72は互いに平行に配置された一対の支持板90、92を備えており、これらの支持板90、92にはベアリング94、96が同軸上に配設されている。そして、これら一対のベアリング94、96に上記のドラムシャフト88の軸方向の両端部が回転自在に軸支されている。また、一対の支持板90、92間には、中空円筒状に形成されかつ外周部の所定位置にワイヤケーブル挿通用のスリット98が形成されたドラム収容部100が配設されている。このドラム収容部100内には、ドラムシャフト88に固定された巻取ドラム102が収容されている。
【0024】
詳細には図7に示されるように、巻取ドラム102は、全体としては円筒状に形成されている。巻取ドラム102の外周半分には左巻きの第1巻き取り溝104が形成されており、又巻取ドラム102の外周残り半分には右巻きの第2巻き取り溝106が形成されている。さらに、巻取ドラム102の軸方向の一端面には第1巻き取り溝104と連通された第1ワイヤケーブル係止溝108が形成されており、又巻取ドラム102の軸方向の他端面には第2巻き取り溝106と連通された第2ワイヤケーブル係止溝110が形成されている。なお、第1ワイヤケーブル係止溝108と第2ワイヤケーブル係止溝110とでは、形成位置が周方向に180度ずれている。上記の如く構成された第1ワイヤケーブル係止溝108には第1ワイヤケーブル52の他端部(図示省略)が係止され、更に第1巻き取り溝104には第1ワイヤケーブル52が巻き付けられるようになっている。同様に、第2ワイヤケーブル係止溝110には第2ワイヤケーブル54の他端部(図示省略)が係止され、更に第2巻き取り溝106には第2ワイヤケーブル54が巻き付けられるようになっている。
【0025】
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
【0026】
駆動装置58のモータ部68を正転駆動させると、ウォームギヤ74がその軸線回りに回転し、減速機構部70のウォームホイール78が支軸82回りに減速回転される。ウォームホイール78が回転すると、その軸芯部に配置されたギヤシャフト80が支軸82回りに同一回転速度で回転する。このため、ギヤシャフト80のスパーギヤ部80Aと噛み合っている減速ギヤホイール84が減速回転され、巻取ドラム部72のドラムシャフト88をその軸線回りに同一回転速度で回転させる。これにより、巻取ドラム102が一定方向へ回転される。
【0027】
巻取ドラム102がドラムシャフト88と共にに回転すると、当該巻取ドラム102の第1巻き取り溝104には第1ワイヤケーブル52が巻き取られていき、第2巻き取り溝106には第2ワイヤケーブル54が巻き取られていく。このため、第1ワイヤケーブル52は第1定滑車28及び第1動滑車34を介して吊り戸棚12の左側板部12A側を第1ガイドレール18に沿って上昇させていき、第2ワイヤケーブル54は第2定滑車30及び第2動滑車44を介して吊り戸棚12の右側板部12B側を第2ガイドレール20に沿って上昇させていく。その結果、吊り戸棚12は第1ガイドレール18及び第2ガイドレール20に沿って所定の高さまで上昇される。
【0028】
一方、駆動装置58のモータ部68を逆転駆動させると、前述した作動と反対の作動が行われ、巻取ドラム102から第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54が巻き戻される。これにより、吊り戸棚12は第1ガイドレール18及び第2ガイドレール20に沿って所定の高さまで下降される。このようにして吊り戸棚12の昇降動作が行われる。
【0029】
ここで、本実施形態では、第1ワイヤケーブル52を巻き取る第1巻き取り溝104と第2ワイヤケーブル54を巻き取る第2巻き取り溝106とを巻取ドラム102の外周部に軸方向に並設したので、第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54は軸方向にずれた状態で巻取ドラム102に巻き取られる(吊り戸棚12の下降時であれば、巻取ドラム102から巻き戻される)。これにより、本実施形態によれば、以下の作用・効果が得られる。すなわち、仮に第1ワイヤケーブルと第2ワイヤケーブルとが重合された状態で巻取ドラムに巻き取られたとすると、巻取ドラム102の回転量に対する第1ワイヤケーブル52の移動量と第2ワイヤケーブル54の移動量とが相互に異なる事態が生じる。しかし、本実施形態によれば、第1巻き取り溝104と第2巻き取り溝106とが巻取ドラム102の外周部に軸方向に並列的に形成されているため、そのような事態は生じない。
【0030】
また、本実施形態では、第1ワイヤケーブル52を巻き取る第1巻き取り溝104は左巻きに形成されており、又第2ワイヤケーブル54を巻き取る第2巻き取り溝106はこれとは逆向きである右巻きに形成されているため、以下の作用・効果が得られる。すなわち、本実施形態の場合、巻取ドラム102がその軸線回りに回転すると、第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54はいずれも巻取ドラム102に同時に巻き取られるか又は巻取ドラム102から同時に巻き戻されるかのどちらかになる。つまり、本実施形態の場合、巻取ドラム102が回転した際に、第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54のいずれか一方が巻き取られて、いずれか他方が巻き戻されるといったことは生じない。
【0031】
これらのことから、本実施形態によれば、巻取ドラム102が回転すると、第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54は、いずれも同一の長さだけ巻き取り方向(即ち、吊り戸棚12の上昇方向)又は巻き戻し方向(即ち、吊り戸棚12の下降方向)へ移動することになる。従って、本実施形態によれば、第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54の長さの観点から、昇降時に吊り戸棚12が傾くのを極力抑えることができる。
【0032】
さらに、本実施形態によれば、吊り戸棚12の左側板部12A側の支持用として第1動滑車34を配設し、右側板部12B側の支持用として第2動滑車44を配設し、即ち動滑車を利用して吊り戸棚12を昇降させる構成にしたので、吊り戸棚12を昇降させる際の昇降荷重が半分になるだけでなく、第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54に作用する張力がそれぞれに均一化される。図2に示された第1ワイヤケーブル52を例にして説明すると、吊り戸棚12の左側板部12A側は第1動滑車34に巻き掛けられた第1ワイヤケーブル52の巻き取り又は巻き戻し動作によって昇降されることになるが、この際に、第1ワイヤケーブル52の第1動滑車34での折り返し前の前側部分52’と折り返し後の後側部分52”とでは同じ張力が作用する。つまり、前側部分52’と後側部分52”とで異なった張力が作用するといった事態は生じない。よって、第1ワイヤケーブル52の前側部分52’の長さと後側部分52”の長さは常に同一となる。従って、本実施形態によれば、第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54の張力の観点から、昇降時に吊り戸棚12が傾くのを極力抑えることができる。
【0033】
この点について更に補足すると、例えば、吊り戸棚12の左側板部12A側を第1動滑車34を使用せずに2本のワイヤケーブルで吊り下げたとすると、いずれか一方のワイヤケーブルに作用する張力がいずれか他方のワイヤケーブルに作用する張力よりも大きくなることがある。この場合、張力が大きい方のワイヤケーブルには長期間の使用等により伸びが生じ、2本のワイヤケーブルの長さが異なってしまい、吊り戸棚12に傾きが生じるおそれがある。しかし、本実施形態によれば、第1動滑車34及び第2動滑車44を使用して、これらに第1ワイヤケーブル52及び第2ワイヤケーブル54を巻き掛けて吊り戸棚12を支持するため、張力のアンバランスに起因した吊り戸棚12の傾きは生じない。
【0034】
また、本実施形態では、フレーム22に長孔60を形成し、フレーム22に対する駆動装置58の取付位置をフレーム22の長手方向に沿って長孔60のストロークの範囲内で変更可能としたので、家具昇降装置10の組付時(施工時)に吊り戸棚12の水平度を簡単に調整することができる。その結果、従来方式では4本のワイヤケーブルの長さ調節作業にかなりの作業時間を要したが、本実施形態によれば、その作業時間を大幅に短縮することができる。
【0035】
〔第2実施形態〕
次に、図8及び図9を用いて、本発明に係る家具昇降装置の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分には、同一番号を付してその説明を省略する。
【0036】
図8には本実施形態に係る家具昇降装置120が「被昇降家具」としての吊り戸棚122に組付けられた状態が示されており、又図9には当該家具昇降装置120の全体構成が拡大した状態で示されている。
【0037】
これらの図に示されるように、本実施形態に係る家具昇降装置120は、横幅が長い吊り戸棚122に対して適用される。逆に言えば、本実施形態に係る家具昇降装置120は、このような吊り戸棚122に対して好適な装置といえる。
【0038】
吊り戸棚122の左側板部124及び右側板部126は、吊り戸棚本体128の側板部130よりもワンサイズ大きく設定されている。このため、左側板部124及び右側板部126は吊り戸棚本体128の天板132よりも上方側へ若干突出されており、これらの左側板部124及び右側板部126の突出部分の前側を覆うかたちで狭幅の前板134が吊り戸棚本体128の上縁に取り付けられている。また、左側板部124及び右側板部126は、吊り戸棚122の背板よりも後方側へ若干突出されている。
【0039】
上述した吊り戸棚122の背面側の両サイドには、アングル状の第1ガイドレール136及び第2ガイドレール138が平行に配設されている。第1ガイドレール136及び第2ガイドレール138の垂直部136A、138Aの外側には、コ字形断面の長尺状のガイド140、142がそれぞれ固着されている。これに対応して、吊り戸棚122の左側板部124の後端側及び右側板部126の後端側には、ガイド140、142に挿嵌される複数のガイドローラ144、146が軸支されている。
【0040】
また、上述した吊り戸棚122の天板132上の中央部には、合計2個の第1駆動装置148及び第2駆動装置150が配設されている。なお、駆動装置を2個使用するのは、吊り戸棚122が前述した第1実施形態の吊り戸棚12よりも大きく重量があるため、より大きな駆動力が必要になるからである。また、これらの第1駆動装置148及び第2駆動装置150は固定金具152、154を介して天板132に固定されているが、この固定金具152、154のボルト挿通孔は長孔156、158とされており、第1駆動装置148及び第2駆動装置150の取付位置を天板132の長手方向へずらして調整できるようになっている。なお、長孔156、158は必ずしも固定金具152、154に形成する必要はなく、天板132側に形成してもよい。
【0041】
また、吊り戸棚122の左側板部124の上縁部の内側には、長尺状の第1ロア支持体160が配設されている。この第1ロア支持体160の中間部には、一対の第1ロアセンタ動滑車162が支持体に直交した状態で軸支されている。さらに、第1ロア支持体160の両端部には、一対の第1ロアサイドガイド164が支持体に沿った状態で配設されている。従って、第1ロアセンタ動滑車162と第1ロアサイドガイド164とは軸方向が互いに直交している。
【0042】
これに対応して、第1ロア支持体160の上方には、長尺状の第1アッパ支持体166が配設されている。この第1アッパ支持体166は、第1ガイドレール136の水平部136Bに挿嵌されるようになっている。さらに、第1アッパ支持体166には、第1ロアセンタ動滑車162及び第1ロアサイドガイド164と対向する4個の第1アッパセンタ定滑車168及び第1アッパサイド定滑車169が軸支されている。
【0043】
同様に、吊り戸棚122の右側板部126の上縁部の内側には、長尺状の第2ロア支持体170が配設されている。この第2ロア支持体170の中間部には、一対の第2ロアセンタ動滑車172が支持体に直交した状態で軸支されている。さらに、第2ロア支持体170の両端部には、一対の第2ロアサイドガイド174が支持体に沿った状態で配設されている。従って、第2ロアセンタ動滑車172と第2ロアサイドガイド174とは軸方向が互いに直交している。
【0044】
これに対応して、第2ロア支持体170の上方には、長尺状の第2アッパ支持体176が配設されている。この第2アッパ支持体176は、第2ガイドレール138の水平部138Bに挿嵌されるようになっている。さらに、第2アッパ支持体176には、第2ロアセンタ動滑車172及び第2ロアサイドガイド174と対向する4個の第2アッパセンタ定滑車178及び第2アッパサイド定滑車179が軸支されている。
【0045】
上述した第1駆動装置148から引き出された第1ワイヤケーブル180は、奥側の第1ロアセンタ動滑車162、その直上の第1アッパセンタ定滑車168、その奥側の第1アッパサイド定滑車169、奥側の第1ロアサイドガイド164、手前側の第1ロアサイドガイド164、その直上の第1アッパサイド定滑車169、その奥側の第1アッパセンタ定滑車168、その直下の第1ロアセンタ動滑車162をこの順(矢印イ〜矢印トの順)に経由して第2駆動装置150に連結されている。なお、第2ワイヤケーブル182も、第1ワイヤケーブル180と同様の経路で巻き掛けられている。
【0046】
なお補足すると、前述した第1実施形態において図4〜図7を用いて説明した駆動装置58は、図1及び図2に図示された駆動装置58と外観において相違しており、本実施形態の図8に示された第1駆動装置148、第2駆動装置150と外観において整合するが、これは第1実施形態の図1及び図2では駆動装置58を簡略的に図示したことによる。
【0047】
上記構成によれば、吊り戸棚122を下降させる場合には、第1駆動装置148のモータ部184及び第2駆動装置150のモータ部186がそれぞれ逆転駆動される。各モータ部184、186が逆転駆動されると、第1駆動装置148の巻取ドラム部188及び第2駆動装置150の巻取ドラム部190から第1ワイヤケーブル180及び第2ワイヤケーブル182がそれぞれ所定量巻き戻される。これにより、第1駆動装置148から第2駆動装置150までの第1ワイヤケーブル180及び第2ワイヤケーブル182の長さが最初の状態よりもそれぞれ長くなる。そして、巻き戻された第1ワイヤケーブル180及び第2ワイヤケーブル182の長さだけ、第1ロア支持体160と第1アッパ支持体166との距離並びに第2ロア支持体170と第2アッパ支持体176との距離が長くなり、その距離だけ吊り戸棚122が下降される。なお、第1ワイヤケーブル180及び第2ワイヤケーブル182には吊り戸棚122の自重が常に加わっているので、吊り戸棚122の昇降時に第1ワイヤケーブル180及び第2ワイヤケーブル182が弛むことはない。
【0048】
一方、吊り戸棚122を上昇させる場合は、第1駆動装置148のモータ部184及び第2駆動装置150のモータ部186が正転駆動されることにより、前述した場合と逆の作動が行われ、第1ワイヤケーブル180及び第2ワイヤケーブル182が巻取ドラム部188及び巻取ドラム部190に巻き取られていく。
【0049】
このように本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様構成の第1駆動装置148及び第2駆動装置150を使用し、かつ複数の動滑車(一対の第1ロアセンタ動滑車162並びに一対の第2ロアセンタ動滑車172)で吊り戸棚122を支持するように構成したので、第1実施形態と同様に、昇降時の第1ワイヤケーブル180及び第2ワイヤケーブル182の長さ及び張力を均一にすることができ、その結果、昇降時に吊り戸棚122が傾くのを極力抑えることができる。
【0050】
また、本実施形態においても、固定金具152、154に長孔156、158を形成した結果、第1駆動装置148及び第2駆動装置150の取付位置を天板132の長手方向に沿って調整することができるので、家具昇降装置120の組付時(施工時)に吊り戸棚122の水平度を簡単に調整することができる。
【0051】
さらに、本実施形態では、第1駆動装置148と第2駆動装置150とで吊り戸棚122を昇降させるため、第1駆動装置148及び第2駆動装置150の双方で要求される駆動力を分担することができる。
【0052】
なお、上記構成における第1ロアサイドガイド164及び第2ロアサイドガイド174に替えて、この部分にも動滑車を使用してもよい。
【0053】
また、上述した各実施形態では、吊り戸棚12、122を昇降対象としたが、これに限らず、種々の家具類に対して本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る家具昇降装置の組付状態を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示される家具昇降装置の分解斜視図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1に示される駆動装置の正面図である。
【図5】図4に示される駆動装置の側面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】図6に示される巻取ドラムの単品図である。
【図8】第2実施形態に係る家具昇降装置の組付状態を示す全体斜視図である。
【図9】図8から家具昇降装置のみを抽出して示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 家具昇降装置
12 吊り戸棚(被昇降家具)
12A 左側板部(第1側板部)
12B 右側板部(第2側板部)
28 第1定滑車
30 第2定滑車
34 第1動滑車
44 第2動滑車
52 第1ワイヤケーブル
54 第2ワイヤケーブル
56 固定金具(調整手段)
60 長孔(調整手段)
64 取付ボルト(調整手段)
66 ナット(調整手段)
68 モータ部
100 ドラム収容部
102 巻取ドラム
104 第1巻き取り溝
106 第2巻き取り溝
120 家具昇降装置
122 吊り戸棚(被昇降家具)
124 左側板部(第1側板部)
126 右側板部(第2側板部)
152 固定金具(調整手段)
154 固定金具(調整手段)
156 長孔(調整手段)
158 長孔(調整手段)
162 第1ロアセンタ動滑車
168 第1アッパセンタ定滑車
169 第1アッパサイド定滑車
172 第2ロアセンタ動滑車
178 第2アッパセンタ定滑車
179 第2アッパサイド定滑車
180 第1ワイヤケーブル
182 第2ワイヤケーブル
184 モータ部
186 モータ部

Claims (2)

  1. 被昇降家具の第1側板部側の支持用として配設された第1動滑車と、
    被昇降家具の第2側板部側の支持用として配設された第2動滑車と、
    第1動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第1定滑車と、
    第2動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第2定滑車と、
    第1動滑車及び第1定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第1ワイヤケーブルと、
    第2動滑車及び第2定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第2ワイヤケーブルと、
    モータと同軸上に隣接して配置され、当該モータの駆動力を受けて軸線回りに回転することにより第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルを軸方向にずれた状態でかつ巻取方向が相互に逆方向となるように同時に巻取る巻取ドラムと、
    巻取ドラムの取付位置を被昇降家具の天板部の長手方向に沿って変更するための調整手段と、
    を有し、
    前記巻取ドラムは円筒形状に形成されたドラム収容部内に回転自在に収容されていると共に、当該ドラム収容部内に当該巻取ドラムが収容された状態では、ドラム収容部の内周面が巻取ドラムの外周部に形成された前記第1巻き取り溝及び前記第2巻き取り溝の山との間に殆ど隙間がない状態で配置されている、
    ことを特徴とする家具昇降装置。
  2. 被昇降家具の第1側板部側の支持用として配設された第1動滑車と、
    被昇降家具の第2側板部側の支持用として配設された第2動滑車と、
    第1動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第1定滑車と、
    第2動滑車に対応して被昇降家具の昇降経路付近の所定の位置に配設された第2定滑車と、
    第1動滑車及び第1定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第1ワイヤケーブルと、
    第2動滑車及び第2定滑車にそれぞれ巻き掛けられた第2ワイヤケーブルと、
    外周部に第1ワイヤケーブル巻き付け用の螺旋状の第1巻き取り溝と第2ワイヤケーブル巻き付け用の螺旋状の第2巻き取り溝とが軸方向に並列して形成され、モータの駆動力を受けて軸線回りに回転することにより第1ワイヤケーブル及び第2ワイヤケーブルを軸方向にずれた状態でかつ巻取方向が相互に逆方向となるように同時に巻取る巻取ドラムと、
    を有し、
    前記巻取ドラムは円筒形状に形成されたドラム収容部内に回転自在に収容されていると共に、当該ドラム収容部内に当該巻取ドラムが収容された状態では、ドラム収容部の内周面が巻取ドラムの外周部に形成された前記第1巻き取り溝及び前記第2巻き取り溝の山との間に殆ど隙間がない状態で配置されている、
    ことを特徴とする家具昇降装置。
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