JP2000229800A - 昇降キャビネット - Google Patents
昇降キャビネットInfo
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- JP2000229800A JP2000229800A JP11033071A JP3307199A JP2000229800A JP 2000229800 A JP2000229800 A JP 2000229800A JP 11033071 A JP11033071 A JP 11033071A JP 3307199 A JP3307199 A JP 3307199A JP 2000229800 A JP2000229800 A JP 2000229800A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケースが吊持されている状態において、この
ケースの水平調整をでき、且つ、調整後の状態を維持で
きるようにすること。 【解決手段】 下部開放型の本体部11と、この本体部
11内に連結部材13を介して吊持されるケース12
と、このケース12の上部に設けられるとともに、連結
部材13に掛け回されるガイド部材14と、ケースを昇
降させる駆動装置20とにより構成されている。ケース
12が吊持されている状態において、ケース12を遊動
させることにより、すなわち、ガイド部材14に対して
連結部材13を相対移動させることにより、ケース12
の水平調整を行った後に相互に固定ができるようになっ
ている。
ケースの水平調整をでき、且つ、調整後の状態を維持で
きるようにすること。 【解決手段】 下部開放型の本体部11と、この本体部
11内に連結部材13を介して吊持されるケース12
と、このケース12の上部に設けられるとともに、連結
部材13に掛け回されるガイド部材14と、ケースを昇
降させる駆動装置20とにより構成されている。ケース
12が吊持されている状態において、ケース12を遊動
させることにより、すなわち、ガイド部材14に対して
連結部材13を相対移動させることにより、ケース12
の水平調整を行った後に相互に固定ができるようになっ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇降キャビネットに係
り、更に詳しくは、ケースを吊り下げる連結部材を巻き
取り及び繰り出すことにより、ケースを上下方向に昇降
させることができる昇降キャビネットに関する。
り、更に詳しくは、ケースを吊り下げる連結部材を巻き
取り及び繰り出すことにより、ケースを上下方向に昇降
させることができる昇降キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、システムキッチンに
装備される食器乾燥機に見られるように、ケースが上下
方向に昇降可能な昇降キャビネットが知られている。こ
の種の昇降キャビネットとしては、例えば、図4に示さ
れるタイプのものが知られている。このタイプの昇降キ
ャビネット50は、下部開放型の本体部51と、この本
体部51内で一対の帯状部材52,53を介して吊り下
げられるケース54と、このケース54を上下方向に昇
降させる駆動装置60と、前記本体部51内に配置され
るとともに、前記帯状部材52,53が掛け回される一
対の滑車部材56,57とを備えて構成されている。
装備される食器乾燥機に見られるように、ケースが上下
方向に昇降可能な昇降キャビネットが知られている。こ
の種の昇降キャビネットとしては、例えば、図4に示さ
れるタイプのものが知られている。このタイプの昇降キ
ャビネット50は、下部開放型の本体部51と、この本
体部51内で一対の帯状部材52,53を介して吊り下
げられるケース54と、このケース54を上下方向に昇
降させる駆動装置60と、前記本体部51内に配置され
るとともに、前記帯状部材52,53が掛け回される一
対の滑車部材56,57とを備えて構成されている。
【0003】前記駆動装置60は、帯状部材52,53
の各一端側を巻き取り及び繰り出し可能な一対の巻取繰
出部材61,62と、これら巻取繰出部材61,62を
回転させるよう図示しないモータの出力軸に固定された
回転部63とを備えて構成されている。また、帯状部材
52,53の他端側はケース54の上面に固定されてお
り、帯状部材52,53が前記巻取繰出部材61,62
に巻き取り及び繰り出しされることにより、ケース54
を上昇及び下降させることができる。
の各一端側を巻き取り及び繰り出し可能な一対の巻取繰
出部材61,62と、これら巻取繰出部材61,62を
回転させるよう図示しないモータの出力軸に固定された
回転部63とを備えて構成されている。また、帯状部材
52,53の他端側はケース54の上面に固定されてお
り、帯状部材52,53が前記巻取繰出部材61,62
に巻き取り及び繰り出しされることにより、ケース54
を上昇及び下降させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな昇降キャビネット50にあっては、一方の帯状部材
52と他方の帯状部材53との長さが違う場合、ケース
54が水平方向において傾倒した状態で吊持されること
となるため、それぞれの帯状部材52,53を常に同じ
長さにするための管理や調整が不可避的に要求されると
いう不都合を生じる。また、昇降キャビネット50を天
井等に据え付けてから、意に反してケース54が傾倒し
た時に、帯状部材52,53の両端が固定されているた
め、このケースの水平調整作業が極めて困難になるとい
う不都合も招来する。
うな昇降キャビネット50にあっては、一方の帯状部材
52と他方の帯状部材53との長さが違う場合、ケース
54が水平方向において傾倒した状態で吊持されること
となるため、それぞれの帯状部材52,53を常に同じ
長さにするための管理や調整が不可避的に要求されると
いう不都合を生じる。また、昇降キャビネット50を天
井等に据え付けてから、意に反してケース54が傾倒し
た時に、帯状部材52,53の両端が固定されているた
め、このケースの水平調整作業が極めて困難になるとい
う不都合も招来する。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、ケースの水平調整
を容易に行うことができ、且つ、調整後の状態を安定し
て維持できる昇降キャビネットを提供することにある。
案出されたものであり、その目的は、ケースの水平調整
を容易に行うことができ、且つ、調整後の状態を安定し
て維持できる昇降キャビネットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、下部開放型の本体部と、この本体部内に
配置されるとともに紐状若しくは帯状の連結部材を介し
て吊持されるケースと、このケースの上部位置に設けら
れるとともに、前記連結部材を掛け回し可能に案内する
一対のガイド部材と、前記連結部材の巻き取り及び繰り
出しによって、前記ケースを上下方向に昇降させる駆動
装置とを備えた昇降キャビネットにおいて、前記駆動装
置は、前記連結部材の一端側を巻き取り及び繰り出し可
能な第1の巻取繰出部材と、前記連結部材の他端側を巻
き取り及び繰り出し可能な第2の巻取繰出部材とを含
み、前記ガイド部材と当該ガイド部材に接する連結部材
は、ケースの水平調整を行った後に相互に固定される、
という構成を採っている。このようにすれば、連結部材
の長さを厳密に調整することなく、ケースを水平状態に
維持することが可能となる。また、ケースが吊持された
状態で水平調整を行うことが可能となることにより、昇
降キャビネットの据え付け時において多少のずれがあっ
ても、これを許容することができ、ひいては、施工時の
作業性を有効に改善することができる。
め、本発明は、下部開放型の本体部と、この本体部内に
配置されるとともに紐状若しくは帯状の連結部材を介し
て吊持されるケースと、このケースの上部位置に設けら
れるとともに、前記連結部材を掛け回し可能に案内する
一対のガイド部材と、前記連結部材の巻き取り及び繰り
出しによって、前記ケースを上下方向に昇降させる駆動
装置とを備えた昇降キャビネットにおいて、前記駆動装
置は、前記連結部材の一端側を巻き取り及び繰り出し可
能な第1の巻取繰出部材と、前記連結部材の他端側を巻
き取り及び繰り出し可能な第2の巻取繰出部材とを含
み、前記ガイド部材と当該ガイド部材に接する連結部材
は、ケースの水平調整を行った後に相互に固定される、
という構成を採っている。このようにすれば、連結部材
の長さを厳密に調整することなく、ケースを水平状態に
維持することが可能となる。また、ケースが吊持された
状態で水平調整を行うことが可能となることにより、昇
降キャビネットの据え付け時において多少のずれがあっ
ても、これを許容することができ、ひいては、施工時の
作業性を有効に改善することができる。
【0007】また、本発明は、下部開放型の本体部と、
この本体部内に配置されるとともに紐状若しくは帯状の
連結部材を介して吊持されるケースと、このケースの上
部位置に設けられるとともに、前記連結部材を掛け回し
可能に案内する一対のガイド部材と、このガイド部材の
上方位置で前記連結部材が掛け回される一対のローラ
と、前記連結部材の巻き取り及び繰り出しによって、前
記ケースを上下方向に昇降させる駆動装置とを備えた昇
降キャビネットにおいて、前記駆動装置は、前記連結部
材の一端側を巻き取り及び繰り出し可能な第1の巻取繰
出部材と、前記連結部材の他端側を巻き取り及び繰り出
し可能な第2の巻取繰出部材とを含み、前記ローラと当
該ローラに接する連結部材は、ケースの水平調整を行っ
た後に相互に固定されるという構成も採用され、これに
よっても前述と同様の目的達成を図ったものである。ま
た、この構成では、駆動装置の動力を変えることなく、
ケースを昇降させる力を増大させることができるため、
駆動装置のコスト低減を図ることが可能となる一方,大
型の昇降キャビネットとした場合に特に有益となる。
この本体部内に配置されるとともに紐状若しくは帯状の
連結部材を介して吊持されるケースと、このケースの上
部位置に設けられるとともに、前記連結部材を掛け回し
可能に案内する一対のガイド部材と、このガイド部材の
上方位置で前記連結部材が掛け回される一対のローラ
と、前記連結部材の巻き取り及び繰り出しによって、前
記ケースを上下方向に昇降させる駆動装置とを備えた昇
降キャビネットにおいて、前記駆動装置は、前記連結部
材の一端側を巻き取り及び繰り出し可能な第1の巻取繰
出部材と、前記連結部材の他端側を巻き取り及び繰り出
し可能な第2の巻取繰出部材とを含み、前記ローラと当
該ローラに接する連結部材は、ケースの水平調整を行っ
た後に相互に固定されるという構成も採用され、これに
よっても前述と同様の目的達成を図ったものである。ま
た、この構成では、駆動装置の動力を変えることなく、
ケースを昇降させる力を増大させることができるため、
駆動装置のコスト低減を図ることが可能となる一方,大
型の昇降キャビネットとした場合に特に有益となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、前記駆動装置と
前記ガイド部材との間には、滑車部材が配置され、この
滑車部材とガイド部材との間に延びる前記連結部材を略
鉛直姿勢に保つ、という構成とすることが好ましい。こ
のようにすれば、駆動装置における連結部材を巻き取り
及び繰り出しする動力を効率良く昇降力にすることが可
能となるとともに、連結部材の巻き取り及び繰り出し作
業を円滑に行うことができる。
前記ガイド部材との間には、滑車部材が配置され、この
滑車部材とガイド部材との間に延びる前記連結部材を略
鉛直姿勢に保つ、という構成とすることが好ましい。こ
のようにすれば、駆動装置における連結部材を巻き取り
及び繰り出しする動力を効率良く昇降力にすることが可
能となるとともに、連結部材の巻き取り及び繰り出し作
業を円滑に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0010】図1には、第1の実施例に係る昇降キャビ
ネットを示す概略斜視図が示され、図2には、同昇降キ
ャビネットの部分概略断面図が示されている。これらの
図において、昇降キャビネット10は、天井若しくは壁
面上部に固定される本体部11と、この本体部11に対
して昇降可能に設けられるケース12と、このケース1
2を吊持する連結部材としての帯状の一本のベルト13
と、前記ケース12の上部に配置されたガイド部材とし
てのローラ14,14と、ベルト13の巻き取り及び繰
り出し力を付与する駆動装置20とを備えて構成されて
いる。
ネットを示す概略斜視図が示され、図2には、同昇降キ
ャビネットの部分概略断面図が示されている。これらの
図において、昇降キャビネット10は、天井若しくは壁
面上部に固定される本体部11と、この本体部11に対
して昇降可能に設けられるケース12と、このケース1
2を吊持する連結部材としての帯状の一本のベルト13
と、前記ケース12の上部に配置されたガイド部材とし
てのローラ14,14と、ベルト13の巻き取り及び繰
り出し力を付与する駆動装置20とを備えて構成されて
いる。
【0011】前記本体部11は、平面視略方形の天板1
1Aと、この天板11Aの左右両端に垂下された一対の
側板11B,11Bと、前記天板11A及び側板11B
の後端に設けられた背面板11Cと、前端に設けられた
正面板11Dとを備えた下部開放型に形成されている。
ここで、正面板11Dは、下方が開放側となるコ字状に
切り欠かれており、このコ字状の空間を埋めるように扉
16が配置されている。扉16は、特に限定されるもの
でないが、本実施例では、透光性を有する耐熱樹脂プレ
ート又はガラス板を用いて構成されて内部状態が外側よ
り視認可能となっている。この扉16は、正面板11D
との間に配置されたヒンジ17を介して連結されるとと
もに、下端を自由端として前後方向に回転可能となり、
これにより、ケース12へのアクセスが可能となってい
る。
1Aと、この天板11Aの左右両端に垂下された一対の
側板11B,11Bと、前記天板11A及び側板11B
の後端に設けられた背面板11Cと、前端に設けられた
正面板11Dとを備えた下部開放型に形成されている。
ここで、正面板11Dは、下方が開放側となるコ字状に
切り欠かれており、このコ字状の空間を埋めるように扉
16が配置されている。扉16は、特に限定されるもの
でないが、本実施例では、透光性を有する耐熱樹脂プレ
ート又はガラス板を用いて構成されて内部状態が外側よ
り視認可能となっている。この扉16は、正面板11D
との間に配置されたヒンジ17を介して連結されるとと
もに、下端を自由端として前後方向に回転可能となり、
これにより、ケース12へのアクセスが可能となってい
る。
【0012】前記ケース12は、前記本体部11の内側
空間内に配置されるとともに、本体部11の下部におい
て上下方向に昇降可能に設けられている。ケース12
は、正面側が開放型となる箱状に設けられており、内側
天板12A及び底板12Bと、これら内側天板12A及
び底板12Bの左右両端に配置された内側側板12C,
12Cと、後端に配置された内側背面板12Dとを備え
て構成されている。ここで、内側底板12Bにおける手
前側の端面部分には、スイッチ18が設けられており、
これにより、前記駆動装置20に駆動指令信号を出力し
て、駆動装置20を制御することができるようになって
いる。また、前記本体部11及びケース12の間には、
ケース12の昇降を上下方向に直線的に案内するガイド
機構30が設けられている。
空間内に配置されるとともに、本体部11の下部におい
て上下方向に昇降可能に設けられている。ケース12
は、正面側が開放型となる箱状に設けられており、内側
天板12A及び底板12Bと、これら内側天板12A及
び底板12Bの左右両端に配置された内側側板12C,
12Cと、後端に配置された内側背面板12Dとを備え
て構成されている。ここで、内側底板12Bにおける手
前側の端面部分には、スイッチ18が設けられており、
これにより、前記駆動装置20に駆動指令信号を出力し
て、駆動装置20を制御することができるようになって
いる。また、前記本体部11及びケース12の間には、
ケース12の昇降を上下方向に直線的に案内するガイド
機構30が設けられている。
【0013】前記ガイド機構30は、本体部11におけ
る側板11Bの相対内面中央部を上下方向に延出するガ
イドレ−ル31と、ケース12の内側側板12C,12
Cの外側面上部位置に設けられてガイドレール31と相
対移動可能に設けられた外向き凹状部材32とにより構
成されている。
る側板11Bの相対内面中央部を上下方向に延出するガ
イドレ−ル31と、ケース12の内側側板12C,12
Cの外側面上部位置に設けられてガイドレール31と相
対移動可能に設けられた外向き凹状部材32とにより構
成されている。
【0014】前記ベルト13は、特に限定されるもので
はないが、本実施例では、引張荷重により伸長すること
なく、経年変化しない材質を用いて構成されている。こ
のベルト13は、前記ローラ14,14に掛け回された
状態で、その両端側が前記駆動装置20に連結されてい
る。
はないが、本実施例では、引張荷重により伸長すること
なく、経年変化しない材質を用いて構成されている。こ
のベルト13は、前記ローラ14,14に掛け回された
状態で、その両端側が前記駆動装置20に連結されてい
る。
【0015】前記ローラ14,14は、前記ケース12
の内側天板12Aの前後方向中央領域において左右一対
の関係をなす位置に設けられている。このローラ14
は、前記内側天板12Aに固定されるコ字型の支持部材
15を介して回転可能に支持されている。
の内側天板12Aの前後方向中央領域において左右一対
の関係をなす位置に設けられている。このローラ14
は、前記内側天板12Aに固定されるコ字型の支持部材
15を介して回転可能に支持されている。
【0016】前記駆動装置20は、前記天板11Aの裏
面側に設けられたモータ収納ボックス21を介して配置
されている。この駆動装置20は、DCモータ22と、
このDCモータ22の出力軸23に固定された主動歯車
24と、この主動歯車24に係合して相互に反転方向に
回転可能な従動歯車25,26と、これら従動歯車2
5,26の回転軸に固定された巻取繰出部材としての第
1のプーリ27及び第2のプーリ28とを備えて構成さ
れている。ここで、前記ベルト13の図2中左側を回行
する一端側は、第1のプーリ27に固定されるととも
に、同図中右側を回行する他端側は、第2のプーリ28
に固定されており、主動歯車24を回転させることによ
り、同時に同じ長さのベルト13を巻き取り及び繰り出
しすることを可能としている。また、前記収納ボックス
21の前端面側には、滑車部材41,41が配置されて
いる。
面側に設けられたモータ収納ボックス21を介して配置
されている。この駆動装置20は、DCモータ22と、
このDCモータ22の出力軸23に固定された主動歯車
24と、この主動歯車24に係合して相互に反転方向に
回転可能な従動歯車25,26と、これら従動歯車2
5,26の回転軸に固定された巻取繰出部材としての第
1のプーリ27及び第2のプーリ28とを備えて構成さ
れている。ここで、前記ベルト13の図2中左側を回行
する一端側は、第1のプーリ27に固定されるととも
に、同図中右側を回行する他端側は、第2のプーリ28
に固定されており、主動歯車24を回転させることによ
り、同時に同じ長さのベルト13を巻き取り及び繰り出
しすることを可能としている。また、前記収納ボックス
21の前端面側には、滑車部材41,41が配置されて
いる。
【0017】前記滑車部材41,41は、前記ローラ1
4,14の上方位置に配置されている。これら滑車部材
41,41は、前記駆動装置20と前記ローラ14との
間のベルト13が掛け回されるとともに、滑車部材41
とローラ14との間に延びるベルト13を略鉛直姿勢に
保つように設けられている。これにより、駆動装置20
の位置とローラ14との位置が同一の鉛直線上になくと
も、ベルト13のスムースなる回行を許容してケース1
2を上下に昇降させることができる。
4,14の上方位置に配置されている。これら滑車部材
41,41は、前記駆動装置20と前記ローラ14との
間のベルト13が掛け回されるとともに、滑車部材41
とローラ14との間に延びるベルト13を略鉛直姿勢に
保つように設けられている。これにより、駆動装置20
の位置とローラ14との位置が同一の鉛直線上になくと
も、ベルト13のスムースなる回行を許容してケース1
2を上下に昇降させることができる。
【0018】本実施例における昇降キャビネット10
は、ケース12が水平方向において傾倒した状態で吊り
下げられた場合でも、図1に示されるように、駆動装置
20を非駆動状態としたときに、ローラ14,14に対
してベルト13を滑らせることにより、つまり、ケース
12における底部12Bの左右二箇所を下方より選択的
に押し上げることにより、ケース12の水平方向の調整
が容易に可能となる。そして、この水平調整が終了した
後に,前記ローラ14と、当該ローラ14の外周面に接
触しているベルト13部分とを固定することで、以後の
水平位置ずれが確実に防止されることとなる。この際、
ケース12の水平調整は、ベルト13やローラ14等の
調整をすることなく、ケース12のみを遊動させること
によって難なく行うことができる。
は、ケース12が水平方向において傾倒した状態で吊り
下げられた場合でも、図1に示されるように、駆動装置
20を非駆動状態としたときに、ローラ14,14に対
してベルト13を滑らせることにより、つまり、ケース
12における底部12Bの左右二箇所を下方より選択的
に押し上げることにより、ケース12の水平方向の調整
が容易に可能となる。そして、この水平調整が終了した
後に,前記ローラ14と、当該ローラ14の外周面に接
触しているベルト13部分とを固定することで、以後の
水平位置ずれが確実に防止されることとなる。この際、
ケース12の水平調整は、ベルト13やローラ14等の
調整をすることなく、ケース12のみを遊動させること
によって難なく行うことができる。
【0019】次に、本発明の第2の実施例を図3を参照
しながら説明する。なお、以下の説明において、前記第
1の実施例と同一若しくは同等の構成部分については同
一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にす
る。
しながら説明する。なお、以下の説明において、前記第
1の実施例と同一若しくは同等の構成部分については同
一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にす
る。
【0020】第2の実施例は、第1の実施例で示された
昇降キャビネット10に、ローラ45,45を更に設け
たところに特徴を有する。このローラ45,45は、収
納ボックス21の前端面側において、ローラ14,14
の上方位置に配置されるとともに、ローラ14,14間
のベルト13を掛け回すように設けられている。この昇
降キャビネット10において、ローラ45,45に対し
てベルト13を滑らせることにより、吊り下げられたケ
ース12の水平調整が可能に設けられている。そして、
この水平調整が完了した状態で、ローラ45とベルト1
3とが相互に固定される。
昇降キャビネット10に、ローラ45,45を更に設け
たところに特徴を有する。このローラ45,45は、収
納ボックス21の前端面側において、ローラ14,14
の上方位置に配置されるとともに、ローラ14,14間
のベルト13を掛け回すように設けられている。この昇
降キャビネット10において、ローラ45,45に対し
てベルト13を滑らせることにより、吊り下げられたケ
ース12の水平調整が可能に設けられている。そして、
この水平調整が完了した状態で、ローラ45とベルト1
3とが相互に固定される。
【0021】また、ローラ45,45を配置することに
より、ケース12を保持する箇所が、第1の実施例と比
較して、二箇所から四箇所になる。すなわち、第1の実
施例では,図2に示されるように、第1のプーリ27の
ベルト13を巻き取る力をFとすると、ケース12の片
側を上昇させる力もFとなり、第2のプーリ28におい
ても同様の力が発生するので、ケース12を上昇させる
力は、全体で2Fとなる。また、第2の実施例では、第
1のプーリ27において前記と同様に巻き取り力をFと
すると、図3に示されるように、ケース12の片側を上
昇させる力は2Fとなり、ケース12を上昇させる力
は、全体で4Fとなる。これにより、駆動装置20の動
力を変えなくても、ケース12の昇降力を増加させるこ
とができるため、前記駆動装置20に付与される負荷を
軽減することができるという効果を得る。
より、ケース12を保持する箇所が、第1の実施例と比
較して、二箇所から四箇所になる。すなわち、第1の実
施例では,図2に示されるように、第1のプーリ27の
ベルト13を巻き取る力をFとすると、ケース12の片
側を上昇させる力もFとなり、第2のプーリ28におい
ても同様の力が発生するので、ケース12を上昇させる
力は、全体で2Fとなる。また、第2の実施例では、第
1のプーリ27において前記と同様に巻き取り力をFと
すると、図3に示されるように、ケース12の片側を上
昇させる力は2Fとなり、ケース12を上昇させる力
は、全体で4Fとなる。これにより、駆動装置20の動
力を変えなくても、ケース12の昇降力を増加させるこ
とができるため、前記駆動装置20に付与される負荷を
軽減することができるという効果を得る。
【0022】なお、前記ベルト13は、本実施例で示さ
れるような、ケース12の上面中央領域において一本で
吊り下げるような構成に限られるものでなく、奥行方向
にベルト13を並べてケース12を吊持するような構成
としてもよく、少なくとも一本のベルト13を用いてい
ればよい。また、連結部材は、帯状のベルトを利用した
場合を説明したが、これに限定されるものではなく、例
えば,紐状のワイヤ等を利用してもよい。
れるような、ケース12の上面中央領域において一本で
吊り下げるような構成に限られるものでなく、奥行方向
にベルト13を並べてケース12を吊持するような構成
としてもよく、少なくとも一本のベルト13を用いてい
ればよい。また、連結部材は、帯状のベルトを利用した
場合を説明したが、これに限定されるものではなく、例
えば,紐状のワイヤ等を利用してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケースを吊り下げる連結部材の両端側を巻き取り及び繰
り出しして、ケースを昇降させるとともに、ケースは連
結部材に掛け回されるガイド部材を介して吊持される構
成としたから、ケースが吊り下げられている状態でも、
ケースだけを遊動させることにより、容易に水平調整を
行うことができる。また、ケースの水平調整作業をする
ため、従来のような連結部材の長さを調整するなどの面
倒な作業をする必要がなく、この点からも優れた効果を
得ることが可能となる。
ケースを吊り下げる連結部材の両端側を巻き取り及び繰
り出しして、ケースを昇降させるとともに、ケースは連
結部材に掛け回されるガイド部材を介して吊持される構
成としたから、ケースが吊り下げられている状態でも、
ケースだけを遊動させることにより、容易に水平調整を
行うことができる。また、ケースの水平調整作業をする
ため、従来のような連結部材の長さを調整するなどの面
倒な作業をする必要がなく、この点からも優れた効果を
得ることが可能となる。
【0024】また、連結部材に掛け回されるローラを更
に設けたため、駆動装置の連結部材を巻き取り及び繰り
出しする力を極めて軽減することができる。
に設けたため、駆動装置の連結部材を巻き取り及び繰り
出しする力を極めて軽減することができる。
【0025】更に、駆動装置とガイド部材との間には、
滑車部材が配置されるとともに、この滑車部材とガイド
部材との間に延びる連結部材を略鉛直姿勢としたから、
駆動装置の動力を有効にケースを昇降させる力に変える
ことができる。
滑車部材が配置されるとともに、この滑車部材とガイド
部材との間に延びる連結部材を略鉛直姿勢としたから、
駆動装置の動力を有効にケースを昇降させる力に変える
ことができる。
【図1】第1の実施例に係る昇降キャビネットが食器乾
燥機に適用された実施例を示す概略斜視図。
燥機に適用された実施例を示す概略斜視図。
【図2】前記昇降キャビネットの一部概略断面図。
【図3】第2の実施例に係る昇降キャビネットの一部概
略断面図。
略断面図。
【図4】従来の昇降キャビネットの一例を示す一部概略
断面図。
断面図。
10 昇降キャビネット 11 本体部 12 ケース 13 ベルト(連結部材) 14 ローラ(ガイド部材) 20 駆動装置 27 第1のプーリ(巻取繰出部材) 28 第2のプーリ(巻取繰出部材) 41 滑車部材 45 ローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 下部開放型の本体部と、この本体部内に
配置されるとともに紐状若しくは帯状の連結部材を介し
て吊持されるケースと、このケースの上部位置に設けら
れるとともに、前記連結部材を掛け回し可能に案内する
一対のガイド部材と、前記連結部材の巻き取り及び繰り
出しによって、前記ケースを上下方向に昇降させる駆動
装置とを備えた昇降キャビネットにおいて、 前記駆動装置は、前記連結部材の一端側を巻き取り及び
繰り出し可能な第1の巻取繰出部材と、前記連結部材の
他端側を巻き取り及び繰り出し可能な第2の巻取繰出部
材とを含み、 前記ガイド部材と当該ガイド部材に接する連結部材は、
ケースの水平調整を行った後に相互に固定されることを
特徴とする昇降キャビネット。 - 【請求項2】 下部開放型の本体部と、この本体部内に
配置されるとともに紐状若しくは帯状の連結部材を介し
て吊持されるケースと、このケースの上部位置に設けら
れるとともに、前記連結部材を掛け回し可能に案内する
一対のガイド部材と、このガイド部材の上方位置で前記
連結部材が掛け回される一対のローラと、前記連結部材
の巻き取り及び繰り出しによって、前記ケースを上下方
向に昇降させる駆動装置とを備えた昇降キャビネットに
おいて、 前記駆動装置は、前記連結部材の一端側を巻き取り及び
繰り出し可能な第1の巻取繰出部材と、前記連結部材の
他端側を巻き取り及び繰り出し可能な第2の巻取繰出部
材とを含み、 前記ローラと当該ローラに接する連結部材は、ケースの
水平調整を行った後に相互に固定されることを特徴とす
る昇降キャビネット。 - 【請求項3】 前記駆動装置と前記ガイド部材との間に
は、滑車部材が配置され、この滑車部材とガイド部材と
の間に延びる前記連結部材を略鉛直姿勢に保つことを特
徴とする請求項1又は2記載の昇降キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033071A JP2000229800A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 昇降キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033071A JP2000229800A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 昇降キャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229800A true JP2000229800A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12376503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11033071A Withdrawn JP2000229800A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 昇降キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000229800A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020037559A (ko) * | 2000-11-14 | 2002-05-22 | 최병옥 | 벽걸이용 장롱 |
KR102031222B1 (ko) * | 2019-04-27 | 2019-10-11 | (주)누마스타 | 초음파 식기세척기 |
CN117945302A (zh) * | 2024-03-26 | 2024-04-30 | 青岛海川建设集团有限公司 | 一种建筑材料运输用起重装置 |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP11033071A patent/JP2000229800A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020037559A (ko) * | 2000-11-14 | 2002-05-22 | 최병옥 | 벽걸이용 장롱 |
KR102031222B1 (ko) * | 2019-04-27 | 2019-10-11 | (주)누마스타 | 초음파 식기세척기 |
CN117945302A (zh) * | 2024-03-26 | 2024-04-30 | 青岛海川建设集团有限公司 | 一种建筑材料运输用起重装置 |
CN117945302B (zh) * | 2024-03-26 | 2024-06-07 | 青岛海川建设集团有限公司 | 一种建筑材料运输用起重装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060509 |