JP3880663B2 - 板材加工機のワークシュート装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、板材加工機械におけるワークもしくはスクラップ等の板材の搬送を行うシュート装置(ワークシュータ)に、また特にそのワークの搬送時のシュータ開時におけるワーク落下ミス時の処理手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、タレットパンチプレス、レーザ加工機、プラズマ熱切断加工機、もしくは、シャリングマシン等の最近の数値制御による自動式板材加工機械におけるワークもしくはスクラップ等(以下、単に“ワーク”と云う)の板材の搬送を行うワークシュート装置のワークシュータの開閉動作は、それぞれ動作プラグラムの雑コード(以下、“Mコード”と云う)により行っている。
【0003】
例えば、その一例として、数値制御式タレットパンチプレスにおいては、ワークシュータ開のMコードを読み込んで、ワークシュータ開時に、実際にワークが開か否かを例えば振動センサ(実公平7−30183号公報参照)等でチェックして、いわゆる“ワークドロップミス検出”を行い、ワークが落下しなかった場合は、このタレットパンチプレスの作動を一時停止させ、制御装置用のディスプレイ画面にこれに対するメッセージを表示するよう構成されている。
【0004】
この時、ワークが実際に落下すれば、次のワークシュータ閉のM−コードを読み込んでワークシュータが閉じるように作動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ワークの“ドロップミス検出”が有効で、かつワークシュータが開した時に、ワークが例えば他の物体への引掛かり等によって実際に落下せずに、機械が停止してしまうと、ライン仕様などの無人化自動運転の場合など、生産に大きな悪影響を及ぼすことになる。
【0006】
本発明は、以上のような局面にかんがみてなされたもので、プログラムによる無人化運転時において、ワークシュータ開時に、ワークが引掛かり等によって落下しなかった場合、カウンタで設定した回数までは、ワークシュータの開閉動作を繰返し、いわゆるリトライ(再試行)して、ワークの落下を促すことにより、これらのドロップミスにより機械が停止する確率を低減させることにより生産性への悪影響を緩和するための手段の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明においては、板材加工機におけるワークまたはスクラップ等の板材の搬送を行う板材加工機のワークシュート装置において、前記板材搬送の際のシュート開放時に板材落下検出手段で板材の落下を検出できなかった場合に、前記板材加工機械の運転を停止させずに所定の回数だけシュート開放を再度行い、前記板材落下検出手段が前記所定の回数内に板材の落下を検出した場合には、落下を検出した時点で、前記板材加工機械の運転を継続させ、前記板材落下検出手段が前記所定の回数内に板材の落下を検出しなかった場合には、前記板材加工機械の運転を停止させる制御プログラムを有することを特徴とする板材加工機のワークシュート装置、
を提供することにより、前記目的を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】
以上のような本発明構成により、一度のワークドロップミスにより機械が停止して生産性へ及ぼす悪影響を緩和することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、一実施例に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1に、本発明に係る板材加工機械のワークシュータの前記開閉リトライ手段の関連ブロック図を、また図2(a),(b)にワークシュータのそれぞれ開,閉Mコードの各動作シーケンスフローチャートを示す。
【0011】
(構成)
図1において、1は、シュータ開用ソレノイド、及びシュータのワーク落下センサを備えた一実施例の数値制御式タレットパンチプレス(機械)、3はその制御プログラムで、シュータ開のMコード(M80)、及びシュータ閉のMコード(M81)等を含んでいる。2はプログラマブルコントローラで、シュータのリトライ回数設定用カウンタ、プログラムM80を読み込んだ時及びシュータリトライ中のシュータ開指令時に設けられたワーク落下センサが反応した時に入力する落下センサ入力等を含んである。
【0012】
(動作)
図2(a)のワークシュータ開Mコード(M80)のステップS1において、前記ワーク落下センサによるワークドロップミス検出が無効の場合は、ステップS3でワークシュータを開として終了し、一方、検出が有効の場合には、ステップS2でワークシュータを開とし、ステップS4で前記振動センサのオン/オフにより、オンの場合には終了し、オフの場合は、ステップS5でワークシュータを閉とする。
【0013】
次いで、ステップS6において、リトライ動作回数カウンタ設定値がそのリトライ回数に達していなければ、ステップS2の前に戻り、一方、その回数に達していればステップS7に移って、ドロップミス時の機械ノンストップ機能が有効な場合には終了し、無効の場合には、ステップS8に移って機械の作動を停止し、ステップS9において、その機械を再スタートさせて終了し、一方、非再スタートの場合はステップ8の前に戻るよう動作する。
【0014】
一方、図2(b)のワークシュータ閉Mコード(M81)のステップS10においてワークシュータ閉の後、ステップS11で前記リトライ回数カウンタをクリアさせて動作を終了する。
【0015】
(他の実施例)
なお、上記実施例においては、ワークシュータのリトライは、シュータ開閉を2つのMコードM80及びM81で行ったが、これを1つのMコードに行うようプログラムしても有効であることはもちろんである。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、
(1)ワークシュータ開でワークが落下せず、振動センサが反応しなかった時、前記カウンタで設定した回数までシュータの開閉動作を繰り返し、この間にワークが落下すれば、開閉動作は中断させ、次に進む。カウンタで設定した回数までシュータ開閉動作を繰返すと、機械は一時的に停止となる。
【0017】
また、ワークのドロップミス時、ノンストップのパラメータを立てておけば、前記設定回数まで開閉動作を行っても、機械は停止せずにプログラムが進行する。
【0018】
ワークが、引掛かり等により落下しなかった場合、再度シュータ開閉を繰り返すことにより、ワークの落下を促すため、機械の停止する確率が減り、すなわちワークが落下する確率が増加する。
【0019】
以上により、この種の板材加工機械が、プログラム制御によりライン運転等、無人運転時におけるワークのドロップミスによる機械停止の確率が減少し、生産性の悪影響を低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ワークシュータの開閉リトライ手段の関連ブロック線図
【図2】 ワークシュータの各開/閉Mコードの動作シーケンスフローチャート
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(板材加工機)
2 プログラマブルコントローラ(PMC)
3 プログラム
Claims (1)
- 板材加工機におけるワークまたはスクラップ等の板材の搬送を行う板材加工機のワークシュート装置において、
前記板材搬送の際のシュート開放時に板材落下検出手段で板材の落下を検出できなかった場合に、前記板材加工機械の運転を停止させずに所定の回数だけシュート開放を再度行い、
前記板材落下検出手段が前記所定の回数内に板材の落下を検出した場合には、落下を検出した時点で、前記板材加工機械の運転を継続させ、
前記板材落下検出手段が前記所定の回数内に板材の落下を検出しなかった場合には、前記板材加工機械の運転を停止させる制御プログラムを有することを特徴とする板材加工機のワークシュート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23790496A JP3880663B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 板材加工機のワークシュート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23790496A JP3880663B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 板材加工機のワークシュート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1080738A JPH1080738A (ja) | 1998-03-31 |
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Family
ID=17022163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23790496A Expired - Fee Related JP3880663B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 板材加工機のワークシュート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1996
- 1996-09-09 JP JP23790496A patent/JP3880663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1080738A (ja) | 1998-03-31 |
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