JP5461495B2 - ワーク回収装置 - Google Patents
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Description
ワークWとナットNの溶接が完了すると、その直後のタイミングでリフター6が可動部材5aによりワークWを位置決めピンPの斜め上方に跳ね上げる。すると、図11二点鎖線に示すように、シュート7の上流部にワークWが落下し、シュート7内を自重により滑落して回収容器Kに回収される。
前記課題を解決するために本発明のワーク回収装置は、以下の構成を採用することとした。すなわち、第1発明のワーク回収装置は、スポット溶接機等の加工機により加工されたワークを回収容器に回収するワーク回収装置であって、
前記加工機の定位置にワークを保持する治具と、
この治具の下方位置から前記回収容器の開口位置に向けて下向き傾斜をもって連なるシュートと、
前記治具に保持されたワークを下方から跳ね上げ可能なリフターとを備え、
前記治具に保持されたワークが前記加工機により加工された直後のタイミングで、前記リフターが前記ワークを跳ね上げて前記シュート内に滑落させるように構成されており、
さらに、
前記シュートの滑落通路の途中に開閉可能に設けられるシュートゲートと、
前記シュートゲートの開閉状態を自動的に切り替えるシュートゲート開閉機構とを備え、
前記シュートゲート開閉機構は、
前記リフターによりワークが跳ね上げられて前記シュート内に滑落するとき、前記シュートゲートを閉鎖状態に保つことにより、前記シュートゲートの上流側に前記ワークを保持するように構成される一方、
前記リフターにより新たなワークが跳ね上げられて前記シュート内に滑落するときには、前記シュートゲートを一時的に開放状態に切り替えることでゲート上流側の前記ワークをゲート下流側に滑落させ、かつ、閉鎖状態に復帰した前記シュートゲートにより前記新たなワークを前記シュートゲートの上流側に保持する構成とした。
また、本発明の構成によれば、加工後のワークがシュートを滑落するとき、このワークがシュートゲートに一旦保持され、新たなワークがシュートを滑落するときに先のワークがシュートゲートを通過して回収容器に入る。作業者は、シュートゲートに保持されたワークに異常を感じたら、回収容器に入る前にワークの加工状態をチェックすることで加工不良を容易に発見することができる。この結果、作業者のワーク回収の負担を軽減した上で、加工不良の少ない信頼性の高い作業を実現することが可能になる。
第1発明において、発明者らがスポット溶接機において試作試験を行ったところ、溶接不良のワークは、シュートゲートにおけるチェックにより極めて高い確率で取り除けることが確認された。
しかしながら、回収容器に回収されたワークを調査すると、僅かな確率ではあるが未加工のワークが混じり込むことがある。この原因について検討を重ねた結果、未加工のワークを治具(位置決めピン)にセットする際に、このワークに別の未加工のワークが引っ掛かるなどして手元に移動し、シュートに落下することがある点が判明した。未加工のワークが作業者の気付かないうちにシュートに入ると、加工後のワークと一緒にシュートを滑落して回収容器に入ってしまう。回収容器に多数のワークが入っていると、未加工のワークが正常なワークに紛れて分からなくなる。
前記治具の側方に開口するホッパーと、
前記ホッパーの内側に開閉可能に設けられるホッパーゲートと、
前記ホッパーゲートの開閉状態を自動的に切り替えるホッパーゲート開閉機構とを備え、
前記ホッパーゲート開閉機構は、
前記リフターによりワークが跳ね上げられて前記ホッパー内に入る正常時には、前記ホッパーゲートを閉鎖状態から開放状態に一時的に切り替えて、前記ホッパーを通して前記ワークを前記シュート内に落下させるように構成され、
前記リフターによりワークが跳ね上げられることなく前記ホッパー内に入る異常時には、前記ホッパーゲートを閉鎖状態に保ったまま所定の警報手段により作業者に異常を知らせる構成とした。
本発明において、「リフター」は、治具からシュート側へワークを送る機能を備えていればよく、ワークの下方から機械的に跳ね上げる構成の他、空気圧でワークを浮き上がらせてシュート側へ送る構成を採用することもできる。
「シュート」と「ホッパー」は、必ずしも別体で構成する必要はなく、本発明の目的を達成するものであれば一体的な構成にしてもよい。
「警報手段」は、ホッパーゲートに未加工のワークが入ったときに機械的または電気的に検知して音声・発光で知らせるものであればよく、例えばブザーやパトライト等を採用することができる。
もちろん本発明には明細書に記載される他の発明を組み合わせることもできる。
本発明のワーク回収装置の実施形態を図1に示した。ワーク回収装置10は、ワークWにナットNを溶接するためのスポット溶接機1に適用されるものである。
ソレノイド21の通電時には、図4(B)に示すように、駆動軸21aが上方へ引き込まれ、連繋部材(図示省略)を介してシリンダ23が上方へ押し上げられる。同時に、可動部材24が上昇してワークWの下面片側を跳ね上げる。これにより、ワークWが位置決めピンPから取り出されてホッパー13側に落下する(図4(B)矢印参照)。
ホッパーゲート開閉機構は、ホッパー13の外側にソレノイド31が固定され(図4参照)、その駆動軸31aに連繋部材32が連結される。ソレノイド31の駆動軸31aにホッパーゲート14の支軸33が連動するようになっている。ソレノイド31が作動していない通常時には、バネ部材(図示省略)の付勢力によりホッパーゲート14が閉鎖状態に保たれる(図4(A)参照)。ソレノイド31の通電時には、駆動軸31aがバネ部材(図示省略)の付勢力に反して連繋部材32を駆動し、ホッパーゲート14が閉鎖状態から開放状態に切り替わる(図4(B)参照)。
ホッパー13の内壁面とホッパーゲート14との間には、若干の隙間Sが設けられており(図5参照)、ホッパーゲート14が閉鎖状態のときには、この隙間Sによってリード線35,36が通電することはない。図5に示すように、閉鎖状態のホッパーゲート14の上流側にワークW等の金属片が入ると、ホッパーゲート14の傾斜により金属片が下方に滑り落ち、ホッパー13の内壁面に接触してリード線35,36を電気的に接続する。これにより、警報ブザー52のスイッチがOFFからONに切り替わり、警報ブザー52の音によって作業者に金属片の存在を知らせることになる。
シュートゲート開閉機構は、シュート15の外側にソレノイド45が固定され、その駆動軸45aに連繋部材43,44が連結される。ソレノイド45の駆動軸45aに連繋部材43,44を介してシュートゲート16の支軸42が連動する。ソレノイド45が通電しない通常時には、バネ部材46の付勢力によりシュートゲート16が閉鎖状態に保たれる(図5符号16の実線)。ソレノイド45の通電時には、駆動軸45aがバネ部材46の付勢力に反して連繋部材32を駆動し、シュートゲート16が閉鎖状態から開放状態に切り替わる(図5符号16の二点鎖線参照)。
リレーR1〜R3は、フットスイッチFの起動信号に基づいてリフター12、ホッパーゲート14およびシュートゲート16の各ソレノイド21,31,45の通電をON・OFFする。リレーR4は、リード線35,36からの検知信号に基づいて警報ブザー52の通電をON・OFFする。
制御タイマT1〜T3は、リフター12、ホッパーゲート14およびシュートゲート16の各ソレノイド21,31,45がワークを移動させるタイミングに合わせて通電の開始時間および終了時間を制御する。つまり、制御タイマT1〜T3の設定時間によってワークWを回収容器Kに自動回収するためのリフター12の上下移動、ホッパーゲート14の開閉、およびシュートゲート16の開閉の一連の動作が実現される。
スポット溶接機1を使用する場合、作業者は、まず位置決めピンPに未加工のワークWの孔を嵌め合わせてセットする。この状態でフットスイッチFのペダルを踏むと(スイッチON)、ナット供給装置3のロッド3aにより位置決めピンPにナットNが供給され、次いで、上部電極2bが下降してワークWとナットNを加圧し、両者を通電して溶接加工を行う。
作業者が未加工のワークWをホッパー13から取り除くと、リード線35,36の通電が遮断され、制御器50が警報ブザー52のスイッチをOFFに戻し、ブザー音を停止する。これにより、ワーク回収装置10が元の待機状態に復帰する。
なお、警報ブザー52は、適当な箇所に手動スイッチを設けて作業者が手元でON・OFFを切り替え可能にしてもよい。
この結果、未加工のワークWmや金属片が回収容器Kに送られる問題を効果的に解消することができ、溶接加工の歩留まりを大幅に向上させることができる。
前述の実施形態では、ワーク回収装置10をスポット溶接機1に適用しているが、治具の定位置にワークを保持して加工する作業機械であれば、プロジェクション溶接機、プレス機、自動カシメ機等にも適用することができる。
15・・シュート、16・・シュートゲート、
21・・ソレノイド、22・・支柱、23・・シリンダ、24・・可動部材、
31・・ソレノイド、32・・連繋部材、33・・支軸、
41・・フレーム、42・・支軸、43,44・・連繋部材、
45・・ソレノイド、46・・バネ部材、
50・・制御器、51・・中継端子、52・・警報ブザー、
F・・フットスイッチ、N・・ナット、P・・位置決めピン、S・・隙間
R1〜R4・・リレー、T1〜T3・・制御タイマ、
W・・ワーク、Wm・・未加工のワーク
Claims (2)
- スポット溶接機等の加工機により加工されたワークを回収容器に回収するワーク回収装置であって、
前記加工機の定位置にワークを保持する治具と、
この治具の下方位置から前記回収容器の開口位置に向けて下向き傾斜をもって連なるシュートと、
前記治具に保持されたワークを下方から跳ね上げ可能なリフターとを備え、
前記治具に保持されたワークが前記加工機により加工された直後のタイミングで、前記リフターが前記ワークを跳ね上げて前記シュート内に滑落させるように構成されており、
さらに、
前記シュートの滑落通路の途中に開閉可能に設けられるシュートゲートと、
前記シュートゲートの開閉状態を自動的に切り替えるシュートゲート開閉機構とを備え、
前記シュートゲート開閉機構は、
前記リフターによりワークが跳ね上げられて前記シュート内に滑落するとき、前記シュートゲートを閉鎖状態に保つことにより、前記シュートゲートの上流側に前記ワークを保持するように構成される一方、
前記リフターにより新たなワークが跳ね上げられて前記シュート内に滑落するときには、前記シュートゲートを一時的に開放状態に切り替えることでゲート上流側の前記ワークをゲート下流側に滑落させ、かつ、閉鎖状態に復帰した前記シュートゲートにより前記新たなワークを前記シュートゲートの上流側に保持するように構成されたことを特徴とする、ワーク回収装置。 - 請求項1記載のワーク回収装置であって、
前記治具の側方に開口するホッパーと、
前記ホッパーの内側に開閉可能に設けられるホッパーゲートと、
前記ホッパーゲートの開閉状態を自動的に切り替えるホッパーゲート開閉機構とを備え、
前記ホッパーゲート開閉機構は、
前記リフターによりワークが跳ね上げられて前記ホッパー内に入る正常時には、前記ホッパーゲートを閉鎖状態から開放状態に一時的に切り替えて、前記ホッパーを通して前記ワークを前記シュート内に落下させるように構成され、
前記リフターによりワークが跳ね上げられることなく前記ホッパー内に入る異常時には、前記ホッパーゲートを閉鎖状態に保ったまま所定の警報手段により作業者に異常を知らせるように構成される、ワーク回収装置。
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