JP3880536B2 - カバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法およびその装置 - Google Patents

カバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法は、フイルムカバーレイを回路基板に対して高精度に位置決めして貼着作業を自動化可能なFPCの製造方法が知られている。そして、フイルムカバーレイを回路基板に対して位置決めする手段として、基準穴にガイドピンを利用して位置決めを行っている。
【0003】
また、テーブル上の基板がピンにて位置決めされており、クリーン印刷手段と基板の位置合わせをCCDカメラにて調整する構成が記載されている(特許文献)。
【0004】
さらに、基板面にICチップ等の部品を実装する際に位置合わせのために用いられる画像認識用の位置合わせマークを基板面に形成した回路基板に関するものが示されており、基板面に画像認識用の位置合わせマークを基板面に形成し、かつこの位置合わせマークの表面に透明皮膜が形成されている。
【0005】
【特許文献1】
特表平7−500778号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法では、ガイドピンを利用した位置決めであって、貼り合わせ位置精度はガイドピンの外径やカバーレイ/銅張積層板のガイド穴径により決まっていた。その結果、貼り合わせ位置精度は良くても100〜200μm程度であり、これ以上に精度を良くすることは困難であった。また、作業者のスキルにより、貼り合わせや接着状態が安定しなかった。
【0007】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせと貼り合わせの自動化を図るようにしたカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法およびその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の銅張積層板の貼り合わせ方法は、カバーレイと銅張積層板とを次の工程にて貼り合わせと共に(B)工程から(F)工程までを自動的に行うことを特徴とするものである。
【0009】
(A)カバーレイ用ステージにカバーレイを、銅張積層板用ステージに銅張積層板をエアー吸引にてセットするセット工程、
(B)銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージを180°回転せしめて、銅張積層板用ステージの上方に近接してカバーレイ用ステージを対向せしめて重ね合わせる重ね合わせ工程、
(C)撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置へ位置決めして前記カバーレイ用ステージに設けられた観察用穴を通して撮像手段にてカバーレイと銅張積層板のそれぞれ位置合わせマークを観察して両者の相対的位置ずれを測定する測定工程、
(D)上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージをカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動せしめてカバーレイと銅張積層板との位置決めを行う位置決め工程、
(E)加熱手段を上方の退避位置から下降せしめてカバーレイ用ステージに明けられた加熱用孔に挿入し加熱位置に移動せしめてカバーレイと銅張積層板とを仮止めする仮止め工程、
(F)カバーレイの吸着を停止し、カバーレイ用ステージを開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とを銅張積層板用ステージから取り出す取り出し工程、
したがって、セット工程によりカバーレイ用ステージにカバーレイが、銅張積層板用ステージに銅張積層板がそれぞれエアー吸引にてセットが行われると、重ね合わせ工程により銅張積層板用ステージに対してカバーレイ用ステージが180°回転して対向せしめて重ね合わせられる。ついで、測定工程により撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置に位置決めし、撮像手段にてカバーレイと銅張積層板が観察されて両者の相対的位置ずれが測定されると、位置決め工程により上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージがカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動されてカバーレイと銅張積層板との位置決めが行われる。その後、仮止め工程により加熱手段でカバーレイと銅張積層板とが仮止めされた後、取り出し工程によりカバーレイの吸着が停止され、カバーレイ用ステージが開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とが銅張積層板用ステージから取り出される。
【0010】
また、重ね合わせ工程において、銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージが180°回転せしめて重ね合わせられるから、銅張積層板用ステージに吸着された銅張積層板とカバーレイ用ステージに吸着されたカバーレイとが容易にかつ精度よく重ね合わせられる。
【0011】
また、仮止め時に加熱手段が上方の退避位置から下降して加熱位置に移動して仮止めが行われ、仮止め時以外は退避位置にあって他の作業に邪魔にならない。
【0012】
さらに、前記(B)工程から(H)工程までを自動的に行うことで、貼り合わせの時間が短縮される。
【0013】
而して、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせと貼り合わせの自動化が図られる。
【0014】
請求項2によるこの発明の銅張積層板の貼り合わせ方法は、カバーレイと銅張積層板とを次の工程にて貼り合わせと共に(B)工程から(G)工程までを自動的に行うことを特徴とするものである。
【0015】
(A)カバーレイ用ステージにカバーレイを、銅張積層板用ステージに銅張積層板をエアー吸引にてセットするセット工程、
(B)撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置へ位置決めして撮像手段にて銅張積層板用ステージにセットされた銅張積層板の位置合わせ用マークの位置を測定する第1測定工程、
(C)前記位置合わせマークの位置が予め設定された設計位置と一致するするように銅張積層板用ステージをX軸、Y軸およびθ軸方向に移動せしめて位置決めする第1位置決め工程、
(D)銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージを180°回転せしめて、銅張積層板用ステージの上方に近接してカバーレイ用ステージを対向せしめてカバーレイ用ステージを対向せしめて重ね合わせる重ね合わせ工程、
(E)撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置へ位置決めして前記カバーレイ用ステージに設けられた観察用穴を通して撮像手段にてカバーレイと銅張積層板のそれぞれ位置合わせマークを観察して両者の相対的位置ずれを測定する第2測定工程、
(F)上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージをカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動せしめてカバーレイと銅張積層板との位置決めを行う第2位置決め工程、
(G)加熱手段を上方の退避位置から下降せしめてカバーレイ用ステージに明けられた加熱用孔に挿入し加熱位置に移動せしめて加熱手段でカバーレイと銅張積層板とを仮止めする仮止め工程、
(H)カバーレイの吸着を停止し、カバーレイ用ステージを開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とを銅張積層板用ステージから取り出す取り出し工程、
したがって、セット工程によりカバーレイ用ステージにカバーレイが、銅張積層板用ステージに銅張積層板がそれぞれエアー吸引にてセットが行われると、第1測定工程にて撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置に位置決めし、撮像手段により銅張積層板用ステージにセットされた銅張積層板の位置合わせ用マークの位置が測定される。そして、第1位置決め工程にて、前記位置合わせマークの位置が予め設定された設計位置と一致するするように銅張積層板用ステージがX軸、Y軸および回転軸方向に移動されて位置決めされる。
重ね合わせ工程により銅張積層板用ステージに対してカバーレイ用ステージが180°回転して対向せしめて重ね合わせられる。
【0016】
ついで、第2測定工程により撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置に位置決めし、撮像手段にてカバーレイと銅張積層板が観察されて両者の相対的位置ずれが測定されると、第2位置決め工程により上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージがカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動されてカバーレイと銅張積層板との位置決めが行われる。その後、仮止め工程により加熱手段でカバーレイと銅張積層板とが仮止めされた後、取り出し工程によりカバーレイの吸着が停止され、カバーレイ用ステージが開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とが銅張積層板用ステージから取り出される。
【0017】
また、重ね合わせ工程において、銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージが180°回転せしめて重ね合わせられるから、銅張積層板用ステージに吸着された銅張積層板とカバーレイ用ステージに吸着されたカバーレイとが容易にかつ精度よく重ね合わせられる。
【0018】
また、仮止め時に加熱手段が上方の退避位置から下降して加熱位置に移動して仮止めが行われ、仮止め時以外は退避位置にあって他の作業に邪魔にならない。
【0019】
さらに、前記(B)工程から(G)工程までを自動的に行うことで、貼り合わせの時間が短縮される。
【0020】
而して、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせと貼り合わせの自動化が図られる。
【0021】
請求項によるこの発明の銅張積層板の貼り合わせ装置は、カバーレイと銅張積層板とを貼り合わせるカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置において、カバーレイをセットするための吸着手段と加熱用孔と観察用孔とを備えたカバーレイ用ステージと、銅張積層板をセットするための吸着手段を備え、かつX軸、Y軸、Z軸およびθ軸方向へ移動自在な銅張積層板用ステージと、この銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置された前記カバーレイ用ステージを180°回動せしめる回動手段と、カバーレイと銅張積層板を観察して両者の相対的位置を撮像するX軸およびY軸方向へ移動自在な粗調心用カメラと微調心用カメラとからなる撮像手段と、撮像手段にて撮像された両者の相対的位置ずれを画像処理する画像処理部を有する制御部と、カバーレイと銅張積層板とを仮止めするため、上方の退避位置から下降せしめてカバーレイ用ステージに明けられた加熱用孔に挿入し加熱位置に移動する上下動自在な加熱プレートを備えた加熱手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0022】
したがって、カバーレイ用ステージにカバーレイが、銅張積層板用ステージに銅張積層板がそれぞれ吸着手段によってエアー吸引にてセットが行われると、重ね合わせ工程により銅張積層板用ステージに対してカバーレイ用ステージが回動手段によって回動されることにより対向せしめて重ね合わせられる。ついで、撮像手段をX軸、Y軸へ移動せしめることによりカバーレイと銅張積層板が観察されて両者の相対的位置ずれが測定されると、上記の結果を基にして、銅張積層板用ステージがカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸、Z軸およびθ軸方向に移動されてカバーレイと銅張積層板との位置決めが行われる。その後、加熱手段が下降されてカバーレイと銅張積層板とが接着され仮止めされた後、カバーレイの吸着手段の吸着が停止され、カバーレイ用ステージが開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とが銅張積層板用ステージから取り出される。
【0023】
また、銅張積層板用ステージがZ軸方向へ移動されるから、カバーレイと銅張積層板とが密着して貼り合わせが行われ、離隔した位置にてカバーレイと銅張積層板との位置決めが容易に行われる。
【0024】
また、前記撮像手段が粗調心用カメラと微調心用カメラであることにより、粗調心用カメラで銅積層板の位置合わせマークを取得し、カバーレイの位置合わせ用マークの設計位置と一致するように補正され、微調心用カメラで位置合わせ用マークの上に移動し、カバーレイと銅積層板との相対位置が測定される。
【0025】
而して、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせと貼り合わせの自動化が図られる。
【0026】
請求項によるこの発明の銅張積層板の貼り合わせ装置は、請求項記載のカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置において、前記加熱用穴と観察用穴とが兼用されることを特徴とするものである。
【0027】
したがって、前記加熱用穴と観察用穴とが兼用されることにより、穴あけの工数が削減される。また、カバーレイを吸着する面積を増やすことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
図1、図2および図3を参照するに、カバーレイと銅張積層板との貼り合わせ装置1は、箱形状用の下部フレーム3と上部フレーム5とからなる装置本体7が立設されている。この下部フレーム3上の前側における右側にはカバーレイ用ステージ9を退避せしめておくための複数の支柱11が立設されれていると共にこの各支柱11上には位置決めストッパピン13、15が設けられている。前記下部フレーム3上の前側における左側には銅張積層板用ステージ17が設けられている。
【0030】
前記各支柱11上に設けられた位置決めストッパピン13、15上にカバーレイ用ステージ9が退避されていて、このカバーレイ用ステージ9は銅張積層板用ステージ17に重ね合わせられるように180度回転されるよう設けられている。すなわち、下部フレーム3上の前側における中央部には前後方向であるY軸方向へ延伸した回転シャフト19が回転自在に設けられている。この回転シャフト19の前後端は下部フレーム3上に立設されたブラケット21に支承されていて、そのブラケット21間の回転シャフト19には複数のクランプ部材23を介してカバーレイ用ステージ9が一体化されている。前記回転シャフト19の後端にはギヤ25が装着されていて、このギヤ25には別の駆動ギヤ27が噛合されている。この駆動ギヤ27には下部フレーム3の一部に固定されたエアー回転用シリンダー装置29の出力軸31が装着されている。また、エアー回転用シリンダー装置29には回転角度を検出するエンコーダが備えられている。さらに、回転シャフト19の後部には例えば半円形状のバランス用ウエイト33が設けられている。
【0031】
上記構成より、エアー回転用シリンダー装置29を駆動せしめると、出力軸31、駆動ギヤ27およびギヤ25を介して回転シャフト19を正方向へ回転せしめることにより、カバーレイ用ステージ9が180度回転されて図2に示されているように銅張積層板用ステージ17に重ね合わせられることになる。カバーレイ用ステージ9の180度回転はエンコーダにより検出されるものである。しかも、半円形状のバランス用ウエイト33も同方向へ回転されてカバーレイ用ステージ9の回転時のバランスが保たれる。
【0032】
前記カバーレイ用ステージ9は、図4、図5、図6を併せて参照するに、矩形状の箱体からなっていると共にY軸方向へ3区分されてこの各区分にカバーレイ35が真空吸引されるべく吸着手段の一部を構成する複数の吸引用穴37が形成されている。また、各区分には後述する複数の観察用穴として画像処理用逃げ穴39と加熱用穴41が上下に貫通して形成されている。前記複数の吸引用穴37から真空吸引するためのエアシリンダに接続されたジョイント43が前記カバーレイ用ステージ9に設けられている。さらに、カバーレイ用ステージ9には複数のバネ式ガイドピン44が設けられている。
【0033】
前記銅張積層板用ステージ17は図7を併せて参照するに、前記カバーレイ用ステージ9より一回り小さな矩形状の箱体からなっていると共に銅張積層板45が真空吸引されるべく吸着手段の一部を構成する複数の吸引用孔47が形成されている。また、この複数の吸引用孔47から真空吸引するためのエアシリンダに接続されたジョイントが前記銅張積層板用ステージ17に設けられている。
【0034】
前記下部フレーム3上の前側における左側前後端には図2および図3に示されているように、カバーレイ用ステージ9が180度回転して銅張積層板用ステージ17に重ね合わされるときに位置決めされるために複数の支柱49が立設されれていると共にこの各支柱49上には位置決めストッパピン51が設けられていると共にその各位置決めピン51の内側にはセンサー53が設けられている。また、カバーレイ用ステージ9が180度回転して各位置決めストッパピン51に位置決めされると、上方からクランプせしめるためのクランプ部材55が90度水平に回転可能に設けられている。なお、銅張積層板用ステージ17に対してカバーレイ用ステージ9が180度回転して重ね合わされたとき、銅張積層板用ステージ17とカバーレイ用ステージ9の間には一定の間隔が設けられている。
【0035】
前記銅張積層板用ステージ17としては、X軸、Y軸、Z軸およびθ軸に移動自在に設けられている。より詳細には、図7に示されているように、下部フレーム3にはX軸方向へ延伸したガイドプレート57が敷設されていると共にこのガイドプレートにはスライダを介してX軸キャレッジ59がX軸方向へ移動自在に設けられている。X軸キャレッジ59の図7において右側面部にはナット部材61が設けられていると共にこのナット部材61にはボールねじ63が螺合されている。このボールねじ63の一端にはX軸用サーボモータ65が連結されている。このX軸用サーボモータ65には位置を検出するエンコーダ67が備えられている。
【0036】
前記X軸キャレッジ59上にはY軸方向へ延伸したガイドプレート69が敷設されていると共にこのガイドプレート69にはスライダを介してY軸キャレッジ71がY軸方向へ移動自在に設けられている。Y軸キャレッジ71の前部にはナット部材73が設けられていると共にこのナット部材73にはボールねじ75が螺合されている。このボールねじ75の一端にはY軸用サーボモータ77が連結されている。このY軸用サーボモータ77には位置を検出するエンコーダ79が備えられている。
【0037】
前記Y軸キャレッジ71上には例えばボールねじとリンク機構からなるθ軸駆動部81が設けられていると共にこのθ軸駆動部81には回転テーブル83が回転可能に連結されている。この回転テーブル83の上部にはプレート85が設けられていると共にこのプレート85の4隅にはエアーシリンダー87が取り付けられている。この各エアーシリンダー87に装着されたピストンロッド89がプレート85より上方へ突出されていて、この各ピストンロッド89の上部には前記銅張積層板用ステージ17が一体化されている。
【0038】
上記構成により、各エアーシリンダー87を作動させると、ピストンロッド89がZ軸方向である上方向へ上昇することで銅張積層板用ステージ17が図7の状態から一定の高さの上死点まで上昇して180°回転した前記カバーレイ用ステージ9に重ね合わせられることになる。また、X軸用サーボモータ65、Y軸用サーボモータ77を駆動せしめると、それぞれボールねじ63、75が回転し、ナット部材61、73を介して銅張積層板用ステージ17がX軸、Y軸方向へ移動されることになる。さらに、θ軸駆動部81を駆動せしめると、回転テーブル83がθ軸方向へ回転されるから、銅張積層板用ステージ17がθ軸方向へ回転されることになる。したがって、銅張積層板用ステージ17はX軸、Y軸、Z軸方向へ移動されると共にθ軸方向へ回転されることになる。
【0039】
図1、図2および図8を参照するに、前記下部フレーム3上には撮像手段としての粗調心用CCDカメラ91、微調心用CCDカメラ93を先端に備えた上部アーム95Uと下部アーム95Dを一体化したU字形状の撮像装置本体95がX軸、Y軸方向へ移動自在に設けられている。より詳細には、図8においてX軸方向へ延伸したX軸用フレーム97が前記下部フレーム3上に設けられていると共に前記X軸用フレーム97内にはX軸方向へ延伸したボールねじ99が設けられている。このボールねじ99の先端は軸受け101により回転自在に支承されていると共にボールねじ99の後端はX軸用サーボモータ103に連結されている。このX軸用サーボモータ103には位置を検出するエンコーダ105が備えられている。前記ボールねじ99にはナット部材107が螺合されていると共にこのナット部材107上にはX軸キャレッジ109が一体化されている。
【0040】
X軸キャレッジ109上にはY軸方向へ延伸したY軸用フレーム111が設けられていると共に前記Y軸用フレーム111内にはY軸方向へ延伸したボールねじ113が設けられている。このボールねじ113の先端は軸受け115により回転自在に支承されていると共にボールねじ113の後端はY軸用サーボモータ117に連結されている。このY軸用サーボモータ117には位置を検出するエンコーダ119が備えられている。前記ボールねじ113にはナット部材121が螺合されていると共にこのナット部材121上にはY軸キャレッジ123を介して前記下部アーム95Dが一体化されている。
【0041】
上記構成により、X軸用サーボモータ103、Y軸用サーボモータ117をそれぞれ駆動せしめると、ボールねじ99、ボールねじ113が回転され、ナット部材107、ナット部材121を介してX軸キャレッジ109、Y軸キャレッジ123がX軸、Y軸方向へ移動されることにより、撮像装置本体95がX軸、Y軸方向へ移動されることになる。
【0042】
したがって、粗調心用CCDカメラ91または微調心用CCDカメラ93は銅張積層板用ステージ17の上方位置の撮像位置と銅張積層板用ステージ17のY軸方向の後方である退避位置との間で往復動される。しかも、撮像時以外は退避位置に退避されている。
【0043】
図1、図2および図9を参照するに、前記銅張積層板用ステージ17が載置されている下部フレーム3の後側には複数の丸形状の加熱プレート125を上下動せしめる上下動駆動手段127が設けられている。より詳細には前記下部フレーム3上には複数のプレート129L、129Rが平行に立設されていると共にこのプレート129Lとプレート129Rとは上部において上部プレート131により一体化されている。前記プレート129L、129Rの前側には上下方向に延伸したガイドレール133L、133Rが敷設されている。このガイドレール133L、133Rにはスライダ135L、135Rが嵌合されている。このスライダ135L、135Rの前部には前フレーム137が一体化されている。この前フレーム137の左右部にはサイドフレーム139L、139Rが一体化されている。このサイドフレーム139Lとサイドフレーム139Rとの間には矩形状の加熱プレート用取付ブロック141が設けられ一体化されている。この加熱プレート用取付ブロック141に前記加熱プレート125が複数適宜な間隔で装着されている。なお、加熱プレート125の加熱面は例えばφ20mmからなっていて、80〜300℃の範囲で加熱温度が設定される。
【0044】
前記プレート129Lの上部、下部にはそれぞれブラケット143、145が取り付けられていると共にこのブラケット143とブラケット145との間には上下方向に延伸したボールねじ147が回転可能に支承されている。そして、このボールねじ147にはナット部材149が螺合されていて、このナット部材149は前記サイドフレーム139Lに一体化されている。前記ボールねじ147の下端には従動プーリ151が装着されている。前記プレート129Lの下部側面には上下用サーボモータ153が取り付けられていると共にこの上下用サーボモータ153の出力軸155には駆動プーリ157が装着されている。この駆動プーリ157と前記従動プーリ151とにはタイミングベルト159が巻回されている。前記上下用サーボモータ153には位置を検出するエンコーダ161が備えられている。
【0045】
上記構成により、上下用サーボモータ153を駆動せしめると、出力軸155を介して駆動プーリ157が回転され、さらに、タイミングベルト159、従動プーリ151を経てボールねじ147が回転される。このボールねじ147の回転がナット部材149、サイドフレーム139L、139Rを介して加熱プレート用取付ブロック141が上下動するから、加熱プレート125も上下動されることになる。
【0046】
したがって、加熱プレート125は上方の退避位置から下降してきて、カバーレイ用ステージ9に明けられた加熱用穴41に挿入され、加熱位置にてカバーレイ35と銅張積層板45とが仮止めされる。仮止め時以外は上方の退避位置に加熱プレート125は退避されて他の作業に邪魔にならないようになっている。
【0047】
前記加熱プレート125の外周には図示省略のエアーシリンダーによりY軸方向へ移動自在なU字形状の安全カバー163が設けられていて、上死点の位置である退避位置から下降する際に安全カバー163が後方の退避位置へ移動されるようになっている。したがって、加熱プレート125が上死点の位置である退避位置にいる場合に安全カバー163で被われて安全化を図っている。また、前記加熱プレート125の両側にもメタルパンチによって明けられた安全カバーが設けられている。
【0048】
再度、図1および図2を参照するに、上部フレーム5の上部に種々のデータや画像データを表示せしめるモニタ165が設けられていると共に下部フレーム3の右側手前には種々のスイッチ類を備えた操作パネルを含むとともに画像処理部を有する制御部167が設けられている。
【0049】
つぎに、カバーレイ35と銅張積層板45とを貼り合わせる方法について説明すると、作業者が、パターン面を上にした銅張積層板45を図1に示すごとく、銅張積層板用ステージ17上に画かれた目印線L(図7参照)をガイドにして仮位置決めした後、作業者が操作パネルに設けられている銅張積層板クランプボタンを押すと、銅張積層板45が銅張積層板用ステージ17に吸着手段の作用で吸引用孔47から真空吸着される。また、作業者が、保護シート面を上にしたカバーレイ35を、図1に示したごとく、カバーレイ用ステージ9上に置き、カバーレイ用ステージ9表面のバネ式ガイドピン44により、カバーレイ35を仮位置決めした後、作業者が、操作パネルに設けられているカバーレイクランプボタンを押すと、カバーレイ35がカバーレイ用ステージ9に吸着手段の作用で吸引用穴47から真空吸着される。カバーレイ35がカバーレイ用ステージ9に真空吸着された状態で、作業者が、カバーレイ35の保護シートを剥がす。
【0050】
この状態で、作業者が、操作パネルに設けられている起動ボタンを押すと、自動シーケンスが起動し、まず、粗調心CCDカメラ91をX軸用サーボモータ103、Y軸用サーボモータ117の駆動で待機位置から銅張積層板位置合わせ用マークの上にX軸、Y軸に移動して画像処理により銅張積層板用ステージに吸着された銅張積層板の位置を画像処理用逃げ穴39から少なくとも2点測定し取得する。その後、粗調心CCDカメラ91を待機位置へ戻すと共に銅張積層板用ステージ17をエアーシリンダー87の作動で待機位置まで下降させる。銅張積層板45の位置合わせ用マークの位置がカバーレイ位置合わせ用マークの設計位置と一致するように、銅張積層板用ステージ17をX軸用サーボモータ63、Y軸用サーボモータ77およびθ軸駆動部81の作動でX軸、Y軸およびθ軸方向に移動させて補正する。
【0051】
カバーレイ用ステージ9がエアー回転用シリンダー装置29の駆動で180°回転し、図2示したごとく、カバーレイ用ステージ9を銅張積層板用ステージ17上に重ね合わせる。このとき、銅張積層板45とカバーレイ35との間には一定の隙間が形成されている。Z軸駆動手段であるエアーシリンダー87の作動で銅張積層板用ステージ17が上昇し、銅張積層板45とカバーレイ35とが密着される。
【0052】
微調心CCDカメラ93を待機位置から銅張積層板位置合わせ用マークの上にX軸用サーボモータ103、Y軸用サーボモータ117の駆動でX軸、Y軸に移動して画像処理により銅張積層板用ステージ17に吸着された銅張積層板45の位置を画像処理用孔39から例えば6点測定し取得する。銅張積層板用ステージ17が待機位置まで下降した後、相対位置取得の結果に基づき、カバーレイ35の位置が銅張積層板45の位置と一致するように、銅張積層板用ステージ17をX軸用サーボモータ65、Y軸用サーボモータ77およびθ軸駆動部81の作動でX軸、Y軸およびθ軸方向に移動させて補正する。
【0053】
ついで、銅張積層板用ステージ17が貼り合わせレベルまで上昇し、微調心CCDカメラ93が画像処理によりカバーレイ35と銅張積層板45の相対位置を確認する。その後、微調心CCDカメラ93がX軸用サーボモータ103、Y軸用サーボモータ117の駆動で待機位置へ戻される。
【0054】
複数の加熱プレート125が上下用サーボモータ153の駆動で仮止め位置まで同時に下降し、加熱用穴41からカバーレイ35と銅張積層板45とを加熱により仮止めすると、加熱プレート125が退避位置まで上昇される。カバーレイ35の吸着が停止された後、銅張積層板用ステージ17が退避位置まで下降される。その後、カバーレイ用ステージ9がエアー回転用シリンダー装置29の駆動で逆方向へ180°回転し、元の位置へ戻され、銅張積層板用ステージ17が開放状態となり、自動シーケンスが完了する。そして、作業者が、銅張積層板用ステージ17の吸着が停止し、銅張積層板用ステージ17から、仮止めされたカバーレイ35と銅張積層板45が取り出される。
【0055】
而して、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせを行うことができると共に貼り合わせの自動化を図ることができる。銅張積層板用ステージ17がZ軸方向へ移動されるから、カバーレイ35と銅張積層板45とが密着したり、離隔されて、カバーレイ35と銅張積層板45に位置ずれの測定と位置決めを容易に行うことができる。前記加熱用穴41と観察用孔である画像処理用逃げ穴39とが兼用されることにより、孔あけの工数を削減することができる。また、図4から明らかなように、カバーレイ35を吸着する面積を増やすことができる。撮像手段が粗調心用カメラ91と微調心用カメラ93であることにより、位置決め精度のより一層の向上を図ることができる。
【0056】
粗調心用CCDカメラ91または微調心用CCDカメラ93は撮像時以外退避位置にいるので、他の作業に邪魔にならない。また、加熱用プレート125は仮止め時以外上方の退避位置にいるので、他の作業に邪魔にならない。
【0057】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0058】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、セット工程によりカバーレイ用ステージにカバーレイが、銅張積層板用ステージに銅張積層板がそれぞれエアー吸引にてセットが行われると、重ね合わせ工程により銅張積層板用ステージに対してカバーレイ用ステージが180°回転して対向せしめて重ね合わせられる。ついで、測定工程により撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置に位置決めし、撮像手段にてカバーレイと銅張積層板が観察されて両者の相対的位置ずれが測定されると、位置決め工程により上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージがカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動されてカバーレイと銅張積層板との位置決めが行われる。その後、仮止め工程により加熱手段でカバーレイと銅張積層板とが仮止めされた後、取り出し工程によりカバーレイの吸着が停止され、カバーレイ用ステージが開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とが銅張積層板用ステージから取り出される。
【0059】
また、重ね合わせ工程において、銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージが180°回転せしめて重ね合わせられるから、銅張積層板用ステージに吸着された銅張積層板とカバーレイ用ステージに吸着されたカバーレイとを容易にかつ精度よく重ね合わせることができる。
【0060】
また、仮止め時に加熱手段が上方の退避位置から下降して加熱位置に移動して仮止めが行われ、仮止め時以外は退避位置にあって他の作業に邪魔にならないですむ。
【0061】
さらに、前記(B)工程から(F)工程までを自動的に行うことで、貼り合わせの時間を短縮させることができる。
【0062】
而して、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせを行うことができると共に貼り合わせの自動化を図ることができる。
【0063】
請求項2の発明によれば、セット工程によりカバーレイ用ステージにカバーレイが、銅張積層板用ステージに銅張積層板がそれぞれエアー吸引にてセットが行われると、第1測定工程にて撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置に位置決めし、撮像手段により銅張積層板用ステージにセットされた銅張積層板の位置合わせ用マークの位置が測定される。そして、位置決め工程にて、前記位置合わせマークの位置が予め設定された設計位置と一致するするように銅張積層板用ステージがX軸、Y軸およびθ軸方向に移動されて位置決めされる。重ね合わせ工程により銅張積層板用ステージに対してカバーレイ用ステージが180°回転して対向せしめて重ね合わせられる。ついで、第2測定工程により撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置に位置決めし、撮像手段にてカバーレイと銅張積層板が観察されて両者の相対的位置ずれが測定されると、第2位置決め工程により上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージがカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動されてカバーレイと銅張積層板との位置決めが行われる。その後、仮止め工程により加熱手段でカバーレイと銅張積層板とが仮止めされた後、取り出し工程によりカバーレイの吸着が停止され、カバーレイ用ステージが開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とが銅張積層板用ステージから取り出される。
【0064】
また、重ね合わせ工程において、銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージが180°回転せしめて重ね合わせられるから、銅張積層板用ステージに吸着された銅張積層板とカバーレイ用ステージに吸着されたカバーレイとを容易にかつ精度よく重ね合わせることができる。
【0065】
また、仮止め時に加熱手段が上方の退避位置から下降して加熱位置に移動して仮止めが行われ、仮止め時以外は退避位置にあって他の作業に邪魔にならないですむ。
【0066】
さらに、前記(B)工程から(H)工程までを自動的に行うことで、貼り合わせの時間を短縮させることができる。
【0067】
而して、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせと貼り合わせの自動化を図ることができる。
【0068】
請求項の発明によれば、カバーレイ用ステージにカバーレイが、銅張積層板用ステージに銅張積層板がそれぞれ吸着手段によってエアー吸引にてセットが行われると、重ね合わせ工程により銅張積層板用ステージに対してカバーレイ用ステージが回動手段によって回動されることにより対向せしめて重ね合わせられる。ついで、撮像手段をX軸、Y軸へ移動せしめることによりカバーレイと銅張積層板が観察されて両者の相対的位置ずれが測定されると、上記の結果を基にして、銅張積層板用ステージがカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸および回転軸方向に移動されてカバーレイと銅張積層板との位置決めが行われる。
その後、加熱手段が下降されてカバーレイと銅張積層板とが接着され仮止めされた後、カバーレイの吸着手段の吸着が停止され、カバーレイ用ステージが開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とが銅張積層板用ステージから取り出される。
【0069】
また、銅張積層板用ステージがZ軸方向へ移動されるから、カバーレイと銅張積層板と が密着して貼り合わせが行われ、離隔した位置にてカバーレイと銅張積層板との位置決めを容易に行うことができる。
【0070】
さらに、前記撮像手段が粗調心用カメラと微調心用カメラであることにより、粗調心用カメラで銅積層板の位置合わせマークを取得し、カバーレイの位置合わせ用マークの設計位置と一致するように補正でき、微調心用カメラで位置合わせ用マークの上に移動し、カバーレイと銅積層板との相対位置を正確に測定することができる。
【0071】
而して、例えば10〜20μm前後の位置精度の高い貼り合わせを行うことができると共に貼り合わせの自動化を図ることができる。
【0072】
請求項の発明によれば、前記加熱用の孔と観察用の孔とが兼用されることにより、孔あけの工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置を示す斜視図で、カバーレイが退避位置にある状態図である。
【図2】 この発明のカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置を示す斜視図で、カバーレイが銅張積層板に貼り合わせられた状態図である。
【図3】 カバーレイが退避位置にある状態のみを取り出した斜視図である。
【図4】 カバーレイ用ステージ上にカバーレイを吸着させた状態の平面図である。
【図5】 図4におけるV−V線に沿った断面図である。
【図6】 図4におけるVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】 銅張積層板用ステージを駆動せしめる駆動部のみの斜視図である。
【図8】 撮像手段の粗調心カメラと微調心カメラを駆動せしめる駆動部のみの斜視図である。
【図9】 加熱ヒータを駆動せしめる駆動部のみの斜視図である。
【符号の説明】
1 カバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置
3 下部フレーム
5 上部フレーム
7 装置本体
9 カバーレイ用ステージ
17 銅張積層板用ステージ
19 回転シャフト
23 クランプ部材
29 エアー回転用シリンダー装置
35 カバーレイ
37 吸引用穴(吸着手段)
39 画像処理用逃げ穴(観察用穴)
41 ヒータ用穴
45 銅張積層板
47 吸引用穴(吸着手段)
51 位置決めストッパピン
53 センサ
55 クランプ部材
59 X軸キャレッジ
65 X軸用サーボモータ
71 Y軸キャレッジ
77 Y軸用サーボモータ
81 θ軸駆動部
87 エアーシリンダー
91 粗調心用カメラ
93 微調心用カメラ
103 X軸用サーボモータ
109 X軸キャレッジ
117 Y軸用サーボモータ
123 Y軸キャレッジ
125 加熱プレート
127 上下動駆動手段
153 上下用サーボモータ
163 安全カバー
165 モニタ
167 制御部

Claims (4)

  1. カバーレイと銅張積層板とを次の工程にて貼り合わせると共に(B)工程から(F)工程までを自動的に行うことを特徴とするカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法。
    (A)カバーレイ用ステージにカバーレイを、銅張積層板用ステージに銅張積層板をエアー吸引にてセットするセット工程、
    (B)銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージを180°回転せしめて、銅張積層板用ステージの上方に近接してカバーレイ用ステージを対向せしめて重ね合わせる重ね合わせ工程、
    (C)撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置へ位置決めして前記カバーレイ用ステージに設けられた観察用穴を通して撮像手段にてカバーレイと銅張積層板のそれぞれ位置合わせマークを観察して両者の相対的位置ずれを測定する測定工程、
    (D)上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージをカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動せしめてカバーレイと銅張積層板との位置決めを行う位置決め工程、
    (E)加熱手段を上方の退避位置から下降せしめてカバーレイ用ステージに明けられた加熱用孔に挿入し加熱位置に移動せしめてカバーレイと銅張積層板とを仮止めする仮止め工程、
    (F)カバーレイの吸着を停止し、カバーレイ用ステージを開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とを銅張積層板用ステージから取り出す取り出し工程
  2. カバーレイと銅張積層板とを次の工程にて貼り合わせと共に(B)工程から(H)工程までを自動的に行うことを特徴とするカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ方法。
    (A)カバーレイ用ステージにカバーレイを、銅張積層板用ステージに銅張積層板をエアー吸引にてセットするセット工程、
    (B)撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置へ位置決めして撮像手段にて銅張積層板用ステージにセットされた銅張積層板の位置合わせ用マークの位置を測定する第1測定工程、
    (C)前記位置合わせマークの位置が予め設定された設計位置と一致するするように銅張積層板用ステージをX軸、Y軸およびθ軸方向に移動せしめて位置決めする第1位置決め工程、
    (D)銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置されたカバーレイ用ステージを180°回転せしめて、銅張積層板用ステージの上方に近接してカバーレイ用ステージを対向せしめてカバーレイ用ステージを対向せしめて重ね合わせる重ね合わせ工程、
    (E)撮像手段を退避位置からX軸、Y軸方向へ移動せしめて撮像位置へ位置決めして前記カバーレイ用ステージに設けられた観察用穴を通して撮像手段にてカバーレイと銅張積層板のそれぞれ位置合わせマークを観察して両者の相対的位置ずれを測定する第2測定工程、
    (F)上記測定工程の結果を基にして、銅張積層板用ステージをカバーレイ用ステージに対して相対的にX軸、Y軸およびθ軸方向に移動せしめてカバーレイと銅張積層板との位置決めを行う第2位置決め工程、
    (G)加熱手段を上方の退避位置から下降せしめてカバーレイ用ステージに明けられた加熱用孔に挿入し加熱位置に移動せしめて加熱手段でカバーレイと銅張積層板とを仮止めする仮止め工程、
    (H)カバーレイの吸着を停止し、カバーレイ用ステージを開き、仮止めされたカバーレイと銅張積層板とを銅張積層板用ステージから取り出す取り出し工程
  3. カバーレイと銅張積層板とを貼り合わせるカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置において、カバーレイをセットするための吸着手段と加熱用孔と観察用孔とを備えたカバーレイ用ステージと、銅張積層板をセットするための吸着手段を備え、かつX軸、Y軸、Z軸およびθ軸方向へ移動自在な銅張積層板用ステージと、この銅張積層板用ステージに対して銅張積層板用ステージと同一平面に配置された前記カバーレイ用ステージを180°回動せしめる回動手段と、カバーレイと銅張積層板を観察して両者の相対的位置を撮像するX軸およびY軸方向へ移動自在な粗調心用カメラと微調心用カメラとからなる撮像手段と、撮像手段にて撮像された両者の相対的位置ずれを画像処理する画像処理部を有する制御部と、カバーレイと銅張積層板とを仮止めするため、上方の退避位置から下降せしめてカバーレイ用ステージに明けられた加熱用孔に挿入し加熱位置に移動する上下動自在な加熱プレートを備えた加熱手段と、を備えたことを特徴とするカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置。
  4. 前記加熱用穴と観察用穴とが兼用されることを特徴とする請求項3記載のカバーレイと銅張積層板の貼り合わせ装置。
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