JPH11221690A - レーザ加工装置およびレーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置およびレーザ加工方法

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JPH11221690A
JPH11221690A JP10026856A JP2685698A JPH11221690A JP H11221690 A JPH11221690 A JP H11221690A JP 10026856 A JP10026856 A JP 10026856A JP 2685698 A JP2685698 A JP 2685698A JP H11221690 A JPH11221690 A JP H11221690A
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Japan
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work
processing
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camera
laser
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Application number
JP10026856A
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English (en)
Inventor
Hajime Osanai
肇 小山内
Kenichi Ijima
健一 井嶋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH11221690A publication Critical patent/JPH11221690A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0017Etching of the substrate by chemical or physical means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークがテーブル等に供給されてから加工が
開始されるまでの時間を大幅に短縮し、生産性を向上さ
せることのできるレーザ加工装置およびレーザ加工方法
を提供すること。 【解決手段】 ワーク51を加工する際の基準となる加
工基準点59を含む領域を第1のカメラ60で撮像し、
前記領域中のどの位置に加工基準点59が位置するかを
判断し、この判断結果に基づいて第2のカメラ61で加
工基準点59を撮像して加工基準点59の位置座標を求
め、この位置座標に基づいてワーク51の加工を行うレ
ーザ加工装置において、未加工のワーク51を位置決め
して待機させるワーク待機部53a,54,55と、こ
のワーク待機部53a,54,55のワーク51を搬送
する搬送手段52とを有し、ワーク待機部53a,5
4,55に第1のカメラ60を設け、ワーク51の加工
中において次に加工するワーク51の加工基準点59の
位置を求めるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを加工す
る際の基準となる加工基準点をカメラで撮像して位置座
標を求め、求められた位置座標に基づいて前記ワークの
加工を行うレーザ加工装置およびレーザ加工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワークの加工を開始する際に、ワークに
予め設けられた加工基準点を高解像度のカメラで撮像
し、前記加工基準点の座標位置を精密に割り出すレーザ
加工装置およびレーザ加工方法が、例えば、特開昭63
−236340号公報に開示されている。この技術内容
をレーザ加工機に置き換えたのが、図3に示すものであ
る。
【0003】図3において、50はプリント基板51を
積み置きするローディング待機ステーション、52はプ
リント基板51を上記ローディング待機ステーション5
0より吸着パッド62により1枚吸い上げ、位置決めス
テーション53にて位置決めを行った後、XYテーブル
57に装着されているトップテーブル58上にローディ
ングを行うローディング装置、54は上記位置決めステ
ーション上に配設されている位置決めピン、55は位置
決めステーション上に置かれたプリント基板51をY
(−)方向へ押し出すエアシリンダ、56は図示しない
レーザ発振器より導かれたレーザ光を集光し、プリント
基板51へ照射する加工ヘッド、59はプリント基板5
1の回転パターンに対し、位置的に高精度に設けられて
いるアライメントマーク、60は視野範囲は広いが、画
像の分解能は低く画像処理精度は低い低倍率カメラ(第
1のカメラ)、61は視野範囲は狭いが、画像の分解能
は高く画像処理精度の高い高倍率カメラ(第2のカメ
ラ)である。
【0004】つぎに、動作について説明する。ローディ
ング待機ステーション50上に積まれたプリント基板5
1は、ローディング装置52上に装備されている吸着パ
ッド62により1枚吸着され、上記ローディング装置5
2により、位置決めステーション53上に運ばれ、この
位置決めステーション53上に配設された位置決めピン
54に対して位置決めが行われる。このとき、X(−)
方向に対しては、ローディング装置52のX(−)方向
への押し当てにより、また、Y(−)方向に対しては、
エアシリンダ55による押し当て動作により行われるも
のである。
【0005】上記位置決めステーション53上にて位置
決めされたプリント基板51は、既にXYテーブル57
上にてレーザ光により加工を行っているプリント基板5
1の加工が終了し、図示しないアンローデイング装置に
より回収され、上記XYテーブル57が被ローデイング
位置(X(+)ストローク端)へ移動し終わるまで待機
している。
【0006】上記XYテーブル57が、被ローディング
位置への移動を完了した後、プリント基板51は上記ロ
ーディング装置52により、XYテーブル57上へロー
ディングされる。このとき、このXYテーブル57上へ
のローディングによる繰り返し位置決め精度は確保され
ているものとする。
【0007】ローディングされた上記プリント基板51
は、XYテーブル57に装備されたトップテーブル58
に等ピッチであいている小さな穴からの真空ボンプ(図
示せず)による吸引動作により吸着される。
【0008】上記プリント基板51の吸着が完了後、こ
のプリント基板51にある3つのアライメントマーク5
9(ターゲットマークともいう)に対し、まず最初に広
い視野をもつ低倍率カメラ60を用い、あらかじめプロ
グラムされたXYテーブル57の動作によりそれぞれの
上記アライメントマーク59の位置(視野角からのずれ
量)を画像処理により算出する。
【0009】そのデータにより、狭い視野しかもたない
高倍率カメラ61が、それぞれの上記アライメントマー
ク59を、視野から外すことなくほぼ中心位置にとらえ
るようXYテーブル57を動作させ、上記アライメント
マーク59の位置を画像処理により高精度で検出する。
この検出結果をもとに、プリント基板51のXY軸方向
に対する回転角度を算出するとともに、プログラムの座
標回転を行い加工を開始する。
【0010】なお、プリント基板51は、アライメント
マーク59の位置と回路パターンの位置関係とが高精度
に決められているため、加工は2つのアライメントマー
ク59を基準として行う。また、先に低倍率カメラ60
でアライメントマーク59を認識しなければならない理
由としては、プリント基板51の板端とアライメントマ
ーク59との距離があまり正確でなくバラツキがあるた
め、上記位置決めステーション53でプリント基板51
の板端を利用して位置決めを行っていても、最初に視野
の狭い高倍率カメラ61で認識しようとすると視野から
外れることが多いためである。
【0011】また、カメラを高倍率のものにすれば、画
像の分解能が高まり、認識精度が高くなるため、高精度
な位置決め加工を行うためには、最終的には高倍率カメ
ラ61にて、アライメントマーク59を認識し、画像処
理する必要がある。
【0012】特に、近年、プリント基板の高密度化が促
進し、要求される加工位置精度が高まりつつあるため、
高倍率カメラを使用した画像処理の必要性も高まりつつ
ある。
【0013】さらに、上記特開昭63−236340号
公報の他にも、関連する従来技術として、特開平2−1
47182号公報、特開平7−9658号公報等が知ら
れている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のレーザ加工装置およびレーザ加工方法は、テー
ブル等にワークを供給してから視野が広い低倍率のカメ
ラで加工基準点を探し、低倍率カメラが探し出した加工
基準点の位置を画像処理によって求め、得られた結果に
基づいて高倍率カメラまたはワークを移動させて前記高
倍率カメラの視野内に前記加工基準点を位置させ、しか
る後に前記加工基準点の位置座標を画像処理によって求
め、得られた結果に基づいてワークの加工を開始してい
たため、前記テーブル等にワークが供給されてから加工
が開始されるまでに時間がかかり、生産性が低いという
問題点があった。
【0015】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たもので、ワークがテーブル等に供給されてから加工が
開始されるまでの時間を大幅に短縮し、生産性を向上さ
せることのできるレーザ加工装置およびレーザ加工方法
を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るレーザ加工装置は、ワークを加工す
る際の基準となる加工基準点を含む領域を第1のカメラ
で撮像し、前記領域中のどの位置に前記加工基準点が位
置するかを判断し、この判断結果に基づいて第2のカメ
ラで前記加工基準点を撮像して前記加工基準点の位置座
標を求め、この位置座標に基づいて固定手段に固定され
た前記ワークの加工を行うレーザ加工装置において、未
加工の前記ワークを位置決めして待機させるワーク待機
部と、このワーク待機部の前記ワークを搬送して前記固
定手段に受け渡すワーク搬送手段とを有し、前記ワーク
待機部に前記第1のカメラを設けたものである。
【0017】つぎの発明に係るレーザ加工装置は、前記
ワーク待機部には、位置の異なる複数の前記加工基準点
に応じて複数の前記第1のカメラを設けたものである。
【0018】つぎの発明に係るレーザ加工装置は、前記
ワーク待機部には、位置の異なる複数の前記加工基準点
に応じて移動自在な前記第1のカメラを設けたものであ
る。
【0019】つぎの発明に係るレーザ加工装置は、前記
レーザ加工装置は、発振器により出力されたレーザ光に
より前記テーブル上に供給されたワークの加工を行うも
のである。
【0020】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、ワー
クを加工する際の基準となる加工基準点を含む領域を第
1のカメラで撮像し、前記領域中のどの位置に前記加工
基準点が位置するかを判断し、この判断結果に基づいて
第2のカメラで前記加工基準点を撮像して前記加工基準
点の位置座標を求め、この位置座標に基づいて固定手段
に固定された前記ワークの加工を行うレーザ加工方法に
おいて、前記ワークを位置決めして待機させる工程と、
位置決めして待機された前記ワークの加工基準点を含む
領域を第1のカメラで撮像し、前記領域内の前記加工基
準点の位置を求める工程と、加工の終了したワークを加
工位置から搬出した後に前記ワークを待機位置から加工
位置まで搬送する工程と、前記加工基準の位置に基づい
て前記ワークまたは第2のカメラを移動させ、前記第2
のカメラの視野内に前記加工基準点を位置させる工程
と、前記加工基準点を前記第2のカメラで撮像して前記
加工基準点の座標位置を求める工程と、求められた前記
加工基準点の座標位置に基づいて前記ワークの加工を行
う工程と、を含むものである。
【0021】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、前記
ワークには複数箇所に前記加工基準点が設けられ、複数
の前記第1のカメラで前記加工基準点を含む領域を撮像
して前記ワークの回転角度を求めるものである。
【0022】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、前記
ワークの複数箇所に形成された前記加工基準点の位置
を、前記第1のカメラを移動させることによって求める
ものである。
【0023】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、前記
ワークは、発振器により出力されたレーザ光により加工
が行われるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るレーザ加工
装置およびレーザ加工方法の実施の形態を、図面を用い
て説明する。なお、図1はこの発明のレーザ加工装置の
一実施の形態にかかり、レーザ加工装置の全体構成を説
明する斜視図である。
【0025】図1において、レーザ加工装置のベッド4
9上には、X−Y方向に移動自在なXYテーブル57が
設けられ、このXYテーブル57の上にワークであるプ
リント基板51を載置するトップテーブル58が設けら
れている。このトップテーブル58は、図示しないエア
吸引ポンプ等のエア吸引手段により表面に形成された多
数個の孔からエアを吸引し、プリント基板51を吸着し
て固定するものである。
【0026】ベッド49の後方側にはコラム48が立設
され、このコラム48に片持ち支持された支持部材47
の先端には、図示しないレーザ発振器で生成されたレー
ザ光を集光しプリント基板51に照射する加工ヘッド5
6が設けられている。この加工ヘッド56の前方側に
は、視野範囲は狭いが画像の分解能および画像処理精度
の高い高倍率の高倍率カメラ(第2のカメラ)61が設
けられている。
【0027】プリント基板51には、プリント基板51
に形成された回路パターンに対して位置的に高精度に2
つ以上のアライメントマーク59が設けられている。こ
のアライメントマーク59が加工の基準となる加工基準
点で、プリント基板51を加工する際には、いずれかの
アライメントマーク59の座標位置を加工原点にセット
する。
【0028】ベッド49に隣接して、プリント基板51
を位置決めして待機させる位置決めステーション53お
よび多数枚のプリント基板51を積層してストックする
ローディング待機ステーション50が配置されている。
そして、ローディング待機ステーション50とトップテ
ーブル58との間には、ガイドレール52aに沿って進
退移動自在な複数の吸着パッド62を有する搬送手段と
してのローディング装置52が設けられている。このロ
ーディング装置52は、ローディング待機ステーション
50と位置決めステーション53との間および位置決め
ステーション53とトップテーブル58との間を進退移
動して、吸着パッド62に吸着したプリント基板51を
搬送する。
【0029】プリント基板51が載置される位置決めス
テーション53の上面53aには、X方向とY方向に沿
った二辺に複数の位置決めピン54が立設されていて、
ローディング装置52によってローディング待機ステー
ション50から搬送されてきたプリント基板51がこの
位置決めピン54に当接して位置決めされる。位置決め
ピン54が設けられていない上面53aの後方位置に
は、プリント基板51を後方側から押して位置決めピン
54に押しつける位置決め用のエアシリンダ55が設け
られている。前記した位置決めステーション53の上面
53aおよび位置決めピン54,エアシリンダ55がワ
ークであるプリント基板51を位置決めして待機させる
ワーク待機部を構成する。
【0030】ローディング装置52を構成するガイドレ
ール52aの、吸着パッド62と干渉しない位置にはス
テー1が取り付けられ、このステー1の先端に視野範囲
は広いが画像の分解能および画像処理精度の低い低倍率
の低倍率カメラ(第1のカメラ)60が設けられてい
る。この低倍率カメラ60は、視野内に加工基準点59
が含まれるように、予め位置決めしてステー1に取り付
けられている。
【0031】つぎに、この発明のレーザ加工方法を、図
1のレーザ加工装置の作用とともに説明する。図2はこ
の発明のレーザ加工方法の一実施の形態にかかり、ワー
クであるプリント基板51がローディング待機ステーシ
ョン50から搬送されてから加工が開始されるまでの工
程を示す工程図である。
【0032】ローディング装置52は、ローディング待
機ステーション50に積層されたプリント基板51の中
から最上層に位置するプリント基板51を吸着パッド6
2で吸着して持ち上げ、吸着パッド62のX方向の移動
とともに位置決めステーション53まで搬送し(ステッ
プS1)、位置決めステーション53の上面53aに載
置する。
【0033】プリント基板51が上面53aに載置され
ると、エアシリンダ55が駆動してプリント基板51を
X方向に沿って設けられた位置決めピン54に押しつけ
る。このようにしてプリント基板51は、位置決めピン
54によって位置決めされ、先にレーザ加工装置のトッ
プテーブル58に載置されたプリント基板51の加工が
終了するまで待機される(ステップS2)。
【0034】この後、低倍率カメラ60がプリント基板
51の撮像を行う(ステップS3)。低倍率カメラ60
は解像度は低いが視野角が広いため、プリント基板51
が多少位置ずれしていてもアライメントマーク59が低
倍率カメラ60の視野範囲から外れてしまうということ
はない。
【0035】レーザ加工装置の図示しない制御装置は、
低倍率カメラ60が撮像した画像を二値化し、二値化さ
れたデータの中からアライメントマーク59を探し出し
て撮像された画像の視野中心との座標上のずれを演算処
理によって求める(ステップS4)。
【0036】低倍率カメラ60は、予めその位置が決定
されて前記ワーク待機部に設けられているので、ステッ
プS4の演算処理によってアライメントマーク59の位
置が決定できる。つぎに前記制御装置は、座標変換処理
によって位置決めステーション53上におけるアライメ
ントマーク59の位置をトップテーブル58上における
アライメントマークの位置に置き換える。
【0037】一方、トップテーブル58上では先にセッ
トされたプリント基板51の加工が行われている(ステ
ップS5)。当該プリント基板51の加工が終了すると
(ステップS6)、トップテーブル58はプリント基板
51の搬出が可能なワーク搬出位置まで移動し(ステッ
プS7)、加工の終了したプリント基板51を図示しな
いアンローダに受け渡してレーザ加工装置から搬出させ
(ステップS8)、その後、トップテーブル58をプリ
ント基板51の搬入が可能なワーク搬入位置へ移動させ
る(ステップS9)。
【0038】つぎに、ローディング装置52の吸着パッ
ド62が位置決めステーション53上の未加工のプリン
ト基板51を吸着して持ち上げ、ガイドレール52aに
沿ったX方向の移動によってプリント基板51をトップ
テーブル58上まで搬送する(ステップS10)。
【0039】ローディング装置52の吸着パッド62は
トップテーブル58上の所定位置でプリント基板51を
下降させてトップテーブル58上に載置する。このと
き、トップテーブル58の表面からはエアが吸引されて
プリント基板51を吸着するので、プリント基板51は
位置ずれすることなくローディング装置52からトップ
テーブル58に受け渡されて固定される。プリント基板
51を受け渡した後は、吸着パッド62はエアの吸引動
作を停止させ、ガイドレール52aに沿ったX方向に移
動して退避する。
【0040】この後、前記制御装置がステップS4の演
算処理結果に基づいてトップテーブル58を移動させ
(ステップS11)、高倍率カメラ61の視野内に加工
基準部59が位置するようにする。前記制御装置は、高
倍率カメラ61によって撮像された画像の中からアライ
メントマーク59を割り出し、アライメントマーク59
の精密な位置座標を演算処理によって求める(ステップ
S12)。この後、得られたアライメントマーク59の
座標位置に基づいて穴明けや切断等のレーザ加工が行わ
れる(ステップS13)。
【0041】この発明の一実施の形態について説明して
きたが、この発明は上記の実施の形態より何ら限定され
るものではない。例えば、上記の実施の形態では低倍率
カメラ60を位置決めステーション53に一台のみ設け
るものとして説明したが、上記の実施の形態のようにア
ライメントマーク59がプリント基板51の複数箇所に
設けられている場合は、アライメントマーク59の位置
に応じて低倍率カメラ60を二台以上設けるものとして
もよい。このように構成することにより、プリント基板
51のX方向またはY方向の位置ずれだけでなく、プリ
ント基板51の回転位置ずれも検出することができ、よ
り精密な加工が可能になる。
【0042】さらに、低倍率カメラ60をX−Y平面内
で移動自在に設けることにより、異なるプリント基板5
1の異なる位置にアライメントマーク59が設けられて
いる場合であっても、アライメントマーク59の当該位
置に応じて低倍率カメラ60を移動させることができ、
低倍率カメラ60の移動量とアライメントマーク59の
位置とから、低倍率カメラ60の視野中心からのアライ
メントマーク59のずれ量を演算処理によって簡単に求
めることができる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明に係る
レーザ加工装置は、ワークの加工とワークの加工基準点
の位置の計測とを並行して行うことが可能になり、プリ
ント基板等のワークがレーザ加工装置のテーブル等に供
給されてから加工を開始するまでの時間を大幅に削減す
ることができ、生産性を向上させることができる。
【0044】つぎの発明に係るレーザ加工装置は、ワー
クの複数箇所に加工基準点が形成されている場合におい
て、複数の第1のカメラで二つ以上の加工基準点を撮影
するようにすることにより、ワークのX方向またはY方
向の位置ずれだけでなく、XY平面内における回転位置
のずれも検出することが可能になる。
【0045】つぎの発明に係るレーザ加工装置は、異な
るワークごとの異なる位置に加工基準点が設けられてい
る場合であっても、第1のカメラを移動させるだけで対
処することができる。
【0046】つぎの発明に係るレーザ加工装置は、プリ
ント基板等のワークの穴明け加工等を行うレーザ加工装
置において、ワークがテーブル上に供給されてから、加
工を開始するまでの時間を大幅に削減し、生産性を向上
させることができる。
【0047】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、ワー
クの加工中においてつぎに加工するワークの加工基準点
の位置を求めることができ、ワークがテーブル等に供給
されてから加工が開始されるまでの時間を大幅に短縮
し、生産性を向上させることができる。
【0048】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、複数
箇所の加工基準点を撮像することにより、ワークの回転
角度を求めることができる。
【0049】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、異な
るワークごとの異なる位置に加工基準点が設けられてい
る場合であっても、第1のカメラを移動させるだけで対
処することができる。
【0050】つぎの発明に係るレーザ加工方法は、プリ
ント基板等のワークの穴明け加工等を行うレーザ加工方
法において、ワークがテーブル上に供給されてから、加
工を開始するまでの時間を大幅に削減し、生産性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るレーザ加工装置の一実施の形
態にかかり、レーザ加工装置の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】 この発明に係るレーザ加工方法の一実施の形
態にかかり、その工程を示すフローチャートである。
【図3】 従来におけるレーザ加工装置の全体構成を説
明する斜視図である。
【符号の説明】
47 支持部材、48 コラム、49 ベッド、50
ローディング待機ステーション、51 プリント基板、
52 ローディング装置(搬送手段)、53位置決めス
テーション、53a 上面、54 位置決めピン、55
エアシリンダ、56 加工ヘッド、57 XYテーブ
ル、58 トップテーブル、59 アライメントマーク
(加工基準点)、60 低倍率カメラ、61 高倍率カ
メラ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを加工する際の基準となる加工基
    準点を含む領域を第1のカメラで撮像し、前記領域中の
    どの位置に前記加工基準点が位置するかを判断し、この
    判断結果に基づいて第2のカメラで前記加工基準点を撮
    像して前記加工基準点の位置座標を求め、この位置座標
    に基づいて固定手段に固定された前記ワークの加工を行
    うレーザ加工装置において、 未加工の前記ワークを位置決めして待機させるワーク待
    機部と、このワーク待機部の前記ワークを搬送して前記
    固定手段に受け渡すワーク搬送手段とを有し、前記ワー
    ク待機部に前記第1のカメラを設けたことを特徴とする
    レーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク待機部には、位置の異なる複
    数の前記加工基準点に応じて複数の前記第1のカメラを
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク待機部には、位置の異なる複
    数の前記加工基準点に応じて移動自在な前記第1のカメ
    ラを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ加工装置は、発振器により出
    力されたレーザ光により前記テーブル上に供給されたワ
    ークの加工を行うことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一つに記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 ワークを加工する際の基準となる加工基
    準点を含む領域を第1のカメラで撮像し、前記領域中の
    どの位置に前記加工基準点が位置するかを判断し、この
    判断結果に基づいて第2のカメラで前記加工基準点を撮
    像して前記加工基準点の位置座標を求め、この位置座標
    に基づいて固定手段に固定された前記ワークの加工を行
    うレーザ加工方法において、 前記ワークを位置決めして待機させる工程と、 位置決めして待機された前記ワークの加工基準点を含む
    領域を第1のカメラで撮像し、前記領域内の前記加工基
    準点の位置を求める工程と、 加工の終了したワークを加工位置から搬出した後に前記
    ワークを待機位置から加工位置まで搬送する工程と、 前記加工基準の位置に基づいて前記ワークまたは第2の
    カメラを移動させ、前記第2のカメラの視野内に前記加
    工基準点を位置させる工程と、 前記加工基準点を前記第2のカメラで撮像して前記加工
    基準点の座標位置を求める工程と、 求められた前記加工基準点の座標位置に基づいて前記ワ
    ークの加工を行う工程と、 を含むことを特徴とするレーザ加工方法。
  6. 【請求項6】 前記ワークには複数箇所に前記加工基準
    点が設けられ、複数の前記第1のカメラで前記加工基準
    点を含む領域を撮像して前記ワークの回転角度を求める
    ことを特徴とする請求項5に記載のレーザ加工方法。
  7. 【請求項7】 前記ワークの複数箇所に形成された前記
    加工基準点の位置を、前記第1のカメラを移動させるこ
    とによって求めることを特徴とする請求項5に記載のレ
    ーザ加工方法。
  8. 【請求項8】 前記ワークは、発振器により出力された
    レーザ光により加工が行われることを特徴とする請求項
    5〜7のいずれか一つに記載のレーザ加工方法。
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