JP3157465B2 - スクリーン印刷機及びその制御方法 - Google Patents

スクリーン印刷機及びその制御方法

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JP3157465B2
JP3157465B2 JP20438796A JP20438796A JP3157465B2 JP 3157465 B2 JP3157465 B2 JP 3157465B2 JP 20438796 A JP20438796 A JP 20438796A JP 20438796 A JP20438796 A JP 20438796A JP 3157465 B2 JP3157465 B2 JP 3157465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に
はんだ付けするためのクリームはんだ等のペーストを基
板に印刷するためのスクリーン印刷機及びその制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、クリームはんだ等のペー
ストを基板に印刷するためにスクリーン印刷機が使用さ
れている。従来のスクリーン印刷機は、水平方向に延び
るX軸、Y軸の方向に移動するための移動機構及び垂直
方向に延びるZ軸の方向に移動するための移動機構及び
水平面内で回転するための回転機構を有する基板支持テ
ーブルと、この基板支持テーブルの上方に配されたスク
リーン支持手段と、基板支持テーブルとスクリーン支持
手段との間に配され、X軸及びY軸の方向に移動自在
で、基板支持テーブル上に載置された基板とスクリーン
支持手段に支持されたスクリーンとを撮像するカメラを
有する撮像手段とを備えている。
【0003】このスクリーン印刷機によって基板にスク
リーン印刷を行うには、まず、基板支持テーブル上に載
置されたスクリーン印刷前の基板とスクリーン支持手段
に支持されたスクリーンとを撮像手段に撮像させて基板
とスクリーンの位置認識を行い、得られた基板とスクリ
ーンの位置情報から基板とスクリーンとの間のずれを算
出し、基板支持テーブルをX軸及びY軸の方向に移動さ
せるとともに水平面内で回転させてずれを補正する。そ
して、撮像手段を水平方向に退避させ、基板支持テーブ
ルを上昇させて基板をスクリーンの下面に押し付け、ス
キージをスクリーンの上面に沿って移動させて基板上に
ペーストを印刷する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクリーン
印刷機は、基板がスクリーンと接する位置にあるときに
基板とスクリーンとの間のずれを算出することができな
いため、基板支持テーブルをZ軸方向に移動させる機構
にひずみが有ると、基板とスクリーンとがずれた状態で
印刷が行われてしまうという問題があった。
【0005】また、従来のスクリーン印刷機では、一台
のカメラで基板とスクリーンとを撮像するようになって
おり、基板とスクリーンの画像は複雑な光学系を介して
カメラに取り込まれるため、光学系にひずみが生じ易
く、基板とスクリーンの正確な位置認識を行いにくいと
いう問題があった。
【0006】また、スクリーンの画像を取り込む光学系
は、画像の入射面をスクリーンの下面に向けた状態で配
されるため、スクリーンから滴下したペーストが光学系
の入射面に付着し、カメラがスクリーンの正確な位置を
認識できなくなるという問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決し、基板と
スクリーンとの間のずれを高い精度で補正することがで
きるスクリーン印刷機及びその制御方法を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0008】また、本発明の他の目的は、欠けやかすれ
等が少ない高品質の印刷ペーストを有する基板を製造す
ることができるスクリーン印刷機を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、水平方向に延びるX軸の方
向に移動するための第1移動機構及び垂直方向に延びる
Z軸の方向に移動するための第2移動機構及び水平面内
で回転するための回転機構を有する基板支持テーブル
と、この基板支持テーブルの上方に配され、水平方向に
延びるY軸の方向に移動するための移動機構を有するス
クリーン支持手段と、前記基板支持テーブルと前記スク
リーン支持手段との間に配され、X軸及びY軸の方向に
移動自在で、前記基板支持テーブル上に載置された基板
を撮像するカメラを有する第1撮像手段と、前記スクリ
ーン支持手段の上方に配され、X軸及びY軸の方向に移
動自在で、前記スクリーン支持手段に支持されたスクリ
ーンを撮像するカメラを有する第2撮像手段と、前記基
板にスクリーン印刷を行う前に、前記第1撮像手段に前
記基板を撮像させて前記基板の位置認識を行い、前記第
2撮像手段に前記スクリーンを撮像させて前記スクリー
ンの位置認識を行い、得られた前記基板及び前記スクリ
ーンの位置情報から前記基板と前記スクリーンとの間の
ずれを算出し、前記基板支持テーブルの第1移動機構及
び回転機構、前記スクリーン支持手段の移動機構を駆動
して前記ずれを補正する制御手段と、を備えたことを特
徴とするスクリーン印刷機である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1のスクリーン
印刷機において、前記第1撮像手段が撮像したスクリー
ン印刷後の基板の画像から少なくとも印刷ペーストの位
置ずれを判別する印刷ペースト良否判別手段を設け、前
記制御手段が、前記印刷ペースト良否判別手段からの印
刷ペーストの位置ずれ情報に基づいて前記基板と前記ス
クリーンとの間のずれを補正することを特徴とするもの
である。
【0011】請求項3の発明は、請求項2のスクリーン
印刷機において、前記制御手段が、周期的に前記第1撮
像手段にスクリーン印刷後の基板を撮像させ、得られた
画像から前記印刷ペースト良否判別手段に前記基板の印
刷ペーストの良否を判別させることを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれかのスクリーン印刷機において、前記第2撮像手
段が撮像した前記スクリーンの画像から前記スクリーン
の開口部の目詰まりを判別する目詰まり判別手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項4のスクリーン
印刷機において、前記制御手段が、周期的に前記第2撮
像手段に前記スクリーンを撮像させ、得られた画像から
前記目詰まり判別手段に前記スクリーンの開口部の目詰
まりを判別させることを特徴とするものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項1〜請求項5の
いずれかのスクリーン印刷機において、前記スクリーン
の上方または下方に配され、垂直方向に移動自在で、前
記スクリーンに気体を吹き付ける気体吹付手段と、前記
スクリーンを挟んで前記気体吹付手段と対向するように
配され、垂直方向に移動自在で、前記スクリーンに付着
した印刷ペーストの残滓を吸引する吸引手段とを備えた
清掃手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項7の発明は、請求項6のスクリーン
印刷機において、前記清掃手段が、前記スクリーンと前
記吸引手段との間に配され、前記スクリーンに対して接
離し、前記印刷ペーストの残滓を付着させる通気性を有
する清掃シートを備えたことを特徴とするものである。
【0016】請求項8の発明は、請求項1〜請求項7の
いずれかに記載のスクリーン印刷機において、前記スク
リーンの下方に、垂直方向に移動自在で、前記スクリー
ンに付着した印刷ペーストの残滓を吸引する吸引手段
と、前記スクリーンと前記吸引手段との間に配され、前
記スクリーンに対して接離し、垂直方向に移動自在で、
前記印刷ペーストの残滓を付着させる通気性を有する清
掃シートとを備えた清掃手段を設けるとともに、前記ス
クリーン上を印刷ペースト塗布用のスキージが相対移動
することにより前記スクリーンが前記清掃シートに押し
付けられるようにしたことを特徴とするものである。
【0017】請求項9の発明は、請求項6〜請求項8の
いずれかに記載のスクリーン印刷機において、前記制御
手段が、前記印刷ペースト良否判別手段または前記目詰
まり判別手段の判別結果が否である場合に前記清掃手段
に前記スクリーンを清掃させることを特徴とするもので
ある。
【0018】請求項10の発明は、請求項1〜請求項9
のいずれかに記載のスクリーン印刷機の制御方法であっ
て、前記基板支持テーブル上に載置した基板を前記第1
撮像手段に撮像させ、前記基板支持テーブルを印刷位置
に上昇させて前記基板を前記第2撮像手段に撮像させ、
前記第1撮像手段によって得られた前記基板の位置情報
と前記第2撮像手段によって得られた前記基板の位置情
報とのずれを算出させ、このずれによる誤差が解消され
るように前記基板と前記スクリーンとの間のずれを補正
させることを特徴とするものである。
【0019】請求項11の発明は、請求項10に記載の
スクリーン印刷機の制御方法において、表面に校正用マ
ークを有しこの校正用マークの位置が既知の校正用治具
板を前記基板支持テーブル上に載置し、前記校正用マー
クを前記第1及び第2撮像手段に撮像させ、前記第1及
び第2撮像手段によって得られた前記校正用マークの位
置情報と前記校正用マークの既知の位置情報とのずれを
算出させ、このずれによる誤差が解消されるように前記
基板と前記スクリーンの位置認識を行わせることを特徴
とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実
施形態のスクリーン印刷機の要部の正面図、図2は図1
のA−A線矢視図、図3は図1のスクリーン印刷機の右
側面図、図4は図1のスクリーン印刷機の制御回路のブ
ロック図である。
【0021】図1に示すスクリーン印刷機は、基板上に
クリームはんだを印刷するためのもので、基台1上に設
置された基板支持テーブル2と、この基板支持テーブル
2の上方に配されたスクリーン支持手段3と、基板支持
テーブル2とスクリーン支持手段3との間に配され、基
板支持テーブル2上に載置された基板Pを撮像する第1
撮像手段4と、スクリーン支持手段3の上方に配され、
スクリーン支持手段3に支持されたスクリーンSを撮像
する第2撮像手段5と、スクリーンSの上方に配された
印刷ヘッド6と、基板Pを基板支持テーブル1上に供給
する供給コンベヤ7と、基板Pを基板支持テーブル1上
から排出する排出コンベヤ8と、基板支持テーブル2、
スクリーン支持手段3、第1撮像手段4、第2撮像手段
5、印刷ヘッド6、供給コンベヤ7、排出コンベヤ8を
駆動制御する制御手段9(図4参照)とを備えている。
【0022】基板支持テーブル2は、水平方向に延びる
X軸の方向(図1の左右方向)に移動するための第1移
動機構10と、この第1移動機構10上に設けられ、水
平面内で回転するための回転機構11と、この回転機構
11上に設けられ、垂直方向に延びるZ軸の方向に移動
するための第2移動機構12と、この第2移動機構12
上に設けられた基板支持プレート13と、基板支持プレ
ート13の上面に設けられ、基板PをX軸の方向に搬送
する搬送機構(不図示)とを備えている。なお、基板P
の表面には、二個の位置認識用マーク(不図示)が付さ
れている。
【0023】スクリーン支持手段3は、スクリーンSの
周縁部の下面を支持するスクリーン支持枠14と、スク
リーン支持枠14の上方に配され、スクリーンSの周縁
部をスクリーン支持枠14に圧接する複数個のスクリー
ン押えシリンダ15と、水平方向に延びるY軸の方向
(図2参照)に移動するための移動機構16とを備えて
いる。なお、スクリーンSの上面には、二個の位置認識
用マーク(不図示)が付されている。
【0024】第1撮像手段4は、カメラ17と、カメラ
17をX軸方向及びY軸方向に移動させる移動機構18
とを備えている。また、第2撮像手段5は、カメラ19
と、カメラ19をX軸方向に移動させる移動機構20と
を備えている。また、カメラ19は、印刷ヘッド6の移
動機構22(後述)によってY軸方向に移動自在に支持
されている。
【0025】印刷ヘッド6は、下部に設けられた印刷ペ
ースト塗布用のスキージ21と、Y軸方向に移動するた
めの移動機構22と、スキージ21をZ軸方向に移動す
るための垂直移動機構23とを備えている。
【0026】供給コンベヤ7は、基板支持テーブル2を
X軸方向に移動させることによって基板支持テーブル2
と連結され、この状態で供給コンベヤ7を駆動すると基
板支持テーブル2の搬送機構が連動するようになってい
る。
【0027】排出コンベヤ8は、基板支持テーブル2を
X軸方向に移動させることによって基板支持テーブル2
と連結され、この状態で排出コンベヤ8を駆動すると基
板支持テーブル2の搬送機構が連動するようになってい
る。
【0028】図4に示すように、制御手段9は、認識ボ
ード24と、ROM(不図示)に格納されたプログラム
に従って全体の制御を行うCPU25と、モータ制御部
26とを備えており、認識ボード24はバス27を介し
てCPU25及びモータ制御部26に接続されている。
認識ボード24には第1撮像手段4のカメラ17及び第
2撮像手段5のカメラ19が接続されている。モータ制
御部26には、サーボモータドライバSMDまたはパル
スモータドライバPMDを介して、基板支持テーブル2
の第1及び第2移動機構10、12、回転機構11、ス
クリーン支持手段3の移動機構16、第1撮像手段4の
移動機構18、第2撮像手段5の移動機構20、印刷ヘ
ッド6の移動機構22のサーボモータSMまたはパルス
モータPMが接続されている。
【0029】SM1は基板支持テーブル2の第2移動機
構12のサーボモータ、PM1は回転機構11のパルス
モータ、PM2は第1移動機構10のパルスモータ、P
M3はスクリーン支持手段3の移動機構16のパルスモ
ータ、PM4は第1撮像手段4の移動機構18のX軸の
パルスモータ、PM5は移動機構18のY軸のパルスモ
ータ、SM2は第2撮像手段5の移動機構20のサーボ
モータ、PM6は第2撮像手段5のカメラ19をY軸方
向に移動させる移動機構22のパルスモータである。
【0030】なお、図3において、28はハウジング、
29及び30はハウジング28の前面及び後面に設けら
れた開口部(不図示)を開閉するためのガルウイング式
の扉である。
【0031】次に、上記のように構成したスクリーン印
刷装置の動作を説明する。まず、基板Pにスクリーン印
刷を行う前に、第1撮像手段4のカメラ17と第2撮像
手段5のカメラ19の位置合わせを行う。
【0032】基板Pを供給コンベヤ7上に載置すると、
フォトセンサ(不図示)がこれを検知し、基板ストッパ
(不図示)が下降し、基板Pを搬送中に移動しないよう
に押さえる。次に、基板支持テーブル2が左方向に移動
し、供給コンベヤ7と連結される。供給コンベヤ7が駆
動され、これに基板支持テーブル2の搬送機構が連動し
て基板Pが基板支持テーブル2に向かって搬送される。
基板Pが基板支持テーブル2上の所定位置に達すると、
供給コンベヤ7が停止する。そして、公知の位置決め機
構(不図示)によって基板Pが位置決めされた後、基板
支持テーブル2が右方向に移動して元の位置(以下、原
点位置と記す)に復帰する。
【0033】次に、第1撮像手段4のカメラ17がX軸
方向及びY軸方向に移動して基板P上の二個の位置認識
用マークを撮像する。その画像は認識ボード24に記憶
される。CPU25は、認識ボード24に記憶された画
像から各位置認識用マークの位置を認識し、RAM(不
図示)に記憶する。
【0034】次に、カメラ17及びスクリーン支持手段
3が水平方向に退避し、基板支持テーブル2が上昇し、
基板Pが印刷位置に達すると基板支持テーブル2が停止
する。第2撮像手段5のカメラ19がX軸方向及びY軸
方向に移動して基板P上の二個の位置認識用マークを撮
像し、その画像は認識ボード24に記憶される。CPU
25は、認識ボード24に記憶された画像から各位置認
識用マークの位置を認識し、得られた位置情報をRAM
に記憶されている第1撮像手段4によって得られた位置
情報と比較して両者のずれを算出する。このずれはカメ
ラ17とカメラ19の位置ずれ及び基板支持テーブル2
をZ軸方向に移動させる第2移動機構12のひずみによ
って生じるものである。CPU25は、このずれを解消
するためのカメラ19の移動量を算出し、カメラ19を
移動させ、その位置をカメラ19の新しい基準位置とし
てRAMに記憶させる。そして、基板支持テーブル2が
原点位置に下降し、スクリーン支持手段3が印刷位置に
復帰するとともにカメラ17が基準位置に復帰する。
【0035】次に、実際に基板Pにスクリーン印刷を行
う場合について説明する。まず、第1撮像手段4のカメ
ラ17がX軸方向及びY軸方向に移動して基板P上の二
個の位置認識用マークを撮像し、その画像は認識ボード
24に記憶される。そして、CPU25が認識ボード2
4に記憶された画像から各位置認識用マークの位置を認
識し、位置情報がRAMに記憶される。また、第2撮像
手段5のカメラ19がX軸方向及びY軸方向に移動して
スクリーンS上の二個の位置認識用マークを撮像し、そ
の画像は認識ボード24に記憶される。そして、CPU
25が認識ボード24に記憶された画像から各位置認識
用マークの位置を認識し、得られた位置情報をRAMに
記憶された基板Pの位置認識用マークの位置情報と比較
して基板PとスクリーンSとの間のずれを算出する。
【0036】CPU25は、このずれを補正するための
基板支持テーブル2とスクリーン支持手段3の移動量を
算出し、得られた値に基づいてモータ制御部26が基板
支持テーブル2の移動機構10、回転機構11、スクリ
ーン支持手段3の移動機構16のモータを駆動して基板
PとスクリーンSとのずれを補正する。
【0037】次に、第1及び第2撮像手段4、5のカメ
ラ17、19が退避し、基板支持テーブル2が上昇し、
基板Pが印刷位置に達すると停止する。そして、印刷ヘ
ッド6が下降し、スキージ21がスクリーンSの上面に
沿って摺動し、基板P上にクリームはんだが印刷され
る。印刷が終了すると、基板支持テーブル2が下降し、
原点位置に達すると一旦停止し、右方向に移動して排出
コンベヤ8と連結される。そして、基板Pを位置決めし
ている位置決め機構が解除され、排出コンベヤ8が駆動
され、これに基板支持テーブル2の搬送機構が連動して
基板Pが排出コンベヤ8に向かって搬送される。基板P
が排出コンベヤ8上の所定位置に達すると、排出コンベ
ヤ8が停止する。そして、基板支持テーブル2は原点位
置に戻る。
【0038】その後、排出コンベヤ8が駆動され、基板
Pはチップマウンタ(不図示)に搬送され、電子部品が
取り付けられた後、炉内に搬送され、電子部品がはんだ
付けされる。一方、基板支持テーブル2は供給コンベヤ
7と連結され、供給コンベヤ7から次の基板Pを受け取
る。そして、上記の工程が繰り返されて基板Pにスクリ
ーン印刷が行われる。
【0039】なお、上記実施形態では、カメラ17、1
9の位置ずれや基板支持テーブル2の第2移動機構12
のひずみによって生じるずれを解消するためにカメラ1
9の基準位置を変更しているが、これに代えて、カメラ
17の基準位置を変更しても良い。また、カメラの基準
位置を変更する代わりに、前記ずれを補正するために基
板支持テーブル2及び/またはスクリーン支持手段3の
移動量に加算するオフセット値を算出し、このオフセッ
ト値を基板支持テーブル2及び/またはスクリーン支持
手段3の移動量に加算するようにしてもよい。なお、カ
メラ17とカメラ19の位置合わせや前記オフセット値
の算出は全基板について実施する必要はなく、所定の周
期(印刷を行った基板の枚数や経過時間等)毎に実施す
れば良い。
【0040】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。この実施形態では、表面に校正用マークを有する
校正用治具板(不図示)を使用して、第1撮像手段4の
カメラ17の移動機構18のひずみによって生じる位置
認識のずれと、第2撮像手段5のカメラ19の移動機構
20、22のひずみによって生じる位置認識のずれとを
算出し、これらのずれによる誤差が解消されるように基
板PとスクリーンSの位置認識を行う。
【0041】校正用治具板は、その表面に、格子状に設
けられた複数本の線からなる校正用マークを有してお
り、これらの線の基準点からの位置を測定機器によって
精密に測定し、制御手段9のRAMに記憶させる。
【0042】次に、校正用治具板を供給コンベヤ7上に
載置する。校正用治具板は第1実施形態と同様のプロセ
スにしたがって基板支持テーブル2上に位置決めされ
る。そして、第1撮像手段4のカメラ17がX軸方向及
びY軸方向に移動して校正用マークの線を順次撮像し、
その画像は認識ボード24に記憶される。CPU25
は、認識ボード24に記憶された画像から、校正用マー
クの各線の基準点からの位置を算出し、これをあらかじ
めRAMに記憶されている校正用マークの各線の位置情
報と比較して両者のずれを算出する。このずれは、カメ
ラ17を移動させる機構18のひずみによって生じるも
のである。CPU25は、このずれを補正するためにカ
メラ17の移動量に加算するオフセット値を算出し、R
AMに記憶させる。
【0043】次に、カメラ17、スクリーン支持手段3
が退避し、基板支持テーブル2が上昇し、校正用治具板
が印刷位置に達すると停止する。そして、第2撮像手段
5のカメラ19がX軸方向及びY軸方向に移動して校正
用マークの線を順次撮像し、その画像を認識ボード24
に記憶する。CPU25は、認識ボード24に記憶され
た画像から、校正用マークの各線の基準点からの位置を
算出し、これをあらかじめRAMに記憶されている校正
用マークの各線の位置情報と比較して両者のずれを算出
する。このずれは、カメラ19を移動させる機構20、
22のひずみによって生じるものである。CPU25
は、このずれを補正するためにカメラ19の移動量に加
算するオフセット値を算出し、RAMに記憶させる。そ
して、基板支持テーブル2が原点位置に下降し、校正用
治具板が排出コンベヤ8によって排出される。
【0044】基板Pにスクリーン印刷を行うにあたって
は、まず、第1実施形態と同様に、カメラ17で基板P
の位置認識用マークを撮像し、カメラ19でスクリーン
Sの位置認識用マークを撮像する。そして、得られた基
板PとスクリーンSの位置情報にそれぞれ前記オフセッ
ト値を加算して基板PとスクリーンSの位置認識を行
う。このようにすると、基板PとスクリーンSのより正
確な位置認識ができ、基板PとスクリーンSとのずれを
より高い精度で補正することができる。
【0045】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。この実施形態では、制御手段9に、第1撮像手段
4のカメラ17が撮像したスクリーン印刷後の基板Pの
画像から印刷ペーストの印刷ずれ、かけ、やせ、ブリッ
ジ、にじみ等を判別する印刷ペースト良否判別手段が設
けられている。この印刷ペースト良否判別手段はROM
に格納されたプログラムによって構成されており、この
印刷ペースト良否判別手段によって周期的に基板Pのク
リームはんだの良否を判別する。なお、周期は、例えば
印刷した基板の枚数や経過時間等によって決められる。
【0046】印刷ペースト良否判別手段によって印刷ペ
ーストの良否を判別する手順を図5、6のフローチャー
ト図に従って説明する。RAMにはあらかじめ基板P上
のクリームはんだ印刷領域の面積、形状、位置等の情報
が記憶されており、これに基づいて個々のクリームはん
だ印刷領域に対して検査範囲が設定される(ステップ#
5)。
【0047】次に、カメラ17が取り込んだ検査範囲内
の画像が二値化処理され(ステップ#10)、クリーム
はんだ印刷領域の形状をあらかじめRAMに記憶されて
いるクリームはんだ印刷領域の形状と照合することによ
りクリームはんだ印刷領域の中心が算出される(ステッ
プ#15)。この中心の位置をRAMに記憶されている
クリームはんだ印刷領域の中心の位置と比較することに
よりクリームはんだ印刷領域のずれが算出され(ステッ
プ#20)、このずれが許容値以下であるか否かが判定
され(ステップ#25)、許容値より大きい場合にはN
Gと判定され(ステップ#30)、ディスプレイ(不図
示)にNGを表す表示がなされ、処理が中断される。そ
して、得られた印刷ずれ情報に基づいてモータ制御部2
6が基板支持テーブル2の第1移動機構10、回転機構
11、スクリーン支持手段3の移動機構16のモータを
駆動して基板PとスクリーンSとのずれを補正する。
【0048】ずれが許容値以下の場合には、クリームは
んだの欠け、やせが許容値以下であるか否かを判別する
工程に進む。まず、クリームはんだ印刷領域の画素数を
数えることによりクリームはんだ領域の面積が測定され
(ステップ#35)、測定面積とRAMに記憶されてい
る基準面積との差の絶対値が許容値以下であるか否かが
判定され(ステップ#40)、面積差が許容値より大き
い場合にはNGと判定され(ステップ#45)、ディス
プレイにNGを表す表示がなされ、処理が中断される。
【0049】面積差が許容値以下の場合には、クリーム
はんだのブリッジ、にじみが許容値以下であるか否かを
判別する工程に進む。まず、個々のクリームはんだ印刷
禁止領域に対して検査範囲が設定され(ステップ#5
0)、カメラ17が取り込んだ検査範囲内の画像が二値
化処理され(ステップ#55)、クリームはんだ領域の
画素数を数えることによりクリームはんだ領域の面積が
測定される(ステップ#60)。そして、測定面積がR
AMに記憶されている許容値以下であるか否かが判定さ
れ(ステップ#65)、許容値より大きい場合にはNG
と判定され(ステップ#70)、ディスプレイにNGを
表す表示がなされ、処理が中断される。許容値以下の場
合にはこの基板Pの印刷ペーストはOKであると判定さ
れ(ステップ#75)、ディスプレイにOKを表す表示
がなされ、処理が終了する。
【0050】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。この実施形態では、制御手段9に、第2撮像手段
5のカメラ19が撮像したスクリーン印刷後のスクリー
ンSの画像からスクリーンSの目詰まりを判別する目詰
まり判別手段が設けられている。この目詰まり判別手段
は、ROMに格納されたプログラムによって構成されて
いる。そして、図7に示すように、スクリーンSの退避
位置の手前の位置には、スクリーンSの下方に配された
第1清掃手段31と、この第1清掃手段31に対してス
クリーンSの退避方向側に並ぶように配された第2清掃
手段32とが設けられている。
【0051】第1清掃手段31は、垂直方向に移動自在
で、スクリーンSに付着したクリームはんだの残滓を吸
引するノズル33と、スクリーンSと吸引ノズル33と
の間に配され、スクリーンSに対して接離し、クリーム
はんだの残滓を付着させる清掃シート34とを備えてい
る。ノズル33はスクリーンSの紙面と垂直方向の幅と
ほぼ同じ幅を有しており、コンプレッサ(不図示)に接
続されている。清掃シート34はスクリーンSの前記幅
とほぼ等しい幅を有する長尺状のもので、適度の通気性
を有する紙や不織布等によって構成され、アルコール等
の有機溶剤を浸透させてある。
【0052】清掃シート34は、紙面と垂直の方向に延
びる繰り出しローラ35に巻かれており、その先端は、
ローラ35に対してスクリーンSの退避方向に間隔をお
いて平行に配された巻き取りローラ36に接続されてい
る。繰り出しローラ35と巻き取りローラ36の間の部
分は、ローラ35、36の上方に平行に配された一対の
ガイドローラ37、38によってスクリーンSと対向す
るように案内されている。巻き取りローラ36にはモー
タ(不図示)が連結されており、このモータを駆動する
と清掃シート34が矢印の方向に移動するようになって
いる。
【0053】第2清掃手段32は、スクリーンSの下方
に配され、垂直方向に移動自在で、スクリーンSに空気
を吹き付けるノズル39と、このノズル39とスクリー
ンSを挟んで対向するように配され、垂直方向に移動自
在で、スクリーンSに付着したクリームはんだの残滓を
吸引するノズル40と、スクリーンSとノズル40との
間に配され、スクリーンSに対して接離し、クリームは
んだの残滓を付着させる清掃シート41とを備えてい
る。ノズル39、40はスクリーンSの紙面と垂直方向
の幅とほぼ同じ幅を有しており、それぞれコンプレッサ
(不図示)に接続されている。清掃シート41は、スク
リーンSの前記幅とほぼ等しい幅を有する長尺状のもの
で、適度の通気性を有する紙によって構成されている。
【0054】清掃シート41は、紙面と垂直方向に延び
る繰り出しローラ42に巻かれており、その先端は、繰
り出しローラ42に対して上方に間隔をおいて平行に配
された巻き取りローラ43に接続されている。ローラ4
2、43間の部分は、ローラ42の下方に平行に配され
た一対のガイドローラ44、45によってスクリーンS
と対向するように案内され、ローラ43の下方に平行に
配されたガイドローラ46によって巻き取りローラ43
に案内されている。ローラ43にはモータ(不図示)が
連結されており、このモータを駆動すると清掃シート4
1が矢印の方向に移動するようになっている。
【0055】次に、この実施形態のスクリーン印刷機の
動作を説明する。まず、第2撮像手段5のカメラ19が
X軸及びY軸の方向に移動してスクリーン印刷後のスク
リーンSを撮像し、その画像が認識ボード24に記憶さ
れる。この画像は目詰まり判別手段によって処理され、
スクリーンSの目詰まりが判別される。以下にその手順
を図8に示すフローチャート図に従って説明する。
【0056】RAMにはあらかじめスクリーンSの個々
の開口部の面積、形状、位置等の情報が記憶されてお
り、これに基づいて、スクリーンSの個々の開口部に対
して検査範囲が設定される(ステップ#105)。次
に、カメラ19が取り込んだ検査範囲内の画像が二値化
処理され(ステップ#110)、クリームはんだ領域の
画素数を数えることによりクリームはんだ領域の面積が
測定される(ステップ#115)。そして、RAMには
あらかじめクリームはんだ領域の面積の許容値が記憶さ
れており、測定面積が許容値以下であるか否かが判定さ
れる(ステップ#120)。測定面積が許容値より大き
い場合にはNGと判定され(ステップ#125)、ディ
スプレイにNGを表す表示がなされ、第1及び第2清掃
手段31、32によってスクリーンSの清掃が行われた
後(ステップ#130)、ステップ#105に戻り、再
びスクリーンSの開口部の目詰まりが判定される。測定
面積が許容値以下の場合にはOKと判定され(ステップ
#135)、ディスプレイ(不図示)にOKを表す表示
がなされ、処理が終了する。
【0057】第1及び第2清掃手段31、32によるス
クリーンSの清掃について詳しく説明すると、まず、ス
クリーン支持手段3が退避位置に向かって移動し、スク
リーンSの先端が第1清掃手段31の位置に達すると、
スクリーン支持手段3が停止する。次に、第1清掃手段
31が上方に移動して清掃シート34がスクリーンSの
下面に接する位置で停止し、スキージ21が下降してス
クリーンSの上面に接する。次に、スクリーン支持手段
3が退避位置に向かって移動するとともに、第1清掃手
段31のノズル33に接続されたコンプレッサが駆動さ
れる。スクリーン支持手段3の移動に伴ってスクリーン
Sの下面が清掃シート34で拭かれ、スクリーンSの下
面に付着したクリームはんだ及びフラックスがノズル3
3によって清掃シート34上に吸引される。なお、スク
リーンSの上面にスキージ21が接しており、スクリー
ンSが清掃シート34に確実に密着するため、効果の高
い清掃を行うことができる。
【0058】スクリーンSの先端が第2清掃手段32の
位置に達すると、スクリーン支持手段3が一旦停止す
る。そして、第2清掃手段32のノズル39が上昇し、
スクリーンSの下面から少し離れた位置で停止するとと
もに、ノズル40及び清掃シート41が下降して清掃シ
ート41がスクリーンSの上面に接すると停止する。そ
して、再びスクリーン支持手段3が退避位置に向かって
移動し始め、ノズル39、40に接続されたコンプレッ
サが駆動され、第1清掃手段32によって清掃されたス
クリーンSの下面にノズル39から噴射された空気が吹
き付けられ、開口部内に付着しているクリームはんだ及
びフラックスが吹き飛ばされ、吹き飛んだクリームはん
だ及びフラックスはノズル40に吸引され、清掃シート
41に付着し、浸み込む。
【0059】以上のように第1及び第2清掃手段31、
32によってスクリーンSの上下面と開口部内が清掃さ
れた後、清掃シート34、41、ノズル33、39、4
0はスクリーンSから離れ、スクリーン支持手段3は印
刷位置に戻る。そして、第1清掃手段31の巻き取りロ
ーラ36が駆動され、清掃シート34が所定量送られ、
清掃シート34の未使用の部分がスクリーンSと対向す
る位置に繰り出される。また、第2清掃手段32の巻き
取りローラ43が駆動され、清掃シート41が所定量送
られ、清掃シート41の未使用の部分がスクリーンSと
対向する位置に繰り出される。
【0060】なお、上記実施形態では、目詰まり判別手
段の判別結果に基づいてスクリーンSの清掃を行うよう
にしているが、周期的にスクリーンSの清掃を行うよう
にしても良い。また、印刷ペースト良否判定手段の判別
結果に基づいてスクリーンSの清掃を行うようにしても
良い。
【0061】また、上記実施形態では、清掃手段及びス
キージを停止させた状態でスクリーンを移動させること
によってスクリーンを清掃するようにしているが、これ
に代えて、スクリーンを停止させた状態で清掃手段及び
スキージを移動させることによってスクリーンを清掃す
るようにしても良い。
【0062】また、スクリーンSを清掃する手段は上記
実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載した清掃手段や既存の清掃手段を種々組み合わせる
ことによって構成することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクリー
ン印刷機によれば、スクリーンを撮像するカメラを別個
に設け、かつスクリーン支持手段をY軸方向に移動自在
としたことにより、基板がスクリーンと接する位置に有
るときの基板とスクリーンとのずれを算出することがで
きるため、基板支持テーブルをZ軸方向に移動させる機
構にひずみが有っても、それによって生じるずれを解消
するように基板とスクリーンとのずれを補正することが
できる。
【0064】また、基板を撮像するカメラとスクリーン
を撮像するカメラを別にしたことにより、一台のカメラ
で基板とスクリーンの双方を撮像する場合のように複雑
な光学系を必要としないので、光学系のひずみによる誤
差を少なくすることができる。
【0065】また、各カメラは画像入射面が下を向いた
状態でセットされているため、スクリーンから滴下した
印刷ペーストがカメラの画像入射面に付着することがな
い。
【0066】したがって、基板とスクリーンとの間のず
れを高い精度で補正することができるものである。ま
た、本発明のスクリーン印刷機は、スクリーン支持手段
をY軸方向に移動させることができるため、内部のメン
テナンスを行う際に作業性が良いという利点も有する。
【0067】請求項2のスクリーン印刷機によれば、第
1撮像手段が撮像したスクリーン印刷後の基板の画像か
ら少なくとも印刷ペーストの位置ずれを判別する印刷ペ
ースト良否判別手段を設け、制御手段が、印刷ペースト
良否判別手段からの印刷ペーストの位置ずれ情報に基づ
いて基板とスクリーンとの間のずれを補正するようにし
たことにより、基板とスクリーンとの間のずれをさらに
高い精度で補正することができる。
【0068】請求項3のスクリーン印刷機によれば、制
御手段が、周期的に第1撮像手段にスクリーン印刷後の
基板を撮像させ、得られた画像から印刷ペースト良否判
別手段に印刷ペーストの良否を判別させ、印刷ペースト
良否判別手段からの印刷ペーストの位置ずれ情報に基づ
いて基板とスクリーンとの間のずれを補正するようにし
たことにより、基板支持テーブル、スクリーン支持手
段、第1及び第2撮像手段の移動機構に経時変化による
ひずみが生じても、そのひずみによる誤差を少なくする
ことができるので、基板とスクリーンとの間のずれをよ
り高い精度で補正することができる。
【0069】請求項4のスクリーン印刷機によれば、第
2撮像手段が撮像したスクリーンの画像からスクリーン
の開口部の目詰まりを判別する目詰まり判別手段を設け
たことにより、高品質の印刷ペーストを有する基板を得
ることができる。
【0070】請求項5のスクリーン印刷機によれば、制
御手段が、周期的に第2撮像手段にスクリーン印刷後の
スクリーンを撮像させ、得られた画像から目詰まり判別
手段にスクリーンの開口部の目詰まりを判別させるよう
にしたことにより、高品質の印刷ペーストを有する基板
を安定して得ることができる。
【0071】請求項6のスクリーン印刷機によれば、ス
クリーンの上方または下方に配され、垂直方向に移動自
在で、スクリーンに気体を吹き付ける気体吹付手段と、
スクリーンを挟んで気体吹付手段と対向するように配さ
れ、垂直方向に移動自在で、スクリーンに付着した印刷
ペーストの残滓を吸引する吸引手段とを備えた清掃手段
を設けたことにより、高品質の印刷ペーストを有する基
板を得ることができる。また、スクリーン支持手段がY
軸方向に移動自在であるため、清掃手段は水平方向に移
動するための機構を必要とせず、構造が簡素であり、低
コストで製造することができる。
【0072】請求項7のスクリーン印刷機によれば、清
掃手段が、スクリーンと吸引手段との間に配され、スク
リーンに対して接離し、印刷ペーストの残滓を付着させ
る通気性を有する清掃シートを備えたことにより、さら
に高品質の印刷ペーストを有する基板を得ることができ
る。
【0073】請求項8のスクリーン印刷機によれば、ス
クリーンの下方に、垂直方向に移動自在で、スクリーン
に付着した印刷ペーストの残滓を吸引する吸引手段と、
スクリーンと吸引手段との間に配され、スクリーンに対
して接離し、垂直方向に移動自在で、印刷ペーストの残
滓を付着させる通気性を有する清掃シートとを備えた清
掃手段を設けるとともに、スクリーン上を印刷ペースト
塗布用のスキージが相対移動することによりスクリーン
が清掃シートに押し付けられるようにしたことにより、
清掃シートがスクリーンに密着した状態でスクリーンの
清掃が行われるので、効果の高いスクリーンの清掃を行
うことができ、高品質の印刷ペーストを有する基板を得
ることができる。
【0074】請求項9のスクリーン印刷機によれば、制
御手段が、印刷ペースト良否判別手段または目詰まり判
別手段の判別結果が否である場合に清掃手段にスクリー
ンを清掃させるようにしたことにより、高品質の印刷ペ
ーストを有する基板を安定して得ることができるととも
に、オペレータの負担を軽減することができる。
【0075】請求項10のスクリーン印刷機の制御方法
によれば、第1撮像手段のカメラと第2撮像手段のカメ
ラの位置ずれや基板支持テーブルをZ軸方向に移動させ
る第2移動機構のひずみによる誤差を少なくすることが
できるので、基板とスクリーンとの間のずれを高い精度
で補正することができる。
【0076】請求項11のスクリーン印刷機の制御方法
によれば、第1及び第2撮像手段のカメラを移動させる
機構のひずみによる基板及びスクリーンの位置認識の誤
差を少なくすることができるので、基板とスクリーンと
の間のずれをより高い精度で補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のスクリーン印刷機の
要部の正面図。
【図2】 図1のA−A線矢視図。
【図3】 図1のスクリーン印刷機の右側面図。
【図4】 図1のスクリーン印刷機の制御回路のブロッ
ク図。
【図5】 本発明の第3実施形態のスクリーン印刷機に
搭載された印刷ペースト良否判別手段によって印刷ペー
ストの良否を判別する手順を示すフローチャート図。
【図6】 本発明の第3実施形態のスクリーン印刷機に
搭載された印刷ペースト良否判別手段によって印刷ペー
ストの良否を判別する手順を示すフローチャート図。
【図7】 本発明の第4実施形態の要部を示す図。
【図8】 本発明の第4実施形態のスクリーン印刷機に
搭載された目詰まり判別手段によってスクリーンの開口
部の目詰まりを判別する手順を示すフローチャート図。
【符号の説明】
2 基板支持テーブル 3 スクリーン支持手段 4 第1撮像手段 5 第2撮像手段 9 制御手段 10 第1移動機構 11 回転機構 12 第2移動機構 16 スクリーン支持手段3の移動機構 17 第1撮像手段4のカメラ 19 第2撮像手段5のカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−155706(JP,A) 特開 平6−155707(JP,A) 特開 平8−127115(JP,A) 特開 平1−99286(JP,A) 特開 平7−304153(JP,A) 特開 平3−76195(JP,A) 特開 平5−229097(JP,A) 特開 平5−318711(JP,A) 特開 平5−229109(JP,A) 特開 平8−99401(JP,A) 特開 平6−238866(JP,A) 特開 平5−193102(JP,A) 特開 平6−126928(JP,A) 特開 平6−71868(JP,A) 特開 平6−328660(JP,A) 特開 平5−246019(JP,A) 特開 平4−239797(JP,A) 特開 平5−229094(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 15/00 - 15/44 B41F 33/14 H05K 3/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に延びるX軸の方向に移動する
    ための第1移動機構及び垂直方向に延びるZ軸の方向に
    移動するための第2移動機構及び水平面内で回転するた
    めの回転機構を有する基板支持テーブルと、 この基板支持テーブルの上方に配され、水平方向に延び
    るY軸の方向に移動するための移動機構を有するスクリ
    ーン支持手段と、 前記基板支持テーブルと前記スクリーン支持手段との間
    に配され、X軸及びY軸の方向に移動自在で、前記基板
    支持テーブル上に載置された基板を撮像するカメラを有
    する第1撮像手段と、 前記スクリーン支持手段の上方に配され、X軸及びY軸
    の方向に移動自在で、前記スクリーン支持手段に支持さ
    れたスクリーンを撮像するカメラを有する第2撮像手段
    と、 前記基板にスクリーン印刷を行う前に、前記第1撮像手
    段に前記基板を撮像させて前記基板の位置認識を行い、
    前記第2撮像手段に前記スクリーンを撮像させて前記ス
    クリーンの位置認識を行い、得られた前記基板及び前記
    スクリーンの位置情報から前記基板と前記スクリーンと
    の間のずれを算出し、前記基板支持テーブルの第1移動
    機構及び回転機構、前記スクリーン支持手段の移動機構
    を駆動して前記ずれを補正する制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 【請求項2】 前記第1撮像手段が撮像したスクリーン
    印刷後の基板の画像から少なくとも印刷ペーストの位置
    ずれを判別する印刷ペースト良否判別手段を設け、前記
    制御手段が、前記印刷ペースト良否判別手段からの印刷
    ペーストの位置ずれ情報に基づいて前記基板と前記スク
    リーンとの間のずれを補正することを特徴とする請求項
    1に記載のスクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、周期的に前記第1撮像
    手段にスクリーン印刷後の基板を撮像させ、得られた画
    像から前記印刷ペースト良否判別手段に前記基板の印刷
    ペーストの良否を判別させることを特徴とする請求項2
    に記載のスクリーン印刷機。
  4. 【請求項4】 前記第2撮像手段が撮像した前記スクリ
    ーンの画像から前記スクリーンの開口部の目詰まりを判
    別する目詰まり判別手段を設けたことを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、周期的に前記第2撮像
    手段に前記スクリーンを撮像させ、得られた画像から前
    記目詰まり判別手段に前記スクリーンの開口部の目詰ま
    りを判別させることを特徴とする請求項4に記載のスク
    リーン印刷機。
  6. 【請求項6】 前記スクリーンの上方または下方に配さ
    れ、垂直方向に移動自在で、前記スクリーンに気体を吹
    き付ける気体吹付手段と、前記スクリーンを挟んで前記
    気体吹付手段と対向するように配され、垂直方向に移動
    自在で、前記スクリーンに付着した印刷ペーストの残滓
    を吸引する吸引手段とを備えた清掃手段を設けたことを
    特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスク
    リーン印刷機。
  7. 【請求項7】 前記清掃手段が、前記スクリーンと前記
    吸引手段との間に配され、前記スクリーンに対して接離
    し、前記印刷ペーストの残滓を付着させる通気性を有す
    る清掃シートを備えたことを特徴とする請求項6に記載
    のスクリーン印刷機。
  8. 【請求項8】 前記スクリーンの下方に、垂直方向に移
    動自在で、前記スクリーンに付着した印刷ペーストの残
    滓を吸引する吸引手段と、前記スクリーンと前記吸引手
    段との間に配され、前記スクリーンに対して接離し、垂
    直方向に移動自在で、前記印刷ペーストの残滓を付着さ
    せる通気性を有する清掃シートとを備えた清掃手段を設
    けるとともに、前記スクリーン上を印刷ペースト塗布用
    のスキージが相対移動することにより前記スクリーンが
    前記清掃シートに押し付けられるようにしたことを特徴
    とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のスクリー
    ン印刷機。
  9. 【請求項9】 前記制御手段が、前記印刷ペースト良否
    判別手段または前記目詰まり判別手段の判別結果が否で
    ある場合に前記清掃手段に前記スクリーンを清掃させる
    ことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載
    のスクリーン印刷機。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9のいずれかに記載
    のスクリーン印刷機の制御方法であって、前記基板支持
    テーブル上に載置した基板を前記第1撮像手段に撮像さ
    せ、前記基板支持テーブルを印刷位置に上昇させて前記
    基板を前記第2撮像手段に撮像させ、前記第1撮像手段
    によって得られた前記基板の位置情報と前記第2撮像手
    段によって得られた前記基板の位置情報とのずれを算出
    させ、このずれによる誤差が解消されるように前記基板
    と前記スクリーンとの間のずれを補正させることを特徴
    とする制御方法。
  11. 【請求項11】 表面に校正用マークを有しこの校正用
    マークの位置が既知の校正用治具板を前記基板支持テー
    ブル上に載置し、前記校正用マークを前記第1及び第2
    撮像手段に撮像させ、前記第1及び第2撮像手段によっ
    て得られた前記校正用マークの位置情報と前記校正用マ
    ークの既知の位置情報とのずれを算出させ、このずれに
    よる誤差が解消されるように前記基板と前記スクリーン
    の位置認識を行わせることを特徴とする請求項10に記
    載のスクリーン印刷機の制御方法。
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