JP3880338B2 - データ処理装置、データ処理方法、コンピュータ可読記録媒体及びデータ処理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理装置、データ処理方法、コンピュータ可読記録媒体及びデータ処理プログラムに関し、特にデータの保護(知的財産(例えば著作権)の保護)を行うためのデータ処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、ISO/IEC 14496 part 1(MPEG(Moving Picture Experts Group)-4 Systems)では、動画像や音声など複数のオブジェクトを含むマルチメディアデータを組み合わせて単一のビットストリームとして符号化する手法が標準化されつつある。MPEG-4の受信側(再生側)においては、例えば音声と動画シーンを関連付けて再生する。このようなMPEG-4再生機においては、著作権などの保護のために、その全体もしくは一部のデータに対して様々な使用制限を設ける必要がある。
【0003】
上述したようなMPEG-4のデータストリームにおいては、これまでの一般的なマルチメディアストリームとは異なり、いくつものビデオシーンやビデオオブジェクトを単一のストリーム上で独立して送受信する機能を有する。また、音声データについても、同様にいくつものオブジェクトを単一のストリーム上から復元可能である。即ち、MPEG-4におけるデータストリームには、従来のビデオ・オーディオデータの他に、各オブジェクトの空間・時間的配置を定義するための情報として、VRML(Virtual Reality Modeling Language)を自然動画像や音声が扱えるように拡張したBIFS(Binary Format for Scenes)が含まれている。ここでBIFSはMPEG-4のシーンを2値で記述する情報である。
【0004】
このような、シーンの合成に必要な個々のオブジェクトは、それぞれ個別に最適な符号化が施されて送信されることになるので、復号側でも個別に復号され、上述のBIFSの記述に伴い、個々のデータの持つ時間軸を再生機内部の時間軸に合わせて同期させてシーンを合成し再生することになる。
【0005】
このように、MPEG-4再生機においては複数のオブジェクトを合成するので、その各々に知的財産による使用制限を施す必要が生じる。そのため、オブジェクト毎にその知的財産使用に関する認証情報を得るシステムが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、マルチメディアデータに対して地域毎に再生の制限を行う場合の例として、例えばDVD装置においては、著作権保護のために世界を6地域に分けたリージョンコードが決められており、DVD−VideoとDVD−Video再生装置でそれぞれ保持しているリージョンコードを照合し、各地域毎にDVD−Videoが再生できるかどうかを制御するために使用されている。
【0007】
しかしながら、ネットワーク、もしくはCD−ROMなどの記憶媒体を介して配布されるマルチメディアデータ全体に対して地域毎に再生を制御することは出来ても、複数のオブジェクトから構成されるMPEG-4ビットストリームのようなマルチメディアデータの特定のオブジェクトに対して、地域毎に再生を制御する手法については提案されていなかった。
【0008】
本発明は上述の如き課題を解決するためになされたものであって、符号化された一つ又は複数のオブジェクトデータと管理情報を含むデータストリームからデータを再生する際に、前記各オブジェクトデータに対して地域毎に管理情報に基づいた再生を制御できるデータ処理装置、データ処理装置の制御方法、データ処理プログラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体及びデータ処理プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のデータ処理装置は、符号化された一つ又は複数のオブジェクトデータと、前記オブジェクトデータを管理する管理情報とを含むビットストリームを入力し、前記オブジェクト毎にデータを復号化して再生するデータ処理装置であって、前記管理情報に含まれている前記オブジェクトデータに対する地域に関する第1のリージョンコードを抽出する抽出手段と、前記データ処理装置に対する地域に関する第2のリージョンコードを取得する取得手段と、前記第1のリージョンコードと前記第2のリージョンコードとを比較し、前記比較が一致した場合は、前記オブジェクトデータを復号化して再生し、前記比較が一致しなかった場合は、前記管理情報に含まれている制御方法に基づいて前記オブジェクトデータの再生制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するために本発明のデータ処理装置の制御方法は、符号化された一つ又は複数のオブジェクトデータと、前記オブジェクトデータを管理する管理情報とを含むビットストリームを入力し、前記オブジェクト毎にデータを復号して再生するデータ処理方法であって、前記管理情報に含まれている前記オブジェクトデータに対する地域に関する第1のリージョンコードを抽出する抽出工程と、前記データ処理装置に対する地域に関する第2のリージョンコードを取得する取得工程と、前記第1のリージョンコードと前記第2のリージョンコードとを比較し、前記比較が一致した場合は、前記オブジェクトデータを復号化して再生し、前記比較が一致しなかった場合は、前記管理情報に含まれている制御方法に基づいて前記オブジェクトデータの再生制御を行う制御工程とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
<本実施形態のMEPG-4再生機の構成例>
図1は、本発明の一実施形態としてのMPEG-4再生機の構成を示すブロック図である。
【0015】
図中、1は各種ネットワークに代表される伝送路であり、本実施例においてはMPEG-4ビットストリームが配信されてくるネットワークである。ここで、本実施例における伝送路は放送ネットワークや通信ネットワークといった通信路のみを指すのではなく、例えばDVD−RAM等の記憶媒体自体を含むものとする。
【0016】
MPEG-4再生機は、伝送路1を介してネットワークから配信されたMPEG-4ビットストリームや、伝送路1を介して前述の記憶媒体から読み込んだMPEG-4ビットストリームを受信すると、まずデマルチプレクサ2に入力する。
【0017】
デマルチプレクサ2においては、受信したMPEG-4ビットストリームから、グラフィックデータを含むシーン記述データ、音声オブジェクトデータ(音声ビットストリーム)、動画像オブジェクトデータ(動画像ビットストリーム)、オブジェクト記述データなどに分離され、それぞれの同期レイヤの処理回路3〜6に入力される。
【0018】
ここで、音声オブジェクトデータは例えば周知のCELP(Code Excited Linear Prediction)符号化や、変換領域重み付けインターリーブベクトル量子化(TWINVQ)符号化などの高能率(圧縮)符号化が施されたデータであり、動画像オブジェクトデータは例えば周知のMPEG-2やH-263方式にて高能率符号化されたデータである。また、オブジェクト記述データは、例えばアニメーション等を含み、各記述データに適した形で同様に符号化されている。
【0019】
同期レイヤ処理回路3〜6において、ビットストリームに付加されたタイムスタンプと呼ばれる時間情報に従い同期を取られたグラフィックデータを含むシーン記述データ、各音声オブジェクト、各動画像オブジェクト、並びにオブジェクト記述データなどは、上述の如く高能率(圧縮)符号化等の符号化が施されているので、各オブジェクト毎に復号回路15〜18によって復号される。
【0020】
尚、本実施例においては、音声オブジェクト、動画像オブジェクト、並びにオブジェクト記述データについてそれぞれ複数の互いに異なる種類のオブジェクトがMPEG-4ビットストリーム内に存在しても復号可能な装置を仮定しているため、同期レイヤ処理回路や復号化回路は音声用、動画像用、オブジェクト記述データ用に夫々複数用意されているものとする。
【0021】
そして、復号回路16,17,18において夫々復号された音声オブジェクト、動画像オブジェクト及びオブジェクト記述データは、シーン合成(器)回路30に供給され、復号回路15において復号化されたシーン記述情報に基づいてシーンが再生される。このようにして得られた最終的なマルチメディアデータ列は、ディスプレイやスピーカ、プリンタなどに代表される出力機器31に供給され、再生されることになる。
【0022】
ここで、本実施例における受信データストリーム(MPEG-4ビットストリーム)は、音声あるいは動画などのシーンを構成する個々のオブジェクトに対して、知的財産などの保護のために再生の制御を必要とすることを想定して、特願平10−295937号公報にも記載されているような知的財産管理情報(以下、IPMP(Intellectual Property Management and Protection)情報)をビットストリームに付加しているものとする。
【0023】
本実施例の装置においては、このIPMP情報をデマルチプレクサ2において抽出し、IPMP制御部20に供給する。IPMP制御部20は必要に応じて、図中10、11、12、あるいは25、26、27で示されるアクセスポイントにおいて各オブジェクトを遮断したり、各オブジェクトに妨害信号を重畳させたり、暗号化された各オブジェクトを復号化したり、あるいは復号回路16、17、18にアクセスすることにより、各オブジェクトの再生を制御したり、動作を停止したりする。これによって、例えば知的財産で保護されたコンテンツを含むビットストリームが入力された場合においても、その再生を阻止することが可能である。
【0024】
図2は、図1のIPMP制御部20の構成例を示すブロック図である。
【0025】
図2において、40はIPMP制御部20の制御を司る演算・制御用のCPU、50はIPMP制御部20の制御を行う制御プログラム50aや固定パラメータ50b等を格納するROM、60はCPU40が一時記憶として使用するRAMで、IPMP情報を記憶する情報領域60aと、外部記憶装置70からロードされるプログラムを記憶するプログラム60bとを含んでいる。70はフロッピーディスクやCD−ROM等の外部記憶媒体であり、プログラムロード領域60bにロードされるプログラムが格納されている。
【0026】
80は入力インタフェースで、デマルチプレクサ2からのIPMP情報や同期レイヤ4〜6からの時間情報を入力する。90は出力インタフェースで、アクセスポイント10〜12、25〜27へのアクセスポイント制御信号や各復号回路16〜18への復号回路制御信号を出力する。
【0027】
尚、本実施例では、IPMP制御部20を独立したプロセッサエレメントとして示したが、CPU40がMPEG-4再生機の一部あるいは全体を制御する、または、ソフトウェアで実現する構成でも良いことは、当業者には自明のことである。
【0028】
<本実施形態のMPEG-4再生機の動作例>
以下、本実施形態にかかるMPEG-4再生機の動作、特にIPMP情報を用いた場合の動作について、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0029】
図3は、MPEG-4再生機がMPEG-4ビットストリームを受信した場合のIPMP制御部20の動作を説明する為のフローチャートである。ここでは一例として、MPEG-4ビットストリームには動画像データのオブジェクトと、該動画像データの地域に関するリージョンコードを含んだIPMP情報のビットストリームとが含まれているものとする。
【0030】
この場合、IPMP制御部20はステップ300において、デマルチプレクサ2で分離された、符号化された動画像ビットストリームの領域を特定し、該ビットストリームの1パケット分のデータを入力ストリーム(Input Stream)として設定する。
【0031】
次に、ステップ301においてはInput Streamが終端に達しているか否かの判断を行い、ビットストリームの終端である場合、つまり制御対象となる動画像ビットストリームが終端に達していれば処理を終了し、そうでなければステップ302に進む。
【0032】
ステップ302においては、デマルチプレクサ2で分離されたIPMPビットストリームから、リージョンコードの領域を特定し、抽出する。
【0033】
具体的には、IPMP情報の最初にIPMPオブジェクトタイプ指定の記述があり、これはMPEG-4 Part1:SystemsのFDIS(Final Draft of International Standard)において以下のような仕様になっている。
【0034】
IPMPS_TypeはIPMP制御部20の種類を示し、IPMPS_Typeが0の場合、知的財産を保護・管理するための情報はURLStringで指定される場所にある。IPMPS_Typeが0以外の値はRA(Registration Authority)に登録されており、知的財産を保護・管理するための情報はIPMP_data等に記述されることになる。
【0035】
IPMP制御部20は、IPMP情報内のIPMPS_Typeを識別し、URLString又IPMP_data等を参照することによって、保護・管理すべき対象となるオブジェクトの制御方法を判断することができる。このIPMP_data内のシンタックスは決められておらず、本実施形態では、IPMP_dataは例えば図4に示すようにリージョンコード部とその他のデータ部とから構成される。尚、これらリージョンコードは著作権者が決定するものである。
【0036】
本実施形態ではリージョンコードは、国名を示すものであり、2文字のローマ字の組み合わせで表現している。図5の例では、日本を示す地域コードとしてJPを、また米国を示す地域コードとしてUSを、ドイツを示す地域コードとしてDEを、フランスを示す地域コードとしてFRを、イギリスを示す地域コードとしてGBを、韓国を示す地域コードとしてKRを用いている。
【0037】
しかしながらリージョンコードとしてはこの他にも、例えば電話の国番号のような数字も使用可能である。又その他にもリージョンコードとしては、国に限らず、より広い地域、あるいは狭い地域を指定するものであっても良く、リージョンコードが符号化されているときには当該符号化されているリージョンコードを復号化して利用しても良い。
【0038】
上記リージョンコードは、伝送路1に伝送された上記動画像データの復号再生が著作権者等に認められている国を示している。従って、図5の例では上記6ケ国でのみ、復号再生が可能となる。なお、全ての地域或いは国での復号再生を認めている場合は、上記リージョンコードとして例えば**等の特殊記号を記述することで識別する。
【0039】
そしてステップ303において、前ステップでIPMPビットストリームから抽出したリージョンコードと、MPEG-4再生機のリージョンコードが合致するかどうかの判断を行い、一致した場合にはステップ304へと処理を移し、一致しない場合には動画像の復号及び再生を制御するべくステップ305へと処理を移行する。
【0040】
ここでMPEG-4再生機のリージョンコードは、再生機内部に記憶されているリージョンコードを読み取ってもよく、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)、PHS(パーソナル・ハンディ・ホン)測位等から得られる位置情報から算定されるリージョンコードであってもよい。
【0041】
ステップ304においては、動画像復号回路17を起動(もしくはその動作を継続)させ、動画像ビットストリームを復号化する。
【0042】
ステップ306においては、ステップ300において取得したInput Streamのパケットを解放して元のステップ300へ戻り、実行を継続する。
【0043】
尚、IPMP_data領域の情報はリージョンコードに限定されるものではなく、本システムを制御するような様々な管理情報と組み合わせることによっても適用可能であることは明らかである。例えば、オブジェクトに対する使用期限の制限、ユーザの限定、アクセス機器の限定、スクランブル解除用の鍵等の認証情報等、発明の本質を外れることなく、適宜その他の管理に応用することができる。
【0044】
ステップ305での制御方法は、上記した様々な管理情報に従って、IPMP制御部20が判断することができる。
【0045】
具体的な制御方法としては、復号回路16,17,18の前段又は後段、つまりアクセスポイント10、11、12、あるいは25、26、27においてビットストリームを遮断したり、妨害信号を重畳させたり、暗号化されたビットストリームを復号化したり、あるいは復号回路16、17、18にアクセスすることにより再生を制御したり、その動作を停止したりすることが考えられる。これによって、例えば知的財産で保護されたコンテンツを含むビットストリームが入力された場合においても、その再生を阻止することが可能である。
【0046】
さらに、本実施形態においては、MPEG-4ビットストリームがパケット単位の動画像データのビットストリームと、該動画像データについてのIPMP情報のビットストリームとで構成されているものとしたが、動画像データの他に、動画像データを構成する各オブジェクトデータや音声データにもIPMP情報を付加させることができ、よってリージョンコードの設定及びリージョンコードによる制御対象物も動画像データに限られるものではなく、動画像データを構成する各オブジェクトデータや音声データのいずれであっても適用可能であることは言うまでもない。
【0047】
よって、本実施形態における情報処理装置としてのMPEG-4再生機、及びその制御方法は複数のオブジェクトストリームを含むデータストリームから情報を復元する際に、リージョンコードが設定された所定のオブジェクトについて、復号及び再生の制御をすることができる。
【0048】
また、本発明は複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムにも適用されるし、一つの機器からなる装置(例えば、VTR、パソコンなど)にも適用される。
【0049】
また、本発明の目的は前述したように、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステムあるいは装置に提供し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0050】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0051】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれていることは言うまでもない。
【0052】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含むことは言うまでもない。
【0053】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、図2の外部記憶装置70に記憶された各モジュールを含むプログラムコードを記憶媒体に格納することになる。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、符号化された一つ又は複数のオブジェクトデータと管理情報を含むビットストリームからデータを再生する際に、前記各オブジェクトデータに対して地域毎に管理情報に基づいた再生処理を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるデータ処理装置全体の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したIPMP制御部20の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示したIPMP制御部20の動作のフローチャートである。
【図4】本実施形態にかかるIPMP情報の例を示す図である。
【図5】本実施形態にかかるリージョンコードの例を示す図である。
Claims (11)
- 符号化された一つ又は複数のオブジェクトデータと、前記オブジェクトデータを管理する管理情報とを含むビットストリームを入力し、前記オブジェクト毎にデータを復号化して再生するデータ処理装置であって、
前記管理情報に含まれている前記オブジェクトデータに対する地域に関する第1のリージョンコードを抽出する抽出手段と、
前記データ処理装置に対する地域に関する第2のリージョンコードを取得する取得手段と、
前記第1のリージョンコードと前記第2のリージョンコードとを比較し、前記比較が一致した場合は、前記オブジェクトデータを復号化して再生し、前記比較が一致しなかった場合は、前記管理情報に含まれている制御方法に基づいて前記オブジェクトデータの再生制御を行う制御手段とを備えることを特徴とするデータ処理装置。 - 前記ビットストリームはMPEG−4のビットストリームであることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
- 前記管理情報はIPMP情報であることを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
- 前記第1、第2のリージョンコードは、国を表すコードであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記取得手段は、前記第2のリージョンコードを前記データ処理装置内部に記憶されているメモリから取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記取得手段は、前記第2のリージョンコードをGPS或いはPHS測位から計測される位置情報から算定されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記管理情報に含まれている前記制御方法は、前記オブジェクトデータを再生する所定の再生手段に対しての前記オブジェクトデータの入力、或いは前記オブジェクトデータの再生処理、或いは前記オブジェクトデータの再生出力を制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のデータ処理装置。
- 符号化された一つ又は複数のオブジェクトデータと、前記オブジェクトデータを管理する管理情報とを含むビットストリームを入力し、前記オブジェクト毎にデータを復号して再生するデータ処理装置の制御方法であって、
前記管理情報に含まれている前記オブジェクトデータに対する地域に関する第1のリージョンコードを抽出する抽出工程と、
前記データ処理装置に対する地域に関する第2のリージョンコードを取得する取得工程と、
前記第1のリージョンコードと前記第2のリージョンコードとを比較し、前記比較が一致した場合は、前記オブジェクトデータを復号化して再生し、前記比較が一致しなかった場合は、前記管理情報に含まれている制御方法に基づいて前記オブジェクトデータの再生制御を行う制御工程とを有することを特徴とするデータ処理装置の制御方法。 - 前記管理情報に含まれている前記制御方法は、前記オブジェクトデータを再生する所定の再生手段に対しての前記オブジェクトデータの入力、或いは前記オブジェクトデータの再生処理、或いは前記オブジェクトデータの再生出力を制御することを特徴とする請求項8に記載のデータ処理装置の制御方法。
- 請求項1〜7の何れか1項に記載のデータ処理装置の機能をコンピュータに実現させるためのデータ処理プログラム。
- 請求項10に記載のデータ処理プログラムを格納し、コンピュータが読み取り可能なコンピュータ可読記憶媒体。
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