JP2003163901A - 電子透かし情報埋め込み装置、伝送装置及び再生装置並びに記録媒体 - Google Patents

電子透かし情報埋め込み装置、伝送装置及び再生装置並びに記録媒体

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JP2003163901A
JP2003163901A JP2001362399A JP2001362399A JP2003163901A JP 2003163901 A JP2003163901 A JP 2003163901A JP 2001362399 A JP2001362399 A JP 2001362399A JP 2001362399 A JP2001362399 A JP 2001362399A JP 2003163901 A JP2003163901 A JP 2003163901A
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Takayuki Sugawara
隆幸 菅原
Hiroyuki Saito
博之 齋藤
Hiroshi Yamada
浩 山田
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質や音質などのコンテンツが劣化すること
なく電子透かし情報を埋め込む。 【解決手段】 PCRクロック誤差埋め込み器108
は、正確なPCR値に対して、電子透かし情報が1の場
合には+側へ、例えば100クロック、0の場合には−
側へ100クロックというように、PCR値を電子透か
し情報に応じて所定の微少時間分だけ早めるか又は遅ら
すことにより電子透かし情報をPCR値に埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子透かし情報埋
め込み装置、伝送装置及び再生装置並びに記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達に伴い、
D−VHSやDVDなどマルチメディア対応の記録再生
器、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス、
各種のゲーム機などのネットワーク化が進み、様々なデ
ジタルコンテンツを、インターネットなどを通じて共有
することができるようになってきた。これらデジタルコ
ンテンツは、例えばMPEG2、MP3といったデジタ
ル符号化技術の採用により品質を落とすことなくコピー
したり、ダウンロードすることができる。上記マルチメ
ディア対応の記録メディアは、著作権が主張されてない
コンテンツに関しては記録可能なものになっており、適
切なコンテンツ保護技術が施されていない場合には、不
正なファイルのコピー/移動を行うことで海賊版のコン
テンツ記録メディアを作成することも、比較的簡単にで
きてしまう。
【0003】このため、最近では、著作権保護の観点か
ら、このようなデジタルコンテンツを不正使用から保護
するための技術の必要性が高まってきている。そこで、
この種の従来例として、著作権保護のための情報やその
他の補助情報を電子透かしで画像データや音声データに
埋め込む方法が知られている。
【0004】なお、他の従来例として、特開2000−
332830号公報によれば、一定遅延に対応したデコ
ーダにおいてもデコード可能とするために、タイムスタ
ンプが付加されたパケットが検出したときの、受信装置
とネットワークなどの共有のクロックに同期したクロッ
クのクロック値とタイムスタンプを利用して、パケット
の到着間隔と同期残差を演算し、伝送する方式が開示さ
れている。
【0005】また、他の従来例として特開2000−3
30870号公報によれば、記録メディアに記録される
コンテンツを保護するために必要な制御情報を前記記録
メディア上に秘匿化して記録するコンテンツ処理システ
ムであって、前記記録メディア上の記録領域の中でファ
イルシステムからは、アクセスできない所定の記憶領域
を前記制御情報を秘匿化するための秘匿エリアとして使
用し、前記制御情報又はその改ざん検出用データを、前
記記録メディア上に記録されている固有のメディアID
に基づいて生成される所定の暗号化鍵によって暗号化し
た後に、前記秘匿エリアに記録するコンテンツ管理手段
を具備することを特徴とするコンテンツ処理システムに
ついて開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子透
かし情報を画像データや音声データなどのデジタルコン
テンツに埋め込む方法では、画質や音質などが劣化する
という問題点がある。
【0007】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、画質
や音質などのコンテンツが劣化することなく電子透かし
情報を埋め込むことができる電子透かし情報埋め込み装
置、伝送装置及び再生装置並びに記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、伝送されるパケットのデータ量に応じたク
ロックリファレンス値を電子透かし情報に応じて所定の
微少時間分だけ早めるか又は遅らすことにより、電子透
かし情報をクロックリファレンス値に埋め込むようにし
たものである。
【0009】すなわち本発明によれば、パケット化され
たデータのデータ量とデータレートとを算出する手段
と、前記算出されたデータ量とデータレートとからタイ
ムスタンプ情報であるクロックリファレンス値を算出
し、そのクロックリファレンス値を電子透かし情報とし
て埋め込むべき補助情報に応じて所定の時間分だけ早め
るか又は遅らせることにより、前記補助情報を前記所定
の時間分のずれに変換して電子透かし情報として前記ク
ロックリファレンス値に埋め込む埋め込み手段とを設け
た電子透かし情報埋め込み装置が提供される。
【0010】また本発明によれば、パケット化されたデ
ータと、そのタイムスタンプ情報であるクロックリファ
レンス値であり、電子透かし情報として埋め込むべき補
助情報に応じて所定の時間分だけ早められるか又は遅ら
せられることにより、前記補助情報が前記所定の時間分
のずれに変換されて電子透かし情報として埋め込まれた
クロックリファレンス値とが供給されて、前記補助情報
と前記パケット化されたデータとを再生する再生装置で
あって、前記パケット化されたデータのデータ量とデー
タレートとから新たにクロックリファレンス値を算出す
る手段と、この新たに算出されたクロックリファレンス
値と前記供給されたクロックリファレンス値との前記所
定の時間分のずれを検出して前記電子透かし情報を抽出
し、前記補助情報を再生する第1の再生手段と、前記パ
ケット化されたデータを再生する第2の再生手段とを、
設けた再生装置が提供される。
【0011】また本発明によれば、パケット化されたデ
ータと、そのタイムスタンプ情報であるクロックリファ
レンス値とが記録された記録媒体であって、前記クロッ
クリファレンス値の内の少なくとも1つ以上のクロック
リファレンス値は、電子透かし情報として埋め込むべき
補助情報に応じて所定の時間分だけ早められるか又は遅
らせられることにより、前記補助情報が前記所定の時間
分のずれに変換されて電子透かし情報として埋め込まれ
たものである記録媒体が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 <MPEG>まず、本実施例で使用されているMPEG
ビデオ(ビデオ符号化方式)及びMPEGシステム(オ
ーディオビデオ多重化方式)について説明する。MPE
Gは1988年、ISO/IEC JTC1/SC2
(国際標準化機構/国際電気標準化会合同技術委員会1
/専門部会2、現在のSC29)に設立された動画像符
号化標準を検討する組織の名称(Moving Picture Exper
ts Group)の略称である。MPEG1(MPEGフェー
ズ1)は1.5Mbps程度の蓄積メデイアを対象とした標
準であり、静止画符号化を目的としたJPEGと、IS
DNのテレビ会議やテレビ電話の低転送レート用の動画
像圧縮を目的としたH.261(CCITSGXV:現
在のITU−T SG15で標準化)の基本的な技術を
受け継ぎ、蓄積メディア用に新しい技術を導入したもの
である。これらは1993年8月、ISU/IEC 1
1172として成立している。また、MPEG2(MP
EGフェーズ2)は通信や放送などの多様なアプリケー
ションに対応できるように汎用標準を目的として、19
94年11月ISU/IEC 13818 H.262
として成立している。
【0013】MPEGは幾つかの技術を組み合わせて作
成されている。図16はMPEG圧縮装置を示す。ま
ず、入力画像Vinは加算器1により、動き補償予測器1
1で復号化したリファレンスの画像との差分を取ること
で時間冗長部分を削減する。予測の方向は、過去、未
来、両方からの3モードが存在する。また、これらは1
6画素×16画素のMB(マクロブロック)ごとに切り
替えて使用できる。予測方向は入力画像に与えられたピ
クチャタイプによって決定される。過去からの予測と、
予測をしないでそのMBを独立で符号化する2モードが
存在するのがPピクチャである。また未来からの予測、
過去からの予測、両方からの予測、独立で符号化する4
モードが存在するのがBピクチャである。そして、全て
のMBが独立で符号化するのがIピクチャである。
【0014】動き補償では、動き領域をMBごとにパタ
ーンマッチングを行ってハーフぺル精度で動きベクトル
を検出し、動き分だけシフトしてから予測する。動きベ
クトルは水平方向と垂直方向が存在し、何れからの予測
かを示すMC(Motion Compensation)モードと共にM
Bの付加情報として伝送される。Iピクチャから次のI
ピクチャの前のピクチャまでをGOP(Group Of Pictu
res)といい、蓄積メディアなどで使用される場合には、
一般に約15ピクチャ程度が使用される。
【0015】差分画像はDCT(Discrete Cosine Tran
sform)器2において直交変換が行われる。DCTと
は、余弦関数を積分核とした積分変換を有限空間へ離散
変換する直交変換である。MPEGでは、MBを4分割
して8×8のDCTブロックに対して、2次元DCTを
行う。一般に、ビデオ信号は低域成分が多く高域成分が
少ないため、DCTを行うと係数が低域に集中する。
【0016】DCTされた画像データ(DCT係数)は
量子化器3で量子化が行われる。量子化は量子化マトリ
ックスという8×8の2次元周波数を視覚特性で重み付
けした値と、その全体をスカラー倍する量子化スケール
という値で乗算した値を量子化値として、DCT係数を
その量子化値で除算する。デコーダで逆量子化するとき
は、量子化値で乗算することにより、元のDCT係数に
近似している値を得ることになる。
【0017】量子化されたデータはVLC器4で可変長
符号化される。量子化された値のうち直流(DC)成分
は、予測符号化のひとつであるDPCM(Differential
Pulse Code Modulation)を使用して符号化する。ま
た、交流(AC)成分は 低域から高域の方向にジグザ
グ・スキャンを行い、ゼロのラン長及び有効係数値を1
つの事象とし、出現確率の高いものから符号長の短い符
号を割り当てていくハフマン符号化が行われる。可変長
符号化されたデータは一時、バッファ5に蓄えられ、所
定の転送レートで符号化データとして出力される。
【0018】また、その出力されるデータのマクロブロ
ック毎の発生符号量は、符号量制御器6に送信され、目
標符号量に対する発生符号量との誤差符号量を量子化器
3にフィードバックして量子化スケールを調整すること
で符号量が制御される。また、量子化された画像データ
は逆量子化器7にて逆量子化され、次いで逆DCT器8
にて逆DCTされて元のDCT係数が復元される。この
DCT係数は加算器9により、動き補償予測器11で復
号化したリファレンスの画像と加算され、この加算され
た画像データが一時、画像メモリ10に蓄えられた後、
動き補償予測器11において、差分画像を計算するため
のリファレンスの復号化画像として使用される。
【0019】図17はMPEG復号装置を示す。符号化
されたストリームはバッファリングされ、バッファ12
からのデータはVLD(可変長復号)器13に入力され
る。VLD器13では可変長復号化され、直流(DC)
成分及び交流(AC)成分を得る。交流(AC)成分デ
ータは低域から高域の方向にジグザグ・スキャンされて
8×8のマトリックスに配置する。このデータは逆量子
化器14に入力され、量子化マトリックスにて逆量子化
される。逆量子化されたデータは逆DCT器15に入力
されて逆DCTされ、このDCT係数は加算器16によ
り、動き補償予測器18で復号化したリファレンスの画
像と加算され、この加算された画像データが復号化デー
タとして出力される。また、復号化データは一時、画像
メモリ17に蓄えられたのち、動き補償予測器18にお
いて差分画像を計算するためのリファレンスの復号化画
像として使用される。
【0020】MPEGシステムはMPEGビデオ及びオ
ーディオなどで符号化されたビットストリームを1個の
ビットストリームに多重化し、同期を確保しながら再生
する方式を規定したものである。システムで規定されて
いる内容は大きく分けて次の5点である。 1)複数の符号化されたビットストリームの同期再生 2)複数の符号化されたビットストリームの単一ビット
ストリームへの多重化 3)再生開始時のバッファの初期化 4)連続的なバッファの管理 5)復号や再生などの時刻の確定
【0021】MPEGシステムで多重化を行うには情報
をパケット化する必要がある。パケットによる多重化と
は、例えばビデオ、オーディオを多重化する場合、各々
をパケットと呼ばれる適当な長さのストリームに分割
し、ヘッダなどの付加情報を付けて、適宜、ビデオ、オ
ーディオのパケットを切り替えて時分割伝送する方式で
ある。ヘッダにはビデオ、オーディオなどを識別する情
報や、同期のための時間情報が存在する。パケット長は
伝送媒体やアプリケーションに依存し、ATMのように
53バイトから、光ディスクのように4Kバイトと長い
ものまで存在している。MPEGでは、パケット長は可
変で任意に指定できるようになっている。
【0022】データはパック、パケット化され、1パッ
クは数パケットで構成されている。各パックの先頭部分
には、pack-start-codeやSCR(System Clock Refere
nce)が記述されており、パケットの先頭部分にはstrea
m idやタイムスタンプが記述されている。タイムスタン
プにはオーディオ、ビデオなどの同期をとる時間情報が
記述されており、DTS(Decoding Time Stamp)とPT
S(Presentation Time Stamp)の2種類が存在する。
PCR(Program Clock Reference)は27MHzの時間
精度で記述されており、デコーダの基準時計をロックす
る情報である。DTSはそのパケットデータ内の最初の
アクセスユニット(ビデオなら1ピクチャ、オーディオ
なら例えば1152サンプル)のデコード開始時刻を示
し、PTSは表示(再生)開始時刻を示している。
【0023】図18に示すように、オーディオ、ビデ
オ、その他のデコーダは、PCRでロックした共通の基
準時計を常に監視し、DTSやPTSの時間と一致した
ときに、デコードや表示を行うしくみになっている。多
重化されたデータが各デコーダでバッファリングされ、
同期した表示を行うための仮想的なデコーダをSTD
(System Target Decoder)と呼び、このSTDがオーバ
ーフローやアンダーフローを起こさないようにな多重化
されていなければならない。
【0024】また、MPEGシステムには、大きく分け
てTS(Transport Stream)とPS(Program Stream)
が存在する。これらはPES(Packetized Elementary
Stream)、及びその他の必要な情報を含むパケットから
構成されている。PESは両ストリーム間の変換を可能
とするための中間ストリームとして規定されていて、M
PEGで符号化されたビデオ、オーディオデータの他、
プライベートストリームなどをパケット化したものであ
る。
【0025】PSは共通の基準時間を有するプログラム
のビデオ、オーディオを多重化することが可能である。
パケットレイヤはPESとよばれ、この構造は図19に
示すように、後述するTSと共用して用いられ、これら
の相互互換性を可能とする。PSのSTDモデルでは、
ストリームはPESパケット内のStream IDによってス
イッチされる。
【0026】TSもPSと同じように共通の基準時間を
有するプログラムのビデオ、オーディオの多重化をする
ことが可能であるが、TSはさらに異なる基準時間を有
する通信や放送などのマルチプログラムの多重化を可能
としている。TSはATMセル長や誤り訂正符号化する
場合を考慮し、188バイトの固定長パケットで構成さ
れており、エラーが存在する系でも使用できるように考
慮されている。TSパケット自体の構造はそれほど複雑
ではないがマルチプログラムのストリームであるため、
その運用は複雑である。PSと比べて特徴的なことは、
TSパケットが上位構造であるにも関わらず、PESパ
ケットより(通常は)短く、PESパケットを分割して
TSパケットに乗せて伝送する点である。
【0027】TSのSTDモデルでは、ストリームはT
Sパケット内のPID(パケットID)によってスイッ
チされる。TSパケットの構造を図19に示す。始めの
ヘッダには8ビットのSYNCバイトがあり、その後にエラ
ー指示、ユニット先頭指示、破棄する場合の優先指示の
ビットが1ビットずつ記述される。その後にPIDと言
ってこのパケットのペイロードの種類を示すIDが記述
される。その後にスクランブル情報(2ビット)、ペイ
ロードにアダプテーションフィールドを伝送するかどう
かを示す情報(2ビット)、パケットの連続性を示す情
報(4ビット)がそれぞれ記述され、最後に要素符号化
データもしくはアダプテーション情報のあとに要素デー
タを記述する。また無効データを伝送することもできる
ようになっている。
【0028】MPEGシステムのTSには、その多重化
されている番組の情報に関するパケットがどのPIDで
あるのかを指示する仕組みがある。それを図20を参照
して説明する。まずTSパケット群の中からPID=0
のものを探す。それはPAT(Program Association Ta
ble)と呼ばれる情報パケットであり、そのパケットの
中にはプログラムナンバーPRに対応する情報PIDが
リンクされた形で記述されている。次に目的のPRに対
応するPIDのパケットを読みに行くと、PMT(Prog
ram Map Table)と呼ばれる情報パケットがあり、その
パケットの中にはそのプログラムナンバーPRに対応す
る番組のビデオパケットのPIDと、オーディオパケッ
トのPIDの情報が記述されている。PATとPMTの
ことをPSI(Program Specific Information)と呼
び、目的の番組のチャンネルにアクセス(エントリ)す
ることが可能な情報体系になっている。
【0029】<電子透かし情報の埋め込み>次に本発明
の好適な実施形態について説明する。まず、図1を用い
て本発明の電子透かし情報埋め込み装置の構成を説明す
る。まず、電子透かし情報が埋め込まれる入力データが
TSストリーム生成器101に入力される。TSストリ
ーム生成器101では一般に、音声と画像のデジタルデ
ータが入力され、要素ごとにMPEG圧縮されて、音声
と画像の同期をとるタイムスタンプなどが付加されなが
らMPEG多重化ストリームが生成される。
【0030】その過程において、PCRのクロックリフ
ァレンス信号は図2、図3に示すように、Transport Pa
cketの7番目のシンタックスのadaptation-fleld-contr
olを10か11としてadaptation-fieldデータを記述で
きるようにし、adaptation-field内においてはPCR-flag
を1とし、33ビットのPCRを記述できるようにす
る。MPEGではPCRは少なくとも100ミリ秒に1
回は記述することが義務付けられている。このようにし
てPCRを記述するための準備としてTSストリーム生
成器101からPCR分の33ビットを空欄(例えば0
データ)としていったんメモリ102に記憶する。
【0031】また、例えば80ミリ秒単位に1回記述す
るのであれば、80ミリ秒間に発生した圧縮ストリーム
のビット数をビット数カウンタ103にて計算する。P
CRカウンタ105は80ミリ秒ごとに27MHzでカ
ウントアップするPCRカウンタ値を計算し、PCRク
ロック誤差埋め込み器108へ伝送する。レート計測器
104ではTSストリーム自体のレートが発生したビッ
ト数と、その発生に要した時間からレートを計算し、同
様にPCRクロック誤差埋め込み器108へ伝送する。
【0032】PCRクロック誤差埋め込み器108で
は、本来、正確なPCR値に対して電子透かし情報に応
じて誤差±810クロック以内で誤差を加える。誤差の
加え方は、正確なPCRクロックに対して、電子透かし
情報が1の場合には+側へ、例えば100クロック、0
の場合には−側へ100クロックというようにプラスを
1、マイナスを0と見立てて、所望の電子透かし情報を
混入する(埋め込む)。ここでは、記録すべき所望の電
子透かし情報は、例えば11110000という8ビッ
トのシンクコードの後に、意味のある特定コードを付加
するようにする。このシンクコードと特定コードはあら
かじめROM106に記録しておき、電子透かし情報生
成器107においてこのシンクコードと特定コードに応
じてPCR値を+側か、−側のどちらへずらすのか方向
を決める。
【0033】次に電子透かし情報生成器107における
電子透かし情報の作成方法について具体的に述べる。図
4には、シンクコードを11110000とした形で記
録するときの例が示されている。記録する場合にはDC
成分が載るのをなるべく避けるために、常に固定的に発
生させることのできるM系列のランダムデータと排他的
論理和をとった後のデータを、記録されるデータ(シン
クコード)として出力する。シンクコードのあとには意
味のある特定コード(電子透かし情報)を記録する。こ
の特定コードとして、例えばABCDEFGHIの9文字を埋め
込む場合、1文字分のアスキーコードはそれぞれ8ビッ
トで示すことができるので、計64ビットを図5に示す
ように常に固定的に発生させることのできるM系列のラ
ンダムデータと排他的論理和をとった後のデータを埋め
込みデータ(電子透かし情報)として出力する。
【0034】これらの出力データが図1に示すPCRク
ロック誤差埋め込み器108においてプラスを1、マイ
ナスを0と見立てて、正確なPCRクロックに対して、
+側へ、例えば100クロック、−側へ100クロック
ずれた値をPCRとして記録して、出力ストリームデー
タとして出力する。
【0035】次に図6を用いて電子透かし情報の再生系
の構成を説明をする。再生系ではまず、図6に示すよう
に入力TSストリームをPCR検出器110に入力す
る。PCR検出器110ではPCRを検出したら、その
間のビットをビット数カウンタ111に伝送する。ビッ
ト数カウンタ111ではその間に発生したビット数をカ
ウントし、レート計測器112へ伝送する。レート計測
器112ではPCR間の時間と、入力されたビット数か
らTSストリーム自体のレートを計測する。レートデー
タはPCRカウンタ113に入力される。PCRカウン
タ113では、そのレートを用いて、PCRデータが記
述されている時刻のPCR値の正確な値を計算し、それ
をPCRクロック誤差検出器114へ伝送する。
【0036】PCR誤差検出器114では前記レートか
ら計算された正確なPCR値と、PCR検出器110か
ら検出されたTSストリームに記述されているクロック
値を比較し、クロック値が正確なPCR値より+側にず
れている場合には1、−側へずれている場合には0とし
て埋め込みデータを検出する。検出したバイナリーデー
タはシンクコード検出器115に伝送される。シンクコ
ード検出器115ではこの入力データと図4で用いた8
ビットのM系列ランダムデータとの排他的論理和を計算
し、11110000のシンクコードが検出されるまで
入力データを監視する。11110000のパターンが
検出されたときには、電子透かし情報検出器116にト
リガ信号を出力する。
【0037】電子透かし情報検出器116では入力デー
タと図5で用いた64ビットの常に固定的に発生させる
ことのできるM系列のランダムデータと排他的論理和を
とり、電子透かし情報を検出する。正当に検出されれば
それはABCDEFGHIと検出されることになる。また不正に
作成されたものであれば意味のある特定データを検出す
ることはできない。
【0038】正当性をチェックするためには正当である
データをROM118にあらかじめ記憶しておき、電子
透かし情報比較器117にて両者が一致しているかどう
かを評価する。評価結果は再生制御器119に伝送さ
れ、不正であるという信号が再生制御器119に入力さ
れた場合には、TSストリーム再生器120に再生中止
命令を伝送する。正当であれば再生を継続して、表示器
121にてコンテンツを表示する。
【0039】なお、ここでは埋め込みデータが1の場合
に+側へ、例えば100クロック、0の場合に−側へ1
00クロックずらすPCR誤差を利用する例を示した
が、複数の誤差を用いて、埋め込みデータが11の場合
に+200、10の場合に+100、01の場合に−1
00、00の場合に−200をというように2ビットの
データを混入するようにしてもよい。すなわちクロック
は、その誤差が±810クロック以内であれば、30p
pm以内のクロック精度として定められているMPEG
規格にも準拠しているので、デコーダにおいて画像の色
が消えてしまうなどの誤動作をしないことが保障されて
いる。また、複数のレベルでもプラスとマイナスの2値
で記録することと組み合わせてもよい。
【0040】次に、本発明を用いて電子透かし情報を記
録メディアに記録する場合のフォーマットの一例を図
7、図8、図9を用いて説明する。本実施例ではテープ
記録媒体とD−VHS記録機を用いて説明する。D−V
HS方式では、回転体に180度対向して設けられた互
いにアジマス角度の異なる2組のダブルアジマスヘッド
により、回転体の外周側面に約180度の角度範囲にわ
たって斜めに巻回されて一定速度で走行される磁気テー
プに記録再生する構成のへリカルスキャン方式磁気記録
再生装置(VTR)によって形成されるトラックに記録
される。上記の各組のダブルアジマスヘッドは、それぞ
れ第1のアジマス角度の第1の回転ヘッドと、第2のア
ジマス角度の第2の回転ヘッドとが近接して配置された
ペアヘッドであり、1回の走査により互いにアジマス角
度の異なる2本のトラックを並列に同時に記録形成す
る。各トラックは、データブロックに相当するシンクブ
ロックと呼ばれる一定量のデータエリアを回転ヘッドの
走査に従って複数個配置することにより構成される。
【0041】上記のデジタル信号は30rpsで回転する
ペアヘッドを有する従来のデジタルVTRと同様に、毎
秒フレーム数が異なる標準テレビジョン方式であるNT
SC方式とPAL方式のうち、NTSC方式の場合、2
4トラックで6フレームの割合で記録し、他方、PAL
方式の場合は24トラックで5フレームの割合で記録す
るように、すなわちNTSC方式のデジタル信号もPA
L方式のデジタル信号も共に24トラック周期で同一の
データ量で記録するように1フレーム当りの符号量を制
御する。これに加えて、誤り訂正符号(ECCインター
リーブ)はNTSC方式及びPAL方式いずれのデジタ
ル信号記録時も共に6トラックにて完結するように生成
される。
【0042】トラックフォーマットは、1本のトラック
上にシンクブロックと呼ばれる複数個のデータブロック
が時系列的に合成されて、図7に示すトラックフォーマ
ットで形成される。図7に示すトラックフォーマット
は、マージン領域、プリアンブル領域、サブコード領
域、ポストアンブル領域、IBG領域、プリアンブル領
域、DATA領域、ECC符号領域、ポストアンブル領
域及びマージン領域からなる。ここで、主要データエリ
アを構成しているDATA領域及びECC符号領域のう
ちDATA領域は、306シンクブロック(SB)のデ
ジタルデータが記録される領域である。
【0043】また、ECC符号領域は、誤り訂正のため
の外符号(C3符号)が記録される領域であり、30シ
ンクブロックからなる。ここで、この実施例ではECC
符号が6トラックで完結するように記録されるので、E
CC符号は180シンクブロックでデータシャッフリン
グが行われ、そのうちの30(=180シンクブロック
/6トラック)シンクブロックずつが各トラックの上記
のECC符号領域に配置されて記録される。
【0044】また、マージン領域は2シンクブロックで
構成され、プリアンブル領域、ポストアンブル領域、I
BG領域及びプリアンブル領域はそれぞれ3シンクブロ
ックで構成され、サブコード領域は4シンクブロック、
ポストアンブル領域及びマージン領域はそれぞれ2シン
クブロックで構成され、1本のトラックは356シンク
ブロックのデジタル信号が記録されている。
【0045】次に、上記のシンクブロックの構成につい
て説明する。シンクブロックの構成を図8に示す。DA
TA領域とECC符号領域のデータブロックであるシン
クブロックは、そのシンクブロックの再生のための2バ
イトの同期信号(Sync)領域と、3バイトのアドレ
ス情報(ID)の領域と、映像情報、音声情報などの様
々な情報を格納するための99バイトのデータ格納領域
と、このシンクブロックの情報の誤り訂正のための8バ
イトのパリティの領域とが時系列的に合成された全部で
112バイトの構成である。
【0046】D−VHSのタイムスタンプは、D−VH
SのMPEG2フォーマットに従って1パケット=18
8バイトで格納される。図9に示す2つのシンクブロッ
ク部には、斜線の領域に1パケットのMPEG2トラン
スポートストリームが記録されるとともに、シンク(Sy
nc)、ID、メインヘッダ、補助データ、パケットヘッ
ダ、インナーパリティーなどがあり、この中のパケット
ヘッダの部分に4バイトのD−VHSのタイムスタンプ
が設定される。このようにしてD−VHSテープ上にM
PEG2の多重化ストリームであるトランスポートスト
リームを記録することができる。
【0047】次に、上述した電子透かし情報記録方式を
使用したアプリケーションの形態において本発明の好適
な実施例を説明する。基本的には図10に示すように、
記録媒体に記録する入力メインデータ語(単にメインデ
ータとも言う)と共に、その補助情報を電子透かし情報
としてPCRクロック誤差埋め込み器108に入力し、
PCRクロック誤差埋め込み器108では記録時に電子
透かし情報が埋め込まれて出力符号語ビット列を作成
し、それを記録媒体に記録する。この方法によればどの
ような電子透かし情報も記録媒体に記録することができ
る。
【0048】例えば比較的低レートの情報記録が実現性
が高い。例えばH.261やH.263、MPEG4な
どに準拠した画像符号化情報や、H.723やAACな
どに準拠した音声符号化情報、さらには副映像としてD
VDなどのようにビットマップデータの文字情報を量子
化やランレングス符号化した情報を記録する場合や、A
TSCなどのデジタル放送に使用されている文字コード
情報などのクローズドキャプション情報などもこのレー
トで記録するのに適している。
【0049】また、これらの画像や音声、文字の情報だ
けでなく、コンテンツ情報に関連したURLアドレスの
情報、すなわち記録媒体に記録されている情報データに
対して、所定の部分ごとにコンテンツ情報が記述されて
いる情報体の名称、もしくはURLなどのアドレス情報
をリンクして所定のフォーマット構造体に記録し、コン
テンツ情報を表示するときにファイルネームもしくはイ
ンターネットアドレスをアクセスして得られる情報を表
示するなどの形態も考えられる。フォーマット構造体
は、URLなどの名称を示すアドレスを文字コードなど
で記録するために、その文字数を8ビット程度、その後
にアドレスを示す文字を記述することで実現できる。
【0050】再生は図11に示すように入力符号ビット
列をPCRクロック誤差検出器114に入力し、出力メ
インデータ語と共に補助情報(電子透かし情報)を取り
出せばよい。取り出された補助情報は、「補助情報を用
いたアプリケーション再生器130」にて再生し、その
情報は、「メインデータに影響する補助情報を用いたア
プリケーション起動器131」において起動される。
【0051】「メインデータに影響する補助情報を用い
たアプリケーション」とは、例えば、(1)メインデー
タが暗号化されており、補助情報から生成した鍵をもと
に暗号を解く、(2)メインデータ再生データに対し
て、補助情報の再生データをスーパーインポーズやミキ
シングしたり、特定のデータを書き換えたりする、
(3)メインデータの再生や記録に関する機能に対して
補助情報からのデータが影響する、(4)メインデータ
の著作権や管理番号などのIDを補助情報として記録
し、メインデータを保護管理する、などの動作が含まれ
る。
【0052】なお、この図11では「メインデータに影
響を及ぼすアプリケーション」として記述してあるが、
まったく「メインデータと独立した情報」であっても有
効である。本発明においてこのような補助情報を電子透
かし情報で記録する場合の最も大きな利点は、メインデ
ータの中身を解析してデータの中身を構造展開する前
に、PCR復調時にその補助情報を先に知ることができ
る点にある。
【0053】次に補助情報を暗号の鍵に関する情報とし
て使用する実施例を説明する。図12は暗号化データの
記録側又は送信側の装置140、伝送媒体(記録媒体又
は伝送路)150、再生側又は受信側の装置160の例
を示したものである。補助情報は直接、暗号化の鍵にす
ることも可能であるが、セキュリティを向上するため
に、暗号鍵の元(第1の鍵の元になる情報)として使用
することとし、暗号化装置141にて暗号化された第1
の鍵の元になる情報に変換する際に一方向性関数を便用
する。暗号化するコンテンツ情報は補助情報(暗号鍵の
元)から一方向性の関数を用いて第1の鍵を作成し、そ
の第1の鍵を用いて暗号化装置142にて暗号化され
る。
【0054】ここで、一方向性関数とは、一方向性ハッ
シュ関数とも表現でき、関数hとその定義域のある値x
が与えられて、h(x)=h(y)となるようなyを求める
ことが困難な関数のことである。コンテンツはMPEG
などの所定の圧縮方式によって圧縮された後、DESな
どの暗号化を用いる。DES暗号化方式は1977年に
アメリカ連邦政府標準に採用された代表的な共通鍵暗号
化方式であり、56ビットの鍵を用いて64ビット単位
で暗号化復号化を行うブロック暗号化方式である。暗号
化は64ビットの平分を32ビットずつに分割して転
置、置換、非線型関数、排他的論理和により構成されて
いる。例えばDESの場合、暗号化鍵は56ビット程度
である。
【0055】したがって、一方向性関数の出力ビット数
が56ビットになるような補助情報は、例えば図13に
示すように様々なIDから、例えば排他的論理和計算で
求めるようにしておく。この補助情報は、一方向性関数
の内容が公開されていることを前提とするならば、記録
媒体に記録する場合、もしくは伝送路に伝送する場合、
何らかの隠蔽されている状態で記録(伝送)するのが望
ましい。
【0056】そこで、この補助情報は、本発明の変調を
用いて、単純には読み出しや改ざんが不可能な状態で記
録する。補助情報は、例えばひとつ、もしくは複数の
国、地域、空間を定義したリージョンに関する情報、個
人の識別IDに関する情報、複数人のグループを識別す
る識別IDに関する情報、レーティングに関する情報、
機器メーカーの識別IDに関する情報、コンテンツプロ
バイダの識別IDに関する情報、時間に関する情報、コ
ンテンツオーサリング者に関する情報、再生機器の固有
IDに関する情報、接続機器の固有IDに関する情報、
コンテンツの記録されたメディアの固有IDに関する情
報、コンテンツを識別するIDに関する情報、課金に関
する情報のうちひとつ、もしくは複数の情報である。こ
れらの電子透かし情報の全てのデータを図13のように
排他的論理和を用いて、各種補助情報から統合化補助情
報を作成し、その値をPCRクロック誤差埋め込み器1
08により記録する。
【0057】再生側又は受信側の装置160では、図1
2に示すように入力符号語ビット列から電子透かし情報
を検出して統合化補助情報を検出し、この情報を一方向
性関数を用いて鍵を生成する。この鍵で、同じく伝送さ
れてきた暗号化された第1の鍵の元になる情報を復号装
置161にて復号する。この結果、生成された第1の鍵
の元になる情報を、この情報を一方向性関数を用いて第
1の鍵を生成する。第1の鍵を用いて、同じく伝送され
てきた暗号化されたコンテンツ情報を復号装置162に
て復号化する。これによってコンテンツを再生すること
が可能となる。
【0058】なお、上述した鍵の元になる統合化された
補助情報は、統合化せずに、全てを記録してもよい。ま
た、これらのデータは、記録媒体のリードインの部分に
重畳して記録しておくなど、記録媒体の一部に記録して
もよい。また、プログラムごとにその先頭部分に存在す
る複数のセクタに記録してもよい。また暗号化するデー
タ部分としてはPCRの値が記述されているパケット以
外ものにする。
【0059】この実施例で用いる各種IDなどの補助情
報は、国や地域や空間を定義したリージョンに関する情
報、個人の識別IDに関する情報、複数人のグループを
識別する識別IDに関する情報、レーティングに関する
情報、機器メーカーの識別IDに関する情報、コンテン
ツプロバイダーの識別IDに関する情報、時間に関する
情報、コンテンツオーサリング者に関する情報、コンテ
ンツを再生する再生機器の固有IDに関する情報、接続
機器の固有IDに関する情報、コンテンツの記録された
メディアの固有IDに関する情報、コンテンツを識別す
るIDに関する情報、課金に関する情報それぞれについ
て具体的情報を説明する。
【0060】リージョンに関する情報とは、世界の地域
を、例えばTVシステムの違いによってNTSC、PA
L、SECAMと3つに分けてもよい。また、地域を大
きく6個程度に分けてもよい。また、国ごとに分けても
よい。また国の中でも地方ごとに分けてもよい。また、
国や地域でなく飛行機の機内におけるコンテンツの再生
を考慮して、飛行機内エリアを設けてもよい。
【0061】個人の識別IDに関する情報とは、個人し
か知らない暗証番号でもよい。また、個人にあらかじめ
与えられた識別番号でもよい。また、クレジットカード
などの暗証番号や登録番号でもよい。また、肉体的な特
徴(指紋、瞳のアイリスパターン、DNA)から生成し
た情報番号でもよい。複数人のグループを識別する識別
IDとは、家族を識別する番号でもよい。また、任意の
仲間を識別する番号でもよい。また、クラブやチームを
認識する番号でもよい。また、マンションやアパートな
どの建物に住む住人のグループを識別する番号でもよ
い。
【0062】レーティングに関する情報とは、暴力やセ
クシャルなシーンのレベルをあらわす番号でもよい。ま
た、そのシーンを見ることのできる権利をもつレベルの
番号であってもよい。また、コンテンツを再生する人の
年齢から計算される値であってもよい。機器メーカーの
識別IDとはメーカーごとに固有のIDを定義してその
IDを用いてもよい。また、例えば会社名や所属団体名
などの名称からアスキーコードに変換して上位56ビッ
トを使用してもよい。コンテンツプロバイダーの識別I
Dとは、コンテンツを供給する映画会社ごとに固有のI
Dを定義してそのIDを用いてもよい。また、例えば名
称からアスキーコードに変換して上位56ビットを使用
してもよい。時間に関する情報とは、再生期限や記録年
月日を記録してもよい。また、年号や月、時間を所定の
関数で数字化して、所定の数以下の場合”0”を、所定
の数以上である場合には”1”を情報としてもよい。
【0063】コンテンツオーサリング者に関する情報と
は、記録編集する人の個人IDでもよい。また、あらか
じめ記録してあるパッケージを作成する場合においてコ
ンテンツを作成(編成、加工)する人、もしくは会社の
IDであってもよい。再生機器の固有IDとは、プレー
ヤーにシリアル番号をつけてその番号を使用してもよ
い。接続機器の固有ID情報とは、バスを接続して相手
と相互認証した場合に接続された相手の機器の種類、も
しくはシリアル番号などを受信してその中から許可され
ている番号を私用してもよい。
【0064】メディアの固有IDとは、記録するメディ
アに簡単には改ざんされない方法で固有のIDをあらか
じめ記録しておいて、そのIDを記録する前に記録器が
検出して、そのID番号を使用してもよい。固有のID
は適当な数にひとつついている値でも、シリアル番号で
もよい。コンテンツを識別するIDとは、コンテンツ、
例えば音楽の1曲、ビデオの映画1本に1つ固有のID
を設定し、そのID番号を用いてもよい。課金に関する
情報とは、所定のプログラムに対して正当な課金をして
いる場合に、課金を行ったプログラムの固有IDを使用
してもよい。また、正当な課金をしている個人や家族を
識別するIDを用いてもよい。また、課金している場合
のみ、特定の暗証番号を発行してその番号を使用しても
よい。
【0065】また、暗号鍵もしくは暗号鍵の元になる情
報を特定する指示情報を補助情報として記録しておくこ
とで、鍵の情報、もしくは鍵の元になる情報を上記の方
法で複数個用意して、その複数個の鍵を特定する、例え
ば番号を1からN(Nは自然数)までを、所定単位毎に
補助情報として記録しておき、どの暗号鍵が有効かを示
すことも可能である。
【0066】次に、補助情報を著作権に関する情報、デ
ータを記録したメディアが正当メディアであることを示
す情報として使用する場合の実施例を説明する。補助情
報には所定の認証データを記録しておく。認証データ
は、例えば著作権者の名前、会社名、オーサーリングを
行ったスタジオ名をアスキー文字で記録する。もしくは
それらを特定するIDコードをバイナリー化しておくな
どで、例えば32ビット程度で構成してもよい。またメ
ディアが正当なものであるかどうかを示す情報として、
例えば公開鍵暗号方式を用いた認証方式を用いて、例え
ば署名情報は、コンテンツの正当性を示すもので、ハッ
シュ関数によって作成されたメッセージダイジェスト
に、著作権者の秘密鍵を用いて、一般的な署名方式(R
SA署名、DSS署名)で作成する。
【0067】これらの方法を用いた実施例を図14、図
15に示す。図14において、正当な記録器140で
は、PCR埋込器108に対して、読み出し専用記録媒
体151から再生された符号語ビット列をメインデータ
として入力し、また、補助情報を入力して埋め込み、メ
インデータと共に複製記録媒体152に記録する。一
方、正当な再生器160では、複製記録媒体152から
検出器114によってメインデータと電子透かし情報を
検出する。ここでの補助情報は正当な記録器140によ
って記録されたものであるので正当な補助情報が検出さ
れ、正当性判定器115〜119(図6に示す電子透か
し情報検出器116など)においては、正当な認証デー
タが記録されていることが確認される。確認結果はOK
であれば記録再生器(もしくは再生器)120へ再生許
可を示す信号が送信され、記録再生器(もしくは再生
器)120からの出力により表示器121に再生表示さ
れる。
【0068】一方、図15に示すように不正な記録器1
40aによって複製記録媒体152aが作成される場
合、不正な記録器140aには電子透かし情報を記録す
る仕組みが存在しないので、記録媒体152aには正当
な電子透かし情報が記録されない。しかるにその不正な
記録媒体152aを正当な再生器160にて再生しよう
とすると、正当性判定器115〜119では不正である
ことが判定され、NGの信号が、記録再生器(もしくは
再生器)120へ送信される。記録再生器(もしくは再
生器)120では、再生不許可(NG)の信号を受信す
ると再生を停止する。
【0069】なお、ここでの説明は再生制御に関して記
述したが、これらの正当性を判定した上で記録の制御を
行ってもよい。その場合、電子透かし情報には、記録を
何回許可するかの回数情報を記録してもよい。例えばC
GMSなどのCopyFree、OnceCopy、NeverCopyなどの状
態を示す情報を電子透かし情報として記録し、正当な認
証が行われた場合には、そのCGMSを検出して、Copy
Freeならば複製記録を許可し、OnceCopyならばCGMS
をNeverCopyの状態に換えてから複製記録を許可し、Nev
erCopyであれば複製を不許可とするような記録制御を行
うことも可能である。
【0070】また、上記実施形態では、MPEGのトラ
ンスポートストリームを用いた形態で説明したが、クロ
ックリファレンス情報を伴うパケットデータ方式であれ
ばどんなものでもよい。例えばプログラムストリームの
SCR(システムクロックリファレンス)を用いて本方
式を応用することも可能である。
【0071】また、上記実施形態では、実際に伝送され
るパケットデータ量と、そのデータレートから計算され
る値に基づいて、所定の微量時間だけクロックリファレ
ンスとして記録するクロック情報を早めるか遅くする状
態を用いて、電子透かし情報を記録することを特徴とし
ているが、例えばトランスポートストリームがマルチチ
ャンネルで伝送されており、その中から1つの番組をバ
ースト的に抜粋した伝送形態のトランスポートストリー
ムに応用する場合には、実際に発生したパケットデータ
量から伝送レートを計算することができない。
【0072】そこで、この場合には、ひとつ前のクロッ
クリファレンス信号でPLLのロックをしたクロックで
自走している情報を用いて、次のクロックリファレンス
情報を伝送するときに、所定の微量時間だけクロックリ
ファレンスとして記録するクロック情報を早めるか遅く
する状態を用いて電子透かし情報を伝送することもでき
る。この場合の再生器での電子透かし情報検出方法とし
ては、ひとつ前のクロックリファレンス信号でPLLの
ロックをしたクロックで自走している情報を用いて、次
のクロックリファレンス情報が到着したときに、自走し
ているクロック情報と、到着したクロック情報がどれだ
け早いか、遅いかを検出することで、本発明を適用する
ことが可能となる。
【0073】なお、伝送については、通信、放送などあ
らゆる伝送媒体を経由してデータを送信することが可能
である。また、記録媒体は、媒体という定義はデータを
記録できる媒体という、狭義な媒体というものだけでな
く、信号データを伝送するための電磁波、光などを含
む。また、記録媒体に記録されている情報は、記録され
ていない状態での、電子ファイルなどのデータ自身を含
むものとする。
【0074】このため、MPEG方式で多重化されたシ
ステムストリームに電子透かし情報を記録することがで
きる。また、従来の画像、音声に埋め込む電子透かし方
式は、コンテンツ情報に少なからず影響を与えることに
なり、画質劣化や音質劣化が問題とされていたが、本発
明によれば一切劣化はない。また、システムストリーム
データ上の一意的なフラグを書き換えるなどの電子透か
し情報と異なり、MPEG多重化アルゴリズムのバッフ
ァモデルや、どこまでの誤差を許容可能かという専門知
識がないと、データを改ざんすることが困難であるの
で、ハッキング耐性がある。また、埋め込み側での複雑
性や専門性が高いにも関わらず、検出側では時間のずれ
を測定するだけでよいのでコストが安くてすむシステム
を提供できる。
【0075】また、メインデータに対する種々の補助情
報を電子透かし情報として埋め込むことができるので、
この補助情報を用いて、暗号鍵情報、暗号鍵の元になる
情報、暗号鍵もしくは暗号鍵の元になる情報を特定する
指示情報、国や地域や空間を定義したリージョンに関す
る情報、個人の識別IDに関する情報、複数人のグルー
プを識別する識別IDに関する情報、レーティングに関
する情報、機器メーカーの識別IDに関する情報、コン
テンツプロバイダーの識別IDに関する情報、時間に関
する情報、コンテンツオーサリング者に関する情報、コ
ンテンツを再生する再生機器の固有IDに関する情報、
接続機器の固有IDに関する情報、コンテンツの記録さ
れたメディアの固有IDに関する情報、コンテンツを識
別するIDに関する情報、課金に関する情報、再生制御
に関する情報、アクセスのためのアドレスに関する情
報、記録制御に関する情報、コンテンツに関連したUR
Lアドレスの情報、文字の情報、副映像情報、音声情
報、著作権に関する情報、データを記録したメディアが
正当メディアであることを示す情報を、単純には読み出
しや改ざんが不可能な状態、すなわちセキュリティの高
い状態で記録媒体に記録することができるという利点を
有する。
【0076】また、本発明の電子透かし情報の再生を伴
うデータ再生方法や装置においては、暗号鍵の生成、暗
号鍵もしくは暗号鍵の元になる情報を特定、リージョン
やレーティングによる再生制御、識別IDや記録再生制
御情報による記録再生制御、アクセスのためのアドレス
の決定、コンテンツ情報に関連したURLアドレスへの
アクセス、文字や副映像や映像音声情報の再生、正当メ
ディアであるかどうかの認証を行う手段のうち、ひと
つ、もしくは複数の手段を具備することにより、不正な
記録器を用いて記録媒体を複製したり、不正な再生器を
用いて本発明の記録媒体のデータを再生しようとする
と、電子透かし情報により記録再生の制御ができないな
どの機能を持たすことが可能となるので、不正機器や不
正記録媒体を用いた著作権侵害を好適に防止する再生シ
ステムを構築することが可能となるという利点を有す
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
送されるパケットのデータ量に応じたクロックリファレ
ンス値を電子透かし情報に応じて所定の微少時間分だけ
早めるか又は遅らすことにより、電子透かし情報をクロ
ックリファレンス値に埋め込むようにしたので、画質や
音質などのコンテンツが劣化することなく電子透かし情
報を埋め込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子透かし情報埋め込み装置の一
実施形態を示すブロック図である。
【図2】MPEGトランスポートストリームのシンタッ
クスを示す説明図である。
【図3】MPEGトランスポートストリームのシンタッ
クスを示す説明図である。
【図4】シンクコードの埋め込みデータを示す説明図で
ある。
【図5】特定コードの埋め込みデータを示す説明図であ
る。
【図6】本発明に係る電子透かし情報の再生装置の一実
施形態を示すブロック図である。
【図7】D−VHSのトラックフォーマットを示す説明
図である。
【図8】D−VHSのデータ領域のシンクブロックのフ
ォーマットを示す説明図である。
【図9】D−VHSのTSパケットの記録フォーマット
を示す説明図である。
【図10】電子透かし情報を記録する埋め込み器を示す
ブロック図である。
【図11】電子透かし情報を再生する検出器を示すブロ
ック図である。
【図12】電子透かし情報を用いた暗号化システムを示
すブロック図である。
【図13】電子透かし情報を用いて鍵の元になる情報を
作成するシステムを示すブロック図である。
【図14】電子透かし情報を用いて記録媒体の正当性を
検出するシステムを示すブロック図である。
【図15】電子透かし情報を用いて記録媒体の正当性を
検出するシステムを示すブロック図である。
【図16】MPEG符号化器を示すブロック図である。
【図17】MPEG復号化器を示すブロック図である。
【図18】MPEG多重化システムを示すブロック図で
ある。
【図19】MPEGのTSとPS及びPESの関連を示
す説明図である。
【図20】MPEGのTSのPSIの使用例を示す説明
図である。
【符号の説明】
103、111 ビット数カウンタ 104、112 レート計測器 105、113 PCRカウンタ 108 PCRクロック誤差埋め込み器 110 PCR検出器 114 PCRクロック誤差検出器 115 シンクコード検出器 116 電子透かし情報検出器 117 電子透かし情報比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 浩 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK43 MA00 RB09 RB10 RB16 RC04 RC35 SS06 SS12 SS13 SS14 SS20 TA00 TB01 TC18 TC37 UA02 UA05 5C063 AB03 AC01 AC05 AC10 CA11 CA14 CA23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット化されたデータのデータ量とデ
    ータレートとを算出する手段と、 前記算出されたデータ量とデータレートとからタイムス
    タンプ情報であるクロックリファレンス値を算出し、そ
    のクロックリファレンス値を電子透かし情報として埋め
    込むべき補助情報に応じて所定の時間分だけ早めるか又
    は遅らせることにより、前記補助情報を前記所定の時間
    分のずれに変換して電子透かし情報として前記クロック
    リファレンス値に埋め込む埋め込み手段とを設けた電子
    透かし情報埋め込み装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子透かし情報埋め込み
    装置において、 前記補助情報は実情報と所定のランダム系列データとの
    排他的論理和を計算した値である電子透かし情報埋め込
    み装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子透かし情報埋
    め込み装置において、 前記所定の時間分は、27MHzの±30ppm以下に
    相当する値である電子透かし情報埋め込み装置。
  4. 【請求項4】 パケット化されたデータのデータ量とデ
    ータレートとを算出する手段と、 前記算出されたデータ量とデータレートとからタイムス
    タンプ情報であるクロックリファレンス値を第1の所定
    時間毎に算出し、算出して得た少なくとも1つ以上の前
    記クロックリファレンス値を電子透かし情報として埋め
    込むべき補助情報に応じて第2の所定の時間分だけ早め
    るか又は遅らせることにより、前記補助情報を前記第2
    の所定の時間分のずれに変換して電子透かし情報として
    前記クロックリファレンス値に埋め込む埋め込み手段と
    を設けた電子透かし情報埋め込み装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子透かし情報埋め込み
    装置において、前記埋め込み手段は、直前に算出した前
    記クロックリファレンス値でロックしたシステムクロッ
    クを、次に算出すべきクロックリファレンス値として用
    いるよう構成された電子透かし情報埋め込み装置。
  6. 【請求項6】 パケット化されたデータのデータ量とデ
    ータレートとを算出する手段と、 前記算出されたデータ量とデータレートとからタイムス
    タンプ情報であるクロックリファレンス値を算出し、そ
    のクロックリファレンス値を電子透かし情報として埋め
    込むべき補助情報に応じて所定の時間分だけ早めるか又
    は遅らせることにより、前記補助情報を前記所定の時間
    分のずれに変換して電子透かし情報として前記クロック
    リファレンス値に埋め込む埋め込み手段と、 前記パケット化されたデータと、前記電子透かし情報が
    埋め込まれた前記クロックリファレンス値とを伝送路に
    伝送する伝送手段とを、 設けた伝送装置。
  7. 【請求項7】 パケット化されたデータのデータ量とデ
    ータレートとを算出する手段と、 前記算出されたデータ量とデータレートとからタイムス
    タンプ情報であるクロックリファレンス値を第1の所定
    時間毎に算出し、算出して得た少なくとも1つ以上の前
    記クロックリファレンス値を電子透かし情報として埋め
    込むべき補助情報に応じて第2の所定の時間分だけ早め
    るか又は遅らせることにより、前記補助情報を前記第2
    の所定の時間分のずれに変換して電子透かし情報として
    前記クロックリファレンス値に埋め込む埋め込み手段
    と、 前記パケット化されたデータと、前記電子透かし情報が
    埋め込まれた前記クロックリファレンス値とを伝送路に
    伝送する伝送手段とを、 設けた伝送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の伝送装置において、 前記埋め込み手段は、直前に算出した前記クロックリフ
    ァレンス値でロックしたシステムクロックを、次に算出
    すべきクロックリファレンス値として用いるよう構成さ
    れた伝送装置。
  9. 【請求項9】 パケット化されたデータと、そのタイム
    スタンプ情報であるクロックリファレンス値であり、電
    子透かし情報として埋め込むべき補助情報に応じて所定
    の時間分だけ早められるか又は遅らせられることによ
    り、前記補助情報が前記所定の時間分のずれに変換され
    て電子透かし情報として埋め込まれたクロックリファレ
    ンス値とが供給されて、前記補助情報と前記パケット化
    されたデータとを再生する再生装置であって、 前記パケット化されたデータのデータ量とデータレート
    とから新たにクロックリファレンス値を算出する手段
    と、 この新たに算出されたクロックリファレンス値と前記供
    給されたクロックリファレンス値との前記所定の時間分
    のずれを検出して前記電子透かし情報を抽出し、前記補
    助情報を再生する第1の再生手段と、 前記パケット化されたデータを再生する第2の再生手段
    とを、 設けた再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の再生装置において、 前記再生した補助情報と、正当な補助情報に関する情報
    とを比較し、前記再生した補助情報が前記正当な補助情
    報でないと判定された場合に、前記第2の再生手段の再
    生動作を禁止する再生制御手段を設けた再生装置。
  11. 【請求項11】 パケット化されたデータと、そのタイ
    ムスタンプ情報であるクロックリファレンス値とが記録
    された記録媒体であって、 前記クロックリファレンス値の内の少なくとも1つ以上
    のクロックリファレンス値は、電子透かし情報として埋
    め込むべき補助情報に応じて所定の時間分だけ早められ
    るか又は遅らせられることにより、前記補助情報が前記
    所定の時間分のずれに変換されて電子透かし情報として
    埋め込まれたものである記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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