JP2001203991A - データ処理方法及び装置 - Google Patents
データ処理方法及び装置Info
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- JP2001203991A JP2001203991A JP2000013251A JP2000013251A JP2001203991A JP 2001203991 A JP2001203991 A JP 2001203991A JP 2000013251 A JP2000013251 A JP 2000013251A JP 2000013251 A JP2000013251 A JP 2000013251A JP 2001203991 A JP2001203991 A JP 2001203991A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数のオブジェクトストリームを含むデータス
トリームから情報を復元、再生する際に、当該データの
復元、再生を行うユーザがその行為を許可されているか
否かに基づいてオブジェクトの再生時の品質を制御可能
とする。 【解決手段】デマルチプレクサ2によって夫々所定の情
報を有する複数のオブジェクトストリームを含むデータ
ストリームから各オブジェクトストリームを分離し、シ
ーン合成30によってそれらを合成して情報を再生す
る。IPMP20は、複数のオブジェクトストリームを
再生することが許可されているか否かの認証を行い、そ
の認証結果に基づいて、所定のオブジェクトストリーム
の再生品質を決定する。そして、決定された再生品質と
するべく、アクセスポイント25,26,27において
信号を付加し、再生品質を制御する。
トリームから情報を復元、再生する際に、当該データの
復元、再生を行うユーザがその行為を許可されているか
否かに基づいてオブジェクトの再生時の品質を制御可能
とする。 【解決手段】デマルチプレクサ2によって夫々所定の情
報を有する複数のオブジェクトストリームを含むデータ
ストリームから各オブジェクトストリームを分離し、シ
ーン合成30によってそれらを合成して情報を再生す
る。IPMP20は、複数のオブジェクトストリームを
再生することが許可されているか否かの認証を行い、そ
の認証結果に基づいて、所定のオブジェクトストリーム
の再生品質を決定する。そして、決定された再生品質と
するべく、アクセスポイント25,26,27において
信号を付加し、再生品質を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理方法及び
装置に関し、特に複数のオブジェクトストリームから所
定の情報を復元する際に、著作権保護の目的で認証が必
要となる場合に好適なデータ処理方法及び装置に関する
ものである。
装置に関し、特に複数のオブジェクトストリームから所
定の情報を復元する際に、著作権保護の目的で認証が必
要となる場合に好適なデータ処理方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、動画像や音声などの複数のオブジ
ェクトを含むマルチメディアデータを組み含わせて単一
のビットストリームとして伝送する手法として、いわゆ
るMPEG(Moving Picture Experts Group)−4が標
準化されつつある。MPEG−4の受信側(再生側)に
おいては、例えば音声と動画シーンを関連付けて再生す
る。このようなMEPG−4再生装置においては、著作
権などの保護のために、その全体もしくは一部のデータ
に対して様々な使用制限を設ける必要がある。
ェクトを含むマルチメディアデータを組み含わせて単一
のビットストリームとして伝送する手法として、いわゆ
るMPEG(Moving Picture Experts Group)−4が標
準化されつつある。MPEG−4の受信側(再生側)に
おいては、例えば音声と動画シーンを関連付けて再生す
る。このようなMEPG−4再生装置においては、著作
権などの保護のために、その全体もしくは一部のデータ
に対して様々な使用制限を設ける必要がある。
【0003】一方、上述したようなMPEG−4のデー
タストリームにおいては、これまでの一般的なマルチメ
ディアストリームとは異なり、いくつものビデオシーン
やビデオオブジェクトを単一のストリーム上で独立して
送受信する機能を有する。また、音声データについて
も、同様にいくつものオブジェクトを単一のストリーム
上から復元可能である。即ち、MPEG−4におけるデ
ータストリームには、これら数々のシーンを合成するた
めの情報として、VRML(Virtual Reality Modeling
Language)を修正したBIFS(Binary Format for Sc
enes)が含まれている。ここで、BIFSはMEPG−
4のシーンを2値で記述する情報である。
タストリームにおいては、これまでの一般的なマルチメ
ディアストリームとは異なり、いくつものビデオシーン
やビデオオブジェクトを単一のストリーム上で独立して
送受信する機能を有する。また、音声データについて
も、同様にいくつものオブジェクトを単一のストリーム
上から復元可能である。即ち、MPEG−4におけるデ
ータストリームには、これら数々のシーンを合成するた
めの情報として、VRML(Virtual Reality Modeling
Language)を修正したBIFS(Binary Format for Sc
enes)が含まれている。ここで、BIFSはMEPG−
4のシーンを2値で記述する情報である。
【0004】このような、シーンの合成に必要な個々の
オブジェクトはそれぞれ個別に最適な符号化が施されて
送信されることになるので、復号側でも個別に復号され
る。そして、上述のBIFSの記述に伴い、個々のデー
タの持つ時間軸を再生装置内部の時間軸に合わせて同期
させてシーンを合成し再生することになる。
オブジェクトはそれぞれ個別に最適な符号化が施されて
送信されることになるので、復号側でも個別に復号され
る。そして、上述のBIFSの記述に伴い、個々のデー
タの持つ時間軸を再生装置内部の時間軸に合わせて同期
させてシーンを合成し再生することになる。
【0005】一般的に、著作権の保護のためには、従前
から送信側において送信するデータに暗号処理をかけた
り、電子透かしとしてデータを埋め込むことにより加工
されたデータを送信するなどの処理が必要であった。そ
して、受信側、即ち再生装置側では、著作権に対して正
当な料金を支払った場合などにおいては、暗号を解読
(復号)するための情報や電子透かしの認証に必要な情
報を入手しておいて、上述の如く加工されたデータか
ら、所望の動画像や音声を含むデータを復元して再生す
るようにしていた。また、当該暗号解読や、電子透かし
による認証作業の際に、データのコピー回数を制限した
り、他のオブジェクトとの編集を禁止したりすることに
より、著作権の保護がなされていた。
から送信側において送信するデータに暗号処理をかけた
り、電子透かしとしてデータを埋め込むことにより加工
されたデータを送信するなどの処理が必要であった。そ
して、受信側、即ち再生装置側では、著作権に対して正
当な料金を支払った場合などにおいては、暗号を解読
(復号)するための情報や電子透かしの認証に必要な情
報を入手しておいて、上述の如く加工されたデータか
ら、所望の動画像や音声を含むデータを復元して再生す
るようにしていた。また、当該暗号解読や、電子透かし
による認証作業の際に、データのコピー回数を制限した
り、他のオブジェクトとの編集を禁止したりすることに
より、著作権の保護がなされていた。
【0006】このように、MPEG−4再生装置におい
ては複数のオブジェクトを合成するので、その夫々に著
作権による使用制限を施す必要が生じる。そのため、本
出願人は先に、特願平10−295936号において、
各オブジェクト毎にその著作権使用に関する認証情報を
得るシステムを提案している。
ては複数のオブジェクトを合成するので、その夫々に著
作権による使用制限を施す必要が生じる。そのため、本
出願人は先に、特願平10−295936号において、
各オブジェクト毎にその著作権使用に関する認証情報を
得るシステムを提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用不
可と認証された特定のオブジェクト、もしくは、著作権
に対して正当な料金が支払われていないために再生が制
限されたオブジェクトについて、再生時の品質(画像サ
イズや画質、音質等)を落として再生するといった手法
については提案されていなかった。
可と認証された特定のオブジェクト、もしくは、著作権
に対して正当な料金が支払われていないために再生が制
限されたオブジェクトについて、再生時の品質(画像サ
イズや画質、音質等)を落として再生するといった手法
については提案されていなかった。
【0008】本発明は上述の如き課題を解決するために
なされたものであって、複数のオブジェクトストリーム
を含むデータストリームから情報を復元、再生する際
に、当該データの復元、再生を行うユーザがその行為を
許可されているか否かに基づいてオブジェクトの再生時
の品質を制御可能とすることを目的とする。
なされたものであって、複数のオブジェクトストリーム
を含むデータストリームから情報を復元、再生する際
に、当該データの復元、再生を行うユーザがその行為を
許可されているか否かに基づいてオブジェクトの再生時
の品質を制御可能とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明によるデータ処理装置はたとえば以下の構成
を備える。すなわち、夫々所定の情報を有する複数のオ
ブジェクトストリームを含むデータストリームから各オ
ブジェクトストリームを分離し、それらを合成して情報
を再生するデータ処理方法であって、前記複数のオブジ
ェクトストリームを再生することが許可されているか否
かを判定する判定工程と、前記判定工程による判定の結
果に基づいて、所定のオブジェクトストリームの再生品
質を決定する決定工程と、前記複数のオブジェクトスト
リームを再生するにおいて、前記所定のオブジェクトス
トリームを前記決定工程で決定した再生品質で再生する
再生制御工程とを備える。
めの本発明によるデータ処理装置はたとえば以下の構成
を備える。すなわち、夫々所定の情報を有する複数のオ
ブジェクトストリームを含むデータストリームから各オ
ブジェクトストリームを分離し、それらを合成して情報
を再生するデータ処理方法であって、前記複数のオブジ
ェクトストリームを再生することが許可されているか否
かを判定する判定工程と、前記判定工程による判定の結
果に基づいて、所定のオブジェクトストリームの再生品
質を決定する決定工程と、前記複数のオブジェクトスト
リームを再生するにおいて、前記所定のオブジェクトス
トリームを前記決定工程で決定した再生品質で再生する
再生制御工程とを備える。
【0010】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の態様によるデータ処理方法はたとえ売価の工程を
備える。すなわち、夫々所定の情報を有する複数のオブ
ジェクトストリームと、当該複数のオブジェクトストリ
ームに含まれている情報を合成するためのシーン記述情
報と、当該情報の著作権を管理するための管理情報とを
有する管理ストリームを含むデータストリームから各オ
ブジェクトストリームを分離し、各情報を再生すると共
に、上記シーン記述情報に基づいてこれらを合成して出
力するデータ処理方法であって、前記複数のオブジェク
トストリームを再生することが許可されているか否かを
判定する判定工程と、前記判定工程による判定の結果に
基づいて、所定のオブジェクトストリームの再生品質を
決定する決定工程と、前記複数のオブジェクトストリー
ムを再生するにおいて、前記所定のオブジェクトストリ
ームを前記決定工程で決定した再生品質で再生する再生
制御工程とを備える。
の他の態様によるデータ処理方法はたとえ売価の工程を
備える。すなわち、夫々所定の情報を有する複数のオブ
ジェクトストリームと、当該複数のオブジェクトストリ
ームに含まれている情報を合成するためのシーン記述情
報と、当該情報の著作権を管理するための管理情報とを
有する管理ストリームを含むデータストリームから各オ
ブジェクトストリームを分離し、各情報を再生すると共
に、上記シーン記述情報に基づいてこれらを合成して出
力するデータ処理方法であって、前記複数のオブジェク
トストリームを再生することが許可されているか否かを
判定する判定工程と、前記判定工程による判定の結果に
基づいて、所定のオブジェクトストリームの再生品質を
決定する決定工程と、前記複数のオブジェクトストリー
ムを再生するにおいて、前記所定のオブジェクトストリ
ームを前記決定工程で決定した再生品質で再生する再生
制御工程とを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本実施形態によるデータ処理装置
(MEPG−4再生装置)の概略構成を示すブロック図
である。図中、1は各種ネットワークに代表される伝送
路であり、本実施形態においてはMPEG−4ビットス
トリームが配信されてくるネットワークである。ここ
で、本実施形態における伝送路はいわゆる通信路のみを
指すのではなく、例えばDVD−RAM等の蓄積媒体自
体も含むものとする。
(MEPG−4再生装置)の概略構成を示すブロック図
である。図中、1は各種ネットワークに代表される伝送
路であり、本実施形態においてはMPEG−4ビットス
トリームが配信されてくるネットワークである。ここ
で、本実施形態における伝送路はいわゆる通信路のみを
指すのではなく、例えばDVD−RAM等の蓄積媒体自
体も含むものとする。
【0013】本実施形態のMEPG−4再生装置は、ネ
ットワークから配信されたMPEG−4ビットストリー
ムや記録媒体から再生されたMPEG−4ビットストリ
ームを受信すると、それをデマルチプレクサ2に入力す
る。デマルチプレクサ2は、受信されたMPEG−4ビ
ットストリームを、グラフィックデータを含むシーン記
述データ、音声オブジェクトデータ、動画像オブジェク
トデータ及びオブジェクト記述データなどに分離し、そ
れぞれの同期レイヤの処理回路3〜6に入力する。
ットワークから配信されたMPEG−4ビットストリー
ムや記録媒体から再生されたMPEG−4ビットストリ
ームを受信すると、それをデマルチプレクサ2に入力す
る。デマルチプレクサ2は、受信されたMPEG−4ビ
ットストリームを、グラフィックデータを含むシーン記
述データ、音声オブジェクトデータ、動画像オブジェク
トデータ及びオブジェクト記述データなどに分離し、そ
れぞれの同期レイヤの処理回路3〜6に入力する。
【0014】ここで、音声オブジェクトデータは例えば
周知のCELP(Code Excited Linear Prediction)符号
化や、変換領域重み付けインターリーブベクトル量子化
(TWINVQ)符号化などの高能率(圧縮)符号化が
施されたデータである。また、動画像オブジェクトデー
タは例えば周知のMPEG−2やH−263方式にて高
能率符号化されたデータである。また、オブジェクト記
述データは、例えばアニメーション等を含み、各記述デ
ータに適した形で同様に符号化されている。
周知のCELP(Code Excited Linear Prediction)符号
化や、変換領域重み付けインターリーブベクトル量子化
(TWINVQ)符号化などの高能率(圧縮)符号化が
施されたデータである。また、動画像オブジェクトデー
タは例えば周知のMPEG−2やH−263方式にて高
能率符号化されたデータである。また、オブジェクト記
述データは、例えばアニメーション等を含み、各記述デ
ータに適した形で同様に符号化されている。
【0015】同期レイヤ処理回路3〜6において、シー
ン記述データ、各音声オブジェクト、各動画像オブジェ
クト、並びにオブジェクト記述データなどは、上述の如
く高能率(圧縮)符号化等の符号化が施されているの
で、各オブジェクト毎に復号化回路15〜18によって
復号される。なお、シーン記述データは、ビットストリ
ームに付加されたタイムスタンプと呼ばれる時間情報に
従って同期が取られたグラフィックデータを含む。
ン記述データ、各音声オブジェクト、各動画像オブジェ
クト、並びにオブジェクト記述データなどは、上述の如
く高能率(圧縮)符号化等の符号化が施されているの
で、各オブジェクト毎に復号化回路15〜18によって
復号される。なお、シーン記述データは、ビットストリ
ームに付加されたタイムスタンプと呼ばれる時間情報に
従って同期が取られたグラフィックデータを含む。
【0016】なお、本実施形態においては、音声オブジ
ェクト、動画像オブジェクト、並びにオブジェクト記述
データについてそれぞれ複数の互いに異なる種類のオブ
ジェクトがMPEG−4ビットストリーム内に存在して
も復号可能な装置を仮定している。このため、同期レイ
ヤー処理回路や復号化回路は音声用、動画像用、オブジ
ェクト記述データ用に夫々複数用意されているものとす
る。
ェクト、動画像オブジェクト、並びにオブジェクト記述
データについてそれぞれ複数の互いに異なる種類のオブ
ジェクトがMPEG−4ビットストリーム内に存在して
も復号可能な装置を仮定している。このため、同期レイ
ヤー処理回路や復号化回路は音声用、動画像用、オブジ
ェクト記述データ用に夫々複数用意されているものとす
る。
【0017】復号回路16,17,18において夫々復
号された音声オブジェクト、動画像オブジェクト及びオ
ブジェクト記述データは、シーン合成回路30に入力さ
れて、シーンが再生されるとともに、復号回路15から
のグラフィックデータが処理されることになる。このよ
うにして得られた最終的なマルチメディアデータ列は、
ディスプレイやプリンタなどに代表される出力機器31
に供給され、可視化されることになる。
号された音声オブジェクト、動画像オブジェクト及びオ
ブジェクト記述データは、シーン合成回路30に入力さ
れて、シーンが再生されるとともに、復号回路15から
のグラフィックデータが処理されることになる。このよ
うにして得られた最終的なマルチメディアデータ列は、
ディスプレイやプリンタなどに代表される出力機器31
に供給され、可視化されることになる。
【0018】ここで、本実施形態における受信データス
トリームは、音声あるいは動画などのシーンを構成する
個々のオブジェクトに対して、著作権などの保護のため
に再生品質を切り替えるための制御を必要とすることを
想定して、先に出願した特願平10−295937にも
記載されているような知的財産管理情報(以下、IPM
P(Intellectual Property Management and Protectio
n)情報)をビットストリームに付加しているものとす
る。
トリームは、音声あるいは動画などのシーンを構成する
個々のオブジェクトに対して、著作権などの保護のため
に再生品質を切り替えるための制御を必要とすることを
想定して、先に出願した特願平10−295937にも
記載されているような知的財産管理情報(以下、IPM
P(Intellectual Property Management and Protectio
n)情報)をビットストリームに付加しているものとす
る。
【0019】本実施形態の装置においては、このIPM
P情報をデマルチプレクサ2において抽出し、IPMP
制御部20に供給する。IPMP制御部20は必要に応
じて、図中25,26,27で示されるアクセスポイン
トにおいて、復号されたデータを加工する。このように
することで、例えば著作権で保護されたコンテンツを含
むビットストリームが入力された場合には、その品質を
落として再生することを可能としている。
P情報をデマルチプレクサ2において抽出し、IPMP
制御部20に供給する。IPMP制御部20は必要に応
じて、図中25,26,27で示されるアクセスポイン
トにおいて、復号されたデータを加工する。このように
することで、例えば著作権で保護されたコンテンツを含
むビットストリームが入力された場合には、その品質を
落として再生することを可能としている。
【0020】図2は、図1のIPMP制御部20の構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【0021】この図2において、40はIPMP制御部
20の制御を司る演算・制御用のCPU、50は固定の
制御プログラム50aや固定パラメータ50b等を格納
するROMである。60はCPU40が一時記憶として
使用するRAMであり、コマンドや時間等の情報を記憶
する情報領域60aと、外部記憶装置70からロードさ
れるプログラムを記憶するプログラムロード領域60b
とを含んでいる。70はフロッピーディスクやCD−R
OM等の外部記憶媒体であり、プログラムロード領域6
0bにロードされるプログラム等が格納されている。
20の制御を司る演算・制御用のCPU、50は固定の
制御プログラム50aや固定パラメータ50b等を格納
するROMである。60はCPU40が一時記憶として
使用するRAMであり、コマンドや時間等の情報を記憶
する情報領域60aと、外部記憶装置70からロードさ
れるプログラムを記憶するプログラムロード領域60b
とを含んでいる。70はフロッピーディスクやCD−R
OM等の外部記憶媒体であり、プログラムロード領域6
0bにロードされるプログラム等が格納されている。
【0022】80は入力インターフェースであり、デマ
ルチプレクサ2からのIPMP情報や同期レイヤ4〜6
からの時間情報を入力する。90は出力インターフェー
スで、アクセスポイント10〜12へのアクセスポイン
ト制御信号や各復号回路16〜18への復号回路制御信
号を出力する。
ルチプレクサ2からのIPMP情報や同期レイヤ4〜6
からの時間情報を入力する。90は出力インターフェー
スで、アクセスポイント10〜12へのアクセスポイン
ト制御信号や各復号回路16〜18への復号回路制御信
号を出力する。
【0023】なお、本実施形態では、IPMP制御部2
0を独立したプロセッサエレメントとして示したが、C
PU40がMPEG−4再生装置の一部あるいは全体を
制御する、または、ソフトウェアで実現する構成でも良
いことは、当業者には自明のことである。
0を独立したプロセッサエレメントとして示したが、C
PU40がMPEG−4再生装置の一部あるいは全体を
制御する、または、ソフトウェアで実現する構成でも良
いことは、当業者には自明のことである。
【0024】<本実施形態のMEPG−4再生装置の動
作例>以下、本実施形態の装置の動作、特にIPMP情
報を用いた動作について、図3及び図4のフローチャー
トを用いて詳細に説明する。
作例>以下、本実施形態の装置の動作、特にIPMP情
報を用いた動作について、図3及び図4のフローチャー
トを用いて詳細に説明する。
【0025】図3は、MPEG−4再生装置がMEPG
−4ビットストリームを受信した場合のIPMP制御部
20の動作を説明する為のフローチャートである。ここ
では説明を分かりやすくするために、MEPG−4ビッ
トストリームがパケット単位の動画像データのビットス
トリームと、該動画像データについてのIPMP情報の
ビットストリームとで構成されているものとする。従っ
て、図3における入力ストリーム(Input Stream)は動画
データのビットストリームである。
−4ビットストリームを受信した場合のIPMP制御部
20の動作を説明する為のフローチャートである。ここ
では説明を分かりやすくするために、MEPG−4ビッ
トストリームがパケット単位の動画像データのビットス
トリームと、該動画像データについてのIPMP情報の
ビットストリームとで構成されているものとする。従っ
て、図3における入力ストリーム(Input Stream)は動画
データのビットストリームである。
【0026】まずステップS300において初期化を行
う。ここでは、IPMP制御部20は現在の再生制御方
法を示すIPMP Commandを“NULL”とし、次の再生制
御方法を示すNext IPMP Commandも“NULL”とし、
更にIPMPストリームからブロックを取得した時間を
示すNext IPMP Timeを“0”とするべく自らを初期化す
る。
う。ここでは、IPMP制御部20は現在の再生制御方
法を示すIPMP Commandを“NULL”とし、次の再生制
御方法を示すNext IPMP Commandも“NULL”とし、
更にIPMPストリームからブロックを取得した時間を
示すNext IPMP Timeを“0”とするべく自らを初期化す
る。
【0027】次に、ステップS301において、IPM
P制御部20はデマルチプレクサ2で分離された上記入
力動画ストリームから次のパケットを取得する。また一
方では、この際に本システムのタイムクロックを抽出
し、その時間情報をSystem Clockとしておく。
P制御部20はデマルチプレクサ2で分離された上記入
力動画ストリームから次のパケットを取得する。また一
方では、この際に本システムのタイムクロックを抽出
し、その時間情報をSystem Clockとしておく。
【0028】次に、ステップ302において、Input St
ream(動画ストリーム)が終わりに達しているか否かの
判断を行い、ストリームの終わりである場合には処理を
終了し、そうでない場合にはステップS303に進む。
ream(動画ストリーム)が終わりに達しているか否かの
判断を行い、ストリームの終わりである場合には処理を
終了し、そうでない場合にはステップS303に進む。
【0029】ステップS303においては、上述のNext
IPMP TimeとSystem Clockとの比較を行う。ここで、Ne
xt IPMP TimeがSystem Clock以下になったと判断した場
合には、新たなIPMPパケットの情報を獲得するため
にステップS304に移行する。
IPMP TimeとSystem Clockとの比較を行う。ここで、Ne
xt IPMP TimeがSystem Clock以下になったと判断した場
合には、新たなIPMPパケットの情報を獲得するため
にステップS304に移行する。
【0030】ここで、ステップS304におけるIPMP C
ommandやIPMP Timeの取込動作並びに、IPMP Command、N
ext IPMP Command及びNext IPMP Timeの更新動作につい
て図4のフローチャートを参照して説明する。
ommandやIPMP Timeの取込動作並びに、IPMP Command、N
ext IPMP Command及びNext IPMP Timeの更新動作につい
て図4のフローチャートを参照して説明する。
【0031】ステップS400においては、Next IPMP
CommandをIPMP Commandとして格納しておく。ステップ
S401においては、次の動画像再生方法のデータとし
て、IPMPストリームからNext IPMP TimeとNext IPM
P Commandを新たに取得する。ここでNext IPMP TimeとN
ext IPMP Commandは図5に示される如く2つのパラメー
ターの組として取り込まれることになる。図5はIPM
P情報の一例を示している。図5においてNext IPMP Ti
meは図示の如く数値データであって、他のオブジェクト
との同期をとるために使用される時間情報で、単位はミ
リ秒(msec)である。一方Next IPMP Commandは同図に示
されるように、対象となるオブジェクトが有料か無料か
を設定するために使用するためのコマンドである。
CommandをIPMP Commandとして格納しておく。ステップ
S401においては、次の動画像再生方法のデータとし
て、IPMPストリームからNext IPMP TimeとNext IPM
P Commandを新たに取得する。ここでNext IPMP TimeとN
ext IPMP Commandは図5に示される如く2つのパラメー
ターの組として取り込まれることになる。図5はIPM
P情報の一例を示している。図5においてNext IPMP Ti
meは図示の如く数値データであって、他のオブジェクト
との同期をとるために使用される時間情報で、単位はミ
リ秒(msec)である。一方Next IPMP Commandは同図に示
されるように、対象となるオブジェクトが有料か無料か
を設定するために使用するためのコマンドである。
【0032】ステップS402では、取得したNext IPM
P Commandの内容を判断し、“NULL”でもストリー
ムの終わりを示す“END_OF_STREAM”でもなければ処理
を完了する。Next IPMP Commandが“NULL”である
と判断された場合にはステップS403へ移行し、Next
IPMP Timeの情報を“0”に設定して処理を完了する。
また、Next IPMP Commandが“END_OF_STREAM”である場
合はステップS404へ処理は進み、Next IPMP Timeの
値を最大値(ULONG_MAX=0ffffffff)として処理を完了す
る。
P Commandの内容を判断し、“NULL”でもストリー
ムの終わりを示す“END_OF_STREAM”でもなければ処理
を完了する。Next IPMP Commandが“NULL”である
と判断された場合にはステップS403へ移行し、Next
IPMP Timeの情報を“0”に設定して処理を完了する。
また、Next IPMP Commandが“END_OF_STREAM”である場
合はステップS404へ処理は進み、Next IPMP Timeの
値を最大値(ULONG_MAX=0ffffffff)として処理を完了す
る。
【0033】図3に戻り、ステップS303において、
Next IPMP TimeがSystem Clock以下ではない場合には、
IPMP CommandやNext IPMP Timeを更新する必要が無いた
めステップS305に移行する。
Next IPMP TimeがSystem Clock以下ではない場合には、
IPMP CommandやNext IPMP Timeを更新する必要が無いた
めステップS305に移行する。
【0034】ステップS305においては、動画像復号
回路17を起動もしくはその動作を継続させ、ステップ
S306へ以降する。ステップS306においては、ス
テップS304で設定されたコマンドIPMP Commandの解
析、認証処理を行い、IPMP Commandが動画像オブジェク
トの再生を無料で許可するコマンド“FREE〜”か、もし
くは有料で、料金を支払った場合のみ再生を許可するコ
マンド“CHARGE〜”かを判断する。例えば図5のIPM
P情報においては、時刻0msec.におけるコマンド“FRE
E 1ST IPMP PACKET”を無料のコマンドであると判断す
る。一方、時刻1000msec.におけるコマンド“CHARG
E SECOND IPMP PACKET”を有料のコマンドと判断する。
従って、図5のようなIPMP情報が付加されたオブジ
ェクトを再生する場合、時刻0〜1000msec時には無
料であるが、それ以外の時刻では有料となる。
回路17を起動もしくはその動作を継続させ、ステップ
S306へ以降する。ステップS306においては、ス
テップS304で設定されたコマンドIPMP Commandの解
析、認証処理を行い、IPMP Commandが動画像オブジェク
トの再生を無料で許可するコマンド“FREE〜”か、もし
くは有料で、料金を支払った場合のみ再生を許可するコ
マンド“CHARGE〜”かを判断する。例えば図5のIPM
P情報においては、時刻0msec.におけるコマンド“FRE
E 1ST IPMP PACKET”を無料のコマンドであると判断す
る。一方、時刻1000msec.におけるコマンド“CHARG
E SECOND IPMP PACKET”を有料のコマンドと判断する。
従って、図5のようなIPMP情報が付加されたオブジ
ェクトを再生する場合、時刻0〜1000msec時には無
料であるが、それ以外の時刻では有料となる。
【0035】ステップS306において該オブジェクト
が無料であると判断された場合には、動画像オブジェク
ト再生時に画質を落としたり、ノイズやぼかしを加えた
り、静止画像を見せる等の特別な処理を施す必要がない
ためステップS309へ進む。ステップS309におい
ては、ステップS301において取得したストリームの
パケットを解放して、元のステップS301へ戻り、次
のパケットを取得する。
が無料であると判断された場合には、動画像オブジェク
ト再生時に画質を落としたり、ノイズやぼかしを加えた
り、静止画像を見せる等の特別な処理を施す必要がない
ためステップS309へ進む。ステップS309におい
ては、ステップS301において取得したストリームの
パケットを解放して、元のステップS301へ戻り、次
のパケットを取得する。
【0036】一方、ステップS306において該オブジ
ェクトが有料であると判断された場合には、ステップS
307へ進む。ステップS307においては、利用者が
正規ユーザかどうか、あるいはユーザが必要な料金を支
払ったかどうかの判断を行う。ここでの判断は、例え
ば、予め正規ユーザに対してのみ通知されているパスワ
ードを入力させたり、あるいはスマートカードの挿入と
いったユーザインタラクティブな方法等が考えられる。
なお、この種の認証方法は周知であるので詳細な説明は
省略する。
ェクトが有料であると判断された場合には、ステップS
307へ進む。ステップS307においては、利用者が
正規ユーザかどうか、あるいはユーザが必要な料金を支
払ったかどうかの判断を行う。ここでの判断は、例え
ば、予め正規ユーザに対してのみ通知されているパスワ
ードを入力させたり、あるいはスマートカードの挿入と
いったユーザインタラクティブな方法等が考えられる。
なお、この種の認証方法は周知であるので詳細な説明は
省略する。
【0037】ステップS307で、正規ユーザである
(料金を支払ったユーザ)と判断された場合には、無料
時と同様、該オブジェクト再生時に動画像復号回路17
で復号されたデータをそのまま用いればよいので、処理
はステップS309へ進むことになる。
(料金を支払ったユーザ)と判断された場合には、無料
時と同様、該オブジェクト再生時に動画像復号回路17
で復号されたデータをそのまま用いればよいので、処理
はステップS309へ進むことになる。
【0038】一方、ステップS307で、正規ユーザで
ない(料金を支払っていないユーザ)と判断された場合
には、該オブジェクト再生品質の制御を行うためステッ
プS308へ進む。ステップS308では、ステップS
305において復号されたデータを加工することによ
り、再生品質を制御する。どのようにデータが加工され
るかの判断は、該IPMP情報の形式により、IPMP
制御部20が判断することができる。
ない(料金を支払っていないユーザ)と判断された場合
には、該オブジェクト再生品質の制御を行うためステッ
プS308へ進む。ステップS308では、ステップS
305において復号されたデータを加工することによ
り、再生品質を制御する。どのようにデータが加工され
るかの判断は、該IPMP情報の形式により、IPMP
制御部20が判断することができる。
【0039】具体的には、IPMP情報の最初にIPM
Pオブジェクトタイプ指定の記述があり、これはMPE
G−4 Part1:SystemsのFDISにおいて以下のよう
な仕様になっている。
Pオブジェクトタイプ指定の記述があり、これはMPE
G−4 Part1:SystemsのFDISにおいて以下のよう
な仕様になっている。
【0040】 class IPMP_Descriptor()extends Base Descriptor:bit(8)IPMP_DescrTag{ bit(8) IPMP_Descriptor ID; unsigned int(16)IPMPS_Type; if(IPMPS_Type==0){ bit(8) URLString[size Of Instance-3]; } else { bit(8) IPMP data[size Of Instance-3]; } }
【0041】IPMPS_Typeが0の場合、著作権を保護・管
理するための情報はURLで指定される場所にあり、0
以外なら以下にそのまま著作権を保護・管理するための
情報が記述されることになる。よって、上記記述におけ
るIPMPS_Typeを用いて該オブジェクトの再生制御方法を
決定することが考えられる。
理するための情報はURLで指定される場所にあり、0
以外なら以下にそのまま著作権を保護・管理するための
情報が記述されることになる。よって、上記記述におけ
るIPMPS_Typeを用いて該オブジェクトの再生制御方法を
決定することが考えられる。
【0042】例えば、図6で示される例のように、IPMP
S_Typeが1の場合には復号データのペイロード部分にノ
イズを付加することで、動画像あるいは音声の品質を落
として再生させることが可能である。IPMPS_Typeが2の
場合には、復号データのペイロード部分をクリアするな
どの操作を施し、動画像をブラックアウトさせたり音声
を再生しない。また、IPMPS_Typeが3の場合、メモリか
らある静止画像を読み込み、当該画像を復号データ用の
バッファに書き込み、動画像を再生する代わりに静止画
像を表示する。IPMPS_Typeが4の場合、復号データのペ
イロード部分を加工し、動画像に対してぼかしやモザイ
クなどを加える。また、IPMPS_Typeが5、あるいは6の
場合、動画像復号データを加工して画素解像度を下げた
り、輝度階調数を下げることによって、動画像の品質を
落として再生することが可能である。さらに、IPMPS_Ty
peが7の場合には音声復号データを加工して周波数解像
度を下げることにより、音声の品質を落として再生する
といった制御が可能である。
S_Typeが1の場合には復号データのペイロード部分にノ
イズを付加することで、動画像あるいは音声の品質を落
として再生させることが可能である。IPMPS_Typeが2の
場合には、復号データのペイロード部分をクリアするな
どの操作を施し、動画像をブラックアウトさせたり音声
を再生しない。また、IPMPS_Typeが3の場合、メモリか
らある静止画像を読み込み、当該画像を復号データ用の
バッファに書き込み、動画像を再生する代わりに静止画
像を表示する。IPMPS_Typeが4の場合、復号データのペ
イロード部分を加工し、動画像に対してぼかしやモザイ
クなどを加える。また、IPMPS_Typeが5、あるいは6の
場合、動画像復号データを加工して画素解像度を下げた
り、輝度階調数を下げることによって、動画像の品質を
落として再生することが可能である。さらに、IPMPS_Ty
peが7の場合には音声復号データを加工して周波数解像
度を下げることにより、音声の品質を落として再生する
といった制御が可能である。
【0043】IPMPS_Typeの設定は著作権者あるいはコン
テンツ送信者によって予め行われており、IPMP制御
部20は、IPMP情報内のIPMPS_Typeを識別すること
によって、対応するデータの再生方法を判断することが
できる。
テンツ送信者によって予め行われており、IPMP制御
部20は、IPMP情報内のIPMPS_Typeを識別すること
によって、対応するデータの再生方法を判断することが
できる。
【0044】このように、当該オブジェクトは有料であ
るが、利用者が正規ユーザでなかったり料金を支払って
いないユーザが再生した場合には、ステップS308で
復号データは加工され、ステップS309へ進む。その
為、該オブジェクトの再生時の品質は正規ユーザの品質
とは異なるものになる。
るが、利用者が正規ユーザでなかったり料金を支払って
いないユーザが再生した場合には、ステップS308で
復号データは加工され、ステップS309へ進む。その
為、該オブジェクトの再生時の品質は正規ユーザの品質
とは異なるものになる。
【0045】なお、本実施形態においては、MPEG−
4ビットストリームがパケット単位の動画像データのビ
ットストリームと、該動画像データについてのIPMP
情報のビットストリームとで構成されているものとした
が、動画像データの他に、動画像データを構成する各オ
ブジェクトデータや、音声データにもIPMP情報を付
加させることができ、また、ノイズを加えたりモザイク
を入れたりといった再生品質の制御対象物も、動画像デ
ータに限られるものではなく、動画像データを構成する
各オブジェクトデータや、音声データのいずれであって
も適用可能であることは言うまでもない。
4ビットストリームがパケット単位の動画像データのビ
ットストリームと、該動画像データについてのIPMP
情報のビットストリームとで構成されているものとした
が、動画像データの他に、動画像データを構成する各オ
ブジェクトデータや、音声データにもIPMP情報を付
加させることができ、また、ノイズを加えたりモザイク
を入れたりといった再生品質の制御対象物も、動画像デ
ータに限られるものではなく、動画像データを構成する
各オブジェクトデータや、音声データのいずれであって
も適用可能であることは言うまでもない。
【0046】以上のように、本実施形態によれば、複数
のオブジェクトストリームを含むデータストリームから
情報を復元、再生する際に、利用者が正規ユーザかどう
か、あるいはユーザが必要な料金を支払ったかどうか等
によって、すなわち当該ユーザが当該データの再生を許
可されているか否かによって、著作権で保護されたオブ
ジェクトの再生時の品質を制御する(再生品質を低下さ
せる)ことが可能となる。
のオブジェクトストリームを含むデータストリームから
情報を復元、再生する際に、利用者が正規ユーザかどう
か、あるいはユーザが必要な料金を支払ったかどうか等
によって、すなわち当該ユーザが当該データの再生を許
可されているか否かによって、著作権で保護されたオブ
ジェクトの再生時の品質を制御する(再生品質を低下さ
せる)ことが可能となる。
【0047】すなわち、夫々所定の情報を有する複数の
オブジェクトストリームを含むデータストリームから各
オブジェクトストリームを分離し、再生するに際して、
著作権管理・保護情報が付加されたオブジェクトデータ
の再生については、正規(正当な料金を支払った)ユー
ザとそうでない(料金を支払っていない)ユーザとの間
で品質を変えて再生することで差別化を図ることが可能
になる。
オブジェクトストリームを含むデータストリームから各
オブジェクトストリームを分離し、再生するに際して、
著作権管理・保護情報が付加されたオブジェクトデータ
の再生については、正規(正当な料金を支払った)ユー
ザとそうでない(料金を支払っていない)ユーザとの間
で品質を変えて再生することで差別化を図ることが可能
になる。
【0048】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムにも適用されるし、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)にも適用される。
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムにも適用されるし、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)にも適用される。
【0049】また、本発明の目的は前述したように、実
施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ドを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に提供
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読み出し実行することによっても、達成されるこ
とは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体は本発明を構成することになる。
施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ドを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に提供
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読み出し実行することによっても、達成されるこ
とは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0050】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0051】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれていることは言うまでもな
い。
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれていることは言うまでもな
い。
【0052】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含むことは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含むことは言うまでもない。
【0053】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図2の外部記憶装置70に記憶された各モジ
ュールを含むプログラムコードを記憶媒体に格納するこ
とになる。
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図2の外部記憶装置70に記憶された各モジ
ュールを含むプログラムコードを記憶媒体に格納するこ
とになる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のオブジェクトストリームを含むデータストリーム
から情報を復元、再生する際に、当該データの復元、再
生を行うユーザがその行為を許可されているか否かに基
づいてオブジェクトの再生時の品質を制御することが可
能となる。
複数のオブジェクトストリームを含むデータストリーム
から情報を復元、再生する際に、当該データの復元、再
生を行うユーザがその行為を許可されているか否かに基
づいてオブジェクトの再生時の品質を制御することが可
能となる。
【図1】本実施形態によるデータ処理装置全体の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本実施形態によるIPMP制御部20の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】本実施形態によるIPMP制御部20の動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおけるステップS30
4の処理を示すフローチャートである。
4の処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態のデータ処理装置で取り扱う管理情
報の詳細例を示す図である。
報の詳細例を示す図である。
【図6】IPMP制御部20による再生動作を制御する
管理情報の詳細例を示す図である。
管理情報の詳細例を示す図である。
1 伝送路 2 デマルチプレクサ(分離手段) 3〜6 同期レイヤ処理回路 10〜12 アクセスポイント 15 シーン記述・グラフィック復号化回路 16 音声復号化回路 17 動画像復号化回路 18 オブジェクト記述復号化回路 20 IPMP制御部 25〜27 アクセスポイント 30 シーン合成回路 31 出力機器 40 CPU 50 ROM 60 RAM 70 外部記憶装置 80 入力インタフェース 90 出力インタフェース
Claims (19)
- 【請求項1】 夫々所定の情報を有する複数のオブジェ
クトストリームを含むデータストリームから各オブジェ
クトストリームを分離し、それらを合成して情報を再生
するデータ処理方法であって、 前記複数のオブジェクトストリームを再生することが許
可されているか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程による判定の結果に基づいて、所定のオブ
ジェクトストリームの再生品質を決定する決定工程と、 前記複数のオブジェクトストリームを再生するにおい
て、前記所定のオブジェクトストリームを前記決定工程
で決定した再生品質で再生する再生制御工程とを備える
ことを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項2】 前記所定のオブジェクトストリーム内の
情報は、高能率符号化されていることを特徴とする請求
項1に記載のデータ処理方法。 - 【請求項3】 前記再生制御工程において、前記高能率
符号化された情報の復号データを加工することによって
前記所定のオブジェクトストリームの再生品質が制御さ
れることを特徴とする請求項2に記載のデータ処理方
法。 - 【請求項4】 前記再生制御工程において、前記複数の
オブジェクトストリーム中に含まれる知的財産管理スト
リームにより、前記所定のオブジェクトストリームの再
生品質が制御されることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載のデータ処理方法。 - 【請求項5】 前記決定工程において、前記知的財産管
理ストリームのタイプに基づいて前記再生制御工程での
再生品質に関する制御方法が決定されることを特徴とす
る請求項4に記載のデータ処理方法。 - 【請求項6】 前記決定工程において、前記判定工程に
おいて再生が許可されていないと判定された場合に、前
記知的財産管理ストリームのタイプに基づいて前記再生
制御工程での再生品質に関する制御方法が決定されるこ
とを特徴とする請求項4に記載のデータ処理方法。 - 【請求項7】 前記複数のオブジェクトストリームは、
MPEG−4のビットストリームであることを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれかに記載のデータ処理方法。 - 【請求項8】 前記制御工程において、各ストリーム単
位でのマルチスレッド処理を管理することにより、前記
所定のオブジェクトストリームの再生品質が制御される
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のデ
ータ処理方法。 - 【請求項9】 夫々所定の情報を有する複数のオブジェ
クトストリームと、当該複数のオブジェクトストリーム
に含まれている情報を合成するためのシーン記述情報
と、当該情報の著作権を管理するための管理情報とを有
する管理ストリームを含むデータストリームから各オブ
ジェクトストリームを分離し、各情報を再生すると共
に、上記シーン記述情報に基づいてこれらを合成して出
力するデータ処理方法であって、 前記複数のオブジェクトストリームを再生することが許
可されているか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程による判定の結果に基づいて、所定のオブ
ジェクトストリームの再生品質を決定する決定工程と、 前記複数のオブジェクトストリームを再生するにおい
て、前記所定のオブジェクトストリームを前記決定工程
で決定した再生品質で再生する再生制御工程とを備える
ことを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項10】 夫々所定の情報を有する複数のオブジ
ェクトストリームを含むデータストリームから各オブジ
ェクトストリームを分離し、当該各オブジェクトストリ
ームを復元し、合成し、出力するデータ処理装置であっ
て、 前記複数のオブジェクトストリームを再生することが許
可されているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果に基づいて、所定のオブ
ジェクトストリームの再生品質を決定する決定手段と、 前記複数のオブジェクトストリームを再生するにおい
て、前記所定のオブジェクトストリームを前記決定手段
で決定した再生品質で再生する再生制御手段とを備える
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項11】 前記所定のオブジェクトストリーム内
の情報は、高能率符号化されていることを特徴とする請
求項10記載のデータ処理装置。 - 【請求項12】 前記再生制御手段は、前記高能率符号
化された情報の復号データを加工することによって、前
記所定のオブジェクトストリームの再生品質を制御する
ことを特徴とする請求項11に記載のデータ処理装置。 - 【請求項13】 前記再生制御手段は、前記複数のオブ
ジェクトストリーム中に含まれる知的財産管理ストリー
ムにより、前記所定のオブジェクトストリームの再生品
質を制御することを特徴とする請求項10乃至12のい
ずれかに記載のデータ処理装置。 - 【請求項14】 前記決定手段は、前記知的財産管理ス
トリームのタイプに基づいて、前記再生制御手段による
再生品質に関する制御方法を決定することを特徴とする
請求項13に記載のデータ処理装置。 - 【請求項15】 前記決定手段は、前記判定手段によっ
て再生が許可されていないと判定された場合に、前記知
的財産管理ストリームのタイプに基づいて前記再生制御
手段による再生品質に関する制御方法が決定されること
を特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。 - 【請求項16】 前記複数のオブジェクトストリーム
は、MPEG−4のビットストリームであることを特徴
とする請求項10乃至15のいずれかに記載のデータ処
理装置。 - 【請求項17】 前記制御手段は、各ストリーム単位で
のマルチスレッド処理を管理することにより、前記所定
のオブジェクトストリームの再生品質を制御することを
特徴とする請求項10乃至16のいずれかに記載のデー
タ処理装置。 - 【請求項18】 夫々所定の情報を有する複数のオブジ
ェクトストリーム、当該複数のオブジェクトストリーム
に含まれている情報を合成するためのシーン記述情報、
更には当該情報の著作権を管理するための管理情報を有
する管理ストリームを含むデータストリームから各オブ
ジェクトストリームを分離し、各情報を再生すると共
に、上記シーン記述情報に基づいてこれらを合成して出
力するデータ処理装置であって、 前記複数のオブジェクトストリームを再生することが許
可されているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果に基づいて、所定のオブ
ジェクトストリームの再生品質を決定する決定手段と、 前記複数のオブジェクトストリームを再生するにおい
て、前記所定のオブジェクトストリームを前記決定手段
で決定した再生品質で再生する再生制御手段とを備える
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項19】 請求項1乃至9のいずれかに記載のデ
ータ処理方法をコンピュータに実現させるための制御プ
ログラムを格納する記憶媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000013251A JP2001203991A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | データ処理方法及び装置 |
US09/750,164 US6810131B2 (en) | 2000-01-05 | 2000-12-29 | Information processing method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000013251A JP2001203991A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | データ処理方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001203991A true JP2001203991A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18540867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000013251A Withdrawn JP2001203991A (ja) | 2000-01-05 | 2000-01-21 | データ処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001203991A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003288325A (ja) * | 2002-01-22 | 2003-10-10 | Siemens Ag | コンピュータ装置を用いた人に関する内容を有するデータセットの管理方法 |
JP2006511159A (ja) * | 2002-12-20 | 2006-03-30 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | マルチメディアを安全に頒布するための階層スキーム |
JP2007088963A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Nec Corp | 情報処理装置及び情報処理方法 |
-
2000
- 2000-01-21 JP JP2000013251A patent/JP2001203991A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003288325A (ja) * | 2002-01-22 | 2003-10-10 | Siemens Ag | コンピュータ装置を用いた人に関する内容を有するデータセットの管理方法 |
JP2006511159A (ja) * | 2002-12-20 | 2006-03-30 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | マルチメディアを安全に頒布するための階層スキーム |
JP2007088963A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Nec Corp | 情報処理装置及び情報処理方法 |
JP4635801B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-02-23 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法 |
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