JPH10125004A - 情報再生装置および情報記録媒体 - Google Patents

情報再生装置および情報記録媒体

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JPH10125004A
JPH10125004A JP23003797A JP23003797A JPH10125004A JP H10125004 A JPH10125004 A JP H10125004A JP 23003797 A JP23003797 A JP 23003797A JP 23003797 A JP23003797 A JP 23003797A JP H10125004 A JPH10125004 A JP H10125004A
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Application number
JP23003797A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kawahara
俊之 河原
Hiroshi Taniguchi
宏 谷口
Masatoshi Shinpo
正利 新保
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの光ディスクに記録された再生用情報の
再生を、光ディスクの販売が行われる各地域に応じた時
期あるいは期間を対象として、禁止したり解禁したりす
ることを可能にする。 【解決手段】 光ディスクの記録情報から、地域別に設
定された許可年月情報を抽出する補助情報抽出回路10
8と、地域コードが設定された地域コードレジスタ11
0と、該設定されている地域コードに対応する許可年月
情報を、上記抽出した各地域に対応する許可年月情報か
ら選択して保持する許可年月レジスタ109とを備え、
現在の年月が、該選択された地域の許可年月情報の示す
年月の前であるか否かによって、光ディスクの記録情報
に含まれる画像及び音声データの再生を禁止あるいは解
禁するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報再生装置およ
び情報記録媒体に関し、特に圧縮符号化して光ディスク
等の情報記録媒体に記録された映像信号やプログラム情
報を再生する情報再生装置、および圧縮符号化した映像
信号やプログラム情報を記録する光ディスク等の情報記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル蓄積メディアの発展に
伴って、長時間の動画像をこれらの記録メディアに圧縮
して記録する手法が検討されている。国際標準化機構
(ISO)においても、国際電気標準会議(IEC)の
作業グループであるMPEG(Moving Picture Image C
oding Experts Group )により動画像符号化方式の標準
化活動が行われてきており、この動画像符号化方式の国
際標準化技術として、例えば「ISO/IEC 138
18−2(MPEG2)」がある。このような動画像の
符号化技術を利用することにより、映画等の長時間の動
画像を高画質を保ったまま1枚の光ディスク等の記録媒
体に記録することが可能になってきている。
【0003】ところで、映画などは国毎または地域毎に
劇場における公開の時期が異なっており、光ディスクや
VTRのテープ等の情報記録媒体(以下,単にメデイア
という。)によるソフトウエア(再生により映画を視聴
するための情報)の販売は、映画などの興業成績に悪影
響を与えないよう劇場公開の後一定期間が経過してから
開始するのが一般的である。例えば、現状では、映画等
のソフトウエアは、国毎または地域毎に時期をずらせて
ディスク等のメデイアにより販売するようにしている。
【0004】また、ゲームやコンピュータ用のプログラ
ムソフトをCD−ROM等の光ディスクにより販売する
場合にも、地域毎に時期をずらして販売するという手法
が取られている。これは、販売しようとするプログラム
ソフトを、市場に供給されているコンピュータの使用言
語や論理構造に整合させたりその整合性の確認を取った
りするために必要な時間が、地域または使用するコンピ
ュータの機種によって異なるといった映画の興業とは違
った理由があるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近では、
商品の流通機構も整備されてきており、これによって、
たとえ地域毎にメディアの販売時期をずらせても、例え
ば早い時期に販売が開始された地域にて市場に出回って
いるメディアが、まだ販売を開始していない地域にて入
手可能になってきつつある。このような事情から、同一
のソフトウエアを提供するメディアであっても、地域別
にソフトウエアの利用,つまり映画の視聴やコンピュー
タプログラムの再生を禁止または制限する再生制限が行
えるようにしたいというソフトウエアの製作者側からの
要求が高まりつつある。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、光ディスク等のメディアに記録さ
れた、再生による利用が可能な情報に対する再生制限
を、地域別に行うことができ、これにより映画やコンピ
ュータプログラム等のソフトウエアを、例えば、地域に
応じた時期から、あるいは地域に応じた期間内でのみ利
用できるようにする情報再生装置を得ることを目的とす
る。
【0007】また、本発明は、再生による利用が可能な
記録情報に対する再生制限を地域別に行うことができ、
これにより映画やコンピュータプログラム等のソフトウ
エアを、例えば、地域に応じた時期から、あるいは地域
に応じた期間内でのみ利用できる光ディスク等の情報記
録媒体を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る情報再生装置は、再生の対象となる主情報と、該主
情報の再生を制御するための補助情報とが記録された情
報記録媒体から、該主情報及び補助情報を読み取り、該
主情報の再生を補助情報に基づいて行う情報再生装置で
あって、上記読み取られた主情報の一部または全部に対
する再生制限を行うための再生制限情報を、上記読み取
られた補助情報から抽出する再生制限情報抽出手段と、
上記再生制限情報に基づいて、再生制限を行わない態様
を含む再生制限の種々の態様のうちのいずれかを判定す
る再生制限判定手段と、上記読み出された主情報の一部
または全部に対する再生制限を、該再生制限判定手段で
判定した再生制限の態様でもって行う再生制限手段とを
備えたものである。
【0009】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
情報再生装置において、上記再生制限情報を、予め定義
した複数の地域の各々に対応する、該各地域に応じた所
定の態様でもって上記再生制限を行うための複数の地域
別再生制限情報を含むものとし、上記再生制限情報抽出
手段を、指定された地域に対応する地域別再生制限情報
を、上記再生制限情報を構成する複数の地域別再生制限
情報の中から選択する選択手段を有する構成としたもの
である。
【0010】この発明(請求項3)は、請求項1記載の
情報再生装置において、上記再生制限情報を、設定され
た時期情報を含み、該時期情報が示す年月を基準として
上記再生制限の態様を定めたものとし、上記再生制限判
定手段を、基準時刻が設定され、該基準時刻に基づく時
情報を現在の年月として出力する時計手段と、上記再生
制限情報抽出手段により抽出された再生制限情報が示す
年月と、該時計手段から出力される現在の年月との比較
により両者の前後関係を判定する比較判定手段とを有す
る構成としたものである。
【0011】この発明(請求項4)は、請求項2記載の
情報再生装置において、上記各地域別再生制限情報を、
対応する地域にて主情報の再生が許可される時期を定め
たものとしたものである。
【0012】この発明(請求項5)は、請求項2記載の
情報再生装置において、上記再生制限情報を、上記複数
の地域別再生制限情報に加えて、上記主情報が記録され
た情報記録媒体の発売時期を示す発売時期情報を含むも
のとし、上記各地域別再生制限情報を、上記主情報の再
生を禁止する再生禁止期間の長さを、対応する地域に応
じて定めた禁止期間情報とし、上記再生制限判定手段
を、上記発売時期情報が示す発売時期と、該禁止期間情
報が示す再生禁止期間との加算処理により、上記発売時
期後に主情報の再生が解禁される時期を算出する加算処
理手段を有する構成としたものである。
【0013】この発明(請求項6)は、請求項2記載の
情報再生装置において、上記各地域別再生制限情報を、
上記主情報の一部または全部が公開される、対応する地
域における公開時期を示す公開時期情報とし、上記再生
制限情報を、上記各地域に対応した公開時期情報ととも
に、上記主情報の再生を禁止する再生期間を示す禁止期
間情報を含むものとし、上記再生制限判断手段を、上記
公開時期情報が示す公開時期と、上記禁止期間情報が示
す再生禁止期間との加算処理により、上記公開時期後に
再生が解禁される時期を算出する加算処理手段を有する
構成としたものである。
【0014】この発明(請求項7)は、請求項2記載の
情報再生装置において、上記各地域別再生制限情報を、
上記主情報の一部または全部の再生が許可される、対応
する地域における再生許可時期を示す再生許可時期情報
とし、上記再生制限情報を、上記各地域に対応した再生
許可時期情報とともに、上記主情報の再生許可状態を継
続する許可継続期間を示す許可継続期間情報を含むもの
とし、上記再生制限判断手段を、上記再生許可時期情報
が示す再生許可時期と、上記許可継続期間情報が示す許
可継続期間との加算処理により、上記主情報に対する再
生許可期間の終了時期を算出する加算処理手段を有する
構成としたものである。
【0015】この発明(請求項8)は、請求項3記載の
情報再生装置において、上記時計手段の基準時刻を設定
するための時刻設定手段と、通信回線を介して外部の情
報源から上記基準時刻として時刻情報を得るための通信
回線制御手段とを備えたものである。
【0016】この発明(請求項9)は、請求項1記載の
情報再生装置において、上記再生の対象となる主情報
を、画像情報および音声情報のうちの少なくとも画像情
報を含むものとし、上記再生制限手段を、上記主情報の
再生制限処理として、読みだされた画像情報による表示
画像の画質が劣化するよう、該画像情報の再生制限処理
を行う構成としたものである。
【0017】この発明(請求項10)に係る情報再生装
置は、画像情報および音声情報のうちの少なくとも一方
を含む再生の対象となる主情報と、該主情報の再生を制
御するための補助情報とが記録された情報記録媒体か
ら、該主情報及び補助情報を読み取り、該主情報の再生
を補助情報に基づいて行う情報再生装置であって、上記
読み取られた主情報の一部または全部に対するコピー制
限を行うためのコピー制限情報を、上記読み取られた補
助情報から抽出する再生制限情報抽出手段と、上記コピ
ー制限情報に基づいて、上記主情報に対するコピー制限
を行うか否かを判定するコピー制限判定手段と、上記読
み出された主情報の一部または全部に対するコピー制限
を、該コピー制限判定手段で判定した結果に応じて行う
コピー制限手段とを備えたものである。
【0018】この発明(請求項11)は、請求項10記
載の情報再生装置において、上記コピー制限手段を、上
記読み出された主情報に対して、これをコピーした複写
情報による画像再生あるいは音声再生が正常に行われな
いようにするコピーガード処理を施す再生動作を、上記
主情報のコピー制限処理として行う構成としたものであ
る。
【0019】この発明(請求項12)は、請求項1記載
の情報再生装置において、上記再生の対象となる主情報
を、画像情報および音声情報のうちの少なくとも画像情
報として、複数のチャンネルに対応したチャンネル別画
像情報を含むものとし、上記再生制限情報を、上記チャ
ンネル別画像情報に対する再生制限を行うための、複数
のチャンネルに対応した複数のチャンネル別制限情報か
らなる画像再生制限情報を含むものとし、外部からの操
作信号により、上記複数のチャンネルから所要のチャン
ネルを選択するチャンネル選択手段を備え、該選択され
たチャンネルに対応するチャンネル別制限情報に基づい
て、選択されたチャンネルに対応するチャンネル別画像
情報に対して再生制限を行うようにしたものである。
【0020】この発明(請求項13)は、請求項12記
載の情報再生装置において、上記各チャンネル別制限情
報を、予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各
地域に応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うた
めの複数の地域別再生制限情報から構成し、上記再生制
限情報抽出手段を、指定された地域に対応する地域別再
生制限情報を、上記チャンネル別制限情報を構成する複
数の地域別再生制限情報の中から選択する構成とし、選
択されたチャンネルに対応するチャンネル別画像情報に
対する再生制限を、該選択された地域別再生制限情報に
基づいて行うようにしたものである。
【0021】この発明(請求項14)は、請求項1記載
の情報再生装置において、上記再生の対象となる主情報
を、映画の画像情報、映画の字幕情報および映画の音声
情報を含み、該字幕情報が、複数のチャンネルに対応し
た翻訳言語の異なる言語別字幕情報を含むものとし、上
記再生制限情報を、上記言語別字幕情報に対する再生制
限を行うための字幕再生制限情報を含み、該字幕再生制
限情報が、複数のチャンネルに対応した複数のチャンネ
ル別制限情報からなり、かつ該各チャンネル別制限情報
が、予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各地
域に応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うため
の複数の地域別再生制限情報からなる構成とし、外部か
らの操作信号により、上記複数のチャンネルから所要の
チャンネルを選択するチャンネル選択手段を備え、上記
再生制限情報抽出手段を、指定された地域に対応する地
域別再生制限情報を、上記チャンネル別制限情報を構成
する複数の地域別再生制限情報の中から選択する構成と
し、該選択されたチャンネルに対応するチャンネル別制
限情報を構成する複数の地域別再生制限情報から選択さ
れた地域別再生制限情報に基づいて、選択されたチャン
ネルに対応する言語別字幕情報に対して再生制限を行う
ようにしたものである。
【0022】この発明(請求項15)は、請求項1ない
し8のいずれかに記載の情報再生装置において、上記再
生の対象となる主情報を、画像情報および音声情報のう
ちの少なくとも音声情報を含むものとし、上記再生制限
手段を、上記主情報の再生制限処理として、読みだされ
た音声情報による再生音声の音質が劣化するよう、該音
声情報の再生処理を行う構成としたものである。
【0023】この発明(請求項16)は、請求項1記載
の情報再生装置において、上記再生の対象となる主情報
を、画像情報および音声情報のうちの少なくとも音声情
報として、複数のチャンネルに対応したチャンネル別音
声情報を含むものとし、上記再生制限情報を、上記チャ
ンネル別音声情報に対する再生制限を行うための、複数
のチャンネルに対応した複数のチャンネル別制限情報か
らなる音声再生制限情報を含むものとし、外部からの操
作信号により、上記複数のチャンネルから所要のチャン
ネルを選択するチャンネル選択手段を備え、該選択され
たチャンネルに対応するチャンネル別制限情報に基づい
て、選択されたチャンネルに対応するチャンネル別音声
情報に対して再生制限を行うよう構成したものである。
【0024】この発明(請求項17)は、請求項16記
載の情報記録装置において、上記各チャンネル別制限情
報を、予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各
地域に応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うた
めの複数の地域別再生制限情報から構成し、上記再生制
限情報抽出手段を、指定された地域に対応する地域別再
生制限情報を、上記チャンネル別制限情報を構成する複
数の地域別再生制限情報の中から選択する構成とし、選
択されたチャンネルに対応するチャンネル別音声情報に
対する再生制限を、該選択された地域別再生制限情報に
基づいて行うようにしたものである。
【0025】この発明(請求項18)は、請求項1ない
し8のいずれかに記載の情報再生装置において、上記再
生の対象となる主情報を、画像情報および音声情報のう
ちの少なくとも一方を含むものとし、上記再生制限手段
を、上記主情報の再生制限処理として、読みだされた画
像情報及び音声情報の少なくとも一方の一部または全部
に対する再生出力動作を停止する処理を行う構成とした
ものである。
【0026】この発明(請求項19)は、請求項1記載
の情報再生装置において、上記再生の対象となる主情報
を、圧縮符号化されて情報記録媒体に記録された画像情
報及び音声情報の少なくとも一方を含むものとしたもの
である。
【0027】この発明(請求項20)は、請求項1記載
の情報再生装置において、上記読みだされた主情報の再
生を制御する再生制御手段と、表示画面を有し、該主情
報に含まれる画像情報を該表示画面上に表示する表示装
置とを備え、上記再生制御手段を、上記再生制限の種々
の態様を説明するためのメッセージ情報を格納したメッ
セージ記憶部を有し、上記主情報に対する再生制限が行
われているとき、このときの再生制限の態様に対応する
メッセージ情報が上記表示装置の表示画面上に表示され
るよう、上記表示装置を制御する構成としたものであ
る。
【0028】この発明(請求項21)は、再生の対象と
なる主情報と、該主情報の再生を制御するための補助情
報とが記録された情報記録媒体であって、上記補助情報
を、主情報の一部または全部に対する再生制限を行うた
めの再生制限情報を含むものとしたものである。
【0029】この発明(請求項22)は、請求項21記
載の情報記録媒体において、上記再生制限情報を、予め
定義した複数の地域の各々に対応する、該各地域に応じ
た所定の態様でもって上記再生制限を行うための複数の
地域別再生制限情報を含むものとしたものである。
【0030】この発明(請求項23)は、請求項21記
載の情報記録媒体において、上記再生制限情報を、上記
再生制限を開始する時期、該再生制限を終了する時期、
及び再生制限を行う期間のうちの少なくとも1つの時情
報を含む再生制限時期情報としたものである。
【0031】この発明(請求項24)は、請求項22記
載の情報記録媒体において、上記地域別再生制限情報
を、対応する地域に対して主情報の再生が許可される時
期を定めたものとしたものである。
【0032】この発明(請求項25)は、請求項22記
載の情報記録媒体において、上記再生制限情報を、上記
複数の地域別再生制限情報に加えて、上記主情報の発売
が行われる発売時期を示す発売時期情報を含むものと
し、上記各地域別再生制限情報を、上記発売時期を基準
として、上記主情報の再生を禁止する再生禁止期間の長
さを、対応する地域に応じて定めた禁止期間情報とした
ものである。
【0033】この発明(請求項26)は、請求項22記
載の情報記録媒体において、上記各地域別再生制限情報
を、対応する地域での上記主情報の一部または全部を公
開する公開時期を示す公開時期情報とし、上記再生制限
情報を、上記各地域に対応した公開時期情報とともに、
公開時期以降上記主情報の再生を禁止する再生禁止期間
の長さを示す禁止期間情報を含むものとしたものであ
る。
【0034】この発明(請求項27)は、請求項22記
載の情報記録媒体において、上記各地域別再生制限情報
を、上記主情報の一部または全部の再生が許可される、
対応する地域における再生許可時期を示す再生許可時期
情報とし、上記再生制限情報を、上記各地域に対応した
再生許可時期情報とともに、再生許可時期以降に上記主
情報の再生許可状態を維持する再生許可継続期間の長さ
を示す許可継続期間情報を含むものとしたものである。
【0035】この発明(請求項28)は、請求項21な
いし27のいずれかに記載の情報記録媒体において、上
記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情報
の少なくとも一方の情報を含むものとしたものである。
【0036】この発明(請求項29)は、請求項21な
いし27のいずれかに記載の情報記録媒体において、上
記再生の対象となる主情報を、圧縮符号化されて記録さ
れた画像情報および音声情報の少なくとも一方の情報を
含むものとしたものである。
【0037】この発明(請求項30)は、請求項21記
載の情報記録媒体において、上記再生の対象となる主情
報を、画像情報および音声情報のうちの少なくとも画像
情報として、複数のチャンネルの各々に対応した複数の
チャンネル別画像情報を含むものとし、上記再生制限情
報を、上記画像情報に対する再生制限を行うための画像
再生制限情報を含み、該画像再生制限情報が、複数のチ
ャンネルに対応した複数のチャンネル別制限情報からな
り、かつ該各チャンネル別制限情報が、予め定義した複
数の地域毎に対応する、該各地域に応じた所定の態様で
もって上記再生制限を行うための複数の地域別再生制限
情報からなる構成としたものである。
【0038】この発明(請求項31)は、請求項21記
載の情報記録媒体において、上記再生の対象となる主情
報を、画像情報および音声情報のうちの少なくとも音声
情報として、複数のチャンネルの各々に対応した複数の
チャンネル別音声情報を含むものとし、上記再生制限情
報を、上記音声情報に対する再生制限を行うための音声
再生制限情報を含み、該音声再生制限情報が、複数のチ
ャンネルの各々に対応した複数のチャンネル別制限情報
からなり、かつ該各チャンネル別制限情報が、予め定義
した複数の地域毎に対応する、該各地域に応じた所定の
態様でもって上記再生制限を行うための複数の地域別再
生制限情報からなる構成としたものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図22を用いて説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1による情
報復号化再生装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、100aは本実施の形態1による情報復号化再
生装置であり、再生の対象となる主情報と、該主情報の
再生を制御する補助情報とが記録された光ディスク10
1から主情報及び補助情報を読み取り、該主情報を補助
情報に基づいて復号化により再生するものである。ここ
で、上記主情報は、圧縮符号化されている画像情報及び
音声情報を含むものとする。なお、この実施の形態で
は、光ディスク等の情報記録媒体に記録されている主情
報は、圧縮符号化されたものとしているが、これは圧縮
符号化処理を施さずに、画像情報や音声情報をデジタル
データとしてそのまま記録したものであってもよい。
【0040】この情報復号化再生装置100aは、光デ
ィスク101に記録されている記録情報を読み取る情報
読取部100a1と、該読み取られた記録情報から主情
報と補助情報を分離するとともに、該主情報に復号化等
の処理を施して画像データVdat及び音声データAd
atを再生する信号再生部100a2と、上記補助情報
を、上記主情報の一部または全部に対する再生制限を行
うための再生制限情報とその他の補助情報に分離し、再
生制限情報に対して所要の信号処理を施す補助情報処理
部100a3と、該再生制限情報、その他の補助情報、
及び外部からの操作信号Cmに基づいて上記各部を制御
する制御部100a4とを備えている。
【0041】なお、図には示していないが、上記情報復
号化再生装置100aは、表示画面を有し、上記画像デ
ータVdatを該表示画面上に表示する表示装置と、上
記音声データAdatを入力とする音声発生装置とを有
している。
【0042】上記情報読取部100a1は、光ディスク
101から記録情報を読み取るための光ピックアップ1
02と、上記制御部100a1からの制御信号に基づい
て光ピックアップ102を駆動する光ピックアップ駆動
回路103とを有している。ここで、上記光ピックアッ
プ102は、光ディスク101にレーザ光等の光ビーム
を照射するとともに、この際光ディスク101で反射し
た戻り光を受光して、該戻り光を電気信号に変換する構
成となっている。
【0043】上記信号再生部100a2は、光ピックア
ップ102により光ディスク101から読み取られた記
録情報に対し、二値化、ディジタル復調、誤り訂正等の
処理を施す読出信号処理回路104と、上記制御部10
0a4からの制御信号に基づいて、該読出信号処理回路
104の出力であるシステムマルチプレクスされたビッ
トストリーム(つまり上記主情報の符号化信号)から、
ビデオストリームとオーディオストリームとを分離する
システムデコーダ105とを有している。
【0044】ここで上記読出信号処理回路104は、上
記記録情報における、ソフトウエアとして利用される主
情報(画像情報及び音声情報)と、該主情報以外の補助
情報とに分けて出力する構成となっている。また上記シ
ステムデコーダ105には、MPEG規格(ISO/I
EC 13818−1)では上記主情報としていわゆる
プログラムストリームが入力される。このプログラムス
トリームは、ビデオデータを圧縮符号化して得られるビ
デオストリームを一定長さ毎に分割し、分割した各スト
リームの先頭にヘッダを付けたもの(ビデオパケット)
と、オーディオデータを圧縮符号化して得られるオーデ
ィオストリームを一定長さ毎に分割し、分割した各スト
リームの先頭にヘッダ情報を付けたもの(オーディオパ
ケット)とを混ぜ合わせたものである。上記各パケット
のヘッダ情報には、パケットの種類を示す情報(そのパ
ケットがビデオパケットであるかオーディオパケットで
あるかを示す情報等)、及びオーディオ信号とビデオ信
号との同期をとるための時間情報等が含まれている。従
って、上記システムデコーダ105は、該ヘッダ情報に
基づいてプログラムストリームからビデオストリームと
オーディオストリームとを分離する構成となっている。
【0045】さらに、上記信号再生部100a2は、上
記システムデコーダ105からのビデオストリームを制
御部100a4からの制御信号に基づいてデコードする
ビデオデコーダ106と、上記システムデコーダ105
からのオーディオストリームを制御部100a4からの
制御信号に基づいてデコードするオーディオデコーダ1
07と、上記制御部100a4からの制御信号に基づい
て上記ビデオデコーダ106の出力に画像再生制限処理
を施して画像データVdatを出力する画像再生制限回
路119と、上記制御部100a4からの制御信号に基
づいて上記オーディオデコーダ107の出力に対して音
声再生制限処理を施して音声データAdatを出力する
音声再生制限回路120とを有している。
【0046】そしてこの実施の形態1では、現在の年月
が再生許可年月を過ぎていない場合は、上記両再生制限
回路119,120の両方にて各デコーダからの復号化
データに再生制限処理を施すようにしている。つまり、
上記画像再生制限回路119は、ビデオデコーダ106
からの復号化ビデオデータの再生制限を行う場合は、該
復号化ビデオデータに表示画像が乱れたものとなるよう
な処理を施したものを画像データとして出力し、ビデオ
デコーダ106からの復号化ビデオデータの再生制限を
行わない場合は、該復号化ビデオデータをそのまま画像
データとして出力する構成となっている。上記音声再生
制限回路120は、オーディオデコーダ107からの復
号化オーディオデータの再生制限を行う場合は、該復号
化オーディオデータにノイズを重畳したものを音声デー
タとして出力し、オーディオデコータ107からの復号
化オーディオデータの再生制限を行わない場合は、該復
号化オーディオデータをそのまま音声データとして出力
する構成となっている。
【0047】上記補助情報処理部100a3は、上記読
出信号処理回路104から供給される補助情報のうちの
許可年月情報,つまり画像データ及び音声データの再生
をいつから許可するかを示す、ソフトウエアの販売対象
となる各地域別に設定された許可年月情報を再生制限情
報として、その他の補助情報と分けて出力する補助情報
抽出回路108と、上記各地域のうちの所定の地域に対
応する地域コードが予め設定された地域コードレジスタ
110と、各地域別に設定された許可年月情報の中か
ら、該地域コードレジスタ110に設定された地域に対
応する許可年月情報を選択して格納する許可年月レジス
タ109とを有している。さらに、上記補助情報処理部
100a3は、基準時刻からの経過時間を計測する時計
回路111と、上記制御部100a4からの制御信号に
基づいて、該時計回路111の基準時刻を設定する時刻
設定回路112と、該時計回路111の出力と許可年月
レジスタ109の出力とを受け、現在の年月と許可年月
とを比較する比較回路113とを有している。
【0048】上記制御部100a4は、上記比較回路1
13の出力、及び上記補助情報抽出回路108により抽
出された補助情報の中の、上記許可年月情報以外のその
他の補助情報、並びに、外部からの操作信号Cmに基づ
いて、上記光ピックアップ駆動回路103、各デコーダ
105〜107、再生制限回路119,120、及び時
刻設定回路112に制御信号を出力するシステムコント
ローラ114と、通信回線118を介して行われる本情
報復号化再生装置100aのコントローラ114と他の
情報処理装置との通信を制御する通信回線制御回路11
5とを有している。
【0049】また、上記時計回路111は、再生の許可
または禁止を決定する基準となる時間情報を出力するも
のであるため、ユーザによる自由な基準時刻設定ができ
ないようにする必要があり、情報復号化再生装置100
aの工場出荷時に該時計回路111の基準時刻を設定し
た後は、該基準時刻の修正を不要にするのが望ましい。
【0050】そこで、本実施の形態1では、上記時計回
路111には実用上充分な精度を持たせ、該回路111
を駆動する電池の寿命が充分に長くなるような工夫,例
えば、情報復号化再生装置100aの動作時に、該電池
の充電が行われるといった構成を採用している。これに
より、通常は、時計回路111の時刻設定を行う必要が
ないようにしている。
【0051】ところが、何らかの原因で時計回路111
の時刻が狂ってしまった場合には正しい時刻に設定し直
す必要が生じる。そこでさらに、本実施の形態1の情報
復号化再生装置100aでは、上記のように時計回路1
11の時刻が狂ってしまった場合には、システムコント
ローラ114の指令により時計回路111の基準時刻の
修正がなされるようにしている。つまり、時計回路の時
刻が狂った場合、通信回線制御回路115が通信回線1
18を介して、所定のサービスセンターに電話をかけ、
簡単な認証手続きの後、システムコントローラ114が
該サービスセンターから正確な現在の時刻情報を受信
し、受信した時刻情報を時刻設定回路112に送り、こ
の時刻設定回路112により時計回路111の基準時刻
が正しい時刻に設定される。
【0052】次に、本実施の形態1の情報復号化再生装
置100aに適用される光ディスクにおける記録フォー
マットについて簡単に説明する。図2は、本実施の形態
1の情報復号化再生装置により再生が行われる記録情報
を記録した光ディスクを説明するための図であり、該光
ディスクに記録された記録情報のデータ構造の一例を模
式的に示している。
【0053】データ(記録情報)は、光ディスク上に形
成された螺旋状の記録トラック内に記録されており、該
記録トラック上には、図2(a) で示すように、光ディス
ク101の内周側から外周側へ向かって、リードインエ
リア202、ファイル管理情報エリア203およびデー
タエリア204がこの順に設定されている。図2(b)
〜(d) は、この記録トラック上に設定された各領域
の、光ディスクの半径方向に沿った配列を示している。
このような構造の光ディスクをモータで回転させること
により、記録情報を読み出すための光ピックアップ10
2の光ヘッドが記録トラックに対して相対的に移動し、
記録トラック内に記録された記録情報が光ヘッドにより
順次読みだされることとなる。このとき、通常再生の場
合、光ヘッドの光ディスクに対する相対的な移動方向
は、図2(b) 〜(d) に示す光ディスクの各エリア上を紙
面の左側から右側に向かう方向となる。
【0054】ここで、図2(b) に示すように、リードイ
ンエリア202には、リードインのための情報205
が、ファイル管理情報エリア203にはファイル管理情
報206が、さらにデータエリア204にはタイトルデ
ータ207が記録されている。このタイトルデータ20
7は、図2(c) に示すように第1のタイトル207a1
〜第nのタイトル207anのn個のタイトルからな
る。そして、さらに個々のタイトルは、図2(d) に示す
ように、補助情報212と、主情報である符号化された
画像データ及び音声データ(画像・音声データ)213
とにより構成されている。上記ファイル管理情報206
には、補助情報212及び画像・音声データ213の光
ディスク上での記録位置が含まれており、上記読出信号
処理回路104では、この情報206に基づいて、読み
出された記録情報のうちの補助情報が補助情報抽出回路
108に、上記主情報である画像・音声データ213が
システムデコーダ105に出力されるよう記録情報の振
り分けが行われる。
【0055】この画像・音声データ213は、例えば、
画像データはMPEG2ビデオ規格(ISO/IEC
13818−2)、音声データはMPEG2オーディオ
規格(ISO/IEC 13818−3)で規定された
方式により圧縮符号化し、その圧縮符号化された画像デ
ータ及び音声データをMPEG2システム規格(ISO
/IEC 13818−1)に従ってマルチプレクスし
て得られるシステムストリーム(プログラムストリー
ム)である。
【0056】また、上記補助情報212は、情報復号化
再生装置の各部に対して各種制御を行うための補助情報
であり、この補助情報としては、一般に、各タイトルの
中の再生順序を示す情報や特殊再生に用いるためのジャ
ンプ先アドレス情報、著作権保護に関する情報などがあ
るが、本実施の形態1では、補助情報の1つとして各タ
イトルを視聴するための再生が許可される年月が記録さ
れている。各タイトルの再生が許可される年月を示す情
報は、指定された年月以降でないとそのタイトルを再生
することが許されないことを意味する情報であり、これ
は上記許可年月情報に相当する。さらにこの許可年月情
報は、図3(a) に示すように、第1〜第8の各地域に
対応する許可年月情報301〜308からなる。なお、
各タイトルの中の再生順序を示す情報や特殊再生のため
に必要な情報、著作権保護のための情報などについての
説明は省略する。
【0057】図3(a) には、補助情報212の中の許可
年月情報の一例を示しており、この例では、8つの地域
(第1〜第8の地域)の許可年月情報301〜308
は、これらの各々に16ビットが割り当てられて、合計
128ビットで表現されることとなる。即ち、1つの地
域について、再生が許可される年は12ビットで表さ
れ、再生が許可される月は4ビットで表される。このよ
うなビット数の割り当てによると、許可年については4
096通りの設定が可能であるので、例えば、再生が許
可される年としては、西暦0年から西暦4096年まで
のいずれかの年を、あるいは、例えば1900年のオフ
セットをつければ西暦1900年から西暦5996年ま
でのいずれかの年を表現できる。なお、西暦0年に19
00年のオフセットを与える場合は、図1に示す情報復
号化再生装置100aにおける許可年月レジスタ109
を、比較回路113に許可年情報を出力する際に、該許
可年情報にオフセット値として「1900」を加算する
よう構成すれば良い。
【0058】また、上記補助情報212においては、上
記図3(a) に示す許可年月情報のテーブルが、該補助情
報の先頭ビットを基準として何バイト目から始まるかが
決まっており、このため、上記補助情報抽出回路108
では、入力された補助情報から許可年月情報を抽出する
ことができるようになっている。
【0059】また、許可月についてはこの例では4ビッ
トで表されるため、許可月としては16通りの設定が可
能である。例えば、図3(b) に示すように、コード値そ
のもの「0001」〜「1100」を用いて、それぞれ
のコード値に対応させて1月から12月までの各月を表
現することができる。また、月の表現に使用されないコ
ード値を利用して、例えばコード値「0000」を、再
生禁止期間なしを表すものと定義し、コード値「111
1」を、永久に再生を禁止することを表すものと定義す
ることができる。
【0060】この場合、コード値「0001」〜「11
00」は1月〜12月、コード値「0000」は禁止期
間なし、コード値「1111」は永久的な再生禁止を表
すものであるので、図1の情報復号化再生装置100a
における比較回路113を、許可年月レジスタ109か
らの許可年月情報の「月」の部分がコード値「000
1」〜「1100」である場合には、該コード値が示す
月の値と時計回路111の出力が示す「月」の値とを比
較して比較結果に応じてHighレベルあるいはLow
レベルを出力し、上記許可年月情報の「月」の部分がコ
ード値「0000」である場合には、時計回路111の
出力に関係なく常にLowレベルを出力し、上記許可年
月情報の「月」の部分がコード値「1111」である場
合には、常にHighレベルを出力するよう構成してい
る。
【0061】図4は地域コードの一例を示すものであ
る。この例では地域コード「1」〜「8」をそれぞれ第
1〜第8の地域を表すものとし、そのうち、第1〜第5
の地域を、地球上の具体的な地域に対応するものとして
定義している。この地域コード「1」〜「5」は、図1
における地域コードレジスタ110に、例えば工場出荷
時に出荷する地域に合わせて設定される。即ち、ユーザ
が自由に変更することはできないことになっている。
【0062】次に動作について説明する。光ディスク1
01が回転され、光ピックアップ102が駆動される
と、光ディスク101に記録された記録情報が光ピック
アップ102によって読み取られ、該読み取られた記録
信号が読出信号処理回路104に送られる。この読出信
号処理回路104では、該記録信号に対する二値化、デ
ィジタル復調、誤り訂正等の処理が行われ、上記ファイ
ル管理情報206に基づいて、読み出された記録情報の
うちの補助情報が補助情報抽出回路108に、そのうち
の主情報である画像・音声データ213が、プログラム
ストリームとしてシステムデコーダ105に出力される
よう記録情報の振り分けが行われる。
【0063】該システムデコーダ105では、システム
コントローラ114からの制御信号に基づいて、入力さ
れたプログラムストリームから画像データに対応するビ
デオストリームと音声データに対応するオーディオスト
リームとが別々に分離されて抽出され、ビデオストリー
ムがビデオデコーダ106に、オーディオストリームが
オーディオデコーダ107に出力される。このとき、上
記ビデオ及びオーディオストリームの、上記プログラム
ストリームからの分離は、例えばMPEG2のシステム
規格(ISO/IEC 13818−1)に従って行わ
れる。
【0064】上記ビデオデコーダ106では、入力され
たビデオストリームに対するデコード処理が例えばMP
EG2のビデオ規格(ISO/IEC 13818−
2)に基づいて行われ、復号化ビデオデータがビデオデ
コーダ106から上記画像再生制限回路119へ出力さ
れる。また上記オーディオデコーダ107では、入力さ
れたオーディオストリームに対するデコード処理が例え
ばMPEG2のオーディオ規格(ISO/IEC 13
818−3)に基づいて行われ、復号化オーディオデー
タがオーディオデコーダ107から音声再生制限回路1
20に出力される。
【0065】一方、このとき補助情報抽出回路108に
は、読出信号処理回路104から補助情報が出力されて
おり、該補助情報抽出回路108では、上記補助情報の
うちの許可年月情報が抽出されて許可年月レジスタ10
9に出力され、その他の補助情報はシステムコントロー
ラ114に出力される。その他の補助情報は、上記シス
テムコントローラ114にて、必要に応じて各種制御等
に用いられる。
【0066】上記許可年月レジスタ109では、入力さ
れる各地域の許可年月情報のうち、地域コードレジスタ
110で指定された地域の許可年月情報のみを選択して
保持する。例えば日本に出荷された機器においては、地
域コードレジスタ110に地域コード「2」が設定され
ているので、該許可年月レジスト109は、該地域コー
ド「2」を受け、補助情報212として読み出された第
1〜第8の地域の許可年月情報から、第2の地域の許可
年月情報302のみを選択して保持する。この許可年月
レジスタ109に保持されている値は比較回路113に
供給され、該比較回路113にて時計回路111から出
力される値と比較される。
【0067】つまり、時計回路111は、現在時刻(時
分秒)情報に加えて現在の年月日情報も出力しており、
比較回路113にはこの「年」および「月」の情報が送
られる。比較回路113では、許可年月レジスタ109
からの年月情報と時計回路111からの年月情報とが比
較され、許可年月レジスタ109の出力が示す年月より
時計回路111の出力情報が示す年月の方が小さければ
Highレベルの信号が比較回路113からシステムコ
ントローラ114に出力される。一方、許可年月レジス
タ109の出力が示す年月より時計回路111の出力が
示す年月の方が大きいかまたは等しければ、該比較回路
113からはLowレベルの信号がシステムコントロー
ラ114に出力される。
【0068】上記システムコントローラ114は、比較
回路113の出力がHighレベルなら、現在の年月が
再生許可年月に達していないことを意味するので、上記
再生制限回路119及び120を、該回路にて再生禁止
の処理が行われるよう制御し、逆に比較回路113から
の信号がLowレベルなら、現在の年月が再生許可年月
に達していることを意味するので、該回路119及び1
20を、該回路にて再生許可の処理が行われるよう制御
する。
【0069】つまり、各再生制限回路119及び120
では、システムコントローラ114からの制御信号に基
づいて、各デコーダ106及び107からの再生データ
が再生制限処理を施されて、あるいは該再生制限処理を
施されずに、画像データVdat及び音声データAda
tとして出力される。
【0070】このような動作において、時計回路111
の基準時刻の修正は以下のように行われる。何らかの原
因で時計回路111の時刻が狂ってしまった場合には、
システムコントローラ114の指令により通信回線制御
回路115が通信回線118を介して、所定のサービス
センターに電話をかけ、簡単な認証手続きの後、システ
ムコントローラ114が時刻情報を受信する。するとシ
ステムコントローラ114は受信した時刻情報を時刻設
定回路112に送り、時刻設定回路112により時計回
路111の基準時刻が正しい時刻に設定される。
【0071】このように本実施の形態1では、光ディス
クから読み取られた記録情報から、地域別に設定された
許可年月情報をその他の補助情報とともに抽出する補助
情報抽出回路108と、工場出荷時に機器(情報再生復
号化装置)の販売地域に応じた地域コードが設定される
地域コードレジスタ110と、該地域コードレジスタ1
10に設定されている地域コードに対応する許可年月情
報を、上記抽出した個々の地域に対応する許可年月情報
から選択して保持する許可年月レジスタ109とを備
え、現在の年月が、該選択された地域の許可年月情報の
示す年月の前であるか否かによって、光ディスクから読
み出された記録情報に含まれる画像及び音声データの再
生制限を行うようにしたので、光ディスク等のメディア
に記録された画像及び音声データの再生制限を地域別に
行うことが可能となり、これにより映画等のソフトウエ
アの利用を、各地域での販売時期に合わせて解禁するこ
とができる。
【0072】なお、上記実施の形態1では、再生禁止処
理として、再生制限回路119にて、ビデオデータ10
6からの復号化ビデオデータに表示画像が乱れたものと
なるような処理を施し、上記音声再生制限回路120に
て、復号化オーディオデータにノイズを重畳する処理を
行う場合を示したが、上記再生禁止処理はこれに限るも
のではない。
【0073】例えば、システムコントローラ114によ
る再生禁止の処理は、システムデコーダ105の動作を
停止させ、ビデオデコーダ106やオーディオデコーダ
107にデータが供給されないようにしてもよい。さら
にこの場合、画像再生制限回路119においてビデオデ
コーダ106からの信号を遮断し、内蔵のOSD(OnSc
reen Display )機能(図示せず)を用いて、再生禁止
であることを示す字幕を表示装置の表示画面上に表示さ
せるようにしてもよい。
【0074】ここで、上記画像再生制限回路119に内
蔵のOSD機能は、画面上に文字等を重ねて表示するも
のであり、具体的な構成としては、例えば以下の3つの
ものが挙げられる。
【0075】OSD機能の第1の構成例は、外部から字
幕情報を表示画面上に表示する位置と字幕情報としての
キャラクタコードを指示することにより、該指示に対応
したキャラクタパターンを発生し、表示装置に出力され
る画像データに該キャラクタパターンを重畳する回路構
成である。また、OSD機能の第2の構成例は、フレー
ムメモリを有し、該フレームメモリに、外部で発生した
字幕情報に対応するビットパターンを書き込み、該フレ
ームメモリ内のビットパターンを画像信号に同期して読
みだしながら、表示装置に出力される画像データに重畳
する回路構成である。またOSD機能の第3の構成例
は、ビデオデコーダをその内部にフレームメモリ(出力
用フレームメモリ)を有するものとし、外部で発生した
字幕情報に対応するビットパターンを該フレームメモリ
に直接書き込み、画像データの出力の際、画像データと
ともに該ビットパターンを読みだす回路構成である。
【0076】また、上記再生禁止であることを示す表示
を行うための画像は、予め圧縮符号化してビデオストリ
ームとしてシステムコントローラ114内に用意してお
き、再生禁止の場合には、その圧縮ビデオストリームを
ビデオデコーダ106に入力するようにしても良い。さ
らに、上記システムコントローラ114を、上記画像及
び音声情報の再生制限の内容を説明するためのメッセー
ジ情報を、対応するビットストリームとして格納したメ
ッセージメモリ(図示せず)を有し、上記画像及び音声
データの再生制限が行われる場合には、その再生制限の
内容に対応するメッセージ情報を画像データとともに画
像再生制限回路119から出力し、表示装置の表示画面
上に再生制限の内容を表示する構成としてもよい。
【0077】また、上記実施の形態1では、画像再生制
限回路119による再生制限の処理として、画像全体の
表示が乱れたものとなるようにする処理を示したが、こ
の他にも、例えばビデオデコーダ106の出力信号のビ
ット数を削減したり、ノイズを加えたり、画面の一部を
乱したりすることにより画質を劣化させる処理を行って
も良い。また、一定周期や不定周期でビデオデコーダ1
06の出力信号をマスクしたり乱したりすることにより
実質的に鑑賞を妨げる方法もある。
【0078】また、音声の再生禁止処理についても、音
声再生制限回路120で、例えば雑音を混入させて音質
を劣化させたり、上記のようにデコード処理を停止させ
たりするものに限らず、オーディオデコーダ107の出
力信号を時間的に分断させることにより、鑑賞を妨げる
ようにしても良い。
【0079】さらに上記実施の形態1 では、上記画像再
生制限回路119として、ビデオデコーダ106からの
復号化ビデオデータの再生制限を行う場合は、該復号化
ビデオデータに表示画像が乱れたものとなるような処理
を施したものを画像データとして出力し、ビデオデコー
ダ106からの復号化ビデオデータの再生制限を行わな
い場合は、該復号化ビデオデータをそのまま画像データ
として出力する構成のものを示したが、上記画像再生制
限回路119は、再生制限を行うか否かに拘わらず、上
記復号化ビデオデータにコピーガード用信号を重畳する
構成としてもよい。
【0080】実施の形態2.図5は、本発明の実施の形
態2による情報復号化再生装置の構成を示すブロック図
である。図において、100bは本実施の形態2による
情報復号化再生装置であり、上記実施の形態1の装置1
00aと同様、光ディスク101に圧縮して記録されて
いる画像情報及び音声情報を復号化して再生するもので
ある。
【0081】この情報復号化再生装置100bは、上記
実施の形態1の情報復号化再生装置100aと同様、情
報読取部100b1と、信号再生部100b2と、補助
情報処理部100b3と、制御部100b4とを備えて
いる。ここで、上記情報読取部100b1及び信号再生
部100b2は、上記実施の形態1の情報復号化再生装
置100aにおけるものと同一構成となっている。
【0082】そして、この実施の形態2では、上記補助
情報処理部100b3は、上記補助情報処理部100a
3における補助情報抽出回路108に代えて、上記信号
再生部100b2における読出信号処理回路104から
供給される補助情報のうちの発売年月情報,つまりソフ
トウエアの発売開始する年月情報、及び禁止期間情報,
つまりソフトウエアの販売対象となる各地域別に設定さ
れた、発売年月からどのくらいの期間にわたって視聴を
禁止するか示す情報を、その他の補助情報と区分して出
力する補助情報抽出回路501を有している。
【0083】また、上記補助情報処理部100b3は、
上記補助情報抽出回路501から出力される発売年月情
報を格納する発売年月レジスタ502と、上記各地域の
うちの所定の地域に対応する地域コードが予め設定され
た地域コードレジスタ110と、各地域別に設定された
禁止期間コードの中から、該地域コードレジスタ110
に設定された地域の禁止期間コードを選択して格納する
禁止期間レジスタ503と、該レジスタ503からの禁
止期間コードを実際の禁止期間の値に変換する変換テー
ブル504とを有している。
【0084】さらに、上記補助情報処理部100b3
は、上記発売年月レジスタ502の出力と変換テーブル
504の出力とを加算する加算回路505と、基準時刻
からの経過時間を計測する時計回路111と、上記制御
部100b4からの制御信号に基づいて、該時計回路1
11の基準時刻を設定する時刻設定回路112と、該時
計回路111の出力と加算回路505の出力とを受け、
現在の年月と、発売年月に禁止期間を加えた年月とを比
較する比較回路513とを有している。
【0085】上記制御部100b4は、上記比較回路5
13の出力、及び上記補助情報抽出回路501により抽
出された補助情報の中の、上記発売年月情報及び禁止期
間情報以外のその他の補助情報、並びに、外部からの操
作信号Cmに基づいて、上記光ピックアップ駆動回路1
03、各デコーダ105〜107、再生制限回路11
9,120、及び時刻設定回路112に制御信号を出力
するシステムコントローラ114と、通信回線118を
介して行われる本情報復号化再生装置100bのシステ
ムコントローラ114と他の情報処理装置との通信を制
御する通信回線制御回路115とを有している。
【0086】図6(a) は、光ディスク等の情報記録媒体
に主情報とともに記録された補助情報における、発売年
月情報と禁止期間情報の割り当ての一例を示す。この例
では、発売年を12ビット、発売月を4ビットで表し、
禁止期間コードとして1地域当たり4ビットを割り当
て、8つの地域の禁止期間コードに対して合計48ビッ
トを割り当てている。禁止期間レジスタ503では、補
助情報抽出回路501より入力される各地域の禁止期間
コードのうち、地域コードレジスタ110で指定された
地域の禁止期間コードのみを選択して保持する。図6
(b) は禁止期間コードの一例を示すが、この例では、半
年単位で7年まで記述可能である。
【0087】次に動作について説明する。本実施の形態
2の情報復号化再生装置100bにおいても、上記信号
読取部100b1及び信号再生部100b2の動作は、
上記実施の形態1の情報復号化再生装置100aのもの
と全く同一である。
【0088】読出信号処理回路104から出力される補
助情報が補助情報抽出回路501に入力されると、該補
助情報抽出回路501からは、該補助情報から発売年月
情報,つまりそのタイトルの発売された年月を示す情報
及び禁止期間情報,つまりその発売年月からどのくらい
の期間の間視聴を禁止するかを各地域毎に指定した情報
が、その他の補助情報とは分離して抽出される。
【0089】すると、上記発売年月レジスタ502には
上記発売年月情報が格納され、上記禁止期間レジスタ5
03には、上記補助情報値抽出回路501から出力され
る各地域に対応した禁止期間コードのうちから、地域コ
ードレジスタ110で指定された地域の禁止期間コード
が選択されて保持される。このときそれ以外の補助情報
はシステムコントローラ114に送られ、必要に応じて
各種制御等に用いられる。
【0090】そして、上記禁止期間コードは、変換テー
ブル504にて図6(b) に従って実際の期間の値に変換
されて加算回路505に供給される。加算回路505で
は発売年月レジスタ502の値と変換テーブル504の
値とが加算されて比較回路113に出力される。この比
較回路513では、加算回路505の年月と時計回路1
11の年月とが比較され、加算回路505の年月より時
計回路111の年月の方が大きければ、Lowレベルの
信号が出力され、加算回路505の年月より時計回路1
11の年月の方が小さければ、Highレベルの信号が
システムコントローラ114に出力される。
【0091】なお、加算回路505の年月と時計回路1
11の年月が等しい場合、即ち「発売年月+禁止期間=
現在の年月」の場合については、予め再生禁止(Hig
hレベル)とするか再生許可(Lowレベル)とするか
を定めておく必要がある。また、禁止期間レジスタ50
3の値が「0000」である場合については、比較回路
513の出力は加算回路505および時計回路111か
らの入力に関係なく常にLowレベルとし、禁止期間レ
ジスタ503の値が「1111」である場合には、比較
回路513の出力は常にHighレベルとなるようにす
る。
【0092】システムコントローラ114では、比較回
路513の出力がHighレベルなら、再生禁止の処理
を行い、逆に比較回路513の出力がLowレベルなら
再生許可の処理を行うようにする。再生禁止の動作およ
び再生許可の動作、時計回路111の時刻設定動作等に
ついては実施の形態1と同様である。
【0093】このような構成の本実施の形態2では、光
ディスクから読み取られた記録情報から、発売年月情
報、及び地域別に設定された禁止期間コードをその他の
補助情報とともに抽出する補助情報抽出回路501と、
工場出荷時に機器(情報復号化再生装置)の販売地域に
応じた地域コードが設定される地域コードレジスタ11
0と、該地域コードレジスタ110に設定されている地
域コードに対応する禁止期間コードを、上記抽出した個
々の地域に対応する禁止期間コードから選択して保持す
る禁止期間レジスタ503と、該禁止期間コードを実際
の期間の値に変換する変換テーブル504とを備え、現
在の年月が、該発売年月から禁止期間が経過する前であ
るか否かによって、光ディスクから読み出された記録情
報に含まれる画像及び音声データの再生を禁止あるいは
解禁するようにしたので、光ディスク等のメディアに記
録された画像及び音声データの再生制限を、ソフトウエ
アの発売年月を基準として地域別に行うことが可能とな
り、これにより映画等のソフトウエアの利用を、各地域
での発売時期から、地域毎に設定された一定期間が経過
した後に解禁することができる。
【0094】実施の形態3.図7は、本発明の実施の形
態3による情報復号化再生装置の構成を示すブロック図
である。図において、100cは本実施の形態3による
情報復号化再生装置であり、上記実施の形態1の装置1
00aと同様、光ディスク101に圧縮して記録されて
いる画像情報及び音声情報を復号化して再生するもので
ある。
【0095】この情報復号化再生装置100cは、上記
実施の形態1の情報復号化再生装置100aと同様、情
報読取部100c1と、信号再生部100c2と、補助
情報処理部100c3と、制御部100c4とを備えて
いる。ここで、上記情報読取部100c1及び信号再生
部100c2は、上記実施の形態1の情報復号化再生装
置100aにおけるものと同一構成となっている。
【0096】そして、この実施の形態3では、上記補助
情報処理部100c3は、上記信号再生部100aにお
ける補助情報抽出回路108に代えて、上記信号再生部
100c2における読出信号処理回路104から供給さ
れる補助情報のうちの禁止期間情報,つまりソフトウエ
アのタイトルが公開されてからどれだけの期間にわたっ
て再生を禁止するを示す年月情報、及び公開年月情報,
つまりソフトウエアの販売対象となる各地域に対応す
る、ソフトウエアのタイトルが公開される年月を示す情
報を、その他の補助情報と区分して出力する補助情報抽
出回路701を有している。
【0097】また、上記補助情報処理部100c3は、
上記補助情報抽出回路701から出力される禁止年月情
報を格納する禁止期間レジスタ702と、上記各地域の
うちの所定の地域に対応する地域コードが予め設定され
た地域コードレジスタ110と、各地域別に設定された
公開年月情報の中から、該地域コードレジスタ110に
設定された各地域の公開年月情報を選択して格納する公
開年月レジスタ703と、該禁止期間レジスタ702の
値と公開年月レジスタ703の値とを加算する加算回路
704とを有している。
【0098】さらに、上記補助情報処理部100c3
は、基準時刻からの経過時間を計測する時計回路111
と、上記制御部100c4からの制御信号に基づいて、
該時計回路111の基準時刻を設定する時刻設定回路1
12と、該時計回路111の出力と加算回路704の出
力とを受け、現在の年月と、公開年月に禁止期間を加え
た年月とを比較する比較回路713とを有している。
【0099】上記制御部100c4は、上記比較回路7
13の出力、及び上記補助情報抽出回路701により抽
出された補助情報の中の、上記禁止期間情報及び公開年
月情報以外のその他の補助情報、並びに、外部からの操
作信号Cmに基づいて、上記光ピックアップ駆動回路1
03、各デコーダ105〜107、再生制限回路11
9,120、及び時刻設定回路112に制御信号を出力
するシステムコントローラ114と、通信回線118を
介して行われる本情報復号化再生装置100cのコント
ローラ114と他の情報処理装置との通信を制御する通
信回線制御回路115とを有している。
【0100】図8は、光ディスク等の記録媒体に主情報
とともに記録されている補助情報における、各地域にお
ける公開年月情報801〜808と禁止期間情報800
の割り当ての一例を示す。この例では、各地域毎の公開
年を12ビット、公開月を4ビット、各地域共通の禁止
期間を8ビットで表し、これらの情報に合計136ビッ
トを割り当てている。ここで、禁止期間情報800は1
ヶ月単位で表わすようにしているので、上記ビットの割
り当てにより、0ヶ月〜255ヶ月の範囲が表現でき
る。
【0101】次に動作について説明する。本実施の形態
3の情報復号化再生装置100cにおいても、上記信号
読取部100c1及び信号再生部100c2の動作は、
上記実施の形態1の情報復号化再生装置100aのもの
と全く同一である。
【0102】読出信号処理回路104から出力される補
助情報が補助情報抽出回路701に入力されると、上記
補助情報抽出回路701では、該補助情報から禁止期間
情報,つまりそのタイトルが公開されてからどれだけの
期間にわたって再生を禁止するかを示す情報、及び公開
年月情報,つまりそのタイトルが各地域において公開さ
れる年月を示す情報が、その他の補助情報とは分離して
抽出される。
【0103】すると、上記禁止期間レジスタ702には
上記禁止期間情報が格納され、上記公開年月レジスタ7
03には、上記補助情報値抽出回路701から出力され
る各地位に対応した公開年月情報のうちから、地域コー
ドレジスタ110で指定された地域の公開年月情報が選
択されて保持される。このときそれら以外の補助情報は
システムコントローラ114に送られ、必要に応じて各
種制御等に用いられる。
【0104】そして、公開年月レジスタ703の値と禁
止期間レジスタ702の値が加算回路704で加算さ
れ、比較回路713に供給される。比較回路713で
は、加算回路704の出力と時計回路111の出力とが
比較され、加算回路704の出力か示す年月より時計回
路111の出力が示す年月の方が大きければLowレベ
ルの信号が、加算回路704の出力が示す年月より時計
回路111の出力が示す年月の方が小さければ、Hig
hレベルの信号がシステムコントローラ114に送られ
る。
【0105】なお、加算回路704の出力が示す年月と
時計回路111の出力が示す年月が等しい場合、即ち
「公開年月+禁止期間=現在の年月」の場合について
は、予め再生禁止(Highレベル)とするか再生許可
(Lowレベル)とするかを定めておく必要がある。
【0106】そしてシステムコントローラ114では、
比較回路713からの信号がHighレベルなら、再生
禁止の処理が行われ、逆に比較回路713からの信号が
Lowレベルなら、再生許可の処理が行われるよう各部
を制御する。再生禁止の動作および再生許可の動作、時
計回路111の時刻設定動作等については上記実施の形
態1,2と同様であるため説明は省略する。
【0107】このような構成の本実施の形態3では、光
ディスクから読み取られた記録情報から、禁止期間情
報、及び地域別に設定された公開年月情報をその他の補
助情報とともに抽出する補助情報抽出回路701と、工
場出荷時に機器(情報復号化再生装置)の販売地域に応
じた地域コードが設定される地域コードレジスタ110
と、該地域コードレジスタ110に設定されている地域
コードに対応する公開年月情報を、上記抽出した個々の
地域に対応する公開年月情報から選択して保持する公開
年月レジスタ703とを備え、現在の年月が、該公開年
月から禁止期間が経過する前であるか否かによって、光
ディスクから読み出された記録情報に含まれる画像及び
音声データの再生を禁止あるいは解禁するようにしたの
で、光ディスク等のメディアに記録された画像及び音声
データの再生制限を、地域別に設定されたソフトウエア
のタイトルの公開年月を基準として行うことが可能とな
り、これにより映画等のソフトウエアの利用を、各地域
でのタイトルの公開時期から一定期間が経過した後に解
禁することができる。
【0108】実施の形態4.図9は、本発明の実施の形
態4による情報復号化再生装置の構成を示すブロック図
である。図において、100dは本実施の形態4による
情報復号化再生装置であり、上記実施の形態1の装置1
00aと同様、光ディスク101に圧縮して記録されて
いる画像情報及び音声情報を復号化して再生するもので
ある。
【0109】この情報復号化再生装置100dは、上記
実施の形態1の情報復号化再生装置100aと同様、情
報読取部100d1と、信号再生部100d2と、補助
情報処理部100d3と、制御部100d4とを備えて
いる。ここで、上記情報読取部100d1及び信号再生
部100d2は、上記実施の形態1の情報復号化再生装
置100aにおけるものと同一構成となっている。
【0110】そして、本実施の形態4では、上記補助情
報処理部100d3は、上記実施の形態1の補助情報処
理部100a3における補助情報抽出回路108に代え
て、上記信号再生部100d2における読出信号処理回
路104から供給される補助情報のうちの試行期間情
報,つまりソフトウエア(タイトル)が発売されてから
どれだけの期間にわたって試行的に再生を許可するかを
示す期間情報、及び発売年月情報,つまりソフトウエア
の販売対象となる各地域にてソフトウエア(タイトル)
が発売される年月を示す情報を、その他の補助情報と区
分して出力する補助情報抽出回路901を有している。
【0111】また、上記補助情報処理部100d3は、
上記補助情報抽出回路901から出力される試行期間情
報を格納する試行期間レジスタ902と、上記各地域の
うちの所定の地域に対応する地域コードが予め設定され
た地域コードレジスタ110と、各地域別に設定された
発売期間情報の中から、該地域コードレジスタ110に
設定された各地域の発売年月情報を選択して格納する発
売年月レジスタ903とを有している。
【0112】さらに、上記補助情報処理部100d3
は、上記試行期間レジスタ902の出力と発売年月レジ
スタ903の出力とを加算する加算回路904と、基準
時刻からの経過時間を計測する時計回路111と、上記
制御部100c4からの制御信号に基づいて、該時計回
路111の基準時刻を設定する時刻設定回路112と、
該時計回路111の出力と加算回路904の出力とを受
け、現在の年月と、発売年月に試行期間を加えた年月と
を比較する比較回路905とを有している。
【0113】上記制御部100c4は、上記比較回路9
05の出力、及び上記補助情報抽出回路901により抽
出された補助情報の中の、上記試行期間情報及び発売年
月情報以外のその他の補助情報、並びに、外部からの操
作信号Cmに基づいて、上記光ピックアップ駆動回路1
03、各デコーダ105〜107、再生制限回路11
9,120、及び時刻設定回路112に制御信号を出力
するシステムコントローラ114と、通信回線118を
介して行われる本情報復号化再生装置100dのシステ
ムコントローラ114と他の情報処理装置との通信を制
御する通信回線制御回路115とを有している。
【0114】図10は、光ディスク等の記録媒体に主情
報とともに記録されている補助情報における、各地域に
対応する発売年月情報1001〜1008と試行期間情
報1000の割り当ての一例を示す。この例では、各地
域毎の発売年を12ビット、発売月を4ビット、各地域
共通の試行期間を16ビットで表し、これらの情報に合
計144ビットを割り当てている。試行期間情報100
0は1時間単位で表わすようにしているので、0時間〜
65535時間(=約2730日)の範囲で期間の設定
ができる。
【0115】次に動作について説明する。本実施の形態
4の情報復号化再生装置100dにおいても、上記信号
読取部100d1及び信号再生部100d2の動作は、
上記実施の形態1の情報復号化再生装置100aのもの
と全く同一である。
【0116】読出信号処理回路104から出力される補
助情報が補助情報抽出回路901に供給されると、上記
補助情報抽出回路901では、補助情報から試行期間情
報,つまりそのタイトルが発売されてからどれだけの期
間にわたって試行的に再生を許可するかを示す情報、及
び発売年月情報,つまりそのタイトルが各地域において
発売される年月を示す情報が、その他の補助情報とは分
離して抽出される。
【0117】すると、上記試行期間レジスタ902には
図10に示す情報の中から試行期間情報が格納され、上
記発売年月レジスタ903には、上記補助情報値抽出回
路701から出力される各地域に対応した発売年月情報
のうちから、地域コードレジスタ110で指定された地
域の発売年月情報が選択されて保持される。このとき、
それら以外の補助情報はシステムコントローラ114に
送られ、必要に応じて各種制御等に用いられる。
【0118】そして、発売年月レジスタ903の値と試
行期間レジスタ902の値が加算回路904で加算さ
れ、比較回路905に供給される。比較回路905で
は、加算回路904の出力が示す年月および時間(以下
出力年月時と称す)と時計回路111の出力が示す年月
時とが比較される。このとき、加算回路904の出力年
月時より時計回路111の出力年月時の方が大きけれ
ば、Highレベルの信号が比較回路905から出力さ
れ、加算回路904の出力年月時より時計回路111の
出力年月時の方が小さければ、Lowレベルの信号が比
較回路905から出力され、比較回路905の出力はシ
ステムコントローラ114に供給される。
【0119】なお、加算回路904の出力年月時と時計
回路111の出力年月時が等しい場合、即ち「発売年月
+試行期間=現在の年月時」の場合については、予め再
生禁止(Highレベル)とするか再生許可(Lowレ
ベル)とするかを定めておく必要がある。
【0120】システムコントローラ114では、比較回
路905からの信号がHighレベルなら、再生禁止の
処理が行われ、逆に比較回路905からの信号がLow
レベルなら、再生許可の処理が行われるよう各部を制御
する。再生禁止の動作および再生許可の動作、時計回路
111の時刻設定動作等については実施の形態1〜3と
同様である。
【0121】このような構成の本実施の形態4では、光
ディスクから読み取られた記録情報から、試行期間情
報、及び地域別に設定された発売年月情報をその他の補
助情報とともに抽出する補助情報抽出回路901と、工
場出荷時に機器(情報復号化再生装置)の販売地域に応
じた地域コードが設定される地域コードレジスタ110
と、該地域コードレジスタ110に設定されている地域
コードに対応する発売年月情報を、上記抽出した個々の
地域に対応する発売年月情報から選択して保持する発売
年月レジスタ903とを備え、現在の年月が、該発売年
月から試行期間が経過する前であるか否かによって、光
ディスクから読み出された記録情報に含まれる画像及び
音声データの再生を解禁あるいは禁止するようにしたの
で、光ディスク等のメディアに記録された画像及び音声
データの再生制限を、地域別に設定されたソフトウエア
の発売年月を基準として行うことが可能となり、これに
より映画等のソフトウエアの試行的利用を、各地域での
タイトルの発売時期から一定期間の間可能とすることが
できる。
【0122】なお、この実施の形態4においては、各地
域毎に発売年月から所定の試行期間だけ再生を許可し、
その期間を過ぎると再生できなくなる場合を例にとって
説明したが、例えば、この実施の形態4を実施の形態3
と組み合わせて、試行期間終了後も一定期間が経過する
と再生が許可されるようにしても良い。
【0123】実施の形態5.図11は、本発明の実施の
形態5による情報復号化再生装置の構成を示すブロック
図である。図において、100eは本実施の形態5によ
る情報復号化再生装置であり、上記実施の形態1の装置
100aと同様、光ディスク101に圧縮して記録され
ている画像情報及び音声情報を復号化して再生するもの
である。ただし、ここでは、音声情報については8つの
チャンネルに対応する音声データが、上記主情報として
光ディスクに記録されているとする。
【0124】この情報復号化再生装置100eは、上記
実施の形態1の情報復号化再生装置100aと同様、情
報読取部100e1と、信号再生部100e2と、補助
情報処理部100e3と、制御部100e4とを備えて
いる。ここで、上記情報読取部100e1は、上記実施
の形態1の情報復号化再生装置100aにおけるものと
同一構成となっている。また、信号再生部100e2
は、上記オーディオデコーダ107が、制御部からの操
作信号に基づいて、上記8チャンネルの音声データの1
つを選択可能となっている点のみ、上記実施の形態1の
ものと異なっている。
【0125】そして、本実施の形態5では、上記補助情
報処理部100e3は、上記実施の形態1の補助情報処
理部100a3における補助情報抽出回路108に代え
て、上記信号再生部100e2における読出信号処理回
路104から供給される補助情報のうちの許可年月情報
を、その他の補助情報と区分して出力する補助情報抽出
回路108eを有している。ここで、上記許可年月情報
は、図12に示すように、画像に対する再生を許可する
年月情報2000と、第1〜第8の各チャンネルの音声
情報に対する再生を許可する年月情報2100〜280
0とからなる複合許可年月情報である。
【0126】つまり、上記画像許可年月情報2000
は、8つの地域(第1〜第8の地域)に対応する地域別
許可年月情報2001〜2008からなり、各地域別許
可年月情報には各々16ビットが割り当てられて、合計
128ビットで表現されることとなる。即ち、1つの地
域について、再生が許可される年は12ビットで表さ
れ、再生が許可される月は4ビットで表されている。
【0127】また、第1〜第8の各チャンネルに対応す
る音声許可年月情報2100〜2800の各々を構成す
る8つの地域別許可年月情報2101〜2108,・・
・,2801〜2808には、各々16ビットが割り当
てられて、全てのチャンネルの音声許可年月情報は合計
128ビット×8チャンネルで表現されている。つま
り、1つのチャンネルに対応する音声許可年月情報を構
成する1つの地域別許可年月情報については、再生が許
可される年は12ビットで表され、再生が許可される月
は4ビットで表されている。
【0128】また、上記補助情報処理部100e3は、
上記読出信号処理回路104から供給される補助情報の
うちの画像許可年月情報、及び各チャンネルの音声許可
年月情報を、その他の補助情報と分けて出力する補助情
報抽出回路108eと、上記各地域のうちの所定の地域
に対応する地域コードが予め設定された地域コードレジ
スタ110と、各地域別に設定された画像許可年月情報
の中から、該地域コードレジスタ110に設定された地
域に対応する許可年月情報を選択して格納する画像許可
年月レジスタ109aと、外部操作信号Cmにより選択
された1つのチャンネルに対応した音声許可年月情報を
構成する8つの地域別音声許可年月情報から、該地域コ
ードレジスタ110に設定された地域コードに対応する
地域別音声許可年月情報を選択して格納する音声許可年
月レジスタ109bとを有している。
【0129】さらに、上記補助情報処理部100e3
は、基準時刻からの経過時間を計測する時計回路111
と、上記制御部100e4からの制御信号に基づいて、
該時計回路111の基準時刻を設定する時刻設定回路1
12と、該時計回路111の出力と画像許可年月レジス
タ109aの出力とを受け、現在の時刻と許可年月とを
比較する画像用比較回路113aと、該時計回路111
の出力と音声許可年月レジスタ109bの出力とを受
け、現在の時刻と許可年月とを比較する音声用比較回路
113bとを有している。
【0130】上記制御部100e4は、上記両比較回路
113a,113bの出力、及び上記補助情報抽出回路
108eにより抽出された補助情報における、上記画像
許可年月情報及び各チャンネル別音声許可年月情報以外
の補助情報、並びに、外部からの操作信号Cmに基づい
て、上記光ピックアップ駆動回路103、各デコーダ1
05〜107、再生制限回路119,120、音声許可
年月レジスタ109b及び時刻設定回路112に制御信
号を出力するシステムコントローラ114と、通信回線
118を介して行われる本情報復号化再生装置100e
のコントローラ114と他の情報処理装置との通信を制
御する通信回線制御回路115とを有している。
【0131】次に動作について説明する。本実施の形態
5の情報復号化再生装置100eにおいても、上記信号
読取部100e1の動作は、上記実施の形態1の情報復
号化再生装置100aのものと全く同一である。また、
信号再生部100e2は上記オーディオデコーダ107
では、チャンネルの切替が可能である点のみ上記実施の
形態1のものと異なる。
【0132】そして、読出信号処理回路104から出力
される補助情報が補助情報抽出回路108eに供給され
ると、該補助情報抽出回路108eでは、上記補助情報
から上記画像許可年月情報及びチャンネル別音声許可年
月情報が抽出される。
【0133】すると、上記画像許可年月レジスタ109
aでは、入力される各地域の画像許可年月情報のうち、
地域コードレジスタ110で指定された地域の許可年月
情報のみを選択して保持する。また、音声許可年月レジ
スタ109bでは、8つのチャンネル別音声許可年月情
報から、外部操作信号により設定されたチャンネルに対
応するチャンネル別許可年月情報を選択し、さらに該選
択されたチャンネル別許可年月情報から、地域コードレ
ジスタ110で指定された地域の許可年月情報を選択し
て保持する。このとき、その他の補助情報はシステムコ
ントローラ114に送られ、必要に応じて各種制御等に
用いられる。
【0134】そして、上記画像用比較回路113aで
は、画像許可年月レジスタ109aの出力と時計回路1
11の出力とが比較され、音声用比較回路113bで
は、音声許可年月レジスタ109bの出力と時計回路1
11の出力とが比較される。上記各比較回路113a,
113bでは、レジスタの出力より時計回路111の出
力(年月時)の方が大きい場合は、Highレベルの信
号が出力され、逆の場合にはLowレベルの信号が出力
される。
【0135】システムコントローラ114では、上記各
比較回路113a,113bの出力に基づいて、画像デ
ータ及び音声データの再生が制限されるよう画像再生制
限回路119及び音声再生制限回路120を制御する。
つまり、システムコントローラ114では、画像比較回
路113aからの信号がHighレベルなら、画像デー
タに対する再生禁止の処理が行われ、逆に該比較回路1
13aからの信号がLowレベルなら、画像データの再
生許可の処理が行われるよう各部を制御する。また、音
声比較回路113bからの信号がHighレベルなら、
音声データに対する再生禁止の処理が行われ、逆に該比
較回路113bからの信号がLowレベルなら、音声デ
ータの再生許可の処理が行われるよう各部を制御する。
この場合も、画像データの再生禁止の動作および再生許
可の動作、時計回路111の時刻設定動作等については
実施の形態1〜3と同様である。また、音声データの再
生禁止動作としては、ノイズをオーディオデコーダの出
力に重畳して出力する動作を行う。
【0136】このような構成の本実施の形態5では、光
ディスクから読み取られた記録情報から、8つの地域別
画像許可年月情報と、それぞれ8つの地域別許可年月情
報からなる8つのチャンネル別音声許可年月情報とを抽
出する補助情報抽出回路108eと、指定地域コードに
対応する画像許可年月情報を、上記抽出した8つの地域
別画像許可年月情報から選択して保持する画像許可年月
レジスタ109aと、指定地域コードに対応しかつユー
ザが選択したチャンネルに対応する地域別音声許可年月
情報を、上記8つのチャンネル別音声許可年月情報から
選択して保持する音声許可年月レジスタ109bとを備
え、現在の年月と、該選択された画像,音声許可年月情
報の示す年月との比較によって、光ディスクから読み出
された画像及び音声データの再生を、画像と音声とで別
々に禁止あるいは解禁するようにしたので、光ディスク
等のメディアに記録された画像データと音声データの再
生制限を地域別に、かつ画像と音声とで独立して行うこ
とが可能となる。また、音声データについては、8つの
チャンネルに対応する音声情報のうちユーザが選択した
チャンネルの音声情報について、地域別の再生制限を行
うことができる。これにより映画等のソフトウエアの利
用制限を、各地域での販売時期に合わせて種々の形態で
もって行うことができる。
【0137】なお、上記実施の形態5では、補助情報の
記録フォーマットとして、図12に示すように、画像に
対する第1〜第8の地域に対する許可年月情報は1まと
まりとして記録し、音声に対する第1〜第8の地域に対
する許可年月情報は1チャンネル毎にまとめて記録した
ものを示したが、許可年月情報の記録フォーマットはこ
れに限るものではない。
【0138】例えば、画像及び音声データに対する許可
年月情報は、図13に示すように、第1〜第8の地域毎
にまとめて第1〜第8の地域複合許可年月情報3100
〜3800として記録するようにしてもよい。つまり、
各地域に対応する画像許可年月情報3110,・・・,
3810と、対応する地域の第1〜第8のチャンネルに
対応する音声許可年月情報3111〜3118,・・
・,3811〜3818とを1つにまとめて記録するよ
うにしてもよい。
【0139】実施の形態6.図14は、本発明の実施の
形態6による情報復号化再生装置の構成を示すブロック
図である。図において、100fは本実施の形態6によ
る情報復号化再生装置であり、上記実施の形態1の装置
100aと同様、光ディスク101に圧縮して記録され
ている記録情報を復号化して再生するものである。ただ
し、この実施の形態6では、9チャンネルの画像情報と
32チャンネルの字幕情報が、音声情報とともに上記主
情報として光ディスクに記録されているとする。
【0140】この情報復号化再生装置100fは、上記
実施の形態1の情報復号化再生装置100aと同様、情
報読取部100f1と、信号再生部100f2と、補助
情報処理部100f3と、制御部100f4とを備えて
いる。ここで、上記情報読取部100f1は、上記実施
の形態1の情報復号化再生装置100aにおけるものと
同一構成となっている。
【0141】そして、本実施の形態6では、上記信号再
生部100f2は、上記実施の形態1のシステムデコー
ダ105に代えて、制御部100f4からの制御信号に
基づいて、読出信号処理回路104からのプログラムス
トリームから、ビデオストリーム,オーディオストリー
ム,及び字幕ストリームを分離するシステムデコーダ1
05fを有している。またこの信号再生部100f2
は、ビデオデコーダ106及びオーディオデコーダ10
7の他に、字幕ストリームを制御部100f4からの制
御信号に基づいてデコードする字幕デコーダ106fを
有している。ここでは、上記ビデオデコーダ106は、
制御部からの操作信号に基づいて、上記9チャンネルの
画像データの1つを選択可能となっており、上記字幕デ
コーダ106aは、制御部からの操作信号に基づいて、
上記32チャンネルの字幕データの1つを選択可能とな
っている。ここで、各チャンネルの字幕データは、例え
ば各国の言語に対応するものとなっている。その他の構
成は、上記実施の形態1の信号再生部100a2と同一
の構成となっている。
【0142】また、本実施の形態6では、上記補助情報
処理部100f3は、上記実施の形態1の補助情報処理
部100a3における補助情報抽出回路108に代え
て、上記信号再生部100f2における読出信号処理回
路104から供給される補助情報のうちの許可年月情報
をその他の補助情報と区分して出力する補助情報抽出回
路108fを有している。ここで、上記許可年月情報
は、図15に示すように、音声に対する再生を許可する
年月情報4000と、第1〜第9の各チャンネルの画像
情報に対する再生を許可する年月情報4100〜490
0とからなる複合許可年月情報である。
【0143】つまり、上記音声許可年月情報4000
は、8つの地域(第1〜第8の地域)に対応する地域別
許可年月情報4001〜4008からなり、各地域別許
可年月情報には各々16ビットが割り当てられて、合計
128ビットで表現されることとなる。即ち、1つの地
域について、再生が許可される年は12ビットで表さ
れ、再生が許可される月は4ビットで表されている。
【0144】また、第1〜第9の各チャンネルに対応す
る画像許可年月情報4100〜490の各々を構成する
8つの地域別許可年月情報4101〜4108,・・
・,4901〜4908には、各々16ビットが割り当
てられて、全てのチャンネルの画像許可年月情報は合計
128ビット×9チャンネルで表現されている。つま
り、1つのチャンネルに対応する画像許可年月情報を構
成する1つの地域別許可年月情報については、再生が許
可される年は12ビットで表され、再生が許可される月
は4ビットで表されている。
【0145】また、上記補助情報処理部100f3は、
上記読出信号処理回路104から供給される補助情報の
うちの音声許可年月情報、及び各チャンネルの画像許可
年月情報を、その他の補助情報と分けて出力する補助情
報抽出回路108fと、上記各地域のうちの所定の地域
に対応する地域コードが予め設定された地域コードレジ
スタ110と、各地域別に設定された音声許可年月情報
の中から、該地域コードレジスタ110に設定された地
域に対応する許可年月情報を選択して格納する音声許可
年月レジスタ109dと、外部操作信号Cmにより選択
された1つのチャンネルに対応した画像許可年月情報を
構成する8つの地域別画像許可年月情報から、該地域コ
ードレジスタ110に設定された地域コードに対応する
地域別画像許可年月情報を選択して格納する画像許可年
月レジスタ109cとを有している。
【0146】さらに、上記補助情報処理部100f3
は、基準時刻からの経過時間を計測する時計回路111
と、上記制御部100f4からの制御信号に基づいて、
該時計回路111の基準時刻を設定する時刻設定回路1
12と、該時計回路111の出力と音声許可年月レジス
タ109dの出力とを受け、現在の時刻と許可年月とを
比較する音声比較回路113bと、該時計回路111の
出力と画像許可年月レジスタ109cの出力とを受け、
現在の時刻と許可年月とを比較する画像比較回路113
aとを有している。
【0147】上記制御部100f4は、上記両比較回路
113a,113bの出力、及び上記補助情報抽出回路
108fにより抽出された補助情報における、上記音声
許可年月情報及び各チャンネル別画像許可年月情報以外
の補助情報、並びに、外部からの操作信号Cmに基づい
て、上記光ピックアップ駆動回路103、各デコーダ1
05〜107、再生制限回路119,120、画像許可
年月レジスタ109c、及び時刻設定回路112に制御
信号を出力するシステムコントローラ114と、通信回
線118を介して行われる本情報復号化再生装置100
fのシステムコントローラ114と他の情報処理装置と
の通信を制御する通信回線制御回路115とを有してい
る。
【0148】次に動作について説明する。本実施の形態
6の情報復号化再生装置100fにおいても、上記信号
読取部100f1の動作は、上記実施の形態1の情報復
号化再生装置100aのものと全く同一である。また、
信号再生部100f2は上記ビデオデコーダ106及び
字幕デコーダ106aでは、チャンネルの切替が可能で
ある点のみ上記実施の形態1のものと異なる。
【0149】そして、読出信号処理回路104から出力
される補助情報が補助情報抽出回路108fに供給され
ると、該補助情報抽出回路108fでは、上記補助情報
から上記音声許可年月情報及びチャンネル別画像許可年
月情報が抽出される。
【0150】すると、上記音声許可期間レジスタ109
dでは、入力される各地域の音声許可年月情報のうち、
地域コードレジスタ110で指定された地域の許可年月
情報のみを選択して保持する。また、画像許可期間レジ
スタ109cでは、9つのチャンネル別画像許可年月情
報から、外部操作信号により設定されたチャンネルに対
応するチャンネル別許可年月情報を選択し、さらに該選
択されたチャンネル別許可年月情報から、地域コードレ
ジスタ110で指定された地域の許可年月情報を選択し
て保持する。このとき、その他の補助情報はシステムコ
ントローラ114に送られ、必要に応じて各種制御等に
用いられる。
【0151】そして、上記音声比較回路113bでは、
音声許可年月レジスタ109dの出力と時計回路111
の出力とが比較され、画像比較回路113aでは、画像
許可年月レジスタ109cの出力と時計回路111の出
力とが比較される。上記各比較回路113a,113b
では、レジスタの出力より時計回路111の出力(年月
時)の方が大きい場合は、Highレベルの信号が出力
され、逆の場合にはLowレベルの信号が出力される。
【0152】システムコントローラ114では、上記各
比較回路113a,113bの出力に基づいて、画像デ
ータ及び音声データの再生が制限されるよう画像再生制
限回路119及び音声再生制限回路120を制御する。
つまり、システムコントローラ114では、音声比較回
路113bからの信号がHighレベルなら、音声デー
タに対する再生禁止の処理が行われ、逆に該比較回路1
13bからの信号がLowレベルなら、音声データの再
生許可の処理が行われるよう各部を制御する。
【0153】また、画像比較回路113aからの信号が
Highレベルなら、画像データに対する再生禁止の処
理が行われ、逆に該比較回路113aからの信号がLo
wレベルなら、画像データの再生許可の処理が行われる
よう各部を制御する。この場合も、画像データの再生禁
止の動作および再生許可の動作、時計回路111の時刻
設定動作等については実施の形態1〜3と同様である。
また、音声データの再生禁止動作としては、ノイズをオ
ーディオデコーダの出力に重畳して出力する動作を行
う。
【0154】このような構成の本実施の形態6では、光
ディスクから読み取られた記録情報から、8つの地域別
音声許可年月情報と、それぞれ8つの地域別許可年月情
報からなる9つのチャンネル別画像許可年月情報とを抽
出する補助情報抽出回路108fと、指定地域コードに
対応する音声許可年月情報を、上記抽出した8つの地域
別許可年月情報から選択して保持する音声許可年月レジ
スタ109dと、指定地域コードに対応しかつユーザが
選択したチャンネルに対応する地域別画像許可年月情報
を、上記9つのチャンネル別画像許可年月情報から選択
して保持する画像許可年月レジスタ109cとを備え、
現在の年月と、該選択された画像,音声許可年月情報の
示す年月との比較によって、光ディスクから読み出され
た画像及び音声データの再生制限を、画像と音声とで別
々に行うようにしたので、光ディスク等のメディアに記
録された画像データと音声データの再生制限を地域別
に、かつ画像と音声とで独立して行うことが可能とな
る。また、画像データについては、9つのチャンネルに
対応する画像情報のうちユーザが選択したチャンネルの
画像情報について、地域別の再生制限を行うことができ
る。これにより映画等のソフトウエアの利用制限を、各
地域での販売時期に合わせて種々の形態でもって行うこ
とができる。
【0155】なお、上記実施の形態6では、補助情報の
記録フォーマットとして、図15に示すように、音声に
対する第1〜第8の地域に対する許可年月情報は1まと
まりとして記録し、画像に対する第1〜第8の地域に対
する許可年月情報は1チャンネル毎にまとめて記録した
ものを示したが、許可年月情報の記録フォーマットはこ
れに限るものではない。
【0156】例えば、画像及び音声データに対する許可
年月情報は、図16に示すように、第1〜第8の地域毎
にまとめて第1〜第8の地域複合許可年月情報5100
〜5800として記録するようにしてもよい。つまり、
各地域に対応する音声許可年月情報5110,・・・,
5810と、対応する地域の第1〜第9のチャンネルに
対応する画像許可年月情報5101〜5109,・・
・,5801〜5809とを1つにまとめて記録するよ
うにしてもよい。
【0157】図17及び図18は、本発明の実施の形態
6の変形例による情報復号化再生装置の構成を説明する
ためのブロック図、及びデータのフォーマット図であ
る。図において、100ffは本実施の形態6の変形例
による情報復号化再生装置であり、この装置100ff
の補助情報処理部100f33は、上記実施の形態6の
補助情報処理部100f3における画像許可年月レジス
タ109cに代えて、外部操作信号Cmにより選択され
た1つのチャンネルに対応した字幕許可年月情報を構成
する8つの地域別字幕許可年月情報から、該地域コード
レジスタ110に設定された地域コードに対応する地域
別字幕許可年月情報を選択して格納する字幕許可年月レ
ジスタ109c1を有している。
【0158】ここで、上記許可年月情報は、図18に示
すように、音声に対する再生を許可する年月情報433
0と、第1〜第32の各チャンネルの字幕情報に対する
再生を許可する年月情報4100a〜4320aとから
なる複合許可年月情報である。
【0159】つまり、上記音声許可年月情報4330
は、8つの地域(第1〜第8の地域)に対応する地域別
許可年月情報4331〜4338からなり、各地域別許
可年月情報には各々16ビットが割り当てられて、合計
128ビットで表現されることとなる。即ち、1つの地
域について、再生が許可される年は12ビットで表さ
れ、再生が許可される月は4ビットで表されている。
【0160】また、第1〜第32の各チャンネルに対応
する字幕許可年月情報4100a,・・・,4320a
の各々を構成する8つの地域別許可年月情報4101a
〜4108a,・・・,4321a〜4328aには、
各々16ビットが割り当てられて、全てのチャンネルの
字幕許可年月情報は合計128ビット×32チャンネル
で表現されている。つまり、1つのチャンネルに対応す
る字幕許可年月情報を構成する1つの地域別許可年月情
報については、再生が許可される年は12ビットで表さ
れ、再生が許可される月は4ビットで表されている。
【0161】その他の構成は上記実施の形態6の情報復
号化再生装置100fと同一である。このような構成の
本実施の形態6の変形例では、光ディスクから読み取ら
れた記録情報から、8つの地域別音声許可年月情報と、
それぞれ8つの地域別許可年月情報からなる32のチャ
ンネル別字幕許可年月情報とを抽出する補助情報抽出回
路108fと、指定地域コードに対応する音声許可年月
情報を、上記抽出した8つの地域別許可年月情報から選
択して保持する音声許可年月レジスタ109dと、指定
地域コードに対応しかつユーザが選択したチャンネルに
対応する地域別字幕許可年月情報を、上記32のチャン
ネル別字幕許可年月情報から選択して保持する字幕許可
年月レジスタ109c1 とを備え、現在の年月と、該選
択された字幕,及び音声許可年月情報の示す年月との比
較によって、光ディスクから読み出された字幕及び音声
データの再生を、字幕と音声とで別々に制限するように
したので、光ディスク等のメディアに記録された字幕デ
ータと音声データの再生制限を地域別に、かつ字幕と音
声とで独立して行うことが可能となる。また、字幕デー
タについては、32のチャンネルに対応する字幕データ
のうちユーザが選択したチャンネルの字幕データについ
て、地域別の再生制限を行うことができる。これにより
映画等のソフトウエアの利用制限を、各地域での販売時
期に合わせて種々の形態でもって行うことができる。
【0162】実施の形態7.図19は、本発明の実施の
形態7による情報復号化再生装置の構成を示すブロック
図である。図において、100gは本実施の形態7によ
る情報復号化再生装置であり、上記実施の形態1の装置
100aと同様、光ディスク101に圧縮して記録され
ている画像情報及び音声情報を復号化して再生するもの
である。
【0163】この情報復号化再生装置100gは、上記
実施の形態1の情報復号化再生装置100aと同様、情
報読取部100g1と、信号再生部100g2と、補助
情報処理部100g3と、制御部100g4とを備えて
いる。ここで、上記情報読取部100g1は、上記実施
の形態1の情報復号化再生装置100aにおけるものと
同一構成となっている。また、信号再生部100g2
は、上記画像再生制限回路119を、ビデオデコーダ1
06からの復号化ビデオデータに対するコピーを制限す
る場合は、該復号化ビデオデータにコピーガード用信号
を重畳したものを画像データとして出力し、ビデオデコ
ーダ106からの復号化ビデオデータに対するコピーを
制限しない場合は、該復号化ビデオデータをそのまま画
像データとして出力する構成としている点のみ上記実施
の形態1と異なっている。
【0164】そして、この実施の形態7では、上記補助
情報処理部100g3は、上記実施の形態1の補助情報
処理部100a3における補助情報抽出回路108に代
えて、上記信号再生部100g2における読出信号処理
回路104から供給される補助情報のうちのコピー禁止
時期情報,つまり画像データのコピーを発売年月からど
れだけの期間にわたって禁止するかを示す時期情報を、
その他の補助情報と区分して出力する補助情報抽出回路
108gを有している。
【0165】図20(a) は上記コピー禁止時期情報のフ
ォーマットの一例を示している。図に示すように、8つ
の地域(第1〜第8の地域)の各々に対応するコピー禁
止時期情報301g〜308gは、これらの各々に24
ビット(8ビット×3)が割り当てられて、合計192
ビットで表現されている。具体的には、上記コピー禁止
時期情報は、発売年月情報とコピー禁止期間情報とから
なり、発売年月情報の年は12ビットで、その月は4ビ
ットで表されている。また、コピー禁止期間情報は、年
単位で8ビットが割り当てられている。従って、図20
(b) に示すようにコピー禁止期間情報をコード化する
と、コード0には禁止期間なしを、コード1〜254に
は禁止期間1年〜254年を、コード255には永久に
コピーを禁止することを示す情報を割り当てることがで
きる。
【0166】また、上記補助情報処理部100g3は、
上記各地域のうちの所定の地域に対応する地域コードが
予め設定された地域コードレジスタ110と、上記補助
情報抽出回路108gにより抽出される各地域別に設定
されたコピー禁止時期情報から、該地域コードレジスタ
110に設定された地域に対応するコピー禁止時期情報
を、発売年月情報及びコピー禁止期間情報として格納す
るコピー禁止時期レジスタ109gと、該レジスタに格
納された発売年月情報及びコピー禁止期間情報を加算す
る加算回路904gとを有している。
【0167】さらに、上記補助情報処理部100g3
は、上記実施の形態1と同一構成の時計回路111及び
時刻設定回路112とともに、該時計回路111の出力
と加算回路904gの出力とを受け、現在の時刻と許可
年月とを比較する比較回路905gを有している。
【0168】上記制御部100g4は、上記比較回路9
05gの出力、及び上記補助情報抽出回路108gによ
り抽出された補助情報の中の、上記コピー禁止時期情報
以外の補助情報、並びに、外部からの操作信号Cmに基
づいて、上記光ピックアップ駆動回路103、各デコー
ダ105〜107、再生制限回路119,120、及び
時刻設定回路112に制御信号を出力するシステムコン
トローラ114と、通信回線118を介して行われる本
情報復号化再生装置100gのコントローラ114と他
の情報処理装置との通信を制御する通信回線制御回路1
15とを有している。そして、この実施の形態7では、
上記再生制限処理として、上記比較回路905gの比較
結果に基づいて上記画像再生制限回路119にてビデオ
デコーダの出力にコピーガード用信号を重畳する処理が
行われるようになっている。
【0169】次に動作について説明する。本実施の形態
7の情報復号化再生装置100gにおいても、上記信号
読取部100g1及び信号再生部100g2の基本的な
動作は、上記実施の形態1の情報復号化再生装置100
aのものと全く同一である。
【0170】この実施の形態7では、上記読出信号処理
回路104から出力される補助情報が補助情報抽出回路
108gに供給されると、上記補助情報抽出回路108
gでは、上記補助情報から上記コピー禁止時期情報がそ
の他の補助情報とは分離して抽出される。
【0171】すると、上記コピー禁止時期レジスタ10
9gでは、入力される各地域のコピー禁止時期情報のう
ち、地域コードレジスタ110で指定された地域のコピ
ー禁止時期情報のみを選択して保持する。このとき、そ
れら以外の補助情報はシステムコントローラ114に送
られ、必要に応じて各種制御等に用いられる。
【0172】そして、加算回路904gでは、該レジス
タにコピー禁止時期情報として格納された発売年月情報
及びコピー禁止期間情報が加算される。上記比較回路9
05gでは、加算回路904gの出力と時計回路111
の出力とが比較される。上記比較回路905gでは、加
算回路904gの出力より時計回路111の出力(年月
時)の方が大きい場合は、Highレベルの信号が出力
され、逆の場合にはLowレベルの信号が出力される。
【0173】システムコントローラ114では、上記比
較回路905gの出力に基づいて、ビデオデコーダの出
力にコピーガード用信号を重畳する動作が行われるよう
画像再生制限回路119を制御する。つまり、システム
コントローラ114では、比較回路905gからの信号
がHighレベルなら、画像データに対するコピーガー
ド用信号の重畳処理が行われ、逆に該比較回路905g
からの信号がLowレベルなら、画像データに対するコ
ピーガード用信号の重畳処理が行われないよう上記画像
再生制限回路119を制御する。
【0174】このような構成の本実施の形態7では、記
録情報から抽出される補助情報のうちの各地域毎に設定
されたコピー禁止時期情報,つまり画像データのコピー
を発売年月からどれだけの期間にわたって禁止するかを
示す情報を抽出する補助情報抽出回路108gと、抽出
した各地域に対応するコピー禁止時期情報から、設定さ
れている地域コードに対応するコピー禁止時期情報を選
択するコピー禁止時期レジスタ109gとを備え、現在
の年月が該コピー禁止時期情報が示すコピー禁止期間内
に含まれるか否かによって、ビデオデコーダの出力に対
するコピーガード用信号の重畳処理を制御するようにし
たので、光ディスク等のメディアに記録された画像デー
タのコピーを地域別に所定期間の間禁止することがで
き、これにより映画等のソフトウエアの利用制限を、よ
り多様な形態で行うことが可能となる。
【0175】なお、上記実施の形態7では、画像データ
のコピー制限について説明したが、記録情報に対するコ
ピー制限は、音声データのコピー制限であってもよく、
この場合、音声データにコピーガード用信号を重畳する
等の方法により音声データに対するコピー制限処理を実
現できる。
【0176】実施の形態8.図21は、本発明の実施の
形態8による情報復号化再生装置の構成を示すブロック
図である。図において、100hは本実施の形態8によ
る情報復号化再生装置であり、この情報復号化再生装置
100hは、上記実施の形態7の装置100gと同様、
光ディスク101に圧縮して記録されている画像情報及
び音声情報を復号化して再生する、また、この実施の形
態においても、上記情報復号化再生装置100hは、コ
ピー禁止期間を地域別に設定可能な構成となっている。
【0177】この情報復号化再生装置100hは、上記
実施の形態7の情報復号化再生装置100gと同様、情
報読取部100h1と、信号再生部100h2と、補助
情報処理部100h3と、制御部100h4とを備えて
いる。ここで、上記情報読取部100h1,信号再生部
100h2,及び制御部100h4は、上記実施の形態
7の情報復号化再生装置100gにおけるものと同一構
成となっている。
【0178】そして、この実施の形態8では、上記補助
情報処理部100h3は、上記実施の形態7の補助情報
処理部100g3における補助情報抽出回路108gに
代えて、上記信号再生部100h2における読出信号処
理回路104から供給される補助情報を受け、該補助情
報からコピー禁止期間情報,つまり画像データのコピー
を発売年月からどれだけの期間にわたって禁止するかを
示す年月情報1000a、及び第1〜第8の各地域毎に
設定された発売年月情報1001〜1008を、その他
の補助情報と区分して出力する補助情報抽出回路108
hを有している。
【0179】図22は上記コピー禁止期間情報及び各地
域の発売年月情報のフォーマットの一例を示している。
図に示すように、各地域に共通なコピー禁止期間情報1
000aには、上位及び下位のそれぞれに8ビットづつ
割り当てられており、また第1〜第8の各地域に対応す
る発売年月情報には16ビットが割り当てられている。
つまりそれぞれ発売年月情報の年は12ビットで、その
月は4ビットで表されている。ここでコピー禁止期間情
報は、1時間単位で表すようにしているので、0時間〜
65535時間(=約2730日)の範囲で期間の設定
が可能である。
【0180】さらに、上記補助情報処理部100h3
は、上記各地域のうちの所定の地域に対応する地域コー
ドが予め設定された地域コードレジスタ110と、上記
補助情報抽出回路108hにより抽出されるコピー禁止
期間情報を格納するコピー禁止期間レジスタ109h
と、各地域に対応する発売年月情報から、上記設定され
た地域コードに基づいて所定の地域の発売年月情報を選
択して格納する発売年月レジスタ903と、該両レジス
タに格納された発売年月情報及びコピー禁止期間情報を
加算する加算回路905gとを有している。
【0181】さらに、上記補助情報処理部100h3
は、上記実施の形態7と同一構成の時計回路111及び
時刻設定回路112とともに、該時計回路111の出力
と加算回路905gの出力とを受け、現在の時刻と許可
年月とを比較する比較回路905gを有している。そし
て上記制御部100h4は、上記実施の形態7の制御部
100g4と全く同一構成となっている。
【0182】次に動作について説明する。本実施の形態
8の情報復号化再生装置100hにおいても、上記信号
読取部100h1及び信号再生部100h2の動作は、
上記実施の形態1の情報復号化再生装置100aのもの
と全く同一である。
【0183】この実施の形態8では、上記読出信号処理
回路104から出力される補助情報が補助情報抽出回路
108hに供給されると、上記補助情報抽出回路108
hでは、上記補助情報から上記コピー禁止情報1000
a及び発売年月情報1001〜1008がその他の補助
情報とは分離して抽出される。
【0184】すると、上記コピー禁止期間レジスタ10
9hには、コピー禁止期間情報1000aが格納され、
上記発売年月レジスタ903には、各地域に対応する発
売年月情報のうち、地域コードレジスタ110で指定さ
れた地域の発売年月情報が選択されて保持される。この
とき、それら以外の補助情報はシステムコントローラ1
14に送られ、必要に応じて各種制御等に用いられる。
【0185】そして、加算回路904g及び比較回路9
05gでは、上記実施の形態7と同様に動作が行われ
る。システムコントローラ114は、上記比較回路90
5gの出力に基づいて、ビデオデコーダ106の出力に
コピーガード用信号を重畳する動作が制限されるよう画
像再生制限回路119を制御する。つまり、システムコ
ントローラ114は、加算回路905gからの信号がH
ighレベルなら、画像データに対するコピーガード用
信号の重畳処理が行われ、逆に該加算回路905gから
の信号がLowレベルなら、画像データに対するコピー
ガード用信号の重畳処理が行われないよう上記画像再生
制限回路119を制御する。
【0186】このような構成の本実施の形態8では、記
録情報から抽出される補助情報のうちの各地域毎に設定
された発売年月情報、及び各地域に共通するコピー禁止
期間情報、つまり画像データのコピーを発売年月からど
れだけの期間にわたって禁止するかを示す年月情報を抽
出する補助情報抽出回路108hと、抽出した各地域に
対応する発売年月情報から、設定されている地域コード
に対応する発売年月情報を選択する発売年月レジスタ9
03とを備え、現在の年月が該コピー禁止期間内に含ま
れるか否かによって、ビデオデコーダの出力に対するコ
ピーガード用信号の重畳処理を制御するようにしたの
で、光ディスク等のメディアに記録された画像データの
コピーを地域別に所定期間の間禁止することができ、こ
れにより映画等のソフトウエアの利用制限を、より多様
な形態で行うことが可能となる。
【0187】なお、上記各実施の形態では、8つの地域
を定義し、ソフトウエア供給の対象となる市場領域を国
を基準として区分して、上記定義した所定の地域に属す
るものとしたが、定義する地域の個数や市場領域を区分
する基準は、上記実施の形態で示したものに限定される
ものではない。また、補助情報中の各時期情報に割り当
てたビット数についても上記各実施の形態で示したもの
に限らず、必要に応じて増減させることが可能である。
【0188】また、上記各実施の形態では、タイトル単
位で補助情報を付加するようにしたが、必要に応じても
っと大きな単位で補助情報を付加してもよい。例えば、
複数のタイトルに共通する概念によりタイトルをグルー
プ分けして該グループ毎に補助情報を付加しても良い。
また、タイトル単位よりもっと小さい単位で補助情報を
付加しても良い。例えば、1つのタイトルに対応する記
録情報を複数の部分に分割し、その一部に対しては、実
施の形態1〜3で説明したように所定期間の再生禁止を
行い、別の一部に対しては実施の形態4で説明したよう
に所定の期間だけ試行的に再生を許可するようにしても
良い。
【0189】さらに、上記各実施の形態では、ファイル
管理情報により、補助情報の光ディスク上での記録位置
を特定可能とし、該補助情報を補助情報抽出回路により
抽出するようにしたが、例えば、画像データ等と同様
に、MPEG2に基づくシステムストリームに、補助情
報が画像及び音声データ以外のデータであることを示す
ヘッダ情報を付加挿入し、このヘッダ情報に基づいてシ
ステムデコーダにより補助情報を抽出するようにしても
よい。
【0190】また、上記各実施の形態においては、画像
データおよび音声データの圧縮方式がMPEG2である
場合を例にとって説明したが、データ圧縮方式は、MP
EG方式に限らず他の圧縮方式でもよい。
【0191】また、上記各実施の形態では、記録情報は
圧縮処理を施したものとしたが、これは圧縮処理を施し
ていないものでもよい。特に、音声データについては、
画像データに比べて情報量が少ないため非圧縮で記録す
るもの、画像データについては、ビデオディスクなどに
FM変調などで記録された非圧縮の画像情報も考えられ
る。これらの情報についても上記各実施の形態で示した
ものと同様な再生制限を実施可能である。
【0192】さらに、光ディスク等の情報記録媒体に記
録されている情報は、画像情報,字幕情報,音声情報に
限定されるものではなく、ゲームソフトや事務分野で使
用されるコンピュータソフト等のプログラムを記録した
ものであってもよく、画像や音声情報と同様に上記再生
制限を実施可能である。
【0193】さらに各実施の形態では、記録媒体が光デ
ィスクである場合について説明したが記録媒体は光ディ
スクに限定されず、本発明は、磁気記録再生原理やその
他の原理により情報を記録した記録媒体、カードやテー
プなどのディスク状以外の記録媒体に対しても応用でき
ることは自明である。
【0194】
【発明の効果】本発明 (請求項1) に係る情報再生装置
によれば、情報記録媒体に記録されている、主情報の再
生を制御するための補助情報から、上記主情報の一部ま
たは全部に対して、再生制限を行うための再生制限情報
を抽出する再生制限情報抽出手段を備え、該再生制限情
報が示す再生制限の態様でもって、上記主情報の再生制
限を行うようにしたので、光ディスク等の情報記録媒体
に記録された、再生による利用が可能な情報に対する再
生制限を、所要の態様でもって行うことができ、これに
より映画やコンピュータプログラム等のソフトウエアの
利用制限を実現することができる。
【0195】この発明(請求項2)によれば、請求項1
記載の情報再生装置において、上記再生制限情報を、予
め定義した複数の地域の各々に対応する、該各地域に応
じた所定の態様でもって上記再生制限を行うための複数
の地域別再生制限情報を含むものとし、上記再生制限情
報抽出手段を、指定された地域に対応する地域別再生制
限情報を、上記再生制限情報を構成する複数の地域別再
生制限情報の中から選択する構成としたので、光ディス
ク等の情報記録媒体に記録された、再生による利用が可
能な情報に対する再生制限を、地域別に行うことがで
き、これにより映画やコンピュータプログラム等のソフ
トウエアの利用制限を、地域に応じて行うことができ
る。
【0196】この発明(請求項3)によれば、請求項1
記載の情報再生装置において、上記再生制限情報を、設
定された時期情報を含み、該時期情報が示す年月を基準
として上記再生制限の態様を定めたものとし、上記再生
制限情報が示す年月と現在の年月との比較を行うように
したので、ソフトウエアの発売時期やそのタイトルの公
開時期を基準として、映画やコンピュータプログラム等
のソフトウエアの利用制限を行うことができる。
【0197】この発明(請求項4)によれば、請求項2
記載の情報再生装置において、上記各地域別再生制限情
報を、対応する地域にて主情報の再生が許可される時期
を定めたものとしたので、ソフトウエアの利用開始時期
を各地域毎に別々に設定することができる。
【0198】この発明(請求項5)によれば、請求項2
記載の情報再生装置において、上記再生制限情報を、上
記複数の地域別再生制限情報に加えて、上記主情報が記
録された情報記録媒体の発売時期を示す発売時期情報を
含むものとし、上記各地域別再生制限情報を、上記主情
報の再生を禁止する再生禁止期間の長さを、対応する地
域に応じて定めた禁止期間情報としたので、ソフトウエ
アの発売後にその利用が解禁される時期を、地域毎に別
々に設定することができる。
【0199】この発明(請求項6)によれば、請求項2
記載の情報再生装置において、上記各地域別再生制限情
報を、上記主情報の一部または全部が公開される、対応
する地域における公開時期を示す公開時期情報とし、上
記再生制限情報を、上記各地域に対応した公開時期情報
とともに、上記主情報の再生を禁止する再生禁止期間を
示す禁止期間情報を含むものとしたので、ソフトウエア
の公開後に、ソフトウエアの利用が解禁される時期を、
各地域毎に設定することができる。
【0200】この発明(請求項7)によれば、請求項2
記載の情報再生装置において、上記各地域別再生制限情
報を、上記主情報の一部または全部の再生が許可され
る、対応する地域における再生許可時期を示す再生許可
時期情報とし、上記再生制限情報を、上記各地域に対応
した再生許可時期情報とともに、上記主情報の再生許可
状態を継続する許可継続期間を示す許可継続期間情報を
含むものとしたので、上記主情報に対する再生許可期間
の終了時期を、各地域毎に設定することができる。
【0201】この発明(請求項8)によれば、請求項3
記載の情報再生装置において、上記時計手段の基準時刻
を設定するための時刻設定手段と、通信回線を介して外
部の情報源から上記基準時刻として時刻情報を得るため
の通信回線制御手段とを備えたので、何らかの原因で時
計手段としての時計回路の基準時刻が狂ってしまった場
合でも、これを修正することができる。
【0202】この発明(請求項9)によれば、請求項1
ないし8のいずれかに記載の情報再生装置において、上
記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情報
のうちの少なくとも画像情報を含むものとし、上記再生
制限手段を、上記主情報の再生制限処理として、読みだ
された画像情報による表示画像の画質が劣化するよう、
該画像情報の再生制限処理を行う構成としたので、画像
情報としてのソフトウエアの利用制限を、該画像情報に
よる表示画像の画質を劣化させることにより実現するこ
とができる。
【0203】この発明(請求項10)に係る情報再生装
置によれば、情報記録媒体から読み取られた主情報の一
部または全部に対するコピー制限を行うためのコピー制
限情報を、情報記録媒体から読み取られた補助情報から
抽出する再生制限情報抽出手段と、上記コピー制限情報
に基づいて、上記主情報に対するコピー制限を行うか否
かを判定するコピー制限判定手段とを備え、上記読み出
された主情報の一部または全部に対するコピー制限を、
該コピー制限判定手段で判定した結果に応じて行うよう
にしたので、画像あるいは音声情報としてのソフトウエ
アの利用制限を、該画像情報や音声情報のコピーガード
という形態でもって実現することができる。
【0204】この発明(請求項11)によれば、請求項
10記載の情報再生装置において、上記コピー制限手段
を、上記読み出された主情報に対して、これをコピーし
た複写情報による画像再生あるいは音声再生が正常に行
われないようにするコピーガード処理を施す再生動作
を、上記主情報のコピー制限処理として行う構成とした
ので、画像情報や音声情報のコピーガードという形態で
のソフトウエアの利用制限を簡単な構成により実現でき
る。例えば、読み出された画像情報及び音声情報の少な
くとも一方の情報に対してコピーガード用信号を重畳す
るといった既存の構成を用いて、コピー制限処理を行う
ことができる。
【0205】この発明(請求項12)によれば、請求項
1記載の情報再生装置において、上記再生の対象となる
主情報を、画像情報および音声情報のうちの少なくとも
画像情報として、複数のチャンネルに対応したチャンネ
ル別画像情報を含むものとし、上記再生制限情報を、上
記チャンネル別画像情報に対する再生制限を行うため
の、複数のチャンネルに対応した複数のチャンネル別制
限情報からなる画像再生制限情報を含むものとしたの
で、各チャンネルの画像情報に対する再生制限を、チャ
ンネル別に行うことが可能となり、画像情報に関するソ
フトウエアの内容に対する利用制限をきめ細かく行うこ
とができる。
【0206】この発明(請求項13)によれば、請求項
12記載の情報記録媒体において、上記各チャンネル別
制限情報を、予め定義した複数の地域の各々に対応す
る、該各地域に応じた所定の態様でもって上記再生制限
を行うための複数の地域別再生制限情報から構成し、指
定された地域に対応する地域別再生制限情報を、上記チ
ャンネル別制限情報を構成する複数の地域別再生制限情
報の中から選択し、選択されたチャンネル別画像情報に
対する再生制限を、該選択された地域別再生制限情報に
基づいて行うようにしたので、各チャンネルの画像情報
に対する再生制限を、チャンネル別かつ地域別に行うこ
とが可能となり、画像情報に関するソフトウエアの内容
に対する利用制限をよりきめ細かく行うことができる。
【0207】この発明(請求項14)によれば、請求項
1記載の情報再生装置において、上記再生の対象となる
主情報を、映画の画像情報、映画の字幕情報および映画
の音声情報を含み、該字幕情報が、複数のチャンネルに
対応した翻訳言語の異なる言語別字幕情報からなる構成
とし、上記再生制限情報を、上記言語別字幕情報に対す
る再生制限を行うための字幕再生制限情報を含む構成と
したので、映画等のソフトウエアの利用制限を、該字幕
情報の再生制限という形態でもって実現することができ
る。また、上記字幕再生制限情報が、複数のチャンネル
に対応した複数のチャンネル別制限情報からなり、かつ
該各チャンネル別制限情報が、予め定義した複数の地域
の各々に対応する、該各地域に応じた所定の態様でもっ
て上記再生制限を行うための複数の地域別再生制限情報
からなるので、各チャンネルの字幕情報に対する再生制
限を、チャンネル別かつ地域別に行うことが可能とな
り、字幕情報の再生制限によるソフトウエアの利用制限
をよりきめ細かく行うことができる。
【0208】この発明(請求項15)によれば、請求項
1ない8のいずれかに記載の情報再生装置において、上
記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情報
のうちの少なくとも音声情報を含むものとし、上記再生
制限手段を、上記主情報の再生制限処理として、読みだ
された音声情報による再生音声の音質が劣化するよう、
該音声情報の再生処理を行う構成としたので、音声情報
としてのソフトウエアの利用制限を、該再生音声の音質
を劣化させることにより実現することができる。
【0209】この発明(請求項16)によれば、請求項
1記載の情報再生装置において、上記再生の対象となる
主情報を、画像情報および音声情報のうちの少なくとも
音声情報として、複数のチャンネルに対応したチャンネ
ル別音声情報を含むものとし、上記再生制限情報を、上
記チャンネル別音声情報に対する再生制限を行うため
の、複数のチャンネルに対応した複数のチャンネル別制
限情報からなる音声再生制限情報を含むものとしたの
で、各チャンネルの音声情報に対する再生制限を、チャ
ンネル別に行うことが可能となり、音声情報に関するソ
フトウエアの内容に対する利用制限をきめ細かく行うこ
とができる。。
【0210】この発明(請求項17)によれば、請求項
16記載の情報記録装置において、上記各チャンネル別
制限情報を、予め定義した複数の地域の各々に対応す
る、該各地域に応じた所定の態様でもって上記再生制限
を行うための複数の地域別再生制限情報から構成し、指
定された地域に対応する地域別再生制限情報を、上記チ
ャンネル別制限情報を構成する複数の地域別再生制限情
報の中から選択し、該選択されたチャンネルに対応する
チャンネル別音声情報に対する再生制限を、該選択され
た地域別再生制限情報に基づいて行うようにしたので、
各チャンネルの音声情報に対する再生制限を、チャンネ
ル別かつ地域別に行うことが可能となり、音声情報に関
するソフトウエアの内容に対する利用制限をよりきめ細
かく行うことができる。
【0211】この発明(請求項18)によれば、請求項
1ないし8のいずれかに記載の情報再生装置において、
上記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情
報のうちの少なくとも一方を含むものとし、上記再生制
限手段を、上記主情報の再生制限処理として、読みださ
れた画像情報及び音声情報の少なくとも一方の一部また
は全部に対する再生出力動作を停止する処理を行う構成
としたので、画像情報あるいは音声情報に関するソフト
ウエアの利用制限を、該画像情報の表示を禁止したり、
音声情報の再生を禁止したりすることにより実現するこ
とができる。
【0212】この発明(請求項19)によれば、請求項
1ないし18のいずれかに記載の情報再生装置におい
て、上記再生の対象となる主情報を、圧縮符号化されて
情報記録媒体に記録された画像情報及び音声情報の少な
くとも一方を含むものとしたので、光ディスク等の情報
記録媒体に圧縮符号化して記録された、再生による利用
が可能な情報に対する再生制限を、所要の態様でもって
行うことができ、これにより映画やコンピュータプログ
ラム等に関する圧縮符号化された記録情報の利用制限を
実現することができる。
【0213】この発明(請求項20)によれば、請求項
1ないし19のいずれかに記載の情報再生装置におい
て、主情報に含まれる画像情報を表示画面上に表示する
表示装置を備え、上記再生制御手段を、上記再生制限の
種々の態様を説明するためのメッセージ情報を格納した
メッセージ記憶部を有し、上記主情報に対する再生制限
が行われているとき、このときの再生制限の態様に対応
するメーセージ情報が上記表示装置の表示画面上に表示
されるよう、上記表示装置を制御する構成としたので、
画像情報の再生中に該画像情報に対する再生制限が行わ
れているとき、その再生制限の内容をソフトウエアの利
用者に知らせることができる。
【0214】この発明(請求項21)に係る情報記録媒
体によれば、再生の対象となる主情報と、該主情報の再
生を制御するための補助情報とを記録情報として記録
し、上記補助情報を、主情報の一部または全部に対する
再生制限を行うための再生制限情報を含むものとしたの
で、再生による利用が可能な記録情報に対する再生制限
を所要の態様でもって行うことができ、これにより映画
やコンピュータプログラム等のソフトウエアの利用制限
を実現することができる。
【0215】この発明(請求項22)によれば、請求項
21記載の情報記録媒体において、上記再生制限情報
を、予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各地
域に応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うため
の複数の地域別再生制限情報を含むものとしたので、再
生による利用が可能な記録情報に対する再生制限を、地
域別に行うことができ、これにより映画やコンピュータ
プログラム等のソフトウエアの利用制限を、地域に応じ
て行うことができる。
【0216】この発明(請求項23)によれば、請求項
21記載の情報記録媒体において、上記再生制限情報
を、上記再生制限を開始する時期、該再生制限を終了す
る時期、及び再生制限を行う期間のうちの少なくとも1
つの時情報を含む再生制限時期情報としたので、上記再
生による利用が可能な記録情報に対する再生を、所定の
時期を基準として、あるいは所定の期間を限定して、禁
止したり解禁したりすることができる。
【0217】この発明(請求項24)によれば、請求項
22記載の情報記録媒体において、上記地域別再生制限
情報を、対応する地域に対して主情報の再生が許可され
る時期を定めたものとしたので、ソフトウエアの利用開
始時期を各地域毎に別々に設定することができる。
【0218】この発明(請求項25)によれば、請求項
22記載の情報記録媒体において、上記再生制限情報
を、上記複数の地域別再生制限情報に加えて、上記主情
報の発売が行われる発売時期を示す発売時期情報を含む
ものとし、上記各地域別再生制限情報を、上記発売時期
を基準として、上記主情報の再生を禁止する再生禁止期
間の長さを、対応する地域に応じて定めた禁止期間情報
としたので、ソフトウエアの発売後にその利用が解禁さ
れる時期を、地域毎に別々に設定することができる。
【0219】この発明(請求項26)によれば、請求項
22記載の情報記録媒体において、上記各地域別再生制
限情報を、対応する地域での上記主情報の一部または全
部を公開する公開時期を示す公開時期情報とし、上記再
生制限情報を、上記各地域に対応した公開時期情報とと
もに、公開時期以降上記主情報の再生を禁止する再生禁
止期間の長さを示す禁止期間情報を含むものとしたの
で、ソフトウエアの公開後に、ソフトウエアの利用が解
禁される時期を、各地域毎に設定することができる。
【0220】この発明(請求項27)によれば、請求項
22記載の情報記録媒体において、上記各地域別再生制
限情報を、上記主情報の一部または全部の再生が許可さ
れる、対応する地域における再生許可時期を示す再生許
可時期情報とし、上記再生制限情報を、上記各地域に対
応した再生許可時期情報とともに、再生許可時期以降に
上記主情報の再生許可状態を維持する再生許可継続期間
の長さを示す許可継続期間情報を含むものとしたので、
上記主情報に対する再生許可期間の終了時期を、各地域
毎に設定することができる。
【0221】この発明(請求項28)によれば、請求項
21ないし27のいずれかに記載の情報記録媒体におい
て、上記再生の対象となる主情報を、画像情報および音
声情報の少なくとも一方の情報を含むものとしたので、
画像情報あるいは音声情報に関するソフトウエアの利用
制限を、該画像情報の表示を禁止したり、音声情報の再
生を禁止したりすることにより実現することができる。
【0222】この発明(請求項29)によれば、請求項
21ないし27のいずれかに記載の情報記録媒体におい
て、上記再生の対象となる主情報を、圧縮符号化されて
記録された画像情報および音声情報の少なくとも一方の
情報を含むものとしたので、圧縮符号化して記録され
た、再生による利用が可能な情報に対する再生制限を、
所要の態様でもって行うことができ、これにより映画や
コンピュータプログラム等に関する圧縮符号化された記
録情報の利用制限を実現することができる。
【0223】この発明(請求項30)によれば、請求項
21記載の情報記録媒体において、上記再生の対象とな
る主情報を、画像情報および音声情報のうちの少なくと
も画像情報として、複数のチャンネルの各々に対応した
複数のチャンネル別画像情報を含むものとし、上記再生
制限情報を、上記画像情報に対する再生制限を行うため
の画像再生制限情報を含み、該画像再生制限情報が、複
数のチャンネルに対応した複数のチャンネル別制限情報
からなり、かつ該各チャンネル別制限情報が、予め定義
した複数の地域毎に対応する、該各地域に応じた所定の
態様でもって上記再生制限を行うための複数の地域別再
生制限情報からなる構成としたので、各チャンネルの画
像情報に対する再生制限を、チャンネル別かつ地域別に
行うことが可能となり、画像情報に関するソフトウエア
の内容に対する利用制限をよりきめ細かく行うことがで
きる。
【0224】この発明(請求項31)によれば、請求項
21記載の情報記録媒体において、上記再生の対象とな
る主情報を、画像情報および音声情報のうちの少なくと
も音声情報として、複数のチャンネルの各々に対応した
複数のチャンネル別音声情報を含むものとし、上記再生
制限情報を、上記音声情報に対する再生制限を行うため
の音声再生制限情報を含み、該音声再生制限情報が、複
数のチャンネルの各々に対応した複数のチャンネル別制
限情報からなり、かつ該各チャンネル別制限情報が、予
め定義した複数の地域毎に対応する、該各地域に応じた
所定の態様でもって上記再生制限を行うための複数の地
域別再生制限情報からなる構成としたので、各チャンネ
ルの音声情報に対する再生制限を、チャンネル別かつ地
域別に行うことが可能となり、音声情報に関するソフト
ウエアの内容に対する利用制限をよりきめ細かく行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による情報復号化再生装
置の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】上記実施の形態1の情報復号化再生装置で用い
られる光ディスクに記録された信号のフォーマットの一
例を示す図である。
【図3】上記実施の形態1における光ディスク上に記録
された補助情報のフォーマットの一例を示す図である。
【図4】上記補助情報に含まれる地域コードの一例を示
す図である。
【図5】本発明の実施の形態2による情報復号化再生装
置の構成を説明するためのブロック図である。
【図6】上記実施の形態2の情報復号化再生装置で用い
られる光ディスクに記録された補助情報のフォーマット
の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3による情報復号化再生装
置の構成を説明するためのブロック図である。
【図8】上記実施の形態3の情報復号化再生装置で用い
られる光ディスクに記録された補助情報のフォーマット
の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態4による情報復号化再生装
置の構成を説明するためのブロック図である。
【図10】上記実施の形態4の情報復号化再生装置で用
いられる光ディスクに記録された補助情報のフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態5による情報復号化再生
装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図12】上記実施の形態5の情報復号化再生装置で用
いられる光ディスクに記録された補助情報のフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図13】上記実施の形態5の情報復号化再生装置で用
いられる光ディスクに記録された補助情報のフォーマッ
トのその他の例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態6による情報復号化再生
装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図15】上記実施の形態6の情報復号化再生装置で用
いられる光ディスクに記録された補助情報のフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図16】上記実施の形態6の情報復号化再生装置で用
いられる光ディスクに記録された補助情報のフォーマッ
トのその他の例を示す図である。
【図17】上記実施の形態6の変形例による情報復号化
再生装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図18】上記実施の形態6の変形例による情報復号化
再生装置で用いられる光ディスクに記録された補助情報
のフォーマットの一例を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態7による情報復号化再生
装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図20】上記実施の形態7の情報復号化再生装置で用
いられる光ディスクに記録された補助情報のフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態8による情報復号化再生
装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図22】上記実施の形態8の情報復号化再生装置で用
いられる光ディスクに記録された補助情報のフォーマッ
トの一例を示す図である。
【符号の説明】
100a〜100h 情報復号化再生装置 100a1〜100h1 情報読取部 100a2〜100h2 信号再生部 100a3〜100h3 補助情報処理部 100a4〜100h4 制御部 101 光ディスク 102 光ピックアップ 103 光ピックアップ駆動回路 104 読出信号処理回路 105 システムデコーダ 106 ヒデオデコーダ 107 オーディオデコーダ 108,108e,108f,108g,501,70
1,901,901h補助情報抽出回路 109 許可年月レジスタ 109a,109c 画像許可年月レジスタ 109b,109d 音声許可年月レジスタ 109g コピー禁止時期レジスタ 109h コピー禁止期間レジスタ 110 地域コードレジスタ 111 時計回路 112 時刻設定回路 113,905,905g 比較回路 113a 画像比較回路 113b 音声比較回路 114 システムコントローラ 115 通信回線制御回路 118 通信回線 212 補助情報 502 ,903 発売年月レジスタ 503 ,702 禁止期間レジスタ 504 変換テーブル 505 ,704,904,904g 加算回路 703 公開年月レジスタ 902 試行期間レジスタ Vdat 画像データ Adat 音声データ

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生の対象となる主情報と、該主情報の
    再生を制御するための補助情報とが記録された情報記録
    媒体から、該主情報及び補助情報を読み取り、該主情報
    の再生を補助情報に基づいて行う情報再生装置であっ
    て、 上記読み取られた主情報の一部または全部に対する再生
    制限を行うための再生制限情報を、上記読み取られた補
    助情報から抽出する再生制限情報抽出手段と、 上記再生制限情報に基づいて、再生制限を行わない態様
    を含む再生制限の種々の態様のうちのいずれかを判定す
    る再生制限判定手段と、 上記読み出された主情報の一部または全部に対する再生
    制限を、該再生制限判定手段で判定した再生制限の態様
    でもって行う再生制限手段とを備えたことを特徴とする
    情報再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報再生装置において、 上記再生制限情報は、 予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各地域に
    応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うための複
    数の地域別再生制限情報を含むものであり、 上記再生制限情報抽出手段は、 指定された地域に対応する地域別再生制限情報を、上記
    再生制限情報を構成する複数の地域別再生制限情報の中
    から選択する選択手段を有するものであることを特徴と
    する情報再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報再生装置において、 上記再生制限情報は、 設定された時期情報を含み、該時期情報が示す年月を基
    準として上記再生制限の態様を定めたものであり、 上記再生制限判定手段は、 基準時刻が設定され、該基準時刻に基づく時情報を現在
    の年月として出力する時計手段と、 上記再生制限情報抽出手段により抽出された再生制限情
    報が示す年月と、該時計手段から出力される現在の年月
    との比較により両者の前後関係を判定する比較判定手段
    とを有するものであることを特徴とする情報再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の情報再生装置において、 上記各地域別再生制限情報は、対応する地域にて主情報
    の再生が許可される時期を定めたものであることを特徴
    とする情報再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の情報再生装置において、 上記再生制限情報は、 上記複数の地域別再生制限情報に加えて、上記主情報が
    記録された情報記録媒体の発売時期を示す発売時期情報
    を含むものであり、 上記各地域別再生制限情報は、 上記主情報の再生を禁止する再生禁止期間の長さを、対
    応する地域に応じて定めた禁止期間情報であり、 上記再生制限判定手段は、 上記発売時期情報が示す発売時期と、該禁止期間情報が
    示す再生禁止期間との加算処理により、上記発売時期後
    に主情報の再生が解禁される時期を算出する加算処理手
    段を有するものであることを特徴とする情報再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の情報再生装置において、 上記各地域別再生制限情報は、上記主情報の一部または
    全部が公開される、対応する地域における公開時期を示
    す公開時期情報であり、 上記再生制限情報は、上記各地域に対応した公開時期情
    報とともに、上記主情報の再生を禁止する再生期間を示
    す禁止期間情報を含むものであり、 上記再生制限判断手段は、上記公開時期情報が示す公開
    時期と、上記禁止期間情報が示す再生禁止期間との加算
    処理により、上記公開時期後に再生が解禁される時期を
    算出する加算処理手段を有することを特徴とする情報再
    生装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の情報再生装置において、 上記各地域別再生制限情報は、上記主情報の一部または
    全部の再生が許可される、対応する地域における再生許
    可時期を示す再生許可時期情報であり、 上記再生制限情報は、上記各地域に対応した再生許可時
    期情報とともに、上記主情報の再生許可状態を継続する
    許可継続期間を示す許可継続期間情報を含むものであ
    り、 上記再生制限判断手段は、上記再生許可時期情報が示す
    再生許可時期と、上記許可継続期間情報が示す許可継続
    期間との加算処理により、上記主情報に対する再生許可
    期間の終了時期を算出する加算処理手段を有することを
    特徴とする情報再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の情報再生装置において、 上記時計手段の基準時刻を設定するための時刻設定手段
    と、 通信回線を介して外部の情報源から上記基準時刻として
    時刻情報を得るための通信回線制御手段とを備えたこと
    を特徴とする情報再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の情
    報再生装置において、 上記再生の対象となる主情報は、画像情報および音声情
    報のうちの少なくとも画像情報を含むものであり、 上記再生制限手段は、上記主情報の再生制限処理とし
    て、読みだされた画像情報による表示画像の画質が劣化
    するよう、該画像情報の再生制限処理を行う構成となっ
    ていることを特徴とする情報再生装置。
  10. 【請求項10】 画像情報および音声情報のうちの少な
    くとも一方を含む再生の対象となる主情報と、該主情報
    の再生を制御するための補助情報とが記録された情報記
    録媒体から、該主情報及び補助情報を読み取り、該主情
    報の再生を補助情報に基づいて行う情報再生装置であっ
    て、 上記読み取られた主情報の一部または全部に対するコピ
    ー制限を行うためのコピー制限情報を、上記読み取られ
    た補助情報から抽出する再生制限情報抽出手段と、 上記コピー制限情報に基づいて、上記主情報に対するコ
    ピー制限を行うか否かを判定するコピー制限判定手段
    と、 上記読み出された主情報の一部または全部に対するコピ
    ー制限を、該コピー制限判定手段で判定した結果に応じ
    て行うコピー制限手段とを備えたことを特徴とする情報
    再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の情報再生装置におい
    て、 上記コピー制限手段は、上記読み出された主情報に対し
    て、これをコピーした複写情報による画像再生あるいは
    音声再生が正常に行われないようにするコピーガード処
    理を施す再生動作を、上記主情報のコピー制限処理とし
    て行うものであることを特徴とする情報再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の情報再生装置におい
    て、 上記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情
    報のうちの少なくとも画像情報として、複数のチャンネ
    ルに対応したチャンネル別画像情報を含むものとし、 上記再生制限情報を、上記チャンネル別画像情報に対す
    る再生制限を行うための、複数のチャンネルに対応した
    複数のチャンネル別制限情報からなる画像再生制限情報
    を含むものとし、 外部からの操作信号により、上記複数のチャンネルから
    所要のチャンネルを選択するチャンネル選択手段を備
    え、 該選択されたチャンネルに対応するチャンネル別制限情
    報に基づいて、選択されたチャンネルに対応するチャン
    ネル別画像情報に対して再生制限を行うよう構成したこ
    とを特徴とする情報再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の情報再生装置におい
    て、 上記各チャンネル別制限情報を、 予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各地域に
    応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うための複
    数の地域別再生制限情報から構成し、 上記再生制限情報抽出手段を、 指定された地域に対応する地域別再生制限情報を、上記
    チャンネル別制限情報を構成する複数の地域別再生制限
    情報の中から選択する構成とし、 選択されたチャンネルに対応するチャンネル別画像情報
    に対する再生制限を、該選択された地域別再生制限情報
    に基づいて行うようにしたことを特徴とする情報再生装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の情報再生装置におい
    て、 上記再生の対象となる主情報を、映画の画像情報、映画
    の字幕情報および映画の音声情報を含み、該字幕情報
    が、複数のチャンネルに対応した翻訳言語の異なる言語
    別字幕情報を含むものとし、 上記再生制限情報を、上記言語別字幕情報に対する再生
    制限を行うための字幕再生制限情報を含み、該字幕再生
    制限情報が、複数のチャンネルに対応した複数のチャン
    ネル別制限情報からなり、かつ該各チャンネル別制限情
    報が、予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各
    地域に応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うた
    めの複数の地域別再生制限情報からなる構成とし、 外部からの操作信号により、上記複数のチャンネルから
    所要のチャンネルを選択するチャンネル選択手段を備
    え、 上記再生制限情報抽出手段を、 指定された地域に対応する地域別再生制限情報を、上記
    チャンネル別制限情報を構成する複数の地域別再生制限
    情報の中から選択する構成とし、 該選択されたチャンネルに対応するチャンネル別制限情
    報を構成する複数の地域別再生制限情報から選択された
    地域別再生制限情報に基づいて、選択されたチャンネル
    に対応する言語別字幕情報に対して再生制限を行うよう
    にしたことを特徴とする情報再生装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし8のいずれかに記載の
    情報再生装置において、 上記再生の対象となる主情報は、画像情報および音声情
    報のうちの少なくとも音声情報を含むものであり、 上記再生制限手段は、上記主情報の再生制限処理とし
    て、読みだされた音声情報による再生音声の音質が劣化
    するよう、該音声情報の再生処理を行う構成となってい
    ることを特徴とする情報再生装置。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の情報再生装置におい
    て、 上記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情
    報のうちの少なくとも音声情報として、複数のチャンネ
    ルに対応したチャンネル別音声情報を含むものとし、 上記再生制限情報を、上記チャンネル別音声情報に対す
    る再生制限を行うための、複数のチャンネルに対応した
    複数のチャンネル別制限情報からなる音声再生制限情報
    を含むものとし、 外部からの操作信号により、上記複数のチャンネルから
    所要のチャンネルを選択するチャンネル選択手段を備
    え、 該選択されたチャンネルに対応するチャンネル別制限情
    報に基づいて、選択されたチャンネルに対応するチャン
    ネル別音声情報に対して再生制限を行うよう構成したこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の情報記録装置におい
    て、 上記各チャンネル別制限情報を、 予め定義した複数の地域の各々に対応する、該各地域に
    応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うための複
    数の地域別再生制限情報から構成し、 上記再生制限情報抽出手段を、 指定された地域に対応する地域別再生制限情報を、上記
    チャンネル別制限情報を構成する複数の地域別再生制限
    情報の中から選択する構成とし、 選択されたチャンネルに対応するチャンネル別音声情報
    に対する再生制限を、該選択された地域別再生制限情報
    に基づいて行うようにしたことを特徴とする情報再生装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし8のいずれかに記載の
    情報再生装置において、 上記再生の対象となる主情報は、画像情報および音声情
    報のうちの少なくとも一方を含むものであり、 上記再生制限手段は、上記主情報の再生制限処理とし
    て、読みだされた画像情報及び音声情報の少なくとも一
    方の一部または全部に対する再生出力動作を停止する処
    理を行う構成となっていることを特徴とする情報再生装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれかに記載
    の情報再生装置において、 上記再生の対象となる主情報は、圧縮符号化されて情報
    記録媒体に記録された画像情報及び音声情報の少なくと
    も一方を含むものであることを特徴とする情報再生装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれかに記載
    の情報再生装置において、 上記読みだされた主情報の再生を制御する再生制御手段
    と、 表示画面を有し、該主情報に含まれる画像情報を該表示
    画面上に表示する表示装置とを備え、 上記再生制御手段は、上記再生制限の種々の態様を説明
    するためのメッセージ情報を格納したメッセージ記憶部
    を有し、上記主情報に対する再生制限が行われていると
    き、このときの再生制限の態様に対応するメッセージ情
    報が上記表示装置の表示画面上に表示されるよう、上記
    表示装置を制御する構成となっていることを特徴とする
    情報再生装置。
  21. 【請求項21】 再生の対象となる主情報と、該主情報
    の再生を制御するための補助情報とが記録された情報記
    録媒体であって、 上記補助情報は、主情報の一部または全部に対する再生
    制限を行うための再生制限情報を含むものであることを
    特徴とする情報記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の情報記録媒体におい
    て、 上記再生制限情報は、予め定義した複数の地域の各々に
    対応する、該各地域に応じた所定の態様でもって上記再
    生制限を行うための複数の地域別再生制限情報を含むも
    のであることを特徴とする情報記録媒体。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の情報記録媒体におい
    て、 上記再生制限情報は、上記再生制限を開始する時期、該
    再生制限を終了する時期、及び再生制限を行う期間のう
    ちの少なくとも1つの時情報を含む再生制限時期情報で
    あることを特徴とする情報記録媒体。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の情報記録媒体におい
    て、 上記地域別再生制限情報は、対応する地域に対して主情
    報の再生が許可される時期を定めたものであることを特
    徴とする情報再生装置。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の情報記録媒体におい
    て、 上記再生制限情報は、 上記複数の地域別再生制限情報に加えて、上記主情報の
    発売が行われる発売時期を示す発売時期情報を含むもの
    であり、 上記各地域別再生制限情報は、 上記発売時期を基準として、上記主情報の再生を禁止す
    る再生禁止期間の長さを、対応する地域に応じて定めた
    禁止期間情報であることを特徴とする情報記録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項22記載の情報記録媒体におい
    て、 上記各地域別再生制限情報は、対応する地域での上記主
    情報の一部または全部を公開する公開時期を示す公開時
    期情報であり、 上記再生制限情報は、上記各地域に対応した公開時期情
    報とともに、公開時期以降上記主情報の再生を禁止する
    再生禁止期間の長さを示す禁止期間情報を含むものであ
    ることを特徴とする情報記録媒体。
  27. 【請求項27】 請求項22記載の情報記録媒体におい
    て、 上記各地域別再生制限情報は、上記主情報の一部または
    全部の再生が許可される、対応する地域における再生許
    可時期を示す再生許可時期情報であり、 上記再生制限情報は、上記各地域に対応した再生許可時
    期情報とともに、再生許可時期以降に上記主情報の再生
    許可状態を維持する再生許可継続期間の長さを示す許可
    継続期間情報を含むものであることを特徴とする情報記
    録媒体。
  28. 【請求項28】 請求項21ないし27のいずれかに記
    載の情報記録媒体において、 上記再生の対象となる主情報は、画像情報および音声情
    報の少なくとも一方の情報を含むものであることを特徴
    とする情報記録媒体。
  29. 【請求項29】 請求項21ないし27のいずれかに記
    載の情報記録媒体において、 上記再生の対象となる主情報は、圧縮符号化されて記録
    された画像情報および音声情報の少なくとも一方の情報
    を含むものであることを特徴とする情報記録媒体。
  30. 【請求項30】 請求項21記載の情報記録媒体におい
    て、 上記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情
    報のうちの少なくとも画像情報として、複数のチャンネ
    ルの各々に対応した複数のチャンネル別画像情報を含む
    ものとし、 上記再生制限情報を、上記画像情報に対する再生制限を
    行うための画像再生制限情報を含み、該画像再生制限情
    報が、複数のチャンネルに対応した複数のチャンネル別
    制限情報からなり、かつ該各チャンネル別制限情報が、
    予め定義した複数の地域毎に対応する、該各地域に応じ
    た所定の態様でもって上記再生制限を行うための複数の
    地域別再生制限情報からなる構成としたことを特徴とす
    る情報記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項21記載の情報記録媒体におい
    て、 上記再生の対象となる主情報を、画像情報および音声情
    報のうちの少なくとも音声情報として、複数のチャンネ
    ルの各々に対応した複数のチャンネル別音声情報を含む
    ものとし、 上記再生制限情報を、上記音声情報に対する再生制限を
    行うための音声再生制限情報を含み、該音声再生制限情
    報が、複数のチャンネルの各々に対応した複数のチャン
    ネル別制限情報からなり、かつ該各チャンネル別制限情
    報が、予め定義した複数の地域毎に対応する、該各地域
    に応じた所定の態様でもって上記再生制限を行うための
    複数の地域別再生制限情報からなる構成としたことを特
    徴とする情報記録媒体。
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