JP3879887B2 - 画像コマ選択装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1単位分の写真フィルムの画像コマを読み取って特定の多数コマ表示パターンでモニター画面に複数のシミュレート画像コマを表示する画像処理手段と、前記写真フィルムの画像コマを感光材料に焼き付けるときのタイプを設定するタイプ設定手段と、前記タイプは複数用意されており、いずれの前記タイプで焼き付けるかを前記モニター画面上で順番に切り換えることのできるタイプ切換手段と、前記複数のタイプのうちの任意のタイプを未設定とすることのできるタイプ設定手段とを備えた画像コマ選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる画像コマ選択装置は、写真フィルムの画像コマを印画紙のような感光材料にプリント(焼付処理)するための写真処理装置に備えられているものである。写真フィルムの画像コマをプリントする前に、画像コマを読み取って印画紙にプリントされるであろう画像情報をモニター画面にシミュレート画像として表示している。オペレータはこのシミュレート画像を見て、適切な画像にプリントされるかどうかをあらかじめ判断することができ、適切な画像にプリントすることができないと判断したときは、色補正や露出補正を行うようにしている。また、このようなシミュレート画像はモニター画面に特定の多数コマ表示パターン(例えば、1つの画面に4コマ、6コマ等)で表示するようにして作業の効率を改善している。
【0003】
ところで、写真フィルムの画像コマを印画紙にプリントするときのタイプをモニター画面上で設定することが可能である。このタイプとは、例えばアドバンスフォトシステムと呼ばれる新写真フィルムにおける、C(クラシック)タイプ、H(ハイビジョン)タイプ、P(パノラマ)タイプがあげられる。写真フィルムの画像コマをどのようなタイプで印画紙に焼き付けるかは、画像コマの大きさをセンサーで読み取りその結果に基づいて、自動的にタイプが設定されるようになっている。しかしながら、上記センサーによる読み取りミスやユーザーの要望などにより自動的に設定されたタイプを別のタイプに設定変更したい場合もある。そのため、モニター画面上でマニュアル的にタイプを設定変更できるようにしている。具体的には、写真処理装置に備え付けられたキーボードのCHGキー(チェンジキー)を操作することで図12のように画像がCタイプ→Pタイプ→Hタイプ→Cタイプの順番に循環して切換操作することができるようになっており、例えばPタイプからHタイプに変更するにはCHGキーを1回押圧操作し、PタイプからCタイプに変更するにはCHGキーを2回押圧操作する。
【0004】
さらに、複数あるタイプのうちの任意のタイプを未設定とすることができる。これは写真処理装置を扱うオペレータが、特定のタイプは別の写真処理装置で処理を行いたいと望む場合があるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、特定のタイプを未設定にした場合のCHGキーを操作する場合のモニター画面の表示形態にあり、上記具体例で例えばPタイプを未設定とした場合、図12に示すようにPタイプに対応した画像の左上に”パス”と表示させ、未設定である旨 (焼付枚数が0枚であると言う意味を含む) をオペレータに認識させるようにしていた。
【0006】
しかしながら、図12に示される従来技術では未設定のタイプに関してもモニター画面上に表示させるようにしているため、例えばCタイプからHタイプに設定変更するのにCHGキーを2回操作する必要があり、作業効率が悪いという問題点があった。
【0007】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的はタイプの設定変更の操作をするにあたり、従来技術よりも操作性を改善した画像コマ選択装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像コマ選択装置は、
1単位分の写真フィルムの画像コマを読み取って特定の多数コマ表示パターンでモニター画面に複数のシミュレート画像コマを表示する画像処理手段と、前記写真フィルムの画像コマを感光材料に焼き付けるときのタイプが複数用意されており、いずれのタイプで焼き付けるかを前記モニター画面上で順番に切り換え設定することのできるタイプ切換手段とを備え、さらに、前記複数のタイプのうちの任意のタイプを未設定とすることのできるように構成されており、
前記タイプ切換手段による切換操作において、前記未設定のタイプに係る前記シミュレート画像コマをスキップさせて切り換える、第1の態様で切換表示させることを特徴とするものである。
【0009】
この構成によると、未設定のタイプに係るシミュレート画像コマはモニター画面には表示させずスキップさせて切り換えるようにしているから、切換操作が簡便なものになり操作性が改善される。例えば、先ほどの例でいうとCタイプからHタイプに切り換え設定するのに、従来技術ではCHGキーを2回操作しなければならなかったが、本発明では1回の操作で切り換えることができるのである。
【0010】
本発明の好適な実施形態として、前記タイプ切換操作において、前記未設定のタイプに係る前記シミュレート画像を未設定である旨の表示と共に表示させる第2の態様で切り換え表示させることができ、前記第1の態様と前記第2の態様のいずれかを選択する切換態様選択手段を備えたものがある。
【0011】
この第2の態様は従来技術における表示態様であるが、この第1の態様と、本発明の特徴である第1の態様とのいずれかを選択できるようにしておけば、好みに応じて使い分けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<本実施形態の構成>
本発明による画像コマ選択装置を採用した写真処理装置1の全体が図1に示されており、この写真処理装置1内を各種処理にともなって搬送されるネガフィルム2(ここでは、ネガフィルムは、写真フィルム1本の長さをもつネガフィルム、数コマ単位でカットされたピースネガ、アドバンスフォトシステムに準じたカ−トリッジ付きネガフィルムなどの写真フィルムの総称として使用されている)と印画紙3の搬送経路が、図2に模式的に示されている。この写真処理装置1は、ネガフィルム供給部10と、ネガフィルム2の画像コマをペーパーマガジン4から引き出された印画紙3にプリントする露光部20と、露光部20にて露光済の印画紙3を現像処理する現像処理部30と、現像処理部30にて現像処理された印画紙3を乾燥する乾燥部40と、乾燥された印画紙3を所定長さにカットしてプリントとして排出するプリント排出部41と、露光部20で使用されたネガフィルム2をカットし、必要の場合ネガシートに挿入して、排出するネガフィルム排出部14と、ネガフィルム排出部14から搬入された1オーダのネガフィルム2とプリント排出部41から搬入された1オーダのプリントを仕上がり品として照合組み合わせて、オペレータによる仕上がり品取り出し位置まで搬送するトレーコンベヤ装置70とを備えている。
【0013】
ネガフィルム供給部10には、100本までのネガフィルム2をスプライステープによってつなぎ合わせたものを巻き取っているネガリール11が2本装填可能であり、このネガリール11から引き出されたネガフィルム2に備えられているバーコードを読み取るバーコードリーダー12や引き出されたネガフィルム2を1オーダ毎にカットするネガカッター13が設けられている。露光部20には、1オーダ単位でネガフィルム2が送り込まれプリント作業が行われる。
【0014】
露光部20には、図3(図2と比べてネガフィルム2と印画紙3の配置が上下逆に配置されている)に示すように、フィルム搬送方向上流側に、読取用光源21a、ミラートンネル21b及び撮像装置21cからなるフィルム読取装置21が設けられ、そのフィルム搬送方向下流側に、露光用光源22a、調光フィルタ22b、ミラートンネル22c、ネガマスク22d、焼付レンズ22e及びシャッタ22fからなる露光装置22が設けられ、ネガフィルム供給部10から露光部20を通過してネガ排出部14ヘネガフィルム2を搬送するローラ23a及びそのローラ23aを駆動するモータ23bが設けられている。
【0015】
ローラ23aにて搬送されるネガフィルム2は、先ず、フィルム読取装置21にて、その各コマ画像が読み取られ、その画像情報は写真処理装置1全体を制御するコントローラ5に送られる。コントローラ5では、フィルム読取装置21から受け取った画像情報に基づいて、そのネガフィルム2の画像を印画紙3にプリントするためのプリント条件を求めて、該当するネガフィルム2のコマがネガマスク22dの位置に搬送されて来たときに、先だって求めたプリント条件に基づいて調光フィルタ22b及びシャッタ22fを制御し、印画紙3をプリントする。さらに、コントローラ5は、フィルム読取装置21にて読み取ったネガフィルム2の画像情報を処理して、求めたプリント条件で印画紙3をプリントした場合に得られる画像のシミュレート画像をモニター50に表示し、オペレータは、そのシミュレート画像をモニター50にて観察して、必要に応じてキーボード60からプリント条件を修正することかできる。このキーボード60は後で説明するキーボード制御ユニット80を介してコントローラ5に接続されている。
【0016】
又、露光部20にてプリント処理の終了したネガフィルム2は、露光装置22のフィルム搬送方向下流側に配置されているネガ排出部14に設けられたネガカッター25によって6駒又は4駒毎に切断され、複数枚のネガピース2として、トレーコンベヤ装置70へ送り出されるか、仕様によっては、図示されていないネガシート挿入装置によってネガピース2がネガシートに挿入され、このネガシートは折り畳まれた後トレーコンベヤ装置70へ送り出される。なお、アドバンスフォトシステムに準じたネガフィルム2は、各種処理作業前にカートリッジから引き出され、処理後再びカートリッジに巻き戻されるので、プリント処理後のネガフィルム2もカートリッジに収納された状態でトレーコンベヤ装置70へ送り出される。
【0017】
現像処理部30には、その図示は省略されているが、複数の現像処理タンクが備えられており、露光部20でネガフィルム2の画像がプリントされた後、印画紙3はローラ24a及びローラ24aを駆動するモータ24bによってコレクション印字部26を通り、現像処理部30の現像処理タンクを順次通過することで現像処理される。なお、現像処理部30の手前には、ループ部の存在にもかかわらず露光部20と現像処理部30の間で連続して印画紙3を送り続けることができない事態が生じた場合に緊急避難的に印画紙3を切断するカッター27が設けられている。
【0018】
現像処理後の印画紙3は、乾燥部40で乾燥された後、プリント排出部41に送られ、ペーパーカッター42によってカットされることにより仕上がりプリント3となり、横送りコンベヤ43によってトレーコンベヤ装置70へ送り出される。44は、何らかのトラブルで印画紙3をトレーコンベヤ装置70に送り出せない事態が生じた場合印画紙3を長尺のままで排出するための印画紙バイパス路である。
【0019】
コントローラ5は、図4に示すように、撮像装置21cか読み取った画像データを記憶する画像情報記憶部5bと、画像情報記憶部5bの画像データを利用して露光条件を求める露光条件演算部5cと、露光条件演算部5cが求めた露光条件に基づいて露光装置22の調光フィルタ22b及びシャッタ22fの動作を制御し、印画紙3への露光を行う露光制御部5eと、画像情報記憶部5bから読み出した画像データを露光条件演算部5cが求めた露光条件に基づいてモニター50に表示するための画像データに変換する画像情報変換部5dと、画像情報記憶部5b・露光条件演算部5c・画像情報変換部5d・露光制御部5e等の各部の動作を格納されているブログラムとキーボード60による操作命令とに基づいて制御する中央制御部5aとから構成されている。
【0020】
画像情報変換部5dに登録されている、画像情報のネガポジ変換等の変換処理に供する種々のパラメータは、露光条件演算部5cで求めた露光条件にてフィルム2の画像コマを印画紙3に投影露光して印画紙3上に形成する画像と同等の画像、つまりシミュレート画像コマをモニター50に後述する所定の多数コマ表示パターンで表示できるように設定されている。露光条件演算部5cでは、キーボード60よりY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色の露光量の増減又は写真の濃度変化に相当する露光量の平均的な増減を命令されることで、露光条件の補正を行う。
【0021】
画像情報記憶部5bには、撮像装置21cにて1オーダ分のフィルム2の画像コマから読み取った画像データが記憶できるので、画像情報変換部5dが画像情報記憶部5bから複数の画像コマの画像データを読み出して変換処理し、複数のシミュレート画像コマを特定の多数コマ表示パターンで同時にモニター50に表示することができる。
【0022】
この写真処理装置には、オペレータがモニター50に表示されたシミュレート画像コマを見なから露光条件等の補正の要否を判定するマニュアル処理モードと、オペレータによる判定なしで露光条件演算部5cで求められた露光条件でプリント処理を行うオート処理モードが備えられており、マニュアル処理モードが選択されると、モニター50にシミュレート画像コマが特定の多数コマ表示パターンで表示される。モニター50に複数のシミュレート画像コマを表示するため多数コマ表示パターンとしては、図5に示す4つのシミュレート画像コマ51を表示する4コマ表示パターンが一例としてあげられる。
【0023】
上述のことからわかるように、コントローラ5は、写真フィルム2から読み取られた画像コマ信号を処理してモニター50に複数のシミュレート画像コマを表示するための複数の多数コマ表示パターンを生成する画像処理手段として機能している。
【0024】
4コマ表示パターンでは、フィルム2での配列順に4つのシミュレート画像コマ51が順次表示され、各シミュレート画像コマ51の下側に配置された各シミュレート画像コマ51のためのデータ表示領域52には、フィルム読取装置21の測光値から求めた平均濃度値と、そのコマのコマ番号と、プリント枚数とが表示されている。また、各シミュレート画像コマ51の右側に配置されたデータ表示領域53には、Y,M,Cの各色に対するキーボード60から人力された補正値と濃度補正値が表示されている。また、各シミュレート画像コマ51が印画紙3にプリントするときのタイプを表示するタイプ表示領域54が設けられている。タイプ表示領域54における、”C”はクラシックタイプ、”P”はパノラマタイプ、”H”はハイビジョンタイプを示すものである。
【0025】
また、領域55はプリントチャンネルの名称を表示している。プリントチャンネルとは、プリント (焼付露光) に使用する印画紙やネガマスクなどの機器と、仕上げるプリントの状態などを登録したものをいう。上記のCタイプ、Pタイプ、Hタイプと言った異なる印画紙サイズをプリントするときには、各プリントサイズに合ったプリントチャンネルに切り換えてプリントをする。1つのプリントチャンネルに登録しておく内容は、プリントに使用する印画紙マガジン、プリントサイズ、使用するネガマスクとネガフィルムの送り方向などである。
【0026】
図6にキーボード60の平面図が示されている。キーボード60からの出力信号は、キーボードインターフェースとしてのキーボード制御ユニット80を介して中央制御部5aに送られる。キーボード60には写真処理装置1を操作するための種々のキーが設けられている。
【0027】
まず、キーボード60の右側領域にテンキーを構成する”1”キー61a、”2”キー61b、”3”キー61c、”4”キー61d、”5”キー61e6”キー61f、”7”キー61g、”8”キー61h、”9”キー61i、”0”キー61j、か一般的なテンキー配列で配置されている。さらに、”A”キー61kが”3”キー61cの下側に配置されている。キーボード60の中央上側領域には、”MENU”キー62と”SHIFT”キー63か配置されている。
【0028】
多数コマ表示パターンの切り換えは、”MENU”キー62を押すことにより、モニター50にメニュー画面を表示し、そこで所望の多数コマ表示パターンを選択することによって行われる。
【0029】
”1”キー61aから”6”キー61fにはキータッチ面の左上に識別ディバイスとしてのLED64が装着されている。図5で示す4コマ表示パターンの場合”1”キー61a、”2”キー61b、”4”キー61d、”5”キー61eのLED64が点灯し、これらのキーだけがモニター50に表示されている4つのシミュレート画像コマ51を選択するために用いられることが示される。つまり、”1”キー61aを押すことにより図5の左下のシミュレート画像コマ51にカーソル54が移動し、そのシミュレート画像コマ51が選択される。同様に、図5の右下のシミュレート画像コマ51を選択するためには”2”キー61bを押し、図5の左上のシミュレート画像コマ51を選択するためには、”4”キー61dを押し、図5の右上のシミュレート画像コマ51を選択するためには”5”キー61eを押せばよい。つまり、図5に示された4つのシミュレート画像コマ51の配置と選択キーとしての”1”キー61a、”2”キー61b、”4”キー61d、”5”キー61eの配置が一致しているので、選択作業がスムーズとなる。
【0030】
メニュー方式で4コマ表示パターン又は6コマ表示パターンヘの切り換え時における、シミュレート画像コマ51を選択するために用いられるキーのLED64の点灯はキーボード制御ユニット80に備えられている選択キ−制御手段81によって行われる。
【0031】
また、シミュレート画像コマ51の選択のために、従来通りの1シミュレート画像コマ毎のカーソル54の移動を行うそれぞれ異なる方向を入力する4つのカーソルキー67もキーボード60の中央下側領域に配置されている。選択されたシミュレート画像コマ51に対して、テンキーを用いた焼付枚数の入力のほか、露光条件の補正入力も行われるが、この目的のために、テンキーの上側にそれぞれY、M、Cの各色を特定する”Y”キー、”M”キー、”C”キーからなる色特定キー68が配置されており、補正値のディクリメントのための”−1”キー69aと補正値のインクリメントのための”十1”キー69bがキーボード60の左側領域に配置されている。”START”キー601は、モ二ター50に表示されたシミュレート画像コマ51の更新処理や、補正要否チェックの完了したフィルム2に対するプリント処理への移行や、モニター画面上の項目の選択のためなどに用いられる。" CHG" キー602は従来技術のときに少し説明したが、図5に示されるモニター画面において、現在選択されている画像コマ51のプリントするタイプを変更するときに用いる。”PASS”キー603は、現在選択されている画像コマ51のプリント枚数を0にするときや、モニター画面上の項目の選択などに用いる。
【0032】
<ネガフィルムのプリント作業の流れ>
次に、ネガフィルムをプリントするときの作業の流れの概要を説明する。
まず”MENU”キー62を押して図7に示すメニュー画面を出す。カーソルキー67を押して、カーソルをプリントモードに移動し”START”キー601か”PASS”キー603を押してプリントモードを選択する。プリントモードにはフィルム読取装置21の補正結果をモニター画面で確認するPJPモードや、色・ 濃度補正をフィルム読取装置21にまかせ画面表示せずプリントするAUTOモードなどがあるが、本実施形態ではPJPモードを選択したものとする。
【0033】
カーソルキー67を押して、カーソルを画面表示モードに移動し、”PASS”キー603か”START”キー601を押して4コマか6コマかなどを選択する。ここでは図5に示される4コマ表示モードを選択する。次にカーソルキー67を押して、カーソルをチャンネル自動切換えに移動し”PASS”キー603か”START”キー601を押してONに設定する。これによりタイプの異なるプリントを行うことができる。
【0034】
次にグループチャンネルの選択を行う。グループチャンネルは、135タイプのフルサイズとパノラマサイズ、135タイプのL版と2L版、アドバンスフォトシステムのC,H,Pタイプなど、プリントサイズを自動的に切り換えてプリントするときに使用するものである。図8はグループチャンネル選択画面の表示例であり、グループチャンネルの表示部分(GCH)にカーソルを表示し”YES”キー65を押す。ここではグループチャンネル04 (名称APS1)を選択するものとする。”YES”キー65を押すと、図9のような画面が横線によって上下に分かれ、上側には選択したグループチャンネルの設定内容が表示され、下側にはグループチャンネルに設定できるプリントチャンネルの一覧が表示される。 グループチャンネルにプリントチャンネルを設定して登録する手順を説明する。”PASS”キー603か”START”キー601を押して、グループチャンネル内のどのチャンネルに設定するかを選択する。アドバンスフォトシステムではC,P,Hの3つのチャンネルがあり、設定するプリントチャンネルにカーソルを移動し、”PASS”キー603か”START”キー601を押して、、グループチャンネル内のチャンネルを切り換える。いったん設定したプリントチャンネルを取り消すときは、画面下側で”取り消し”をカーソルキー67で選択する。最後に”YES”キー65を押してグループチャンネルを登録する。このように、C,P,Hの3つのプリントチャンネルをもつグループチャンネルにおいて3つすべてを登録するのではなく、任意の一部を未登録 (未設定) にすることができる。図9の例ではPタイプに対応するPチャンネル (画面下側の02チャンネル)が未設定となっている。
【0035】
次に、ネガフィルムを収納したフィルムカートリッジをカートリッジマガジンに挿入する (不図示)。ネガフィルムはネガマスクに送り込まれ、フィルム読取装置21により読み取られた画像コマがシミュレート画像コマとして図5のようにモニター画面上に表示される。領域54にはC,H,Pのプリントタイプが表示されている。ネガフィルムの画像コマがどのプリントタイプかは、ネガフィルムの画像の大きさをセンサーにより自動検出することができる。あるいは、ネガフィルムの磁気情報部にプリントタイプが記録されているときは, その情報に従って、プリントタイプが設定される。プリントタイプを変更するときは”CHG”キー602を押して表示を変える。表示は図10に示すように変更される。Pタイプは未設定であるから、従来技術を示す図12とは異なり”パス”と言う表示を伴うPタイプのシミュレート画像は表示されず (スキップする) 、Cタイプ→Hタイプ→Cタイプの順に循環して表示される。したがって、CタイプからHタイプに変更するのに”CHG”キー602は1回押すだけですみ従来技術のように2回押す必要はない。従って、作業の効率が改善されるのである。以上のように、”CHG”キー602は、特定の選択された画像コマに付いていずれのタイプで焼き付けるかをモニター画面上で順番に切り換え設定することのできるタイプ切換手段として機能する。
【0036】
また、図10のようなチャンネル未設定時のスキップさせる表示形態と、従来技術のようなスキップさせないで”パス”と表示させる表示形態とは切り換えて使用することができる。その方法は、図7に示されるメニュー画面で拡張メニューを選択して拡張メニュー画面をモニターに表示させ (不図示) 、拡張メニューの中から「機能選択」を選択して、図11に示すような機能選択画面を表示させる。そしてチャンネル未設定時のスキップにカーソル67を移動させて、”PASS”キー603か”START”キー601を押して「する」か「しない」を選択する。最後に”YES”キー65を押せば登録される。「する」を選択すれば図10のような切換表示態様 (第1の態様)をとり、「しない」を選択すれば図12のような切換表示態様 (第2の態様) をとる。従って、”PASS”キー603または”START”キー601は、第1の態様と第2の態様のいずれかを選択する切換態様選択手段として機能する。このように、いずれかの態様をユーザーの好みに応じて使い分けることができるので便利である。なお、図12において「パス」と表示された態様は、プリント枚数を 0枚に設定するために”PASS”キー603を押したときの表示と同じである。
【0037】
さて、プリントタイプの選択が完了し、その他色・ 濃度の補正の設定やプリント枚数の指定などが完了したら”START”キー601を押してプリントを開始する。
【0038】
<変形例>
本実施形態ではC,H,Pの3つのタイプを有するグループチャンネルで、そのうちの 1つを未設定にした例を説明したが、135タイプのF (フル) 、P (パノラマ) の2つのタイプを有するグループチャンネルで、そのうちのいずれかを未設定にした場合にも応用できる。ただし、この場合には、”CHG”キー602を押しても画面上変化はない。もちろん、4つ以上のタイプを有するグループチャンネルにも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像コマ選択装置を採用した写真処理装置の斜視図
【図2】ネガフィルムと印画紙の流れを示す図1による写真処理装置の模式図
【図3】図1による写真処理装置のブロック図
【図4】コントローラのブロック構成図
【図5】4コマ表示パターンでのモニター表示を示す例示図
【図6】キーボードの平面図
【図7】メニュー画面の表示例を示す図
【図8】グループチャンネル選択画面の表示例を示す図
【図9】グループチャンネル設定画面の表示例を示す図
【図10】本発明による表示切換態様を示す図
【図11】機能選択画面の表示例を示す図
【図12】従来技術による表示切換態様を示す図
【符号の説明】
2 写真フィルム
3 印画紙
5 コントローラ
50 モニター
51 シミュレート画像コマ
60 キーボード
65 YESキー
601 STARTキー
602 CHGキー
603 PASSキー

Claims (2)

  1. 1単位分の写真フィルムの画像コマを読み取って特定の多数コマ表示パターンでモニター画面に複数のシミュレート画像コマを表示する画像処理手段と、
    前記写真フィルムの画像コマを感光材料に焼き付けるときのタイプが複数用意されており、特定の選択された画像コマに付いていずれのタイプで焼き付けるかを前記モニター画面上で順番に切り換え設定することのできるタイプ切換手段とを備え、
    前記複数のタイプのうちの任意のタイプを未設定とすることのできるように構成された画像コマ選択装置において、
    前記タイプ切換手段による切換操作において、前記未設定のタイプに係る前記シミュレート画像コマをスキップさせて切り換える、第1の態様で切換表示させることを特徴とする画像コマ選択装置。
  2. 前記タイプ切換操作において、前記未設定のタイプに係る前記シミュレート画像を未設定である旨の表示と共に表示させる第2の態様で切り換え表示させることができ、前記第1の態様と前記第2の態様のいずれかを選択する切換態様選択手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像コマ選択装置。
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