JP2002277988A - 写真処理装置 - Google Patents
写真処理装置Info
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- JP2002277988A JP2002277988A JP2001080729A JP2001080729A JP2002277988A JP 2002277988 A JP2002277988 A JP 2002277988A JP 2001080729 A JP2001080729 A JP 2001080729A JP 2001080729 A JP2001080729 A JP 2001080729A JP 2002277988 A JP2002277988 A JP 2002277988A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の駒画像からなる写真画像情報を入力す
る入力部と、入力された写真画像情報を印画紙に露光処
理する露光処理部と、露光処理された印画紙を現像処理
し仕上がりプリントとして排出する現像処理部と、仕上
がりプリントを模したシミュレート画像を作成してモニ
タ画面上に表示する制御部と、シミュレート画像の向き
を天地反転可能な回転指示入力ボタンとを有する写真処
理装置において、排出される仕上がりプリントの天地の
向きを制御可能なものを提供する。 【解決手段】 制御部7は、オペレータによる回転指示
入力ボタンF1の最終操作履歴を格納する格納部を有
し、露光処理部Exは、排出される仕上がりプリントP
の天地の向きが、回転指示入力ボタンF1の操作に基づ
いてモニタ画面5a上に最終的に表示されたシミュレー
ト画像31と一致するように、格納部内の回転指示入力
ボタンF1の操作履歴に基づいて、露光処理を実施する
構成にした。
る入力部と、入力された写真画像情報を印画紙に露光処
理する露光処理部と、露光処理された印画紙を現像処理
し仕上がりプリントとして排出する現像処理部と、仕上
がりプリントを模したシミュレート画像を作成してモニ
タ画面上に表示する制御部と、シミュレート画像の向き
を天地反転可能な回転指示入力ボタンとを有する写真処
理装置において、排出される仕上がりプリントの天地の
向きを制御可能なものを提供する。 【解決手段】 制御部7は、オペレータによる回転指示
入力ボタンF1の最終操作履歴を格納する格納部を有
し、露光処理部Exは、排出される仕上がりプリントP
の天地の向きが、回転指示入力ボタンF1の操作に基づ
いてモニタ画面5a上に最終的に表示されたシミュレー
ト画像31と一致するように、格納部内の回転指示入力
ボタンF1の操作履歴に基づいて、露光処理を実施する
構成にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された写真画
像情報に基づいて仕上がりプリントを作成する写真処理
装置に関し、より具体的には、複数の駒画像からなる1
オーダーの写真画像情報を入力する入力部と、前記入力
部に入力された写真画像情報を各駒画像毎に印画紙に露
光処理する露光処理部と、前記露光処理部で露光処理さ
れた印画紙を現像処理し、各駒画像に対応した仕上がり
プリントとしてプリント排出口から排出する現像処理部
と、入力された前記写真画像情報に基づいて前記仕上が
りプリントを模したシミュレート画像を作成し、これを
前記露光処理に先立ってモニタ画面上に表示する制御部
と、前記モニタ画面上に表示された前記シミュレート画
像の向きを180°回転させた状態で再表示させるため
にオペレータによって操作可能な回転指示入力手段とを
有する写真処理装置に関する。
像情報に基づいて仕上がりプリントを作成する写真処理
装置に関し、より具体的には、複数の駒画像からなる1
オーダーの写真画像情報を入力する入力部と、前記入力
部に入力された写真画像情報を各駒画像毎に印画紙に露
光処理する露光処理部と、前記露光処理部で露光処理さ
れた印画紙を現像処理し、各駒画像に対応した仕上がり
プリントとしてプリント排出口から排出する現像処理部
と、入力された前記写真画像情報に基づいて前記仕上が
りプリントを模したシミュレート画像を作成し、これを
前記露光処理に先立ってモニタ画面上に表示する制御部
と、前記モニタ画面上に表示された前記シミュレート画
像の向きを180°回転させた状態で再表示させるため
にオペレータによって操作可能な回転指示入力手段とを
有する写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の写真処理装置では、例えば、入力
部に設けられたフィルム装入部に1本の写真フィルムを
装入すると、光源から前記写真フィルムを透過して形成
された透過光を介して写真フィルムの画像がスキャナに
よって撮像されて、例えば24駒前後の画像(1オーダ
ーの例)で構成された写真画像情報として取得され、こ
の写真画像情報は、プリント排出口から排出される仕上
がりプリントを模したシミュレート画像としてモニタ画
面上に表示される。モニタ画面上に一度に表示されるシ
ミュレート画像は、例えば、モニタ画面上に縦横に並ん
だ合計で6個の駒画像の形態を呈する。
部に設けられたフィルム装入部に1本の写真フィルムを
装入すると、光源から前記写真フィルムを透過して形成
された透過光を介して写真フィルムの画像がスキャナに
よって撮像されて、例えば24駒前後の画像(1オーダ
ーの例)で構成された写真画像情報として取得され、こ
の写真画像情報は、プリント排出口から排出される仕上
がりプリントを模したシミュレート画像としてモニタ画
面上に表示される。モニタ画面上に一度に表示されるシ
ミュレート画像は、例えば、モニタ画面上に縦横に並ん
だ合計で6個の駒画像の形態を呈する。
【0003】オペレータは、シミュレート画像をチェッ
クして、仕上がりプリントのサイズと必要部数とを、各
駒画像毎に手元の専用キーボード等から入力する。ま
た、手動操作による色補正が必要と判断された駒画像に
対しては、CMYの色成分毎などの濃度を加減する色補
正操作を専用キーボードから入力することができる
(「プレジャッジ」と称される操作の一つ)。そして、
このようにして、1オーダーを構成する全ての駒画像に
ついて必要な入力操作が完了し、オペレータが、専用キ
ーボードから承認を意味する指示を制御部に入力する
と、露光処理部は、前記1オーダーに属する仕上がりプ
リント用の写真画像情報を、各駒画像毎に印画紙に露光
処理し始める。この露光処理された印画紙は、現像処理
部にて現像処理され、プリント排出口からは、前記色補
正操作を反映し、オペレータが指示した部数の仕上がり
プリントが排出される。
クして、仕上がりプリントのサイズと必要部数とを、各
駒画像毎に手元の専用キーボード等から入力する。ま
た、手動操作による色補正が必要と判断された駒画像に
対しては、CMYの色成分毎などの濃度を加減する色補
正操作を専用キーボードから入力することができる
(「プレジャッジ」と称される操作の一つ)。そして、
このようにして、1オーダーを構成する全ての駒画像に
ついて必要な入力操作が完了し、オペレータが、専用キ
ーボードから承認を意味する指示を制御部に入力する
と、露光処理部は、前記1オーダーに属する仕上がりプ
リント用の写真画像情報を、各駒画像毎に印画紙に露光
処理し始める。この露光処理された印画紙は、現像処理
部にて現像処理され、プリント排出口からは、前記色補
正操作を反映し、オペレータが指示した部数の仕上がり
プリントが排出される。
【0004】ところで、通常の写真処理装置は、写真フ
ィルムを写真フィルムの先端から先に装入口に装入する
ように構成されており、仮にオペレータが誤って写真フ
ィルムの後端から先に装入口に装入してしまった場合に
は、モニタ画面上に表示されるシミュレート画像は、撮
影者の意図した画像とは天地が逆転したものとなり、色
補正等の判断を円滑に行い難い場合がある。しかし、こ
の場合も、モニタ画面上に表示されるシミュレート画像
の向きを180°回転させた状態で再表示させる回転指
示入力手段が設けられていれば、オペレータはこの回転
指示入力手段を操作することで、天地の向きが撮影者の
意図と一致した状態のシミュレート画像を見ながら色補
正等の判断を行うことで、より正確な色補正が実施可能
となる。
ィルムを写真フィルムの先端から先に装入口に装入する
ように構成されており、仮にオペレータが誤って写真フ
ィルムの後端から先に装入口に装入してしまった場合に
は、モニタ画面上に表示されるシミュレート画像は、撮
影者の意図した画像とは天地が逆転したものとなり、色
補正等の判断を円滑に行い難い場合がある。しかし、こ
の場合も、モニタ画面上に表示されるシミュレート画像
の向きを180°回転させた状態で再表示させる回転指
示入力手段が設けられていれば、オペレータはこの回転
指示入力手段を操作することで、天地の向きが撮影者の
意図と一致した状態のシミュレート画像を見ながら色補
正等の判断を行うことで、より正確な色補正が実施可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の写真処
理装置では、最終的にプリント排出口から排出される仕
上がりプリントの向きについて言えば、写真フィルムの
後端から先に装入口に装入されてしまったオーダー関し
ては、撮影者の意図した画像とは天地が逆転した状態で
仕上がりプリントが排出されていた。
理装置では、最終的にプリント排出口から排出される仕
上がりプリントの向きについて言えば、写真フィルムの
後端から先に装入口に装入されてしまったオーダー関し
ては、撮影者の意図した画像とは天地が逆転した状態で
仕上がりプリントが排出されていた。
【0006】このように、撮影者の意図した画像とは天
地が逆転した状態で仕上がりプリントがプリント排出口
から排出された場合、仕上がりプリントを元になったネ
ガフィルムなどと共に顧客への返却用のDP袋に投入す
る際に、上下反転させて天地の向きを正した上で投入し
なければならず、オペレータは煩わしさを感じる場合が
あるという問題があった。特に、1オーダーの仕上がり
プリントの一番上にスタックされたプリントが横置きで
なく、縦置き姿勢のプリント(すなわち、横置きに排出
されたプリントの左辺が「天」で右辺が「地」、また
は、その逆となっているプリントを指す)の場合、横置
き姿勢のプリントが現われて天地の正誤状態が判断でき
るまで、重なっているプリントを一枚ずつ次々に捲って
行く必要があり、オペレータへの作業負担が大きかっ
た。
地が逆転した状態で仕上がりプリントがプリント排出口
から排出された場合、仕上がりプリントを元になったネ
ガフィルムなどと共に顧客への返却用のDP袋に投入す
る際に、上下反転させて天地の向きを正した上で投入し
なければならず、オペレータは煩わしさを感じる場合が
あるという問題があった。特に、1オーダーの仕上がり
プリントの一番上にスタックされたプリントが横置きで
なく、縦置き姿勢のプリント(すなわち、横置きに排出
されたプリントの左辺が「天」で右辺が「地」、また
は、その逆となっているプリントを指す)の場合、横置
き姿勢のプリントが現われて天地の正誤状態が判断でき
るまで、重なっているプリントを一枚ずつ次々に捲って
行く必要があり、オペレータへの作業負担が大きかっ
た。
【0007】したがって、本発明の目的は、上に例示し
た従来技術による写真処理装置の持つ前述した欠点に鑑
み、オペレータが誤って写真フィルムの後端から先に装
入口に装入してしまった場合などでも、撮影者の意図し
た画像と天地の向きが一致した状態で仕上がりプリント
が排出されるなど、プリント排出口から排出される仕上
がりプリントの天地の向きをオペレータが制御可能な写
真処理装置を提供することにある。
た従来技術による写真処理装置の持つ前述した欠点に鑑
み、オペレータが誤って写真フィルムの後端から先に装
入口に装入してしまった場合などでも、撮影者の意図し
た画像と天地の向きが一致した状態で仕上がりプリント
が排出されるなど、プリント排出口から排出される仕上
がりプリントの天地の向きをオペレータが制御可能な写
真処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る写真処理装置は、特許請求の範囲の欄
の請求項1から3に記された特徴構成を備えている。す
なわち、本発明の請求項1による写真処理装置は、複数
の駒画像からなる1オーダーの写真画像情報を入力する
入力部と、前記入力部に入力された写真画像情報を各駒
画像毎に印画紙に露光処理する露光処理部と、前記露光
処理部で露光処理された印画紙を現像処理し、各駒画像
に対応した仕上がりプリントとしてプリント排出口から
排出する現像処理部と、前記仕上がりプリントのシミュ
レート画像を、入力された前記写真画像情報に基づいて
作成し、これを前記露光処理に先立ってモニタ画面上に
表示する制御部と、前記モニタ画面上に表示された前記
シミュレート画像の向きを180°回転させた状態で再
表示させるためにオペレータによって操作可能な回転指
示入力手段とを有する写真処理装置であって、前記制御
部は、オペレータによる前記回転指示入力手段の最終操
作履歴を各駒画像毎に格納する格納手段を有し、前記露
光処理部は、前記プリント排出口に排出される前記仕上
がりプリントの天地の向きが、オペレータによる前記回
転指示入力手段の操作に基づいて前記モニタ画面上に最
終的に表示された前記シミュレート画像と一致するよう
に、前記格納手段に格納されている前記回転指示入力手
段の操作履歴に基づいて、前記露光処理を実施すること
を特徴構成としている。
に、本発明に係る写真処理装置は、特許請求の範囲の欄
の請求項1から3に記された特徴構成を備えている。す
なわち、本発明の請求項1による写真処理装置は、複数
の駒画像からなる1オーダーの写真画像情報を入力する
入力部と、前記入力部に入力された写真画像情報を各駒
画像毎に印画紙に露光処理する露光処理部と、前記露光
処理部で露光処理された印画紙を現像処理し、各駒画像
に対応した仕上がりプリントとしてプリント排出口から
排出する現像処理部と、前記仕上がりプリントのシミュ
レート画像を、入力された前記写真画像情報に基づいて
作成し、これを前記露光処理に先立ってモニタ画面上に
表示する制御部と、前記モニタ画面上に表示された前記
シミュレート画像の向きを180°回転させた状態で再
表示させるためにオペレータによって操作可能な回転指
示入力手段とを有する写真処理装置であって、前記制御
部は、オペレータによる前記回転指示入力手段の最終操
作履歴を各駒画像毎に格納する格納手段を有し、前記露
光処理部は、前記プリント排出口に排出される前記仕上
がりプリントの天地の向きが、オペレータによる前記回
転指示入力手段の操作に基づいて前記モニタ画面上に最
終的に表示された前記シミュレート画像と一致するよう
に、前記格納手段に格納されている前記回転指示入力手
段の操作履歴に基づいて、前記露光処理を実施すること
を特徴構成としている。
【0009】このような特徴構成を備えているために、
本発明の特許請求の範囲の請求項1による写真処理装置
では、オペレータが回転指示入力手段を操作することに
よって、モニタ画面上に表示されたシミュレート画像の
向きを180°回転させた状態で再表示させると、1オ
ーダー内のどの駒画像についてオペレータがシミュレー
ト画像の向きを180°回転させたかが、制御部の格納
手段に格納され、露光処理部は、格納手段に格納されて
いる回転指示入力手段の操作履歴を反映して露光処理を
実施するので、オペレータが回転指示入力手段を操作し
た駒画像については、当初入力された写真画像情報とは
180°回転した即ち天地が逆転した画像の向きの仕上
がりプリントがプリント排出口に排出され、オペレータ
が回転指示入力手段を操作しなかった駒画像について
は、当初入力された写真画像情報と天地の向きが一致し
た仕上がりプリントがプリント排出口に排出される。
本発明の特許請求の範囲の請求項1による写真処理装置
では、オペレータが回転指示入力手段を操作することに
よって、モニタ画面上に表示されたシミュレート画像の
向きを180°回転させた状態で再表示させると、1オ
ーダー内のどの駒画像についてオペレータがシミュレー
ト画像の向きを180°回転させたかが、制御部の格納
手段に格納され、露光処理部は、格納手段に格納されて
いる回転指示入力手段の操作履歴を反映して露光処理を
実施するので、オペレータが回転指示入力手段を操作し
た駒画像については、当初入力された写真画像情報とは
180°回転した即ち天地が逆転した画像の向きの仕上
がりプリントがプリント排出口に排出され、オペレータ
が回転指示入力手段を操作しなかった駒画像について
は、当初入力された写真画像情報と天地の向きが一致し
た仕上がりプリントがプリント排出口に排出される。
【0010】このように構成すれば、プリント排出口に
排出される仕上がりプリントの天地の向きは、オペレー
タによる回転指示入力手段の操作に基づいてモニタ画面
上に最終的に表示されたシミュレート画像と一致するこ
ととなり、言い換えれば、これは、撮影者の意図した画
像とも天地の向きが一致することとなる。したがって、
仕上がりプリントを元になったネガフィルムなどと共に
顧客への返却用のDP袋に投入する際に、上下反転など
を行うこと無く、そのままの状態で投入すれば、撮影者
の意図した画像と天地の向きが一致した状態で仕上がり
プリントがDP袋内に配置されることになる。
排出される仕上がりプリントの天地の向きは、オペレー
タによる回転指示入力手段の操作に基づいてモニタ画面
上に最終的に表示されたシミュレート画像と一致するこ
ととなり、言い換えれば、これは、撮影者の意図した画
像とも天地の向きが一致することとなる。したがって、
仕上がりプリントを元になったネガフィルムなどと共に
顧客への返却用のDP袋に投入する際に、上下反転など
を行うこと無く、そのままの状態で投入すれば、撮影者
の意図した画像と天地の向きが一致した状態で仕上がり
プリントがDP袋内に配置されることになる。
【0011】さらに、前記露光処理部は、前記1オーダ
ーを構成する前記複数の駒画像の個々に対応し、且つ、
前記モニタ画面上に最終的に表示された前記シミュレー
ト画像と一致した天地の向きを備える複数の縮小画像の
集合からなるインデックス画像をインデックスプリント
として印画紙に露光処理し、前記インデックスプリント
は、各縮小画像の天地の向きが、前記プリント排出口に
排出される前記仕上がりプリントの天地の向きと一致す
る状態で、前記プリント排出口から排出される構成とす
ることができる。
ーを構成する前記複数の駒画像の個々に対応し、且つ、
前記モニタ画面上に最終的に表示された前記シミュレー
ト画像と一致した天地の向きを備える複数の縮小画像の
集合からなるインデックス画像をインデックスプリント
として印画紙に露光処理し、前記インデックスプリント
は、各縮小画像の天地の向きが、前記プリント排出口に
排出される前記仕上がりプリントの天地の向きと一致す
る状態で、前記プリント排出口から排出される構成とす
ることができる。
【0012】このように構成すれば、オペレータは、仕
上がりプリントを、1オーダーの仕上がりプリントに引
き続いてプリント排出口から排出される対応のインデッ
クスプリントに見られる各縮小画像と突き合わせること
で、注文されている駒画像に対応する仕上がりプリント
が欠落無く出来ているかどうか等を正確に円滑に照合す
ることができる上に、このインデックスプリント内の各
縮小画像の天地の向きも、オペレータによる回転指示入
力手段の操作履歴に基づいてモニタ画面上に最終的に表
示されたシミュレート画像と一致するように露光処理さ
れており、且つ、各縮小画像の天地の向きが、前記プリ
ント排出口に排出される前記仕上がりプリントの天地の
向きと一致する状態で、前記プリント排出口から排出さ
れるので、この照合作業の際にも、1オーダー内の全て
の仕上がりプリントについて、天地を反転させることな
く、そのままの状態でインデックスプリントと照合する
ことができる。
上がりプリントを、1オーダーの仕上がりプリントに引
き続いてプリント排出口から排出される対応のインデッ
クスプリントに見られる各縮小画像と突き合わせること
で、注文されている駒画像に対応する仕上がりプリント
が欠落無く出来ているかどうか等を正確に円滑に照合す
ることができる上に、このインデックスプリント内の各
縮小画像の天地の向きも、オペレータによる回転指示入
力手段の操作履歴に基づいてモニタ画面上に最終的に表
示されたシミュレート画像と一致するように露光処理さ
れており、且つ、各縮小画像の天地の向きが、前記プリ
ント排出口に排出される前記仕上がりプリントの天地の
向きと一致する状態で、前記プリント排出口から排出さ
れるので、この照合作業の際にも、1オーダー内の全て
の仕上がりプリントについて、天地を反転させることな
く、そのままの状態でインデックスプリントと照合する
ことができる。
【0013】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による写真処理装置の実施
形態の一例について、図面に基づいて説明する。(写真
処理装置の全体構成)図1に示す写真処理装置は、主
に、印画紙1に対する露光処理と現像処理とを行うプリ
ント部Aと、このプリント部Aに対して必要な情報の処
理、及び、プリント部Aへの情報の転送を行うオペレー
ト部Bとから構成されている。
形態の一例について、図面に基づいて説明する。(写真
処理装置の全体構成)図1に示す写真処理装置は、主
に、印画紙1に対する露光処理と現像処理とを行うプリ
ント部Aと、このプリント部Aに対して必要な情報の処
理、及び、プリント部Aへの情報の転送を行うオペレー
ト部Bとから構成されている。
【0015】(プリント部Aの構成)図1の写真処理装
置の要部の構成要素どうしの関係をブロック図として示
した図2から理解されるように、プリント部Aは先ず、
印画紙1をロール状に納めた2つの印画紙マガジンM、
Mの内の選択された一方から、印画紙1を該装置の内部
まで搬送して、必要なプリントサイズに切断する。次
に、このように切断された印画紙1に対し、露光処理部
Exに設けられたデジタル露光エンジン23の露光ヘッ
ド23aによって写真画像情報の露光処理を行う。この
露光後の印画紙1は、現像処理部Deの複数の現像処理
槽で現像処理され、さらに現像処理部Deに属する乾燥
部Drで乾燥された後に、装置上面から画像面を上にし
た状態で横送りコンベア2(プリント排出口の一例)に
排出される。横送りコンベア2の下流側には、縦送りト
レイ移動装置が設けられている。この縦送りトレイ移動
装置は、上下に離間した2つの水平な軸芯周りに回転自
在に支持された一対のスプロケット(不図示)と、この
スプロケットの間に張り渡された1本の無端チェーン
(不図示)と、この無端チェーンに支持された多数のト
レイ45からなる。横送りコンベア2上に排出された印
画紙1は、横送りコンベア2の回転に基づいて、一番上
の静止した1枚のトレイ45上に落とされる。トレイ4
5は、同一のオーダー内のプリントPが排出されている
間は動かず、オーダーの切り換えのタイミングに1段だ
け下がって、新たなトレイ45が背後から現れて横送り
コンベア2の下流側に配置されるので、排出されるプリ
ントPは、各トレイ45内には、共通のオーダー内の仕
上がりプリントPが集積される。ここで、1オーダー
は、一般に24駒前後や36駒前後の駒画像を備えた1
本の写真フィルムに対応するものとする。
置の要部の構成要素どうしの関係をブロック図として示
した図2から理解されるように、プリント部Aは先ず、
印画紙1をロール状に納めた2つの印画紙マガジンM、
Mの内の選択された一方から、印画紙1を該装置の内部
まで搬送して、必要なプリントサイズに切断する。次
に、このように切断された印画紙1に対し、露光処理部
Exに設けられたデジタル露光エンジン23の露光ヘッ
ド23aによって写真画像情報の露光処理を行う。この
露光後の印画紙1は、現像処理部Deの複数の現像処理
槽で現像処理され、さらに現像処理部Deに属する乾燥
部Drで乾燥された後に、装置上面から画像面を上にし
た状態で横送りコンベア2(プリント排出口の一例)に
排出される。横送りコンベア2の下流側には、縦送りト
レイ移動装置が設けられている。この縦送りトレイ移動
装置は、上下に離間した2つの水平な軸芯周りに回転自
在に支持された一対のスプロケット(不図示)と、この
スプロケットの間に張り渡された1本の無端チェーン
(不図示)と、この無端チェーンに支持された多数のト
レイ45からなる。横送りコンベア2上に排出された印
画紙1は、横送りコンベア2の回転に基づいて、一番上
の静止した1枚のトレイ45上に落とされる。トレイ4
5は、同一のオーダー内のプリントPが排出されている
間は動かず、オーダーの切り換えのタイミングに1段だ
け下がって、新たなトレイ45が背後から現れて横送り
コンベア2の下流側に配置されるので、排出されるプリ
ントPは、各トレイ45内には、共通のオーダー内の仕
上がりプリントPが集積される。ここで、1オーダー
は、一般に24駒前後や36駒前後の駒画像を備えた1
本の写真フィルムに対応するものとする。
【0016】(オペレート部Bの構成)オペレート部B
は、現像済みの写真フィルム4(ここでは24の駒画像
を備えた35mm幅のネガフィルムとしておく)を1本
ずつ支持するフィルムキャリア13と、写真フィルム4
の各駒画像に担持された画像情報を撮像してデジタル画
像情報に変換するスキャナSと、各種情報を表示するモ
ニタ画面5aを備えたディスプレイ5と、この写真処理
装置の制御を行う処理手段としての制御装置7(制御部
の一例)とで構成されている。制御装置7には、スキャ
ナSによって変換された複数の駒画像に関するデジタル
画像情報を各個別の画像ファイルとして格納可能なフレ
ームメモリ(格納手段の一例)が含まれる。スキャナS
とディスプレイ5は、デスク状ユニット上に載置されて
いる。また、デスク状ユニットには、オペレータがモニ
タ画面5aを介しての対話型指示を制御装置7に与える
ための操作卓6が付随している。
は、現像済みの写真フィルム4(ここでは24の駒画像
を備えた35mm幅のネガフィルムとしておく)を1本
ずつ支持するフィルムキャリア13と、写真フィルム4
の各駒画像に担持された画像情報を撮像してデジタル画
像情報に変換するスキャナSと、各種情報を表示するモ
ニタ画面5aを備えたディスプレイ5と、この写真処理
装置の制御を行う処理手段としての制御装置7(制御部
の一例)とで構成されている。制御装置7には、スキャ
ナSによって変換された複数の駒画像に関するデジタル
画像情報を各個別の画像ファイルとして格納可能なフレ
ームメモリ(格納手段の一例)が含まれる。スキャナS
とディスプレイ5は、デスク状ユニット上に載置されて
いる。また、デスク状ユニットには、オペレータがモニ
タ画面5aを介しての対話型指示を制御装置7に与える
ための操作卓6が付随している。
【0017】(スキャナSの構成)図2に示すように、
スキャナSは、白色光源としてのハロゲンランプ10か
らの光線を、調光フィルター11、ミラートンネル12
による光ビームの色分布や強度分布の調整を経て、フィ
ルムキャリア13上の写真フィルム4に供給する系と、
写真フィルム4の駒画像を透過した光をミラー14、光
学レンズ15を介して、CCDラインセンサ16に導く
系とから構成されている。このCCDラインセンサ16
は、前記透過光をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原
色に色分解した状態で取り込むために、上記の各色相の
フィルターを備えた光電変換素子が主走査方向に沿った
直線状に配置された3列のCCDラインセンサ16r,
16g,16bからなる。そして、ミラー14を揺動さ
せる、あるいは、写真フィルム4を移動させることで、
副走査方向に向けて連続的に画像情報が取り込まれる。
スキャナSは、白色光源としてのハロゲンランプ10か
らの光線を、調光フィルター11、ミラートンネル12
による光ビームの色分布や強度分布の調整を経て、フィ
ルムキャリア13上の写真フィルム4に供給する系と、
写真フィルム4の駒画像を透過した光をミラー14、光
学レンズ15を介して、CCDラインセンサ16に導く
系とから構成されている。このCCDラインセンサ16
は、前記透過光をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原
色に色分解した状態で取り込むために、上記の各色相の
フィルターを備えた光電変換素子が主走査方向に沿った
直線状に配置された3列のCCDラインセンサ16r,
16g,16bからなる。そして、ミラー14を揺動さ
せる、あるいは、写真フィルム4を移動させることで、
副走査方向に向けて連続的に画像情報が取り込まれる。
【0018】また、スキャナSの側面には、フィルム装
入口28とフィルム排出口29とが設けられており、オ
ペレータが写真フィルムをその長手方向の一端からフィ
ルム装入口28に装入すると、フィルムキャリア13内
に設けられた搬送ローラ対13aが駆動されて、写真フ
ィルム4のスキャンが開始される。スキャンを終えた写
真フィルム4の部位はフィルム排出口29からスキャナ
S外に現れる。したがって、フィルムキャリア13とス
キャナSは、複数の駒画像からなる1オーダーの写真画
像情報を入力する入力部を構成している。スキャナSに
よって撮像された駒画像毎の個々の当初デジタル画像フ
ァイル(スキャナSによって撮像されたままで後述する
補正等の加工を施す前のデジタル画像ファイルを「当初
画像ファイル」と仮称する)は、1オーダー内では共通
のオーダー番号を付された状態で、制御装置7のフレー
ムメモリ内に格納される。オーダー番号は、例えば、オ
ペレータが操作卓6を介して入力した、或いは、DP袋
に貼付されたバーコードからバーコードリーダーを介し
て入力した番号である。尚、図2に示すように、制御装
置7としては汎用コンピュータが用いられており、この
制御装置7はCPU、ROM、RAM、I/Oインター
フェース等のハードウエアから成ると共に、露光処理部
Ex、現像処理部De、ディスプレイ5、操作卓6、入
出力部8の夫々を制御する信号系が形成されている。
入口28とフィルム排出口29とが設けられており、オ
ペレータが写真フィルムをその長手方向の一端からフィ
ルム装入口28に装入すると、フィルムキャリア13内
に設けられた搬送ローラ対13aが駆動されて、写真フ
ィルム4のスキャンが開始される。スキャンを終えた写
真フィルム4の部位はフィルム排出口29からスキャナ
S外に現れる。したがって、フィルムキャリア13とス
キャナSは、複数の駒画像からなる1オーダーの写真画
像情報を入力する入力部を構成している。スキャナSに
よって撮像された駒画像毎の個々の当初デジタル画像フ
ァイル(スキャナSによって撮像されたままで後述する
補正等の加工を施す前のデジタル画像ファイルを「当初
画像ファイル」と仮称する)は、1オーダー内では共通
のオーダー番号を付された状態で、制御装置7のフレー
ムメモリ内に格納される。オーダー番号は、例えば、オ
ペレータが操作卓6を介して入力した、或いは、DP袋
に貼付されたバーコードからバーコードリーダーを介し
て入力した番号である。尚、図2に示すように、制御装
置7としては汎用コンピュータが用いられており、この
制御装置7はCPU、ROM、RAM、I/Oインター
フェース等のハードウエアから成ると共に、露光処理部
Ex、現像処理部De、ディスプレイ5、操作卓6、入
出力部8の夫々を制御する信号系が形成されている。
【0019】(露光処理部Exの構成)露光処理部Ex
は、図2に示すように、印画紙1に対する露光を行う露
光ヘッド23、2つの印画紙マガジンM、Mの一方から
の印画紙1を下方に案内するよう駆動回転型の圧着ロー
ラ21を有した引出し搬送機構C1、引出し搬送機構C
1から引き出された印画紙1をプリントサイズに切断す
るカッター22、プリントサイズに切断された印画紙1
を露光ヘッド23が配置された露光位置まで搬送するた
めに複数の駆動回転型の圧着ローラ24からなる前搬送
機構C2、露光ヘッド23で露光された印画紙1を送り
出すために複数の駆動回転型の圧着ローラ25からなる
後搬送機構C3、及び、後搬送機構C3で搬送された印
画紙1を複数列の搬送経路に振り分けて送り出す振分機
構C4などを備えている。この振分機構C4からの印画
紙は、2から3列の搬送経路において並列状態で現像処
理部Deで現像処理と乾燥処理を施されて横送りコンベ
ア2上に送り出される。
は、図2に示すように、印画紙1に対する露光を行う露
光ヘッド23、2つの印画紙マガジンM、Mの一方から
の印画紙1を下方に案内するよう駆動回転型の圧着ロー
ラ21を有した引出し搬送機構C1、引出し搬送機構C
1から引き出された印画紙1をプリントサイズに切断す
るカッター22、プリントサイズに切断された印画紙1
を露光ヘッド23が配置された露光位置まで搬送するた
めに複数の駆動回転型の圧着ローラ24からなる前搬送
機構C2、露光ヘッド23で露光された印画紙1を送り
出すために複数の駆動回転型の圧着ローラ25からなる
後搬送機構C3、及び、後搬送機構C3で搬送された印
画紙1を複数列の搬送経路に振り分けて送り出す振分機
構C4などを備えている。この振分機構C4からの印画
紙は、2から3列の搬送経路において並列状態で現像処
理部Deで現像処理と乾燥処理を施されて横送りコンベ
ア2上に送り出される。
【0020】露光ヘッド23は、印画紙1に対して主走
査方向に沿ってR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色
の光線の露光を行うよう3列の露光ラインを備えてい
る。露光時には印画紙1を副走査方向に送りながら、こ
の副走査方向の印画紙送り速度と同期して前記フレーム
メモリに保存された画像情報の主走査方向に沿ったライ
ン状のデータを1ラインずつ読出して露光ヘッド23に
転送し、該露光ヘッド23の駆動を行うように制御形態
が設定されている。尚、露光ヘッド23としては、蛍光
ビーム方式、液晶シャッター方式、DMD方式、或い
は、FOCRT等のデジタル露光エンジンを使用可能で
ある。
査方向に沿ってR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色
の光線の露光を行うよう3列の露光ラインを備えてい
る。露光時には印画紙1を副走査方向に送りながら、こ
の副走査方向の印画紙送り速度と同期して前記フレーム
メモリに保存された画像情報の主走査方向に沿ったライ
ン状のデータを1ラインずつ読出して露光ヘッド23に
転送し、該露光ヘッド23の駆動を行うように制御形態
が設定されている。尚、露光ヘッド23としては、蛍光
ビーム方式、液晶シャッター方式、DMD方式、或い
は、FOCRT等のデジタル露光エンジンを使用可能で
ある。
【0021】(制御装置7の働き)写真フィルム4の全
駒画像についてスキャナSによる撮像が終了すると、制
御装置7は、フレームメモリ内に格納された各駒画像毎
の当初画像ファイルに基づいて、所定の間隔(この間隔
の如何は写真フィルム4が、幅が35mmの135フィ
ルムであるか、幅が24mmの240フィルムであるか
で異なる一つの駒画像のサイズに応じて予め決められて
いる)で画素の間引きを行い、サイズの小さな「予備縮
小画像ファイル」を一旦作成し、さらに、この予備縮小
画像ファイルに対して、自動補正処理を加えた「縮小画
像ファイル」を作って、これを「シミュレート画像」と
してモニタ画面5aに表示する。前記「縮小画像ファイ
ル」は、先に作成された「予備縮小画像ファイル」に上
書きされる形態を採っても良いし、「予備縮小画像ファ
イル」と「縮小画像ファイル」の双方が、対応する「当
初画像ファイル」と関連付けられた形でフレームメモリ
内に格納される形態を取っても良い。前記自動補正処理
では、「当初画像ファイル」の画像濃度が、標準的とさ
れる写真画像ファイルの画像濃度の範囲から逸脱してい
る時に、見掛けの画像濃度を修正する操作として、その
駒画像の画像データの全体(RGBの各色成分の全て)
に対して数値補正が加えられる。尚、ここでは、シミュ
レート画像はスキャナSによる撮像の順番に基づいて、
一度に6駒分、すなわち、図3に例示したモニタ画面5
a上のシミュレート画面30に見られるように、左右に
3つ上下に2つ並んだ合計6個の形態で表示される。
駒画像についてスキャナSによる撮像が終了すると、制
御装置7は、フレームメモリ内に格納された各駒画像毎
の当初画像ファイルに基づいて、所定の間隔(この間隔
の如何は写真フィルム4が、幅が35mmの135フィ
ルムであるか、幅が24mmの240フィルムであるか
で異なる一つの駒画像のサイズに応じて予め決められて
いる)で画素の間引きを行い、サイズの小さな「予備縮
小画像ファイル」を一旦作成し、さらに、この予備縮小
画像ファイルに対して、自動補正処理を加えた「縮小画
像ファイル」を作って、これを「シミュレート画像」と
してモニタ画面5aに表示する。前記「縮小画像ファイ
ル」は、先に作成された「予備縮小画像ファイル」に上
書きされる形態を採っても良いし、「予備縮小画像ファ
イル」と「縮小画像ファイル」の双方が、対応する「当
初画像ファイル」と関連付けられた形でフレームメモリ
内に格納される形態を取っても良い。前記自動補正処理
では、「当初画像ファイル」の画像濃度が、標準的とさ
れる写真画像ファイルの画像濃度の範囲から逸脱してい
る時に、見掛けの画像濃度を修正する操作として、その
駒画像の画像データの全体(RGBの各色成分の全て)
に対して数値補正が加えられる。尚、ここでは、シミュ
レート画像はスキャナSによる撮像の順番に基づいて、
一度に6駒分、すなわち、図3に例示したモニタ画面5
a上のシミュレート画面30に見られるように、左右に
3つ上下に2つ並んだ合計6個の形態で表示される。
【0022】シミュレート画面30は、オペレータが操
作卓6またはマウス20等のポインティングデバイスを
介してプリント条件を付加操作可能な対話型操作画面と
なっている。シミュレート画面30に並んだ6つのシミ
ュレート画像31を個別に見ると、各シミュレート画像
の上辺には、出力させたい仕上がりプリントPのサイズ
を入力するサイズ入力ボックス32が、下辺の右端に
は、仕上がりプリントPの枚数を入力する枚数入力ボッ
クス33が、夫々、マウス等によって選択可能なプルダ
ウンメニューまたはポップアップメニューの形態で設け
られている。また、既にシミュレート画像31に反映さ
れている自動補正処理に拘わらず、更にマニュアルによ
る補正入力が必要な場合には、各シミュレート画像の下
辺の左側に設けられた濃度補正入力ボックス34内の値
を書き換えることができる。濃度補正入力ボックス34
は、YMCDの4つの欄に区分されており、表示当初の
各欄内にデフォルト値として書き込まれた「N(ニュー
トラル)」をマウスによる選択等で例えば「+1」或い
は「−1」に書き換えれば、Y(イエロー)、M(マジ
ェンタ)、C(シアン)、D(全体濃度)の各別に補正
指示を入力することができる。
作卓6またはマウス20等のポインティングデバイスを
介してプリント条件を付加操作可能な対話型操作画面と
なっている。シミュレート画面30に並んだ6つのシミ
ュレート画像31を個別に見ると、各シミュレート画像
の上辺には、出力させたい仕上がりプリントPのサイズ
を入力するサイズ入力ボックス32が、下辺の右端に
は、仕上がりプリントPの枚数を入力する枚数入力ボッ
クス33が、夫々、マウス等によって選択可能なプルダ
ウンメニューまたはポップアップメニューの形態で設け
られている。また、既にシミュレート画像31に反映さ
れている自動補正処理に拘わらず、更にマニュアルによ
る補正入力が必要な場合には、各シミュレート画像の下
辺の左側に設けられた濃度補正入力ボックス34内の値
を書き換えることができる。濃度補正入力ボックス34
は、YMCDの4つの欄に区分されており、表示当初の
各欄内にデフォルト値として書き込まれた「N(ニュー
トラル)」をマウスによる選択等で例えば「+1」或い
は「−1」に書き換えれば、Y(イエロー)、M(マジ
ェンタ)、C(シアン)、D(全体濃度)の各別に補正
指示を入力することができる。
【0023】このようにして濃度補正入力ボックス34
に入力された補正指示は、入力直後に制御装置7にフィ
ードバックされ、「縮小画像ファイル」のデータが、こ
の補正指示を反映したものに書き換えられる(上書
き)。したがって、入力された補正指示が仕上がりプリ
ントPに対して与えるであろうと予測される効果は、対
応するモニタ画面5a上のシミュレート画像31の状態
に直ぐに反映される。
に入力された補正指示は、入力直後に制御装置7にフィ
ードバックされ、「縮小画像ファイル」のデータが、こ
の補正指示を反映したものに書き換えられる(上書
き)。したがって、入力された補正指示が仕上がりプリ
ントPに対して与えるであろうと予測される効果は、対
応するモニタ画面5a上のシミュレート画像31の状態
に直ぐに反映される。
【0024】尚、或る6つのシミュレート画像31がモ
ニタ画面5aに表示された直後は、6つのシミュレート
画像31の内の最初の画像、すなわち、図では左上のN
o.1のシミュレート画像31が、黄色などの矩形の選
択フレーム40によって取り囲まれており(図3はこの
状態に対応していない)、この画像が補正などの入力を
操作可能な状態(アクティブ状態)になっていることを
示す。オペレータが、操作卓6上の「→(右矢印)」キ
ー(不図示)を入力するか、マウス操作で次の駒画像を
クリックすると、図3に示すように、二つ目のNo.2
の駒画像が、選択フレーム40によって取り囲まれたア
クティブ状態となる。また、これと同時に、それまでア
クティブ状態であったNo.1の駒画像に関するプリン
ト条件の入力操作が完了したこと(或いは入力操作を一
切行わなかったこと)が制御装置7に入力され、フレー
ムメモリ内のNo.1の駒画像の「当初画像ファイル」
が、この入力されたプリント条件、並びに、使用される
印画紙特性等の基本条件を反映した「プリント画像ファ
イル」に書き換えられる(上書き)。因みに、図3の例
では、No.1の画像には、プリントサイズ:L版、部
数:1、濃度(D):+1というプリント条件がオペレ
ータによって付加されたことが判る。
ニタ画面5aに表示された直後は、6つのシミュレート
画像31の内の最初の画像、すなわち、図では左上のN
o.1のシミュレート画像31が、黄色などの矩形の選
択フレーム40によって取り囲まれており(図3はこの
状態に対応していない)、この画像が補正などの入力を
操作可能な状態(アクティブ状態)になっていることを
示す。オペレータが、操作卓6上の「→(右矢印)」キ
ー(不図示)を入力するか、マウス操作で次の駒画像を
クリックすると、図3に示すように、二つ目のNo.2
の駒画像が、選択フレーム40によって取り囲まれたア
クティブ状態となる。また、これと同時に、それまでア
クティブ状態であったNo.1の駒画像に関するプリン
ト条件の入力操作が完了したこと(或いは入力操作を一
切行わなかったこと)が制御装置7に入力され、フレー
ムメモリ内のNo.1の駒画像の「当初画像ファイル」
が、この入力されたプリント条件、並びに、使用される
印画紙特性等の基本条件を反映した「プリント画像ファ
イル」に書き換えられる(上書き)。因みに、図3の例
では、No.1の画像には、プリントサイズ:L版、部
数:1、濃度(D):+1というプリント条件がオペレ
ータによって付加されたことが判る。
【0025】ところで、図3の例では、No.1の画像
とNo.2の画像はカメラを縦位置に構えて撮影した縦
置きの画像で、No.3以降の画像はカメラを横位置に
構えて撮影した横置きとなっている。そして、No.1
の画像とNo.2の画像を見比べると、同じく縦置きで
あっても、撮影時のカメラの姿勢の違いのために(すな
わち、その結果、1本の写真フィルム4内で画像の向き
に相違が存在するために)天地の向きが一致していな
い。すなわち、No.1の画像は左辺が天となり、N
o.2の画像は右辺が天となって表示されている。
とNo.2の画像はカメラを縦位置に構えて撮影した縦
置きの画像で、No.3以降の画像はカメラを横位置に
構えて撮影した横置きとなっている。そして、No.1
の画像とNo.2の画像を見比べると、同じく縦置きで
あっても、撮影時のカメラの姿勢の違いのために(すな
わち、その結果、1本の写真フィルム4内で画像の向き
に相違が存在するために)天地の向きが一致していな
い。すなわち、No.1の画像は左辺が天となり、N
o.2の画像は右辺が天となって表示されている。
【0026】しかし、この写真処理装置には、モニタ画
面5aのシミュレート画像を180°回転させた状態で
再表示させる機能が設けられており、該当する駒画像の
シミュレート画像31がアクティブになっている時に操
作卓6上の「F1」キー(回転指示入力手段の一例)を
入力するか、各シミュレート画像31の濃度補正入力ボ
ックスの更に下に配置された「F1:画像回転」ボタン
35(回転指示入力手段の一例)をマウス操作でクリッ
クすると、この入力操作が制御装置7にフィードバック
され、「縮小画像ファイル」のデータが、この画像回転
の補正指示を反映したものに書き換えられ(上書き)、
対応するモニタ画面5a上のNo.2のシミュレート画
像31も図4に示すように、画像の天地が反転し、N
o.1の画像と同様に左辺が天となった画像に切り替わ
る。
面5aのシミュレート画像を180°回転させた状態で
再表示させる機能が設けられており、該当する駒画像の
シミュレート画像31がアクティブになっている時に操
作卓6上の「F1」キー(回転指示入力手段の一例)を
入力するか、各シミュレート画像31の濃度補正入力ボ
ックスの更に下に配置された「F1:画像回転」ボタン
35(回転指示入力手段の一例)をマウス操作でクリッ
クすると、この入力操作が制御装置7にフィードバック
され、「縮小画像ファイル」のデータが、この画像回転
の補正指示を反映したものに書き換えられ(上書き)、
対応するモニタ画面5a上のNo.2のシミュレート画
像31も図4に示すように、画像の天地が反転し、N
o.1の画像と同様に左辺が天となった画像に切り替わ
る。
【0027】次に、このように画像状態の判定を行い易
い天地状態に直されたシミュレート画像31に対して、
オペレータがサイズ、部数、濃度補正などの他のプリン
ト条件を付加完了し、次のNo.3のシミュレート画像
31をアクティブ状態に切り換えると、フレームメモリ
内のNo.2の駒画像に対応する「当初画像ファイル」
が、この入力されたプリント条件と前記基本条件の他に
180°の画像回転の補正指示を反映した「プリント画
像ファイル」に書き換えられる(回転指示入力手段の操
作履歴の一例としての上書き)。
い天地状態に直されたシミュレート画像31に対して、
オペレータがサイズ、部数、濃度補正などの他のプリン
ト条件を付加完了し、次のNo.3のシミュレート画像
31をアクティブ状態に切り換えると、フレームメモリ
内のNo.2の駒画像に対応する「当初画像ファイル」
が、この入力されたプリント条件と前記基本条件の他に
180°の画像回転の補正指示を反映した「プリント画
像ファイル」に書き換えられる(回転指示入力手段の操
作履歴の一例としての上書き)。
【0028】モニタ画面5aに表示されているNo.1
からNo.6のシミュレート画像に関するプリント条件
の入力操作を完了した時点で、オペレータが操作卓6上
の「→」キー(不図示)を入力すると、モニタ画面5a
が次のNo.7からNo.12のシミュレート画像の表
示に切り替わる。そして、このような操作を繰り返すこ
とによって、No.1からNo.24の1オーダーの全
ての駒画像についてプリント条件の入力操作を完了し、
オペレータが操作卓6上の「YES/START」キー
(不図示)を入力すると、モニタ画面5aに「プリント
中」のサインが表示されると同時に、フレームメモリ内
の各駒画像に関する「プリント画像ファイル」のデータ
が、デジタル露光エンジン23に送られて、印画紙への
露光操作が、最後尾のNo.24の駒画像から最初のN
o.1の駒画像へと逆の順番で開始される。
からNo.6のシミュレート画像に関するプリント条件
の入力操作を完了した時点で、オペレータが操作卓6上
の「→」キー(不図示)を入力すると、モニタ画面5a
が次のNo.7からNo.12のシミュレート画像の表
示に切り替わる。そして、このような操作を繰り返すこ
とによって、No.1からNo.24の1オーダーの全
ての駒画像についてプリント条件の入力操作を完了し、
オペレータが操作卓6上の「YES/START」キー
(不図示)を入力すると、モニタ画面5aに「プリント
中」のサインが表示されると同時に、フレームメモリ内
の各駒画像に関する「プリント画像ファイル」のデータ
が、デジタル露光エンジン23に送られて、印画紙への
露光操作が、最後尾のNo.24の駒画像から最初のN
o.1の駒画像へと逆の順番で開始される。
【0029】また、この写真処理装置では、「YES/
START」キーの入力と同時に、制御装置7は、該当
するオーダーに属する全ての駒画像に対応した24個の
縮小画像が1つの画面内に縦横に並んだ1つのインデッ
クス画像ファイルを作成し、これを、1オーダーの最後
の仕上がりプリントPの露光操作後のデジタル露光エン
ジン23に送る。デジタル露光エンジン23では、この
インデックス画像ファイルに基づいて、インデックスプ
リントIPを露光操作する。このようにして出力される
インデックスプリントIPは、オペレータが最終的に入
力した濃度補正指示と回転指示の操作履歴を反映し、言
い換えれば、「YES/START」キーが入力される
直前にシミュレート画面30に表示された各シミュレー
ト画像31の色相状態、及び、天地の向きと一致した内
容を備えている。
START」キーの入力と同時に、制御装置7は、該当
するオーダーに属する全ての駒画像に対応した24個の
縮小画像が1つの画面内に縦横に並んだ1つのインデッ
クス画像ファイルを作成し、これを、1オーダーの最後
の仕上がりプリントPの露光操作後のデジタル露光エン
ジン23に送る。デジタル露光エンジン23では、この
インデックス画像ファイルに基づいて、インデックスプ
リントIPを露光操作する。このようにして出力される
インデックスプリントIPは、オペレータが最終的に入
力した濃度補正指示と回転指示の操作履歴を反映し、言
い換えれば、「YES/START」キーが入力される
直前にシミュレート画面30に表示された各シミュレー
ト画像31の色相状態、及び、天地の向きと一致した内
容を備えている。
【0030】そこで、印画紙1として幅が127mmの
ロール状印画紙が用いられた場合は、デジタル露光エン
ジン23では、オペレータが入力したサイズと部数の各
仕上がりプリントPと1枚のインデックスプリントIP
が、幅が127mmで送りが89mmのシート状に露光
操作され、現像処理及び乾燥処理を終えて、横送りコン
ベア2上に送り出される。横送りコンベア2は、排出さ
れるプリントPを次々に、縦送りトレイ装置内の静止し
ている1つのトレイ45上に落下させるので、No.1
からNo.24までの全ての駒画像について各1部のL
版のプリントPが実行されると仮定すれば、トレイ45
上には、図5に例示するように、No.24の駒画像に
対応するプリントP24から、No.1の駒画像に対応す
るプリントP1までの24枚の仕上がりプリントPに1
枚のインデックスプリントIPを加えた計25枚のプリ
ントからなるスタックPSが形成される。このスタック
PSの最下層は、No.24の駒画像に対応するプリン
トP24であり、最上層はインデックスプリントIPであ
る。
ロール状印画紙が用いられた場合は、デジタル露光エン
ジン23では、オペレータが入力したサイズと部数の各
仕上がりプリントPと1枚のインデックスプリントIP
が、幅が127mmで送りが89mmのシート状に露光
操作され、現像処理及び乾燥処理を終えて、横送りコン
ベア2上に送り出される。横送りコンベア2は、排出さ
れるプリントPを次々に、縦送りトレイ装置内の静止し
ている1つのトレイ45上に落下させるので、No.1
からNo.24までの全ての駒画像について各1部のL
版のプリントPが実行されると仮定すれば、トレイ45
上には、図5に例示するように、No.24の駒画像に
対応するプリントP24から、No.1の駒画像に対応す
るプリントP1までの24枚の仕上がりプリントPに1
枚のインデックスプリントIPを加えた計25枚のプリ
ントからなるスタックPSが形成される。このスタック
PSの最下層は、No.24の駒画像に対応するプリン
トP24であり、最上層はインデックスプリントIPであ
る。
【0031】また、トレイ45上に排出されたこの計2
5枚のプリントのスタックPSは、インデックスプリン
トIP内に納められている縮小画像も含めて、オペレー
タが乾燥部Dr側から、すなわち、図1の矢印Rの向き
でトレイ45に向かった時に、丁度オペレータがモニタ
画面5a上のシミュレート画面30で確認した天地の向
きと一致するように載置されている。したがって、各仕
上がりプリントの画像をインデックスプリント内の各縮
小画像と照合することによって、注文されている駒画像
に対応する仕上がりプリントが欠落無く出来ているかど
うかをチェックする、オペレータによる検品作業を容易
に行うことができ、同時に、仕上がりプリントを元にな
ったネガフィルムなどと共に顧客への返却用のDP袋に
投入する際に、上下反転などを行うこと無く、そのまま
の状態で投入すれば、撮影者の意図した画像と天地の向
きが一致した状態で仕上がりプリントがDP袋内に配置
されることになる。
5枚のプリントのスタックPSは、インデックスプリン
トIP内に納められている縮小画像も含めて、オペレー
タが乾燥部Dr側から、すなわち、図1の矢印Rの向き
でトレイ45に向かった時に、丁度オペレータがモニタ
画面5a上のシミュレート画面30で確認した天地の向
きと一致するように載置されている。したがって、各仕
上がりプリントの画像をインデックスプリント内の各縮
小画像と照合することによって、注文されている駒画像
に対応する仕上がりプリントが欠落無く出来ているかど
うかをチェックする、オペレータによる検品作業を容易
に行うことができ、同時に、仕上がりプリントを元にな
ったネガフィルムなどと共に顧客への返却用のDP袋に
投入する際に、上下反転などを行うこと無く、そのまま
の状態で投入すれば、撮影者の意図した画像と天地の向
きが一致した状態で仕上がりプリントがDP袋内に配置
されることになる。
【0032】このように各仕上がりプリントの画像及び
インデックスプリント内の各縮小画像の天地の向きを制
御するために、フレームメモリ内の各駒画像に関する
「プリント画像ファイル」のデータは、図6(イ)に示
すように、モニタ画面5aに最終的に表示されたシミュ
レート画像31で言えば、上辺の主走査方向(デジタル
露光エンジン23によるライン露光における主走査方向
を指す)に延びたライン(図では上辺に延びた右向き矢
印で示されている)上のデータが最初に読み出され、次
第に、上辺から下辺に向けて副走査方向に読み出しが進
められ、デジタル露光エンジン23に送られる。
インデックスプリント内の各縮小画像の天地の向きを制
御するために、フレームメモリ内の各駒画像に関する
「プリント画像ファイル」のデータは、図6(イ)に示
すように、モニタ画面5aに最終的に表示されたシミュ
レート画像31で言えば、上辺の主走査方向(デジタル
露光エンジン23によるライン露光における主走査方向
を指す)に延びたライン(図では上辺に延びた右向き矢
印で示されている)上のデータが最初に読み出され、次
第に、上辺から下辺に向けて副走査方向に読み出しが進
められ、デジタル露光エンジン23に送られる。
【0033】次に、印画紙1として幅が89mmのロー
ル状印画紙が用いられた場合は、デジタル露光エンジン
23では、オペレータが入力したサイズと部数の各仕上
がりプリントPと1枚のインデックスプリントIPが、
幅が89mmで送りが127mmのシート状に露光操作
され、現像処理及び乾燥処理を終えて、横送りコンベア
2上に送り出される。横送りコンベア2は、排出される
プリントPを次々に、縦送りトレイ装置内の静止してい
る1つのトレイ45上に落下させるので、No.1から
No.24までの全ての駒画像について各1部のL版の
プリントPが実行されると仮定すれば、トレイ45上に
は、図7に例示するように、No.24の駒画像に対応
するプリントP24から、No.1の駒画像に対応するプ
リントP 1までの24枚の仕上がりプリントPに1枚の
インデックスプリントIPを加えた計25枚のプリント
からなるスタックPSが形成される。このスタックPS
の最下層は、No.24の駒画像に対応するプリントP
24であり、最上層にはインデックスプリントIPが出力
されている。
ル状印画紙が用いられた場合は、デジタル露光エンジン
23では、オペレータが入力したサイズと部数の各仕上
がりプリントPと1枚のインデックスプリントIPが、
幅が89mmで送りが127mmのシート状に露光操作
され、現像処理及び乾燥処理を終えて、横送りコンベア
2上に送り出される。横送りコンベア2は、排出される
プリントPを次々に、縦送りトレイ装置内の静止してい
る1つのトレイ45上に落下させるので、No.1から
No.24までの全ての駒画像について各1部のL版の
プリントPが実行されると仮定すれば、トレイ45上に
は、図7に例示するように、No.24の駒画像に対応
するプリントP24から、No.1の駒画像に対応するプ
リントP 1までの24枚の仕上がりプリントPに1枚の
インデックスプリントIPを加えた計25枚のプリント
からなるスタックPSが形成される。このスタックPS
の最下層は、No.24の駒画像に対応するプリントP
24であり、最上層にはインデックスプリントIPが出力
されている。
【0034】また、トレイ45上に排出されたこの計2
5枚のプリントのスタックPSは、インデックスプリン
トIP内に納められている縮小画像も含めて、オペレー
タが図1および図5の矢印Qの向きでトレイ45に向か
った時に、オペレータがモニタ画面5a上のシミュレー
ト画面30で確認した天地の向きと一致するように載置
されている。したがって、各仕上がりプリントの画像を
インデックスプリント内の各縮小画像と照合することに
よって、注文されている駒画像に対応する仕上がりプリ
ントが欠落無く出来ているかどうかをチェックする、オ
ペレータによる検品作業を容易に行うことができ、同時
に、仕上がりプリントを元になったネガフィルムなどと
共に顧客への返却用のDP袋に投入する際に、上下反転
などを行うこと無く、そのままの状態で投入すれば、撮
影者の意図した画像と天地の向きが一致した状態で仕上
がりプリントがDP袋内に配置されることになる。この
ように各仕上がりプリントの画像及びインデックスプリ
ント内の各縮小画像の天地の向きを制御するために、フ
レームメモリ内の各駒画像に関する「プリント画像ファ
イル」のデータは、図8(イ)に示すように、モニタ画
面5aに最終的に表示されたシミュレート画像31で言
えば、左辺上の主走査方向(デジタル露光エンジン23
によるライン露光における主走査方向を指す)に延びた
ライン(図では左辺上に延びた上向き矢印で示されてい
る)上のデータが最初に読み出され、次第に、左辺から
右辺に向けて副走査方向に読み出しが進められ、デジタ
ル露光エンジン23に送られる。
5枚のプリントのスタックPSは、インデックスプリン
トIP内に納められている縮小画像も含めて、オペレー
タが図1および図5の矢印Qの向きでトレイ45に向か
った時に、オペレータがモニタ画面5a上のシミュレー
ト画面30で確認した天地の向きと一致するように載置
されている。したがって、各仕上がりプリントの画像を
インデックスプリント内の各縮小画像と照合することに
よって、注文されている駒画像に対応する仕上がりプリ
ントが欠落無く出来ているかどうかをチェックする、オ
ペレータによる検品作業を容易に行うことができ、同時
に、仕上がりプリントを元になったネガフィルムなどと
共に顧客への返却用のDP袋に投入する際に、上下反転
などを行うこと無く、そのままの状態で投入すれば、撮
影者の意図した画像と天地の向きが一致した状態で仕上
がりプリントがDP袋内に配置されることになる。この
ように各仕上がりプリントの画像及びインデックスプリ
ント内の各縮小画像の天地の向きを制御するために、フ
レームメモリ内の各駒画像に関する「プリント画像ファ
イル」のデータは、図8(イ)に示すように、モニタ画
面5aに最終的に表示されたシミュレート画像31で言
えば、左辺上の主走査方向(デジタル露光エンジン23
によるライン露光における主走査方向を指す)に延びた
ライン(図では左辺上に延びた上向き矢印で示されてい
る)上のデータが最初に読み出され、次第に、左辺から
右辺に向けて副走査方向に読み出しが進められ、デジタ
ル露光エンジン23に送られる。
【0035】〔別実施形態〕 <1>上記の第1の実施形態では、アクティブ状態にな
っている例えばNo.1のシミュレート画像31に対し
てオペレータが回転指示入力手段を操作することによっ
て、対応する「縮小画像ファイル」のデータとモニタ画
面5a上のシミュレート画像31とが、天地反転した画
像に書き換えられた場合、次のNo.2の駒画像のシミ
ュレート画像31をアクティブ状態に切り換えた時点
で、フレームメモリ内の先のNo.1駒画像に対応する
「当初画像ファイル」が、180°の画像回転の補正指
示を反映した「プリント画像ファイル」に書き換えられ
る構成について説明した。
っている例えばNo.1のシミュレート画像31に対し
てオペレータが回転指示入力手段を操作することによっ
て、対応する「縮小画像ファイル」のデータとモニタ画
面5a上のシミュレート画像31とが、天地反転した画
像に書き換えられた場合、次のNo.2の駒画像のシミ
ュレート画像31をアクティブ状態に切り換えた時点
で、フレームメモリ内の先のNo.1駒画像に対応する
「当初画像ファイル」が、180°の画像回転の補正指
示を反映した「プリント画像ファイル」に書き換えられ
る構成について説明した。
【0036】しかし、次のNo.2の駒画像のシミュレ
ート画像31をアクティブ状態に切り換えた時点、言い
換えれば、先程までアクティブ状態であったシミュレー
ト画像31に対応する駒画像へのプリント条件の補正入
力を完了したことを宣言した時点でも、「当初画像ファ
イル」は、プリントサイズと部数などの基本条件と濃度
補正の補正指示のみを反映した「プリント画像ファイ
ル」に書き換えられる構成、言い換えれば、180°の
画像回転の補正指示は「プリント画像ファイル」に反映
されない構成としても良い。
ート画像31をアクティブ状態に切り換えた時点、言い
換えれば、先程までアクティブ状態であったシミュレー
ト画像31に対応する駒画像へのプリント条件の補正入
力を完了したことを宣言した時点でも、「当初画像ファ
イル」は、プリントサイズと部数などの基本条件と濃度
補正の補正指示のみを反映した「プリント画像ファイ
ル」に書き換えられる構成、言い換えれば、180°の
画像回転の補正指示は「プリント画像ファイル」に反映
されない構成としても良い。
【0037】この場合、「YES/START」キーの
入力と共に、「プリント画像ファイル」のデータが、デ
ジタル露光エンジン23に送られて印画紙への露光操作
が行われる際に、オペレータによって画像回転の補正指
示が入力された駒画像に関しては、その回転指示入力手
段の操作履歴に基づいて、他の画像回転の補正指示が入
力されていない駒画像とは逆に、印画紙1として幅が1
27mmのロール状印画紙が用いられた場合は、図6
(ロ)に示すように、下辺の主走査方向(デジタル露光
エンジン23によるライン露光における主走査方向を指
す)に延びたライン(図では下辺に延びた左向き矢印で
示されている)上のデータが最初に読み出され、次第
に、下辺から上辺に向けて副走査方向に読み出しが進め
られ、デジタル露光エンジン23に送られるように構成
すれば良い。同様に、89mmのロール状印画紙が用い
られた場合は、図8(ロ)に示すように、右辺上の主走
査方向(デジタル露光エンジン23によるライン露光に
おける主走査方向を指す)に延びたライン(図では右辺
上に延びた下向きの矢印で示されている)上のデータが
最初に読み出され、次第に、左辺から右辺に向けて副走
査方向に読み出しが進められ、デジタル露光エンジン2
3に送られるように構成すれば良い。
入力と共に、「プリント画像ファイル」のデータが、デ
ジタル露光エンジン23に送られて印画紙への露光操作
が行われる際に、オペレータによって画像回転の補正指
示が入力された駒画像に関しては、その回転指示入力手
段の操作履歴に基づいて、他の画像回転の補正指示が入
力されていない駒画像とは逆に、印画紙1として幅が1
27mmのロール状印画紙が用いられた場合は、図6
(ロ)に示すように、下辺の主走査方向(デジタル露光
エンジン23によるライン露光における主走査方向を指
す)に延びたライン(図では下辺に延びた左向き矢印で
示されている)上のデータが最初に読み出され、次第
に、下辺から上辺に向けて副走査方向に読み出しが進め
られ、デジタル露光エンジン23に送られるように構成
すれば良い。同様に、89mmのロール状印画紙が用い
られた場合は、図8(ロ)に示すように、右辺上の主走
査方向(デジタル露光エンジン23によるライン露光に
おける主走査方向を指す)に延びたライン(図では右辺
上に延びた下向きの矢印で示されている)上のデータが
最初に読み出され、次第に、左辺から右辺に向けて副走
査方向に読み出しが進められ、デジタル露光エンジン2
3に送られるように構成すれば良い。
【0038】また、「YES/START」キーの入力
と同時に、制御装置7が、該当するオーダーに属する全
ての駒画像に対応した24個の縮小画像を備えたインデ
ックス画像ファイルを作成する際にも、オペレータによ
って画像回転の補正指示が入力された駒画像に対応する
縮小画像は、回転指示入力手段の操作履歴に基づいて、
「当初画像ファイル」の状態とは天地の向きが入れ替わ
った状態で作成される。
と同時に、制御装置7が、該当するオーダーに属する全
ての駒画像に対応した24個の縮小画像を備えたインデ
ックス画像ファイルを作成する際にも、オペレータによ
って画像回転の補正指示が入力された駒画像に対応する
縮小画像は、回転指示入力手段の操作履歴に基づいて、
「当初画像ファイル」の状態とは天地の向きが入れ替わ
った状態で作成される。
【0039】<2>上記の第1の実施形態では、撮影時
のカメラの構え方の違いのために、モニタ画面5a上に
表示された縦置き駒画像のシミュレート画像31の天地
の向きが、左辺に天が位置する画像と、右辺に天が位置
する画像という具合に、駒画像によって一致しないため
に、回転指示入力手段として割り当てた「F1」キー等
の操作によって、モニタ画面5a上に表示されたいずれ
かのシミュレート画像31を180°回転させて天地を
入れ替え、天地の向きが一定となるように修正する事例
について説明した。
のカメラの構え方の違いのために、モニタ画面5a上に
表示された縦置き駒画像のシミュレート画像31の天地
の向きが、左辺に天が位置する画像と、右辺に天が位置
する画像という具合に、駒画像によって一致しないため
に、回転指示入力手段として割り当てた「F1」キー等
の操作によって、モニタ画面5a上に表示されたいずれ
かのシミュレート画像31を180°回転させて天地を
入れ替え、天地の向きが一定となるように修正する事例
について説明した。
【0040】ところで、一般に、幅が35mmの写真フ
ィルムを使う35mmカメラ、或いは、幅が24mmの
APS写真フィルムを使うAPSカメラは、裏蓋を開け
ると右側に巻取りスプールがあって写真フィルムが右向
きに巻き上げられるタイプと、左側に巻取りスプールが
あって写真フィルムが左向きに巻き上げられるタイプと
に2分され、これら2種類のタイプのカメラの間では、
写真フィルムに露光される画像の天地の向きが異なるこ
とになる。したがって、オペレータがこれらの2種類の
タイプのカメラで撮影された写真フィルムを、全く同様
に扱い、常に例えば写真フィルムの先端からフィルム装
入口28に装入すれば、一方の種類のタイプのカメラで
撮影された写真フィルムでは、基本的に全ての横置きの
駒画像のシミュレート画像31は、天地の向きが逆転し
た状態でモニタ画面5a上に表示されることになる。
ィルムを使う35mmカメラ、或いは、幅が24mmの
APS写真フィルムを使うAPSカメラは、裏蓋を開け
ると右側に巻取りスプールがあって写真フィルムが右向
きに巻き上げられるタイプと、左側に巻取りスプールが
あって写真フィルムが左向きに巻き上げられるタイプと
に2分され、これら2種類のタイプのカメラの間では、
写真フィルムに露光される画像の天地の向きが異なるこ
とになる。したがって、オペレータがこれらの2種類の
タイプのカメラで撮影された写真フィルムを、全く同様
に扱い、常に例えば写真フィルムの先端からフィルム装
入口28に装入すれば、一方の種類のタイプのカメラで
撮影された写真フィルムでは、基本的に全ての横置きの
駒画像のシミュレート画像31は、天地の向きが逆転し
た状態でモニタ画面5a上に表示されることになる。
【0041】このような事例においても、当然ながら、
横置きの駒画像のシミュレート画像31がアクティブ状
態となっている時に、回転指示入力手段として割り当て
た「F1」キー等を入力操作すれば、この入力操作が制
御装置7にフィードバックされ、対応する駒画像の「済
み縮小画像ファイル」のデータが、この画像回転の補正
指示を反映したものに書き換えられ(上書き)、モニタ
画面5a上のシミュレート画像31も、180°回転し
て天地の向きの正された画像に変換される。そして、モ
ニタ画面5a上の次の駒画像のシミュレート画像31を
アクティブ状態に切り換えると、先の駒画像に対応する
「当初画像ファイル」が、180°の画像回転の補正指
示を反映した「プリント画像ファイル」に書き換えら
れ、前記回転指示入力手段の操作履歴は、デジタル露光
エンジン23で露光操作される仕上がりプリントPやイ
ンデックスプリントIPの天地の向きにも反映される。
横置きの駒画像のシミュレート画像31がアクティブ状
態となっている時に、回転指示入力手段として割り当て
た「F1」キー等を入力操作すれば、この入力操作が制
御装置7にフィードバックされ、対応する駒画像の「済
み縮小画像ファイル」のデータが、この画像回転の補正
指示を反映したものに書き換えられ(上書き)、モニタ
画面5a上のシミュレート画像31も、180°回転し
て天地の向きの正された画像に変換される。そして、モ
ニタ画面5a上の次の駒画像のシミュレート画像31を
アクティブ状態に切り換えると、先の駒画像に対応する
「当初画像ファイル」が、180°の画像回転の補正指
示を反映した「プリント画像ファイル」に書き換えら
れ、前記回転指示入力手段の操作履歴は、デジタル露光
エンジン23で露光操作される仕上がりプリントPやイ
ンデックスプリントIPの天地の向きにも反映される。
【0042】<3>尚、制御装置7の上部位置には、ス
マートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、
MO、FD等の記憶媒体からの情報を入力可能なデータ
入力部8(入力部の一例)が備えられており、ここか
ら、例えばデジタルカメラで撮影されコンパクトフラッ
シュに格納されたJPEG画像ファイルなど、デジタル
画像情報を直接入力することができる。この場合、1個
の記憶媒体に納められている駒画像が1オーダーの写真
画像情報として取り扱われ、この1オーダー内の複数の
駒画像も、上記の実施形態と同様に、所定の間隔(この
間隔の如何は入力される画像ファイルの画素数上のサイ
ズに応じて予め決められている)で画素の間引きを行
い、サイズの小さな「予備縮小画像ファイル」を一旦作
成し、さらに、この予備縮小画像ファイルに対して、自
動補正処理を加えた「縮小画像ファイル」を作って、こ
れが「シミュレート画像」としてモニタ画面5aに表示
される点は上記実施形態と同様である。また、この場合
にも、操作卓6上の「F1」キーを入力するか、各シミ
ュレート画像31の濃度補正入力ボックスの更に下に配
置された「F1:画像回転」のボタン35をマウス操作
でクリックすると、アクティブ状態になっているシミュ
レート画像31に対応する「縮小画像ファイル」のデー
タが、画像回転の補正指示を反映したものに書き換えら
れ、モニタ画面5aの該当するシミュレート画像31も
画像の天地が反転した画像に切り替わる。次に、このよ
うに画像状態の判定を行い易い天地状態に直されたシミ
ュレート画像31に対して、オペレータがサイズ、部
数、濃度補正などの他のプリント条件を付加完了し、次
のシミュレート画像31をアクティブ状態に切り換える
と、フレームメモリ内の対応する「当初画像ファイル」
が、この入力されたプリント条件と前記基本条件の他に
180°の画像回転の補正指示を反映した「プリント画
像ファイル」に書き換えられ、出力される仕上がりプリ
ントの画像とインデックスプリントの対応する縮小画像
の天地の向きも、回転指示入力手段の操作履歴を反映し
た状態、すなわち、モニタ画面5aで最終的に表示され
たシミュレート画像31と一致したものとなる。
マートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、
MO、FD等の記憶媒体からの情報を入力可能なデータ
入力部8(入力部の一例)が備えられており、ここか
ら、例えばデジタルカメラで撮影されコンパクトフラッ
シュに格納されたJPEG画像ファイルなど、デジタル
画像情報を直接入力することができる。この場合、1個
の記憶媒体に納められている駒画像が1オーダーの写真
画像情報として取り扱われ、この1オーダー内の複数の
駒画像も、上記の実施形態と同様に、所定の間隔(この
間隔の如何は入力される画像ファイルの画素数上のサイ
ズに応じて予め決められている)で画素の間引きを行
い、サイズの小さな「予備縮小画像ファイル」を一旦作
成し、さらに、この予備縮小画像ファイルに対して、自
動補正処理を加えた「縮小画像ファイル」を作って、こ
れが「シミュレート画像」としてモニタ画面5aに表示
される点は上記実施形態と同様である。また、この場合
にも、操作卓6上の「F1」キーを入力するか、各シミ
ュレート画像31の濃度補正入力ボックスの更に下に配
置された「F1:画像回転」のボタン35をマウス操作
でクリックすると、アクティブ状態になっているシミュ
レート画像31に対応する「縮小画像ファイル」のデー
タが、画像回転の補正指示を反映したものに書き換えら
れ、モニタ画面5aの該当するシミュレート画像31も
画像の天地が反転した画像に切り替わる。次に、このよ
うに画像状態の判定を行い易い天地状態に直されたシミ
ュレート画像31に対して、オペレータがサイズ、部
数、濃度補正などの他のプリント条件を付加完了し、次
のシミュレート画像31をアクティブ状態に切り換える
と、フレームメモリ内の対応する「当初画像ファイル」
が、この入力されたプリント条件と前記基本条件の他に
180°の画像回転の補正指示を反映した「プリント画
像ファイル」に書き換えられ、出力される仕上がりプリ
ントの画像とインデックスプリントの対応する縮小画像
の天地の向きも、回転指示入力手段の操作履歴を反映し
た状態、すなわち、モニタ画面5aで最終的に表示され
たシミュレート画像31と一致したものとなる。
【図1】本発明による写真処理装置の斜視図
【図2】図1の写真処理装置の構成を示すブロック図
【図3】図1の写真処理装置のモニタ画面に表示された
シミュレート画像の例を示す略図
シミュレート画像の例を示す略図
【図4】図4のシミュレート画像の別の状態を示す略図
【図5】図1の写真処理装置の排出口に出力されたプリ
ントのスタックを示す斜視図
ントのスタックを示す斜視図
【図6】プリント画像ファイルのデータ読み出し方向を
示す説明図
示す説明図
【図7】印画紙の幅が異なる状況における図5と同様の
斜視図
斜視図
【図8】印画紙の幅が異なる状況における図6と同様の
説明図
説明図
A プリント部 B オペレート部 P 仕上がりプリント IP インデックスプリント PS プリントスタック 1 印画紙 4 写真フィルム 5 ディスプレイ 7 制御装置 30 シミュレート画面 31 シミュレート画像 32 サイズ入力ボックス 33 枚数入力ボックス 34 濃度補正入力ボックス 35 F1:画像回転ボタン(回転指示入力手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の駒画像からなる1オーダーの写真
画像情報を入力する入力部と、前記入力部に入力された
写真画像情報を各駒画像毎に印画紙に露光処理する露光
処理部と、前記露光処理部で露光処理された印画紙を現
像処理し、各駒画像に対応した仕上がりプリントとして
プリント排出口から排出する現像処理部と、入力された
前記写真画像情報に基づいて前記仕上がりプリントを模
したシミュレート画像を作成し、これを前記露光処理に
先立ってモニタ画面上に表示する制御部と、前記モニタ
画面上に表示された前記シミュレート画像の向きを18
0°回転させた状態で再表示させるためにオペレータに
よって操作可能な回転指示入力手段とを有する写真処理
装置であって、 前記制御部は、オペレータによる前記回転指示入力手段
の最終操作履歴を各駒画像毎に格納する格納手段を有
し、 前記露光処理部は、前記プリント排出口に排出される前
記仕上がりプリントの天地の向きが、オペレータによる
前記回転指示入力手段の前記操作に基づいて前記モニタ
画面上に最終的に表示された前記シミュレート画像と一
致するように、前記格納手段に格納されている前記回転
指示入力手段の操作履歴に基づいて、前記露光処理を実
施する写真処理装置。 - 【請求項2】 前記露光処理部は、前記1オーダーを構
成する前記複数の駒画像の個々に対応し、且つ、前記モ
ニタ画面上に最終的に表示された前記シミュレート画像
と一致した天地の向きを備える複数の縮小画像の集合か
らなるインデックス画像をインデックスプリントとして
印画紙に露光処理し、前記インデックスプリントは、各
縮小画像の天地の向きが、前記プリント排出口に排出さ
れる前記仕上がりプリントの天地の向きと一致する状態
で、前記プリント排出口から排出される請求項1に記載
の写真処理装置。 - 【請求項3】 前記入力部は、写真フィルムを受け入れ
るフィルム装入口と、前記フィルム装入口内に装入され
た写真フィルムに担持された各駒画像の画像情報を読み
取ってデジタル画像情報に変換するスキャナとからな
り、前記制御部は、前記スキャナによって変換された前
記デジタル画像情報に基づいて得られる前記仕上がりプ
リントの前記シミュレート画像を作成してこれを前記モ
ニタ画面に表示し、前記露光処理部は、前記デジタル画
像情報に基づいて作成されるデジタルプリント情報を印
画紙に露光するデジタル露光エンジンを有する請求項1
または2に記載の写真処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080729A JP2002277988A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 写真処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080729A JP2002277988A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 写真処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002277988A true JP2002277988A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18936962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001080729A Withdrawn JP2002277988A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 写真処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002277988A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004304343A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Seiko Epson Corp | 画像編集装置、画像編集方法およびプログラム |
JP2008125026A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム |
JP2011525736A (ja) * | 2008-06-11 | 2011-09-22 | イーストマン コダック カンパニー | ハードコピー媒体の向きと日付を見つける方法 |
JP2012166437A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Canon Inc | 印刷制御装置、方法及びプログラム |
JP2015181056A (ja) * | 2015-06-19 | 2015-10-15 | シャープ株式会社 | 表示装置、コンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体 |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001080729A patent/JP2002277988A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004304343A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Seiko Epson Corp | 画像編集装置、画像編集方法およびプログラム |
JP2008125026A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム |
JP2011525736A (ja) * | 2008-06-11 | 2011-09-22 | イーストマン コダック カンパニー | ハードコピー媒体の向きと日付を見つける方法 |
JP2012166437A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Canon Inc | 印刷制御装置、方法及びプログラム |
JP2015181056A (ja) * | 2015-06-19 | 2015-10-15 | シャープ株式会社 | 表示装置、コンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071204 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20101228 |