JP3877510B2 - 画像形成装置の用紙排出装置 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
【0001】
本発明は、複写機などの画像形成装置に適用される用紙排出装置に関し、詳しくは可動式排紙トレイを有するものに関する。
【従来の技術】
【0002】
近年、画像形成装置で印字された用紙を積載する排紙トレイでは、1つの排紙トレイだけでなく、ジョブ毎に用紙を仕分けして排出することができるように、複数の排紙トレイが装着された画像形成装置が多数製造されている。このような複数の排紙トレイは、たとえば特開2000−53306号公報に開示された用紙積載装置のように、少なくとも1つのトレイを可動式とされる場合がある。これにより、収納排紙用紙量を大容量とすることができる。
【0003】
このような可動式排紙トレイには、トレイの昇降機構が配置されるとともに、その位置を検出する可動式排紙トレイの上限位置検知センサおよび下限位置検知センサ、ならびに可動式排紙トレイに積載される用紙の量を検出する排出用紙満杯検知センサが配置される。そして、上限検知センサと満杯検知センサとが兼用された装置も多数ある。
【0004】
上記のような可動式排紙トレイを備えた用紙排出装置においては、排紙トレイに用紙が排出される際に、排出されてきた用紙の先端が、排紙トレイに排出済の用紙上面と摺接することになる。そのため、この摺接によって、排出済の用紙が移動してしまい、排紙トレイ上に整列して積層されなくなってしまうという問題がある。特に、ステープル処理された用紙束では、ステープル箇所が突出しているため、その箇所同士が干渉し合うことになる。よって、先に排出されている用紙束が、後続の用紙束が排出される毎に、排紙トレイから迫り出してゆくことになる。
【0005】
そこで、従来は、排紙トレイに傾斜を設け、排出された用紙が、その自重によって整列して積層されてゆくように構成されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、可動式排紙トレイを備える比較的処理容量の多い大型の画像形成装置では、排紙トレイの傾斜角を大きくすると、先端部の高さが高くなり突出することとなり、また、可動範囲が制限されることとなる。そのため、排紙トレイの傾斜角をあまり大きくすることができず、排出された用紙は積層された際に、その自重によって整列させることができないという問題を有している。
【0007】
そこで、本発明の目的は、後続用紙の排出による用紙ズレを無くし、排出トレイ上の排出用紙を整列することができる画像処理装置の用紙排出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0009】
用紙搬送路から一対の排出ローラを介して排出された用紙を所定の範囲内に昇降自在にされた可動式の排紙トレイに積載し、前記排紙トレイに排出された用紙上面の昇降上限位置検知に用いられるアクチュエータを備え、前記排紙トレイが下限位置まで下降した状態で前記アクチュエータを用いて検知される用紙上面が昇降上限位置であるときに前記排紙トレイの積載量の満杯を検知する画像形成装置の用紙排出装置において、
前記アクチュエータに、前記排紙トレイに排出された用紙を次に排出される用紙との摺接によって移動しないように上方から押さえる用紙の上面押さえ機構としてのアームを設け、
前記一対の排出ローラの近傍に配置されて前記排出ローラを介して排出される用紙の移動を検出する出紙センサを備え、
複数枚の用紙がそれぞれの間に所定の紙間を設けて連続して排出される連続排紙時に、排出された用紙の移動を前記出紙センサが検出しない期間となる排出用紙の紙間で、前記用紙の上面押さえ機構としてのアームを、前記出紙センサが用紙の後端を検出した後に前記排紙トレイに積載された用紙から離間する位置に一時移動させ、前記出紙センサが次の用紙の先端を検出する前に前記排紙トレイに積載された用紙に再び当接させることを特徴とする。
【0010】
この構成においては、排紙トレイに排出された用紙を上方から押圧するアームが用紙の連続排紙時における各用紙の紙間で、排紙トレイに排出された用紙から離間する位置に一時移動する。したがって、排出中の用紙と排出済の用紙が摺接することにより、排出済の用紙が引きずられてしまい排紙トレイに排出された用紙の整列状態が悪化することを防止することが可能となる。また、排出中の用紙の積層を阻害されることがない。よって、ステープル処理された用紙も排紙トレイ上に整列して積層してゆくことが可能となる。
【発明の実施の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置の用紙排出装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る用紙排出装置を備えた画像形成装置の正面透視図である。画像形成装置1は、上面に透明なガラス板等からなる原稿台2を有している。この原稿台2の下方には画像読み取り部3が設けられ、上方には自動原稿送り装置(ADF)40が設けられている。画像読み取り部3は、原稿台2上に載置される原稿に光を照射する露光用光源4と、光路中に配される結像レンズ5と、結像レンズ5の出光側に配置された光電変換素子(CCD)6と、原稿からの反射光をたとえば図中の一点鎖線で示したように、CCD6に導く複数の反射鏡7〜9と、を備えている。
【0012】
CCD6によって読み取られた原稿画像データは、図外の画像処理部で画像処理が施された後、画像形成部10で用紙に印字される。
【0013】
画像形成部10は、感光体ドラム12を備え、図中に示した矢印方向に回転駆動されるドラム形状を成している。この感光体ドラム12の周囲には、レーザ照射点から感光体ドラム12の回転方向に沿って、レーザによって露光された感光体ドラム12の表面の静電潜像をトナーにより可視像に現像する現像装置13、感光体ドラム12のトナー像を用紙に転写する転写装置14、感光体ドラム12表面の残留トナーを除去するクリーニング装置15、感光体ドラム12を所定の電位に帯電させる主帯電器16、および感光体ドラム12のレーザ照射点に向かってレーザ光を照射するレーザスキャニングユニット(以下、LSUと称する。)11等が順に設けられる。
【0014】
画像形成部10の下方には、給紙部20が配置されている。給紙部20は、昇降カセット21と、給紙カセット22と、を備え、昇降カセット21,給紙カセット22には個別にピックアップローラ23,24がそれぞれ配置されている。昇降カセット21は、大量の用紙を収納することができ、トレイ25上の用紙収納部26には用紙が積載され、トレイ25は昇降モータ27、図外のギア及びベルトなどによって昇降変位される。
【0015】
画像処理装置1の側面には、可動式の排紙トレイ32と、固定式の排紙トレイ33と、を備えた用紙排出装置30が設けられている。排紙トレイ32は、図外の昇降モータ、ギア及びベルトなどによって昇降変位される。
【0016】
画像形成する際は、先ずLSU11から、原稿画像データに対応したレーザ光が感光体ドラム12の表面に照射され、その表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12の表面の静電潜像は、現像装置13から供給されたトナーにより可視像に現像される。この画像形成動作と同期して、ピックアップローラ23,24のいずれかによって供給された用紙は、用紙搬送路28を介して感光体ドラム12と転写装置14との間のニップ部でトナー像が転写される。そして、さらに定着装置17においてトナー像が定着固定された後、用紙搬送路18または用紙搬送路19を介して、排紙トレイ31,32,33にそれぞれ排出される。排紙トレイ32,33への用紙搬送路18は、2つの用紙搬送路34a,34bに分岐している。用紙搬送路34aには、ステプラ35が設けられており、ジョブ毎に複数枚の用紙が一端積層されてステープル処理が行われた後、用紙排出装置30の昇降変位可能な排紙トレイ32へ排出される。また、用紙搬送路34bからは、排紙トレイ32,33へ直接排出される。
【0017】
画像形成部10は、2つのプロセスモードでの画像形成が可能となっており、同一のLSU11およびプロセス部を用いて、高解像度モードと低解像度モードとに切り換えることができる。すなわち、高解像度モードでは、たとえば1200dpiの画像を形成可能であり、低解像度モードでは、たとえば600dpiの画像を形成可能である。低解像度モードでは高解像度モードに比べて、2倍の速度で画像形成を行うことができる。これに対応して、給紙部20の昇降カセット21からは、2つの速度で給紙が行われるようになっている。
【0018】
また、図外のモータが起動され、感光体ドラム12が回転を開始し、ピックアップローラ23,24が駆動されてから所定タイミングで、感光体ドラム12の帯電初期調整や画像照射タイミング調整などの印字プロセスの初期調整が行われる。これによって、モータの回転速度が変化しても、それらの間のタイミングは変化せず、1台のモータを備えた簡単な構成で、前記のように2つのプロセスモードで画像形成を行うことができるようになっている。なお、プロセスモードは3種類以上設定されていてもよい。
【0019】
さらに、用紙搬送路28には、用紙の通過を検知するための図示しない検知スイッチが設けられている。ピックアップローラ23,24が駆動されてから所定時間を経過しても、この検知スイッチで用紙の通過が検知されないときには、JAM(用紙詰まり)であると判定される。
【0020】
図2は、用紙排出装置の排紙トレイおよびセンサユニットの構成を示した正面図である。図3は、アクチュエータとセンサとの位置関係および動作を示した構成図である。用紙搬送路34a,34bの排出部には、搬送路から用紙が搬出されたことを検知する出紙センサ41が設けられ、出紙センサ41の排出口側には、一対の排紙ローラ42,43が設けられている。
【0021】
用紙搬送路34a,34bによって搬送されてきた用紙は、出紙センサ41を通過した後、一対の排紙ローラ42,43によって排紙トレイ32上に排出される。排紙トレイ32は、画像形成装置1の側面に形成された図示しない案内部材上を摺動する昇降部材に取り付けられており、その昇降部材がモータやベルト等の駆動手段によって駆動されることで、昇降変位することができる。この排紙トレイ32の初期基準位置(以下、ホームポジションと称する。)は昇降上限位置であり、用紙が排出されてゆくと、排紙トレイの用紙積載量に応じて、ホームポジションから下降してゆく。このホームポジションでの排紙トレイ32には、該排紙トレイ32の満杯検知および昇降上限位置検知を兼用するセンサユニット44が取り付けられている。
【0022】
センサユニット44は、軸52によって揺動自在に支持されたアーム46を備えたアクチュエータ45と、センサユニット44の画像処理装置1の筐体50に対する高さ調整用の調整部材49と、を備えて構成されている。センサユニット44のホームポジションが調整可能であることによって、用紙によって排出時のカール状態が異なっても、可動式の排紙トレイ32に排出された用紙上面を確実に押さえることが可能となり、排出済の用紙が引きずられてしまい、排出トレイ32に排出された用紙の整列状態が悪化することを防止することができる。
【0023】
また、アクチュエータ45は、アーム46の先端部46a近傍で排紙トレイ32に排出された用紙を押圧するために、排紙トレイ32の用紙載置面32a方向に付勢するためのバイアススプリング47を備えている。また、アーム46の先端部46a近傍を排紙トレイ32の用紙載置面32aと反対の方向に変位駆動するためのソレノイド48を備えている。
【0024】
このセンサユニット44は、アクチュエータ4のアーム46の先端部46aが用紙上面に当接する。また、図3に示したように、アーム46の基端部には、図外の複数のスリットが形成され、光センサ53の発光部から照射された光がこのスリットを介して光センサ53の受光部で受光されるように配置されている。そして、基端部の検出位置に応じて、用紙上面位置または排紙トレイ32の上面位置が判別されるようになっている。また、アーム46の先端部46a近傍には、排紙トレイ32の用紙載置面32aの対向して、本発明の特徴である負荷部材51が取り付けられている。この負荷部材51は、用紙に対する摩擦抵抗が高く、かつセンシングに影響を与えない硬さの材料から成り、これによってアクチュエータ45は、用紙押さえ部材としても機能する。さらに、バイアススプリング47は、排紙トレイに排出された用紙を過剰に押さえ付けてしまったり、積層されている用紙の整列状態が取り出し時に崩れてしまったり、用紙に皺が寄ったりすることがなく、ユーザが容易に排紙トレイ32から用紙を取り出すことができる弾性力に設定されている。
【0025】
図4乃至図7は、連続排紙時における用紙排出部の動作を示した正面図である。また、図8は、連続排紙時の動作を説明するための波形図である。なお、図8(A)は出紙センサ41の検知結果、すなわち出紙センサ41付近の用紙の通過状態を示し、図8(B)は排紙トレイ32の昇降動作を示し、図8(C)はソレノイド48の通電状態を示す。
【0026】
本発明において連続排紙時には、用紙排出装置30は、以下のような動作を行う。
【0027】
(STEP1)待機状態では、図8に示したように、ソレノイド48はOFFしており、図4(A)に示したように、排紙トレイ32はホームポジションである昇降上限位置に停止している。また、アクチュエータ45のアーム46の先端46aは、バイアススプリング47の弾性力によって排紙トレイ32の用紙載置面32aに当接しており、排紙トレイ32の上面位置の検出が可能となっている。
【0028】
(STEP2)1枚目の用紙61が搬送され、図4(B)に示したように、用紙61の接触により出紙センサ41がONすると、排紙ローラ42,43によって排出が開始される。
【0029】
(STEP3)図5(A)に示したように、排紙ローラ42,43によって用紙61が搬送されて、用紙61の後端部61aが排紙ローラ42,43間に移動すると、出紙センサ41がOFFする。
【0030】
(STEP4)図5(B)に示したように、用紙61の排出が完了すると、用紙61はその自重で、後端部61aがアーム46の先端部46aに当接するように落下する。
【0031】
(STEP5)用紙が落下したら、図8に示したように、ソレノイド48が一旦ONして(図8における紙間隔と記載した部分)、図6(A)に示したように、アーム46はバイアススプリング47の弾性力に抗してその先端部46aが排紙トレイの上面から離間し、自重によってアーム46の負荷部材51設けた面と排紙トレイ32の用紙載置面32aとの間に、用紙61の後端部61aが、その自重で入り込み、さらに排紙トレイ32の側板32bに当接する。
【0032】
(STEP6)引き続き、2枚目の用紙62が搬送され、図6(B)に示したように、用紙61の接触により出紙センサ41がONすると、排紙ローラ42,43によって排出が開始される。また、排紙トレイ32は、出紙センサ41がONの期間、すなわち排出中に、一旦下降して、センサユニット44で検知される上限位置まで上昇され、排出された用紙が積層されても、常にその最上面位置がホームポジションに保持される。
【0033】
(STEP7)図7(A)に示したように、2枚目の用紙62が排紙トレイ32に排出される。このとき、用紙62の先端部62bは、用紙61の線端部61bと摺接するが、用紙61の後端部61aは、バイアススプリング47の弾性力と、負荷部材51と、によって係止されて、用紙61は移動することなく、良好に保持され、用紙62は所定の位置で排紙トレイ32に落下する。
【0034】
(STEP8)図7(B)に示したように、用紙62の排出が完了すると、後端部62aがアーム46の先端部46aに当接するように用紙が落下したら、ソレノイド48が一旦ONし、図7(B)に示したように、アーム46はバイアススプリング47の弾性力に抗して、その先端部46aが排紙トレイの上面から離間し、自重によってアーム46の負荷部材51を設けた面に対抗した面と、排紙トレイ32の用紙載置面32aと、の間に用紙61の後端部61aが、その自重で入り込み、さらに排紙トレイ32の側板32bに当接する。そして、さらに、複数枚の用紙が排出される場合は、上記の動作が繰り返される。
【0035】
(排出完了)用紙排出装置30において、用紙の排出が完了すると、アクチュエータ45のソレノイド48はOFFとなる。これにより、アーム46には、バイアススプリング47の弾性力のみがかかるため、ユーザは整列して積層された用紙を容易に排出トレイ32から取り出すことができる。
【0036】
排出トレイ32から積層された用紙が取り出されると、アクチュエータ45のアーム46の先端部46a近傍は、排出トレイ32の用紙載置面32a方向に移動し、搭載していた用紙量に応じて降下した排出トレイ32の用紙載置面32aに当接するか、または画像処理装置1の筐体50における用紙排出口の下端部に当接する。この時、アクチュエータ45のアーム46の基端部に形成されたスリットを検出する光センサ53によって、アーム46の位置が検出され、排紙トレイ32上の用紙が取り除かれたことが検知される。そして、光センサ53の検出信号によって、排紙トレイ32は、ホームポジションに復帰し、次の用紙排出に備える。
【0037】
なお、図8に示したように、ソレノイド48は、出紙センサ41がOFFの期間、すなわち紙間にONされる。また、排紙トレイ32は、出紙センサ41がONの期間、すなわち排出中に、一旦下降して、センサユニット44で検知される上限位置まで上昇され、排出された用紙が積層されても、常にその最上面位置がホームポジションに保持される。
【0038】
次に、本発明の画像処理装置の用紙排出装置における可動式排紙トレイに排出された用紙を、ジョブ毎に仕分けするための構成を説明する。図9は、画像処理装置1の排出トレイを設けている側の側面図である。図10は、可動式排紙トレイに排出された用紙をジョブ毎に仕分けするための動作を説明するための波形図である。なお、図10(A)は前述の図8(A)と同様に出紙センサ41の検知結果を示し、図10(B)は前述の図8(B)と同様に排紙トレイ32の昇降動作を示し、図10(C)は前述の図8(C)と同様にソレノイド48の通電状態を示す。さらに、図10(D)は、排紙トレイ32のオフセット動作を示す。
【0039】
本実施の形態では、図9に示したように、排紙トレイ32は、用紙排出方向およびトレイ昇降方向と直交方向、すなわち、画像処理装置1の前後方向に変位して、排出を完了した用紙を印字ジョブ間で仕分けすることが可能に構成するものである。排紙トレイ32の画像処理装置1の前後方向への移動機構は、図外のモータ、ギア及びベルトなどによって構成されている。そして、図10(D)に示したように、ジョブ間で、排紙トレイ32が変位駆動される。また、この時、図10(C)に示したように、排紙トレイ32が変位駆動の直前から直後まで、ソレノイド48もONされ、アクチュエータ46は、その変位時にも用紙の上面から離間している。これにより、印字ジョブ間での仕分けを阻害することなく、排出用紙をジョブ毎に整列して積層してゆくことができる。
【0040】
なお、排紙トレイ32の画像処理装置1に対する前後方向の変位動作としては、ホームポジションと、所定の距離だけ移動した位置と、で交互にジョブ毎に、用紙の排出を行うようにしてもよい。また、ジョブ毎にホームポジションから所定の距離だけ一定方向に徐々に用紙排出位置を移動させ、所定の回数移動したら、ホームポジションで用紙を排出させ、これを繰り返すようにしてもよい。さらに、印字ジョブ毎に用紙を仕分けることができる方式であれば、上記の方式に限らず、他の方式でもよい。
【0041】
以上のように、本発明の画像処理装置の用紙排出装置では、可動式に排紙トレイ32の満杯検知および昇降条件位置検知を検するセンサユニット44のアクチュエータ46を連続排紙時に、前回までに排出を完了した用紙の上面押さえ機構として兼用するので、今回排出される用紙によって前回までに排出が完了されている用紙が引きずられてしまい、排紙トレイ上の用紙の整列状態が悪化することを防止することができる。したがって、ステープル処理された用紙も、整列して積層してゆくことができる。
【0042】
また、アクチュエータ46の先端46aの用紙接触部分には、用紙に対する摩擦係数の高い負荷部材51を設けているので、バイアススプリング47による満杯検知および上限位置検知のセンシングに適切な押圧力でも、前回排出された用紙の上面を、今回排出される用紙で引きずられないように、確実に係止しておくことができる。
【0043】
さらに、バイアススプリング47は、使用者による排紙トレイ32からの用紙取出し時に負荷とならない弾性力に選ばれているので、過剰に用紙を押さえ付けてしまい、積層されている用紙の整列状態が取出し時に崩れてしまったり、用紙に皺が寄ったりすることを未然に防止することができる。
【発明の効果】
【0044】
本発明によれば、排出中の用紙と排出済の用紙が摺接することにより、排出済の用紙が引きずられてしまい排紙トレイに排出された用紙の整列状態が悪化することを防止することができる。また、排出中の用紙を阻害されることなく積層できる。さらに、ステープル処理された用紙も排紙トレイ上に整列して積層してゆくことができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施形態に係る用紙排出装置を備えた画像形成装置の正面透視図である。
【図2】用紙排出装置の排紙トレイおよびセンサユニットの構成を示した正面図である。
【図3】アクチュエータとセンサとの位置関係および動作を示した構成図である。
【図4】連続排紙時における用紙排出部の動作を示した正面図である。
【図5】連続排紙時における用紙排出部の動作を示した正面図である。
【図6】連続排紙時における用紙排出部の動作を示した正面図である。
【図7】連続排紙時における用紙排出部の動作を示した正面図である。
【図8】連続排紙時の動作を説明するための波形図である。
【図9】画像処理装置の排出トレイを設けている側の側面図である。
【図10】可動式排紙トレイに排出された用紙をジョブ毎に仕分けするための動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
【0046】
1−画像処理装置
30−用紙排出装置
32−可動式排紙トレイ
44−センサユニット
45−アクチュエータ
46−アーム
47−バイアススプリング
48−ソレノイド

Claims (9)

  1. 用紙搬送路から一対の排出ローラを介して排出された用紙を所定の範囲内に昇降自在にされた可動式の排紙トレイに積載し、前記排紙トレイに排出された用紙上面の昇降上限位置検知に用いられるアクチュエータを備え、前記排紙トレイが下限位置まで下降した状態で前記アクチュエータを用いて検知される用紙上面が昇降上限位置であるときに前記排紙トレイの積載量の満杯を検知する画像形成装置の用紙排出装置において、
    前記アクチュエータに、前記排紙トレイに排出された用紙を次に排出される用紙との摺接によって移動しないように上方から押さえる用紙の上面押さえ機構としてのアームを設け、
    前記一対の排出ローラの近傍に配置されて前記排出ローラを介して排出される用紙の移動を検出する出紙センサを備え、
    複数枚の用紙がそれぞれの間に所定の紙間を設けて連続して排出される連続排紙時に、排出された用紙の移動を前記出紙センサが検出しない期間となる排出用紙の紙間で、前記用紙の上面押さえ機構としてのアームを、前記出紙センサが用紙の後端を検出した後に前記排紙トレイに積載された用紙から離間する位置に一時移動させ、前記出紙センサが次の用紙の先端を検出する前に前記排紙トレイに積載された用紙に再び当接させることを特徴とする画像形成装置の用紙排出装置。
  2. 用紙搬送路から一対の排出ローラを介して排出された用紙を所定の範囲内に昇降自在にされた可動式の排紙トレイに積載し、前記排紙トレイに排出された用紙上面の昇降上限位置検知に用いられるアクチュエータを備え、前記排紙トレイが下限位置まで下降した状態で前記アクチュエータを用いて検知される用紙上面が昇降上限位置であるときに前記排紙トレイの積載量の満杯を検知する画像形成装置の用紙排出装置において、
    前記アクチュエータに、前記排紙トレイに排出された用紙を次に排出される用紙との摺接によって移動しないように上方から押さえる用紙の上面押さえ機構としてのアームを設け、
    前記一対の排出ローラの近傍に配置されて前記排出ローラを介して排出される用紙の移動を検出する出紙センサを備え、
    複数枚の用紙がそれぞれの間に所定の紙間を設けて連続して排出される複数のジョブを、それぞれのジョブ間に所定の紙間を設けて連続して実行する際に、排出された用紙の移動を前記出紙センサが検出しない期間となる各ジョブの排出用紙の紙間及び各ジョブ間で、前記用紙の上面押さえ機構としてのアームを、前記出紙センサが用紙の後端を検出した後に前記排紙トレイに積載された用紙から離間する位置に一時移動させ、前記出紙センサが次の用紙の先端を検出する前に前記排紙トレイに積載された用紙に再び当接させることを特徴とする画像形成装置の用紙排出装置。
  3. 前記出紙センサは、前記搬送路における前記排出ローラの直近に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置の用紙排出装置。
  4. 前記アームの前記排紙トレイに排出された用紙に当接する部分は、前記排紙トレイ上に排出済の用紙と排出中の用紙とが摺接した際に、上記排出済の用紙を係止する負荷部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置の用紙排出装置。
  5. 前記可動式排紙トレイは、用紙排出方向およびトレイ昇降方向と直交方向に変位可能であり、前記アームは、前記可動式排紙トレイが変位時に前記可動式排紙トレイ上の用紙上面から離間することを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置の用紙排出装置。
  6. 前記アームを前記排紙トレイ上の用紙上面から離間させるためのソレノイドと、上記アームを介して前記排紙トレイ上の用紙を所定の力で押圧するためのバイアススプリングと、を備え、
    前記排紙トレイからの用紙の取り出し時には、上記ソレノイドは停止していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置の用紙排出装置。
  7. 前記可動式排紙トレイは、前記アクチュエータが前記可動式排紙トレイの用紙載置面に当接する位置を初期基準位置ホームポジションとし、用紙の積載量に応じて、上記初期基準位置ホームポジションから順次降下することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置の用紙排出装置。
  8. 前記可動式排紙トレイは、前記排紙トレイ上に積載された用紙が取り除かれると、前記初期基準位置ホームポジションに復帰することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置の用紙排出装置。
  9. 前記アームが移動した際の位置を検出する検知手段を備え、前記排紙トレイに積載された用紙が取り除かれたことを上記検知手段で検知することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置の用紙排出装置。
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