JP3877338B2 - パチンコ球の払出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ球が連続して供給される2条の供給通路を有し、その2条の供給通路から交互にパチンコ球を1個ずつ払い出すようにしたパチンコ球の払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のパチンコ球の払出装置として例えば図7および図8に示すようなスプロケットを用いたものが知られている。このパチンコ球の払出装置は、パチンコ球が連続して供給される2条の供給通路100a,100bの終端に、外周にパチンコ球が嵌入し得る複数の凹部101を有するスプロケット102a,102bをそれぞれ配置し、両スプロケット102a,102bをモータ103の駆動により1/2ピッチ単位で回転制御することにより2条の供給通路100a,100bから交互にパチンコ球を1個ずつ払い出すようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のパチンコ球の払出装置は、2つのスプロケット102a,102bが互いに1/2ピッチ単位で回転制御されるため、両スプロケット102a,102bのいずれか一方の凹部101が必ずそのスプロケットに対応する供給通路100aまたは100bの終端から1/2ピッチずれた中間点で停止することになる。このため例えば図7に示すように一方のスプロケット102aが中間点で停止してその凹部101に払い出し直前のパチンコ球Bがあると、該パチンコ球B1 に対して供給通路100aで待機するパチンコ球が連続して連なった状態となり、その球圧によってスプロケット102aに前進回転方向の力が掛かることになるため、例えば常時通電してブレーキ電流を流しておくとか、ウォームギャを介して制動機能を付加する等の余分な手間を必要とし構造が複雑になったりコストが高くつくという問題点があった。
【0004】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、供給通路に待機するパチンコ球の球圧を払い出し直前のパチンコ球に掛けないようにすることにより、構造的な弱点を省いてコストを安くすると共に、小型でかつ高性能なパチンコ球の払出装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のパチンコ球の払出装置は、パチンコ球が連続して供給される2条の供給通路の終端に、複数の凹凸部が形成された2つのカム板を有する回転体と該回転体を回転するモータとを設け、前記モータの駆動により前記回転体を1/2ピッチ単位で回転制御して前記2条の供給通路からパチンコ球を1個ずつ払い出すようにしたパチンコ球の払出装置であって、前記回転体の各カム板の凹部と凸部を前記2条の供給通路の終端に交互に位置するように形成して、一方の供給通路の最先端のパチンコ球を前記凹部で受けると共に、他方の供給通路の最先端のパチンコ球を前記凸部で受けるようにし、且つ前記凹部又は凸部で受けられたパチンコ球は回転体のほぼ中心を通る直線上に位置するようにし、前記モータの駆動により回転体を1/2ピッチ回転させると前記凹部に位置するパチンコ球が凸部に位置する後続のパチンコ球と分離するように構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
2条の供給通路でそれぞれ待機している先端のパチンコ球は、回転体のほぼ中心を通る直線上でカム板の凹部又は凸部のいずれかに乗って支持されることになる。このため、2条の供給通路でそれぞれ待機しているパチンコ球の球圧は回転体のほぼ回転軸心に掛かり、該回転体に直進回転方向の力が掛からないので、制動機能を付加する必要がなくなる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明に係るパチンコ球の払出装置を備えたパチンコ機の裏面を示すものである。この場合のパチンコ球の払出装置は、景品球払出装置として使用される。
【0008】
図1において、1はパチンコ機の前面枠、2は前面枠1の裏面に取付枠を介して着脱自在に装着される遊技盤、3は遊技盤2の裏面に開閉可能に装着される合成樹脂製の機構板である。この機構板3の遊技盤2裏面と相対する前面下部に入賞球集合部4が形成されており、その流下通路の途中に入賞球検出器5が設けられている。この入賞球検出器5からの信号は図示しない製゛挙回路に送られて後述する景品球払出装置9の動作を制御する。
【0009】
一方、機構板3の裏面上部にはパチンコ球を貯留する景品球タンク6が設けられ、該景品球タンク6の下方にパチンコ球を整列して流下させる誘導樋7が設けられている。また、誘導樋7の下流端に垂直状の2条の供給樋8a,8bが連設され、この供給樋8a,8bの流下端に景品球払出装置9が接続される。さらに、景品球払出装置9の下方には払い出されたパチンコ球を機前の球受皿に導く排出樋10が設けられている。
【0010】
次に、図2ないし図5を参照して本実施例に係る景品球払出装置9の構成について説明する。景品球払出装置9は、図2および図3に示すように機構板3に取付けるケース体11を有する。ケース体11は、一側面が開口した中空状の箱枠11aと、該箱枠11aの内部に嵌装する通路構成枠11bと、箱枠11aの開口を塞ぐように取付けられるモータ取付枠11cとの三部材により大略構成される。
【0011】
前記箱枠11aの上面には横長の開口12aが形成されて前記2条の供給通路8a,8bの流下端と連通するようになっている。また、箱枠11aの下面にはパチンコ球の落下口12bが形成されている。さらに、箱枠11aの内部には供給樋8a,8bを流下してきたパチンコ球を斜め下方に向けてガイドするガイド部13が突設されている。そして、このガイド部13と前記通路構成枠11bとにより箱枠11aの内部に供給樋8a,8bとそれぞ連通する2条の供給通路14a,14bが形成される。
【0012】
前記通路構成枠11bは、パチンコ球の球径とほぼ等しい距離を隔ててガイド部13と平行して対向するように円弧状に弯曲した通路板15と、該通路板15の前面側に直交状に設けられる縦隔壁板16,16とを一体に有する。また、通路板15の下方には供給通路14a,14bの最先端のパチンコ球を受けることが可能な棚部17が一体に形成されている。なお、2条の供給通路14a,14bは、開口12からほぼ横U字状に緩やかに屈曲して上方に連続するパチンコ球の球圧を効果的に逃がすような構成となっている。
【0013】
一方、前記モータ取付板11cの外側には、パルス信号があるごとに所定角度回転する駆動モータとしてのステッピングモータ18がビス19,19によって取付けられ、そのモータ軸20はモータ取付板11cのほぼ中央に穿設した透孔21から箱枠11aの内部に突出して位置し、その突出端に、外周に2条の供給通路14a,14bのそれぞれ終端に対向する2つのカム板22および23を有する回転体24が固着されている。
【0014】
前記回転体24は、棚部17の下方の案内部に位置し、かつ一方の端部に圧入した軸25を箱枠11aの軸受部26に遊挿して回転自在に支持される。また、前記両カム板22,23は、パチンコ球が落下可能な例えば4個の凹部22a,23aと、上面にパチンコ球が乗る4個の凸部22b,23bとが等間隔で交互に形成されており、そのそれぞれの凸部22b,23bが前記棚部17に形成された開口溝27に挿入されて棚部17の上方に突出するようになっている。一方、両カム板22,23の凹部22a,23aはその底面が棚部17の上面より低い位置となっている。
【0015】
また、両カム板22,23は例えば一方のカム板22の凹部22aが一方の供給通路14aの終端に対向しているときは他方のカム板23の凸部23bが他方の供給通路14bの終端に対向するように互いに1/2ピッチずれた位置配置となっている。さらに、両カム板22,23の各凹部22a,23aおよび凸部22b,23bは2条の供給通路14a,14bのそれぞれ終端に対向するとき、回転体24のほぼ回転軸心を通る直線上に位置するように構成されている。
【0016】
なお、前記回転体24の端部外周には周面に8個の透溝28を有する検知ホイール29が形成されている。一方、箱枠11aの内部には検知ホイール29に関連ずけて払い出されたパチンコ球を検出するセンサ30が設けられている。このセンサ30は、一定の間隔を離して相対向する投光部30aと受光部30bとを有し、その投光部30aと受光部30bとの間に検知ホイール29の周面が臨まれている。そして、投光部30aからの光が透溝28を通過して受光部30bに受光されることによってパチンコ球の検出信号を制御回路に送出する。一方、制御回路では払い出されたパチンコ球が所定数に達したことを判別して払出終了信号を出力し、ステッピングモータ18の回転を停止させるようになっている。
【0017】
以上説明した本発明の一実施例に係る景品球払出装置の動作について図6を参照して説明する。景品球タンク6のパチンコ球は誘導樋7、2条の供給樋8a,8bを介して景品球払出装置9の2条の供給通路14a,14bに連続的に供給される。
【0018】
しかして、図6(a)に示すように一方の供給通路14aの最先端のパチンコ球Bが一方のカム板22の凹部22aに落入して棚部17で受けられ、他方の供給通路14bの最先端のパチンコ球1Bが他方のカム板23の凸部23bに乗っている状態のとき、入賞球検出器5が入賞球を検出すると、その検出信号によりステッピングモータ18が駆動して回転体24を1/2ピッチ(45度)ずつ回転制御する。
【0019】
そして、回転体24が1/2ピッチ回転すると図6(b)に示すようにカム板22の凹部22aに位置するパチンコ球Bが後続のパチンコ球B1 と分離されて払い出し直前の位置まで移動し、同時に後続のパチンコ球B1 が凸部22bで受けられる。一方、他方のカム板23の凸部23bに乗つたパチンコ球1Bはその凸部23bの移動によつて凹部23aに落入して棚部17で受けられる。
【0020】
この図6(b)の状態からさらに回転体24が1/2ピッチ回転すると一方のカム板22の凹部22aに位置する払い出し直前のパチンコ球Bは図6(c)に示すように下方に落下して払い出され、同時に凸部22bに乗った後続のパチンコ球B1 が凹部23b1 に落入して棚部17で受けられる。一方、他方のカム板23の凹部23aに位置するパチンコ1Bが後続のパチンコ球1B1 と分離された払い出し直前の位置まで移動し、同時に後続のパチンコ球1B1 が凸部23b1 に乗って受けられる。
【0021】
このようにして回転体24の1/2ピッチずつの回転によって2条の供給通路14a,14bで待機するパチンコ球が1個ずつ交互に払い出されることになり、所定数のパチンコ球が払い出されるとステッピングモータ18の駆動を停止させるもので、これによって入賞球検出器5の検出信号ごとに所定数のパチンコ球が正確に払い出される。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係るパチンコ球の払出装置は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】
複数の凹凸部が形成された2つのカム板を有する回転体を、その各カム板の凹部と凸部が2条の供給通路の終端に交互に位置するように配置すると共に、2条の供給通路の最先端のパチンコ球を回転体のほぼ中心を通る直線上にて各カム板の凹部又は凸部で受ける構成を採用することによって、2条の供給通路で待機しているパチンコ球の球圧を回転体のほぼ回転軸心で受けることが可能となり、該回転体に前進回転方向の力が掛からないようにすることができるので、制動機能を付加する等の余分な手間を全く必要とせず、装置全体を小型にすることができると共に、コストを安くすることができる。
【0024】
そして、回転体の1/2ピッチ回転ごとに2条の供給通路の最先端のパチンコ球を各カム板の凹部又は凸部で交互に受けて後続のパチンコ球と完全に分離させながら払い出すようにすることにより、パチンコ球を1個ずつ確実に払い出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ球の払出装置が適用されるパチンコ機の裏面図である。
【図2】本発明のパチンコ球の払出装置の斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】図2の要部の縦断側面面である。
【図5】図2の要部の横断平面図である。
【図6】(a),(b),(c)は本実施例の作用説明図である。
【図7】従来のパチンコ球の払出装置の縦断側面図である。
【図8】従来のパチンコ球の払出装置の横断平面図である。
【符号の説明】
9 パチンコ球の払出装置
14a,14b 2条の供給通路
18 ステッピングモータ
22,23 カム板
22a,23a 凹部
22b,23b 凸部
24 回転体
Claims (1)
- パチンコ球が連続して供給される2条の供給通路と、前記2条の供給通路の下方に位置し該供給通路の最先端のパチンコ球を受けることが可能な棚部と、複数の凹凸部が形成された2つのカム板を有し該カム板の凸部が前記棚部から上方へ突出するように配置された回転体と、前記回転体を回転するモータとを備え、前記モータの駆動により前記回転体を1/2ピッチ単位で回転制御して前記2条の供給通路からパチンコ球を1個ずつ払い出すようにしたパチンコ球の払出装置であって、
前記回転体の各カム板の凹部と凸部を前記2条の供給通路の終端に交互に位置するように形成して、一方の供給通路の最先端のパチンコ球を前記凹部に落入させて前記棚部で受けると共に、他方の供給通路の最先端のパチンコ球を前記凸部で受けるようにし、且つ前記凹部又は凸部で受けられたパチンコ球は回転体のほぼ中心を通る直線上に位置するようにし、
前記モータの駆動により回転体を1/2ピッチ回転させると前記凹部に位置するパチンコ球が凸部に位置する後続のパチンコ球と分離するように構成したことを特徴とするパチンコ球の払出装置。
Priority Applications (1)
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JP34067393A JP3877338B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | パチンコ球の払出装置 |
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JPH07155447A JPH07155447A (ja) | 1995-06-20 |
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