JP3876664B2 - フォントファイル作成装置、プログラム、および、記憶媒体 - Google Patents

フォントファイル作成装置、プログラム、および、記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォントファイルからフォントデータを抽出して、新たなフォントファイルを作成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォントデータ、特に、ビットマップフォントデータを記録したフォントファイルは、一般に、所定のドットサイズ、例えば、12ドット×12ドットごとにファイルが作成される。そして、例えば、JISコード順にビットマップのフォントデータが格納されている。
【0003】
ビットマップをデザインして、新たにフォントデータを作成する現場では、作成中の文字と、ドットサイズの異なる既存の同じ文字とを並べて、その形状を比較する作業が必要となる。このため、既存のフォントファイルから所望の文字(記号を含む)のフォントデータを抽出して、コンピュータの画面上に、一つにまとめて表示させることがよく行なわれる。例えば、図13(a)に示すように、それぞれ、12ドット×12ドット、16ドット×16ドット、24ドット×24ドットのフォントデータを記録したフォントファイルから、K番目の文字である「山」という文字を抽出して、画面上に並べて表示させる場合である。
【0004】
また、フォントファイルに記録した文字の並び順等をチェックするため、ある範囲の文字を抽出して、順番にまとめてコンピュータの画面上に表示することが行なわれる。例えば、図13(b)に示すように、16ドット×16ドット、24ドット×24ドットのフォントデータを記録したフォントファイルから、N〜N+2番目の文字を抽出して、画面上に順番に並べて表示させる場合である。
【0005】
また、例えば、表示領域に制限のある液晶画面上等に複数の文字を並べて情報を表示するとき、ビットマップフォントでは、複数のフォントデータを並べた結果を、一つのビットマップデータとして扱った方が好ましい場合がある。例えば、図14に示すように、「一」、「二」、「三」という文字を「一」「二」「三」と横に並べて表示すると、図中のカッコ内のように、各フォントの幅を加えた分の領域が必要となる。このとき、「一二三」を一つの単位として、例えば、「一」の右端と「二」の左端とをオーバーラップさせたビットマップデータを作成すると文章の幅を短くすることができ、限られた領域内に多くの文字を表示できるようになる。このようなフォントを作成するためには、フォントファイルから所望の複数の文字を抽出して、一つのビットマップデータに合成してから、オーバーラップさせる部分を編集するという作業が行なわれる。
【0006】
このように、フォントデータを作成する現場では、フォントファイルから、所望のフォントデータを抽出して、一つにまとめて合成するという作業が頻繁に行なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来、フォントファイルからフォントデータを抽出したり、抽出したデータを合成したりする作業は、対象となる文字を一つずつ抜き出して、カットアンドペーストを繰り返すことにより行なっていた。このため、作業者の負担が大きく、ミスも発生しやすかった。
【0008】
本発明の目的は、フォントファイルから所望のフォントデータを抽出し、合成する作業を支援する装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、フォントデータ群を含む複数のフォントファイルを記憶する記憶手段と、
記憶したフォントファイルのうち、複数のフォントファイルの指定を受け付けるフォントファイル指定受付手段と、
前記指定されたフォントファイルについて、1または複数のフォントデータを特定するための情報を受け付けるフォントデータ特定情報受付手段と、
前記受け付けたフォントデータ特定情報それぞれについて、前記指定された複数のフォントファイルそれぞれから、フォントデータ特定情報によって特定されるフォントデータを抽出し、抽出したフォントデータを一つのフォントデータとして合成するフォントデータ合成手段と、
前記受け付けたフォントデータ特定情報それぞれについて合成されたフォントデータ群を含むファイルを新たなフォントファイルとして作成するファイル作成手段とを備えることを特徴とするフォントファイル作成装置が提供される。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明によれば、フォントデータ群を含む1または複数のフォントファイルを記憶する記憶手段と、
記憶したフォントファイルのうち、1のフォントファイルの指定を受け付けるフォントファイル指定受付手段と、
複数のフォントデータを特定するための情報を記録したファイルの指定を受け付けるファイル指定受付手段と、
前記指定されたファイルに記録されたフォントデータ特定情報によって特定される複数のフォントデータを、前記指定されたフォントファイルから抽出し、抽出した複数のフォントデータを一つのフォントデータとして合成するフォントデータ合成手段と、
前記合成されたフォントデータを含むファイルを新たなフォントファイルとして作成するファイル作成手段とを備えることを特徴とするフォントファイル作成装置が提供される。
【0011】
これらの装置を用いることにより、フォントファイルから所望のフォントデータを抽出し、合成する作業を容易に行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明を適用したフォントファイル作成装置の構成を説明するためのブロック図である。フォントファイル作成装置10は、例えば、中央演算処理装置、主記憶装置等を備える一般的な情報処理装置、例えば、パーソナルコンピュータを用いて構成することができる。
【0014】
本図に示すようにフォントファイル作成装置10は、制御部20、入力部30、表示部40、印刷部50および記憶部60を備えて構成されている。
【0015】
制御部20は、以下に説明するフォントファイル作成装置10における各処理を実行するための制御を行なう。制御部20は、例えば、パーソナルコンピュータの中央演算処理装置により実現することができる。入力部30は、作業者からの指示を受け付けるための処理を行なう。入力部30は、例えば、キーボード、マウス等の入力装置により実現することができる。表示部40は、作業者に各種情報を提示するための処理を行なう。表示部40は、例えば、ディスプレイ装置により実現することができる。印刷部50は、処理結果等を印字するための処理を行なう。印刷部50は、例えば、プリンタ装置により実現することができる。記憶部60は、フォントファイル100等を記憶する。記憶部60は、例えば、ハードディスク装置により実現することができる。
【0016】
なお、フォントファイル作成装置10の構成はこれに限られない。また、例えば、パーソナルコンピュータは、所定のコンピュータプログラムを中央演算処理装置が実行等することによりフォントファイル作成装置10として機能することができる。パーソナルコンピュータをフォントファイル作成装置10として機能させるためのコンピュータプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬性を有する記録媒体に記録した状態で、あるいは、通信回線等を介して流通させることができる。
【0017】
次に、記憶部60に記憶されるフォントファイル100のデータ構造について説明する。図2は、フォントファイル100のデータ構造の一例を説明するための図である。
【0018】
本図に示すように、フォントファイル100は、ファイルヘッダ101と、複数のフォントデータ102とから構成される。ただし、これに限定されない。
【0019】
ファイルヘッダ101は、フォントファイル100に関する情報を記録する領域で、例えば、書体101a(明朝、ゴシック等)、ドットサイズ101b(12ドット×12ドット、16ドット×24ドット等)、文字数101c(フォントファイル100が記録している文字の数)を記録する。
【0020】
フォントデータ102は、フォントのビットマップデータ等を記録する領域である。フォントファイル100には、ファイルヘッダ101の文字数101cに記録された文字数分のフォントデータ102が連続して記録される。
【0021】
それぞれのフォントデータ102は、ヘッダ1021とドットデータ1022とから構成される。
【0022】
ヘッダ1021は、そのフォントファイル100におけるフォントデータ101の番号(通し番号)を表す文字番号1021a、フォントデータ102が表す文字のコード(例えばJISコード)1021bを記録する。なお、ヘッダ1021には、例えば、プロポーショナルフォントの左右余白情報等をさらに記録するようにしてもよい。
【0023】
ドットデータ1022は、フォントのビットマップデータを格納する領域である。ドットデータ1022のサイズ(横ドット数×縦ドット数)は、ファイルヘッダ101のドットサイズ101で規定される。
【0024】
本実施例において、記憶部60には、上述のフォントファイル100が、書体、ドットサイズごとに複数記憶されている。なお、各フォントファイル100が含む文字種は必ずしも一致している必要はない。例えば、あるフォントファイル100には、第1水準の文字(漢字)のみが含まれ、別のフォントファイル100には、第1水準および第2水準の文字(漢字)が含まれるようにすることができる。
【0025】
次に、フォントファイル作成装置10の第1の処理動作について説明する。フォントファイル作成装置10は、第1の処理動作において、複数のフォントファイル100から、指定された条件に合致するフォントデータ102を抽出して、新たなフォントファイルを作成する処理を行なう。すなわち、図13に示した処理を行なう。ここで、作成される新たなフォントファイルを合成フォントファイルと称すものとする。
【0026】
本処理動作で、フォントファイル作成装置10は、図4に一例を示すような文字合成入出力指定画面500を表示部40に表示し、作業者の指示を受け付ける。
【0027】
本図において、文字合成入出力指定画面500は、入力ファイル設定領域501と、出力ファイル設定領域502と、「元ファイルを増やす」ボタン503と、「合成実行」ボタン504と、「閉じる」ボタンとを備えている。
【0028】
入力ファイル設定領域501は、抽出するフォントデータ102を含むフォントファイル100(元ファイル)を指定するための領域である。作業者は、ファイル名入力欄501dにフォントファイル名入力することにより、フォントファイル100を指定することができる。また、参照ボタン501cをクリックすることにより、ダイアログで対話的に、フォントファイル100を指定することができる。
【0029】
フォントファイル作成装置10は、フォントファイル100の指定を受け付けると、指定に係るフォントファイル100のファイルヘッダ101を参照して、ドットサイズをサイズ表示欄501aに、文字数を文字数表示欄501bに表示する。
【0030】
また、作業者は、文字指定欄501eで、抽出すべきフォントデータ102を指定することができる。フォントデータ102の指定は、例えば、文字番号で指定することができる。文字番号は「1,3」のように複数指定することができ、また「1−6」のように範囲を指定することもできるものとする。
【0031】
フォントファイル作成装置10は、文字番号の指定を受け付けると、指定された文字の数を文字数表示欄501fに表示する。
【0032】
本図では、入力ファイルは5つまで指定できるようになっているが、さらに多くのフォントファイル100を指定する場合には、作業者は「元ファイルを増やす」ボタン503をクリックすることができる。
【0033】
フォントファイル作成装置10は、「元ファイルを増やす」ボタン503のクリックを受け付けると、追加の入力ファイル設定欄を表示して、作業者からの指定を受け付けるようにする。
【0034】
出力ファイル設定領域502は、出力する合成フォントファイルを指定するための領域である。作業者は、ファイル名入力欄502bにファイル名を入力することにより、出力する合成フォントファイルを指定することができる。また、参照ボタン502aをクリックすることにより、ダイアログで対話的に合成フォントファイルを指定することができる。
【0035】
また、作業者は、合成ピッチ指定欄501eで、作成される合成フォントファイルの文字と文字の間隔(ピッチ)をドット数で指定することができる。
【0036】
フォントファイル作成装置10は、作成される合成フォントファイルの横方向のドット数を算出して、Xドット数表示欄501cに表示する。ここで、横方向のドット数は、指定されたフォントファイル100の横方向の各ドット数と、合成ピッチ指定欄501eで指定された各文字間のドット数を加えて算出する。また、フォントファイル作成装置10は、指定されたフォントファイル100の縦方向の最大ドット数をYドット数表示欄501dに表示する。
【0037】
フォントファイル作成装置10は、「合成実行」ボタン504のクリックを受け付けると、フォントファイル100から指定に係るフォントデータを抽出し、新たな合成フォントファイルを作成する処理を行なう。この処理について、図3のフロー図を参照して説明する。
【0038】
まず、元ファイルとして最初に設定されたフォントファイル100を読み込む(S101)。そして、指定された最初の番号に対応する文字データを抽出する(S102)。
【0039】
次に、抽出した文字データを作業ファイルに合成する(S103)。ここで、作業ファイルは、出力結果を一時的に保存するためのビットマップファイルであり、その縦方向のサイズは、元ファイルの縦方向の最大ドット数と一致させておく。また、合成は、抽出した文字データが作成済みの作業ファイルの一端、例えば、右側に付加されるように、ビットマップデータを追加する。なお、作業ファイルは文字番号ごとに作成するようにする。また、最初の文字(最初の元ファイルから抽出した文字)の場合は、そのフォントデータの縦方向のドット数を、元ファイルの縦方向の最大ドット数と一致させたデータが作業ファイルとなる。
【0040】
以上の(S101)から(S103)までの処理を、指定された元ファイルの数分繰り返す。このとき、元ファイルがまだある場合には、合成ピッチ分のデータを付加して(S105)、次のビットマップデータを追加する。
【0041】
そして、指定された元ファイルすべての処理を終えると、文字指定欄501eに入力されたデータを参照して、次に抽出すべき文字があるかどうかを調べる(S106)。そして、抽出すべき文字がある場合には、再度上記の処理を繰り返す。
【0042】
一方、抽出すべき文字がない場合には、後述する合成フォントファイルのヘッダを作成し、すべての作業ファイルとマージすることにより合成フォントファイルを作成する(S107)。そして、指定された合成フォントファイル名を付して、記憶部60に記録する。
【0043】
図6は、作成された合成フォントファイル200のデータ構造の一例を説明するための図である。本図において、合成フォントファイル200は、ファイルヘッダ201と、フォントデータ202とから構成される。
【0044】
ファイルヘッダ201は、合成フォントファイル200に関する情報を記憶する領域で、例えば、元ファイル数201a、元ファイルの各ドットサイズ201b、合成ピッチ201c、文字数201dを記憶する。
【0045】
フォントデータ202は、作成されたビットマップデータである。フォントデータ202は、文字番号ごとに作成され、作成される数は、文字数201dに一致する。本図の例で、最初のフォントデータ202は、元ファイル1の文字番号1、元ファイル2の文字番号1、元ファイル3の文字番号1が合成ピッチを挟んで合成されている。そして、次のフォントデータ202は、元ファイル1の文字番号2、元ファイル2の文字番号2、元ファイル3の文字番号2が合成ピッチを挟んで合成されている。
【0046】
各フォントデータ202の区切りは、ファイルヘッダ201を参照することで特定することができる。
【0047】
フォントファイル作成装置10は、新たな合成フォントファイル200を作成する処理を終えると、図5に一例を示すような合成終了画面510を表示部40に表示し、作業者の指示を受け付ける。
【0048】
本図において、合成終了画面510は、合成処理が終了した旨を表示する欄511と、「表示」ボタン512と、「印刷」ボタン513と、「閉じる」ボタン514とを備えている。
【0049】
フォントファイル作成装置10は、「表示」ボタン512のクリックを受け付けると、作成した合成フォントファイル200に基づいて、図7(a)に一例を示すような画面520を表示部40に表示する。
【0050】
また、「印刷」ボタン513のクリックを受け付けると、印刷部作成した合成フォントファイル200に基づいて、印刷部50により、図7(b)に一例を示すようなドキュメントの印刷を行なう。
【0051】
ここで、図7(a)は、ビットマップイメージを表し、図7(b)は、実際の印字結果のイメージを表しているが、出力形態はこれらに限定されるものではない。
【0052】
次に、フォントファイル作成装置10の第2の処理動作について説明する。フォントファイル作成装置10は、第2の処理動作において、一つのフォントファイル100から、指定された条件に合致する複数のフォントデータ102を抽出して合成し、新たな一つのフォントファイルを作成する処理を行なう。すなわち、図14に示した処理を行なう。
【0053】
本処理動作で、フォントファイル作成装置10は、図8に一例を示すような文章合成入出力指定画面520を表示部40に表示し、作業者の指示を受け付ける。
【0054】
本図において、文章合成入出力指定画面520は、入力ファイル設定領域521と、出力ファイル設定領域522と、「合成実行」ボタン523と、「閉じる」ボタン524とを備えている。
【0055】
入力ファイル設定領域521は、抽出するフォントデータ102を含むフォントファイル100(元ファイル)と、抽出するフォントを記録したテキストファイルとを指定するための欄である。作業者は、ファイル名入力欄501dにフォントファイル名入力することにより、フォントファイル100を指定することができる。また、参照ボタン501cをクリックすることにより、ダイアログで対話的に、フォントファイル100を指定することができる。
【0056】
図9は、抽出する文字のフォントデータを指定するテキストファイルの例を説明するための図である。作業者は、抽出したい文字についてあらかじめテキストファイルを作成しておく。
【0057】
本実施例において、テキストファイルは、図9(a)に示すように、文字番号で文字を指定することができる。このときは、テキストファイルの先頭行に、例えば「MOJI」と記載しておく。そして、一つのフォントとして合成する文字を1行単位に、カンマで区切って記録するようにする。
【0058】
また、図9(b)に示すように、コード(例えばJISコード)で文字を指定することができる。このときは、テキストファイルの先頭行に、例えば、「CODE」と記載しておく。
【0059】
作業者は、このように作成したテキストファイルを、文章合成入出力指定画面520のテキストファイル入力欄521e、あるいは、参照ボタン521fで指定することができる。
【0060】
出力ファイル設定領域522は、出力する合成フォントファイルを指定するための領域である。作業者は、ファイル名入力欄522aにファイル名を入力することにより、出力する合成フォントファイルを指定することができる。また、参照ボタン522bをクリックすることにより、ダイアログで対話的に合成フォントファイルを指定することができる。さらに、作成する合成フォントファイルのサイズを指定したい場合には、サイズ指定欄522cにドット数を入力することができる。
【0061】
フォントファイル作成装置10は、「合成実行」ボタン523のクリックを受け付けると、フォントファイル100から指定に係るフォントデータを抽出し、新たな合成フォントファイルを作成する処理を行なう。この処理について、図10のフロー図を参照して説明する。
【0062】
まず、テキストファイルとして設定されたファイルを読み込む(S201)。そして、テキストファイルの最初の行を参照して、文字の指定が文字番号であるかコードであるかを判断する。また、元ファイルとして指定されたフォントファイル100を読み込む(S202)。
【0063】
そして、テキストファイルを1行ごとに、1文字ずつ抽出して(S203)、抽出した文字を合成する(S204)。このときの合成は、抽出した文字のビットマップデータを作業ファイルの右側に順番に付加していくようにする。抽出されるビットマップデータはすべて同じドットサイズであるので、第1の動作処理で行なったような縦方向のサイズ調節は必要ない。ただし、サイズ指定欄522cで作業者によりサイズが指定されている場合には、そのサイズにしたがうものとする。なお、作業ファイルは1行ずつ作成するようにする。また、最初の文字(各行の先頭文字)の場合は、そのフォントデータが作業ファイルとなる。
【0064】
以上の処理を、テキストファイルのすべての行について繰り返す(S206)。そして、すべての行について処理を終えると、後述する合成フォントファイルのヘッダを作成し、すべての作業ファイルとマージすることにより合成フォントファイルを作成する(S207)。そして、指定された合成フォントファイル名を付して、記憶部60に記録する。
【0065】
図11は、作成された合成フォントファイル300のデータ構造の一例を説明するための図である。本図において、合成フォントファイル300は、ファイルヘッダ301と、フォントデータ302とから構成される。
【0066】
ファイルヘッダ301は、合成フォントファイル300に関する情報を記憶する領域で、例えば、行数301a、各行のドットサイズ301bを記憶する。
【0067】
フォントデータ302は、作成されたビットマップデータである。フォントデータ302は、テキストファイルの行ごとに作成され、作成される数は、行数301aに一致する。本図の例で、最初のフォントデータ302は、テキストファイルの1行目(文字番号、コードを識別するための行は除いた行数)の一番目の文字と、1行目の2番目の文字と、1行目の3番目の文字とを合成したビットマップデータである。そして、次のフォントデータ302は、テキストファイルの2行目の1番目の文字と、2行目の2番目の文字と、2行目の3番目の文字とを合成したビットマップデータである。
【0068】
各フォントデータ302の区切りは、ファイルヘッダ301を参照することで特定することができる。
【0069】
フォントファイル作成装置10は、本処理動作においても、処理結果を表示部40に表示したり、印刷部50によりドキュメントの印刷を行なうことができる。
【0070】
図12(a)は、表示部40に表示した画面の例を説明するための、ビットマップイメージ図であり、図12(b)は、印刷結果の例を説明するためのイメージ図である。
【0071】
なお、本発明は上記の実施例に限られず、種々の変形が可能である。例えば、実施例ではビットマップフォントをフォントファイルから抽出するを例に説明したが、ベクトルフォントをフォントファイルから抽出する場合にも適用することができる。また、フォントファイル作成装置10に、従来技術を適用して、抽出したフォントデータを編集する機能と、編集結果を元のフォントファイルに戻す機能を付加するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、フォントファイルから所望のフォントデータを抽出し、合成する作業を支援する装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明を適用したフォントファイル作成装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】は、フォントファイル100のデータ構造の一例を説明するための図である。
【図3】は、第1の処理動作において、合成フォントファイルを作成する処理について説明するためのフロー図である。
【図4】は、文字合成入出力指定画面500の一例を説明するための図である。
【図5】は、合成終了画面510の一例を説明するための図である。
【図6】は、合成フォントファイル200のデータ構造の一例を説明するための図である。
【図7】は、フォントファイル作成装置10の第1の処理動作の出力結果を説明するための図である。
【図8】は、文章合成入出力指定画面520の一例を説明するための図である。
【図9】は、抽出する文字のフォントデータを指定するテキストファイルの例について説明するための図である。
【図10】は、第2の処理動作において、合成フォントファイルを作成する処理について説明するためのフロー図である。
【図11】は、合成フォントファイル300のデータ構造の一例を説明するための図である。
【図12】は、フォントファイル作成装置10の第2の処理動作の出力結果を説明するための図である。
【図13】は、フォントデータを作成する現場で行なわれる作業について説明するための図である。
【図14】は、フォントデータを作成する現場で行なわれる作業について説明するための図である。
【符号の説明】
10…フォントファイル作成装置
20…制御部
30…入力部
40…表示部
50…印刷部
60…記憶部

Claims (4)

  1. それぞれ番号が付されたフォントデータ群を含む複数のフォントファイルを記憶する記憶手段と、
    記憶したフォントファイルのうち、複数のフォントファイルの指定を受け付けるフォントファイル指定受付手段と、
    前記指定されたフォントファイルについて、番号の範囲を受け付けるフォントデータ特定情報受付手段と、
    前記指定された複数のフォントファイルそれぞれから、前記受け付けた番号の範囲に対応するフォントデータを抽出し、抽出したフォントデータを一つのフォントデータとして合成するフォントデータ合成手段と、
    前記合成されたフォントデータ群を含むファイルを新たなフォントファイルとして作成するファイル作成手段とを備えることを特徴とするフォントファイル作成装置。
  2. 請求項1に記載のフォントファイル作成装置において、
    フォントデータで表される文字と文字との間隔についての指示を受け付ける間隔情報受付手段をさらに備え、
    前記フォントデータ合成手段は、抽出したフォントデータを合成する際に、フォントデータとフォントデータとの間に、前記受け付けた間隔に対応するビットデータを付加して合成することを特徴とするフォントファイル作成装置。
  3. それぞれ番号が付されたフォントデータ群を含む複数のフォントファイルを記憶する記憶手段を備える情報処理装置に以下の処理を行なわせるためのプログラム:
    記憶したフォントファイルのうち、複数のフォントファイルの指定を受け付けるフォントファイル指定受付処理;
    前記指定されたフォントファイルについて、番号の範囲を受け付けるフォントデータ特定情報受付処理;
    前記指定された複数のフォントファイルそれぞれから、前記受け付けた番号の範囲に対応するフォントデータを抽出し、抽出したフォントデータを一つのフォントデータとして合成するフォントデータ合成処理;
    前記合成されたフォントデータ群を含むファイルを新たなフォントファイルとして作成するファイル作成処理。
  4. 請求項3に記載のプログラムを記録した情報処理装置読取り可能な記録媒体。
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