JP3876202B2 - シールカッター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、剥離紙を切断せずにシール部だけを切断することができる手動式のシールカッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、シール支承部に対して切断刃が機械制御により接離作動してシールの剥離紙を切断せずにシール部分だけを切断することができる機械作動式のシールカッター(ハーフカッター)が提案されているが、この種シールカッターには簡易な手動式はなかった。
【0003】
本発明は、この点、これまでになかった簡易構造の手動式シールカッターにして、挟持切断部を挟持した際の刃縁とシール支承面部との隙間の調整設定も容易に行われて製作容易となり、その上、高い精度で隙間設定が行われて剥離紙まで切れたり、刃縁が刃こぼれしたりすることのない画期的なシールカッターを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0005】
基端側に握持部1を備えた一対の挟持半体2の先端部を重合せしめて軸着し、この軸着部3を介して開閉作動する一対の挟持半体2の先端側の対向内側縁の一方に刃縁4を形成すると共に他方にシール5を受支承する支承面部6を形成して挟持切断部7を設け、一方若しくは他方の挟持半体2の軸着部3近傍に、挟持切断部7を挟持した際に他方若しくは一方の挟持半体2に当接して前記刃縁4を前記支承面部6に当接させない係止凸部8を設け、且つ一方若しくは他方の挟持半体2の,前記握持部1側の挟持切断部7近傍に、他方若しくは一方の挟持半体2に当接して前記刃縁4を支承面部6に当接させず微小な間隙aを生じるように保持する保持凸部9を設け、前記握持部1を握持して挟持切断部7を強く挟持することで前記係止凸部8を他方若しくは一方の挟持半体2に当接させて前記軸着部3のガタが抑えられた状態とすると共に、前記保持凸部9を他方若しくは一方の挟持半体2に当接させて前記挟持切断部7の挟持作動が限界に達した状態とし、この状態で前記刃縁4と前記支承面部6との間隙aを,この支承面部6に支承したシール5の剥離紙5Bを切断せずに刃縁4がシール部5Aだけを切断し得る間隙aに調整設定する構成としたことを特徴とするシールカッターに係るものである。
【0006】
また、基端側に握持部1を備えた一対の挟持半体2の先端部を重合せしめて軸着し、この軸着部3を介して開閉作動する一対の挟持半体2の先端側の対向内側縁の一方に刃縁4を形成すると共に他方にシール5を受支承する支承面部6を形成して挟持切断部7を設け、一方若しくは他方の挟持半体2の軸着部3近傍に、挟持切断部7を挟持した際に他方若しくは一方の挟持半体2に当接して前記刃縁4を前記支承面部6に当接させない係止凸部8を設け、対向する前記握持部1の内側縁のいずれか一方若しくは双方に、対向する握持部1の内側縁に当接して前記刃縁4を支承面部6に当接させず微小な間隙aを生じるように保持する保持凸部9を設け、前記握持部1を握持して挟持切断部7を強く挟持することで前記係止凸部8を他方若しくは一方の挟持半体2に当接させて前記軸着部3のガタが抑えられた状態とすると共に、前記保持凸部9を握持部1の対向内側縁に当接させて前記挟持切断部7の挟持作動が限界に達した状態とし、この状態で前記刃縁4と前記支承面部6との間隙aを,この支承面部6に支承したシール5の剥離紙5Bを切断せずに刃縁4がシール部5Aだけを切断し得る間隙aに調整設定する構成としたことを特徴とするシールカッターに係るものである。
【0007】
また、前記刃縁4は、対向する前記支承面部6に対して突没スライド調整可能となるようにして一方の前記挟持半体2の先端部に設け、このスライド調整可能な刃縁4を一方の挟持半体2の先端部に対して締付固定する締付具10を、刃縁4とこの一方の挟持半体2の先端部とに設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のシールカッターに係るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0009】
本発明は、握持部1を強く握持して挟持切断部7を強く挟持することで、係止凸部8を対向する他方若しくは一方の挟持半体2に当接させると共に、保持凸部9を対向する他方若しくは一方の挟持半体2、若しくは握持部1の内側縁に当接させ、この状態で刃縁4と支承面部6との間隙aを、この支承面部6に支承したシール5の剥離紙5Bを切断せずに刃縁4がシール部5Aだけを切断し得る間隙aとなるように調整設定する。
【0010】
この際、軸着部3の近傍にある係止凸部8が挟持切断部7を強く挟持することで他方若しくは一方の挟持半体2に当接すると、この係止凸部8が支点となって軸着部3のガタが吸収された状態となる。
【0011】
即ち、一対の挟持半体2の軸着部3には、例えば、軸とこの軸を受ける軸受孔とにどうしても隙間を生じているために、挟持切断部7を強く挟持すると、係止凸部8があっても軸着部3のガタによって刃縁4が支承面部6に当接してしまうなどの不具合が起こり得るが、本発明では、挟持切断部7を強く挟持して係止凸部8を挟持半体2に当接させることにより、予め軸着部3のガタが抑えられた状態を人為的に作り出し、更に、挟持半体2の握持部1側の挟持切断部7近傍若しくは握持部1に設けた保持凸部9を対向する挟持半体2若しくは握持部1の内側縁に当接させた状態、即ち挟持切断部7の挟持作動が限界に達した状態で刃縁4と支承面部6との間に前記したような間隙aが生じるように調整を行うから、完成品(本発明品)は、挟持切断部7を強く挟持しても刃縁4が支承面部6に当接する前に確実に係止凸部8が対向する挟持半体2に当接すると共に保持凸部9が対向する挟持半体2若しくは握持部1の内側縁に当接することになり、これにより刃縁4と支承面部6との間には微小な前記間隙aを生じることになる。
【0012】
従って、支承面部6に剥離紙5B側を支承してシール5を挟持切断部7で挟持すれば、刃縁4と支承面部6との間には確実に微小な間隙aが確保されて剥離紙5Bにまで刃縁4が達することはなく、シール部5Aだけが確実に切断されることになる。
【0013】
また、本発明は、従来にない手動式のシールカッター(ハーフカッター)であるため取扱容易となり、且つ機械作動式に比べて簡易構造で容易に設計実現可能となるなど、極めて実用性に秀れたシールカッターとなる。
【0014】
また、例えば、前記刃縁4は、対向する前記支承面部6に対して突没スライド調整可能となるようにして一方の前記挟持半体2の先端部に設け、このスライド調整可能な刃縁4を一方の挟持半体2の先端部に対して締付固定する締付具10を、刃縁4とこの一方の挟持半体2の先端部とに設ければ、刃縁4を突没スライド調整して刃縁4の支承面部6に対する間隙aの設定作業を容易に行うことができるし、刃縁4の位置調整後の固定作業も、単に締付具10の締付作業により容易に行われるため、刃縁3と支承面部6との間隙a設定を一層容易に行うことができる。
【0015】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図4は第一実施例、図5,図6は第二実施例を示している。
【0017】
第一実施例について説明する。
【0018】
本実施例は、図1,図2に示すように、基端側に指を挿入し得る環状の握持部1を備えた一対の挟持半体2の先端部を重合させて軸着し、この軸着部3を介して開閉作動する一対の挟持半体2の先端側の対向内側縁の一方に刃縁4を形成すると共に他方にシール5を受支承する支承面部6を形成して挟持切断部7を設け、この挟持切断部7を前記握持部1を握持操作することで挟持作動させる手動式(手持ちタイプ)のシールカッターに構成している。
【0019】
また、挟持切断部7について更に説明すると、図3,図4に示すように、刃縁4を有する略長方形状の平刃板14を、この刃縁4が一方の挟持半体2(図面上側の挟持半体2)の対向内側に位置するようにしてこの一方の前記挟持半体2の先端部に取付固定し、他方の挟持半体2の先端側所定範囲を断面L字状に折曲形成することにより刃板14の板面に対して直交する平坦面部を形成し、この平坦面部を前記支承面部6としている。
【0020】
また、この支承面部6の側方部に、この支承面部6で支承したシール5を横ずれしにくい状態に位置決めするガイド部11を付設している。
【0021】
このガイド部11は、図1〜図3に示すように、正面から見て略凹字形を呈する部材により構成し、このガイド部11を、その上部のくぼみ面と支承面部6とが略面一状態となるようにして支承面部6の側方部に付設している。そして、この略凹字形ガイド部11の上部のくぼみにシール5が横ずれしにくい安定的な状態で位置決め配置される構成としている。
【0022】
また、本実施例では、一方の挟持半体2の軸着部3近傍に、挟持切断部7を挟持した際に他方の挟持半体2に当接して前記刃縁4を前記支承面部6に当接させない係止凸部8を設けている。
【0023】
具体的に説明すると、図1〜図3に示すように、軸着部3近傍の一方の挟持半体2の内側縁部に、他方の挟持半体2に向かって突出する角形突片を一体に連設して、この突片を係止凸部8としている。
【0024】
また、この係止凸部8は、挟持切断部7を挟持した際に、他方の挟持半体2の前記支承面部6に当接するように構成している。
【0025】
従って、このように係止凸部8を軸着部3の近傍に設けたから、挟持切断部7を挟持した際には、この係止凸部8が他方の挟持半体2(支承面部6)に当接し、更に挟持切断部7を強く挟持すれば、この係止凸部8が支点となって軸着部3のガタを良好に吸収した状態を作り出すことができる構成としている。
【0026】
また、この係止凸部8は、握持部1を強く握持することで支承面部6に当接しながらたわんでも、この支承面部6に一方の挟持半体2の先端部が当接することがなく、支承面部6と一方の挟持半体2の先端部とが略平行状態となる突出度に設定している。
【0027】
また、本実施例では、一方の挟持半体2の,前記握持部1側の挟持切断部7近傍に、他方の挟持半体2に当接して前記刃縁4を支承面部6に当接させず微小な間隙aを生じるように保持する保持凸部9を設けている。
【0028】
具体的に説明すると、図1,図2に示すように、一方の挟持半体2中程の、挟持切断部7近傍の内側縁部に、他方の挟持半体2に向かって突出する角形突片を一体に連設して、この突片を保持凸部9としている。
【0029】
また、この保持凸部9は、前記係止凸部8が前記支承面部6に当接した際に、対向する他方の挟持半体2の内側縁に当接することとなるように突出度を設定している。
【0030】
また、本実施例では、前記刃縁4は、対向する前記支承面部6に対して突没スライド調整可能となるようにして一方の前記挟持半体2の先端部に設け、このスライド調整可能な刃縁4を一方の挟持半体2の先端部に対して締付固定する締付具10を、刃縁4とこの一方の挟持半体2の先端部とに設けている。
【0031】
具体的に説明すると、図4に示すように、前記刃板14には、止着孔12を形成し、この止着孔12にビスを採用した締付具10を嵌挿してこの締付具10の先端を一方の挟持半体2の先端部に螺着することで、一方の挟持半体2の先端部に刃板14を締付固定している。図中符号13は座金である。
【0032】
また、この刃板14の止着孔12は、図4において上下方向にやや長さを有する長孔に形成し、これにより前記締付具10を緩めることで刃板14の刃縁4を一方の挟持半体2の先端部に対して突没スライド調整可能に設け、スライド調整後再び締付具10を締め付けすることで刃縁4の位置を任意の位置に位置決め状態に締付固定できる構成としている。
【0033】
本実施例では、前記握持部1を握持して挟持切断部7を強く挟持することで、係止凸部8を他方の挟持半体2に係止させると共に、前記保持凸部9を他方の挟持半体2の対向内側縁に当接させ、この状態で刃縁4と支承面部6との間隙aを、この支承面部6に支承したシール5の剥離紙5Bを切断せずに刃縁4がシール部5Aだけを切断し得る間隙aに調整設定する構成としている。
【0034】
具体的に説明すると、先ず、挟持切断部7を強く挟持し、前記係止凸部8を他方の挟持半体2に当接させることによって軸着部3のガタが抑えられた状態を人為的に作り出す。
【0035】
また、この状態では、保持凸部9も対向する挟持半体2の内側縁に当接した状態となるため、挟持切断部7は挟持作動の限界に達し、これ以上挟持閉塞方向に作動しない状態となる。
【0036】
そして、この状態で拡大鏡を見ながら刃縁4(刃板14)をスライドさせて支承面部6に近付け、刃縁4と支承面部6との間隙aが0.04mm±0.008mm位になるように調整設定する。このように刃縁4と支承面部6との間隙aを設定することで、シール5の剥離紙5Bを除いたシール部5Aだけを切断することが可能となる。
【0037】
従って、このような近似ハサミ形の手工具の前記軸着部3には、軸と軸受孔とに隙間を生じているために、挟持切断部7を強く挟持すると前記係止凸部8があっても軸着部3のガタによって刃縁4が支承面部6に当接してしまうなどの不具合が起こり得るが、本実施例では、挟持切断部7を強く挟持しても、この強く挟持することで軸着部3のガタが吸収され且つ挟持作動の限界となった状態で前記のように刃縁4と支承面部6との間隙aの調整を行ったために、完成した本シールカッターの挟持切断部7を挟持した際には刃縁4が支承面部6に当接してしまうことはなく、刃縁4と支承面部6との間には確実に前述のように設定した間隙aが生じることになる。
【0038】
従って、支承面部6にシール5をその剥離紙5Bが下になるようにして支承して挟持切断部7を挟持すれば、刃縁4と支承面部6との間には確実に微小な間隙aが確保されて剥離紙5Bにまで刃縁4が達することなく、シール部5Aだけが切断(ハーフカット)されることになる。
【0039】
第二実施例について説明する。
【0040】
本実施例は、前記第一実施例において、保持凸部9の形成位置が異なる場合を示している。
【0041】
具体的に説明すると、本実施例では、対向する前記握持部1の双方の内側縁に、この対向する握持部1の内側縁に当接して前記刃縁4を支承面部6に当接させず微小な間隙aを生じるように保持する保持凸部9を設けている。
【0042】
具体的に説明すると、図5,図6に示すように、一対の握持部1の双方の内側縁の途中部にこの双方の握持部1と一体的に突起を形成し、この対向状態で突出する双方の突起を保持凸部9として、一対の握持部1を握持して挟持切断部7を挟持した際には双方の保持凸部9同士が当接し合うように構成している。即ち、双方の保持凸部9は、対向側にある握持部1の内側縁の一部である保持凸部9に当接する構成としている。
【0043】
また、この保持凸部9は、前記係止凸部8が前記支承面部6に当接した際に夫々が当接することとなるように突出度を設定している。
【0044】
尚、本実施例では図示していないが、対向する握持部1の一方にだけ保持凸部9を突設して、挟持切断部7の挟持状態でこの一方の保持凸部9が他方の握持部1の内側縁に当接するように構成しても良い。
【0045】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、取扱容易で且つ簡易構造の秀れた手動式シールカッターとなり、また、このような一対の挟持半体を重合軸着して成る手工具は軸着部にガタがあるために、挟持切断部を強く挟持するとこの軸着部のガタによって係止凸部があっても刃縁が支承面部に当接してしまうなどの不具合が起こり得るが、本発明では、挟持切断部を強く挟持して係止凸部を挟持半体に当接させてたわませることにより、予め軸着部のガタが抑えられた状態を人為的に作り出し、更にこの状態で握持部側に設けた保持凸部を対向する挟持半体若しくは握持部の内側縁に当接させた状態、即ち、完全な挟持作動限界の状態で刃縁と支承面部とにシールのシール部だけをハーフカットできる間隙が生じるように調整設定を行うから、刃縁が支承面部に当接することはなく、シールのシール部だけが確実に切断されることになる極めて実用性に秀れた画期的なシールカッターとなる。
【0047】
また、請求項3記載の発明においては、刃縁の支承面部に対する間隙設定を容易に突没スライド調整することができるし、刃縁の位置調整後の固定作業も、単に締付具の締付作業により容易に行われるため、刃縁と支承面部との間隙設定を一層容易に行うことができる極めて実用性に秀れたシールカッターとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例を示す正面図である。
【図2】 第一実施例の挟持切断部を開いた状態の正面図である。
【図3】 第一実施例の挟持切断部でシールのシール部を切断した状態を示す斜視図である。
【図4】 図3における要部拡大断面図である。
【図5】 第二実施例を示す正面図である。
【図6】 第二実施例の挟持切断部を開いた状態の正面図である。
【符号の説明】
1 握持部
2 挟持半体
3 軸着部
4 刃縁
5 シール
5A シール部
5B 剥離紙
6 支承面部
7 挟持切断部
8 係止凸部
9 保持凸部
10 締付具
a 間隙

Claims (3)

  1. 基端側に握持部を備えた一対の挟持半体の先端部を重合せしめて軸着し、この軸着部を介して開閉作動する一対の挟持半体の先端側の対向内側縁の一方に刃縁を形成すると共に他方にシールを受支承する支承面部を形成して挟持切断部を設け、一方若しくは他方の挟持半体の軸着部近傍に、挟持切断部を挟持した際に他方若しくは一方の挟持半体に当接して前記刃縁を前記支承面部に当接させない係止凸部を設け、且つ一方若しくは他方の挟持半体の,前記握持部側の挟持切断部近傍に、他方若しくは一方の挟持半体に当接して前記刃縁を支承面部に当接させず微小な間隙を生じるように保持する保持凸部を設け、前記握持部を握持して挟持切断部を強く挟持することで前記係止凸部を他方若しくは一方の挟持半体に当接させて前記軸着部のガタが抑えられた状態とすると共に、前記保持凸部を他方若しくは一方の挟持半体に当接させて前記挟持切断部の挟持作動が限界に達した状態とし、この状態で前記刃縁と前記支承面部との間隙を,この支承面部に支承したシールの剥離紙を切断せずに刃縁がシール部だけを切断し得る間隙に調整設定する構成としたことを特徴とするシールカッター。
  2. 基端側に握持部を備えた一対の挟持半体の先端部を重合せしめて軸着し、この軸着部を介して開閉作動する一対の挟持半体の先端側の対向内側縁の一方に刃縁を形成すると共に他方にシールを受支承する支承面部を形成して挟持切断部を設け、一方若しくは他方の挟持半体の軸着部近傍に、挟持切断部を挟持した際に他方若しくは一方の挟持半体に当接して前記刃縁を前記支承面部に当接させない係止凸部を設け、対向する前記握持部の内側縁のいずれか一方若しくは双方に、対向する握持部の内側縁に当接して前記刃縁を支承面部に当接させず微小な間隙を生じるように保持する保持凸部を設け、前記握持部を握持して挟持切断部を強く挟持することで前記係止凸部を他方若しくは一方の挟持半体に当接させて前記軸着部のガタが抑えられた状態とすると共に、前記保持凸部を握持部の対向内側縁に当接させて前記挟持切断部の挟持作動が限界に達した状態とし、この状態で前記刃縁と前記支承面部との間隙を,この支承面部に支承したシールの剥離紙を切断せずに刃縁がシール部だけを切断し得る間隙に調整設定する構成としたことを特徴とするシールカッター。
  3. 前記刃縁は、対向する前記支承面部に対して突没スライド調整可能となるようにして一方の前記挟持半体の先端部に設け、このスライド調整可能な刃縁を一方の挟持半体の先端部に対して締付固定する締付具を、刃縁とこの一方の挟持半体の先端部とに設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のシールカッター。
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