JP3875847B2 - チューナー受信機 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、チューナー受信機に関し、特に受信機内部の通信状態の異常を確認するチューナー受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マイクロコンピュータ受信機等のチューナー受信機では、マイクロコンピュータアンテナで受信した受信信号から、ユーザの希望する受信周波数に設定されたチューナー回路で希望放送局周波数信号が選択され、電子ボリュームで音量が調整されてスピーカーから音出力される。ここで、希望放送局周波数の設定は、チューナー受信機に設置されているキー入力回路からのキー入力により行なわれ、入力キー情報はマイクロコンピュータで認識されてチューナー回路に制御データとして送出される。また、キー入力回路からのキー操作により入力されたボリューム調整指示情報は、同様にマイクロコンピュータで認識されて電子ボリューム回路に制御データとして送出され、スピーカーからの音出力がボリューム調整される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のチューナー受信機は、次のような問題点または課題を有する。すなわち、従来のチューナー受信機では、マイクロコンピュータからの制御データ送出機能の異常やチューナーIC自体の異常については何らの検査を行なっておらず、最終装置としてのチューナー受信機を実際に動作させてその出力を測定して初めてその動作の正常、異常を確認していた。
【0004】
そこで、本発明の目的は、チューナー受信機、特にマイクロコンピュータからの制御データにより動作制御されるチューナー回路の正常、異常動作を簡単に検知できるチューナー受信機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明によるチューナー受信機は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0006】
(1)制御データ生成回路からの制御データに基づいて、アンテナを介して受信した受信信号に対してチューナー受信処理するチューナー回路と、前記チューナー回路からの出力信号をミュート処理するミュート回路と、前記ミュート回路からの出力信号を音出力するスピーカーとを備えるチューナー受信機において、
前記チューナー回路は、該チューナー回路の電源投入時に前記制御データ生成回路から送出される制御データを正常に受信したときに、その旨を示す確認信号を返送する通信完了確認機能を有し、前記制御データ生成回路が前記確認信号を受信したときには、前記チューナー回路は正常な動作をしていると認定し、前記制御データ生成回路が前記確認信号を受信しなかった場合には送信異常とみなして前記制御データを繰り返し送信し、送信異常回数が予め定めた規定回数を越えたときに、前記チューナー回路は不良であると認定し、
前記チューナー回路と前記スピーカー間に設けられ、前記制御データ生成回路から前記制御データの送出時には、前記スピーカーへの音声出力を阻止する前記ミュート回路のミューティング動作をONさせ、前記チューナー回路の正常動作を確認したときに前記ミューティング動作をOFFさせ、不良を確認したときに前記ミューティング動作をON継続するチューナー受信機。
【0007】
(2)前記チューナー回路が正常動作及び不良であることを表示する表示部を有する上記(1)のチューナー受信機。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるチューナー受信機の好適実施形態例を添付図、特に図1を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施形態によるチューナー受信機の構成ブロック図である。図1において、マイクロコンピュータアンテナで受信した受信信号は、チューナー制御IC回路1に入力される。チューナー制御IC1回路は、通信完了確認機能/手段を有し、マイクロコンピュータ5からの制御データを受けて、ユーザの希望放送局周波数信号を選択する。また、マイクロコンピュータ5からは音量調整のための制御信号が電子ボリューム回路2に送出され、音量が調整される。上記チューナー制御IC回路1における通信完了確認機能とは、マイクロコンピュータ5等の制御データ生成回路から出力される制御データを正常に通信(受信)完了したときに確認信号ACKを制御データ生成回路に返送する機能を言う。
【0014】
マイクロコンピュータ5からチューナー制御IC回路1や電子ボリューム回路2に送出される制御信号はキー入力回路6のキー操作により生成、出力される。電子ボリューム回路2でボリューム調整された信号はミュート回路3に送出され、後述するような状況でミューテイングがかけられた後、スピーカー4から出力される。チューナー受信機におけるユーザの指示情報や動作状態等の情報は、表示器7で表示される。
【0015】
図2は図1に示す本発明の実施形態のチューナー受信機の動作処理手順を示すフローチャートである。
【0016】
動作開始時、先ず、チューナー受信機の電源の投入(Power Onか否か)を判定し(ステップS1)、電源が投入されていなければ、処理を終了し、電源が投入されていれば、チューナー制御IC回路1にマイクロコンピュータ5から制御データを送信する(ステップS2)。その際、ミュート回路3の動作をONとする。これは、チューナー制御IC回路1が不良である場合には、スピーカー4からはどのような音が出力されるか全く分からず、時にとんでもなく大きな雑音が出力される恐れもあり、事前にスピーカー4から予期せぬ音が出力されることを防止するためである。
【0017】
チューナー制御IC回路1は、上記通信完了確認機能により、制御データを正常に通信(受信)完了したときには確認信号ACKをマイクロコンピュータ5に出力する。そして、マイクロコンピュータ5は制御データを正常に送信できたか否かを確認信号ACKの受信により判定する(ステップS3)。ここで、正常に受信したと判定されれば、チューナー制御IC回路1は正常と認定され(ステップS4)、表示器7に正常に電源投入がなされたことを示すため受信周波数を表示して(ステップS5)、処理を終了する。この処理の終了時には、チューナー制御IC回路1は正常動作しており、スピーカー4からは全く予期しない音が出力される恐れがないのでミュート回路3の動作をOFFとする。
【0018】
一方、ステップS3において、マイクロコンピュータ5が制御データを正常に送信できなかった場合には、送信異常の回数を計数するためカウンタをカウントアップし(ステップS6)、送信異常回数が予め定めた規定回数を越えたか否かを判定する(ステップS7)。
【0019】
ステップS7において、計数された送信異常回数が規定回数を超えなければ、ステップS2の処理に戻って送信動作を繰り返し、越えたと判定されれば、チューナー制御IC回路1は不良と認定する(ステップS8)。続いて、チューナー制御IC回路1が不良であることを表示器7に表示して(ステップS9)処理を終了する。この処理の終了の際には、ミュート回路3は動作ON状態を維持する。これは、全く予期しない音が出力される恐れがあるからである。
【0020】
以上、本発明のチューナー受信機の好適実施形態例を説明したが、これは単なる例示にすぎず、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること勿論である。
【0021】
【発明の効果】
上述の如く、本発明のチューナー受信機によれば以下のような顕著な効果が得られる。すなわち、本発明では、制御データ生成回路から出力される制御データを正常に通信(受信)完了したときに確認信号ACKをマイクロコンピュータ等の制御データ生成回路に返送する通信完了確認機能をもつチューナー制御IC回路を用い、マイクロコンピュータでこの確認信号ACKの受信により、チューナー制御IC回路の正常動作/不良動作を確認できる。したがって、チューナー受信機を実際に動作させてスピーカーからの音による確認が不要となり、チューナー受信機の製造工程及びチューナー制御IC回路を交換する修理工程において簡単に動作確認でき、表示器上におけるその旨の表示により効率的な動作確認が可能となる。
【0022】
また、チューナー制御IC回路の不良時にミューティング動作させているので、スピーカーから全く予期せぬ音が出力するような事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるチューナー受信機の構成ブロック図である。
【図2】図2は図1に示す本発明の実施形態のチューナー受信機の動作処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 チューナー制御IC回路
2 電子ボリューム回路
3 ミュート回路
4 スピーカー
5 マイクロコンピュータ
6 キー入力回路
7 表示器
Claims (2)
- 制御データ生成回路からの制御データに基づいて、アンテナを介して受信した受信信号に対してチューナー受信処理するチューナー回路と、前記チューナー回路からの出力信号をミュート処理するミュート回路と、前記ミュート回路からの出力信号を音出力するスピーカーとを備えるチューナー受信機において、
前記チューナー回路は、該チューナー回路の電源投入時に前記制御データ生成回路から送出される制御データを正常に受信したときに、その旨を示す確認信号を返送する通信完了確認機能を有し、前記制御データ生成回路が前記確認信号を受信したときには、前記チューナー回路は正常な動作をしていると認定し、前記制御データ生成回路が前記確認信号を受信しなかった場合には送信異常とみなして前記制御データを繰り返し送信し、送信異常回数が予め定めた規定回数を越えたときに、前記チューナー回路は不良であると認定し、
前記チューナー回路と前記スピーカー間に設けられ、前記制御データ生成回路から前記制御データの送出時には、前記スピーカーへの音声出力を阻止する前記ミュート回路のミューティング動作をONさせ、前記チューナー回路の正常動作を確認したときに前記ミューティング動作をOFFさせ、不良を確認したときに前記ミューティング動作をON継続することを特徴とするチューナー受信機。 - 前記チューナー回路が正常動作及び不良であることを表示する表示部を有することを特徴とする請求項1に記載のチューナー受信機。
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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- 2001-03-15 JP JP2001073612A patent/JP3875847B2/ja not_active Expired - Fee Related
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