JP3875837B2 - ばね付勢されたタンデム制御弁を備える制御装置 - Google Patents
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Description
この発明は、請求項1の上位概念の特徴を備えた制御装置を基にし、独自の媒体で操作される安全装置、特に圧力配管或いは圧力容器における望ましくない過圧を低減するための安全弁を備えた制御装置に関する。ここで独自の媒体で操作される安全装置とは、制御弁によって圧力容器或いは圧力配管における圧力が限界値に達したとき開放され、限界圧力値を下回った際に同じ制御弁によって再び閉鎖されるものを意味する。この制御弁は、その場合、ばね付勢されている。このような独自の媒体で操作される安全装置の好適な適用範囲は原子力発電所、特に加圧水型原子炉の一次回路である。
【0002】
ばね付勢された制御弁それ自体は、従来技術として充分によく知られており、既に多くのメーカからこの目的のために提供されている。
【0003】
減圧原理に従って作動する制御弁装置においては、システム圧力(圧力容器内の圧力)がばね及び磁気付加力に抗して作用し、逆止弁が後置されたパイロット弁を開放する。逆止弁の弁体は、これによりその他のばねの力に抗して持ち上げられ、逆止弁の弁体をその弁座から離す。この結果圧力容器の安全弁の制御配管系が開放され、安全弁の制御室が減圧され、安全弁が開く。パイロット弁及び逆止弁が閉鎖する程度にシステム圧力が低下すると、この安全弁は再び閉鎖する。
【0004】
第二のメーカの弁装置は加圧原理に従って作動する。この弁装置は主としてばね及び磁気付勢されている弁(前記の制御弁に類似)からなり、限界値(いわゆる「セットポイント」)に達すると直ちに、流量を圧力容器から、安全弁の制御室に通じてこの弁を押している制御配管系に導く。
【0005】
第三のメーカの弁装置は互いに接続された複数の弁体を操作し、この弁体で安全弁の制御室に圧力を与えたり(安全弁の閉鎖)、減圧したり(開放)する。
【0006】
ばね付勢された制御弁は、安全装置のそれとは一致しない、比較的高い閉鎖不成功率を示す。ばね付勢された制御弁の閉鎖不成功率は100分の1、即ち100回の要求に対して確率的に既に1回の閉鎖不成功が発生する。これに対し、安全装置の閉鎖不成功率は1万分の1である。しかし、このように良好な安全装置の閉鎖不成功率も、制御弁の比較的高い閉鎖不成功率により余り効果がない。
【0007】
ドイツ特許出願第19628610.7−12号明細書による新しい制御弁においても、閉鎖不成功率はなお完全に満足の行くものではない。これにおいては、圧力−距離変換器が制御弁に接続され、この圧力−距離変換器は圧力補給弁体部及び減圧弁体部と機械的に接続され、両弁体部が同一方向に動かされる。この圧力補給弁体部は第一のステップで比較的小さな力によって弁座に向かって移動し、これにより制御弁の制御配管系が遮断される。比較的大きな力によってのみ、第二のステップで減圧弁体はその座から離れ、これにより制御弁の制御配管は周囲に向かって開かれた配管と接続され、安全弁は減圧(開放)される。
【0008】
理論的な検討は、制御弁の閉鎖不成功率が、直列接続された、かかる制御弁の組み合わせにより低減されることを明らかにした。例えば2個の制御弁の直列接続により(10-2 )2/要求の閉鎖不成功率、即ち1万回の要求に対し1回のそれが得られた。このような閉鎖不成功率は、安全装置の閉鎖不成功率と良好な調和をなしている。
【0009】
従来の技術において、直列に接続された電動制御弁が公知である。このような弁は、一部はまた、一次回路の安全弁と一緒に使用される。この電動制御弁は、しかしながら、作動原理に従って作動するものであるから、これに関連する安全技術上の制御規定によれば単独では使用することができない。かくして例えば、ドイツの制御規定TRD421では、圧力容器の安全を確保するために3つの安全弁が存在する場合に、ただ1つの安全弁が作動原理に従って作動する制御弁を持つことが許されている。その他の2つの安全弁は、その場合、安全原理に従って動作する制御装置を備えていなければならない。
【0010】
安全原理に従って動作する制御弁を直列に接続したものとして、電磁弁だけが公知である。これらの電磁弁は、しかしながら、ひょっとすると、電圧欠落の際に開いてしまうおそれがあるので、原子力発電所の一次回路には使用できない。
【0011】
例えば、初めに記載したような、公知のばね付勢された制御弁は、その構造のため直列に接続することができない。この理由から、一次回路においてばね付勢された制御弁は、現在のところ、例外なく単一制御弁構成でしか使用されない。即ち複数の弁があったとしても、安全弁の制御配管系には、最終的には、安全弁に圧力を印加或いは減圧するただ唯一の制御弁しか配置されない。この場合、相対的に高い閉鎖不成功率は止むを得ないものとして甘受されている。
【0012】
この発明の課題は、付勢ばねを有するものの、それにもかかわらず安全装置の閉鎖不成功率を小さくした安全装置の制御装置を提供することにある。
【0013】
このために、安全装置が開放のため制御配管系により減圧或いは加圧される制御装置が提案される。本明細書において、安全装置が開放のため制御配管系により減圧されるものを減圧原理に従って作動する制御装置、加圧されるものを加圧原理に従って作動する制御装置と呼ぶこととする。この制御装置は電磁的或いはその他の付加的な負荷なしでも作動することができる。
【0014】
この課題を解決するために、制御装置は少なくとも2つの、ばね付勢された制御弁並びに同数の制御部を備える。この制御部の各々は制御弁の1つに対応して配置され、これに接続されている。この発明によれば、減圧原理に従って作動する安全装置は、制御部の全てが安全装置を減圧する位置にあるときにのみ開かれる。この安全装置は、制御部の1つだけが安全装置に加圧する位置にあっても、閉じる。安全装置が加圧原理に従って作動する場合には、この安全装置は、制御部が安全装置を加圧する位置にあるときにのみ開かれ、制御部の1つだけが安全装置を減圧する位置にあっても、再び閉じる。
【0015】
この発明は、制御部が互いに無関係に動作して、各制御部だけでも安全装置を閉鎖するようになればなる程、閉鎖不成功率はそれだけ小さくなるという考えから出発している。無関係に機能する制御部を組み合わせることにより、それ故、安全装置の閉鎖不成功率を明らかに改善することができる。例えばそれぞれ102分の1の閉鎖不成功率を持つ2つの制御部を組み合わせることで、全体の閉鎖不成功率を(102)2分の1、即ち1万分の1にすることができる。これにより安全装置の閉鎖不成功率と、組み合わされた制御部のそれとを一致させることができる。
【0016】
制御部は、これに属する制御弁により操作され、安全装置の制御配管系に直列に接続されている弁を含むのが有利である。この場合、制御部の各々は1つの第一の接続端(制御通路を介してその属する制御弁に接続されている、いわゆる制御端)と、2つの第二の接続端(それにより制御部が安全装置の制御配管系に組み入れられている、いわゆる動作端)とを備えている。各制御部の動作端は、それ故、直接的に、例えば供給配管を介して、或いは1つ又は複数の制御部を介して、それ故間接的に安全装置に接続されている。従って、ただ1つの制御部が直接に1つの動作端を介して安全装置に接続され、他方この制御部の他の動作端は他の制御部の動作端に接続されている。このような構成は、安全装置から生ずる或いは安全装置に向かって流れる圧力媒体が相前後して複数の制御部を通過するので、「直列接続」もしくは「タンデム弁」と称することとする。
【0017】
それぞれの制御弁及び/又は制御部は、同一構造を持つことがさらに有利であると思われる。これにより、これらの部品の製造及び在庫を少数に制限し、その構造及び据付けが一目瞭然となる。
【0018】
さらに有利な実施例においては、この制御装置の制御弁の少なくとも1つが圧力−距離変換器を備える。この圧力−距離変換器、圧力補給弁体部及び減圧弁体部は、それらが互いに機械的に相互作用し(少なくともいくつかの位置で、例えば機械的に接続されている)、同じ方向に同時に移動可能であるように配置されている。圧力補給弁体部は、第一の部屋において比較的小さな力によって弁座(補給弁体部の座)に向かって移動可能に配置される。この圧力補給弁体部は、第一の部屋に通じて圧力を伝達する接続配管を、この第一の部屋を制御部に接続する制御通路に対して遮断し或いは開放するように作用する。減圧弁体部は第二の部屋に配置され、比較的大きな力によりその弁座(減圧弁体部の座)から持ち上げることが可能である。減圧弁体部をその座から離すことにより、制御部から第一の部屋に通ずる通路と、一方では第一の座の上の空間及び他方では制御弁ドレーン、例えば周囲に向かって開放されている排出管との間の連通ができる。
【0019】
特に有利な実施例においては、制御装置の制御弁の少なくとも1つは、ドイツ特許出願第19628610.7−12号明細書において提案されたように構成される。この場合、圧力−距離変換器は圧力補給弁体部及び減圧弁体部と共に1つの共通の中心軸に配置されている。この配置は、圧力補給弁体部と減圧弁体部とが圧力−距離変換器と機械的に接続可能で、この変換器と同じ方向に(それ故例えば、同時に)移動可能であるように構成されている。
【0020】
特に有利な実施例において、圧力−距離変換器は1つの押圧棒を備える。この押圧棒はその下端で圧力−距離変換器に接続されている。さらにこの押圧棒の上端は減圧弁体部の直下近傍に配置される。この押圧棒は、それが移動したときに減圧弁体部の下面に触れるように移動可能である。また、この押圧棒は圧力補給弁体部の延長部に案内される。この減圧弁体部の座を備えた第二の部屋は圧力補給弁体部の内部にある。
【0021】
この発明による制御装置の動作態様を、実施例に基づき詳細に説明する。
【0022】
図1に安全弁2の制御装置を示す。この安全弁2は原子炉圧力容器1の圧力を減圧するためのものである。この実施例における安全弁2は、減圧原理に従って作動する安全弁21(図1a参照)である。安全弁2の制御のために制御弁4及び制御部3(図1b)が設けられている。制御部3及び制御弁4は、安全弁に比較してより見易くするため遙かに大きい尺度で示してある。同じ理由から圧力容器1は、安全弁2に比較して遙かに小さい尺度で概略的にのみ示してある。
【0023】
安全弁2が各2つの制御部3と制御弁4により制御される構成は、いわゆる「タンデム構成」と称される。
【0024】
減圧原理に従って作動する安全弁21は、圧力容器1に圧力配管93を介して接続されている。この圧力配管93は安全弁21の下部の弁室212に繋がっている。この下部弁室212は上部弁室211(弁のいわゆる制御室)から弁板213によって隔てられている。上部弁室211と下部弁室212は、弁板213に設けた孔214によって互いに連通している。閉鎖力を支援するため弁板213の上側に弁ばね215が設けられ、その一端は弁板213、他端は弁容器の壁217で支持されている。弁が閉鎖された状態において、圧力排出管92は弁体218により閉塞されている。この弁体218は、その下端が弁座219に載っている。
【0025】
安全弁21の制御配管系8の一部である減圧配管81は、上部弁室211を、同様に1つの弁である第一の制御部3aの下部室32において動作端に接続している。この下部室32は、第一の制御部3aの上部室31に対して制御部ピストン33により隔離され、このピストンの下部閉塞端34は円錐台状に形成されている。制御部ピストン33の下部閉塞端34は中間通路82を閉塞している。この中間通路82は、制御配管系8のその他の一部として、制御部3aの下部室32を第二の制御部3bの下部室32に接続する役目をしている。この制御部3bは制御部3aと同一構造であり、下部室32を上部室31から隔離する制御部ピストン33を備えている。この制御部ピストン33は同様に円錐台状の下部閉塞端34を備えている。この円錐台状の閉塞端34は制御配管系8に属する排出管83を閉塞し、該排出管83は、制御部3bの下部室32から出て、制御配管系8の終端として制御装置の外部空間もしくはドレーンに繋がっている。
【0026】
制御部3a及び3bの上部室31は、中間通路5を介して制御弁4に接続されている。その場合、この中間通路5は制御弁4の第一の部屋44に通じている。この第一の部屋44は接続配管6を介して下部弁室212に直接、或いは同様に下部弁室212に通じる圧力配管93に接続されている。制御弁4の第二の部屋45は、圧力容器1に接続配管7を介して接続されている。
【0027】
減圧原理に従って作動する安全弁21は、通常の作動圧では閉じている。即ち弁体218は弁座219に載っている。制御配管系8では減圧配管81が圧力を受けている。この圧力は弁板213の上面にも作用するので、弁体218はその座219に押しつけられる。配管81及び上部弁室211における圧力は、上部弁室211が下部弁室212に弁板213の孔214を介して常に連通していることにより形成される。減圧原理に従って作動する安全弁21の閉鎖状態において、制御部3aの制御部ピストン33はその下部閉塞端34で減圧配管81を中間通路82に対し、従ってまた排出管83に対して閉鎖しているので、配管81及び上部弁室211内に形成された圧力は逃れることができず、それ故弁板213の上面に当たる。閉鎖圧力に対して有効な面積、即ち 弁板213の面積、弁板213にある弁ガイド216の面積及び弁体218の面積の総計は、背圧に対して有効な、弁板213の下面における面積よりも大きいので、弁体218はその弁座219に押しつけられる。さらにこの閉鎖位置は弁ばね215によって支援される。
【0028】
減圧原理に従って作動する安全弁21の閉鎖位置は、減圧配管81内に圧力が形成されることによってのみ達成される。このために、減圧配管81は排出管83に対して遮断することが必要である。減圧配管81の排出管83に対する遮断は、少なくとも、制御部3の1つによって制御配管系8が閉鎖されるように行われる。通常時、制御配管系8は2つの制御部3によって閉鎖される。この場合、制御部ピストン33はその円錐台状の下部閉塞端34がその座35に当たっている。従って、第一の制御部3aによって中間通路82が第一の配管81に対して遮断され、他方の制御部3bによりこの中間通路82が排出管83に対して遮断される。この遮断は、制御部3の上部室31が圧力を受け、これにより制御部ピストン33をその下部閉塞端34でその座35に押しつけるように行われる。
【0029】
圧力容器における圧力が限界値に達すると、制御部3の上部室31は制御弁4によって減圧される。第一の制御部3aの下部室32が減圧配管81に接続されており、従ってその圧力を受けているので、第一の制御部3aの制御部ピストン33はその座35から上に向かって押される。減圧配管81に加わっている圧力は、今や、中間通路82を通して第二の制御部3bの下部室32に広がる。第二の制御部3bにおいても、上部室31が制御部3b側の制御弁4によって減圧されているので、この第二の制御部3bの制御部ピストン33はその座35から上に押される。これにより排出管83が開放される。減圧原理に従って作動する安全弁21の上部弁室211と、制御装置を取り巻く空間との間に圧力的な接続ができる。これにより上部弁室211は減圧される。安全弁21は下部弁室212に加わる圧力により開く。減圧原理に従って作動する安全弁21が開かれると、弁体218はその弁座219から離れ、圧力配管93と圧力排出管92との間に接続ができる。この圧力配管93及び圧力排出管92を介して圧力容器1からの媒体が漏出し、かくして圧力容器1の圧力が消滅する。
【0030】
圧力容器1の圧力が一定の予定値以下に低下すると、制御部3の上部室31は制御弁4によって圧力を受ける。これにより制御部ピストン33はその下部閉塞端34がその座35に押しつけられる。従って、減圧配管81から中間通路82への及び中間通路82から排出管83への通路が遮断される。減圧原理に従って作動する安全弁21の弁板213の孔214を通して上部弁室211及び第一の配管81に、弁体218をその座219に押しつける圧力が形成される。減圧原理に従って作動する安全弁21が閉じる。
【0031】
如何なる理由であれ、両制御部3の1つが有効に機能しない場合、制御配管系8は、それでもなお制御部の少なくとも1つにより閉鎖される。これにより、上部弁室211に弁体218をその弁座219に押しつける圧力が形成される。
【0032】
図2は、加圧原理に従って作動するタンデム制御弁構成を示す。圧力容器1には安全弁2’が設けられ、この安全弁2’は加圧原理に従って作動する安全弁22(図2a)である。この加圧原理に従って作動する安全弁22は、それぞれ1つの制御弁4に接続されている2つの同じ制御部3により制御されている。この2つの制御弁4は同一構造である。
【0033】
加圧原理に従って作動する安全弁22を、図の説明上の理由から、圧力容器1については大きい尺度で、制御部3及び制御弁4に対しては小さい縮尺で示す。
【0034】
この加圧原理に従って作動する安全弁22は圧力容器1に接続され、かつ下部弁室222を持ち、これに蒸気排出管92が接続されている。弁が閉じている状態でこの下部弁室222は、圧力容器1に対し弁体228を圧力容器1中の圧力によりその弁座229に押しつけることによって閉鎖されている。弁体228の弁側において、この弁体には押圧棒226が設けられ、この押圧棒は下部弁室222を通って上部弁室221に案内されている。押圧棒226の上端には弁板223があり、この弁板はこの上部弁室221を上半分の室221aと下半分の室221bとに分けている。弁板223は、上半分の室221aと下半分の室221bとを連通させる孔224を備える。下半分の室221bには弁板223の下面と上部弁室221の底部との間に押圧棒226を取り巻いてばね225が設けられている。上部弁室221と下部弁室222との隔離は、この場合弁容器の壁227の絞り部によって行われる。
【0035】
制御配管系8に属する第一の配管84を介して、圧力容器1は第一の制御部3aの下部室32に接続されている。第一の制御部3aのこの下部室32は、設備の通常運転時、即ち安全弁2の閉鎖位置においては、制御部ピストン33の円錐台状の下部閉塞端34により、同じく制御配管系8に属する中間通路82に対し閉鎖されている。なお、この中間通路82は第二の制御部3bの下部室32に通じている。第二の制御部3bの下部室32は、この下部室32を上部弁室221の上半分の室221aに接続する、同様に制御配管系8に属する圧力印加配管85を備えている。設備の通常運転時、この圧力印加配管85も第二の制御部3bの下部室から第二の制御部3bの制御部ピストン33の円錐台状の下部閉塞端34によって閉塞されている。
【0036】
制御部3は、図2のように、それぞれ1つの制御通路5を介して制御弁4の第一の部屋44に接続されている。制御弁4のこの第一の部屋44は接続配管6を介して圧力容器1に連通している。さらに、制御弁4は、接続配管7を介して同様に圧力容器1に接続された第二の部屋45を備えている。
【0037】
圧力容器の通常運転時、加圧原理に従って作動する安全弁22は閉鎖されている。上部弁室221には圧力が加わっていない。同様に、これに接続され、制御部3bの下部室32に接続する圧力印加配管85にも圧力は加わっていない。制御部3a及び3bの下部室32を接続している中間通路82にもまた、圧力は加わっていない。これに対して、圧力容器1を第一の制御部3aの下部室32に接続する第一の配管84は、圧力容器1と同一の圧力を受けている。第一の制御部3aの制御部ピストン33がその下部室32に加わる圧力によってその座35から持ち上がらないよう、この制御部ピストン33は上部室31に圧力を受けている。同様に、制御部3bの制御部ピストン33も上部室31に圧力を受けている。この圧力は、制御部3の上部室31を制御通路5、制御弁4の第一の部屋44及び接続配管6を介して圧力容器1に接続することにより生ずる。
【0038】
圧力容器1内の圧力が限界値を越えて上昇すると、制御部3の上部室31は制御弁4により減圧される。第一の配管84を介して第一の制御部3aの下部室32に加わる圧力により、制御部ピストン33はその座35から上方に押される。これに伴い、第一の配管84にかかっている、圧力容器1により生ずる圧力が中間通路82の中に広がり、第二の制御部3bの下部室32に圧力を加える。この圧力印加により、この第二の制御部3bの制御部ピストン33はその座35から上方に押される。これにより圧力印加配管85が開放され、この圧力がさらに広がり、上部弁室221の上半分の室221a内に達する。そこでこの圧力は弁板223に加わり、これを下に押し下げる。加圧原理に従って作動する安全弁22が開く。圧力容器1からの媒体は下部弁室222に流れ込み、そこで排出管92を介して排出される。この結果、圧力容器1の圧力が低下する。一定の圧力値を下回ると、制御部3の上部室31が制御弁4を介して圧力を受ける。制御部ピストン33の円錐台状の下部閉塞端34がその座35に押しつけられる。これにより上部弁室221の上半分の室221aの圧力印加が中止される。この上半分の室221a及び圧力印加配管85になおかかっている圧力は孔224を介して下半分の室221bに逃げる。圧力容器1からの圧力により弁体228は再びその座229に押し付けられ、加圧原理に従って作動する安全弁22が閉じる。
【0039】
如何なる理由であれ、制御部3の1つが有効に機能しない場合には、制御部3のただ1つによっても制御配管系の遮断が達成される。これにより、制御部3の1つの機能喪失の際でも、加圧原理に従って作動する安全弁22は閉鎖位置に復帰することが保証される。
【0040】
制御部3の制御弁4による制御は、同様な方法で、安全弁2が加圧原理に従って或いは減圧原理に従って作動するかどうかに無関係に行われる。両方の制御部3a及び3b並びにこれに属する制御弁4は常に同一構造であるので、それぞれ1つの制御弁4及び制御部3の構造及び機能を説明することで充分である。図3には制御弁4及び制御部3を、減圧原理に従って作動する安全弁2と共に示す。さらに、圧力容器1の一部が示されている。制御弁4及び制御部3の動作を分かり易く説明するため、この図では、制御部3の直列接続の図示は省略している。
【0041】
安全弁2は、図1において説明したように構成されている。この安全弁2は、制御配管系8に属する減圧配管81を介して制御部3の下部室32に接続されている。安全弁2の閉鎖位置において、制御部ピストン33の下部閉塞端34はその座35に載っている。これにより同じく、制御配管系8に属する排出管83が制御部3の下部室32から、従って減圧配管81から遮断されている。排出管83は制御装置の外部の圧力のかかっていない空間に通じている。
【0042】
制御部3の下部室32から制御部ピストン33により分けられた上部室31は中間通路5を介して制御弁4の第一の部屋44に接続されている。この第一の部屋44もまた、接続配管6を介して安全弁2の下部弁室212に接続され、圧力管93を介して圧力容器1に接続されている。これと代えて、接続配管6を安全弁2を介してではなく、圧力容器1に直接接続することもできる。
【0043】
制御弁4は3つの主要構成要素を備えている。即ち、圧力−距離変換器41、圧力補給弁体部42及び減圧弁体部43である。圧力−距離変換器部41はその変換器ピストン412が制御弁4の第二の部屋45の中にある。この変換器ピストン412は、この第二の部屋45を下側の半分451と上側の半分452とに分割している。変換器ピストン412は第二の部屋45の中に移動可能に配置されている。その下面に第一の板414があり、その水平寸法は変換器ピストン412のそれより小さい。この板414の下部は、制御弁4の弁容器46の内壁により形成された肩461に載っている。これにより、変換器ピストン412が移動した際、第二の部屋45の下側半分451が常に最小の容積を持つことを保証している。第二の部屋45のこの下側の半分451は、第二の部屋45の最小容積の範囲に通じる接続配管7を介して圧力容器1に接続されている。
【0044】
第一の板414の下側には、弁容器46の壁を通して案内されたボルト415が接続されている。このボルト415は部分的に弁容器46の外部の空間にまで延びている。その端部に第二の板416がある。この板416と弁容器46の外壁との間に強力なばね417が配置されている。このばね417のばね力は、変換器ピストン412の上方への移動に対し反作用している。このばね力は、例えば13kNである。
【0045】
変換器ピストン412の上側に押圧棒411が取付けられている。この押圧棒411は、圧力補給弁体部42の円筒状の延長部を通して導かれている。圧力−距離変換器部41の第一の板414が弁容器46の壁の肩461にあるとき、即ち設備の通常運転時に相当する位置にあるとき、押圧棒411は減圧弁体部43の直下にある。
【0046】
圧力補給弁体部42の円筒状の延長部はその下端に鍔421を持っている。これらの鍔421は、変換器ピストン412の上側に設けた鍔413とぶつかるように形成されている。
【0047】
設備の通常運転時、圧力補給弁体部42のストッパ422は、弁容器46により構成された下側の補給弁体部の座(いわゆる補給弁体部ストッパ)462に当たっている。この補給弁体部ストッパ462の側方に、第一の部屋44への接続配管6の接続端がある。この第一の部屋44は、ストッパ422の上側の範囲において、補給弁体部42の外壁及びこれに隣接した弁容器46の内壁によって区画される。この第一の部屋44は、弁容器46の壁内の通路423を通して内部の部屋441と接続されている。この内部の部屋441は、補給弁体部42の空洞として形成され、減圧弁体部43を包んでいる。この減圧弁体部43は、その下側の範囲に減圧弁体部ピストン431を備え、このピストンは設備が通常状態のとき、その下縁で補給弁体部42の肩により形成された減圧弁体部の座424に配置されている。減圧弁体部43は、減圧弁体部ピストン431の上方に減圧弁体部ボルト432を備え、これは上方を向いた状態で補給弁体部42の空所425に嵌まり込んでいる。内部の部屋441の上端における補給弁体部42の内壁と、減圧弁体部ピストン431の上面との間にばね433が設けられ、これは僅かなばね力で減圧弁体部43をその座424に押している。
【0048】
補給弁体部42の上方には、この補給弁体部42の上側の外壁と弁容器46の内壁とにより形成される第三の部屋47がある。この第三の部屋47の内部にばね426が設けられ、これは僅かなばね力で補給弁体部42を補給弁体部ストッパ462に向かって押している。
【0049】
通常状態において、圧力容器1は例えば約150気圧の圧力を受けている。圧力容器1のこの圧力は、接続配管7を介して第二の部屋45の下側の半分451に伝えられる。この圧力は圧力−距離変換器41に作用し、これを上に押している。この圧力−距離変換器41の動きは、しかしながら、これを下の方に向ける強力なばね417の力により妨げられる。
【0050】
圧力容器1の圧力は接続配管6を介し、第一の部屋44及び中間通路5を通して制御部3の上部室31に伝えられる。これにより制御部ピストン33は、その円錐台状の下部閉塞端34でその座35に押しつけられる。
【0051】
圧力容器により発生される圧力は、第一の部屋44及び内部の部屋441内にも作用する。補給弁体部42に対し、この圧力は力を均等化するように働く。と言うのは、室44および441の上ならびに下側の封止要素(例えばベロー)が同一の断面積を封止しているからである。
【0052】
比較的弱いばね426(ベローのばね抵抗でも可能)だけで、補給弁体部42を設備の通常運転時にそのストッパ424と共に弁容器46のストッパ462に押している。
【0053】
第二の部屋45の上半分452及び第三の部屋47には圧力が加わっていない。
【0054】
圧力容器1の圧力が上昇すると、これと同時に先に挙げた圧力を受ける部分の圧力も同じ値だけ上昇する。圧力−距離変換器41は上方に押され、その押圧棒411が減圧弁体部43の減圧弁体部ピストン431の下面に当たる。圧力容器1の圧力がさらに上昇すると、圧力−距離変換器41はその押圧棒411及び減圧弁体部43を介して補給弁体部42を上方に移動させる。減圧弁体部43は、その場合、その減圧弁体部ピストン431が減圧弁体部の座424に留まる。というのは、減圧弁体部43は内部の部屋441の圧力によって生ずる流体圧により、減圧弁体部の座424から離れられないからである。補給弁体部のストローク行程は、圧力容器の圧力上昇に伴ないさらに続き、補給弁体部42がそのストッパ422の上部で上側の補給弁体部の座463に押しつけられる。ストッパ422が上側の補給弁体部の座463に押しつけられることにより、接続配管6と第一の部屋44との間の接続が中断される。圧力容器1と第一の部屋44並びに中間通路と制御部3の上部室31との間のそれ以上の圧力平衡はもはや行われない。しかしながら、それまでそこを支配していた圧力は、そのまま保持される。
【0055】
圧力容器1の圧力がさらに上昇すると、それと共に、第二の部屋45の下半分451の圧力もなお上昇する。というのは、この部分は圧力容器1と接続配管7を介して連通しているからである。圧力−距離変換器41はさらになお上方に移動し、例えば約176気圧の作動圧力において、その押圧棒411で減圧弁体部43をその減圧弁体部の座424からその内部の部屋441にある圧力に抗して押す。これにより、内部の部屋441、第一の部屋44、制御通路5及び制御部3の上部室31にある圧力は、補給弁体部42の円筒状の延長部の内部を通して逃げることができる。この圧力は、第二の部屋45の上半分452を介してこの第二の部屋45の上半分452によって制御装置から排出する制御ドレーン48によって消滅される。これにより、制御部3の上部室31は最早圧力を受けないため、制御部ピストン33は下部室32にある圧力によってその座35から上に向かって持ち上げられる。これにより、安全弁2の上側の圧力室211の圧力は減圧配管81及び排出管83を介して消滅される。安全弁2は開かれる。
【0056】
安全弁2の開放により排出管92への通路が開く。圧力容器1はその圧力を放出する。これにより制御弁4の第二の部屋45の下半分451が減圧される。接続管7により、これと圧力容器1との間に圧力平衡は起こらないからである。ばね415のばね力により、変換器ピストン412は第二の部屋45の下半分451における圧力低下に応じて下に押される。補給弁体部42はそのストッパ422が上側のストッパ463に留まる。この補給弁体部はストッパ422の下面において、これをその重力に抗して上に押す流体力を受ける。この流体力は、ストッパ422の下側の空間が接続配管6を介して依然として圧力を受け、他方、第一の部屋44及びその内部の部屋441が依然として圧力を受けていないことにより生ずる。補給弁体部の座463における流体圧の閉鎖力は、たしかに、密封要素465に作用する下向きの流体力により減少するが、補給弁体部の座463の断面が密封要素465によって密封される断面よりも大きいので、補給弁体部42の閉鎖方向の力は総合的に残る。
【0057】
圧力−距離変換器41、従って押圧棒の沈下により、減圧弁体部43が、そのばね433により駆動されて、減圧弁体部の座424に復帰する。これにより第一の部屋44、その内部の部屋441、制御通路5或いは制御部3の上部室31が外部に通じている制御弁ドレーン48から隔離される。この状態では、上記の空間における圧力平衡は行われない。
【0058】
圧力容器1の圧力がさらに例えば約150気圧の通常圧に低下すると、圧力−距離変換器41はさらにばね417によって下方に移動し、最後にその鍔413が補給弁体部42の鍔421に係合し、これをその上側の補給弁体部の座463から離す。この瞬間に圧力容器1の圧力は、接続配管6介して第一の部屋44、内部の部屋441、制御通路5及び制御部3の上部室31に広がり、補給弁体部42のストッパ422はストッパ462に向けて押される。さらに、制御部ピストン33は、その円錐台状の下部閉塞端34がその座35に押しつけられる。これにより排出管83は減圧配管81に対して閉鎖される。減圧配管81及び上部弁室211には孔214を介して圧力が形成され、これにより弁体218がその座219に押しつけられる。安全弁2は閉じる。
【0059】
このような構成により、安全弁は例えば約176気圧の比較的高い作動圧において初めて開き、例えば約150気圧の比較的低い圧力で初めて閉鎖することになる。この閉鎖圧力差は望ましい。これによって僅かな圧力変動で安全弁2が交互に開放したり、閉鎖したりするのを有効に回避できる。
【0060】
図1及び2により説明したように、複数の制御部3をその付属の制御弁4と共に直列に接続することができる。個々の制御弁の部品を、特に1つの共通のケースに納め、これにより非常にコンパクトな多重制御弁、ここではタンデム制御弁ができる。各制御弁の作動圧が同じであるか、異なっているかは重要でない。多重制御弁、即ちここではタンデム制御弁の両制御部の影響を排除するために、作動圧は数気圧異なるように選択することが推奨される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 減圧原理に従って作動する、ばね付勢されたタンデム制御弁を安全弁と共に示す。なお、図1aは安全弁を、図1bは制御部を拡大して示す。
【図2】 加圧原理に従って作動する、ばね付勢されたタンデム制御弁を示す。なお、図2aは対応する安全弁を拡大して示す。
【図3】 安全弁を備えた減圧原理に従って作動する個々の制御弁を示し、図3aで個々の制御弁を拡大して示す。
【符号の説明】
1 圧力容器
2,2’ 安全装置
3,3a,3b 制御部
4 制御弁
5 中間通路
6,7 接続配管
8 制御配管系
21,22 安全弁
31 制御部の上部室
32 制御部の下部室
33 制御部のピストン
34 制御部の下部閉塞端
35 制御部の座
41 圧力−距離変換器
42 圧力補給弁体部
43 減圧弁体部
44 制御弁の第一の部屋
45 制御弁の第二の部屋
46 弁容器
47 制御弁の第三の部屋
48 制御弁のドレーン
81 減圧配管
82 中間通路
83 排出管
84 制御配管
85 圧力印加配管
92 排出管
93 圧力管
Claims (9)
- 制御配管系(81、82、83)を用いて減圧によって開かれる安全装置(2)の開放のために、それぞれ1つの独自の制御部(3、3a、3b)を操作する少なくとも2つのばね付勢された制御弁(4)を備えるものにおいて、
制御部(3、3a、3b)が制御配管系(81、82、83)に配置され、この安全装置(2)が、これらの制御部(3、3a、3b)の全てがこの安全装置を減圧する位置にあるときにのみ開かれ、制御部(3、3a、3b)のただ1つだけがこの安全装置に圧力を加える位置にあっても、直ちにこれら制御部(3、3a、3b)がこの安全装置(2)を閉じることを特徴とする制御装置。 - 制御配管系(84、82、85)を用い圧力の印加により開かれる安全装置(2’)の開放のため、それぞれ1つの独自の制御部(3、3a、3b)を操作する少なくとも2つのばね付勢された制御弁(4)を備えるものにおいて、
制御部(3、3a、3b)が安全装置(2’)の制御配管系(84、82、85)に配置され、この安全装置(2’)が、これら制御部(3、3a、3b)の全てがこの安全装置(2’)に圧力を印加する位置にあるときにのみ開かれ、これらの制御部(3、3a、3b)の1つだけがこの安全装置(2’)の圧力を減圧する位置にあっても、直ちに制御部(3、3a、3b)がこの安全装置(2’)を閉じることを特徴とする制御装置。 - 制御部が、制御弁(4)によって操作され、制御配管系に直列に接続されている弁を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の制御装置。
- 安全装置が安全弁(2、21、22)であることを特徴とする請求項1から3の1つに記載の制御装置。
- 各制御弁(4)及び/又は制御部(3、3a、3b)が同一の構造を有することを特徴とする請求項1から4の1つに記載の制御装置。
- 制御弁(4)の少なくとも1つが圧力−距離変換器(41)を備え、この圧力−距離変換器(41)が圧力補給弁体部(42)と減圧弁体部(43)とに機械的に接続可能であり、これらの弁体部がこの変換器(41)を通して同一方向に移動可能であり、
・圧力補給弁体部(42)が第一の部屋(44)内に、これに付属する圧力補給弁体部の座(463)に対し比較的小さな力により移動可能に配置されて、第一の部屋(44)に通じており、圧力を伝達する接続配管(6)を制御部(3、3a、3b)の中間通路(5)に対して遮断し、
・減圧弁体部(43)が圧力補給弁体部(42)の他の部屋(441)内に、変換器(41)のより大きな力によりその減圧弁体部の座(424)から離れることができるように配置され、この減圧弁体部の座(424)から離れる際に制御部(3、3a、3b)の中間通路(5)及び第一の部屋(44)を制御弁ドレーン(48)に接続する
ことを特徴とする請求項1から5の1つに記載の制御装置。 - 圧力−距離変換器(41)、圧力補給弁体部(42)及び減圧弁体部(43)が1つの共通の軸に配置され、移動可能であることを特徴とする請求項6記載の制御装置。
- 圧力−距離変換器(41)が押圧棒(411)の下端に接続され、この押圧棒(411)の上端が減圧弁体部(43)の下面直近にあるとともに、それが減圧弁体部(42)に触れ、押圧棒(411)が圧力補給弁体部(42)の延長部に案内され、減圧弁体部の座(424)を備えた他方の部屋(441)が圧力補給弁体部(42)の内部にあるように移動可能であることを特徴とする請求項7記載の制御装置。
- 制御部(3、3a、3b)及び制御弁(4)が、安全装置を備えた排出管(92)を有する圧力容器からの圧力媒体により操作されることを特徴とする請求項1から8の1つに記載の制御装置。
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