JP3875539B2 - 袋受渡し方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋を1枚ずつ充填装置等のグリッパーに供給するための袋受渡し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平7−18571号公報や実開昭55−90506号公報には、側部に折り込みを有する袋(ガセット袋等)を挟持して移送するグリッパー装置が開示されている。これらのグリッパー装置は1組が計4箇所の挟持部を有し、各挟持部がそれぞれガセット袋の側縁部(計4箇所)をすべて挟持するため、その挟持や移送及び袋口の開口等が確実、かつ安定的に行える。
また、前記実開昭55−90506号公報には、前記グリッパー装置にガセット袋を供給する給袋装置についても開示されている。この給袋装置は、一対の作動バーに互いに対向して吸盤が取り付けられたもので、作動バーは所定のタイミングで開閉及び昇降するように設定され、前工程の吸盤からガセット袋を受け取り、その袋口を少し開いてグリッパー装置に引き渡す。
【0003】
ところで、平袋や底部のみに折り込みを有する自立袋のように、側部に折り込みがない袋の場合、グリッパー装置で挟持する部位は両側縁部の計2箇所となり、前記公報の給袋装置のようにグリッパー装置に引き渡すとき袋口を開口する必要がない。むしろ、開口するとグリッパー装置の挟持位置がずれたりする等の問題が生じる場合があるため、袋口は閉じた状態で供給するのが一般的である。すなわち、前記公報の給袋装置は平袋や自立袋等の供給には不向きであり、実質的にガセット袋専用の給袋装置といえる。
【0004】
一方、特開平8−324518号公報や特開平11−152114号公報には、ガセット袋の袋口を開口せずにグリッパー装置に供給する給袋装置が開示されており、これは平袋や自立袋の供給も行える利点がある。しかし、この給袋装置は、ガセット袋の側部を完全に折り畳んだ状態でグリッパー装置に供給するため、受け取るグリッパー装置でも前記折り込まれた両側縁部計2箇所を挟持することになる。すると、後工程で袋口を開口する際、側縁部計4箇所を挟持するタイプのグリッパー装置と比較して、袋口の開口面積が小さくなり、内容物の充填が確実かつ安定的に行えない等の問題が生じる場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記実公平7−18571号公報や実開昭55−90506号公報に記載されたタイプのグリッパー装置は、ガセット袋を挟持する場合は全ての挟持部を用いて側縁部計4箇所を挟持し、平袋等を挟持する場合は左右一対の挟持部のみを用いて側縁部計2箇所を挟持するという使い方ができる。すなわち、このグリッパー装置はガセット袋の挟持と平袋等の挟持の両方に利用できる。
従って、給袋装置についてもガセット袋と平袋等の供給の両方に利用できれば、これらのグリッパー装置及び給袋装置を含む1つの充填包装システムを、そのまま両方のタイプの袋の充填包装に用いることができることになる。
【0006】
従って、本発明は、前工程の装置から袋を受け取り、次装置のグリッパーへその袋を引き渡すタイプの給袋装置(袋受渡し装置)において、ガセット袋の供給と平袋等の供給に兼用でき、かつ両方とも確実かつ安定的に供給できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る袋受渡し装置は、袋を両面から吸着して鉛直に保持する一対の吸着部材と、前記一対の吸着部材を互いに開閉させる開閉手段と、前記一対の吸着部材を袋の受け取り位置と次装置のグリッパーへの引き渡し位置の間で水平に往復移動させる往復移動手段を備え、前記開閉手段は、前記一対の吸着部材を受け取り位置において閉じた後、再び所定のタイミングでこれを開き、そのタイミングとして、前記吸着部材が受け取り位置から引き渡し位置に移動する間か、又は前記吸着部材が引き渡し位置に到達後かの選択が可能であることを特徴とする。具体的には、前記開閉手段はその駆動力伝達機構の一部に前記選択を行う切換手段を備えるとよい。本発明に係る袋受渡し方法は、この袋受渡し装置を用いて袋受渡しを行うもので、前記タイミングとして、ガセット袋の場合は前記吸着部材が受け取り位置から引き渡し位置に移動する間とし、平袋又は底部にのみ折り込みを有する自立袋の場合は前記吸着部材が引き渡し位置に到達後とするものである。
【0008】
上記一対の吸着部材は受け取り位置で閉じて袋を受け取った後、引き渡し位置に移動するが、袋がガセット袋の場合、開口状態のガセット袋の側縁部4箇所をグリッパーで挟持するためには、遅くともグリッパーが閉じてガセット袋の袋口を挟持する前に当該袋口を開口する必要がある。従って、一対の吸着部材を開くタイミングは、それが受け取り位置において閉じて袋を吸着した後から、前記グリッパーが閉じる前までの期間に設定する必要がある。そこで、本発明では、前記吸着部材が受け取り位置から引き渡し位置に移動する間に、該吸着部材を開口するようにタイミング設定する。一対の吸着部材が開くのに伴ってガセット袋は共開きし、グリッパーで側縁部4箇所を挟持できるようになる。引き渡し位置に到達し、グリッパーが挟持した後、吸着部材は直ちに大気に開放されて吸着力を失い、これでグリッパーへの引き渡しが完了する。
【0009】
一方、袋が平袋等の場合、袋口を閉じた状態でその側縁部2箇所をグリッパーで挟持する必要があるため、上記とは逆に、少なくともグリッパーが閉じるまで袋口を開口してはならない。また、グリッパーに袋を完全に引き渡すためには、グリッパーが閉じた後、直ちに一対の吸着部材を開く必要がある。このように、平袋等の場合、一対の吸着部材を開くタイミングは、それが引き渡し位置に到達後に設定されることになる。グリッパーが挟持した後、吸着部材は直ちに大気に開放されて吸着力を失い、続いて開き、これでグリッパーへの引き渡しが完了する。なお、平袋等の場合、吸着部材を真空源に連通させなくてもよい。
【0010】
前記切換手段は、対象がガセット袋か平袋等かにより、上記いずれのタイミングで一対の吸着部材を開くか選択を行う手段である。例えば、前記開閉手段が駆動力の伝達機構として一定速度で回転するカムとそれに従動するカムレバーを備える場合、切換手段の作動により前記カムに対するカムレバーの従動が解除され、かつ該カムレバーが前記切換手段により設定される位置に変位するようになっていればよい。この場合、前記切換手段を非作動状態に保つか、又は所定のタイミングで作動させるかにより、前記吸着部材が開くタイミングがいずれかに選択される。いうまでもなく、前者の場合、カム機構の設定どおりのタイミングで前記吸着部材が開き、後者の場合、切換手段により設定されるタイミングで前記吸着部材が開くことになる。
【0011】
前記一対の吸着部材は、例えば、互いに対抗する平面状の吸着面を有し、その吸着面には袋の幅方向に沿って複数個の吸着穴が配置されている。この吸着穴が切換弁を介して真空源に連通し、袋面を吸着する。必要に応じて、各吸着部材の吸着穴のうち少なくとも幅方向の一方の端部の吸着穴に対し、この吸着穴を遮断又は開放する盲ピンを配置することができる。袋サイズが相対的に小さく吸着穴の配置幅が袋幅より広い場合、袋の左右端からはみ出す吸着穴を盲ピンで閉じることにより、真空の抜けを防止することができる。これにより、この袋受渡し装置は種々のサイズ(幅寸法)の袋を確実に受け渡すことができる。なお、盲ピンを配置する吸着穴は、例えば各吸着部材の一方の端部の吸着穴(1個ずつ)、又は両方の端部の吸着穴(2個ずつ)、あるいはそれ以上など、想定する袋サイズの範囲によって適宜決めればよい。
【0012】
また、本発明の袋受渡し装置は、さらに、袋の両側縁部を挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材を開閉する開閉手段と、前記一対の挟持部材を袋の受け取り位置と前記吸着部材への引き渡し位置の間で往復揺動させる往復揺動手段を備えることができる。この場合、前記挟持部材は下方の受け取り位置で他の部材から袋を受け取り、上方に揺動しその引き渡し位置において袋を鉛直とし、そこで受け取り位置にある前記吸着部材にタイミングを合わせて袋を引き渡すことになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を参照して、本発明に係る袋受渡し装置について具体的に説明する。
まず、図1はガス置換包装機の全体平面図であり、間欠回転ロータリー型充填装置1、間欠回転ロータリー型ガス置換装置2、及びそれらの周囲に配置されたコンベアマガジン式袋供給装置3、該袋供給装置3から袋を受け取り前記間欠回転ロータリー型充填装置1のグリッパーに引き渡す袋受渡し装置4、印字装置5、開口装置6、充填物投入装置7、前記間欠回転ロータリー型充填装置1のグリッパーから充填済みの袋を受け取り間欠回転ロータリー型ガス置換装置2のグリッパーに引き渡す袋受渡し装置8、シール装置9、冷却シール装置10、製品排出コンベア11等からなる。
なお、袋供給装置3は、例えば実用新案登録第2603966号公報等に記載されたものと同様に、ストッパーに当接し位置決めされた袋を吸盤で吸着して持ち上げ、袋受渡し装置4に引き渡すものである。
【0014】
袋受渡し装置4は第1受渡し装置13と第2受渡し装置14からなる。第1受渡し装置13は、図2から分かるように、コンベアマガジン式袋供給装置3の吸盤(図示せず)により持ち上げられた袋Wの両側縁部を、一対の挟持部材(チャック15、15)で把持して受け取り、これを上方に揺動させて鉛直姿勢とし、その袋を第2受渡し装置14に引き渡す。チャック15の揺動の下端位置が受け取り位置、揺動の上端位置が引き渡し位置である。また第2受渡し装置14は、同じく図2から分かるように、チャック15に両側縁を挟持された袋(W)を一対の吸着部材16、17で保持し、その鉛直姿勢を維持したまま水平移動させ(W)、その袋を間欠回転ロータリー型充填装置1のグリッパー18(一対)に引き渡す。
【0015】
図2〜図4に示すように、第1受渡し装置13において、前記一対のチャック15は、それぞれ揺動アーム20の先端に固定された固定部21と、開閉支点軸22を中心に開閉自在の可動部23で構成されている。可動部23は揺動アーム20に固定されたエアシリンダ24に連結ピン及び連結リンクを介して連結し、エアシリンダ24によりこれが閉じたとき、固定部21と可動部23の先の挟持部で袋Wの両側縁が挟持されるようになっている。なお、エアシリンダ24とその駆動力を伝達する連結ピン及び連結リンクが本発明でいう開閉手段に相当する。
【0016】
揺動アーム20の基部はそれぞれ摺動ホルダ25の取付部25aに固定され、各摺動ホルダ25は支点軸26とガイド軸27に摺動自在にはまっている。また、支点軸26に固定された取付プレート28にガイド軸27の両端が固定され、摺動ホルダ25に螺合する調整軸29の両端が取付プレート28に回転自在に支持されている。なお、調整軸29の雄ネジ部29a、29bは(対応する各摺動ホルダ25の雌ネジ部も)互いに逆方向にネジ切りされ、従って、調整軸29の一端に固定したハンドル30を回転することでチャック15、15間の間隔が調整される。
【0017】
機台32上に中空のスタンド33が設置され、その上に箱型フレーム34が設置されている。前記支点軸26の基部が箱型フレーム34の側壁に固定された軸受ホルダ35内に水平に軸支され、箱型フレーム34内において一端に揺動レバー36が固定されている。該揺動レバー36には連結部37を介して昇降ロッド38の上端が連結し、該昇降ロッド38は下方の機台32内に伸びて図示しない駆動源に連結し、所定のタイミングで昇降する。それに伴い支点軸26が往復回動し、揺動アーム20が往復揺動し、かつチャック15が受け取り位置と引き渡し位置の間を往復揺動する。なお、駆動源とその駆動力をチャック15まで伝達する昇降ロッド38乃至揺動アーム20を含む伝達機構が、本発明でいう往復揺動手段に相当する。
【0018】
図2〜図3及び図7に示すように、第2受渡し装置14において、前記一対の吸着部材16、17は、それぞれ略L字形の開閉アーム40、41と、その水平部40a、41aに対向して取り付けた吸着ブロック42等で構成される。各吸着ブロック42にはその厚み方向に貫通する複数個の吸着穴43が形成され、その吸着穴43は水平方向に並んで(袋Wの幅方向に沿って)配置され、各吸着ブロック42の鉛直な対向面が袋Wを吸着する吸着面42aとなっている。
開閉アーム40、41の水平部40a、41aには、図示しない切換弁を通して大気又は真空源に連通する水平通路44が形成され、その水平通路44からは前記吸着穴43にちょうど対応する位置に側穴45が形成されている。
【0019】
また、各吸着部材16、17の吸着穴43のうち両端部の吸着穴43aに対し、この吸着穴43aを遮断又は開放する盲ピン46が配置されている。図8に示すように、盲ピン46は開閉アーム40(開閉アーム41でも同じ)の水平部40aの背面側に固定した盲ピンホルダ47内に摺動自在に支持され、先細りとなったヘッド部46aが吸着穴43aに背面側から当接する。盲ピン46の後端には前方側に凸部48aを有するノブ48が固定され、盲ピンホルダ47の後端にはその凸部48aが嵌入する凹溝47aが形成されている。なお、49はOリングである。
【0020】
盲ピン46は盲ピンホルダ47との間に介装される圧縮バネ50により前方に常時付勢されており、図3に示すようにノブ48をひねって、その凸部48aを凹溝47aに嵌入させると、圧縮バネ50の付勢力で盲ピン46のヘッド部46aが吸着穴43aに当接し、該吸着穴43aを水平通路44から(すなわち真空源から)遮断する。一方、ノブ48を持ち圧縮バネ50の付勢力に抗して引っ張り、かつひねって、その凸部48aを凹溝47aから外すと、盲ピン46のヘッド部46aが後退して吸着穴43aは水平通路44に(すなわち真空源に)開放され、圧縮バネ50の付勢力でこの状態が維持される。
この盲ピン46により吸着穴43aを遮断又は開放することにより、図7に示すように、袋幅寸法L〜Lの袋の受け渡しが可能となる。
【0021】
図2〜図3に示すように、開閉アーム40の垂直部40bは、摺動軸ホルダ52にスライド軸受53を介して水平に摺動自在に支持された上側摺動軸54に固定され、かつ長穴40c(図7参照)にはまったガイドブッシュ56を介して下側摺動軸55に摺動自在に支持されている。また、開閉アーム41の垂直部41bは、同じく摺動軸ホルダ52にスライド軸受53を介して水平に摺動自在に支持された下側摺動軸55に固定され、かつ長穴41cにはまったガイドブッシュ57を介して上側摺動軸54に摺動自在に支持されている。
さらに、摺動軸ホルダ52内において上側及び下側摺動軸54、55の中間にピニオンギヤ58が配置され、これが上側及び下側摺動軸54、55に形成されたラックギヤ部54a、55aに噛み合っている。
【0022】
図3及び図5〜図6に示すように、箱型フレーム34上に固定された一対のスライドレール上60にスライド部材61がスライド自在に設置され、その上にスライドフレーム62が固定されている。スライドフレーム62の垂直部62aに水平に略筒状のピニオンギヤホルダ63が固定され、その先には前記摺動軸ホルダ52が固定されている。また、ピニオンギヤ58の軸部64が軸受を介してピニオンギヤホルダ63の内部に回動自在に支持され、軸部64の端部(摺動軸ホルダ52とは反対側)に揺動レバー65が固定され、その一端には連結部66を介して昇降ロッド67の上端が連結している。この昇降ロッド67が昇降すると、揺動レバー65、軸部64を介してピニオンギヤ58が回動し、前記開閉アーム40、41(吸着部材16、17)が開閉(互いに接近・離反)するようになっている。
【0023】
スライドフレーム62には連結部69を介して連結ロッド70の一端が連結している。また、箱型フレーム34に取付ブロック71を介して固定された軸受部材72に支点軸73が回動自在に支持され、これに略3角形状の揺動レバー74がその頂角部において固定され、その左右の頂角部の1つに連結部75を介して前記連結ロッド70の他端が連結し、さらに他の頂角部に連結部76を介して昇降ロッド77の上端が連結し、該昇降ロッド77は下方の機台32内に伸びて図示しない駆動源に連結し、所定のタイミングで昇降する。それに伴い揺動レバー74、連結ロッド70、スライドフレーム62等を介して、ピニオンギヤホルダ63、摺動軸ホルダ52、さらには前記開閉アーム40、41(吸着部材16、17)が水平面内を進退するようになっている。なお、駆動源とその駆動力を吸着部材16、17まで伝達する昇降ロッド77乃至開閉アーム40、41を含む伝達機構が、本発明でいう往復移動手段に相当する。
【0024】
図9〜図10に示すように、昇降ロッド67の下端は連結部79を介して中間レバー80の一端に回動自在に連結している。中間レバー80はその中間部が機台32に取り付けられた軸受部材81に回動自在に支持された支点軸82に固定され、その他端には連結部83を介して中間連結ロッド84の上端が回動自在に連結し、中間連結ロッド84の下端は連結部85を介してカムレバー86の一端に回動自在に連結している。
カムレバー86はその中間部が機台32に取り付けられた軸受部材87に回動自在に支持された支点軸88に固定され、また、中間部から突出するアーム86aにカムローラ89が回転自在に取り付けられ、一方、カムレバー86の他端には取付軸90が固定され、これに引張バネ91が係合し、カムローラ89を図示しない駆動源により一定速度で連続回転する駆動軸92に固定された開閉用カム93の周面に向け付勢し押し付けている。
【0025】
さらに、取付軸90にはローラ94が回転自在に取り付けられ、その近傍に設置されたスタンド95にエアシリンダ96が固定され、そのピストンロッドの先端に押圧部材97が取り付けられている。図9(b)に示すように押圧部材97がローラ94の揺動範囲より上方に位置するとき(非作動状態)、カムローラ89が開閉用カム93の周面に沿って転動してカムレバー86が従動し、エアシリンダ96が作動して押圧部材97がローラ94を下方に押すと、引張バネ91の付勢力に抗してカムローラ89が開閉用カム93の周面から引き離され、カムレバー86の従動が解除され、かつエアシリンダ96により設定される位置に保持される。
なお、駆動源とその駆動力を吸着部材16、17まで伝達する開閉用カム93乃至上下摺動軸54、55及びエアシリンダ96等を含む伝達機構が本発明でいう開閉手段に相当し、カムローラ89の従動を解除するエアシリンダ96等の機構が本発明でいう切換手段に相当する。
【0026】
押圧部材97が上方にあるとき、すなわち切換手段が非作動状態に維持されている場合、開閉用カム93の回転に伴い、カムローラ89は開閉用カム93の周面を従動してカムレバー86が揺動し、その駆動力は中間連結ロッド84、中間レバー80等を介して昇降ロッド67に伝達される。さらに、揺動レバー65及び軸部64を介してピニオンギヤ58が往復回動し、開閉アーム40、41(吸着部材16、17)が開閉(互いに接近・離反)する。この開閉は、水平面内での進退及び第1受渡し装置13のチャック15の揺動とタイミングを合わせて行われる。
【0027】
この袋受渡し装置4で受渡しする袋Wがガセット袋の場合、上記切換手段は非作動状態に維持される。この場合、吸着部材16、17の開閉等のタイミング設定は、例えば次のように行われる。
(1)チャック15が袋Wを挟持して上昇し、その引き渡し位置(そのときの袋Wの位置を図2に仮想線Wで示す)にきたとき、カムローラ89が開閉用カム92の小径部から大径部に向って転動し、すでに後退して受け取り位置にきていた吸着部材16、17が閉じる(袋Wを受け取り、同時に袋Wの両面を吸着)。(2)続いてチャック15が開いて袋Wを開放し、吸着部材16、17が受け取り位置から引き渡し位置に向けて前進する。この移動中にカムローラ89が開閉用カム92の大径部から小径部に向って転動する。それにより吸着部材16、17が開き、それに吸着された袋Wが共開きする。
(3)吸着部材16、17が引き渡し位置に到達すると(そのときの袋Wの位置を図2に仮想線Wで示す)、そこに待機していた間欠回転ロータリー型充填装置1のグリッパー18が閉じ、袋Wの側縁部4箇所を挟持する。
(4)続いて吸着部材16、17が大気開放され、グリッパー18が回転していき、吸着部材16、17が開いたまま受け取り位置に後退する。
【0028】
この袋受渡し装置4で受渡しする袋Wが平袋等の場合、上記切換手段を吸着部材16、17の移動中から引き渡し位置に到達後まで作動させる。作動状態にある間、開閉用カム93に対するカムレバー86の従動が解除され、吸着部材16、17の開閉はエアシリンダ96により設定されるカムレバー86の位置により決まる。より具体的には、作動状態にある間、カムレバー86の位置は開閉用カム92の大径部対応位置に保持され、吸着部材16、17は閉じた状態を維持する。
この場合、吸着部材16、17の開閉等のタイミング設定は、例えば次のように行われる。
【0029】
(1)チャック15が袋Wを挟持して上昇しその引き渡し位置にきたとき、カムローラ89が開閉用カム92の小径部から大径部に向って転動し、すでに後退して受け取り位置にきていた吸着部材16、17が閉じる(袋Wを受け取り、同時に袋Wの両面を吸着する)。
(2)続いてチャック15が開いて袋Wを開放した後、吸着部材16、17が受け取り位置から引き渡し位置に向けて前進する。このときエアシリンダ96を作動させてカムレバー86の従動を解除し(この間も開閉用カム92は一定速度で回転している)、カムレバー86の位置が開閉用カム92の大径部対応位置に保持される。従って、吸着部材16、17は前進する間閉じたままである。
(3)吸着部材16、17が引き渡し位置に到達すると、そこに待機していたグリッパー18が閉じ、袋Wの側縁部2箇所を挟持する。
(4)続いて吸着部材16、17が大気開放され、同時にエアシリンダ96の作動を止めて押圧部材97を上昇させる。これによりカムローラ89が元通り開閉用カム92の周面(小径部)に当接し、カムレバー86が小径部対応位置に復帰して吸着部材16、17が開く。グリッパー18が回転していくと、吸着部材16、17が開いたまま受け取り位置に後退する。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、前工程の装置から袋を受け取り、次装置のグリッパーへその袋を引き渡すタイプの袋受渡し装置において、ガセット袋の供給と平袋等の供給に兼用でき、かつ両方とも確実かつ安定的に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る袋受渡し装置を設置したガス置換包装機の全体平面図である。
【図2】 本発明に係る袋受渡し装置の一部断面右側面図(コンベアマガジン式袋供給装置の側を正面とする)である。
【図3】 その一部断面平面図である。
【図4】 主として第1受渡し装置を示す正面断面図である。
【図5】 主として第2受渡し装置の吸着部材の往復移動手段を示す右側面断面図である。
【図6】 主として第2受渡し装置の吸着部材の開閉手段を示す正面断面図である。
【図7】 第2受渡し装置の吸着部材の吸着面を示す正面図である。
【図8】 その盲ピン部の断面側面図である。
【図9】 第2受渡し装置の吸着部材の開閉手段を示す正面断面図(a)及び左側面断面図(b)である。
【図10】 第2受渡し装置の吸着部材の開閉手段を示す右側面断面図である。
【符号の説明】
4 袋受渡し装置
13 第1受渡し装置
14 第2受渡し装置
15 チャック
16、17 吸着部材
18 グリッパー
20 揺動アーム
24 エアシリンダ
26 支点軸
38 昇降ロッド
40、41 開閉アーム
42 吸着ブロック
43 吸着穴
46 盲ピン
54、55 摺動軸
58 ピニオンギヤ
62 スライドフレーム
67 昇降ロッド
70 連結ロッド
74 揺動レバー
77 昇降ロッド
80 中間レバー
84 中間連結ロッド
86 カムレバー
89 カムローラ
90 取付軸
93 開閉用カム
94 ローラ
96 エアシリンダ
97 押圧部材

Claims (4)

  1. 袋を両面から吸着して鉛直に保持する一対の吸着部材と、前記一対の吸着部材を互いに開閉させる開閉手段と、前記一対の吸着部材を袋の受け取り位置と次装置のグリッパーへの引き渡し位置の間で水平に往復移動させる往復移動手段を備えた袋受渡し装置を用い、前記開閉手段により、前記一対の吸着部材を受け取り位置において閉じた後、再び所定のタイミングでこれを開くようにし、前記一対の吸着部材を開くタイミングとして、ガセット袋の場合は前記吸着部材が受け取り位置から引き渡し位置に水平に移動する間とし、平袋又は底部にのみ折り込みを有する自立袋の場合は前記吸着部材が受け取り位置から水平に移動して引き渡し位置に到達後とし、袋の種類に応じて上記いずれかの選択を行うことを特徴とする袋受渡し方法。
  2. 袋を両面から吸着して鉛直に保持する一対の吸着部材と、前記一対の吸着部材を互いに開閉させる開閉手段と、前記一対の吸着部材を袋の受け取り位置と次装置のグリッパーへの引き渡し位置の間で水平に往復移動させる往復移動手段を備え、前記開閉手段は、前記一対の吸着部材を受け取り位置において閉じた後、再び所定のタイミングでこれを開き、そのタイミングとして、前記吸着部材が受け取り位置から引き渡し位置に移動する間か、又は前記吸着部材が引き渡し位置に到達後かの選択が可能であり、前記開閉手段はその伝達機構の一部に前記選択を行う切換手段を備え、前記開閉手段は伝達機構の一部として一定速度で回転するカムとそれに従動するカムレバーを備え、前記切換手段の作動により前記カムに対するカムレバーの従動が解除され、かつ該カムレバーが前記切換手段により設定される位置に変位するようになっており、前記切換手段を非作動状態に保つか、又は所定のタイミングで作動させるかにより、前記吸着部材が開くタイミングがいずれかに選択されることを特徴とする袋受渡し装置。
  3. 前記一対の吸着部材は互いに対抗する平面状の吸着面を有し、その吸着面には袋の幅方向に沿って複数個の吸着穴が配置され、各吸着部材の吸着穴のうち少なくとも幅方向の一方の端部の吸着穴に対し、この吸着穴を遮断又は開放する盲ピンが配置されていることを特徴とする請求項2に記載された袋受渡し装置。
  4. 前記袋受渡し装置が、さらに袋の両側縁部を挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材を開閉する開閉手段と、前記一対の挟持部材を袋の受け取り位置と前記吸着部材への引き渡し位置の間で往復揺動させる往復揺動手段を備え、前記挟持部材はその引き渡し位置において袋を鉛直とし、そこで受け取り位置にある前記吸着部材に袋を引き渡すことを特徴とする請求項2又は3に記載された袋受渡し装置。
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