JP3874616B2 - 引き戸用補助錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、出入り口や窓等の、建物の開口部に設けられる引き違い戸等の引き戸に、施錠用として取り付けられるクレセント錠等とは別に、補助的に使用される引き戸用補助錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
出入り口や窓等の、建物の開口部に設けられる建具として、例えば、引き違い戸(引き違いサッシュ)があり、この引き違い戸は、召し合わせ部に設けられたクレセント錠によって施錠可能とされているが、このクレセント錠だけでは防犯上不安な場合、窓用空調機を取り付ける場合、又は、戸を少し開けた状態にしておきたい場合等において、例えば、外側の戸と、戸枠との間で固定することで、外側の戸を戸枠側に固定すると共に、内側の戸の開動作を規制するようにした補助錠がある。
【0003】
この補助錠として、ケース本体に固定された固定側係止片と、この固定側係止片に対向配置されると共に、固定側係止片に対して近接離反動作するようにケース本体に移動自在に支持された可動係止片と、この可動係止片を移動させるべく回転操作される操作ツマミとを備え、固定側係止片を、引き戸の外側の戸の上部又は下部に接当させると共に、可動係止片を、戸枠の、外側の戸に対向する立壁面に対向するように配置し、この状態で操作ツマミを一方向に回転操作して固定側係止片に対して可動係止片を離反動作させることにより、固定側係止片で外側の戸を押圧すると共に、可動係止片で戸枠の立壁面を押圧して、これら戸と戸枠との間で固定されるようにし、これにより、外側の戸を固定すると共に、内側の戸の開動作を規制するようにし、一方、操作ツマミを他方向に回転操作して固定側係止片に対して可動係止片を接近動作させることで、前記固定が解除されるようにした補助錠がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のものにあっては、戸のガラスが破壊されると、外部から操作ツマミを操作できるので、防犯上問題がある。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、補助錠を取り付ける場合には、操作体を一方向及び他方向のいずれの方向にも操作可能とし、補助錠を取り付けた後には、操作体を一方向及び他方向のいずれの方向にも操作不能にロックするようにすることで、防犯効果を高めるようにした引き戸用補助錠を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。
すなわち、操作体を一方向に回転操作して固定部に対して可動部を離反動作させることで、引き戸に固定され、操作体を他方向に回転操作して固定部に対して可動部を接近動作させることで、前記固定が解除されるように構成した引き戸用補助錠において、
前記操作体と一体回転する係合歯車と、該係合歯車に噛合して操作体を操作不能とするストッパ片と、該ストッパ片を係合歯車に噛み合う方向に付勢する付勢手段と、ストッパ片を前記係合歯車に対して係脱操作するロックカムと、このロックカムを操作するカム操作部材とを備え、
前記係合歯車,ストッパ片,付勢部材及びロックカムはケース本体内に収納され、
前記カム操作部材は、ストッパ片を係合歯車に噛合させるロック位置とストッパ片の係合歯車に対する噛合を解除するロック解除位置とに操作可能であると共に、ロック位置にて、ケース本体の外側から該ケース本体に形成した挿通孔を介してロックカムに形成した嵌合孔に嵌合する嵌合部を備え、この嵌合部には、本体部から径方向に突出する突出部が設けられ、この突出部が、カム操作部材のロック解除位置にて、ケース本体の背面側に係合して、カム操作部材が抜け止めされるように構成されていることを特徴とする。
【0006】
また、前記係合歯車に噛合して該係合歯車を一方向及び他方向のいずれの方向にも回転不能とすることで操作体を操作不能とすべく、ストッパ片を一対備えているのがよい。
また、ロックカムは一対のストッパ片の間に配置されているのがよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図面は、スチールサッシュ、アルミサッシュ、木製サッシュ等の引き戸に使用される補助錠1の一実施形態を示している。
この補助錠1は、例えば、ステンレス鋼又はアルミ合金等の金属材料、又は、プラスチック等によって形成されており、固定側係止片(固定部)3が一体的に設けられたケース本体2と、前記固定側係止片3に対向する可動係止片(可動部)4を有し且つ固定側係止片3に対して可動係止片4が近接離反動作するように本体ケース2に移動自在(摺動自在)に装着された移動体5と、固定側係止片3に対して可動係止片4を近接離反動作させるために移動体5を移動させる操作体6と、移動体5(可動係止片4)の移動を規制するロック手段7と、ケース本体2の背面側に着脱可能に取り付けられる蓋体8とから主構成されている。
【0008】
なお、前記固定側係止片3及び可動係止片4には、ゴム等からなるキャップ9が外嵌されている。
前記ケース本体2は、図1〜図13に示すように、正面視略長方形の正面壁2aの、ケース長手方向両端側及び左右方向(図3の左右方向)両端側の縁部から背面側に側壁2b,2c,2d,2eを延出させることで、背面側を開放状として形成されており、このケース本体2の背面側は前記蓋体8によって閉塞されている。
【0009】
このケース本体2の長手方向一端側の側壁2bを、背面側へ延出させることで前記固定側係止片3が、ケース本体2に一体形成されている。
また、正面壁2aの、左右方向略中央部でケース長手方向他端側寄りには、嵌装孔11が貫通形成されていると共に、この正面壁2aの、嵌装孔11と、ケース本体2の長手方向他端側の側壁2cとの間には、左右方向略中央に位置する挿通孔12が貫通形成されている。
また、正面壁2aの背面には、挿通孔12に対応する位置に、円形の凹部13が形成されている。
【0010】
さらに、ケース本体2の正面の、長手方向他端側には、前記挿通孔12の周辺に一段低くした段差部14が形成され、この段差部14近傍の、ケース本体2の左右方向一側には、「フリー」の文字が表示され、他側には、「ロック」の文字が表示されている。
また、正面壁2aの背面側には、4箇所に取付台座15が設けられ、そのうち3箇所の取付台座15には蓋嵌着突起16が設けられ、1箇所には、ねじ孔50が形成されている。
【0011】
また、正面壁2aの背面側の、固定側係止片3と嵌装孔11の間には、ケース長手方向一端側から他端側に延びる2条のガイドリブ17が背面側に突出状に設けられている。
また、正面壁2aの背面側の、挿通孔12よりも他端側壁2c寄りには、左右一対の支軸孔18が設けられ、この左右各支軸孔18から左右方向外方寄りに、後述するコイルバネ19を装着するバネ装着部20が形成されている。
前記移動体5は、図7及び図20に示すように、正面視略長方形で背面側にその長手方向ほぼ中央に位置して、前記可動係止片4が背面側に突出状に形成されている。
【0012】
この移動体5の正面側(可動係止片4と反対側の面)に、その左右方向略中央に位置してかつ長手方向に一定の間隔(ピッチ)で弧状の歯21が突設され、後述の螺旋カム10が係合するようになっている。
また、移動体5は、その長手方向が、ケース本体2の長手方向に一致するようにケース本体2内に収納されていて、可動係止片4が固定側係止片3に対向状に配置されると共に、歯21は左右のガイドリブ17間に位置していて、ガイドリブ17によって長手方向に移動自在にガイドされるようになっている。
【0013】
また、移動体5の長手方向の、固定側係止片3とは反対側の端縁には、切り欠き22が設けられている。
前記操作体6は、図7及び図17〜図19に示すように、正面が閉塞状とされ背面が開放状とされた円筒形本体部の外周部に、係合歯24aを全周に亘って多数形成してなる係合歯車24を備えており、係合歯車24が操作体6と一体回転するように構成されている。
この係合歯車24の背面側には、全周に亘って径方向外方に突出する鍔23が設けられており、この鍔23及び係合歯車24の背面側には、前記螺旋カム10が設けられている。
【0014】
また、操作体6は、係合歯車24の正面壁から一体的に突設されたツマミ部6aを備えており、操作体6は、このツマミ部6aが嵌装孔11から正面側に突出するように、ケース本体2に装着されており、係合歯車24の正面側外周部に形成された嵌合段部25が嵌装孔11の縁部に係合することで、操作体6の正面側への抜け止めがなされていると共に、操作体6が左右に回転自在に支持されている。
そして、ツマミ部6aを把持して操作体6を回転させることにより、螺旋カム10が、移動体5の歯21間に挿入して係合し、これによって移動体5が長手方向に移動するようになっており、操作体6を左右一方向に回転操作すると固定側係止片3に対して可動係止片4が離反動作し、操作体6を左右他方向に回転操作すると固定側係止片3に対して可動係止片4が接近動作するようになっている。
【0015】
なお、本実施の形態では、操作体6に係合歯車24を一体に備えたものを例示したが、操作体としてのツマミ部を係合歯車とは別体に形成し、該操作体を係合歯車に取り付けるようにしてもよい。
前記ロック手段7は、図1、図2、図3、図7に示すように、前記係合歯車24と、該歯車24に噛合する左右一対のストッパ片26L,26Rと、左右各ストッパ片26L,26Rを前記歯車24に噛み合う方向に常時付勢する付勢手段であるコイルバネ19と、ストッパ片26L,26Rを前記歯車24に対して係脱操作するロックカム27と、このロックカム27を操作するカム操作部材28とにより主構成されている。
【0016】
カム操作部材28は、図21に示すように、レバー式切り換えスイッチ型で、その操作レバー部29の先端部背面に、嵌合軸部30が直交状に(背面側に突出状に)形成されている。
この嵌合軸部30は、その基部30aが円柱形とされ、先端側が基部と同径の円柱状本体部から径方向に突出した突出部47を有する嵌合部30bとされ、前記ケース本体2の挿通孔12に挿脱自在に挿通可能とされている。
前記ロックカム27は、図22にも示すように、円柱部31と、この円柱部31の正面側寄りに位置して径方向外方に張り出されたカム本体32と、円柱部31の背面側に同心状に設けられた軸部33とから主構成されている。
【0017】
円柱部31の正面側は、ケース本体2の凹部13に軸心回りに回動自在に内嵌され、軸部33は、蓋体8に形成された支持孔45に軸心回りに回動自在に挿通されている。
また、円柱部31には、正面側から軸心方向に嵌合孔34が形成されており、前記カム操作部材28の嵌合部30bを、ケース本体の挿通孔12を介して、嵌合孔34に嵌合させることで、カム操作部材28の、嵌合軸部30軸心回りの揺動操作によってロックカム27が、円柱部31の軸心回りに回動操作されるように構成されている。
【0018】
なお、前記挿通孔12、嵌合部30b及び嵌合孔34は、略一致する形状に形成されている。
カム本体32の外周面には、円弧状の一対のカム面32a,32bと、このカム面32a,32bの間に位置する平坦面からなる一対の係止面32c,32dとが形成されている。
なお、一対の係止面32c,32dは、それらの延長面が交差するように形成されている。
【0019】
左右各ストッパ片26L,26Rは、図23及び図24に示すように、その基端部の正面側及び背面側には、同一軸心上に、軸部36,37が設けられ、正面側の軸部36は、ケース本体2の支持孔18に軸心回りに回動自在に嵌合され、背面側の軸部37は、蓋体8に形成された支持孔46に軸心回りに回動自在に嵌合されており、これによって、先端側が係合歯車24に対して近接離反自在となるように、ストッパ片26L,26Rが揺動自在に支持されている。
また、左右各ストッパ片26L,26Rの先端側には、係合歯車24の係合歯24a間に係合する係合部38が設けられると共に、該係合部38の側面に側面バネ保持部39が設けられている。
【0020】
そして、左右各ストッパ片26L,26Rのバネ保持部39と、ケース本体2のバネ装着部20との間に介在されたコイルバネ19の付勢力は、左右各ストッパ片26L,26Rを、その係合部38が係合歯車24の係合歯24a間に係合する方向に付勢しており、左右各ストッパ片26L,26Rの係合部38が係合歯車24の係合歯24a間に係合することで、図1に示すように、係合歯車24の軸心回りの回動が規制され、操作体6が左右一方向及び他方向のいずれの方向にも回動操作不能にロックされるようになっている。
【0021】
この図1の状態において、左右各ストッパ片26L,26Rは、ロックカム27の係止面32c,32dに接当しており、カム操作部材28は、図3に示すように、ロックの表示文字側寄りに(ロック位置に)位置しており、この位置で、カム操作部材28の嵌合部30bがロックカム27の嵌合孔34及びケース本体2の挿通孔12から抜脱可能とされ、この嵌合部30bを引き抜くことにより、操作体6の前記ロックが解除できないようになっている。
また、前記ロック位置から、カム操作部材28をフリーの表示文字側(ロック解除位置)に揺動操作すると、図2に示すように、一方のカム面32aが右側のストッパ片26Rを押動し、他方のカム面32bが左側のストッパ片26Lを押動し、これによって、左右のストッパ片26L,26Rが、その係合部38が係合歯車24の係合歯24a間から離脱するように、コイルバネ19の付勢力に抗して揺動し、操作体6の前記ロックが解除され、操作体6が左右一方向及び他方向のいずれの方向にも回動操作可能となる。
【0022】
なお、カム操作部材28は、ロック位置及びロック解除位置において、自己保持可能とされ、ロックカムの操作と、操作体6の回動操作とが、片手で行えるようになっている。
また、カム操作部材28をロック解除位置にすると、嵌合部30bの、円柱状本体部から径方向に突出した突出部47が、ケース本体2の背面側、すなわち凹部13の底部に係合して、嵌合部30bの、嵌合孔34及び挿通孔12からの抜脱が不能とされ、カム操作部材28が抜けないようになっている。
【0023】
前記蓋体8は、図7、図14〜図16に示すように、長手方向がケース本体2に一致する略長方形の平板からなり、その中央部よりも若干一端(固定側係止片3側)寄りに位置して、長方形状の窓40が開口されており、この窓40から可動係止片4が、移動体5の移動方向に移動可能に突出している。
また、窓40の周囲は板厚が薄くされて嵌合凹部41とされ、前記移動体5を蓋長手方向に摺動案内させる互いに対向しかつ平行な左右の案内部42が形成されている。
【0024】
なお、案内部42は、その長手方向一端、即ち、前記固定側係止片3側端からその他端側近傍にまで延び、他端側には幅方向中央部に位置して操作体6の傾きを防止する突起43が内側(正面側)に向かって突設されている。
また、前記蓋体8には、左右方向両側に前記案内部42の外側に位置して、前記ケース本体2の嵌着突起16、及び、ネジ孔50に螺合されるネジが挿通される取付孔44が設けられ、前記突起43の他端側に前記支持孔45が設けられ、さらに、該支持孔45の他端側に端縁まで切り欠かれた前記支持孔46(この孔46は真円であっても良い)が設けられており、該支持孔46から左右方向外端寄りに前記ケース本体2のバネ装着部20に挿入状とされて、コイルバネ19のバネ装着部20からの離脱を規制する突部47が設けられている。
【0025】
そして、この蓋体8は、ケース本体2に、前記移動体5、操作体6、及びカム操作部材28を除くロック手段7を組み込んだ後、ケース本体2の嵌着突起16を前記取付孔44に嵌合させ、該嵌着突起16を叩いて膨らせカシメ固定すると共に、ネジ孔50にネジを螺合する。
なお、この蓋体8のケース本体2への固着は、分解可能とすることができる。
前記構成の実施の形態において、前記補助錠1を使用して引き戸を戸枠側に固定する場合、先ず、カム操作部材28をロック解除位置に位置させておき、操作体6を回動操作して、可動係止片4を固定側係止片3側に接近するように移動させ、両係止片3、4の相対間隔を縮めておく。
【0026】
そして、例えば、引き戸を閉めた状態とし、次いで、固定側係止片3を外側の戸の上部又は下部に接当させると共に、可動係止片4を、戸枠の、外側の戸に対向する立壁面に対向するように配置し、この状態で操作体6を回動操作して、可動係止片4を固定側係止片3から離反する方向に移動させて、これら係止片3,4の相対間隔を広げる。
すると、固定側係止片3で外側の戸を押圧すると共に、可動係止片3で戸枠の立壁面を押圧し、これら戸と戸枠との間で補助錠1が固定される。
【0027】
その後、カム操作部材28をロック位置に位置させると、前述したように、操作体6が左右いずれの方向にも回動しないようにロックされ、この状態では、外側の戸は、レールの一側面に押圧されて開閉動作が不能とされ、一方、内側の戸は、補助錠1が邪魔物となって、開き動作ができない。
ロックした後は、カム操作部材28を抜いておくことにより、引き戸の内側からはもとより、ガラスを割って、引き戸の外側から補助錠1を外すことはできない。
【0028】
なお、前記補助錠1を取り外す場合は、カム操作部材26の嵌合部30bをケース本体2の挿通孔12からロックカム27の嵌合34に挿入した後、カム操作部材26をロック解除位置に合わせることで、操作体6の回動操作が可能となり、可動係止片4を固定側係止片3側に移動させ、それらの間隔を縮めて、補助錠1の固定を解除することができる。
なお、前記使用例では、補助錠1は、引き違い戸の、外側の戸と、戸枠との間で固定するようにしているが、片引き戸にあっては、補助錠1は、壁と戸枠との間、又は、戸枠の対向する立壁面間で固定される。
【0029】
また、前記ロック手段7のカム操作部材26に替えて、押しボタンスイッチ方式、スライドスイッチ方式とすることができる。
また、前記移動体5の歯21のピッチは,これを小さくすることで、螺旋カム10による締め付けを強力にすることができ、緩んで簡単に外れるのを確実に防止できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、補助錠を取り付けた後、ロック手段によって操作体をロックし、さらにカム操作部材を取り外すことにより、ガラスを割って外部から操作体を操作しようとしても、カム操作部材を取り外した後は、ロックカムを容易には操作できず、防犯効果を確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 操作体をロックした状態を示す補助錠内部の背面図である。
【図2】 操作体のロックを解除した状態を示す補助錠内部の背面図である。
【図3】 補助錠の正面図である。
【図4】 補助錠の側面図である。
【図5】 補助錠の背面図である。
【図6】 補助錠の平面図である。
【図7】 図3のA−A線矢示断面図である。
【図8】 ケース本体の背面図である。
【図9】 図8のB−B線矢示断面図である。
【図10】 図8のC−C線矢示断面図である。
【図11】 図8のD−D線矢示断面図である。
【図12】 図8のE−E線矢示断面図である。
【図13】 ケースの正面側の一部を示す正面図である。
【図14】 蓋体の背面図である。
【図15】 図14のF−F線矢示断面図である。
【図16】 図14のG−G線矢示断面図である。
【図17】 操作体の側面図である。
【図18】 操作体の正面図である。
【図19】 操作体の背面図である。
【図20】 (a)は移動体の正面図であり、(b)は移動体の側面図である。
【図21】 (a)はカム操作部材の側面図であり、(b)はカム操作部材の背面図である。
【図22】 (a)はロックカムの正面図であり、(b)はロックカムの側面図である。
【図23】 (a)は左側ストッパ片の正面図であり、(b)は左側ストッパ片の側面図であり、(c)は左側ストッパ片の背面図である。
【図24】 (a)は右側ストッパ片の正面図であり、(b)は右側ストッパ片の側面図であり、(c)は右側ストッパ片の背面図である。
【符号の説明】
1 補助錠
2 ケース本体
3 固定側係止片(固定部)
4 可動係止片(可動部)
5 移動体
6 操作体
7 ロック手段
12 挿通孔
19 コイルバネ(付勢手段)
24 係合歯車
26 ストッパ片
27 ロックカム
28 カム操作部材
30b 嵌合部
34 嵌合孔
47 突出部
Claims (3)
- 操作体を一方向に回転操作して固定部に対して可動部を離反動作させることで、引き戸に固定され、操作体を他方向に回転操作して固定部に対して可動部を接近動作させることで、前記固定が解除されるように構成した引き戸用補助錠において、
前記操作体と一体回転する係合歯車と、該係合歯車に噛合して操作体を操作不能とするストッパ片と、該ストッパ片を係合歯車に噛み合う方向に付勢する付勢手段と、ストッパ片を前記係合歯車に対して係脱操作するロックカムと、このロックカムを操作するカム操作部材とを備え、
前記係合歯車,ストッパ片,付勢部材及びロックカムはケース本体内に収納され、
前記カム操作部材は、ストッパ片を係合歯車に噛合させるロック位置とストッパ片の係合歯車に対する噛合を解除するロック解除位置とに操作可能であると共に、ロック位置にて、ケース本体の外側から該ケース本体に形成した挿通孔を介してロックカムに形成した嵌合孔に嵌合する嵌合部を備え、この嵌合部には、本体部から径方向に突出する突出部が設けられ、この突出部が、カム操作部材のロック解除位置にて、ケース本体の背面側に係合して、カム操作部材が抜け止めされるように構成されていることを特徴とする引き戸用補助錠。 - 前記係合歯車に噛合して該係合歯車を一方向及び他方向のいずれの方向にも回転不能とすることで操作体を操作不能とすべく、ストッパ片を一対備えていることを特徴とする請求項1に記載の引き戸用補助錠。
- ロックカムは一対のストッパ片の間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の引き戸用補助錠。
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