JP3873513B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記録装置に関し、例えば大容量のハードディスク装置を使用したオーディオデータのレコーダに適用することができる。本発明は、音声認識により音楽のタイトル等を入力することができるようにすることにより、簡易な作業によりタイトル等を入力することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、ミニディスク装置等のオーディオ機器においては、音楽のタイトルを入力できるようになされ、この入力したタイトルを利用して使い勝手を向上するようになされている。
【0003】
このような機器においては、一旦オーディオ信号を記録した後、処理モードを編集モードに切り換え、操作子の操作によりタイトルを入力するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのように操作子の操作によりタイトルを入力する場合にあっては、操作が煩雑な問題がある。特に、記録媒体の大容量化に伴い、多くの曲を1つの記録媒体に記録する場合も考えられることにより、このようなタイトルの入力作業を簡略化することが求められる。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な作業により曲等のタイトルを入力することができる情報記録装置を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1に係る発明においては、情報記録装置に適用して、前記情報源から前記オーディオデータを取得して、前記記録媒体に記録しながら前記オーディオデータのモニタ用の再生音を提供する記録手段と、前記オーディオデータを前記記録媒体に記録している際に、マイクで取得されるユーザーの音声を音声認識処理して、前記ユーザーが音声入力したと考えられる複数の候補を検出し、前記候補のテキストデータをそれぞれ生成する音声認識手段と、前記複数の候補を一覧表示する表示手段と、前記一覧表示した複数の候補から前記ユーザーの選択を受け付けて登録する登録手段とを備え、前記記録手段は、前記オーディオデータの前記記録媒体への記録が終了した後、前記登録手段に登録された前記候補のテキストデータを、前記オーディオデータと対応付けて前記記録媒体に記録する。
【0007】
音声認識処理によりテキストデータを生成し、このテキストデータを情報と対応させて記録すれば、音声により各情報のタイトル等を簡易に入力することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0009】
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態の構成
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるレコーダを示すブロック図である。このレコーダ1において、コンパクトディスク(CD)部2は、バスBUSに出力される制御コマンドに従ってコンパクトディスクを再生し、その再生結果であるオーディオデータを出力する。このときコンパクトディスク部2は、ダビングの処理が指示されると、通常の再生速度の数十倍の高転送速度によりオーディオデータを再生して出力する。
【0010】
ディジタルシグナルプロセッサー(DSP)3は、バスBUSに出力される制御コマンドに従って動作を切り換え、ダビング時、メモリMを用いてコンパクトディスク部2よりバスBUSに出力されるオーディオデータをデータ圧縮すると共に、データ圧縮結果であるオーディオデータをバスBUSに出力する。
【0011】
ハードディスク装置(HD)4は、バスBUSに出力される制御コマンドに従って動作を切り換え、ダビング時、ディジタルシグナルプロセッサー3よりバスBUSに出力されるオーディオデータを記録する。これらによりレコーダ1は、コンパクトディスク部2により高速度で再生したオーディオデータをディジタルシグナルプロセッサー3によりデータ圧縮した後、ハードディスク装置4に記録できるようになされている。
【0012】
さらにハードディスク装置4は、このようにしてオーディオデータを記録しながら、記録したオーディオデータを記録順に順次バスBUSに出力する。このときハードディスク装置4は、標準の再生速度に対応する伝送速度によりこの記録したオーディオデータを出力する。なおハードディスク装置4は、コンパクトディスク部2よりコンパクトディスクに記録された音楽を複数曲連続して記録する場合、バスBUSに送出するオーディオデータが曲の途中の場合でも、1曲分記録が完了すると、バスBUSに送出するオーディオデータを続いて記録する曲のオーディオデータに切り換える。
【0013】
さらにハードディスク装置4は、制御部5の制御により、このようなコンパクトディスク部2より送出されるオーディオデータの記録が完了した場合等に、タイトルメモリ6に記録されたテキストデータを記録する。このときハードディスク装置4は、このタイトルメモリ6に記録されたテキストデータを、記録したオーディオデータによる曲毎に対応付けて記録する。具体的には、各曲のオーディオデータ、各曲に対応するテキストデータをそれぞれファイル化してこれらのデータを記録し、また各ファイル単位にしたファイル管理によりこれらのデータを管理する。
【0014】
ここでこの実施の形態において、このテキストデータは、各曲のタイトルであり、ユーザーが音声により入力したものである。これによりこのレコーダ1では、ハードディスク装置4に記録した曲と対応するテキストデータとを対応付けて、簡易に管理できるようになされ、さらにこのテキストデータにより記録した曲を管理識別できるようになされている。
【0015】
これに対してハードディスク装置4は、バスBUSを介して制御部5より再生の制御コマンドが入力されると、この制御コマンドに付加されたファイル名を基準にして記録したオーディオデータを通常の再生速度によりバスBUSに出力する。
【0016】
またハードディスク装置4は、このような再生に先立ち、制御部5から出力される制御コマンドに応動して、記録したテキストデータを読み出してバスBUSに出力する。これによりレコーダ1は、制御部5の制御により、必要に応じて記録された曲のタイトルを一覧にして、また検索して確認できるようになされている。
【0017】
ディジタルシグナルプロセッサー7は、再生時及びダビング時、コンパクトディスク部2又はハードディスク装置4よりバスBUSに出力されるオーディオデータを取り込んでデータ伸張する。さらにディジタルシグナルプロセッサー7は、このデータ伸張したオーディオデータを図示しないアナログディジタル変換回路によりアナログ信号に変換した後、スピーカ8を駆動する。なおディジタルシグナルプロセッサー7は、コンパクトディスク部2より出力されるオーディオデータによるスピーカ8を駆動する場合、データ伸張の処理を中止し、コンパクトディスク部2よりバスBUSに出力されるオーディオデータにより直接スピーカ8を駆動する。
【0018】
これによりレコーダ1は、再生時にあっては、コンパクトディスク部2より再生されるオーディオデータ又はハードディスク装置4に記録したオーディオデータを試聴できるようになされ、またダビング時にあっては、高速度でダビングしている曲を順次部分的に試聴できるようになされている。
【0019】
音声認識部9は、制御部5の制御により動作を開始し、マイクロホン10を介して入力される音声信号を音声認識処理する。なおここでこの音声認識処理は、例えばHMM(Hidden Markov Model )により実行される。さらに音声認識部9は、この音声認識処理結果をテキストデータに変換してバスBUSに出力する。このとき音声認識部9は、この音声認識の処理において、音声認識結果の精度を判定し、精度が所定値以下の場合には、あいまい処理により、音声認識結果の候補を複数生成し、これら複数の音声認識結果をそれぞれテキストデータにより出力する。
【0020】
表示部11は、例えば液晶表示パネルにより構成され、制御部5の制御により、このレコーダ1の操作に必要な各種メッセージ等を表示する。この一連の表示において、表示部11は、再生中にあっては、曲のタイトルを表示する。また再生に先立って、曲のタイトル一覧、タイトルの検索結果等を表示する。これに対してダビング中等にあっては、ユーザーの選択により音声による曲のタイトル入力を促すメッセージを表示する。
【0021】
制御部5は、マイクロコンピュータにより構成され、操作子の操作に応動してバスBUSに制御コマンドを発行することにより、このレコーダ1全体の動作を制御する。
【0022】
図3は、この制御部5における処理手順を示すフローチャートである。制御部5は、レコーダ1の電源が立ち上げられると、所定の処理手順に従って初期化の処理を実行する。さらに再生又は録音の操作子の操作が検出されると、この図3に示す処理手順を実行する。
【0023】
すなわち制御部5は、ステップSP1からステップSP2に移り、操作子の操作によりユーザーが録音を指示したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP3に移り、この場合再生の操作子が操作された場合であることにより、続いて入力される操作子の操作を受け付け、対応する曲を再生する。このとき制御部5は、ユーザーの操作に応動してハードディスク装置4に記録されたテキストデータをロードして表示部11に表示することにより、ハードディスク装置4に記録された曲のタイトルを表示する。また制御部5は、同様にしてユーザーの指定したキーワードによりハードディスク装置4に記録されたテキストデータを検索し、検索結果であるタイトルの一覧を表示部11に表示する。さらに制御部5は、このようなタイトルの一覧におけるユーザーの指定により、このタイトルによるテキストデータに対応する曲のファイルを指定して再生のコマンドを発行する。これによりこのレコーダ1は、各曲と対応付けて記録したテキストデータを有効に利用してユーザーの所望する曲を簡易に再生できるようになされている。
【0024】
これに対してユーザーにより操作された操作子が録音の操作子の場合、制御部5は、ステップSP2において肯定結果が得られることにより、ステップSP5に移り、コンパクトディスク部2にセットされたコンパクトディスクを高速度で再生すると共に、この再生により得られるオーディオデータをディジタルシグナルプロセッサー3によりデータ圧縮し、ハードディスク装置4に記録する。
【0025】
このとき制御部5は、ユーザーの指定に従って、コンパクトディスク部2にセットされたコンパクトディスクをソックリそのまま記録するように、またこのコンパクトディスクに記録された曲のうちの、ユーザーの所望する曲を選択的に記録するように全体の動作を制御する。
【0026】
さらにこれらの制御と平行して、制御部5においては、ステップSP6において、タイトルの入力処理を実行し、音声認識により各曲のタイトルを入力する。
【0027】
またこれらの処理と同時並列的に、制御部5は、ステップSP3において、上述したようにハードディスク装置4に記録したオーディオデータをディジタルシグナルプロセッサー7によりデータ伸張し、スピーカ8より出力する。
【0028】
これによりレコーダ1は、コンパクトディスクに記録されたオーディオデータを標準の再生速度によりモニタしながら高速度でダビングし、さらにこのオーディオデータによる各曲にタイトルを入力できるようになされている。
【0029】
図1は、このタイトル入力処理を詳細に示すフローチャートである。なお制御部5は、コンパクトディスク部2より連続して曲をダビングする場合、各曲毎にこの処理手順を実行する。すなわち制御部5は、ステップSP11からステップSP12に移り、ここで表示部11にメッセージを表示してタイトルを入力するか否か、ユーザーの入力を受け付ける。ここでユーザーが何らタイトル入力の操作を実行しない場合、制御部5は、ステップSP13に移り、ここでディフォルトの設定によるタイトルを設定する。なおここでこのでディフォルトの設定によるタイトルは、コンパクトディスク部2より連続して曲をダビングする場合には、連続した録音順序を示す番号が割り当てられる。制御部5は、このようにしてタイトルを設定すると、このタイトルによるテキストデータをタイトルメモリ6に登録した後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。
【0030】
これに対してタイトルを入力するか否かの問い掛けに対して、ユーザーが所定の操作子を操作すると、制御部5は、ステップSP15に移り、タイトルの入力を促すダイアログを表示する。ここで図4(A)に示すように、制御部5は、この表示部11の表示において、表示画面の左上隅に録音源を示すコンパクトディスクの表示「CD」を形成し、表示画面の下側にコンパクトディスクにおけるトラック番号、ユーザーの選択による時間情報を表示する。なおこの時間情報はコンパクトディスク全体における再生時間、又は再生残り時間、録音中の曲についての録音経過時間、録音残り時間の何れかである。
【0031】
さらに制御部5は、このトラック番号、時間情報の表示の上に、タイトルの入力を促すダイアログを形成し、このダイアログの中に、タイトル入力を促すメッセージを表示する。
【0032】
続いて制御部5は、ステップSP16に移り、音声認識部9を起動し、マイクロホン10を介して入力される音声を音声認識処理し、この音声認識結果によるテキストデータを取得する。このとき制御部5は、この音声認識結果による精度を併せて音声認識部9より取得し、続くステップSP17において、この音声認識結果の精度により音声認識結果による候補が複数存在するか否か判断する。
【0033】
ここで音声認識結果の精度が高い場合、この音声認識結果においては、ユーザーにより入力されたタイトルを正しく音声認識していると考えられることにより、制御部5は、ステップSP17からステップSP18に移る。ここで制御部5は、図4(B)に示すように、表示部11にダイアログを形成してこの音声認識結果を表示する。
【0034】
ここで制御部5は、ユーザーが操作子の操作により登録を指示すると、ステップSP19に移り、このタイトルによるテキストデータをタイトルメモリ6に登録する。続いて制御部5は、ステップSP20に移り、図4(C)に示すように、表示部11にダイアログを形成してタイトルを登録した旨のメッセージを表示する。なお制御部5は、ユーザーにより登録が指示されない場合、この場合は音声認識処理が誤っている場合等が考えられることにより、続くユーザーの操作に応動して図示しない処理手順を実行して正しいタイトル名の入力を受け付け、さにこの正しいタイトル名によるテキストデータをタイトルメモリ6に登録する。
【0035】
制御部5は、このようにして1曲分のタイトルを登録すると、ステップSP14に移ってこの処理手順を終了し、これに対応して図4(D)に示すように表示部11に形成されたダイアログの表示を終了する。
【0036】
これに対して音声認識結果の精度が不十分な場合、制御部5は、ステップSP17において肯定結果が得られることにより、ステップSP22に移る。ここで制御部5は、音声認識部9より取得した複数のテキストデータによるタイトルを一覧形式により表示部11に表示する。
【0037】
かくするにつきこの場合、図5に示すように、表示部11においては、タイトル名の入力を促すメッセージがダイアログにより表示された後(図5(A))、ユーザーが音声入力したと考えられる複数のタイトル名が表示されることになる(図5(B))。
【0038】
制御部5は、このようにして複数の候補を表示すると、ステップSP22に移り、ユーザーの選択操作を受け付ける。なおここでこの選択操作は、音声認識により、又は操作子の操作により、タイトル名の表示に割り当てられた数字を特定して実行される。制御部5は、このようにしてユーザーによりタイトル名が選択されると、ステップSP18に移り、図5(C)に示すように、タイトル名を表示する。さらに続いてステップSP19に移り、図5(D)に示すように、ユーザーによる登録の指示に応動して登録のメッセージを表示した後、ステップSP20からステップSP14に移ってこの処理手順を終了する。これにより制御部5は、この場合も表示部11の表示を元の表示に戻す。
【0039】
制御部5は、このようにしてハードディスク装置4に記録する曲毎に、この処理手順を実行してタイトル名の登録を受け付け、全ての曲の記録が完了すると、このタイトルメモリ6に記録したテキストデータをハードディスク装置4に記録する。このとき制御部5は、各タイトルと曲とが対応するように、各テキストデータをハードディスク装置4に記録する。
【0040】
これに対して制御部5は、ハードディスク装置4に記録されたオーディオデータを再生する場合、対応するテキストデータの内容によりディフォルトの設定によるテキストデータか否か判断する。ここで再生する曲がディフォルトの設定によりタイトルを記録した曲の場合、制御部5は、この曲の再生中に、図1に示す処理手順を実行し、これによりユーザーの選択により改めてタイトル名の登録を受け付け、このタイトル名によるテキストデータをハードディスク装置4に記録する。
【0041】
また制御部5は、ユーザーによりタイトル名を変更するモードが選択されると、ディフォルトでタイトル名を登録した曲について音声によりタイトル名を入力する場合と同様にして、音声認識によりタイトル名の入力を受け付け、このタイトル名により従前のタイトル名によるテキストデータを変更する。
【0042】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、レコーダ1においては(図2)、ユーザーによりコンパクトディスクの再生が指示されると、コンパクトディスク部2よりコンパクトディスクの再生が開始され、その再生結果であるオーディオデータがバスBUSを介してディジタルシグナルプロセッサー7に入力され、このディジタルシグナルプロセッサー7によりスピーカ8が駆動される。これによりレコーダ1では、コンパクトディスクを試聴することが可能となる。
【0043】
これに対してハードディスク装置4へのダビングが指示されると、コンパクトディスク部2より高速度でオーディオデータが再生され、このオーディオデータがディジタルシグナルプロセッサー3によりデータ圧縮される。さらにこのデータ圧縮されたオーディオデータがハードディスク装置4に記録される。これらの処理において、このレコーダ1では、標準の再生速度の数十倍の速度によりコンパクトディスクが再生され、再生されたオーディオデータがデータ圧縮されてハードディスク装置4に記録され、これにより例えば60分のオーディオデータを記録したコンパクトディスクであっても、数分によりオーディオデータをダビングすることができ、その分使い勝手を向上することができる。
【0044】
このようなダビングの際に、レコーダ1においては、ハードディスク装置4に記録されたオーディオデータが標準の再生速度に対応するデータ転送速度によりディジタルシグナルプロセッサー7に送出され、このディジタルシグナルプロセッサー7によりデータ伸張される。さらにこのデータ伸張されたオーディオデータによりスピーカ8が駆動され、これによりダビング中の音楽をモニタすることが可能となる。
【0045】
この処理において、複数の曲を連続してダビングする場合には、1曲分ハードディスク装置4への記録が完了すると、続く曲について、ダビング中の曲をモニタできるように、ハードディスク装置4より送出されるオーディオデータが切り換えられ、これにより高速度でダビングする場合に、曲のさわりの部分を確認することができる。これによりこのように録音中にタイトル名を入力する際に、間違いなくタイトル名を入力することが可能となり、また高速度でダビングすることにより1曲分のタイトル名を入力した後、続く曲のタイトル名を入力するまでの待ち時間を短縮することができ、これらにより使い勝手が向上される。
【0046】
かくするにつき、レコーダ1では(図1及び図3)、このようにしてダビングする際に、各曲毎に、ユーザーに対してタイトル名を入力するか問い合わせがなされ、ここでユーザーがタイトル名の入力を操作しない場合には、録音順序による番号がディフォルトのタイトル名として設定され、このタイトル名がテキストデータによりタイトルメモリ6に保持される。さらに録音が終了すると、このタイトルメモリ6に保持された各曲のテキストデータがそれぞれハードディスク装置4に記録される。
【0047】
これに対してユーザーがタイトル名の入力を選択すると、表示部11の表示を介してガイドが表示され、このガイドに従って音声を入力すると、音声認識部9によりこの音声が音声認識処理され、タイトル名を示すテキストデータが生成される。さらにこのテキストデータによるタイトルをユーザーが確認すると、このテキストデータがタイトルメモリ6に登録され、録音が終了すると、このタイトルメモリ6に保持された各曲のテキストデータがそれぞれハードディスク装置4に記録される。
【0048】
これによりこのレコーダ1においては、音声入力によりタイトル名を入力でき、その分簡易な操作により所望するタイトル名を入力することができ、その分使い勝手を向上することができる。またこのようにして入力したタイトルにより、所望の曲を簡易に検索、再生することができ、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0049】
またこの音声認識において、表示部11の表示を介して対話形式により音声の入力を促すことにより、さらには認識した音声の確認を促すことにより、操作に不慣れなユーザーにおいても、間違いなくタイトル名を入力することができ、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0050】
さらにこのときこの実施の形態では、音声認識の精度が不十分な場合、音声認識結果の候補を複数表示し、ユーザーの選択に従って対応するタイトル名を登録する。これによりこの実施の形態では、ユーザーの所望するタイトル名を確実に入力することができ、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0051】
さらにこの実施の形態では、高速度でダビングした状態で曲のさわりの部分をモニタしながら音声によりタイトル名を入力でき、これにより短い時間でタイトル名を入力しながらダビングを完了することができ、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0052】
さらに全ての曲のダビングを完了すると、タイトルメモリ6に保持したタイトル名によるテキストデータをハードディスク装置4に記録することにより、このレコーダ1における処理の空き時間を有効に利用してタイトル名をハードディスク装置4に記録することができる。従ってその分、レコーダ1においては、ダビングしながら同時にテキストデータをハードディスク装置4に記録する場合のような煩雑な制御、構成を簡略化して、簡易な処理によりこの種のデータを記録することができる。
【0053】
かくするにつき、このようにしてハードディスク装置4に記録するテキストデータにおいては、ファイル管理方式により、対応する曲自体が、1つのファイルとして、また対応する曲と対応付けられて各タイトル毎にファイル化されてハードディスク装置4に記録される。これによりハードディスク装置4においては、さらにはこのハードディスク装置4をアクセスする制御部5においては、種々のファイル管理方式を適用して簡易にハードディスク装置4に記録されたオーディオデータを再生することができ、また対応するタイトル名を検索、再生することができ、これによっても簡易な構成により使い勝手を向上することができる。
【0054】
これに対してこのようにして記録したオーディオデータを再生する場合、レコーダ1では、ハードディスク装置4より標準の再生速度に対応するデータ転送速度によりユーザーの選択したオーディオデータがバスBUSに送出され、このオーディオデータがディジタルシグナルプロセッサー7によりデータ伸張される。さらにこのデータ伸張されたオーディオデータによりスピーカ8が駆動され、これにより所望の曲を試聴することが可能となる。
【0055】
このとき再生に先立って、レコーダ1では、ハードディスク装置4に記録したタイトル名に基づいてユーザーにタイトル名を表示する等の、タイトル名を利用してユーザーの選曲を手助けすることができ、これによっても使い勝手を向上することができる。また再生中にあっては、現在再生中の曲について、タイトル名を表示し、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0056】
このようにしてハードディスク装置4に記録したオーディオデータを再生するにつき、ディフォルトの設定によりタイトル名を記録した曲を再生する場合、レコーダ1においては、ダビング時と同様に、ユーザーに対して音声によるタイトル名の入力が促され、また音声入力によるタイトル名がダビング時と同様にしてハードディスク装置4に記録される。
【0057】
これによりこのレコーダ1においては、例えばダビングした後、時間を改めて音声によりタイトル名を入力することができ、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0058】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、音声認識により音楽のタイトルを入力できるようにすることにより、簡易な作業によりタイトルを入力することができ、その分オーディオ機器の使い勝手を向上することができる。
【0059】
また全ての曲について、記録が完了した後、タイトルメモリに保持したテキストデータをハードディスク装置に記録することにより、使い勝手を向上して、全体として簡易な構成によりこれらタイトル名を入力することができる。
【0060】
またこのようにして記録する曲、対応するタイトル名のテキストデータをそれぞれファイル形式により管理することにより、簡易かつ確実にこれらのデータを管理することができる。
【0061】
また音声認識において、表示画面におけるメッセージの表示により、音声認識処理に要する音声の入力を促すことにより、不慣れなユーザーにおいても、簡易かつ確実にタイトル名を入力することができ、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0062】
またこのようにして記録したテキストデータによるタイトル名をオーディオデータの再生時に表示することにより、ユーザーにおいては再生中の曲を簡易に確認することができ、これによっても使い勝手を向上することができる。
【0063】
(2)第2の実施の形態
この実施の形態に係るレコーダにおいては、第1の実施の形態に係る構成に加えて、音声合成手段を有し、この音声合成手段より発生する音声により、対話形式でタイトル名の入力を促す。
【0064】
すなわちこの実施の形態では、図4(A)について上述した「タイトルを入力して下さい」のメッセージの表示に代えて、音声合成により、「タイトルを入力して下さい」のメッセージをスピーカから出力する。
【0065】
また図4(B)について説明した、タイトル名の確認においては、音声認識したテキストデータにより音声合成手段を駆動し、これにより図4(B)との対比において、例えば「マライヤキャリーでよろしいですね」とのメッセージを発声する。
【0066】
また図4(C)について上述した「登録しました」との確認のメッセージの表示に代えて、この図4(C)との対比において、例えば「マライヤキャリーで登録いたします」とのメッセージを発声する。
【0067】
これらの処理に対応してこの実施の形態に係るレコーダの制御部は、音声認識結果の確認を音声認識により受け付ける。すなわち上述の場合では、「マライヤキャリーでよろしいですね」とのメッセージの発声に対して、「OK」との音声認識結果が得られると、制御部は、この音声認識結果によるタイトル名をテキストデータによりハードディスク装置に記録する。
【0068】
この第2の実施の形態によれば、音声合成による対話形式によりタイトル名の入力を促し、また音声認識によりタイトル名を確認することにより、いわゆるハンズフリーによりタイトル名を入力することができる。これにより例えば車載の機器に適用して安全性を向上すると共に、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0069】
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、高速度でダビングする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、標準の再生速度によりダビングする場合にも広く適用することができる。
【0070】
また上述の実施の形態においては、ハードディスク装置にオーディオデータを記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスク等の記録媒体に記録する場合、さらにはメモリカードに記録する場合等に広く適用することができる。
【0071】
また上述の実施の形態においては、オーディオデータを記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像信号を記録する場合等に広く適用することができる。
【0072】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、音声認識により音楽等のタイトルを入力できるようにすることにより、簡易な作業によりタイトル等を入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレコーダの制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】図1の制御部に係るレコーダの全体構成を示すブロック図である。
【図3】図2のレコーダの制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の処理手順の説明に供する略線図である。
【図5】音声認識結果の精度が不十分な場合における処理の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……レコーダ、2……コンパクトディスク部、3、7……ディジタルシグナルプロセッサー、4……ハードディスク装置、5……制御部、6……タイトルメモリ、9……音声認識部、11……表示部

Claims (7)

  1. 所定の情報源からオーディオデータを取得して、テキストデータと共に記録媒体に記録する情報記録装置であって、
    前記情報源から前記オーディオデータを取得して、前記記録媒体に記録しながら前記オーディオデータのモニタ用の再生音を提供する記録手段と、
    前記オーディオデータを前記記録媒体に記録している際に、マイクで取得されるユーザーの音声を音声認識処理して、前記ユーザーが音声入力したと考えられる複数の候補を検出し、前記候補のテキストデータをそれぞれ生成する音声認識手段と、
    前記複数の候補を一覧表示する表示手段と、
    前記一覧表示した複数の候補から前記ユーザーの選択を受け付けて登録する登録手段とを備え、
    前記記録手段は、
    前記オーディオデータの前記記録媒体への記録が終了した後、前記登録手段に登録された前記候補のテキストデータを、前記オーディオデータと対応付けて前記記録媒体に記録する
    ことを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記テキストデータは、
    前記オーディオデータのタイトルを表示するデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 前記情報記録装置は、
    前記オーディオデータ、前記テキストデータをそれぞれファイル形式により管理する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  4. 前記音声認識手段は、
    対話形式の音声によるガイドにより、前記音声認識処理に要する音声の入力を促す
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  5. 前記音声認識手段は、
    所定の表示画面におけるメッセージの表示により、前記音声認識処理に要する音声の入力を促す
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  6. 前記記録再生手段は、
    標準の再生速度に比して高速度で前記オーディオデータを取得して前記記録媒体に記録しながら、1曲分の前記オーディオデータの前記記録媒体への記録を完了するまでの間、前記記録媒体に記録した該オーディオデータを前記標準の再生速度で再生して前記ユーザーに提供することにより、前記モニタ用の再生音を提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  7. 前記情報源が、
    光ディスクである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
JP08514199A 1999-03-29 1999-03-29 情報記録装置 Expired - Fee Related JP3873513B2 (ja)

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