JP3872455B2 - 在庫管理コンピュータ・システム及び方法 - Google Patents

Description

本発明は、在庫管理のためのコンピュータ・システム、コンピュータ・プログラム及び方法に関し、特に、家庭における日用品の在庫管理に関する。

小売ショッピング、特に食糧ショッピングの分野におけるエレクトロニクス及びコンピュータの使用は、近年普及するようになった。スーパマーケット・チェーンは、電子チェックアウト・ステーションで製品バーコードを走査することに加え、買い物客が品物を棚から取り出すときに、それらを走査し、購入する品物の記録を記憶するための、個人用ハンドヘルド・スキャナの設備を導入するようになった。買い物客がチェックアウトに達すると、ショッピング・カートがスキャナから店舗のコンピュータ・システムに自動的に読込まれ、購入された各品物の銘柄及び価格を即時表示し、支払い後、金銭入れ（キャッシュ・レジスタ）レシートの印刷を可能にする。このように、顧客がより速くチェックアウトを通過することが容易になる。

スーパマーケット・チェーンはまた、インターネットの利用により、ホーム・コンピュータ及びインターネット接続を有する顧客が、スーパマーケットの商品の表示カタログから選択することにより、電子ショッピング・リスト（または注文）を作成することを可能にした。このリストは電子的にスーパマーケットに送信され、購入品がスーパマーケットのスタッフにより整理され、顧客の家庭に届けられる。

既知の電子ショッピング技術の例には、Biancoによる"Method and Apparatus for Computer-Aided Shopping"がある（特許文献１参照）。この特許は、顧客が、ａ）スーパマーケットにより提供されるバーコードと製品銘柄とを相関付ける予め印刷されたリストから、ｂ）廃棄された品目上のバーコードから、及びｃ）バーコードを含む割引券から、ホーム・コンピュータ及びバーコード・スキャナを用いて、ショッピング・リストを手操作により作成する様子について述べている。リストは印刷されるか、スマート・カード上に記憶されるか、顧客が店舗を訪問するとき、スキャナのメモリから読出される。

Johnsonによる"Shopping Cart"は、スキャナ、表示装置、及び店舗のコンピュータとの無線通信を含む、ショッピング・システムを搭載するカートを使用する（特許文献２参照）。ショッピング・リストはカタログから、またはバーコードを含む旧式のキャッシュ・レジスタ・テープ（金銭入れレシート）から、バーコードを走査することにより準備され得る。買い物客は、リスト上の品目が配置される順に店舗内を案内され、それらに達するとき、売り込みを告げられる。

Eldat Communication社による"Personal Shopping System"は、電子表示ラベルへの価格の店舗内伝送、並びに表示装置及びキーパッドを有するハンドヘルド・パーソナル・ショッパ装置を含む、非常に複雑なシステムを示している（特許文献３参照）。このシステムの１態様は、ハンドヘルド装置のメモリ内における"顧客ショッピング・プロファイル"の保守及び更新である。品目名、数量、及び数値コードを含む"購入記録"が、買い物の間に作成され、それがチェックアウトを容易にするために、及びプロファイル・メモリの内容を更新する基礎として使用される。買い物の前に、顧客は顧客プロファイル及び例えば割引などに関する他の情報からショッピング・リストを作成し、これが次にショッパ装置に記憶され、ショッパ装置が店舗の中央コンピュータと対話して、製品価格表示上の照明を点滅させることにより、顧客がリスト上の品目の近くにいることを知らせる。

上述の全ての例は、店舗内技術に関連する。家庭目的に関わる１特許は、Murrahによる"Article Storage Container with Bar Code Scanning"である（特許文献４参照）。この特許は、製品の挿入または取り出しをセンスする２個の作り付けのバーコード・スキャナを有する、冷蔵庫または食糧貯蔵室などのコンテナを示す。情報は、在庫またはショッピング・リストを要求時に印刷するために、関連ホーム・コンピュータ・システムにより使用され得る。在庫は実際上、コンテナ内に配置された製品から、取り出された製品を差し引いた数のリストである。
米国特許第５０４７６１４号 米国特許第５２５０７８９号 国際公開公報ＷＯ９８／１８０９４ 米国特許第５６９１６８４号

上述のどの従来技術も、製品の在庫を迅速且つ便利に更新し、置換される品目のショッピング・リストの迅速な生成を可能にする方法を示していない。

従って、本発明は、製品コードにもとづく現在庫リストを記憶するメモリと、システムへの製品コードを含む、購入品のレシートの電子バージョンの入力に応答して、購入された製品を前記現在庫リストに追加する更新手段と、処分された製品のコードの電子指示に応答して、現在庫リストからそれらの製品を消去する消去手段と、現在庫リストを所定の在庫レベルと比較する比較手段と、こうした比較に応答して、置換を必要とする在庫品目を示す指示手段とを含む、在庫管理コンピュータ・システムを提供する。

更新手段、消去手段、比較手段及び指示手段は、本発明に従い、コンピュータ読取り可能記憶媒体上に記録されたコンピュータ・プログラムにより提供され得る。

別の態様では、本発明は、製品コードにもとづく現在庫リストを記憶するメモリを有するコンピュータ・システムを使用する在庫管理の方法を提供し、前記方法は、前記システムへの購入品のレシートの電子バージョンの入力に応答して、購入された製品を前記現在庫リストに追加するステップと、処分された製品のコードの電子指示に応答して、現在庫リストからそれらの製品を消去するステップと、現在庫リストを所定の在庫レベルと比較するステップと、こうした比較に応答して、置換を必要とする在庫品目を示すステップとを含む。

コンピュータ・システムによる購入レシートの電子バージョンの使用は、在庫品の更新をスピードアップし、顧客が直接品目の選択及び処理に関わること無く、ショッピング・リストを自動的に準備することを可能にする。本発明は、スーパマーケットなどの共通の業者から繰り返し購入されがちな、家庭内の日用品の在庫管理に、特定のアプリケーションを見いだす。しかしながら、本発明は在庫を補足する臨時の購入が行われる（結果的に購入レシートを作成する）、事務所や小ビジネス環境においても、実施され得る。

好適には、製品コードと製品銘柄間の相関が、顧客による購入品の電子金銭入れレシートから生成され、電子メールまたはウェブ・アプリケーションにより、通信ネットワークを介して提供され、スマート・カード上に書込まれるか、或いは、顧客により持ち運ばれる小型ハンドヘルド・コンピュータ装置内に直接記憶される。この相関は好適にはコンピュータ・メモリ内に記憶され、置換を必要とする品目の製品銘柄、及びそれらの製品コードを示すために使用され得る。

ユーザのコンピュータ内に保持され、定期的に更新される相関リストを使用することがより便利であるが、代わりに店舗により、店舗自身の製品データベースからネットワークを介して提供される相関リストを使用することも可能である。

置換を必要とする品目の指示の意図的用途に従い、本発明は人が自らの用途のために読むことのできる、製品銘柄のショッピング・リスト、または製品提供者のリモート・コンピュータに電子的に伝送される品目の電子リストを提供することができる。

使用される製品コードはバーコードであることが好ましいが、数値符号化などの、任意の他の符号化システムが理論的に使用され得る。家庭内のバーコード・スキャナは、消費によりまたは期限切れ品目の廃棄により処分された製品のコードを電子的に示す、最も便利な手段である。

パームトップ・コンピュータのようなハンドヘルド装置が使用される場合、それはバーコード・スキャナを組み込み得る。

好適には、置換を必要とする製品のリストは、更新される目録または在庫リストと、所望の在庫レベルの所定の基準リストとの比較により生成される。しかしながら、比較は単に、製品が家庭内に在庫されているか否かを決定するだけで、どのくらいの数量が必要とされるかは示さない。このケースでは、在庫がゼロになるとき、消去手段は通常、製品コードを消去せず、それを在庫リスト内に数量をゼロとして保持する。

図１では、家庭製品、食品などの在庫管理用にプログラムされ、適応化されるホーム・ベースのパーソナル・コンピュータ・システムと電子通信により結ばれる、コンピュータ化されたスーパマーケット・チェックアウト・システムの基本構成要素が概略的に示される。

スーパマーケット・システムは、チェックアウト・ステーション１０、１０'などを含み、各ステーションはスキャナ１１及び端末を含む。端末は、金銭入れ１３（キャッシュ・レジスタ）、表示装置１４、プリンタ１５、及びカードリーダ１６を含む。スキャナは、購入品目上に印刷された従来のバーコードを検出することにより動作し、これらを主サーバ・コンピュータ２０に転送する。サーバ２０は、バーコード、価格及び製品名を記憶するデータベース２１と通信する。バーコードに対応する価格及び製品名が識別され、端末にフィードバックされて、チェックアウト・オペレータ及び顧客に表示される。サーバまたはことによると端末自身は、購入された全ての品目をリストし、支払われる合計金額を計算する。プリンタ１５は従来通り、顧客のためにレシートを印刷する。

支払いプロセスは、カード・リーダ１６によるクレジット・カードの読取りを含むか、現金取引である。近年、店が顧客ロイヤルティ・カードを求めて読取り、割引を顧客の貸し方に記入したり、引換券（redeemable coupon）を発行できるようになりつつある。こうした顧客カードはまた、最近開発された自己走査システムにおいて、ハンドヘルド・スキャナを獲得するために使用され、顧客はこれを用いて製品を選択時に走査することができ、スキャナがチェックアウト据置スキャナの代わりに読出され、チェックアウト・プロセスをスピードアップする。

こうしたロイヤルティ・カードは、磁気ストライプ形式またはスマート形式（半導体回路メモリを含む）が一般的であり、顧客をサーバ・コンピュータに対して識別する。サーバ・コンピュータはこの例では、顧客自身のホーム・コンピュータの電子メール・アドレスを保持する。サーバはまた、レシートの電子バージョン（電子レシート）を保持し、これはこの例では、製品名、数量及び価格だけでなく、対応する製品バーコードを含む。即座にまたは非同期に、この電子レシート２３がインターネットを介して、顧客に送信される。

図１の残りの部分には、顧客のホーム・システムが示され、これはハードディスク及び主メモリを有するパーソナル・コンピュータ３０、及び従来の表示モニタ３１、プリンタ３２、及びインターネットとの接続を可能にするモデム３３を含む。この例のホーム・システムのパーツにはまた、バーコード・スキャナ３４が含まれ、これは情報をコンピュータ３０の適切な入力ポートに伝送する赤外線送信機を含む。バーコード・スキャナ３４は、缶３５などの製品が消費された後に、或いは期限切れのためにそれが廃棄されるとき、その製品のパッケージ上のコードを走査するために使用され得る。

図１の最後の要素は電子ショッピング・リスト３６であり、これはホーム在庫管理システムにより後述のように作成され、モデム３３を通じて、インターネットを介して店舗に伝送される。サーバ２０による受信及び初期処理の後、製品名に変換されるバーコードを有するショッピング・リストが、倉庫内の注文処理端末２２に転送され、そこで顧客の注文が収集または配送のために整理され得る。或いは、要求次第では、ショッピング・リストのハード・コピーがプリンタ３２により印刷され、自らの買い物のために使用される。

本発明に従うホーム在庫管理コンピュータ・プログラム例の主な要素が、パーソナル・コンピュータ３０のメモリ内に保持されるデータ構造と共に、図２に示される。また、プログラムが実行されるときの、ホーム在庫管理方法の一例のステップが、図３のフロー図に示される。

コンピュータ３０のメモリ４０は、ディスク若しくは半導体主記憶装置またはそれら２つの組み合わせであり、そこでは記憶領域が次のように割当てられる。現在庫リスト４１は、家庭の現内容に対応するバーコード及び数量情報を含む。所望の在庫リスト４２は、各品目の所望量を示す類似の情報を含む。相関データベース４３は、製品バーコードと製品名または製品銘柄とを相関付ける。最後に、バーコード、製品銘柄、及び数量を含むショッピング・リスト４４が作成される。ショッピング・リストの電子的に伝送されるバージョン３６は、記述的情報を含む必要がない。なぜなら、これはサーバ２０により、データベース２１に追加され得るからである。

図２に示されるシステムの他のソフトウェア要素には、更新モジュール５０があり、これはインターネットを介して電子レシート２３を受信し、その情報を用いて、現在庫リスト４１、更に必要に応じて所望の在庫リスト４２を更新する。生成モジュール５１もまた、電子レシート２３内の情報を用いて、相関データをベース４３を構築及び更新する。

消去モジュール５２はバーコード・スキャナ３４からの入力を処理し、現在庫リストから、処分されたあらゆる品目を消去する。現在庫リスト４１及び所望の在庫リスト４２の内容が、比較モジュール５３で比較され、その出力が相関データベース４３からの相関情報と共に、ショッピング・リスト４４を形成するために使用される。

ショッピング・リストは表示装置３１上に表示され、編集モジュール５４により、コンピュータ・キーボードまたはポインティング・デバイスを用いて編集される。表示ドライバ５５及びプリント・ドライバ５６は、ショッピング・リストの表示及び任意的な印刷を制御する。送信ドライバ５７はショッピング・リストをフォーマットし、インターネットを介してそれを伝送する。

本システム及び方法の詳細なオペレーションについて、図３を参照しながら説明する。

ステップ１００での電子レシート２３の受信に際して、生成モジュール５１がステップ１０１で、全てのバーコード及び製品銘柄が相関データベース４３内に存在するか否かを判断する。存在しない場合、相関データベースがステップ１０２で、新たなコード／銘柄対により更新される。バーコードは時折店舗により再割当てされ得るので、各コード／銘柄対が、同一のコードに対して記憶される銘柄と同一であることをチェックすることが必要である。相関データベースはこのようにゼロから生成され、新たなレシートが伝送される度に、必要に応じて変更される。

相関データベースの必要な更新の後、ステップ１０３で、電子レシートに従い、現在庫リスト４１が更新モジュール５０により、在庫に追加された新たな品目のバーコード及び数量により更新される。ステップ１０４で、現在所望の在庫リスト上にない新たな品目が購入されたか、或いは既存の品目がより多くの数量購入されたことをレシートが示すと、ステップ１０５で、所望の在庫リストが更新モジュール５０により更新される。

ステップ１１０で、システムはバーコード・スキャナ３４から製品コードを受信し、在庫品目が処分されたことを示す。ステップ１１１で、消去モジュール５２が、現在庫リストから対応する品目を除去するか、在庫として保持される数を１減算する。

ある時点で、顧客は新たなショッピング・リストを準備するために、在庫チェックを開始する決定をする（ステップ１１２）。比較モジュール５３がステップ１１３で、現在庫リスト４１と所望の在庫リスト４２とを比較し、ステップ１１４で、置換を必要とする品目のコード及び数量のリストを作成する。これらのコードはステップ１１５で、対応する製品銘柄に相関付けられ、ステップ１１６で、完全なショッピング・リストが作成されて、顧客に表示される。

この時点で、顧客はパーソナル・コンピュータの編集モジュール５４及び入力装置（キーボード及びマウス）を用いて、ショッピング・リストを編集する（ステップ１１７及び１１８）。顧客は満足すると、ショッピング・リストを印刷するか否かを判断する（ステップ１１９及び１２０）。印刷されたショッピング・リストは、記録として保管されるか、店舗に買い物に行くときに使用される。

ショッピング・リストが印刷されたか否かに関わらず、顧客は次にステップ１２１で、収集または配送のための先行発注として、ショッピング・リストを店舗に送信することを選択し得る（ステップ１２１及び１２２）。プログラム制御は次にステップ１２３で、更に金銭入れレシート（ステップ１００）またはバーコード・スキャナ入力（ステップ１１０）を待機するために復帰する。

まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。

（１）在庫管理コンピュータ・システムであって、
製品コードにもとづく現在庫リストを記憶するメモリと、
前記システムへの、製品コードを含む、購入品のレシートの電子バージョンの入力に応答して、購入された製品を前記現在庫リストに追加する更新手段と、
処分された製品の前記コードの電子指示に応答して、前記現在庫リストからそれらの製品を消去する消去手段と、
前記現在庫リストを所定の在庫レベルと比較する比較手段と、
こうした比較に応答して、置換を必要とする在庫品目を示す指示手段と
を含む、コンピュータ・システム。
（２）前記メモリが製品コードと製品銘柄間の相関を記憶し、前記指示手段による在庫置換指示が前記製品銘柄を含む、前記（１）記載のコンピュータ・システム。
（３）前記レシートの入力から、前記製品コードと前記製品銘柄間の相関を生成する手段を含む、前記（２）記載のコンピュータ・システム。
（４）前記在庫置換指示が電子的に読取り可能な製品コードを含む、前記（１）記載のコンピュータ・システム。
（５）前記在庫置換指示を電子的に製品提供者のリモート・コンピュータに送信する出力手段を含む、前記（４）記載のコンピュータ・システム。
（６）前記製品コードがバーコード・スキャナにより読取り可能なバーコードであり、前記消去手段が、処分される製品の製品パッケージ上の前記バーコードの走査に応答する、前記（１）記載のコンピュータ・システム。
（７）製品コードにもとづく現在庫リストを記憶するメモリを有するコンピュータ・システムを使用する在庫管理方法であって、
前記システムへの、購入品のレシートの電子バージョンの入力に応答して、購入された製品を前記現在庫リストに追加するステップと、
処分された製品の前記コードの電子指示に応答して、前記現在庫リストからそれらの製品を消去するステップと、
前記現在庫リストを所定の在庫レベルと比較するステップと、
前記比較に応答して、置換を必要とする在庫品目を示すステップと
を含む、方法。
（８）前記メモリが製品コードと製品銘柄間の相関を記憶し、前記在庫品目を示すステップが前記製品銘柄を示すステップを含む、前記（７）記載の方法。
（９）前記レシートの入力から、前記製品コードと前記製品銘柄間の相関を生成するステップを含む、前記（８）記載の方法。
（１０）前記置換の指示が電子的に読取り可能な製品コードを含み、前記置換の指示を電子的に製品提供者のリモート・コンピュータに送信するステップを更に含む、前記（７）記載の方法。
（１１）製品コードにもとづく現在庫リストを記憶するメモリを有する在庫管理システムにおいて使用されるコンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読取り可能記憶媒体であって、前記コンピュータ・プログラムが、
前記システムへの製品コードを含む、購入品のレシートの電子バージョンの入力に応答して、購入された製品を前記現在庫リストに追加する更新手段と、
処分された製品の前記コードの電子指示に応答して、前記現在庫リストからそれらの製品を消去する消去手段と、
前記現在庫リストを所定の在庫レベルと比較する比較手段と、
こうした比較に応答して、置換を必要とする在庫品目を示す指示手段と
を含む、コンピュータ読取り可能記憶媒体。
（１２）前記メモリが製品コードと製品銘柄間の相関を記憶し、前記指示手段による在庫置換指示が前記製品銘柄を含む、前記（１１）記載の記憶媒体。
（１３）前記レシートの入力から、前記製品コードと前記製品銘柄間の相関を生成する手段を含む、前記（１２）記載の記憶媒体。
（１４）前記在庫置換指示が電子的に読取り可能な製品コードを含む、前記（１１）記載の記憶媒体。
（１５）前記在庫置換指示を電子的に製品提供者のリモート・コンピュータに送信する出力手段を含む、前記（１４）記載の記憶媒体。
（１６）前記製品コードがバーコード・スキャナにより読取り可能なバーコードであり、前記消去手段が、処分される製品の製品パッケージ上の前記バーコードの走査に応答する、前記（１１）記載の記憶媒体。
（１７）顧客側で製品の在庫を管理するためのコンピュータ・システムであって、
顧客識別データの入力を可能にするインタフェースと、製品識別機能を備え、前記顧客によって購入された製品に関するデータを記憶し、前記購入された製品を識別するレシートを生成するサーバと、前記レシートを送信することを可能にする第１の通信リンクとを有する、店舗に配置されるコンピュータ・サーバと、
前記コンピュータ・サーバから遠隔した前記顧客側に配置され、前記レシートを受信するために、前記第１の通信リンクに接続するための第２の通信リンクを有する顧客コンピュータと
を含み、
前記顧客コンピュータは、さらに、
製品が使用される場合に、前記製品を識別し、前記製品に関する出力を生成するための手段と、
顧客の製品の在庫内容を示す現在庫リストを記憶するためのメモリと、
製品識別データベースと、
前記レシートを受信し、前記購入された製品を前記現在庫リストと比較し、前記現在庫リストを更新するための手段とを含み、
前記現在庫リストを更新するための手段は、さらに、前記出力を生成するための手段からの前記出力を受信し、前記出力の受信に応答して、前記現在庫リストを更新する、コンピュータ・システム。
（１８）前記メモリは、さらに、所望の在庫リストを記憶し、前記現在庫リストを更新するための手段は、さらに、前記現在庫リストと前記所望の在庫リストとを比較し、ショッピング・リストを生成する、前記（１７）記載のコンピュータ・システム。
（１９）前記現在庫リストを更新するための手段は、前記レシートから前記製品識別データベースに含まれる前記製品識別データを取得し、前記レシート内の前記製品識別データを前記メモリ内の前記製品識別データベースと比較し、前記製品識別データベースを更新する、前記（１７）記載のコンピュータ・システム。
（２０）前記第１の通信リンクと前記第２の通信リンクとが、ネットワークを介して接続される、前記（１７）記載のコンピュータ・システム。
（２１）前記ネットワークは、インターネットを含む、前記（２０）記載のコンピュータ・システム。
（２２）前記製品は、各製品上に表示されるバーコードを読み取ることによって識別され、前記製品識別データベースは、製品名または製品銘柄に前記バーコードを相関付けるデータを含む、前記（１７）記載のコンピュータ・システム。
（２３）コンピュータ・システムにおいて、顧客側で製品の在庫を管理するための方法であって、
店舗に配置されるコンピュータ・サーバで、前記顧客によって購入された製品の製品識別データを含むレシートを生成し、通信リンク上で前記レシートを送信するステップと、
顧客コンピュータで、前記レシートを受信するステップと、
前記顧客コンピュータにおいて、前記購入された製品の前記製品識別データを処理し、前記顧客の製品の在庫内容を示す現在庫リストを生成し、製品識別データベースを生成し、前記レシートが受信される場合に、前記現在庫リストを更新するステップと、
前記顧客コンピュータにおいて、メモリに前記現在庫リストと前記製品識別データベースとを記憶するステップと、
前記顧客コンピュータで、製品が前記顧客の製品の在庫から除去される場合に、製品識別データを読み出し、前記製品識別データの読み出しに応答して、前記現在庫リストを更新するステップと
を含む方法。
（２４）前記顧客コンピュータで、所望の在庫リストを記録するステップと、
前記顧客コンピュータで、前記所望の在庫リストと前記現在庫リストとを比較し、購入されるべき品目のショッピング・リストを生成するステップとをさらに含む、前記（２３）記載の方法。
（２５）前記顧客コンピュータで、前記レシート内の前記製品識別データを前記メモリ内の前記製品識別データベースと比較し、前記製品識別データベースを更新するステップを含む、前記（２３）記載の方法。
（２６）前記レシートは、ネットワークを介して送信される、前記（２３）記載の方法。
（２７）前記ネットワークは、インターネットである、前記（２６）記載の方法。
（２８）前記製品は、各製品上に表示されるバーコードを読み取ることによって識別され、前記製品識別データベースは、前記バーコードを製品名または製品銘柄に相関付けるデータを含む、前記（２３）記載の方法。

本発明に従う在庫管理コンピュータ・システム、及び協働する店舗コンピュータ・システムの一部の概略図である。 図１の在庫管理コンピュータ・システムの内部コンピュータ・プログラム及びメモリ要素のブロック図である。 図１のシステム内で実行される本発明に従う在庫管理の方法を示すフロー図である。

符号の説明

１０、１０' チェックアウト・ステーション
１１ スキャナ
１３ 金銭入れ
１４ 表示装置
１５、３２ プリンタ
１６ カードリーダ
２０ 主サーバ・コンピュータ
２１ データベース
２３ 電子レシート
３０ パーソナル・コンピュータ
３１ 表示モニタ
３３ モデム
３４ バーコード・スキャナ
３５ 缶
３６ 電子ショッピング・リスト
４０ メモリ
４１ 現在庫リスト
４２ 在庫リスト
４３ 相関データベース
４４ ショッピング・リスト
５０ 更新モジュール
５１ 生成モジュール
５２ 消去モジュール
５３ 比較モジュール
５４ 編集モジュール
５５ 表示ドライバ
５６ プリント・ドライバ
５７ 送信ドライバ

Claims (8)

1. 顧客側で製品の在庫を管理するためのコンピュータ・システムであって、
   顧客識別データの入力を可能にするインタフェースと、製品識別機能を備え、前記顧客によって購入された製品に関するデータを記憶し、前記購入された製品を識別する製品コードと数量と製品銘柄とを含むレシートを生成するサーバと、前記レシートを送信することを可能にする第１の通信リンクとを有する、店舗に配置されるコンピュータ・サーバと、
   前記コンピュータ・サーバから遠隔した前記顧客側に配置され、前記第１の通信リンクに接続して前記レシートを受信する第２の通信リンクを有する顧客コンピュータと
   を含み、
   前記顧客コンピュータは、さらに、
   前記製品コードと前記製品銘柄とを相関付けてコード／銘柄対として記憶する製品識別データベースと、顧客の製品の在庫内容に対応する前記製品コードと前記数量とを含む現在庫リストと、所望の在庫リストとを記憶するためのメモリと、
   前記レシートから前記製品コードと前記製品銘柄とを前記コード／銘柄対として取得し、前記製品識別データベースに前記コード／銘柄対がすべて存在するか否かを判定し、前記製品識別データベースに存在しない新たなコード／銘柄対がある場合に該新たなコード／銘柄対により前記製品識別データベースを更新する手段と、
   前記レシートを受信し、新たな製品銘柄の製品コードおよび数量により前記現在庫リストを更新するための手段と、
   製品が使用される場合に、前記製品の製品コードおよび数量を含む出力を生成するための手段とを含み、
   前記現在庫リストを更新するための手段は、前記新たな製品銘柄の製品コードおよび数量により前記所望の在庫リストを更新し、また、前記出力を生成するための手段からの前記出力を受信し、前記出力の受信に応答して、前記現在庫リストを更新し、さらに、前記現在庫リストと前記所望の在庫リストとを比較して購入するべき製品の製品コードおよび数量を決定し、前記製品コードに基づき前記製品識別データベースから該製品コードに対応する前記製品銘柄を取得し、前記製品コードと前記数量と前記製品銘柄とを相関付けてショッピング・リストを生成する、コンピュータ・システム。
2. 前記第１の通信リンクと前記第２の通信リンクとが、ネットワークを介して接続される、請求項１に記載のコンピュータ・システム。
3. 前記ネットワークは、インターネットを含む、請求項２に記載のコンピュータ・システム。
4. 前記製品は、各製品上に表示されるバーコードを読み取ることによって識別され、前記製品識別データベースは、前記製品銘柄に前記バーコードを相関付けて記憶される、請求項１に記載のコンピュータ・システム。
5. コンピュータ・システムにおいて、顧客側で製品の在庫を管理するための方法であって、
   店舗に配置されるコンピュータ・サーバで、前記顧客によって購入された製品の製品コードと数量と製品銘柄とを含むレシートを生成し、通信リンク上で前記レシートを送信するステップと、
   顧客コンピュータで、前記レシートを受信するステップと、
   前記顧客コンピュータにおいて、前記レシートから前記製品コードと前記製品銘柄とを前記コード／銘柄対として取得し、前記製品コードと前記製品銘柄とを相関付けてコード／銘柄対として記憶する製品識別データベースに前記コード／銘柄対がすべて存在するか否かを判定するステップと、
   前記顧客コンピュータにおいて、前記製品識別データベースに存在しない新たなコード／銘柄対がある場合には該新たなコード／銘柄対により前記製品識別データベースを更新するステップと、
   前記顧客コンピュータにおいて、メモリに記憶される、前記顧客の製品の在庫内容に対応する前記製品コードと前記数量とを含む現在庫リストと所望の在庫リストとを新たな製品銘柄の製品コードおよび数量により更新するステップと、
   前記顧客コンピュータで、製品が前記顧客の製品の在庫から除去される場合に、前記製品の製品コードおよび数量を含む出力を生成し、前記出力に基づいて前記現在庫リストを更新するステップと、
   前記現在庫リストと前記所望の在庫リストとを比較して購入するべき製品の製品コードおよび数量を決定し、前記製品コードに基づき前記製品識別データベースから該製品コードに対応する前記製品銘柄を取得し、前記製品コードと前記数量と前記製品銘柄とを相関付けてショッピング・リストを生成するステップと
   を含む方法。
6. 前記レシートは、ネットワークを介して送信される、請求項５に記載の方法。
7. 前記ネットワークは、インターネットである、請求項６に記載の方法。
8. 前記製品は、各製品上に表示されるバーコードを読み取ることによって識別され、前記製品識別データベースは、前記バーコードを前記製品銘柄に相関付ける、請求項５に記載の方法。

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