JP3872066B2 - Ctiシステムおよびcsレベル判断方法ならびに音声分析サーバおよびプログラム - Google Patents

Ctiシステムおよびcsレベル判断方法ならびに音声分析サーバおよびプログラム Download PDF

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本発明は、CTIシステムおよびCSレベル判断方法ならびに音声分析サーバおよびプログラムに関し、特に、通話内容からCSレベルを分析するCTIシステムおよびCSレベル判断方法ならびに音声分析サーバおよびプログラムに関する。
従来の顧客問合せ管理システムおよび係員評価方法の一例が、特許文献1に記載されている。このシステムでは、問合せ情報管理部が、問合せ電話に対する対応者の電話応答終了時に、対応者の指示操作により接続中の電話に対し、問合せを行った顧客の満足度を問合わせる音声ガイダンスを音声応答装置から行う。電話機で音声ガイダンスに対する応答信号情報を受け、この応答信号情報を数値データに変換して問合せ管理システムの顧客データ記憶エリアに顧客満足度データとして記録する。要員評価情報管理部は、顧客満足度データを顧客電話に対応した対応者毎に集計し、集計値を対応者(係員)の評価値データとして編集・出力している。
特開2002−189837号公報
しかしながら、上述した背景技術では、以下のような問題点がある。
すなわち、電話応答終了時に、対応者の指示操作により接続中の電話に対し、問合せ者(顧客)の満足度を問合わせる音声ガイダンスを出力し、顧客にデータを入力してもらう必要がある。そのため、顧客によってはデータを入力してもらえない可能性があり、100%データを採取することができないということである。
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、100%データを採取することでき、全ての顧客の満足度を調査することができるCTIシステムおよびCSレベル判断方法ならびに音声分析サーバおよびプログラムを提供することにある。
本願第1の発明のCTIシステムは、顧客とオペレータとの電話での通話内容を音声蓄積サーバに送信するCTI(Computer Telephony Integration)サーバと、前記CTIサーバから受信した通話内容を蓄積する音声蓄積サーバと、前記音声蓄積サーバが蓄積する通話内容を入力して分析し前記顧客のCS(顧客満足度)レベルを判断する音声分析サーバとを備え、前記CTIサーバは、前記顧客が電話から入力した顧客番号を取得して受付サーバに送信する手段と、オペレータ端末から顧客情報確認通知を受信して顧客とオペレータとの電話での通話を開始させる手段とを有し、受付サーバは、受信した顧客番号で顧客データベースを検索する手段と、検索した顧客情報をオペレータ端末に送信する手段とを有し、オペレータ端末は、前記受付サーバから受信した顧客情報を表示する手段と、顧客情報確認通知を前記CTIサーバに送信する手段とを有し、前記音声分析サーバは、前記音声蓄積サーバから蓄積された通話内容を取得する手段と、取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定する手段と、最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する
本願第2の発明のCTIシステムは、第1の発明において前記音声分析サーバは、取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定する手段と、最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する
本願第の発明のCSレベル判断方法は、オペレータとの通話内容から顧客のCSレベルを判断するCSレベル判断方法であって、CTIサーバは、前記顧客が電話から入力した顧客番号を取得して受付サーバに送信し、前記受付サーバは、受信した顧客番号で顧客データベースを検索し、検索した顧客情報をオペレータ端末に送信し、前記オペレータ端末は、前記受付サーバから受信した顧客情報を表示し、顧客情報確認通知を前記CTIサーバに送信し、前記CTIサーバは、前記オペレータ端末から顧客情報確認通知を受信し、前記顧客と前記オペレータとの電話での通話を開始させ、前記顧客と前記オペレータとの電話での通話内容を音声蓄積サーバに送信し、前記音声蓄積サーバは、前記CTIサーバから受信した通話内容を蓄積し、前記音声分析サーバは、前記音声蓄積サーバから蓄積された通話内容を取得し、取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定し、最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出し、前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定し、取得した前期通話内容から音声認識によりキーワードを抽出し、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する、ことを特徴とする。
本願第の発明のCSレベル判断方法は、第の発明において前記音声分析サーバは、取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定し、最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出し、前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定し、取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出し、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する、ことを特徴とする。
本願第の発明の音声分析サーバは、顧客とオペレータとの電話での通話内容を取得する手段と、取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定する手段と、最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する
本願第の発明の音声分析サーバは、第の発明において取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定する手段と、最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する
本願第の発明のプログラムは、コンピュータに、顧客とオペレータとの電話での通話内容を取得する機能、取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定する機能、最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する機能、前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する機能、取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する機能、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する機能、を実現させる。
本願第の発明のプログラムは、第の発明において取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定する機能、最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する機能、前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する機能、取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する機能と、抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する機能、を実現させる。
本発明の効果は、100%データを採取することができ、全ての顧客の満足度を調査することができることである。
その理由は、顧客にデータを入力してもらわずに、通話内容の音声データそのものから顧客の満足度を分析する手段を設けるようにしたからである。
本発明は、CTI(Computer Telephony Integration)システムを利用し、顧客から受けた電話の内容を音声データベースに保存し、声のトーンやその変化、キーワードなどを基に分析をすることで顧客毎のCS(Customer Satisfaction: 顧客満足度)レベルを判断することを特徴としている。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の全体の構成を示す図である。
図2は顧客情報表示画面の例を示す図である。
図3は電話受付情報入力画面の例を示す図である。
図4はCSレベル評価基準の例を示す図である。
図5はクレームキーワード評価基準の例を示す図である。
図1を参照すると、本発明のCTIシステムの一例としてコールセンタ1が示されている。コールセンタ1は、交換機10と、CTIサーバ20と、オペレータ端末30と、音声分析サーバ40と、受付サーバ50と、音声蓄積サーバ60と、Webサーバ70と、通信ネットワーク100と、を備えている。
交換機10は、電話回線網(図示せず)に接続されているとともに、CTIサーバ20とも接続されている。また、CTIサーバ20とオペレータ端末30と音声分析サーバ40とは、各々インターネットやイントラネット等の通信ネットワーク100に接続している。また、受付サーバ50と音声蓄積サーバ60とWebサーバ70も通信ネットワーク100に接続している。
CTIサーバ20は、プログラム制御で動作するサーバ等の情報処理装置である。CTIサーバ20は、以下の手段を有する。
(20−1)顧客番号取得手段。顧客番号取得手段は、電話回線網(図示せず)を経由して接続される顧客の電話から顧客が入力した顧客番号のプッシュホン信号を受信し、受信したプッシュホン信号を顧客番号データに変換し、顧客番号データを受付サーバ50に送信する。
(20−2)音声データ取得手段。音声データ取得手段は、オペレータと顧客が電話でやりとりする質問と回答の通話内容を音声データファイルに出力し、音声データファイルに出力した通話内容を音声蓄積サーバ60に送信する。または、通話内容をストリーミングで音声蓄積サーバ60に送信するようにしてもよい。
オペレータ端末30は、プログラム制御で動作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。オペレータ端末30は、CTIサーバ20のクライアントとして、また、音声分析サーバ40のクライアントとして、また、受付サーバ50のクライアントとして動作する。オペレータ端末30は、以下の手段を備えている。
(30−1)音声分析キーワード設定手段。音声分析キーワード設定手段は、音声分析サーバ40で使用するキーワードおよびCSレベル値をキーボード等の入力部から入力し、入力したキーワードおよびCSレベル値を音声分析サーバ40に送信する。また、音声分析サーバ40に格納されているキーワードおよびCSレベル値を受信し、受信したキーワードおよびCSレベル値をディスプレイ等の表示部に表示して更新し、更新したキーワードおよびCSレベル値を音声分析サーバ40に送信する。
(30−2)顧客情報表示手段。顧客情報表示手段は、受付サーバ50から顧客情報を受信し、受信した顧客情報をディスプレイ等の表示部に表示する。顧客情報表示画面の例を図2に示す。
(30−3)電話受付手段。電話受付手段は、電話機能を有し、CTIサーバ20を経由して顧客からの受付内容を音声出力し、受付内容に対する回答を音声入力する。音声入力した回答は、CTIサーバ20を経由して顧客の電話に送出される。
(30−4)電話受付情報入力手段。電話受付情報入力手段は、電話受付情報をキーボード等の入力部から入力し、入力した電話受付情報を受付サーバ50に送信する。電話受付情報入力画面の例を図3に示す。
(30−5)電話受付情報参照手段。電話受付情報参照手段は、受付サーバ50から顧客/受付DB210に保存されている電話受付情報を受信し、受信した電話受付情報を表示する。このとき、電話受付情報にはCSレベル分析結果も含まれる。
音声分析サーバ40は、プログラム制御で動作するサーバ等の情報処理装置である。音声分析サーバ40は、顧客とオペレータとの通話内容を分析して顧客のCSレベルを判断する。音声分析サーバ40は、以下の手段を備えている。
(40−1)音声分析手段。音声分析手段は、音声蓄積サーバ60から通話内容を受信してファイルに格納し、ファイルに格納した通話内容を分析する。音声分析手段は、ファイルに格納した通話内容を読み出して音声のトーンの高低を計測する手段,音声量の大小を計測する手段および音声認識によりキーワードを抽出する手段を含む。これらの手段を用いて、音声のトーンの変化(高低)により,音声量の変化(大小)により或いは音声の中にクレーム時に発せられるキーワードが含まれるかどうかによりCSレベルを判断する。また、これらを総合的に分析してCSレベルを判断するようにしてもよい。音声分析手段は、CSレベルを、一例として、10段階(標準値を5、最高値を10、最低値を1)に分類する。そして、音声のトーンが大きく変化した場合や、クレーム的なキーワードなどが含まれている場合には、顧客の感情が悪化したと判断してCSレベルをダウンさせる。例えば、通話を開始して一定時間(例えば30秒程度)の通話内容を分析し、声量やトーンの値を測定する(この値を初期値とする)。一定時間後に、話をしている途中で、初期値に対して値が10%高くなったら、CSレベルの値を1下げる(変化率の値とCSレベルの対応については図4を参照)。また、通話の中に特定のキーワードが含まれている場合には、そのキーワードの内容によってCSレベルの値を上下させる(キーワードとCSレベルの対応については図5を参照)。
(40−2)キーワード保持手段。オペレータ端末30から送信されてきたキーワードおよびCSレベル値をキーワード記憶部に記憶保持する。また、オペレータ端末30からの要求により、キーワード記憶部に記憶するキーワードおよびCSレベル値を読み出してオペレータ端末30に送信する。なお、キーワードおよびCSレベル値は音声分析手段での音声分析に使用される。
受付サーバ50は、プログラム制御で動作するサーバ等の情報処理装置である。受付サーバ50は、顧客情報および受付情報を蓄積する顧客/受付DB(データベース)210を備えている。また、受付サーバ50は以下の手段を備える。
(50−1)顧客/受付DB検索手段。顧客/受付DB検索手段は、CTIサーバ20から顧客番号を受信し、受信した顧客番号をキーにして顧客/受付DB210を検索し、検索した顧客情報をオペレータ端末30に送信する。
(50−2)電話受付情報保存手段。電話受付情報保存手段は、オペレータ端末30から電話受付情報を受信し、受信した電話受付情報を顧客/受付DB210に保存する。
(50−3)アンケート回答反映手段。アンケート回答反映手段は、Webサーバ70からアンケート回答を受信し、受信したアンケート回答を顧客/受付DB210に保存する電話受付情報に反映する。
音声蓄積サーバ60は、プログラム制御で動作するサーバ等の情報処理装置である。音声蓄積サーバ60は、通話内容を蓄積する音声DB220を備えている。また、音声蓄積サーバ50は以下の手段を備える。
(60−1)音声データ蓄積手段。音声データ蓄積手段は、顧客とオペレータとの通話内容をCTIサーバ20から受信し、受信した通話内容を音声DB220に蓄積する。
(60−2)音声データ送信手段。音声分析サーバ40からの要求により音声DB220から通話内容を読み出し、音声分析サーバ40に送信する。
Webサーバ70は、プログラム制御で動作するサーバ等の情報処理装置である。Webサーバ70は、以下の手段を備える。
(70−1)ホームページ公開手段。ホームページ公開手段は、コールセンタのホームページをインターネット上に公開する。ホームページ上では、例えば、電話受付に対するアンケートなどを行っている。
(70−2)アンケート回答取得手段。アンケート回答取得手段は、電話受付を行った顧客がホームページ上から電話受付の回答状況に対するアンケートに回答した結果を取得して、受付サーバ50に送信する。また、顧客から電子メールにより、電話受付に対するアンケート回答や感想や意見を受信するようにしてもよい。
本発明を実施するための最良の形態の動作について、図1〜図6を参照して詳細に説明する。
図6は本発明の動作の流れを示す図である。
図6を参照すると、先ず、顧客は、電話機を使い電話回線網および交換機を介してコールセンタ1に電話し、電話機から事前に通知されている顧客番号をプッシュキーを押して入力する(ステップS1)。
コールセンタ1では、交換機10で電話を着信すると、CTIサーバ20が入力された顧客番号を検出する。CTIサーバ20は、顧客番号を受付サーバ50に送信する(ステップS2)。
受付サーバ50は、受信した顧客番号で顧客/受付DB210を検索して顧客情報を抽出し、抽出した顧客情報をオペレータ端末30に送信する(ステップS3)。
オペレータ端末30は受信した顧客情報を図2に示す画面で表示する(ステップS4)。
表示された顧客情報を確認した後に、オペレータは電話受付を開始するために、オペレータ端末30から顧客情報確認通知をCTIサーバ20に送信する(ステップS5)。
CTIサーバ20は、オペレータ端末30から顧客情報確認通知を受信すると電話受付を開始させ、電話受付開始と同時に顧客とオペレータとの通話内容を音声蓄積サーバ60に送信開始する(ステップS6)。
音声蓄積サーバ60は、受信した通話内容を音声DB220に蓄積する(ステップS7)。通話が終了するまで、通話内容の送信および蓄積を行う。
次に、オペレータは、図3に示す画面から受付内容および回答内容をオペレータ端末30に入力する。オペレータ端末30は、入力された受付内容および回答内容を受付サーバ50に送信する(ステップS8)。
受付サーバ50は、受信した受付内容および回答内容を顧客/受付DB210に保存する(ステップS9)。
次に、音声分析サーバ40は、音声蓄積サーバ60から音声DB220に蓄積された通話内容を取得し、取得した通話内容から顧客のCSレベルを分析する(ステップS10)。分析手順は、先ず、通話内容の最初の30秒間のデータをピックアップし、声量や声のトーンを測定し、初期値とする。次に、30秒以降から通話の最後までの値を測定し、初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを確認する。そして、図4に示すCSレベル評価基準を参照してCSレベルを設定する(例えば、値が10%上昇していたら、CSレベルを標準値の5から4にダウンする)。更に、上記結果を踏まえた上で、会話の内容に図5に示すようなキーワードが含まれていた場合、図5に設定されている値に従って、CSレベルを設定する(例えば、“責任者を出してください。”という内容が含まれていた場合、CSレベルを更に1ダウンさせ、3とする)。
最後に、音声分析サーバ40は、分析結果を受付サーバ50に送信する(ステップS11)。
受付サーバ50は、受信した分析結果を顧客/受付DB210に格納する(ステップS12)。また、受付サーバ50は、インターネットなどで回答されたアンケート結果を入手できた場合には、その内容も顧客/受付DB210にに反映する。
以上説明したように、電話の通話内容から顧客のCSレベルを分析しているので、以下のような効果を奏する。
第1に、100%データを採取することができ、全ての顧客の満足度を調査することができることである。その理由は、顧客にデータを入力してもらわずに、通話内容の音声データそのものから顧客の満足度を分析する手段を設けるようにしたからである。
第2に、オペレータが自分の電話対応に問題がなかったかを、後日CSレベルで客観的に判断することができることである。その理由は、CSレベルを顧客とオペレータとの通話内容から分析するようにしたからである。
第3に、CSレベルが低かった場合などには、オペレータが音声DBから再度聞きなおすことによって問題点を調査することができることである。その理由は、顧客とオペレータとの通話内容を音声DBに蓄積するようにしたからである。
第4に、インターネットやメールを利用したアンケート結果により分析結果の精度をより一層向上させることができることである。その理由は、ホームページや電子メールによりアンケート結果を受け取り、分析結果に反映するようにしたからである。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
本発明の他の実施例では、音声分析サーバにキーワード追加手段を設ける。キーワード追加手段は、音声分析手段がファイルに格納した通話内容を読み出して音声のトーンの最も高い箇所の前後一定時間(例えば10秒程度)の部分を音声認識により文字化して抽出する。そして、抽出した文字列をオペレータ端末に送信する。オペレータ端末は、抽出した文字列を表示してキーワードを切り出し、切り出したキーワードが未設定のものであれば、CSレベル値を付けて音声分析サーバに送信する。音声分析サーバは受信したキーワードおよびCSレベル値をキーワード記憶部に格納する。また、キーワード追加手段は、音声分析手段がファイルに格納した通話内容を読み出して音声量の最も大きい箇所の前後一定時間(例えば10秒程度)の部分を音声認識により文字化して抽出し、同様に処理するようにしてもよい。音声のトーンの最も高い箇所あるいは音声量の最も大きい箇所の文字列を抽出することにより、顧客の感情が高ぶっているときの言葉(キーワード)を収集することができ、収集したキーワードを音声分析手段で使用することでCSレベルの分析結果をより一層向上させることができるという効果を奏する。
本発明による上述した実施の形態において、音声分析サーバの処理動作を実行するためのプログラム等を、データとしてコンピュータの磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体(図示せず)に記録するようにし、記録されたデータを読み出して音声分析サーバを動作させるために用いる。このように、本発明による音声分析サーバを動作させるデータを記録媒体に記録させ、この記録媒体をインストールすることにより音声分析サーバの機能が実現できるようになる。
本発明の全体の構成図 顧客情報表示画面の例を示す図 電話受付情報入力画面の例を示す図 CSレベル評価基準の例を示す図 クレームキーワード評価基準の例を示す図 本発明の動作の流れを示す図
符号の説明
1 コールセンタ
10 交換機
20 CTIサーバ
30 オペレータ端末
40 音声分析サーバ
50 受付サーバ
60 音声蓄積サーバ
70 Webサーバ
100 通信ネットワーク
210 顧客/受付DB
220 音声DB

Claims (8)

  1. 顧客とオペレータとの電話での通話内容を音声蓄積サーバに送信するCTI(Computer Telephony Integration)サーバと、
    前記CTIサーバから受信した通話内容を蓄積する音声蓄積サーバと、
    前記音声蓄積サーバが蓄積する通話内容を入力して分析し前記顧客のCS(顧客満足度)レベルを判断する音声分析サーバとを備え
    前記CTIサーバは、
    前記顧客が電話から入力した顧客番号を取得して受付サーバに送信する手段と、
    オペレータ端末から顧客情報確認通知を受信して顧客とオペレータとの電話での通話を開始させる手段とを有し、
    受付サーバは、
    受信した顧客番号で顧客データベースを検索する手段と、
    検索した顧客情報をオペレータ端末に送信する手段とを有し、
    オペレータ端末は、
    前記受付サーバから受信した顧客情報を表示する手段と、
    顧客情報確認通知を前記CTIサーバに送信する手段とを有し、
    前記音声分析サーバは、
    前記音声蓄積サーバから蓄積された通話内容を取得する手段と、
    取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定する手段と、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、
    前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、
    取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する、
    ことを特徴とするCTIシステム。
  2. 前記音声分析サーバは、
    取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定する手段と、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、
    前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、
    取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のCTIシステム。
  3. オペレータとの通話内容から顧客のCSレベルを判断するCSレベル判断方法であって、
    CTIサーバは、
    前記顧客が電話から入力した顧客番号を取得して受付サーバに送信し、
    前記受付サーバは、
    受信した顧客番号で顧客データベースを検索し、
    検索した顧客情報をオペレータ端末に送信し、
    前記オペレータ端末は、
    前記受付サーバから受信した顧客情報を表示し、
    顧客情報確認通知を前記CTIサーバに送信し、
    前記CTIサーバは、
    前記オペレータ端末から顧客情報確認通知を受信し、
    前記顧客と前記オペレータとの電話での通話を開始させ、
    前記顧客と前記オペレータとの電話での通話内容を音声蓄積サーバに送信し、
    前記音声蓄積サーバは、
    前記CTIサーバから受信した通話内容を蓄積し、
    前記音声分析サーバは、
    前記音声蓄積サーバから蓄積された通話内容を取得し、
    取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定し、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出し、
    前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定し、
    取得した前期通話内容から音声認識によりキーワードを抽出し、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する、
    ことを特徴とするCSレベル判断方法
  4. 前記音声分析サーバは、
    取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定し、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出し、
    前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定し、
    取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出し、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する、
    ことを特徴とする請求項3記載のCSレベル判断方法
  5. 顧客とオペレータとの電話での通話内容を取得する手段と、
    取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定する手段と、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、
    前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、
    取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する、
    ことを特徴とする音声分析サーバ
  6. 取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定する手段と、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する手段と、
    前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する手段と、
    取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する手段と、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する手段とを有する、
    ことを特徴とする請求項5記載の音声分析サーバ
  7. コンピュータに、
    顧客とオペレータとの電話での通話内容を取得する機能、
    取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声量初期値を測定する機能、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声量を測定し、前記声量初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する機能、
    前記声量初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する機能、
    取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する機能、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する機能、
    を実現させるためのプログラム
  8. 取得した前記通話内容の最初の一定時間のデータをピックアップし、声のトーン初期値を測定する機能、
    最初の一定時間以降から通話の最後までの声のトーンを測定し、前記声のトーン初期値に対して値が最大でどの程度変化しているかを算出する機能、
    前記声のトーン初期値に対する変化率を基にCSレベルを設定する機能、
    取得した前記通話内容から音声認識によりキーワードを抽出する機能と、
    抽出したキーワードの中に特定のキーワードが含まれていた場合、設定した前記CSレベルを更新する機能、
    を実現させるための請求項7記載のプログラム
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