JP2019186707A - 電話システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな測定機器を追加することなく、オペレータおよび顧客の双方の感情を把握することが可能な電話システムの提供。【解決手段】顧客が使用する顧客端末とオペレータが使用するオペレータ端末とにより顧客とオペレータとの通話を可能にする電話システムであって、顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データをそれぞれ個別に取得する音声データ取得手段11と、顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得する感情数値データ取得手段12と、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を決定する感情情報決定手段13と、感情情報をオペレータ端末に表示する通話内容表示手段20とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、コールセンタなどにおいて顧客からの着信呼をオペレータに接続して、またはオペレータからの発信呼を顧客に接続して、顧客とオペレータとの通話を可能にする電話システムおよびプログラムに関する。
従来、コールセンタでは、顧客からの着信呼を手の空いているオペレータに自動分配し、顧客とオペレータとの通話を可能にするCTI(Computer Telephony Integration)等の電話システムが使用されている。
また、例えば特許文献1には、顧客(ユーザ)の対応中に測定されたオペレータの身体状態からストレス判定情報を形成するストレス判定情報形成手段を備え、過去の顧客対応時に形成されたストレス判定情報を顧客の特定情報やオペレータの識別情報に対応付けて記憶し、新たな着信呼時にはその顧客の特定情報をキーとしてストレス判定情報を取得し、取得したストレス判定情報に基づいてその着信呼を振り分けるオペレータ端末を決定するコールセンタシステムが開示されている。
なお、ストレス判定情報の形成は、例えばオペレータの血圧、脈拍、発汗をそれぞれ測定する測定機器等の身体状態測定部からの測定値を分析することにより行われる。また、身体状態測定部としては、例えば、オペレータの声が高くなったり大きくなったりすることでストレスを捉える場合であれば、オペレータ端末におけるマイクロフォンも該当することが記載されている。
特開2012−195863号公報
上記特許文献1に記載のコールセンタシステムでは、オペレータのストレスを判定するために、オペレータの血圧、脈拍、発汗をそれぞれ測定する測定機器等が別途必要となる。また、これらの測定機器を身に着けること自体をストレスに感じる者もいるため、ストレスの判定精度もあまり高いとは言えない。さらに、オペレータ端末におけるマイクロフォンも一つの身体状態測定部として利用しているが、オペレータの声の高低や大小のみによってストレスを正確に捉えることは不可能である。
また、上記特許文献1に記載のコールセンタシステムでは、ストレス判定のために測定機器が必要となるため、オペレータのストレスを判定することはできても、顧客側のストレスを判定することは不可能である。
そこで、本発明では、顧客からの着信呼をオペレータに接続して顧客とオペレータとの通話を可能にする電話システムにおいて、新たな測定機器を追加することなく、オペレータおよび顧客の双方の感情を把握することが可能な電話システムを提供することを目的とする。
本発明の電話システムは、顧客が使用する顧客端末とオペレータが使用するオペレータ端末とにより顧客とオペレータとの通話を可能にする電話システムであって、顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データをそれぞれ個別に取得し、記憶手段に記録する手段と、顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得する手段と、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を決定し、記憶手段に記録する手段と、感情情報をオペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する手段とを含むものである。
本発明の電話システムによれば、顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データが取得され、この取得された顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報がオペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示される。
また、本発明の電話システムは、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて1通話ごとに顧客およびオペレータのそれぞれの平均感情を段階的に表す平均感情情報を決定し、記憶手段に記録する手段と、記憶手段を参照して顧客およびオペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報を管理者端末に表示する手段とを含むものであることが望ましい。これにより、顧客およびオペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報が管理者端末に表示される。
また、本発明の電話システムは、オペレータのそれぞれの感情数値データまたは1通話ごとの平均感情情報に基づいてオペレータのそれぞれのストレス度を分析し、記憶手段に記録する手段と、オペレータのそれぞれのストレス度をオペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する手段とを含むものであることが望ましい。これにより、オペレータのそれぞれのストレス度がオペレータ端末または管理者端末に表示される。
また、本発明の電話システムは、顧客端末からの着信呼があった際に、記憶手段に記録されたオペレータのそれぞれのストレス度を参照して、ストレス度の低いオペレータのオペレータ端末に優先的に接続する手段を含むものであることが望ましい。これにより、顧客端末から着信呼があった際に、ストレス度の低いオペレータに優先的に割り当てられる。
また、本発明の電話システムは、平均感情情報を指定して記憶手段を検索し、該当する記録を抽出して管理者端末に表示する手段を含むものであることが望ましい。これにより、管理者は、平均感情情報を指定して記憶手段を検索することが可能となる。
また、本発明の電話システムは、記憶手段に記録された顧客またはオペレータの通話数を平均感情情報ごとに集計し、管理者端末に表示する手段を含むものであることが望ましい。これにより、管理者は、顧客またはオペレータの通話数を平均感情情報ごとに集計した結果を確認することが可能となる。
また、本発明の電話システムは、オペレータのスキルレベルを記憶する手段と、顧客端末からの着信呼があった際に、記憶手段に記録された当該顧客端末の顧客の平均感情情報を参照することにより、当該顧客の応対に適したスキルレベルを有するオペレータのオペレータ端末に接続する手段とを含むものであることが望ましい。これにより、顧客端末からの着信呼があった際に、当該顧客の平均感情情報から当該顧客の性格を把握して、当該顧客の応対に適したスキルレベルを有するオペレータに接続して、応対させることが可能となる。
また、本発明の電話システムは、記憶手段に記録された顧客の音声データまたはオペレータの音声データの1通話中の再生箇所を指定するシークバーに並べて、記憶手段に記録された感情情報の1通話中の変動状況を表示する手段を含むものであることが望ましい。これにより、シークバーに並べて表示される感情情報の1通話中の変動状況を参照して、特定の感情情報に対応する部分の音声データを再生することが可能となる。
また、本発明の電話システムは、顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれテキスト化されたテキストデータを取得し、記憶手段に記録する手段と、顧客およびオペレータのそれぞれのテキストデータをオペレータ端末または管理者端末に表示する手段とを含むものであることが望ましい。これにより、オペレータ端末または管理者端末に、顧客とオペレータとの間の通話がテキストデータにより表示される。
また、本発明の電話システムは、顧客のテキストデータまたはオペレータのテキストデータから要警告ワードが検出された場合にオペレータ端末または管理者端末に表示する手段を含むものであることが望ましい。これにより、オペレータまたは管理者が、顧客とオペレータとの間の通話中に要警告ワードが使用されたことがオペレータ端末または管理者端末に表示される。
また、上記オペレータ端末または管理者端末への表示は、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データおよびテキストデータから人工知能分析を行った結果を反映させたものであることが望ましい。これにより、顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データや顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれテキスト化されたテキストデータを単に表示するだけでなく、人工知能分析を行った結果を反映させることで、より精度の高い分析を行うことが可能となる。また、顧客のテキストデータまたはオペレータのテキストデータから要警告ワードを検出する際には、人工知能分析を行った結果を反映させることで、未知の要警告ワードにも対応することが可能となる。
また、本発明の電話システムは、特定の感情を表すワードを指定して記憶手段を検索し、該当する記録を抽出して管理者端末に表示する手段を含むものであることが望ましい。これにより、管理者は特定の感情を表すワードを指定して通話履歴記録手段を検索することが可能となる。
また、上記顧客およびオペレータのそれぞれのテキストデータのオペレータ端末または管理者端末への表示は、特定の感情を表すワードを強調表示するものであることが望ましい。これにより、顧客およびオペレータのそれぞれのテキストデータを単に表示するだけでなく、特定の感情を表すワードを強調表示することで、通話中に特定の感情を表すワードが使用された箇所を容易に特定することが可能となる。
本発明のプログラムは、顧客が使用する顧客端末とオペレータが使用するオペレータ端末とにより顧客とオペレータとの通話を可能にする電話システム用プログラムであって、顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データをそれぞれ個別に取得し、記憶手段に記録する手段と、顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得する手段と、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を決定する手段と、感情情報をオペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する手段としてコンピュータを機能させるためのものである。このプログラムを実行したコンピュータによれば、上記本発明の電話システムと同様の作用、効果を奏することができる。
(1)顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得し、この取得した顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を決定し、記憶手段に記録し、感情情報をオペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する構成により、新たな測定機器を追加することなく、顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報がオペレータ端末または管理者端末に表示され、オペレータおよび顧客の双方の感情をオペレータまたは管理者が把握することが可能となる。
(2)顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて1通話ごとに顧客およびオペレータのそれぞれの平均感情を段階的に表す平均感情情報を決定し、記憶手段に記録し、記憶手段を参照して顧客およびオペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報を管理者端末に表示する構成により、管理者は、管理者端末に表示される顧客およびオペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報によって、オペレータおよび顧客の双方の感情を把握することが可能となる。
(3)オペレータのそれぞれの感情数値データまたは1通話ごとの平均感情情報に基づいてオペレータのそれぞれのストレス度を分析し、オペレータのそれぞれのストレス度をオペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する構成により、オペレータまたは管理者は、オペレータ端末または管理者端末に表示されるオペレータのそれぞれのストレス度によって、オペレータのストレス度を確認することが可能となる。
(4)顧客端末からの着信呼があった際に、記憶手段に記録されたオペレータのそれぞれのストレス度を参照して、ストレス度の低いオペレータのオペレータ端末に優先的に接続する構成により、顧客端末から着信呼があった際に、ストレス度の低いオペレータに優先的に割り当てられるため、オペレータのストレス度の平均化を行うことが可能となる。
(5)平均感情情報を指定して記憶手段を検索し、該当する記録を抽出して管理者端末に表示する構成により、管理者は、平均感情情報を指定して記憶手段を検索して、詳細な感情分析を行うことが可能となる。
(6)記憶手段に記録された顧客またはオペレータの通話数を平均感情情報ごとに集計し、管理者端末に表示する構成により、管理者は、顧客またはオペレータの通話数を平均感情情報ごとに集計した結果を確認して、感情の傾向を把握することが可能となる。
(7)顧客端末からの着信呼があった際に、記憶手段に記録された当該顧客端末の顧客の平均感情情報を参照することにより、当該顧客の応対に適したスキルレベルを有するオペレータのオペレータ端末に接続する構成により、顧客端末からの着信呼があった際に、当該顧客の平均感情情報から当該顧客の性格を把握して、当該顧客の応対に適したスキルレベルを有するオペレータに接続して、応対させることで、顧客およびオペレータの双方が受けるストレスを軽減することが可能となる。
(8)記憶手段に記録された顧客の音声データまたはオペレータの音声データの1通話中の再生箇所を指定するシークバーに並べて、記憶手段に記録された感情情報の1通話中の変動状況を表示する手段を含む構成により、シークバーに並べて表示される感情情報の1通話中の変動状況を参照して、特定の感情情報に対応する部分の音声データを再生することが可能となり、特定の感情に繋がる通話の内容を容易に確認することが可能となる。
(9)顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれテキスト化されたテキストデータを取得し、顧客およびオペレータのそれぞれのテキストデータをオペレータ端末または管理者端末に表示する構成により、オペレータは、顧客とオペレータとの間の通話をオペレータ端末または管理者端末に表示されるテキストデータにより確認することが可能となり、通話内容の確認や報告等が容易となる。
(10)顧客のテキストデータまたはオペレータのテキストデータから要警告ワードが検出された場合にオペレータ端末または管理者端末に表示する構成により、オペレータまたは管理者は、顧客とオペレータとの間の通話中に要警告ワードが使用されたことをオペレータ端末の表示により容易に知ることが可能となる。
(11)オペレータ端末または管理者端末への表示が、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データおよびテキストデータから人工知能分析を行った結果を反映させたものであることにより、より精度の高い分析を行うことが可能となる。また、顧客のテキストデータまたはオペレータのテキストデータから要警告ワードを検出する際には、人工知能分析を行った結果を反映させることで、未知の要警告ワードにも対応することが可能となる。
(12)特定の感情を表すワードを指定して記憶手段を検索し、該当する記録を抽出して管理者端末に表示する構成により、管理者は特定の感情を表すワードを指定して通話履歴記録手段を検索し、詳細な感情分析を行うことが可能となる。
(13)顧客およびオペレータのそれぞれのテキストデータのオペレータ端末または管理者端末への表示が、特定の感情を表すワードを強調表示するものであることにより、通話中に特定の感情を表すワードが使用された箇所を容易に特定し、内容を確認することが可能となる。
本発明の実施の形態における電話システムの全体構成図である。 図1の電話システムのブロック図である。 CTIクライアントのメイン画面の例を示す図である。 管理者画面の例を示す図である。 発着信履歴表示画面の例を示す図である。 特定感情ワードを検索条件として指定して検索する例を示す図である。 発着信履歴から通話を指定して詳細表示した例を示す図である。 発着信履歴から指定された通話についての通話録音再生画面の例を示す図である。 感情情報集計手段による集計結果の例を示す図である。 感情情報集計手段による集計結果の例を示す図である。 感情情報集計手段による集計結果の例を示す図である。 分析結果の表示例を示す図である。 分析結果の表示例を示す図である。 着信割当手段による割当例の説明図である。 着信割当手段による割当例の説明図である。 図1の電話システムの動作フロー図である。
図1は本発明の実施の形態における電話システムの全体構成図、図2は図1の電話システムのブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態における電話システム1は、顧客が使用する顧客端末2から通信網3を通じてCTIサーバ4により着信呼を受け付け、この着信呼をコールセンタなどのオペレータが使用するオペレータ端末5に接続して、またはオペレータ端末5からの発信呼を顧客端末2へ接続して、顧客とオペレータとの通話を可能にするものである。顧客端末2は、固定電話機、携帯電話機やスマートフォン等の通話が可能な端末である。また、CTIサーバ4には、管理者が使用する管理者端末6が接続される。なお、図1においては管理者端末6を1つのみ図示しているが、複数の管理者端末6が接続されても良い。
CTIサーバ4は、顧客端末2からの着信呼を受け付け、手の空いているオペレータのオペレータ端末5に自動分配して接続したり、複数のオペレータ端末5を一斉鳴動して応答したオペレータ端末5に接続したりすることにより、顧客端末2の顧客とオペレータ端末5のオペレータとの通話を可能にするものである。CTIサーバ4は、図2に示す記憶手段10、音声データ取得手段11、感情数値データ取得手段12、感情情報決定手段13、平均感情情報決定手段14、ストレス分析手段15、テキストデータ取得手段16、人工知能分析データ取得手段17、要警告ワード検出手段18、着信割当手段19等を有する。
音声データ取得手段11は、顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データをそれぞれ個別に取得する手段である。音声データ取得手段11は、顧客端末2とオペレータ端末5との間でやりとりする顧客とオペレータの音声データを、例えば息継ぎのタイミング(無音を検出したタイミング)で、それぞれ個別の音声ファイルとして記憶手段10に記録する。
感情数値データ取得手段12は、顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得する手段である。感情分析は、音声データを解析して気分の状態を数値判定する音声気分解析エンジン(例えば、株式会社Empath社のEmpath(登録商標)等)を用いて行うことができる。感情数値データ取得手段12は、音声データ取得手段11により個別に取得した顧客およびオペレータの音声ファイルをそれぞれ記憶手段10から取得して音声気分解析エンジンに渡し、解析結果として顧客およびオペレータのそれぞれの気分の状態が数値された感情数値データを取得し、取得した感情数値データを記憶手段10へ記録する。
感情情報決定手段13は、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を決定し、記憶手段10に記録する手段である。感情情報の決定は、顧客およびオペレータのそれぞれの1音声ファイルごとに行われる。感情情報決定手段13は、例えば顧客およびオペレータの感情を、「平常」、「喜」、「怒」、「悲」の4段階のいずれかに決定する。音声気分解析エンジンにより得られた感情数値データが、例えば、「平常」の要素35%、「喜」の要素50%、「怒」の要素10%、「悲」の要素5%の場合、感情情報決定手段13は各要素の占める割合が最も高い「喜」と決定する。あるいは、感情情報決定手段13は、各要素の平均を取ったり、各要素の比重を考慮したりすることにより、感情情報を決定する構成とすることも可能である。
平均感情情報決定手段14は、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて1通話ごとに顧客およびオペレータのそれぞれの平均感情を段階的に表す平均感情情報を決定し、記憶手段10に記録する手段である。1通話とは、通話開始から通話終了までの期間をいう。平均感情情報決定手段14は、記憶手段10から感情情報決定手段13により顧客およびオペレータのそれぞれの1音声ファイルごとに決定された感情情報を取得し、1通話ごとに顧客およびオペレータのそれぞれの平均感情を段階的に表す平均感情情報、例えば「平常」、「喜」、「怒」、「悲」の4段階のいずれかに決定する。
ストレス分析手段15は、オペレータのそれぞれのストレス度を分析し、記憶手段10に記憶する手段である。ストレス分析手段15は、記憶手段10から平均感情情報決定手段14により決定された平均感情情報を取得し、オペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報に基づいてオペレータのそれぞれのストレス度を分析する。例えば、ストレス分析手段15は、平均感情情報のうち「悲」の占める割合によりストレス度を決定する。また、記憶手段10には、オペレータごとに日々の感情数値データが蓄積されているため、ストレス分析手段15は、このオペレータの日々の感情数値データに基づいてオペレータごとのストレス分析を行う構成とすることも可能である。
テキストデータ取得手段16は、顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれテキスト化された音声のテキストデータを取得する手段である。テキスト化は、音声データを解析してテキスト化する音声認識エンジン(例えば、Google社のGoogle Assistant)を用いて行うことができる。テキストデータ取得手段16は、音声データ取得手段11により個別に取得した顧客およびオペレータの音声ファイルをそれぞれ記憶手段10から取得して音声認識エンジンに渡し、解析結果として顧客およびオペレータのそれぞれの通話時の内容がテキスト化された音声のテキストデータを取得し、取得したテキストデータを記憶手段10へ記録する。
人工知能分析データ取得手段17は、顧客およびオペレータの感情数値データや音声のテキストデータから人工知能(AI)分析を行った結果を取得する手段である。人工知能分析は、自然言語処理や機械学習等を使用して顧客およびオペレータの感情数値データや音声のテキストデータを分析する人工知能エンジン(例えば、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション社のIBM Watson(登録商標))を用いて行うことができる。人工知能分析データ取得手段17は、感情数値データ取得手段12により取得した顧客およびオペレータの感情数値データや、テキストデータ取得手段16により取得した顧客およびオペレータの音声のテキストデータを記憶手段10から取得して人工知能エンジンに渡し、人工知能分析を行った結果を取得する。
前述の感情情報決定手段13により決定する感情情報、平均感情情報決定手段14により決定する平均感情情報、ストレス分析手段15により分析するストレス度や、テキストデータ取得手段16により取得する音声のテキストデータは、この人工知能分析データ取得手段17により取得した人工知能分析結果を反映させたものとすることができる。例えば、人工知能分析データ取得手段17により取得した人工知能分析結果に基づいて音声のテキストデータ内の社員名や商品名等のキーワードとなる文字の補正を行う構成とすることが可能である。
要警告ワード検出手段18は、顧客およびオペレータの音声のテキストデータから要警告ワードを検出する手段である。要警告ワード検出手段18は、予め登録された要警告ワードと、テキストデータ取得手段16により取得した顧客およびオペレータの音声のテキストデータとの比較を行い、通話中に要警告ワードが使用されたかどうかを検出する。要警告ワードとしては、例えば使用してはならないNGワード(禁句)を登録することができる。
また、要警告ワード検出手段18は、人工知能分析データ取得手段17により取得した人工知能分析結果を反映させたものとすることができる。例えば、人工知能分析データ取得手段17により取得した人工知能分析結果に基づいて、要警告ワードとして登録されていないワードであっても要警告ワードとして検出する構成とすることができる。
ここで、オペレータ端末5について説明する。図3はオペレータ端末5に表示されるCTIクライアント画面の例を示している。オペレータ端末5には、CTIサーバ4に接続するためのプログラムがインストールされている。オペレータ端末5は、このプログラムを実行することによりオペレータ機能を実現する端末である。このプログラムをオペレータ端末5上で実行し、図示しないログイン画面にユーザIDおよびパスワードを入力することにより、CTIサーバ4に接続することができる。これにより、オペレータ端末5には図3に示すCTIクライアントのメイン画面30が表示され、着信待ちの状態となる。
図3に示すように、CTIクライアントのメイン画面30には、通話ボタン31、離席ボタン32、切断ボタン33、保留ボタン34、通話時間表示欄35、ステータス表示欄36、発信先番号入力欄37等が設けられている。CTIサーバ4を通じて顧客端末2からの着信があると、ステータス表示欄36が「着信中」表示となって点滅する。通話ボタン31を押すと通話が開始され、ステータス表示欄36が「通話中」表示となり、点滅が停止する。通話を終了する際には、切断ボタン33を押すと通話が切断され、着信待ちの状態へ戻る。
一方、顧客端末2へ電話を発信する際には、発信先番号入力欄37に発信先の番号を入力し、通話ボタン31を押すと、CTIサーバ4を通じて発信が行われ、ステータス表示欄36が「発信中」表示となり、点滅する。発信先が応答すると通話が開始され、ステータス表示欄36が「通話中」表示となり、点滅が停止する。通話を終了する際には、切断ボタン33を押すと通話が切断され、着信待ちの状態へ戻る。
また、顧客との通話中、オペレータ端末5には通話内容表示画面40が表示される。通話内容表示画面40には、顧客およびオペレータの通話内容のテキストデータ41,42がチャット形式で時系列に並べて表示される。図2に示す通話内容表示手段20は、テキストデータ取得手段16により取得した顧客およびオペレータのそれぞれの音声のテキストデータ41,42を記憶手段10から取得し、オペレータ端末5に提供して、通話内容表示画面40に表示する手段である。
また、通話内容表示手段20は、感情情報決定手段13により決定された顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を記憶手段10から取得し、オペレータ端末5に提供して、通話内容表示画面40に表示する。図3に示す例では、「平常」、「喜」、「怒」、「悲」の4段階のそれぞれの感情に応じた表情を模した画像(以下、「感情画像」と称す。)43,44をそれぞれ対応するテキストデータ41,42に並べて表示している。なお、感情画像43,44に代えて、文字や記号等を表示する構成とすることも可能である。
また、通話内容表示手段20は、顧客またはオペレータのテキストデータ41,42から要警告ワードが検出された場合には、テキストデータ41,42の要警告ワード部分45について強調表示する。強調表示は、色やフォントを変えたり、点滅させたり、あるいは別ウインドウでポップアップ表示したりすることにより行うことができる。また、通話内容表示手段20は、特定の感情を表すワードについて強調表示する構成とすることも可能である。
次に、管理者端末6について説明する。図4は管理者端末6に表示される管理者画面の例を示している。管理者端末6には、CTIサーバ4に接続するためのプログラムがインストールされている。管理者端末6は、このプログラムを実行することにより管理者機能を実現する端末である。このプログラムを管理者端末6上で実行することにより、CTIサーバ4に接続することができる。これにより、管理者端末6には図4に示す管理者画面50が表示される。
図4に示すように、管理者画面50には、各オペレータの名前51、オペレータ端末5のステータス52、通話時間53、顧客の感情情報54、オペレータの感情情報55および要警告ワード56がリアルタイムに表示される。図2に示すオペレータ状態表示手段21は、感情情報決定手段13により決定した顧客およびオペレータの感情情報54,55や要警告ワード検出手段18により検出した要警告ワード等を記憶手段10から取得し、管理者端末6に提供して、管理者画面50に表示する手段である。
また、管理者端末6では、発着信履歴を表示して確認することが可能である。図5は発着信履歴表示画面の例を示している。管理者端末6からCTIサーバ4に接続し、発着信履歴検索をリクエストすると、図2に示す発着信履歴表示手段22は管理者端末6に対して図5に示す発着信履歴表示画面60を提供する。発着信履歴表示画面60では、通話日時、区分(着信、発信、留守、転送)、通話時間、オペレータ名(ユーザ名)、平均感情情報61等の検索条件を指定して発着信履歴を検索することが可能である。発着信履歴表示手段22は、これらの検索条件に基づいて記憶手段10を検索し、検索条件に該当する記録を抽出して管理者端末6に表示する。
図5に示すように、この発着信履歴表示画面60には、発着信履歴表示手段22によって、区分、オペレータの平均感情情報、通話日時、通話時間、オペレータ名(ユーザ名)、顧客情報等が表示される。なお、図5に示す例では、オペレータの平均感情情報を感情画像62により表示しているが、文字や記号等により表示する構成とすることも可能である。また、発着信履歴表示手段22により、この発着信履歴表示画面60にユーザの平均感情情報を表示する構成とすることも可能である。
また、図6に示すように、この発着信履歴表示画面60では、特定の感情を表すワード(以下、「特定感情ワード」と称す。)63を検索条件として指定して発着信履歴を検索することが可能である。発着信履歴表示手段22は、この特定感情ワード63に基づいて記憶手段10を検索し、その特定感情ワード63がテキストデータに含まれる記録を抽出して管理者端末6に表示する。
図7は発着信履歴表示画面60に表示された発着信履歴から通話を指定して詳細表示した例を示している。図7に示す例では、指定された通話について、図2に示す通話履歴表示手段23が記憶手段10から顧客およびオペレータの通話内容のテキストデータを取得し、管理者端末6に提供して、通話内容表示画面64に時系列で表示する。この通話内容表示画面64では、要警告ワードや特定感情ワードについて強調表示する構成とすることができる。
図8は発着信履歴から指定された通話についての通話録音再生画面の例を示している。図8に示す通話録音再生画面65では、記憶手段10に記録された顧客の音声データおよびオペレータの音声データを時系列で再生することが可能である。通話録音再生手段24は、再生ボタン66が押されると、記憶手段10に記録された顧客の音声データおよびオペレータの音声データを管理者端末6に提供し、時系列で再生する。
また、通話録音再生画面65には、1通話中の再生箇所を指定するシークバー67が表示されており、このシークバー67の任意の位置を指定することで、指定した箇所から再生することも可能である。また、通話録音再生手段24は、このシークバー67に並べて、記憶手段10に記録されたオペレータの感情情報の1通話中の変遷を一定間隔で感情画像68により表示する。これにより、感情画像68を参考にして、再生すべき通話の位置をシークバー67上でスムースに指定することが可能である。なお、シークバー67に並べて記憶手段10に記録された顧客の感情情報の1通話中の変遷を表示する構成とすることも可能である。
また、管理者端末6では、範囲指定した期間の総通話数を母数として平均感情の割合を表示することが可能である。図2に示す感情情報集計手段25は、管理者端末6によって範囲指定された期間のオペレータの平均感情情報を記憶手段10から抽出し、図9に示すように、各日の総通話数と平均感情のそれぞれの件数とを管理者端末6に表示する。また、図10は当日の通話数を母数として各平均感情の内訳を表示した例を示している。感情情報集計手段25は、当日の総通話数と各平均感情の件数とを管理者端末6に表示する。なお、感情情報集計手段25は、顧客の平均感情情報を記憶手段10から抽出し、同様に管理者端末6に表示する構成とすることも可能である。
また、管理者端末6では、範囲指定した期間の総通話数を母数として特定感情ワードの割合を表示することが可能である。感情情報集計手段25は、管理者端末6によって範囲指定された期間のオペレータの特定感情ワードを記憶手段10に記録されたオペレータのテキストデータから抽出し、図10に示すように、各日の総通話数と特定感情ワードのそれぞれの件数とを管理者端末6に表示する。なお、感情情報集計手段25は、顧客の特定勘定ワードを記憶手段10に記録された顧客のテキストワードから抽出し、同様に管理者端末6に表示する構成とすることも可能である。
また、管理者端末6では、ストレス分析手段15により分析した結果を表示することが可能である。図2に示す分析結果表示手段26は、ストレス分析手段15により分析され、記憶手段10に記憶された分析結果を、図12(a)〜(c)に示すように管理者端末6に表示する。図12(a)は各オペレータのそれぞれの毎日のストレス度を表示した例である。図12(b)は先月と当月のストレス比較を折れ線グラフで表示した例である。図12(c)は全オペレータの当月のストレス分布を円グラフで表示した例である。
また、分析結果表示手段26は、記憶手段10に記憶された1通話の平均感情情報から各オペレータの毎日の平均感情を図13に示すように帳票形式で管理者端末6に表示することも可能である。なお、分析結果表示手段26は、各オペレータのそれぞれのストレス度をオペレータ端末5に表示する構成とすることも可能である。
また、CTIサーバ4は、ストレス分析手段15により分析した結果を利用して顧客端末2からの着信呼を割り当てる構成とすることができる。図2に示す着信割当手段19は、顧客端末2からの着信呼があった際に、記憶手段10に記録されたオペレータのそれぞれのストレス度を算出して、ストレス度の低いオペレータのオペレータ端末5に優先的に接続する(図14参照。)。
また、各オペレータのスキルレベルを記憶手段10に記憶しておき、着信割当手段19は、顧客端末2からの着信呼があった際に、記憶手段10に記録された当該顧客端末2の顧客の平均感情情報を参照することにより、当該顧客の応対に適したスキルレベルを有するオペレータのオペレータ端末5に接続する構成とすることも可能である(図15参照。)。
次に、上記構成の電話システムの動作について、図16のフロー図に基づいて説明する。
まず、CTIサーバ4が顧客端末2からの着信呼を受け付けると、手の空いているオペレータのオペレータ端末5に自動分配して接続し、顧客端末2の顧客とオペレータとの通話を開始する(ステップS101)。そして、CTIサーバ4は、音声データ取得手段11により顧客端末2とオペレータ端末5との間でやりとりする音声データから顧客とオペレータの音声データをそれぞれ個別の音声ファイルとして保存する(ステップS102)。
次に、CTIサーバ4のテキストデータ取得手段16は、音声データ取得手段11により保存した顧客およびオペレータのそれぞれの音声ファイルを音声認識エンジンに渡し、音声ファイルのテキスト化を行う(ステップS103)。CTIサーバ4は、音声認識エンジンへテキストファイルの存在チェックを行い(ステップS104)、存在する場合には、CTIサーバ4に音声認識エンジンから音声のテキストデータを取得する(ステップS105)。
次に、CTIサーバ4の感情数値データ取得手段12は、音声データ取得手段11により保存した顧客およびオペレータのそれぞれの音声ファイルを音声気分解析エンジンに渡し、感情分析を行う(ステップS106)。そして、CTIサーバ4は、音声気分解析エンジンから感情数値データを取得する(ステップS107)。CTIサーバ4は、取得した感情数値データおよび音声のテキストデータを記憶手段10へ蓄積する。
次に、CTIサーバ4の人工知能分析データ取得手段17は、感情数値データおよび音声のテキストデータを人工知能エンジンに渡し、人工知能(AI)分析を行う(ステップS108)。そして、CTIサーバ4は、人工知能エンジンからAI分析結果を取得する(ステップS109)。
次に、図3に示すように、オペレータ端末5にて感情分析結果として前述の感情画像43,44および音声のテキストデータ41,42を表示する(ステップS110)。このオペレータ端末5に表示される感情画像43,44により、オペレータは、オペレータおよび顧客の双方の感情をリアルタイムに把握することが可能である。また、CTIサーバ4は、図4に示すように、管理者端末6のCTI管理画面に各種分析結果を表示する(ステップS111)。
以上のように、本実施形態における電話システム1では、顧客とオペレータとの通話時の顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得し、この取得した顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて顧客およびオペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報をオペレータ端末5に表示するので、新たな測定機器を追加することなく、オペレータおよび顧客の双方の感情をオペレータまたは管理者が把握することが可能となっている。
また、この電話システム1では、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて1通話ごとに顧客およびオペレータのそれぞれの平均感情を段階的に表す平均感情情報を決定し、顧客およびオペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報を管理者端末6に表示するので、管理者は、管理者端末6に表示される顧客およびオペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報によって、オペレータおよび顧客の双方の感情を把握することが可能となっている。
また、この電話システム1では、オペレータのそれぞれの感情数値データまたは1通話ごとの平均感情情報に基づいてオペレータのそれぞれのストレス度を分析し、オペレータのそれぞれのストレス度をオペレータ端末5または管理者が使用する管理者端末6に表示するので、オペレータまたは管理者は、オペレータ端末5または管理者端末6に表示されるオペレータのそれぞれのストレス度によって、オペレータのストレス度を確認することが可能となっている。
また、この電話システム1では、顧客端末2からの着信呼があった際に、図14に示すように、ストレス度の低いオペレータに優先的に割り当てられるため、オペレータのストレス度の平均化を行うことが可能となっている。また、この電話システム1では、顧客端末からの着信呼があった際に、図15に示すように、当該顧客の平均感情情報から当該顧客の性格を把握して、当該顧客の応対に適したスキルレベルを有するオペレータに接続して、応対させることで、顧客およびオペレータの双方が受けるストレスを軽減することも可能となっている。
また、この電話システム1では、平均感情情報を指定して記憶手段10を検索し、該当する記録を抽出して管理者端末6に表示することができるので、管理者は、詳細な感情分析を行うことが可能となっている。
また、この電話システム1では、記憶手段10に記録された顧客またはオペレータの通話数を平均感情情報ごとに集計し、管理者端末6に表示することができるので、管理者は、顧客またはオペレータの通話数を平均感情情報ごとに集計した結果を確認して、感情の傾向を把握することが可能となっている。
また、この電話システム1では、記憶手段10に記録された顧客の音声データまたはオペレータの音声データの1通話中の再生箇所を指定するシークバーに並べて、記憶手段10に記録された感情情報の1通話中の変動状況を表示するので、シークバーに並べて表示される感情情報の1通話中の変動状況を参照して、特定の感情情報に対応する部分の音声データを再生することが可能となっており、特定の感情に繋がる通話の内容を容易に確認することが可能である。
また、この電話システム1では、顧客の音声データおよびオペレータの音声データからそれぞれテキスト化されたテキストデータを取得し、顧客およびオペレータのそれぞれのテキストデータをオペレータ端末5または管理者端末6に表示する構成により、オペレータは、顧客とオペレータとの間の通話をオペレータ端末5または管理者端末6に表示されるテキストデータにより確認することが可能となっており、通話内容の確認や報告等が容易となっている。
また、この電話システム1では、顧客のテキストデータまたはオペレータのテキストデータから要警告ワードが検出された場合にオペレータ端末5または管理者端末6に表示する構成により、オペレータまたは管理者は、顧客とオペレータとの間の通話中に要警告ワードが使用されたことをオペレータ端末5の表示により容易に知ることが可能となっている。
また、この電話システム1では、オペレータ端末5または管理者端末6への表示が、顧客およびオペレータのそれぞれの感情数値データおよびテキストデータから人工知能分析を行った結果を反映させたものであることにより、より精度の高いストレス分析を行うことが可能となっている。また、顧客のテキストデータまたはオペレータのテキストデータから要警告ワードを検出する際には、人工知能分析を行った結果を反映させることで、未知の要警告ワードにも対応することが可能となっている。
本発明の電話システムおよびプログラムは、コールセンタなどにおいて顧客からの着信呼をオペレータに接続して、またはオペレータからの発信呼を顧客に接続して、顧客とオペレータとの通話を可能にするものとして有用である。
1 電話システム
2 顧客端末
3 通信網
4 CTIサーバ
5 オペレータ端末
6 管理者端末
10 記憶手段
11 音声データ取得手段
12 感情数値データ取得手段
13 感情情報決定手段
14 平均感情情報決定手段
15 ストレス分析手段
16 テキストデータ取得手段
17 人工知能分析データ取得手段
18 要警告ワード検出手段
19 着信割当手段
20 通話内容表示手段
21 オペレータ状態表示手段
22 発着信履歴表示手段
23 通話履歴表示手段
24 通話録音再生手段
25 感情情報集計手段
26 分析結果表示手段

Claims (14)

  1. 顧客が使用する顧客端末とオペレータが使用するオペレータ端末とにより前記顧客と前記オペレータとの通話を可能にする電話システムであって、
    前記顧客と前記オペレータとの通話時の前記顧客の音声データおよび前記オペレータの音声データをそれぞれ個別に取得し、記憶手段に記録する手段と、
    前記顧客の音声データおよび前記オペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得する手段と、
    前記顧客および前記オペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて前記顧客および前記オペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を決定し、前記記憶手段に記録する手段と、
    前記感情情報を前記オペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する手段と
    を含む電話システム。
  2. 前記顧客および前記オペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて1通話ごとに前記顧客および前記オペレータのそれぞれの平均感情を段階的に表す平均感情情報を決定し、前記記憶手段に記録する手段と、
    前記記憶手段を参照して前記顧客および前記オペレータのそれぞれの1通話ごとの平均感情情報を前記管理者端末に表示する手段と
    を含む請求項1記載の電話システム。
  3. 前記オペレータのそれぞれの感情数値データまたは1通話ごとの平均感情情報に基づいて前記オペレータのそれぞれのストレス度を分析し、前記記憶手段に記録する手段と、
    前記オペレータのそれぞれのストレス度を前記オペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する手段と
    を含む請求項2記載の電話システム。
  4. 前記顧客端末からの着信呼があった際に、前記記憶手段に記録された前記オペレータのそれぞれのストレス度を参照して、ストレス度の低いオペレータのオペレータ端末に優先的に接続する手段を含む請求項3記載の電話システム。
  5. 前記平均感情情報を指定して前記記憶手段を検索し、該当する記録を抽出して前記管理者端末に表示する手段を含む請求項2から4のいずれか1項に記載の電話システム。
  6. 前記記憶手段に記録された前記顧客または前記オペレータの通話数を前記平均感情情報ごとに集計し、前記管理者端末に表示する手段を含む請求項2から5のいずれか1項に記載の電話システム。
  7. 前記オペレータのスキルレベルを記憶する手段と、
    前記顧客端末からの着信呼があった際に、前記記憶手段に記録された当該顧客端末の顧客の平均感情情報を参照することにより、当該顧客の応対に適したスキルレベルを有するオペレータのオペレータ端末に接続する手段と
    を含む請求項2から6のいずれか1項に記載の電話システム。
  8. 前記記憶手段に記録された前記顧客の音声データまたは前記オペレータの音声データの1通話中の再生箇所を指定するシークバーに並べて、前記記憶手段に記録された前記感情情報の1通話中の変遷を表示する手段を含む請求項1から7のいずれか1項に記載の電話システム。
  9. 前記顧客の音声データおよび前記オペレータの音声データからそれぞれテキスト化されたテキストデータを取得し、前記記憶手段に記録する手段と、
    前記顧客および前記オペレータのそれぞれのテキストデータを前記オペレータ端末または前記管理者端末に表示する手段と
    を含む請求項1から8のいずれか1項に記載の電話システム。
  10. 前記顧客のテキストデータまたは前記オペレータのテキストデータから要警告ワードが検出された場合に前記オペレータ端末または前記管理者端末に表示する手段を含む請求項9記載の電話システム。
  11. 前記オペレータ端末または前記管理者端末への表示は、前記顧客および前記オペレータのそれぞれの感情数値データおよびテキストデータから人工知能分析を行った結果を反映させたものである請求項9または10に記載の電話システム。
  12. 特定の感情を表すワードを指定して前記記憶手段を検索し、該当する記録を抽出して前記管理者端末に表示する手段を含む請求項9から11のいずれか1項に記載の電話システム。
  13. 前記顧客および前記オペレータのそれぞれのテキストデータの前記オペレータ端末または前記管理者端末への表示は、特定の感情を表すワードを強調表示するものである請求項9から12のいずれか1項に記載の電話システム。
  14. 顧客が使用する顧客端末とオペレータが使用するオペレータ端末とにより前記顧客と前記オペレータとの通話を可能にする電話システム用プログラムであって、
    前記顧客と前記オペレータとの通話時の前記顧客の音声データおよび前記オペレータの音声データをそれぞれ個別に取得し、記憶手段に記録する手段と、
    前記顧客の音声データおよび前記オペレータの音声データからそれぞれ感情分析により数値化された感情数値データを取得する手段と、
    前記顧客および前記オペレータのそれぞれの感情数値データに基づいて前記顧客および前記オペレータのそれぞれの感情を段階的に表す感情情報を決定する手段と、
    前記感情情報を前記オペレータ端末または管理者が使用する管理者端末に表示する手段と
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021200189A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
WO2023047657A1 (ja) * 2021-09-22 2023-03-30 ソニーグループ株式会社 情報処理装置および情報処理方法

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