JP3871234B2 - 軌道パッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、まくらぎ等とレールとの間に介設される軌道パッドに関し、特にレールを長手方向に沿って支持する縦まくらぎ等とレールとの間に介設される軌道パッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道において、列車が通過する際にレールに生じる振動を吸収するため、レールはまくらぎ等に弾性的に締結される。このような弾性締結として、図7(A)に示すように、レール90の底部を、板ばね92と座金94と締結用ボルト93からなるレール締結装置91によってPCコンクリート等からなる横まくらぎ95に弾性的に締結するとともに、レール90の底部下面と横まくらぎ95の上面との間に軌道パッド80が挿入配置された二重弾性締結方式が知られている。
【0003】
この軌道パッド80は、図7(B)及び図7(C)に示すように、弾性材料からなり、矩形板状に形成されたパッド本体81の下面及び上面の長手方向(レール長手方向)に、それぞれ複数の下縦溝82及び複数の上縦溝83が凹設されている。
【0004】
このような軌道パッド80には、下面及び上面にそれぞれ複数の下縦溝82及び上縦溝83が形成されているため、レール90の上方から列車荷重が作用した場合に、軌道パッド80が側方(レール長手方向に対し直角な方向)に弾性変形し、これにより列車からの衝撃や振動が吸収緩和されて横まくらぎ95に伝達される。
【0005】
一方、上記した軌道パッド80においては、横まくらぎ95の上面と軌道パッド80の下面との間に外部から雨水等が浸入する場合があるが、この場合には横まくらぎ95の上面と下縦溝82とにより構成される管状の空間が排水溝の役割を果たし、浸入水は、この管状空間内を通って下縦溝82の2つの端部開口のいずれかへ導かれ外部へ排出される。また、軌道パッド80とレール90の底部下面との間に外部から雨水等が浸入した場合も同様であり、この場合には上縦溝83とレール90の底部下面とにより構成される管状の空間が排水溝の役割を果たし、浸入水は、この管状空間内を通って上縦溝83の2つの端部開口のいずれかへ導かれ外部へ排出される。
【0006】
一般に、横まくらぎ95は、レールの長手方向に対して直角に配置され、その上面の幅(レール長手方向の長さ)は、170〜190mm程度であり、軌道パッド80のレール方向長さL(図7(C)参照)も180mm程度である。したがって、下縦溝82や上縦溝83内に浸入した雨水等が開口へ導かれる距離は最大でも180mm程度であるため、浸入水の外部への排水には特に支障はなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レールを支持するレール支持体として、レールをその長手方向に沿って支持する縦まくらぎや軌道スラブ等のレール縦支持体が採用される場合があり、この場合には、軌道パッドとして、レール方向長さL(図7(C)参照)が、例えば1,500mm程度の帯板状のものが用いられる。
【0008】
このような長尺の軌道パッドの場合には、下縦溝や上縦溝内に浸入した雨水等が開口へ導かれる距離は、軌道パッドでは最大で1,500mmとなり、軌道パッド内に溜った浸入水の外部への排水は実際上はほとんど不可能であった。このため、従来の長尺軌道パッドでは、その中央付近に雨水等が滞留することがあり、これに伴い軌道パッドが変質、又は劣化したり、軌道パッドのバネ定数が設計値から大きく変動し、所定の緩衝機能を果たせない、という問題が生じていた。
【0009】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、縦溝等の内部に浸入して溜った水を容易に排水可能な長尺の軌道パッドを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る軌道パッドは、
弾性材料からなり帯板状に形成されるとともに下面及び上面の長手方向にそれぞれ複数の下縦溝及び上縦溝が凹設され、レールを長手方向に沿って支持するレール縦支持体と前記レールとの間に介設されて前記レールを弾性的に支持する軌道パッドであって、
前記レール縦支持体の上面と前記軌道パッドの下面との間、又は前記軌道パッドの上面と前記レールの下面との間に浸入した水を前記レールの長手方向の側方の外部へ排水する排水路を備え、
前記排水路は、
前記レールの長手方向の側方の外部と前記下縦溝とを連通させるように前記軌道パッドの下面に凹設された下横排水溝と、
前記レールの長手方向の側方の外部と前記上縦溝とを連通させるように前記軌道パッドの上面に凹設された上横排水溝を
有すること
を特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項2に係る軌道パッドは、
請求項1記載の軌道パッドにおいて、
前記上横排水溝の内底部の位置は、前記上縦溝の内底部の位置と等しいか又は前記上縦溝の内底部の位置よりも低くなるように設定されること
を特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項3に係る軌道パッドは、
請求項2記載の軌道パッドにおいて、
前記上横排水溝の内底部の位置は、前記レールの長手方向の側方の外部に向うにしたがって低下するように設定されること
を特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項4に係る軌道パッドは、
請求項1記載の軌道パッドにおいて、
前記排水路は、
前記レールの長手方向の側方の外部と前記上縦溝とを連通させるように前記軌道パッドの内部を貫通するように設けられた上連通孔を
有すること
を特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項5に係る軌道パッドは、
請求項4記載の軌道パッドにおいて、
前記上連通孔の下方の開口は、前記下横排水溝と連通すること
を特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項6に係る軌道パッドは、
弾性材料からなり帯板状に形成され、レールを長手方向に沿って支持するレール縦支持体と前記レールとの間に介設されて前記レールを弾性的に支持する軌道パッドであって、
前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちの一方と他方とを連通させるように前記軌道パッドの下面に凹設されるとともに前記レール縦支持体の上面と前記軌道パッドの下面との間に浸入した水を前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちのいずれか又は両方へ排水する複数の下横排水溝と、
前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちの一方と他方とを連通させるように前記軌道パッドの上面に凹設されるとともに前記軌道パッドの上面と前記レールの下面との間に浸入した水を前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちのいずれか又は両方へ排水する複数の上横排水溝を
備えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】
(1)第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態である軌道パッドの構成を示す図であり、図1(A)は横断面図を、図1(B)は上面図を、それぞれ示している。
図1(A),(B)に示すように、この軌道パッド10は、パッド本体11に、複数の下縦溝12及び複数の上縦溝13と、複数の下横排水溝14及び複数の上横排水溝15が形成されて構成されている。
【0021】
上記したパッド本体11は、従来のパッド本体と同様に、弾性材料により形成されている。弾性材料の例としては、天然ゴム又は合成ゴムを主成分とする黒色加硫ゴムが挙げられる。
【0022】
上記の黒色加硫ゴムとしては、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)に、補強材及び紫外線劣化防止材としてカーボンブラックを、分散剤としてステアリン酸を、充填剤としてシリカ系粉末を、加硫剤としてイオウ粉末及び亜鉛華を加え、これらに加硫促進剤と老化防止剤を加えて混合したSBR系カーボンブラック補強加硫ゴムが挙げられる。また、上記のSBR系カーボンブラック補強加硫ゴムの組成の例としては、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)を100重量部とし、これに対し上記したその他の混合材料を100重量部としたものが挙げられる。
【0023】
SBR系カーボンブラック補強加硫ゴム以外の弾性材料としては、クロロプレンゴム系材料,エチレン酢酸ビニルゴム系材料(EVA),エチレンプロピレンゴム(EPDM),注入型ポリウレタン(CPU)、塩素化ポリエチレン(CPE),発泡ポリウレタン(PUR)等も使用可能である。さらに、上記した弾性材料内に、麻繊維や綿繊維等の植物繊維,合成繊維,炭素繊維,ガラス繊維,金属繊維等の繊維部材等を混合して圧縮した材料も使用可能である。
【0024】
また、パッド本体11は、上記の弾性材料により細長い長方形状、すなわち帯板状に形成されている。そして、パッド本体11の上面の長手方向(図1(A)における紙面の手前と奥とを結ぶ方向、あるいは図1(B)における上下方向)には、複数の上縦溝13が形成されている。上縦溝13は、断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝であり、その長手方向の両端は外部に開放されている。
【0025】
また、パッド本体11の上面には、レールの長手方向の側方(図1(A)及び図1(B)における左右方向)の両端部を連通させる上横排水溝15が複数個形成されている。上横排水溝15は、断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝であり、上横排水溝15の内底部の深さは、上縦溝13の内底部の深さと等しい深さに設定されている。上横排水溝15は、上縦溝13と直角に交差して連通し、その側方の両端は外部に開放されている。
【0026】
また、パッド本体11の下面の長手方向には、複数の下縦溝12が形成されている。下縦溝12は、断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝であり、その長手方向の両端は外部に開放されている。なお、図1(B)においては、煩雑を避けるため、1つの下縦溝12の一部のみが図示されている。
【0027】
また、パッド本体11の下面には、側方の両端部を連通させる下横排水溝14が複数個形成されている。下横排水溝14は、断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝であり、下横排水溝14の内底部の深さは、下縦溝12の内底部の深さと等しい深さに設定されている。下横排水溝14は、下縦溝12と直角に交差して連通し、その側方の両端は外部に開放されている。
【0028】
次に、上記した第1実施形態の軌道パッド10の作用について説明する。
この軌道パッド10は、レール(例えば、図7(A)における90)を長手方向に沿って支持するレール縦支持体(図示せず。例えば、縦まくらぎ又は軌道スラブ)とレールとの間に介設される。この場合、軌道パッド10の長手方向(図1(A)における紙面の手前と奥とを結ぶ方向、あるいは図1(B)における上下方向)が、レールの長手方向と一致するように設定される。これにより、軌道パッド10は、従来の軌道パッドと同様に、レールをレール縦支持体上で弾性的に支持する。
【0029】
また、軌道パッド10において、レール縦支持体の上面と軌道パッド10の下面との間に外部から雨水等が浸入し軌道パッド中央付近に溜った場合には、浸入水は、まずレール縦支持体の上面と下縦溝12とにより構成される第1の管状空間の内部を通って下縦溝12の延設方向(レール長手方向)のいずれかへ導かれる。次に、浸入水は、下縦溝12が下横排水溝14と交差する箇所で流路を曲げ、レール縦支持体の上面と下横排水溝14とにより構成される第2の管状空間の内部へ導かれる。その後、浸入水は、この第2の管状空間内を通って下横排水溝14の延設方向(レール長手方向に対し直角の方向)へ導かれ2つの側方端部開口のいずれかから外部へ排出される。
【0030】
また、下縦溝12の長手方向端部開口付近に溜った浸入水の場合には、浸入水は、レール縦支持体の上面と下縦溝12とにより構成される第1の管状空間の内部を通って下縦溝12の延設方向(レール長手方向)のいずれかへ導かれ、2つの長手方向端部開口のいずれかから外部へ排出される。
【0031】
また、軌道パッド10の上面とレール底部下面との間に外部から雨水等が浸入し軌道パッド中央付近に溜った場合には、浸入水は、まず上縦溝13とレール底部下面とにより構成される第3の管状空間の内部を通って上縦溝13の延設方向(レール長手方向)のいずれかへ導かれる。次に、浸入水は、上縦溝13が上横排水溝15と交差する箇所で流路を曲げ、上横排水溝15とレール底部下面とにより構成される第4の管状空間の内部へ導かれる。その後、浸入水は、この第4の管状空間内を通って上横排水溝15の延設方向(レール長手方向に対し直角の方向)へ導かれ2つの側方端部開口のいずれかから外部へ排出される。
【0032】
また、上縦溝13の長手方向端部開口付近に溜った浸入水の場合には、浸入水は、上縦溝13とレール底部下面とにより構成される第3の管状空間の内部を通って上縦溝13の延設方向(レール長手方向)のいずれかへ導かれ、2つの長手方向端部開口のいずれかから外部へ排出される。
【0033】
このように、第1実施形態の軌道パッド10の場合には、下横排水溝14が、レールの長手方向の側方の外部と各下縦溝12とを連通させるとともに、上横排水溝15が、レールの長手方向の側方の外部と各上縦溝13とを連通させている。このため、軌道パッド10内に浸入した水は、下縦溝12又は上縦溝13だけでなく、途中から側方に分岐する下横排水溝14又は上横排水溝15を経由して外部に排出可能となっており、軌道パッド10のレール長手方向の長さが長い場合でも、内部に溜った浸入水を容易に排出することができる。したがって、内部滞留水による軌道パッドの変質・劣化等が防止でき、軌道パッドを長寿命化することができる。また、内部滞留水による軌道パッドのバネ定数の変動を防止することができ、安定した軌道を提供することができる。
【0034】
(2)第2実施形態
図2は、本発明の第2実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
図2に示すように、この軌道パッド20は、パッド本体21に、複数の下縦溝22及び複数の上縦溝23と、複数の下横排水溝24及び複数の上横排水溝25が形成されて構成されている。
【0035】
上記したパッド本体21は、第1実施形態の軌道パッド10と同様の弾性材料により形成されている。また、下縦溝22及び上縦溝23と、下横排水溝24及び上横排水溝25は、それぞれ断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝である。
【0036】
この第2実施形態の軌道パッド20が上記した第1実施形態の軌道パッド10と異なる点は、上横排水溝25の内底部25aが傾斜面状に形成されており、この傾斜面は、パッド本体21の中央部からパッド本体21の側方端部(例えば、図2における左端部)に向うにしたがって下り勾配となるように設定されている点である。また、図示はしていないが、パッド本体21の中央部からパッド本体21の他の側方についても、その端部(例えば、図2における右側の側端部)に向うにしたがって下り勾配となるように設定されている。
【0037】
この第2実施形態のような構成によっても、軌道パッド20は、レール(例えば、図7(A)における90)をレール縦支持体(図示せず。例えば、縦まくらぎ又は軌道スラブ)上で弾性的に支持することができる。さらに、下横排水溝24,上横排水溝25が、レールの長手方向の側方の外部と各下縦溝22,各上縦溝23とを連通させているため、軌道パッド20内に浸入した水は、下縦溝22,上縦溝23だけでなく、途中から側方に分岐する下横排水溝24,上横排水溝25を経由して外部に排出可能となっている。そして、この場合、上横排水溝25の内底部25aの位置は、レールの長手方向の側方の外部に向うにしたがって低下するように設定されているため、浸入水をさらに効果的に外部へ排水することができる。したがって、内部滞留水による軌道パッドの変質・劣化等が防止でき、軌道パッドを長寿命化することができる。また、内部滞留水による軌道パッドのバネ定数の変動を防止することができ、安定した軌道を提供することができる。
【0038】
(3)第3実施形態
図3は、本発明の第3実施形態である軌道パッドの構成を示す図であり、図3(A)は横断面図を、図3(B)は上面図を、それぞれ示している。
図3に示すように、この軌道パッド30は、パッド本体31に、複数の下縦溝32及び複数の上縦溝33と、複数の下横排水溝34と、複数の上連通孔36が形成されて構成されている。
【0039】
上記したパッド本体31は、第1実施形態の軌道パッド10と同様の弾性材料により形成されている。また、下縦溝32及び上縦溝33と、下横排水溝34は、それぞれ断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝である。なお、図3(B)においては、煩雑を避けるため、1つの下縦溝32の一部のみが図示されている。
【0040】
この第3実施形態の軌道パッド30が上記した第1実施形態の軌道パッド10と異なる点は、上横排水溝は設けられず、上連通孔36が設けられた点である。上連通孔36は、適宜の上縦溝33の内底部から下方に向けて開設された孔であり、パッド本体31の内部を貫通し、下横排水溝34の天井部に開口するように形成されている。したがって、上連通孔36は、上縦溝33と下横排水溝34を連通させている。また、下横排水溝34は、軌道パッド30の側方の外部と連通されているから、上連通孔36は、軌道パッド30の側方の外部と上縦溝33とを連通させていることになる。
【0041】
この第3実施形態のような構成によっても、軌道パッド30は、レール(例えば、図7(A)における90)をレール縦支持体(図示せず。例えば、縦まくらぎ又は軌道スラブ)上で弾性的に支持することができる。さらに、上連通孔36と下横排水溝34とによってレールの長手方向の側方の外部と各上縦溝33とが連通されているため、軌道パッド30とレールとの間に浸入した水は、上縦溝33だけでなく、途中から下方に開口する上連通孔36と側方に延びる下横排水溝34を経由してレール長手方向の側方の外部に排出可能となっており、軌道パッド30のレール長手方向の長さが長い場合でも、内部に溜った浸入水を容易に排出することができる。したがって、内部滞留水による軌道パッドの変質・劣化等が防止でき、軌道パッドを長寿命化することができる。また、内部滞留水による軌道パッドのバネ定数の変動を防止することができ、安定した軌道を提供することができる。
【0042】
(4)第4実施形態
図4は、本発明の第4実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
図4に示すように、この軌道パッド40は、パッド本体41に、複数の下縦溝42及び複数の上縦溝43と、複数の下横排水溝44及び複数の上横排水溝45と、複数の上連通孔46が形成されて構成されている。
【0043】
上記したパッド本体41は、第1実施形態の軌道パッド10と同様の弾性材料により形成されている。また、下縦溝42及び上縦溝43と、下横排水溝44及び上横排水溝45は、それぞれ断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝である。
【0044】
この第4実施形態の軌道パッド40が上記した第1実施形態の軌道パッド10と異なる点は、上連通孔46が設けられた点である。上連通孔46は、適宜の上縦溝43の内底部から下方に向けて開設された孔であり、パッド本体41の内部を貫通し、下横排水溝44の天井部に開口するように形成されている。したがって、上連通孔46は、上連通孔46は、軌道パッド40の側方の外部と上縦溝43とを連通させている。
【0045】
この第4実施形態のような構成によっても、軌道パッド40は、レール(例えば、図7(A)における90)をレール縦支持体(図示せず。例えば、縦まくらぎ又は軌道スラブ)上で弾性的に支持することができる。さらに、上連通孔46と下横排水溝44とによってレールの長手方向の側方の外部と各上縦溝43とが連通されているため、軌道パッド40とレールとの間に浸入した水は、上縦溝43だけでなく、途中から下方に開口する上連通孔46と側方に延びる下横排水溝44を経由してレール長手方向の側方の外部に排出される。また、第1実施形態の場合と同様に、軌道パッド40とレールとの間に浸入した水は、上縦溝43の途中から側方に分岐する上横排水溝45を経由することによっても外部に排出可能となっている。このため、軌道パッド40のレール長手方向の長さが長い場合でも、内部に溜った浸入水を容易に排出することができる。したがって、内部滞留水による軌道パッドの変質・劣化等が防止でき、軌道パッドを長寿命化することができる。また、内部滞留水による軌道パッドのバネ定数の変動を防止することができ、安定した軌道を提供することができる。
【0046】
(5)第5実施形態
図5は、本発明の第5実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
図5に示すように、この軌道パッド50は、パッド本体51に、複数の下縦溝52及び複数の上縦溝53と、複数の下横排水溝54と、複数の上連通孔56が形成されて構成されている。
【0047】
上記したパッド本体51は、第1実施形態の軌道パッド10と同様の弾性材料により形成されている。また、下縦溝52及び上縦溝53と、下横排水溝54は、それぞれ断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝である。
【0048】
この第5実施形態の軌道パッド50が上記した第1実施形態の軌道パッド10と異なる点は、上横排水溝は設けられず、上連通孔56が設けられた点である。上連通孔56は、適宜の上縦溝53の内部から斜め下方に向けて開設された孔であり、パッド本体51の内部を貫通し、下縦溝52内に開口するように形成されている。したがって、上連通孔56は、上縦溝53と下縦溝52を連通させている。また、下縦溝52は、下横排水溝54により、軌道パッド50の側方の外部と連通されているから、上連通孔56は、軌道パッド50の側方の外部と上縦溝53とを連通させていることになる。
【0049】
この第5実施形態のような構成によっても、軌道パッド50は、レール(例えば、図7(A)における90)をレール縦支持体(図示せず。例えば、縦まくらぎ又は軌道スラブ)上で弾性的に支持することができる。さらに、上連通孔56と下縦溝52と下横排水溝54によってレールの長手方向の側方の外部と各上縦溝53とが連通されているため、軌道パッド50とレールとの間に浸入した水は、上縦溝53だけでなく、途中から斜め下方に開口する上連通孔56から下縦溝52を経由して側方に延びる下横排水溝54を通りレール長手方向の側方の外部に排出可能となっており、軌道パッド50のレール長手方向の長さが長い場合でも、内部に溜った浸入水を容易に排出することができる。したがって、内部滞留水による軌道パッドの変質・劣化等が防止でき、軌道パッドを長寿命化することができる。また、内部滞留水による軌道パッドのバネ定数の変動を防止することができ、安定した軌道を提供することができる。
【0050】
(6)第6実施形態
図6は、本発明の第6実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
図6に示すように、この軌道パッド60は、パッド本体61に、複数の下縦溝62及び複数の上縦溝63A,63B,63C,…と、複数の下横排水溝64と、複数の上連通孔66A,66B,66C,…が形成されて構成されている。
【0051】
上記したパッド本体61は、第1実施形態の軌道パッド10と同様の弾性材料により形成されている。また、下縦溝62及び上縦溝63A,63B,63C,…と、下横排水溝64は、それぞれ断面形状が長方形状又は台形状の凹設された溝である。
【0052】
この第6実施形態の軌道パッド60が上記した第1実施形態の軌道パッド10と異なる点は、上横排水溝は設けられず、上連通孔66A,66B,66C,…が設けられた点である。これらの上連通孔66A,66B,66C,…は、上縦溝63A,63B,63C,…の内部から斜め下方に向けて開設された孔であり、パッド本体61の内部を貫通し、パッド本体61の側方端部(例えば、図6における左端部)に開口するように形成されている。したがって、上連通孔66A,66B,66C,…は、パッド本体61の側方端部と上縦溝63A,63B,63C,…とを直接連通させている。
【0053】
この第6実施形態のような構成によっても、軌道パッド60は、レール(例えば、図7(A)における90)をレール縦支持体(図示せず。例えば、縦まくらぎ又は軌道スラブ)上で弾性的に支持することができる。さらに、上連通孔66A,66B,66C,…によってレールの長手方向の側方の外部と各上縦溝63A,63B,63C,…とが連通されているため、軌道パッド60とレールとの間に浸入した水は、上縦溝63だけでなく、途中から斜め下方に開口する上連通孔66A,66B,66C,…を通ってレール長手方向の側方の外部に排出可能となっており、軌道パッド60のレール長手方向の長さが長い場合でも、内部に溜った浸入水を容易に排出することができる。したがって、内部滞留水による軌道パッドの変質・劣化等が防止でき、軌道パッドを長寿命化することができる。また、内部滞留水による軌道パッドのバネ定数の変動を防止することができ、安定した軌道を提供することができる。
【0054】
上記において、下横排水溝14,24,34,44,54,64と、上横排水溝15,25,45と、上連通孔36,46,56,66A,66B,66C,…は、排水路に相当している。
【0055】
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態及び各実施例は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0056】
例えば、上記各実施形態においては、適用されるレール縦支持体として、縦まくらぎ又は軌道スラブを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、レールを長手方向に沿って支持する構造体であればどのようなものであってもよく、ラダーまくらぎ等であってもよい。
【0057】
また、上記各実施形態においては、排水路が設けられる軌道パッドとして、下面に複数の下縦溝を有するとともに上面に複数の上縦溝を有するものを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、排水路が設けられる軌道パッドは他の構成のもの、例えば、下面にのみ縦溝を有し上面は平面状に構成された軌道パッド、上面にのみ縦溝を有し下面は平面状に構成された軌道パッド等であってもよい。あるいは、いずれの面にも縦溝は形成されず、下面に複数の下横排水溝を有するとともに上面に複数の上横排水溝を有する軌道パッドであってもよい。
【0058】
また、上記各実施形態においては、排水路として、下縦溝と直交する下横排水路、上縦溝と直交する上横排水路が形成された軌道パッドを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、排水路は、レール縦支持体の上面と軌道パッドの下面との間に浸入した水、又は軌道パッドの上面とレールの下面との間に浸入した水をレールの長手方向の側方の外部へ排水可能なものであればどのようなものであってもよく、他の構成のもの、例えば、下縦溝と斜め又は曲線状に交差する下横排水路、上縦溝と斜め又は曲線状に交差する上横排水路等であってもよい。このように構成すれば、各縦溝から各横排水路への水の分岐がより円滑になり、内部滞留水の排水性能がさらに向上する。
【0059】
また、上記各実施形態においては、上連通孔は、円形断面の貫通孔として図示されている(例えば図3(B)における36)が、本発明はこれには限定されず、上連通孔の断面は他の形状、例えば四角形断面、他の多角形断面、楕円形等であってもよい。
【0060】
また、上記各実施形態においては、上下の各縦溝や横排水溝は、軌道パッド上の平面的な位置が重複しないように互い違いとなるように配置されているが、本発明はこれには限定されず、平面位置が重複してもよい。軌道パッドのバネ定数の設計値に応じて適宜設定可能である。
【0061】
また、上記各実施形態においては、上縦溝の内底部の勾配については特に言及していないが、上縦溝は、レール長手方向に勾配をつけてもよい。この勾配は一方の端部から他方の端部へかけて単純に傾斜する片勾配であってもよいし、レール長手方向における中央部から両端部へ向けて下り傾斜をつける振分け勾配であってもよい。このように構成すれば、上縦溝の排水性能がさらに向上する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、弾性材料からなり帯板状に形成されレール縦支持体とレールとの間に介設されてレールを弾性的に支持する軌道パッドの内部に浸入した水レールの長手方向の側方の外部へ排水する排水路を備えたので、軌道パッドがレール長手方向に長尺であっても内部に溜った浸入水を容易に排出することができる。したがって、内部滞留水による軌道パッドの変質・劣化等が防止でき、軌道パッドを長寿命化することができる。また、内部滞留水による軌道パッドのバネ定数の変動を防止することができ、安定した軌道を提供することができる、という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である軌道パッドの構成を示す図であり、図1(A)は横断面図を、図1(B)は上面図を、それぞれ示している。
【図2】本発明の第2実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態である軌道パッドの構成を示す図であり、図3(A)は横断面図を、図3(B)は上面図を、それぞれ示している。
【図4】本発明の第4実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
【図5】本発明の第5実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
【図6】本発明の第6実施形態である軌道パッドの構成を示す横断面図である。
【図7】従来の軌道パッドの構成を示す図であり、図7(A)はレールとの関係を示す横断面図を、図7(B)は軌道パッドの横断面図を、図7(C)は軌道パッドの上面図を、それぞれ示している。
【符号の説明】
10 軌道パッド
11 パッド本体
12 下縦溝
13 上縦溝
14 下横排水溝
15 上横排水溝
20 軌道パッド
21 パッド本体
22 下縦溝
23 上縦溝
23a 上縦溝内底部
24 下横排水溝
25 上横排水溝
25a 上横排水溝内底部
30 軌道パッド
31 パッド本体
32 下縦溝
33 上縦溝
34 下横排水溝
36 上連通孔
40 軌道パッド
41 パッド本体
42 下縦溝
43 上縦溝
44 下横排水溝
45 上横排水溝
46 上連通孔
50 軌道パッド
51 パッド本体
52 下縦溝
53 上縦溝
54 下横排水溝
56 上連通孔
60 軌道パッド
61 パッド本体
62 下縦溝
63A,63B,63C 上縦溝
64 下横排水溝
66A,66B,66C 上連通孔
80 軌道パッド
81 パッド本体
82 下縦溝
83 上縦溝
90 レール
91 レール締結装置
92 板ばね
93 締結用ボルト
94 座金
94 横まくらぎ

Claims (6)

  1. 弾性材料からなり帯板状に形成されるとともに下面及び上面の長手方向にそれぞれ複数の下縦溝及び上縦溝が凹設され、レールを長手方向に沿って支持するレール縦支持体と前記レールとの間に介設されて前記レールを弾性的に支持する軌道パッドであって、
    前記レール縦支持体の上面と前記軌道パッドの下面との間、又は前記軌道パッドの上面と前記レールの下面との間に浸入した水を前記レールの長手方向の側方の外部へ排水する排水路を備え
    前記排水路は、
    前記レールの長手方向の側方の外部と前記下縦溝とを連通させるように前記軌道パッドの下面に凹設された下横排水溝と、
    前記レールの長手方向の側方の外部と前記上縦溝とを連通させるように前記軌道パッドの上面に凹設された上横排水溝を
    有すること
    を特徴とする軌道パッド。
  2. 請求項1記載の軌道パッドにおいて、
    前記上横排水溝の内底部の位置は、前記上縦溝の内底部の位置と等しいか又は前記上縦溝の内底部の位置よりも低くなるように設定されること
    を特徴とする軌道パッド。
  3. 請求項2記載の軌道パッドにおいて、
    前記上横排水溝の内底部の位置は、前記レールの長手方向の側方の外部に向うにしたがって低下するように設定されること
    を特徴とする軌道パッド。
  4. 請求項1記載の軌道パッドにおいて、
    前記排水路は、
    前記レールの長手方向の側方の外部と前記上縦溝とを連通させるように前記軌道パッドの内部を貫通するように設けられた上連通孔を
    有すること
    を特徴とする軌道パッド。
  5. 請求項4記載の軌道パッドにおいて、
    前記上連通孔の下方の開口は、前記下横排水溝と連通すること
    を特徴とする軌道パッド。
  6. 弾性材料からなり帯板状に形成され、レールを長手方向に沿って支持するレール縦支持体と前記レールとの間に介設されて前記レールを弾性的に支持する軌道パッドであって、
    前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちの一方と他方とを連通させるように前記軌道パッドの下面に凹設されるとともに前記レール縦支持体の上面と前記軌道パッドの下面との間に浸入した水を前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちのいずれか又は両方へ排水する複数の下横排水溝と、
    前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちの一方と他方とを連通させるように前記軌道パッドの上面に凹設されるとともに前記軌道パッドの上面と前記レールの下面との間に浸入した水を前記レールの長手方向の側方の2つの外部のうちのいずれか又は両方へ排水する複数の上横排水溝を
    備えたことを特徴とする軌道パッド。
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