JP3870849B2 - 洗浄具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、便器用洗浄具として好適に利用可能な洗浄具に関する。
【0002】
【従来の技術】
便器用洗浄具としては、柄部とブラシ部が一体成形された樹脂製のトイレブラシが、専用のホルダーと共に数多く市販されている。その他にも先端部をスポンジで構成した物や、柄の先にタワシを取り付けたもの等が広く知られている。
【0003】
一方、特開平9−154770号公報には、枢軸を中心に鋏み状に開閉自在に枢着した1対のアーム部材を設け、このアーム部材の先端部に軟質体をそれぞれ取付け、軟質体に不織布等からなる払拭シートを巻き付けて取付可能となした便器洗浄具が記載されている。この公報には、払拭シートとして水解性のシートを用い、洗浄後、この払拭シートをトイレに流せるように構成し、手指を汚さないようにする点が明記されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの洗浄具のうち一体成形の樹脂製ブラシは、ピンの密度が粗いために、便器の被洗浄面における黄ばみ等のこびりついた汚れに対してクレンザー等の研磨剤入りの洗剤を用いても、被洗浄面に対するピンの接触面積が小さくて、効率よく面全体を均一に洗浄することができないため、簡単に汚れを落とすことがなかなか困難であった。
【0005】
一方、先端にタワシやスポンジを取り付けた洗浄具は、前記黄ばみ等のこびりついた汚れに対しても、比較的密な毛足や面でこすることができるため、効果的に便器を洗うことができるが、タワシの毛足の間やスポンジの内部に汚物が溜まりやすくて不衛生になりやすい上に、使用後の手入れもしにくく、また、水切れも悪いために清潔に保管や取り扱いをすることは非常に困難であった。
【0006】
一方、特開平9−154770号公報に記載の洗浄具では、不織布からなる払拭シートを用いているので、タワシやスポンジに劣らない洗浄効果を確保しながら、使用する都度に汚れた先端部を取り外して捨てることができ、使用後の手入れが簡単で水切れが良く、清潔に保管、取り扱いができるという利点を有している。しかし、払拭シートは、その端部を挟んで軟質体に巻き付けることにより、着脱自在に取り付けられているので、洗浄途中で巻きつけた不織布が解けることがあり、洗浄作業が煩雑になるという問題がある。また、払拭シートの取り外しに際して、アームの先端部を広げることで、不織布を破断して破棄できると記載されているが、不織布は比較的大きな引張り強度を有していることから、公報記載内容とは異なって容易には破断できず、不織布の取り外し作業が煩雑になるという問題もある。
【0007】
本発明の目的は、洗浄布として不織布を用いることで、タワシやスポンジに劣らない洗浄効果を確保しつつ、使用する都度に汚れた先端部を取り外して捨てることができ、使用後の手入れが簡単で水切れが良く、清潔に保管、取り扱いができ、しかも洗浄布の着脱が容易なトイレ用洗浄具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る洗浄具は、両端部に係止孔を形成した不織布からなる洗浄布と、前記洗浄布と略同幅で、洗浄布を外面に沿って縦巻にして配置可能な柔軟性を有する保持部と、先端部を保持部に固定した持ち手としての柄と、前記保持部又は柄に設けられ、係止孔を引っ掛けて洗浄布を保持部の外面に沿って固定する引っ掛け部とを備え、前記保持部として、柔軟性を有する平板をその途中部において略コ字状に折曲させて、途中部に柄が固定される連結部を形成し、両側に先端側へ行くにしたがって間隔が広くなるアーム部を形成したものを用いたものである。
【0009】
この洗浄具では、洗浄布の一方の係止孔を引っ掛け部に引っ掛けてから、洗浄布を保持部を覆うようにして反対側へ引き回し、洗浄布の他方の係止孔を引っ掛け部に引っ掛けることにより、保持部に対して洗浄布を容易に取り付けることが可能となる。また、洗浄布を取り外す際には、引っ掛け部から係止孔をそれぞれ抜き取って、容易に洗浄具を取り外すことが可能となる。また、前記保持部として、柔軟性を有する平板をその途中部において略コ字状に折曲させて、途中部に柄が固定される連結部を形成し、両側に先端側へ行くにしたがって間隔が広くなるアーム部を形成したものを用いているので、前記洗浄布を適度な張力を作用させた状態で保持部に取り付けたときに、保持部を構成する2枚のアーム部の先端側部分がそれぞれ内側に引き寄せられて先端部同士が当接され、前記保持部の断面形状を先端が尖って中央部が膨れた略楔形にすることができる。こうすることにより、壁面をこする時に十分な弾力と壁面形状への追随性を確保しつつ、狭い隙間へも先端部を容易に挿入することが可能になる。
【0010】
洗浄する際には、保持部に対して洗浄布を取り付けた状態で、柄を握って便器等の被洗浄面に洗浄布を当て付けることになるが、このとき洗浄布は、保持部が被洗浄面に沿って変形することで、被洗浄面に十分に密着するので、効果的に被洗浄面を洗浄することが可能となる。
【0011】
前記係止孔としては、抜き孔状の係止孔を形成することも可能であるし、スリット状の切り込みからなる係止孔を設けてもよい。このようなスリット状の係止孔は、洗浄布の製造の際に、穴部分の抜きカスが発生しないため、その処理が不要になるとともに、抜きカスの混入を防止するための余分な作業や検査を実施する必要が無く、洗浄布の製作コストを低減できるので好ましい。
【0012】
前記洗浄布としては、比較的厚手で耐水性があり、保持部を覆って巻き廻すことができる柔軟性をもち、ある程度の親水性を備えていれば、合成繊維、再生繊維、及び天然繊維やそれらの混綿品等幅広く用いることができるが、原綿の調達の容易さや、品質の安定性、コスト等を考慮すると、ポリエステル等の合成繊維素材の不織布を用いることが好ましい。
【0013】
また、前記洗浄布として、不織布に代えて、洗浄途中で分解しない程度の耐水性を有し、トイレに流すことができる紙素材を用いてもよい。例えばペーパータオルやトイレ掃除用の水洗トイレに流せるワイパーと同様の長繊維パルプ紙を用いると、使用後にそのまま水洗トイレに流すことができるので、手間のかからない利便性の高い洗浄具を得ることができる。特に後述の、手を触れずに使用済みの洗浄布を取り外すことができる開放機構と併用することにより、使用時に手を汚すことが無く、使用後の柄や保持部の洗浄も簡単な、一層利便性の高いトイレ用洗浄具を得ることができる。
【0014】
ここに、前記保持部として、先端側へ行くにしたがって薄肉に構成した柔軟性を有する略平板状の板材からなるものを用いてもよい。このように構成すると、より狭い隙間へも洗浄布を挿入でき便器の口縁部裏側等の洗浄に都合が良い。
【0017】
前記保持部の柄側端部の外側又は内側に沿って配置される操作板を設け、保持部と操作板のうちの内側に配置される部材に引っ掛け部を形成し、外側に配置される部材に引っ掛け部が挿通する挿通孔を形成し、操作板を保持部に対して接近方向と離間方向とに操作可能な操作ロッドを操作板に連結してもよい。この場合には、保持部の基端部と操作板とが離間するように操作ロッドを操作することで、引っ掛け部を挿入孔から抜き取る方向へ操作し、手を汚すことなく洗浄布から引っ掛け部を抜き取って、保持部から洗浄布を取り外すことが可能となる。
【0018】
前記操作板を保持部の基端部側へ付勢する付勢手段を設けてもよい。このように構成することで、洗浄布の取り付けに際しては、付勢手段の付勢力で突出する引っ掛け部に洗浄布の係止孔を装着させて、保持部に洗浄布を取り付けることが可能となり、洗浄布の取り外しに際しては、付勢手段の不勢力に抗して引っ掛け部を没入させることで、手指を汚すことなく洗浄布を取り外すことが可能となるので、洗浄布の着脱操作性を向上できる。
【0019】
前記保持部と柄と引っ掛け部とからなる洗浄具本体を熱可塑性合成樹脂材料の一体成形品で構成してもよい。例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の柔軟性を有する熱可塑性合成樹脂材料を用いて一体成形することにより、接合部の無い、汚れのたまりにくい洗浄具本体を安価に製作することが可能になる。
【0020】
本発明に係る洗浄具本体は、前記請求項1〜のいずれか1項記載の洗浄具で用いられる、保持部と柄と引っ掛け部とを備えたものである。この洗浄具本体では、前述のように引っ掛け部に洗浄布の係止孔を引っ掛けて、保持部に沿って洗浄布をセットし、この状態で便器等を洗浄することになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように洗浄具1は、両端部に係止孔10を形成した不織布からなる洗浄布2と、洗浄布2と略同幅で、洗浄布2を外面に沿って縦巻にして配置可能な柔軟性を有する保持部12と、先端部を保持部12に固定した持ち手としての柄13と、保持部12又は柄13に設けられ、係止孔10を引っ掛けて洗浄布2を保持部12の外面に沿って固定する引っ掛け部14とを備えている。そして、保持部12と柄13と引っ掛け部14とを有する洗浄具本体3に対して洗浄布2を取り付けるときには、洗浄布2の一方の係止孔10を保持部12の引っ掛け部14に引っ掛けてから、洗浄布2を保持部12を覆うようにして反対側へ引き回し、他方の係止孔10を引っ掛け部14に引っ掛けることにより取り付けることになる。また、取り外す際には、引っ掛け部14から洗浄布2の端部を順次取り外して、洗浄具本体3から洗浄布2を取り外すことになる。
【0022】
柄13は、棒状の把持部16と、把持部16の先端部に左右両側へ突出状に設けた略平板状の取付部17と、取付部17の左端近傍部及び右端近傍部に上方へ突出状に設けた引っ掛け部14とを備え、引っ掛け部14の上端部には抜け止め用の鍔部18が形成されている。柄13の素材としては、洗浄時の使用に耐える強度を有するものであれば、任意の素材からなるものを採用できるが、撥水性の高い、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂からなるものを採用すると、使用後の手入れの容易さからも好ましい。尚、鍔部18は、引っ掛け部14に引っ掛けた洗浄布2の係止孔10が、引っ掛け部14から容易に脱落しないようにするためのもので、その形状は図1で示すように円板状でも良いが、多角形状や球状に構成することも可能であるし、軸状部を折曲させて係止する構成を採用してもよい。
【0023】
保持部12は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の柔軟性を有した合成樹脂板やゴム板で構成され、途中部を湾曲させて2つ折りにし、両端部を取付部17に重ね合わせて接着剤やボルトやリベット等で取付部17に下方へ突出状に取付けられている。保持部12は、基端部側が尖った中空状の細長い紡錘型に形成され、外力によって全体の厚みや形状が変化するように構成され、洗浄時には、湾曲した被洗浄面の形状に合わせて変形して、被洗浄面を効果的に摩擦できるように構成されている。
【0024】
洗浄布2は、保持部12の幅と略同寸法で、保持部12の外周寸法よりやや長い矩形の不織布片からなり、その両端部に引っ掛け部14に対応させて4つの係止孔10を形成するとともに、把持部16を回避するための半円状の切欠部11を形成したものである。但し、係止孔10の個数や形成位置は引っ掛け部14の個数や形成位置に応じて任意に設定可能である。
【0025】
洗浄布2としては、比較的厚手で耐水性があり、保持部12に巻き廻せる柔軟性と、ある程度の親水性があれば、合成繊維や再生繊維、天然繊維、及びそれらの混綿品等どんなものでも使用できるが、原綿の調達が容易で、繊維径の選択やバインダー繊維の増減で風合いの調整が比較的容易にでき、且つ、繊維の端部が表面に出やすくて拭き取り効果の高い、ポリエステル主体の短繊維ニードルパンチ不織布を使用することが好ましい。
【0026】
また、洗浄布2の材料布として不織布を用いる代わりに、トイレ用ワイパーやペーパータオル等に用いられる、ある程度の耐水性を有しながら水洗トイレに流せる長繊維パルプ紙を用いると、使用後の、濡れてしずくの垂れる汚れた洗浄布2を、汚物入れ等に入れて処分する必要が無く、そのまま水洗トイレに流すことができるため、より利便性の高いトイレ用洗浄具1を実現することができる。
【0027】
洗浄具本体3に対する洗浄布2の取付けは、図2に示すように、洗浄布2の一端部の係止孔10を洗浄具本体3の引っ掛け部14に引っ掛け、洗浄布2で保持部12を覆うように、他方の端部を反対側に引き回し、先の引っ掛け部14に洗浄布2の端部に重ねるようにして、引き回した側の係止孔10を引っ掛けて取り付けることになる。また、洗浄布2と取り外しは、先とは反対に、引っ掛け部14に引っ掛けて他方の係止孔10を抜き取ってから、一方の係止孔10を引っ掛け部14から抜き取って、洗浄具本体3から洗浄布2を取り外すことになる。
【0028】
尚、図1及び図2に示す洗浄具1では、引っ掛け部14を取付部17の左端近傍部と右端近傍部にそれぞれ上方へ突出状に設け、洗浄布2の両端部が重なるように、1つの引っ掛け部14に対して洗浄布2の両端部の2つの係止孔10を引っ掛けたが、取付部17の左端近傍部及び右端近傍部に前後に突出する2つの引っ掛け部14をそれぞれ形成し、係止孔10を引っ掛け部14に対して個別に引っ掛けてもよい。また、引っ掛け部14は、取付部17に代えて保持部12に設けることも可能である。
【0029】
尚、洗浄布2の係止孔10をスリット状の切り込みに形成して、これを引っ掛け部14に引っ掛けてもよい。このようにすると、洗浄布2の製造の際に、係止孔10の抜きカスが発生しないため、抜きカスを排出するための機構や、抜きカスの混入を防止するための余分な作業や検査を実施する必要が無く、洗浄布2を安価に製造することが可能になる。
【0030】
次に、洗浄具本体3の構成を部分的に変更した他の実施例について説明する。尚、前記実施の形態と同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(1) 図3に示す洗浄具本体3Aのように、保持部12に代えて、先端側へ行くにしたがって徐々に肉厚を薄くした略矩形の平板状の保持部12Aを設け、取付部17を省略して、把持部16の先端部を保持部12Aの基端部に直接的に連結してもよい。この洗浄具本体3Aにおいては、保持部12Aの基端部に上方へ突出する左右1対の引っ掛け部14を形成し、前記洗浄具本体3と同様に、引っ掛け部14に洗浄布2の係止孔10を引っ掛けて、洗浄具本体3Aに洗浄布2を取り付けることになる。
【0031】
保持部12Aは、柔軟性を有した合成樹脂または合成ゴムで構成され、肉厚を薄くした先端部は外力によって容易に屈曲可能であり、被洗浄面に押し当てる角度に係わらず、保持部12Aの先端部が柔軟に屈曲して、先端部が被洗浄面に密着した状態となるので、効率良く洗浄を行うことができる。また、先端部を薄くすることにより、より狭い隙間へも洗浄布2を挿し入れることができ、便器の口縁部裏側等の洗浄にも都合が良い。
【0032】
(2) 図4に示す洗浄具本体3Bのように、前記保持部12に代えて、両端側へ行くにしたがって徐々に厚みを薄くした柔軟性を有する長方形状の素材板を用い、この素材板の長さ方向の途中部に形成した一定幅の略平坦な連結部20と、連結部20の両側を折曲して先端側へ行くにしたがって略ハ字状に間隔が広くなるように形成した1対のアーム部21とを有する保持部12Bを設け、取付部17を省略して、把持部16の先端部を連結部20の中央部に直接的に連結してもよい。この洗浄具本体3Bにおいては、保持部12Bの連結部20に上方へ突出する左右1対の引っ掛け部14を形成し、前記洗浄具本体3と同様に、引っ掛け部14に洗浄布2の係止孔10を引っ掛けて、洗浄具本体3Bに洗浄布2を取り付けることになる。尚、連結部20は前述のように略平坦に形成してもよいし、円弧状断面等に形成してもよい。
【0033】
そして、洗浄布2を洗浄具本体3Bに取り付ける際には、図5に示すように、洗浄布2の一端の係止孔10を引っ掛け部14に引っ掛け、洗浄布2の他端を1対のアーム部21の先端部を覆うように引き回し、アーム部21の先端部が当接するように反対側へ引き絞った状態で、先に引っ掛けてある洗浄布2の端部に重ねるように、引き回した側の端部の係止孔10を引っ掛け部14に引っ掛けて、洗浄布2を洗浄具本体3Bに取り付けることになる。このようにして洗浄布2を取り付けた状態においては、保持部12Bを構成する2枚のアーム部21の断面形状が、先端が尖って中央部が膨れた略楔形になる。このため、便器壁面を摩擦する時に十分な弾力と壁面形状への追随性を確保しつつ、保持部12の厚みも隙間の幅に応じて変化することができるため、狭い隙間へも容易に挿し入れることが可能で、優れた洗浄効果を発揮することができる。また、洗浄布2に引き絞られて、2枚のアーム部21の先端が合わさる形になり、夫々が互いを支えあいながらも先端部が接合されていないために、2枚のアーム部21は、十分な腰を保ちながらも、図6に示すように、こする方向に応じて、先端部がずれて容易に屈曲可能で、優れた柔軟性と張りの両方を兼ね備えた、使用感の良い、使いやすい洗浄具1を実現することができる。
【0034】
尚、前記洗浄具本体3、3A、3Bは、可塑性合成樹脂で一体に成形することも可能である。こうすることにより安価に効率良く製造できることはもちろん、性能的にも汚れの溜まりやすい接合面や隙間を無くし、より手入れの簡単な洗浄具本体3を実現できる。特に洗浄具本体3A、3Bは形状も単純で、射出成形により成形しやすい形状であり、一体成形で製作することが好ましい。また、このように一体成形する場合には、柔軟性を有し、且つ、撥水性の高い、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂を用いることが、使用後の手入れの容易さからも好ましい。
【0035】
次に、洗浄布2に手を触れることなく、洗浄具本体から洗浄布2を取り外すための開放機構を設けた2つの洗浄具本体30、40について説明する。
第1の洗浄具本体30について説明すると、図7に示すように、横断面略U字状の細長い棒状の把持部31が設けられ、把持部31の下端部には前記洗浄具本体3Bと同様に連結部20と1対のアーム部21と引っ掛け部14とを有する保持部12Bが一体的に設けられている。把持部31には間口を狭くした略C字状の軸受部32が内側へ向けて突出状に形成され、把持部31内には操作ロッド33が軸受部32を介して上下移動自在に嵌合保持されている。操作ロッド33の途中部には鍔部34が一体的に形成され、操作ロッド33は鍔部34と上側の軸受部32間に装着した圧縮コイルバネ35により常時下方へ付勢されている。連結部20の上側(保持部12Bの外側)には保持部12の上端部を覆う操作板36が設けられ、操作板36の中央部には把持部31が挿通する貫通孔39が形成され、操作ロッド33の下端部は操作板36に連結されている。連結部20の右部及び左部には引っ掛け部14が上方へ向けて突出状に形成され、操作板36には引っ掛け部14が挿通する挿通孔37が形成されている。
【0036】
この操作具本体30では、前記実施例と同様にして引っ掛け部14に係止孔10を引っ掛けて洗浄布2を取り付け、必要な洗浄を行った後、洗浄布2を取り外す際には、操作ロッド33の上端部の操作部38を上方へ操作することで、操作板36を上方へ移動させて連結部20から操作板36を離間させ、引っ掛け部14を操作板36に対して相対的に下方へ移動させて、洗浄布2の係止孔10から引っ掛け部14を抜き取ることになる。このため、操作ロッド33の操作だけで、使用後の汚れた洗浄布2に手を触れることなく取り外して捨てることができる。
【0037】
第2の洗浄具本体40について説明すると、図8に示すように、横断面略U字状の細長い棒状の把持部41が設けられ、把持部41の下端部には前記洗浄具本体3Bの保持部12Bと同様に連結部20と1対のアーム部21とを有するが、引っ掛け部14に代えて引っ掛け部14が挿通する挿通孔42を形成した保持部43が一体的に設けられている。連結部20の下側(保持部12Bの内側)には操作板44が設けられ、操作板44には挿通孔42を通って上方へ突出する引っ掛け部14が上方へ突出状に形成されている。把持部41には間口を狭くした略C字状の軸受部45が内側へ向けて突出状に形成され、把持部41内には操作ロッド46が軸受部45を介して上下移動自在に嵌合保持されている。操作ロッド46の上端部には操作部47が形成され、操作ロッド46は操作部47と上側の軸受部45間に装着した圧縮コイルバネ48により常時上方へ付勢されている。連結部20の中央部には貫通孔49が形成され、操作ロッド46の下端部は貫通孔49を通って操作板44に連結されている。
【0038】
この操作具本体では、前記実施例と同様にして引っ掛け部14に係止孔10を引っ掛けて洗浄布2を取り付け、必要な洗浄を行った後、洗浄布2を取り外す際には、操作ロッド46を下方へ操作することで、操作板44を下方へ移動させて連結部20から操作板44を離間させ、引っ掛け部14を連結部20に対して相対的に下方へ移動させて、洗浄布2の係止孔10から引っ掛け部14を抜き取ることになる。このため、操作ロッド46の操作だけで、使用後の汚れた洗浄布2に手を触れることなく取り外して捨てることができる。
【0039】
尚、洗浄具本体30、40は、操作具本体3Bを基本構成として、これに洗浄布2を取り外すための開放機構を設けたものであるが、洗浄具本体30の開放機構は、前記実施例の操作具本体3、3Aに対して同様にして設けることが可能である。また、洗浄具本体40の開放機構を操作具本体3、3Aに対して適用する場合には、操作具本体3に関しては、保持部12の柄側端部の内側に沿って操作板を配置させ、操作板に引っ掛け部14を形成し、保持部12に引っ掛け部14が挿通する挿通孔を形成し、操作板を保持部12に対して上下方向に操作可能な操作ロッドを操作板に連結することになる。また、洗浄具本体3Aに関しては、保持部12Aの内部に空洞部を形成して空洞部内に操作板を配置させ、操作板に引っ掛け部を形成し、保持部12に引っ掛け部が挿通する挿通孔を形成し、操作板を保持部に対して上下方向に操作可能な操作ロッドを操作板に連結することになる。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係る洗浄具によれば、保持部又は柄に設けた引っ掛け部に対して洗浄布の係止孔を引っ掛けたり、引っ掛け部から係止孔を抜き取ったりすることにより、洗浄具本体に対して洗浄布を容易に着脱することが可能となる。また、保持部として、柔軟性を有する平板をその途中部において略コ字状に折曲させて、途中部に柄が固定される連結部を形成し、両側に先端側へ行くにしたがって間隔が広くなるアーム部を形成したものを用いると、壁面をこする時に十分な弾力と壁面形状への追随性を確保しつつ、狭い隙間へも先端部を容易に挿入することが可能になる。
【0041】
また、洗浄布を不織布で構成し、しかも洗浄布には係止孔を設けるだけでよいので、洗浄布の製作コストを格段に安くして、使い捨てにすることを可能となし、洗浄具本体の使用後の手入れが簡単で、取り扱いや保管が清潔に行える、利便性の高い洗浄具を提供できる。
更に、柔軟で腰のある保持部に対して洗浄布を取り付けるので、洗浄布を便器等の被洗浄面に押し当てたときに、被洗浄面に沿って保持部が変形して、洗浄布が被洗浄面に十分に密着するので、洗浄効果を格段に向上できる。
【0042】
ここで、洗浄布として、不織布に代えてトイレに流すことができる紙素材からなるものを用いると、使用後の汚れた洗浄布をそのまま水洗トイレに流して捨てることができ、しずくの垂れる使用済みの洗浄布を汚物入れ等に入れて処分する手間を省くことができる。
【0046】
前記保持部の柄側端部の外側又は内側に沿って配置される操作板を設け、保持部と操作板のうちの内側に配置される部材に引っ掛け部を形成し、外側に配置される部材に引っ掛け部が挿通する挿通孔を形成し、操作板を保持部に対して接近方向と離間方向とに操作可能な操作ロッドを操作板に連結すると、保持部の基端部と操作板とが離間するように操作ロッドを操作することで、引っ掛け部を挿入孔から抜き取る方向へ操作し、手を汚すことなく洗浄布から引っ掛け部を抜き取って、保持部から洗浄布を取り外すことが可能となる。
【0047】
操作板を保持部の基端部側へ付勢する付勢手段を設けると、洗浄布の着脱操作性を向上できる。
洗浄具本体を熱可塑性合成樹脂材料の一体成形品で構成すると、接合部の無い、汚れのたまりにくい洗浄具本体を安価に製作することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は洗浄具本体の斜視図、(b)は洗浄布の斜視図
【図2】 同洗浄具本体に洗浄布を取り付けた状態の側面図
【図3】 他の構成の洗浄具本体の斜視図
【図4】 他の構成の洗浄具本体の斜視図
【図5】 同洗浄具本体に洗浄布を取り付けた状態の斜視図
【図6】 同洗浄具の使用状態の説明図
【図7】 他の構成の洗浄具本体の要部斜視図
【図8】 他の構成の洗浄具本体の要部斜視図
【符号の説明】
1 洗浄具 2 洗浄布
3 洗浄具本体
10 係止孔 11 切欠部
12 保持部 13 柄
14 引っ掛け部 16 把持部
17 取付部 18 鍔部
3A 洗浄具本体 12A 保持部
3B 洗浄具本体 12B 保持部
20 連結部 21 アーム部
30 洗浄具本体 31 把持部
32 軸受部 33 操作ロッド
34 鍔部 35 圧縮コイルバネ
36 操作板 37 挿通孔
38 操作部 39 貫通孔
40 洗浄具本体 41 把持部
42 挿通孔 43 保持部
44 操作板 45 軸受部
46 操作ロッド 47 操作部
48 圧縮コイルバネ
49 貫通案

Claims (6)

  1. 両端部に係止孔を形成した不織布からなる洗浄布と、
    前記洗浄布と略同幅で、洗浄布を外面に沿って縦巻にして配置可能な柔軟性を有する保持部と、
    先端部を保持部に固定した持ち手としての柄と、
    前記保持部又は柄に設けられ、係止孔を引っ掛けて洗浄布を保持部の外面に沿って固定する引っ掛け部と、
    を備え
    前記保持部として、柔軟性を有する平板をその途中部において略コ字状に折曲させて、途中部に柄が固定される連結部を形成し、両側に先端側へ行くにしたがって間隔が広くなるアーム部を形成したものを用いた、
    とを特徴とする洗浄具。
  2. 前記洗浄布として、不織布に代えてトイレに流すことができる紙素材からなるものを用いた請求項1記載の洗浄具。
  3. 前記保持部の柄側端部の外側又は内側に沿って配置される操作板を設け、保持部と操作板のうちの内側に配置される部材に引っ掛け部を形成し、外側に配置される部材に引っ掛け部が挿通する挿通孔を形成し、操作板を保持部に対して接近方向と離間方向とに操作可能な操作ロッドを操作板に連結した請求項1又は2記載の洗浄具。
  4. 前記操作板を保持部の基端部側へ付勢する付勢手段を設けた請求項記載の洗浄具。
  5. 前記保持部と柄と引っ掛け部とからなる洗浄具本体を熱可塑性合成樹脂材料の一体成形品で構成した請求項1〜のいずれか1項記載の洗浄具。
  6. 前記請求項1〜のいずれか1項記載の洗浄具で用いられる、保持部と柄と引っ掛け部とを備えたことを特徴とする洗浄具本体。
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