JP3851338B1 - 舌苔除去ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】誰にでも扱いやすく、簡単に素早く綺麗に除去できることが求められる。本発明は舌の表面を移動しながら舌苔を除去しようとするものであって、舌にやさしい感触と負傷の恐れのない形状と大きさ、且つ器具自体の洗浄、衛生保持、そして扱い易さを具備した舌苔除去ブラシを提供する。
【解決手段】舌苔除去用ブラシ部分3を円盤状に、且つ高い舌苔除去能力を有する布織布を採用、ブラシ部分の先端部に舌苔、残りカス取り込み用の一定幅の間隙、舌苔等を一時貯留する空間を設けたヘラタイプ4を併用することによって、舌の表面を自在に動き、無理なく綺麗に舌苔除去を行い、且つ口腔ケアとして、人にもやさしい舌苔除去ブラシであることを最も主要な特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】舌苔除去用ブラシ部分3を円盤状に、且つ高い舌苔除去能力を有する布織布を採用、ブラシ部分の先端部に舌苔、残りカス取り込み用の一定幅の間隙、舌苔等を一時貯留する空間を設けたヘラタイプ4を併用することによって、舌の表面を自在に動き、無理なく綺麗に舌苔除去を行い、且つ口腔ケアとして、人にもやさしい舌苔除去ブラシであることを最も主要な特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、口腔ケア、舌苔除去ブラシに関するものである
従来、舌苔除去用のブラシとしては、T字型のヘラタイプとブラシタイプのものが知られている。その多くは、いずれも舌苔を掻き出して除去する方法である
前記T字型ヘラタイプの場合、舌苔を掻き出す作業中に負傷する恐れが有り、またブラシタイプは舌にはやさしいが、いずれも除去能力が低く、手間が掛かる。またいずれの場合も除去した舌苔、残りカス等が口の中に溜まる、または口の外に垂れるなど清潔さに欠け、第三者、介護師の精神的な負担も大きいものがある
特許公報 特許第3069348号
特許公報 特許第3364622号
特開平11−113931号公報
従来の舌苔除去用ブラシ、T字型ヘラタイプには一長一短があり、前記両タイプの長所を合わせ持ち、且つ素早く綺麗に除去できるタイプの舌苔除去器具が求められている
従来のT字型ヘラタイプのものは作業時に負傷する恐れが有り、またブラシでは舌苔が落ち難く、除去した舌苔、残りカスが口の中に溜まる、または口の外に垂れるなど清潔さに欠け、作業に手間が掛かるなど第三者、介護師の精神的な負担も大きい欠点がある
解決しようとする問題点は、誰にでも扱いやすく、簡単に素早く綺麗に除去できることが求められる。本発明は舌の表面を移動しながら舌苔を除去しようとするものであって、舌にやさしい感触と負傷の恐れのない形状と大きさ、且つ器具自体の洗浄、衛生保持、そして扱い易さを具備した舌苔除去ブラシを提供する
本発明は、ブラシ部分とヘラ部分の二つの機能を併せ持つ舌ブラシであって、ブラシ部の先端部にヘラ部を並設導入、舌苔除去ブラシ先端部とヘラ部との間に間隙,空洞を設け、前記間隙に舌上の除去した残りカス及び舌苔を取り込み、一時貯留する機能を持つ二重リングにしたこと、尚且つブラシ部に不織布等を採用することで、舌苔の除去作業をソフトに、スムーズにし、衛生的で、舌にもやさしい舌苔除去用ブラシであることを最も主要な特徴とする
また、前記二重リングのみを単品とみなし、これにハンドルを設け、シンプルなT字型ヘラタイプにデザインすることによって、単体の舌苔除去ブラシとして、より廉価に提供できる
また、前記二重リングのみを単品とみなし、これにハンドルを設け、シンプルなT字型ヘラタイプにデザインすることによって、単体の舌苔除去ブラシとして、より廉価に提供できる
本発明の舌苔除去ブラシは、除去しながら除去した舌上の残りカス及び舌苔を、舌苔除去ブラシ先端部とヘラ部との間の間隙,空洞に取り込んで、一時貯留する機能を持っている
したがって、従来の舌苔除去用ブラシでは、除去した残りカス及び舌苔を、舌上に掻き集め、または寄せ集めて布巾等で取り除く、或いは吐き出していたものが、本発明の舌苔除去ブラシでは、除去した残りカス及び舌苔を、舌苔除去ブラシ先端部とヘラ部との間の間隙,空洞に取り込み、絡め取って、除去した残りカス及び舌苔を舌上に残すことなく、綺麗に取り除くことができる
したがって、従来の舌苔除去用ブラシでは、除去した残りカス及び舌苔を、舌上に掻き集め、または寄せ集めて布巾等で取り除く、或いは吐き出していたものが、本発明の舌苔除去ブラシでは、除去した残りカス及び舌苔を、舌苔除去ブラシ先端部とヘラ部との間の間隙,空洞に取り込み、絡め取って、除去した残りカス及び舌苔を舌上に残すことなく、綺麗に取り除くことができる
尚、舌苔除去ブラシ基部にブラシ植毛するのが一般的であるが、吸水性に優れ、柔らかく乾きが速い不織布等を採用することによって、作業をソフトに、スムーズにして舌を傷つけることなく、又不織布等にキシリトールほかの薬剤、清涼剤等の付加加工を施すことによって、使用後に除菌効果、清涼、爽快感を与えるなど、より付加価値を高めることができる
合わせて食味の回復を図り、且つ健常者はもちろんのこと、被介護者にもやさしく衛生的である。また、介護者及び介護師の作業負担をも軽減でき、広く社会に貢献できるものと考える
本発明の舌苔除去ブラシは、誰にでも扱いやすく、簡単に素早く綺麗に除去できることが求められ、舌苔を除去するに容易で十分な機能、舌にやさしい感触と負傷の恐れのない形状と大きさ、且つ器具自体の洗浄、衛生保持、そして扱い易さを具備した舌苔除去用ブラシを、要求される必要な機能を損なわずに実現した
本発明の舌苔除去ブラシの実施形態を図1〜図2にしたがって説明する
図1は、舌苔除去ブラシの一例、全体像を示すもので、ハンドルとハンドルの一方にブラシ基部を一体として形成された場合のものであって、ハンドルは1例として平形棒状を採用している
図1の(ロ)は、図2の固定リング部品2をもって不織布(ブラシ部)3の周縁部を舌苔除去ブラシ基部6に装着、固定した場合の側面図である
図2は、ブラシ部の部品構成を図示したものであって、(イ)は固定リング部品2の側面図、(ロ)は前記平面図、(ハ)は前記正面からの側面図である
前記固定リング部品2は、図2―(ロ)のようにリングの一部が二重リングになっており、その二重部分は2mm〜4mm程度の間隙、空洞にすることによって舌苔等を一時貯留する機能を持たせることが出来る
図2−(ニ)は、円盤型に成型された不織布(ブラシ部)3で、前記固定リング部品2をもって不織布(ブラシ部)3の周縁部を押さえ込んで舌苔除去ブラシ基部6に装着、嵌め込み固定されて、舌上を擦動、舌苔を除去するブラシとなるもので図2−(ホ)はその不織布(ブラシ部)3の平面図である
なお前記不織布(ブラシ部)3は、その厚みが1、5mm〜15mm、坪量が60〜300g/平方メートルのものが優れた効果があると思われる
不職布は、舌に直接接触し拭き取るように舌苔を除去できるもので、洗浄剤の併用も効果的である不職布は、不定形の隙間を有するソフトな組成構造をしており、舌苔を拭い取るとともに、拭き取った舌苔を繊維状の前記組成構造、隙間に取り込むことで、作業の不快感を軽減し、負傷する恐れもない
また試作品で、前記布織布に洗浄剤、一例として練り歯磨き剤を米粒大程度を塗布して、試してみたところ、舌表面を洗浄すると同時に舌苔を綺麗に除去して、舌表面全体が自分でも驚くほど綺麗になり、従来品との差が歴然とした
また洗浄等熱湯消毒も可能、容易で衛生上の懸念はなく、また不職布に、キシリトールほかの薬剤、清涼剤等を吹き付け,或いは付着後固形化するなどの加工を施すことによって、除菌、清涼、爽快感を高めるなど付加価値を附すことができる
また試作品で、前記布織布に洗浄剤、一例として練り歯磨き剤を米粒大程度を塗布して、試してみたところ、舌表面を洗浄すると同時に舌苔を綺麗に除去して、舌表面全体が自分でも驚くほど綺麗になり、従来品との差が歴然とした
また洗浄等熱湯消毒も可能、容易で衛生上の懸念はなく、また不職布に、キシリトールほかの薬剤、清涼剤等を吹き付け,或いは付着後固形化するなどの加工を施すことによって、除菌、清涼、爽快感を高めるなど付加価値を附すことができる
図3は前記実施例1のブラシ部と、ハンドル部を分離、着脱式で舌苔除去ブラシ部をスペア交換できるようにした舌苔除去ブラシであって図にしたがって説明する
図3−(イ)は、図2−(イ)(ロ)(ハ)と同じく固定リング部品2で、図3−(ロ)は図2−(ニ)(ホ)と同じく不織布(ブラシ部)3であって実施例1で説明したものと同一である
図3−(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)(ト)はハンドル1と舌苔除去ブラシ基部6の分離、着脱部の仕組みと構造を説明するものである
図3−(ハ)は舌苔除去ブラシ基部6、図3−(ニ)は前記平面図、図3−(ホ)は前記平面断面図、図3−(ヘ)はハンドル1の側断面図、図3−(ト)は前記ハンドルの平面図である
舌苔除去ブラシ基部6には、図3−(ハ)(ニ)(ホ)のように、ハンドル装着固定用凹部7、ハンドル装着固定用凹部8を形成し、ハンドル1には図3−(ヘ)(ト)のようにハンドル装着固定用凸部9を形成して、舌苔除去ブラシ基部6にハンドル1を嵌め込みこれを連結固定、または分離出来るように成型することによって、舌苔除去ブラシ基部6をスペア部品として交換できるようにした
図4は、固定リング部品2を単品とみなし、ハンドルの一方に固定リング部品2を一体的に形成し、シンプルなT字型ヘラタイプにデザインした舌苔除去ブラシであって、図にしたがって説明する
図4−(イ)はT字型ヘラタイプの平面図、図4−(ロ)は前記平面図のA-A”で側断面図である
図4−(イ)、(ロ)のように百足状のブラシ10と、ヘラ部4部分に2mm〜3mm程度の間隙、舌苔等を貯留する空洞5を設けることによって、除去した残りカス及び舌苔が口の中に溜まり、溢れて口腔外に垂れ落ちたり、また舌の上に取り残したりすることなく、前記間隙、舌苔等を貯留する空洞5に取り込み、又は一時貯留して綺麗に取り除くことができる
本発明の舌苔除去ブラシは、健常者使用はもちろんのこと,主として第三者、介護師等による介護用にも適し、被介護者の口腔ケア、衛生器具として実用的であり、大いに役立つものと考えられ、また生産資材のプラスチック、不職布等は安価で、形状もシンプル、加工も容易である
1 ハンドル部
2 固定リング部品
3 不織布(ブラシ部)
4 舌苔除去ヘラ部
5 間隙、舌苔等を貯留する空洞
6 舌苔除去ブラシ基部
7 ハンドル装着固定用凹部
8 ハンドル装着固定用凹部
9 ハンドル装着固定用凸部
10 百足状のブラシ
2 固定リング部品
3 不織布(ブラシ部)
4 舌苔除去ヘラ部
5 間隙、舌苔等を貯留する空洞
6 舌苔除去ブラシ基部
7 ハンドル装着固定用凹部
8 ハンドル装着固定用凹部
9 ハンドル装着固定用凸部
10 百足状のブラシ
Claims (3)
- 次の(1)〜(5)の全てを満たす構造、構成からなる舌苔除去ブラシ
(1)ハンドル部とハンドル部の一方に円板状の舌苔除去ブラシ基部が一体に形成されていて
(2)前記舌苔除去ブラシ基部に、円盤状に成形された不織布、パッド等を被せて、ブラシ部を形成する
(3)前記不織布、パッド等は、その周縁部を、前記舌苔除去ブラシ基部の側面に折りこみ、又は固定できるサイズを有し、固定リング部品によって、上から前記折りこまれた周縁部を挟み込んで嵌め込み、舌苔除去ブラシ基部に固定される
(4)前記固定リング部品は、その一部が二重リングを形成しており、その内側(一重目)リングは、前記舌苔除去ブラシ基部に前記不織布、パッド等の装着、固定用であって、外側(二重目)リングは、舌苔除去ブラシの先端部、ハンドルの反対側を中心点として左右に展開、円弧状のへラ部を形成する
(5)尚且つ前記固定リング部品には、舌苔除去ブラシ基部に固定用内側(一重目)リングと、前記外側(二重目)リング部分の円弧状へラ部との間に、間隙、除去した舌苔等を一時貯留する空洞を有することを特徴とする - ブラシ部とハンドル部は、夫々ブラシ部分とハンドル部分とに分離できる着脱式で、前記舌苔除去ブラシ部をスペア交換できるようにした構造、構成の請求項1の舌苔除去ブラシ
- 舌苔除去ブラシ基部にブラシ植毛している構造、構成の請求項1、又は請求項2の舌苔除去ブラシ
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JP2005347062A JP3851338B1 (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 舌苔除去ブラシ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005347062A JP3851338B1 (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 舌苔除去ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3851338B1 true JP3851338B1 (ja) | 2006-11-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005347062A Expired - Fee Related JP3851338B1 (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 舌苔除去ブラシ |
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JPS646916U (ja) * | 1987-06-29 | 1989-01-17 | ||
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JP3017914U (ja) * | 1995-03-08 | 1995-11-07 | 池谷 壽弘 | 舌苔除去具 |
JP2001061849A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-13 | Kunihisa Aizawa | 舌垢の擦り取り具 |
JP2001161720A (ja) * | 1999-12-14 | 2001-06-19 | Lion Corp | 舌クリーナー |
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-
2005
- 2005-11-30 JP JP2005347062A patent/JP3851338B1/ja not_active Expired - Fee Related
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