JP3195979U - 清掃用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】清掃作業に伴う清掃対象の損傷防止に効果的であり、衛生面及び使い勝手の向上と製造コストの低減とを図ることができる清掃用具を提供する。【解決手段】両端が開放された筒状に編成されたニット2と、ニット内に挿入されるスポンジ3とを具備し、ニットにおいてスポンジの両端よりはみ出した部分2A、2Bがカーリングし、ニットは、表糸4と裏糸5とによって編成され、筒状の両端には裏糸5のみの部分が存在する。カーリングにより、ニットの両端から内部への異物の進入を未然に防ぐことができ、ニットの解れやスポンジとニットの分離を防止することもできる。また、表糸及び裏糸からなる部分と裏糸のみの部分とを交互に筒状に編み込んでいき、裏糸のみの部分で裁断することにより、ニットを連続的に製造することができ、量産化に適したものとなる。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば、食器洗い、洗車等の清掃作業(洗浄作業)に用いて好適な清掃用具に関するものである。
従来の清掃用具として、スポンジを網目状のカバーで覆ったものが流通している。そして、例えば食器洗い用のスポンジと洗車用のスポンジとでは大きさが異なるのが通常であり、このような用途による構成の違いは見られるものの、スポンジからのカバーの取り外しについての考慮は一切されていないという点で、従来の清掃用具は共通している。
上記従来の清掃用具では、特にカバーの目合いが細かい場合、カバーとスポンジとの間に粒状の異物が一旦入り込むと、カバーをスポンジから取り外せないため、その異物を取り除くのが困難となり、異物が入ったままの状態で清掃作業を行うと、異物によって清掃対象に傷がつく恐れがある。
また、カバーとスポンジとが常に一体化した状態であることに起因して、上記清掃用具の清掃作業後の乾きは悪く、カビが生え易いという問題もある。
さらに、カバーの端部は縫合や熱溶着によって接合されて閉じられており、その接合部が清掃対象を傷つけたり、作業者が肌に当たる接合部に違和感や不快感を覚えたりする恐れもある上、カバーの接合や熱溶着は製造コストを上昇させる要因にもなる。
本考案は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであり、清掃作業に伴う清掃対象の損傷防止に効果的であり、衛生面及び使い勝手の向上と製造コストの低減とを図ることができる清掃用具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本考案の清掃用具は、両端が開放された筒状に編成されたニットと、該ニット内に挿入されるスポンジとを具備した(請求項1)。
前記清掃用具が、前記スポンジに被さる状態の前記ニットにおいて該スポンジの両端よりはみ出した部分がカーリングするように構成されていてもよい(請求項2)。
前記清掃用具において、前記ニットは、表糸と裏糸とによって編成され、筒状の両端には裏糸のみの部分が存在するものであってもよい(請求項3)。
前記清掃用具において、前記ニットはパイルまたは擬似パイル構造を有していてもよい(請求項4)。
請求項1〜4に係る考案では、清掃作業に伴う清掃対象の損傷防止に効果的であり、衛生面及び使い勝手の向上と製造コストの低減とを図ることができる清掃用具が得られる。
すなわち、請求項1〜4に係る考案の清掃用具では、スポンジとニットとを分離可能とすることにより、たとえニットとスポンジとの間に粒状の異物が入り込んだとしても、例えばニットをスポンジから取り外して裏返すことにより、その異物を取り除く作業を容易に行うことができる。従って、その異物によって清掃対象に傷がつくことを確実に防止することができる。
また、清掃作業後にニットとスポンジとを別々にすれば乾燥し易くなるので、衛生面での向上を図ることも容易となる。
さらに、ニットの両端の縫合や熱溶着をあえて行わないことにより、清掃対象を傷つけたり、手に持った作業者が違和感を覚えたりするような固い部分を清掃用具からなくすことができると共に製造コストを引き下げることも可能となる。
請求項2に係る考案の清掃用具では、カーリングを利用して、ニットの両端から内部への異物の進入を未然に防ぐことができ、ニットの解れやスポンジとニットの分離を防止することもできる。
請求項3に係る考案の清掃用具では、例えば表糸及び裏糸からなる部分と裏糸のみの部分とを交互に筒状に編み込んでいき、裏糸のみの部分で裁断することにより、ニットを連続的に製造することができ、量産化に適したものとなる。ただし、これに限らず、本考案の清掃用具を連続生産せず、例えば一つずつ製造するようにしてもよい。
請求項4に係る考案の清掃用具では、パイルまたは擬似パイル構造が、清掃作業に伴う清掃対象の損傷を防止するという点で非常に有効である。
以下、図1〜図3を用いて、本考案の実施形態に係る清掃用具1の構成および動作を説明する。本実施形態の清掃用具は清掃対象として例えば車のボディ、窓、ホイールなどを磨くものである。
図1〜図3に示す清掃用具1は、両端が開放された筒状に編成されたニット2と、ニット2内に挿入される略直方体形状のスポンジ3とからなる。ニット2は第1繊維(表糸)4および第2繊維(裏糸)5を筒状に編成したものである。スポンジ3はニット2が被せられるようにニット2内に挿入されるものであり、一般的な使用者の手の大きさで容易につかめる程度の面積と、使用者が加えた力Fを分散できる程度の厚さを有する大きさに形成された例えばウレタン樹脂からなるスポンジ材である。
ここで、第1繊維4は柔軟性に優れた素材からなることが好ましく、例えばアクリル繊維を用いることができ、銀を保持させることにより半永久的な抗菌性を持たせるようにしてもよい。
一方、第2繊維5は汚れを掻き取る程度の強度を備える繊維であり、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂などからなる繊維を用いることが好ましい。
そして、ニット2は、パイルまたは擬似パイル構造を有するように編成されていることが好ましく、具体的には、タック編みを使用した組織やワッフル状編物のように、一方の面のみ、または両方の面に凹凸が設けられたものであってもよい。さらに、ニット2の目合いは、進入を阻止しようとする粒子状の異物が入り込まない程度の細かさを備えていることが好ましい。加えて、ニット2は、例えば、第1繊維4及び第2繊維5からなる部分と第2繊維5のみの部分とを交互に筒状に編み込んでいき、第2繊維5のみの部分で裁断した後、例えば蒸気で全体を熱収縮させて得ることのできるものであり、斯かる製法により、ニット2は連続的に製造可能であり、量産化に適したものとなる。
図2に示すようにニット2はスポンジ3の外周を覆うように取り付けられ、スポンジ3に取り付けられた状態(被さる状態)のニット2においてスポンジ3の両端よりはみ出した部分(第2繊維5のみの部分)には、内側に捲れるカーリング部分2A,2Bが発生することにより、スポンジ3とニット2の接合部にゴミや砂などの異物が入り込みにくくなるように構成している。カーリングは、例えばニット2の表裏の目の出方(緊張力)を異ならせることによって発生させることができる。
上述のように清掃用具1は極めて簡素化された構成であるから、その製造コストを可及的に削減できるだけでなく、清掃対象の表面に傷をつけてしまいかねない縫合部や溶着部がないので、安心して清掃を行うことができる。
図3は清掃用具1を用いて車のボディに付着した汚れを除去する例を示す図である。図3に示すように、使用者はその手6で清掃用具1をつかみ、車のボディ7に付着した異物を除去するべく力Fを加えると、この力Fがスポンジ3によって分散され各部において均一な力fを容易にかけることができる。
このとき、ニット2の表面は進入を阻止しようとする粒子状の異物の径よりも目合いが細かくなるように形成してあるので、これによって、粒子状の異物がニット2内に進入することを防止し、粒子状の異物によってボディ7に傷をつけてしまう可能性を低くすることができる。
仮に、粒子状の異物が繊維間を通り抜けてニット2内に入ってしまった場合でも、ニット2の両端をあえて閉じていないので、ニット2とスポンジ3とを分離して、この異物を容易に取り出すことができる。
また、清掃作業への使用後はニット2とスポンジ3を分離して掃除し、ニット2とスポンジ3を別々に水切りして干すことができるので、この清掃用具1をできるだけ早く乾燥させてカビのような菌の増殖を防止できる。とりわけ、第1繊維4は銀を保持した半永久的な抗菌性を有するものであるから衛生的である。
さらに、ボディ7の角や奥まった狭い場所、屈曲した場所などを清掃する場合には、スポンジ3を取り外して、使用者の手6にニット2を被せて直接的に清掃することも可能である。
なお、上述の例は本考案を説明する単なる一例にすぎず、本考案は上述の実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、ニット2により強力な磨き効果を付与するために、複数の溶液に浸漬して強度と粘着性を持たせた研磨用の繊維を用いてニット2を構成するようにしてもよい。
上述の実施形態では、本考案の清掃用具1は車のボディ7を清掃対象とする例を示しているが、本考案の清掃用具1はシンク、レンジなどの台所用品や食器、ガラスなどを清掃対象としてもよい。さらに、靴を清掃対象として靴磨きのために用いてもよい。
1 清掃用具
2 ニット
2A,2B カーリング部
3 スポンジ
4 第1繊維
5 第2繊維
2 ニット
2A,2B カーリング部
3 スポンジ
4 第1繊維
5 第2繊維
Claims (4)
- 両端が開放された筒状に編成されたニットと、該ニット内に挿入されるスポンジとを具備した清掃用具。
- 前記スポンジに被さる状態の前記ニットにおいて該スポンジの両端よりはみ出した部分がカーリングする請求項1に記載の清掃用具。
- 前記ニットは、表糸と裏糸とによって編成され、筒状の両端には裏糸のみの部分が存在する請求項1又は2に記載の清掃用具。
- 前記ニットはパイルまたは擬似パイル構造を有する請求項1〜3の何れか一項に記載の清掃用具。
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JP2014006426U JP3195979U (ja) | 2014-12-04 | 2014-12-04 | 清掃用具 |
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JP2014006426U JP3195979U (ja) | 2014-12-04 | 2014-12-04 | 清掃用具 |
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2014
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