JP3159737U

JP3159737U - ネット手袋

Info

Publication number: JP3159737U
Application number: JP2010001073U
Authority: JP
Inventors: 正一炭谷
Original assignee: 正一炭谷
Priority date: 2010-02-22
Filing date: 2010-02-22
Publication date: 2010-06-03
Anticipated expiration: 2020-02-22

Abstract

【課題】排水口に詰まった細かいゴミや頭髪等を除去する用具を提供する。【解決手段】手の作業を妨げない手袋を用具の主体とする。素材は衣類の洗濯時に用いるようなネット（目の細かいもの）を使用する。ネットの目は、付着した水分を毛細管現象で分散させるので、濡れた細かいゴミや頭髪を確保しやすく、且つ廃棄しやすいという作業環境を生む。手袋の形容をしている為、別の清掃用具（ブラシなど）との併用がし易く、清掃全体の効率が上がる。【選択図】図１

Description

この考案は、排水口に詰まった細かいゴミや頭髪等を除去する用具に関する。

洗面所、浴室などで排水口にたまる細かいゴミや頭髪は、ブラシやスポンジで清掃した後、最終的には素手で除去する場合が多い。しかし、濡れた状態ではゴミや頭髪が手指にまとわりつき、スムーズに除去作業が進まない。

特開2000-041928

濡れた細かいゴミや頭髪は、手指にまとわりつき易く、且つ離れにくい。
そこで、こういった清掃を容易にするための用具を考案するに至った。

以上の課題を解決するために、第一考案は、排水口や水まわりの細かいゴミや頭髪を除去するための手袋である。また、第二考案は、毛細管現象で水分を分散させやすいように、手袋はネットを素材とする。衣類の洗濯時に用いるようなネット（目の細かいもの）が適している。

排水口など、水周りに出る、濡れた細かいゴミや頭髪を的確に確保し、且つ容易に廃棄することができる。
第一考案の効果として、濡れた細かいゴミや頭髪を的確に確保すること。
第二考案の効果として、スムーズに手放せること。
以上の点が要求される。
第一考案のために、用具を手袋状に設定した。細かいゴミや頭髪を除去するには、手指の感覚が生かせる状況が望ましい。
第二考案のために、用具の素材に、布ではなくネット（目の細かいもの）を用いた。この素材が有する毛細管現象によって、確保した頭髪の水分を分散させることが容易になる。結果、つまんだゴミや頭髪が離れやすくなる。

この考案の実施形態を示す正面図である。同じく、実施形態を示す側面図である。

この考案の実施形態を、図に示す。
ネットを人の掌の形に切って縫い合わせ、手袋状にしている。（A）
手首に相当する位置にはタブを付け、使用後にフック等に引っかけて干せるようにしてある。（B）

「実施形態の効果」
手袋の形状により、濡れた細かいゴミや頭髪も容易につかみ取れる。五指が自由に使えるので、除去する量が多くても連続して作業を続けることができる。
ゴミに直接触れることも防げるので、精神的に抵抗の出やすい排水口清掃には適している。
また、つかんだゴミをゴミ箱まで移動させ、その上で指を擦り合わせるだけで、水分が毛細管現象で分散し、ゴミが乾燥して落ちるので、廃棄も容易である。
従来の清掃用具、ブラシやスポンジなどでは、ゴミの取り漏らしが生じ易く、更に頭髪の場合は、用具に付着したものを素手で取り払う必要が生じ、その際に手指にまとわりつくという不快さが伴った。
この考案に類似した特許に、切り込みを入れたスポンジというのがあった（特開2000-041928）。スポンジに格子状に切り込みをいれると、ゴミを確保しやすいという説明であった。これを自作してみたが、確かにゴミの確保率は良いが、取り漏らしが多少出る。それに、スポンジの切れ込みに詰まったゴミは結局手指で除去するしかなく（流水で流してしまっては排水口掃除にならない）、濡れた頭髪の処理に煩わされた。しかし除去しなければスポンジにゴミを挟みっぱなしになってしまうので、用具そのものを清浄にしなければ次回の使用に支障が出る。
しかし、ネット手袋であれば、その煩わしさを解消できる。
このネット手袋は元来が洗濯に適した素材であるため、手洗いや洗濯機で容易に清浄化できるので、連続使用しても衛生性が維持できる。
「他の実施形態」
この考案は、清掃作業のスピードアップ効果に優れている。手袋なので、別の清掃用具を持ちながらの作業も可能。持ち替えの手間が省ける。
それに、ネット手袋自体も洗濯できてしまうので、用具の清浄化も容易である。
手袋のサイズは、一般成人の手よりやや大きくした方が良い。薄手のゴム手袋などをしてからネット手袋をはめれば、より衛生的な作業が可能になる。宿泊施設や医療施設で使用する場合などに便利である。
また、応用の範囲は広い。
両手にはめたり、密着性の高いゴム手袋をした上でネット手袋をはめれば、汚物が散乱するような衛生状態の悪い場所でもスムーズに作業ができる。
二重に重ねて装着すれば、手指の感覚はやや落ちるが、水気が強い環境でも作業ができる。
更に、生産コストも安いので、使い捨て使用にも応えることができる。

A ネット手袋本体 B タブ

Claims

排水口や水まわりの細かいゴミや頭髪を除去するためのネット手袋。毛細管現象で水分を分散させやすいよう、衣類の洗濯時に用いるようなネット（目の細かいもの）が適している。