JP3022458U

JP3022458U - デンタルフロス付き歯ブラシ

Info

Publication number: JP3022458U
Application number: JP1995010761U
Authority: JP
Inventors: 武昌鐘
Original assignee: 武昌鐘
Priority date: 1995-09-06
Filing date: 1995-09-06
Publication date: 1996-03-26
Anticipated expiration: 2001-09-06

Abstract

(57)【要約】【課題】使用上便利で衛生的なデンタルフロス付き歯
ブラシ。【解決手段】本考案のデンタルフロス付き歯ブラシ
は、一端に毛を有する歯ブラシのハンドルの別端に穿孔
を設け、一のＵ形架にデンタルフロスを架設したフロス
棒に延設した係合部を該穿孔に着脱自在に取り付けてな
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は使用者に歯磨きとフロスの機能を同時に提供する一種のデンタルフロス付き歯ブラシに関する。

【０００２】

【従来の技術】

歯磨きは誰にとっても毎日必要な衛生作業であり、その目的は歯をきれいに白く維持することである。歯を磨くとき、歯間に食べ物の滓が残ることはよくあることであり、この時の最も直接的な反応は、歯ブラシで滓をこそげおとすことである。しかし業者は歯のエナメル質の保護を考慮し、毛質を柔らかくして歯を傷つけないものとしており、このため、使用者は歯間に溜まった食物の滓を取り除くことができず、無理に取り除こうとして歯を傷つけてしまうこともあった。これは注意しなければならない問題であった。

【０００３】このほか、食後に歯を磨く習慣を持たず、また歯を磨いても鏡にうつさない人もいる。これは歯間に残った滓に気づかないことにつながり、個人の歯の衛生に大きな影響を与えた。また歯の間に残った滓は人に与える印象や礼儀上からも大きなマイナスとなり、このように生活や健康上、そのマイナスの影響は大きかった。

【０００４】以上の問題を解決するために、当業者によりすでにデンタルフロスと歯ブラシを組み合わせた一種の口腔清潔装置が提供されている。それは、ハンドルを中空状とし、並びに一のデンタルフロスを収容したもので、該デンタルフロスをハンドル末端の切り口より引出して使用し、毎回フロスを行った後には外に引き出した部分を切り捨て、次回の使用の際には新たにフロスを引き出すものであった。この種の構造は、上述の問題を解決するとはいえ、使用上以下に述べるような欠点を有し、その解決が望まれていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

１．使用者は毎回デンタルフロスを使用した後に切断するが、この時切断後の末端が短すぎる場合などハンドルの中空部分に落ち、次の使用の時の取り出しに不便であった。２．デンタルフロスを収容する中空部分は一の切り口を有し、歯磨き時や歯ブラシを洗浄する時、ハンドルの中空部分に水がたまり、デンタルフロスの汚染を形成し、この時もし引き出して使用すると、清潔とする効果を達成できないだけでなく、細菌による感染の恐れもあり、注意する必要があった。

【０００６】これにより、本考案は前述の従来の技術の欠点を鑑みて、歯磨きを行う時にフロスも行うことができる歯ブラシであって、ハンドル末端に一のフロス棒を嵌合して一体となし、これにより歯磨きする人にフロスを行う意識を呼び覚まし、個人の衛生を増進するものを提供することを課題とする。

【０００７】さらに、本考案は歯ブラシのハンドル末端にフロス棒を取り外し自在に嵌合する構造により、使用後にはフロス棒を捨てられ、ゆえに前述の従来の技術のような衛生上の問題、及び取り出し難いという状況を発生させないことを課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案のデンタルフロス付き歯ブラシは、一端に毛を有する歯ブラシのハンドルの別端に穿孔を設け、一のＵ形架にデンタルフロスを架設したフロス棒に延設した係合部を該穿孔に着脱自在に取り付けてなる。

【０００９】前記穿孔の内側の相対応する面上にはレールを凸設し、前記係合部には該レールと相嵌合する凹槽を設ける。

【００１０】或いは、前記係合部は二つの平行に延伸された逆フックより成るものとする。

【００１１】

【考案の実施の形態】

図１に示されるように、本考案は歯ブラシ本体１及びフロス棒２を有し、該歯ブラシ本体１は前端に毛１０を有し、ハンドル１１の末端に一の方形の穿孔１２を有する。該穿孔１２の内側の相対応する面上にはレール１３が凸設される。前述のフロス棒２は一のＵ形架２０を有しフロス２１が嵌設されており、並びにその自由端が延伸されて前述の穿孔１２に挿置できる係合部２２が設けられている。該係合部２２の前述のレール１３に対応する位置には凹槽２３が設けられ、係合部２２を穿孔１２に挿置した後に、緊密に嵌合することができる。図２に示されるように、使用者が本考案を用いて歯を磨くとき、使用者に歯間の不潔なところを思い起こさせ、フロス２１での滓の取り除きを行わせ、同時にフロス棒２は使用後には廃棄して交換すればよく、衛生的である。

【００１２】

【実施例】

図３及び図４には本考案の実施例が示される、該実施例もまた歯ブラシ本体１ ’とフロス棒２’より構成されるが、違いは係合部２２’の末端が延伸されて二の平行な逆フック２４が設けられ、該穿孔１２’内には前述のレール１３は設けられず、該係合部２２’を該穿孔１２’内に挿入するとき、これらの逆フック２４がまず内縮して後、さらに弾開し（図５のように）、効果的にフロス棒２’をハンドル１１’末端に楔合する。使用者がフロス棒２’を交換するときには、ただ二つの逆フック２４を内に向けて押した後、フロス棒２’を引き抜けばよく（図６に示すとおり）、前述の目的を達することができる。

【００１３】

【考案の効果】

以上よりお分かりのように、本考案はフロス棒２、２’と歯ブラシ本体１、１ ’の適当な設計と組合せにより、従来の組合せ式口腔清潔装置の使用上不便でまた不潔となりやすい欠点を解決し、その有する実用性と機能を大きく増進するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図４】図３の組合せ後の斜視図である。

【図５】図４のＡ−Ａ線断面図である。

【図６】図５の動作表示図である。

【符号の説明】

１、１’・・・歯ブラシ本体１０、１０’・・・毛１１、１１’・・・ハンドル１２、１２’・・・穿孔１３・・・レール２、２’・・・フロス棒２０、２
０’・・・Ｕ形架２１、２１’・・・フロス２２、２２’・・・係合部
２３・・・凹槽２４・・・逆フック

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一端に毛を有する歯ブラシのハンドルの
別端に穿孔を設け、一のＵ形架にデンタルフロスを架設
したフロス棒に延設した係合部を該穿孔に着脱自在に取
り付けてなるデンタルフロス付き歯ブラシ。
【請求項２】前記穿孔の内側の相対応する面上にはレ
ールを凸設し、前記係合部には該レールと相嵌合する凹
槽を設けたことを特徴とする、請求項１に記載のデンタ
ルフロス付き歯ブラシ。
【請求項３】前記係合部は二つの平行に延伸された逆
フックより構成されることを特徴とする、請求項１に記
載のデンタルフロス付き歯ブラシ。