JP2002355121A - 歯ブラシ兼用舌苔清掃具および口内清掃具 - Google Patents

歯ブラシ兼用舌苔清掃具および口内清掃具

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JP2002355121A JP2001392457A JP2001392457A JP2002355121A JP 2002355121 A JP2002355121 A JP 2002355121A JP 2001392457 A JP2001392457 A JP 2001392457A JP 2001392457 A JP2001392457 A JP 2001392457A JP 2002355121 A JP2002355121 A JP 2002355121A
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shaped
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Sumiko Kano
澄子 嘉納
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシ部分の毛本体の形状が歯、歯間、歯と歯
ぐきの間、舌苔の汚れをはね散らかさず取り込んで保持
し、歯磨き剤を必要としないため、水の無いところで使
用可能な歯ブラシ兼用舌苔清掃具の提供。 【解決手段】ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないし
は半ループ状毛と直毛とを混合して植え付けたブラシ部
分と、該ブラシ部分の後方に手指全体で把持可能な柄部
分とを備える、あるいは、ループ状毛あるいは半ループ
状毛、ないしは半ループ状毛と直毛との混合毛を有した
織物からなり、手指を挿入可能な開口部を有した袋状の
ブラシと、別の指に嵌め、歯ブラシ全体を手に固定させ
るための輪状部材と、該ブラシと該輪状部材とをつな
ぎ、長さの調節を可能にする留め具を有した紐とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ループ状毛あるい
は半ループ状毛、ないしは半ループ状毛と直毛との混合
毛を植え付けたブラシ部分を有する歯ブラシ兼用舌苔清
掃具と、ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないしは半
ループ状毛と直毛との混合毛を有する織物の歯ブラシ兼
用舌苔清掃具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の歯ブラシのブラシ部分に植え付け
られた毛はすべて直毛であり、除去した汚れを保持し得
る形状にはなっていない。そのため、かかる歯ブラシで
歯を磨いても、汚れを口内に跳ね散らかして別の歯に再
付着させるだけである。また、歯の角や、表面の丸みに
当ると毛先が逃げる。つまり、毛の遊びが多い。そのた
め、歯周ポケットや、歯間はもちろん、全体的に歯磨き
の効果は低い。その結果、爽快感や満足感を得難かっ
た。そのため、歯磨き剤の併用を必要とした。また、ブ
ラシ部分には汚れを除去するために相当数の毛が束ねら
れており、根元部分に溜まる汚れを取るのも難しかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】歯の汚れを除去するこ
と、及び歯磨きによる爽快感や満足感を得るために歯ブ
ラシに歯磨き剤が併用される。しかしながら、歯磨き剤
を使用すると、うがいをしなければならないために常に
水が必要とされる。つまり、水のないところでは歯磨き
はできないのである。また、従来の歯ブラシでは毛の根
元部分の汚れを落とすのが難しいために不衛生になりが
ちである。このような従来の歯ブラシの汚れ除去能の不
十分さを解決するブラシ部分の毛先構造の工夫が要望さ
れていた。そして、通常、歯ブラシには柄が付いてお
り、歯磨き剤と共にハンドバックや服のポケットなどに
収納するにはかさ高く不便な面がある。そこで、この課
題を解決するために歯磨き剤を用いなくても汚れを取る
ことができ、かつその汚れを取り込んで逃がさないよう
な歯ブラシ、毛の根元部分が清掃し易い形状を有する歯
ブラシ、および携帯に便利なように柄の部分を取り去っ
て、ハンドバックや服のポケットに手軽に収納して携帯
できるような形状を有する歯ブラシが所望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の歯ブラシ兼用舌苔清掃具は、ルー
プ状毛あるいは半ループ状毛、ないしは半ループ状毛と
直毛との混合毛のいずれかを植え付けたブラシ部分と、
該ブラシ部分の後方に手指全体で把持可能な柄部分とを
備え、全体が直線状の形状であることを要旨とする。
【0005】請求項2記載の差し替え可能口内清掃具
は、1本の芯棒の一端に、ループ状毛あるいは半ループ
状毛、ないしは半ループ状毛と直毛との混合毛のいずれ
かを植え付けたブラシ部分と、芯棒中央部に螺子を有し
た3種類の差し替え用ブラシと両端開放の内部空洞で、
開放端内部に螺子を設けた柄部材よりなることを要旨と
する。
【0006】請求項3記載の歯ブラシ兼用舌苔清掃具
は、ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないしは半ルー
プ状毛と直毛との混合毛のいずれかを有した織物からな
り、手指を挿入可能な開口部を有した袋状ブラシと、該
袋状ブラシ全体を手に固定させるため別の指に嵌める輪
状部材と、該ブラシと該輪状部材とをつなぎ、長さの調
節を可能にする留め具を有した紐とを備えたことを要旨
とする。
【0007】請求項4記載の歯ブラシ兼用舌苔清掃具
は、ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないしは半ルー
プ状毛と直毛との混合毛のいずれかを有した織物からな
る平らな袋状で、柄に装着するための穴を表裏に有した
ブラシと、手指全体で把持可能な1本の柄の一端をヘラ
形状とし、そのヘラ形状に、該ブラシの穴に嵌め込み該
ブラシを固定するための突起を表裏に有し、該ブラシを
装着した該柄に取り付け、該ブラシの該柄からの脱落を
防止する小片とを備えたことを要旨とする。
【0008】請求項5記載の舌苔清掃具は、ループ状毛
あるいは半ループ状毛、ないしは半ループ状毛と直毛と
の混合毛のいずれかを植え付けたブラシ部分と、該ブラ
シ部分の中心部から伸び、手指全体で把持可能な柄部分
とを備え、該ブラシと該柄が直交する形状であることを
要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、ループ状あるいは半ル
ープ状の形状を有する毛、ないしは半ループ状毛と直毛
とを混合して植え付けたブラシ部分やこれらの毛本体を
有した織物で製造された歯ブラシあるいは舌苔清掃具で
ある。ここで、織物とは、布を指し、織りによりシート
状物を作り出すことあるいは、編物を指す。
【0010】ブラシの毛の素材は、アクリル繊維、ナイ
ロン繊維、ポリエステル繊維、あるいはポリブチレンテ
レフタレートなどが用いられる。これらの素材で造られ
た毛は弾力性が高く形状の加工がし易いので、毛自体を
円くしたループ状毛や、毛先を折り曲げた半ループ状毛
を得ることができる。これらの形状の毛を何本か束ねた
ものを組にし、それらの毛束を何組か柄の先のブラシ部
分に植え付けて歯ブラシにする。もっとも、一束の毛の
本数や毛束数また、その形状別部分使用は、ブラシの大
きさや使用状況に合わせて任意に決定すればよい。
【0011】本発明では、ブラシの毛がループ状になっ
ているが、これは歯から取り去った汚れを掴みとって保
持するための形状である。また、半ループ状毛に直毛の
毛を混合した歯ブラシでは、半ループ状毛の先が伸びる
と直毛より少し長くなり、両方の毛で段差ができる。そ
のため、長いほうの毛が歯間に入り込みやすくなり、歯
間に残る汚れをかき取る。そして、その毛が歯間から出
ると毛先のループが元に戻り汚れを保持する。また、歯
の表面においては半ループ状毛の毛先はそのままの形に
保たれて、その毛が歯の表面から汚れをかき取る。同時
にループ状毛は舌苔清掃具としても適している。これら
の毛の形状はこの歯ブラシだけでなく、汚れがはねない
こと、保持のし易さから、食器洗いのたわし(図5(b)
参照)、台所用清掃ブラシ、浴室用清掃ブラシ、トイレ
用清掃ブラシ、屋内・屋外ほうき、爪ブラシ、ボディブ
ラシなどのブラシの毛に応用してもよい。
【0012】本発明の柄の無い歯ブラシは、自分の手指
を柄にして歯の表面に自在にブラシを当てられるような
形状をした歯ブラシである。指を挿入する袋状のブラシ
には、ループ状毛あるいは半ループ状毛、あるいは半ル
ープ状毛と直毛との混合毛の織物となっている。そし
て、ブラシには紐が取り付けられており、さらに紐の先
に指を通せる位の輪状部材が取り付けられている。使用
法としては、まず、通常人差し指をブラシに入れ、別の
指に輪状部材を嵌め込み、さらにブラシと輪状部材をつ
なぐ紐が張るように紐の長さを調節して、歯ブラシが手
から外れないように固定する。そして、直接ブラシを歯
に当てて磨く。また、ループ状毛は舌苔清掃具としても
適している。なお、輪状部材の輪であるが、手に障害を
持ち、ブラシを入れる指以外に輪状部材を装着できない
人のために、手首に嵌められる程度の大きさにしてもよ
い。また、本歯ブラシの毛を含めたブラシ部分は、プラ
スチックや樹脂、ゴム系素材、あるいは毛本体の無い不
織布でも製造可能である。
【0013】以上の歯ブラシは、ブラシ部分と柄が一体
となっているが、ブラシと柄がそれぞれ別個のもので、
使用時にブラシを柄に取り付けて使用する歯ブラシもあ
る。構造的には、取り付けたブラシが柄から外れないよ
うに、ブラシの穴に柄に付いた突起を嵌め込む、さらに
ブラシを押さえるための小片を取り付ける形にしてい
る。他に、柄部分に棒状のブラシを螺子等で嵌め込む形
のものでもよい。そして、かかる歯ブラシでは、使用目
的により、ループ状毛を使用したり、差し替えて混合毛
を使用したりと、変更が可能であり、さらに、ブラシの
毛が傷んだ場合もそのブラシだけを新しいものと交換す
ることができる。また、織物状ブラシにおいては、毛の
根元部分に溜まった汚れを洗うことがより可能となる。
【0014】本発明の舌苔清掃具は、歯ブラシと同じく
ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないしは半ループ状
毛と直毛とを混合して植え付けたブラシを有するもので
ある。かかる毛により舌苔を掴み取るように除去するこ
とができる。また、舌上でブラシを簡単に使いやすいよ
うに、ブラシ部分と柄の部分が直交した形をしている。
もっとも、本舌苔清掃具は使いやすさを考え形の上で舌
専用にしているのであって、ブラシの毛の素材は歯ブラ
シと同じであり、本舌苔専用清掃具以外に本発明の歯ブ
ラシを舌苔清掃に用いてもよい。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図7に基づいて説明
する。図1(a)は、ループ状毛を有した歯ブラシを示
した図、図1(b)は、毛束の横面を示した図、図2
(a)は、半ループ状毛を有した歯ブラシを示した図、
図2(b)は、毛束の横面を示した図、図3(a)は、
半ループ状毛と直毛との混合毛を有した歯ブラシを示し
た図、図3(b)は、毛束の横面を示した図、図3(c
−1)は、巻いたループと解けたループを示した図、図
3(c−2)は、巻き戻ったループを示した図、図5
は、柄を除いた携帯型歯ブラシを示した図、図6は、カ
ートリッジ付け替え式歯ブラシ兼用舌苔清掃具を示した
図、図7は、舌苔専用清掃具を示した図である。
【0016】また、図1の1はループ状毛、2はブラシ
部分、図2の3は半ループ状毛、4はブラシ部分、図3
の5はループ状毛及び直毛の混合毛、6はブラシ部分、
7は混合毛の拡大図、8は歯、9は半ループ状毛、10
は巻きが解けた半ループ状毛、図5の11はループ状毛
を有した袋状ブラシ、12は袋状ブラシの底面、13は
紐、14は輪状部材、15は留め具、図6の16はブラ
シのカートリッジ、17はカートリッジの穴、18はヘ
ラ状の柄、19は柄の突起、20は小片、21はカート
リッジ装着後の舌苔清掃具、図7の26は舌苔専用清掃
具のブラシ部分である。本実施例は、いずれも本発明の
歯ブラシないしは舌苔専用清掃具の形状および使用法を
示すものである。
【0017】図1は、ループ状毛を有した歯ブラシのブ
ラシ部分を示している。図1(a)の毛1がループ状を
なしていることで、歯ブラシの毛1を歯に当てて擦る
と、取れた汚れの固まりがそのまま毛1の中に絡みつい
て残る。毛1の一束は6本程度のループ状毛を有してお
り、一度絡みついた汚れの固まりは毛1から離れ難くな
っている。ブラシ2の大きさは従来の歯ブラシと同程度
であり、大人の指の先から第一関節までぐらいの大きさ
で、口中に入れても大きすぎると感じない程度のもので
ある。図1(b)は、ブラシの毛1を横から見た図であ
り、ループ状の形状をなしていることがわかる。
【0018】図2は、半ループ状毛を有した歯ブラシの
ブラシ部分を示している。図2(a)のブラシの毛3は
毛先が少し曲がり丸みを帯びているので半ループ状と呼
称している。かかる形状の毛3を歯に当てて磨くと、毛
が歯の丸みに当っても、毛先は逃げる事なく歯に沿い、
歯間や、歯周ポケットに毛先が入りやすく、また、歯間
に入ると毛先が伸び直線状になるのでより深く入る。そ
して、毛先が元の形を取ろうとして、汚れをかき取る。
汚れを引き離すようにかき取り除去する。また、毛先が
伸びると直線状になるので毛3が歯間にも入って汚れを
かき取る。図2(b)は、ブラシ4の毛3を横から見た
図であり、半ループ状の形状をなしていることがわか
る。なお、毛先(ループ)の向きであるが、図2(a)
では、半ループ状毛はブラシ部分において、輪郭(外
側)部分に植え付け、毛先の方向はブラシ部分の内側に
向いている。また、部分的に直毛を植え付けている。も
っとも、これは一例であって、より除去力を上げるため
に、汚れの取れやすさを考慮して最適な毛先の方向や、
半ループ状毛の全使用、部分使用や、配置部分を考慮す
れば良い。
【0019】図3は、半ループ状毛と直毛との混合毛を
有した歯ブラシのブラシ部分を示している。図3(a)
に示す通り、このブラシの毛5は半ループ状毛一本に直
毛一本が合わさって組になっている。したがって、図3
(b)にある毛5の拡大図7を見ると、見掛け上ループ
状毛に見られる。ただし、先端部は結合しているわけで
はなく、直毛の先端部が半ループ状毛の円い毛先部分に
重なっているだけであり、毛先に力を加えると両者は離
れる。図3(c−1)では、半ループ状毛9と巻きが解
けた半ループ状毛10を示している。半ループ状毛9の
毛先が伸びると直毛と長さに差が生じるため、この場
合、長い方の毛10が歯8と歯の間(歯間)に入りやす
くなる。そして、歯間に入った毛10は、図3(c−
2)の通り、歯の裏側で毛先が巻き戻り半ループ状毛9
になる。また、歯間から毛が出てもまた毛先が元通り丸
くなり、巻いた半ループ状毛9になるので、汚れを掴み
とる効果がみられる。そして、歯の表面では半ループ状
毛9が汚れをかき取る。このことから、本歯ブラシによ
って、歯の表面、歯間、歯の裏側まで合わせて一気に磨
くことができる。基本的には、半ループ状毛一本と直毛
一本が一組になっているが、半ループ状毛と直毛を数本
ずつ混合しても良い。
【0020】図4は、差し替え可能口内清掃具の説明図
であり、31はループ状毛を植え込んだ舌苔清掃具、3
2は混合毛を植え込んだ歯ブラシ、33は、柄部材を示
している。それぞれ差し替え用ブラシには、柄部材33
への固定のための雄螺子34が棒状中央に設けられ、こ
れに対応して、柄の開放端35内部に雌螺子36が設け
られている。柄部材33は、収納時には、ブラシ部分を
収納可能としても良い(図示せず)。このように使用時
と収納時の両方において、柄の部分を使用可能とするこ
とで、収納時にブラシ部分のカバーとすることができ、
携帯においてもかさばらず、好ましい。
【0021】この形状は、芯棒を長くすることと、螺子
で締めることによって揺らぎを防ぎ、柄の部分が安定す
る効果がある。また、柄の両端を開放することにより、
柄部分の汚れを流すことが可能となる。さらに、柄部分
の後方37を細くカーブをつけることによって持ちやす
くなる。
【0022】図5(a)は、柄を除いた携帯型歯ブラシ
を示している。本歯ブラシは、ループ状毛を有した袋状
ブラシ部分11、紐13、輪状部材14、留め具15を
備えている。袋状ブラシ部分は、大人の指の第一関節位
までが入る大きさであり、毛がブラシ表面に1層分有し
た織物としている。そのブラシを底面12からみても、
1層であることがわかる。かかるブラシは、あるいは半
ループ状毛ないしは半ループ状毛と直毛の混合毛を有し
た袋状ブラシでもよい。袋状ブラシ部分11には紐13
が縫い付けられており、その先で輪状の輪状部材14を
括って、折り返された紐13が留め具15で留められて
いる。使用者は、まず、袋状ブラシ部分11に人差し指
を入れて嵌め、他の指に輪状部材14を通して嵌め、最
後に留め具15を動かして紐13の長さを調節する。こ
のとき、紐13が緩く張って袋状ブラシ11が指から外
れないようにする。このようにすると、指が柄の代わり
となるので、袋状ブラシを口中に入れ、磨きたい歯にブ
ラシを当てて歯を磨くことができる。指は柄と異なり関
節で曲げられるので、奥歯などの磨きにくいところに簡
単にブラシを当てることができる。また、従来の歯ブラ
シでは、ブラシと持ち手が離れているのでブラシ部分に
力を入れにくいが、本歯ブラシは指先にブラシがあるの
で、容易に力を加えることができる。したがって、歯ブ
ラシの扱いに慣れていない子供でも磨き残し無く歯全体
を磨くことができる。また、本ブラシは柄がない分、小
さく丸めることができるので、かばんやポケットに入れ
てもかさ張らずに携帯することができる。図5(b)は
たわしの外周近傍内側に向けた半ループ状毛を部分的に
配したものであるが、このようなたわしを使用すると、
汚れを掴み保持するため、汚れが良く落ちるとともに、
汚れを跳ね散さず、非常に使用勝手が良い。
【0023】図6は、カートリッジ付け替え式歯ブラシ
兼用舌苔清掃具を示している。本歯ブラシは、ブラシの
カートリッジ16、カートリッジの底面図23、ヘラ状
の柄18、小片20を備えている。カートリッジには穴
17が空いており、これを柄上のヘラ部分にある突起1
9に嵌める。さらにカートリッジが外れないように小片
20を、カートリッジを押さえるように嵌め付けると、
カートリッジ付け替え式歯ブラシ21が完成する。ブラ
シを着脱式にしているので洗いやすく、また、ブラシが
傷めばブラシのカートリッジのみを交換すればよい。芯
棒を側面から見た図が22である。また、ブラシの大き
さや毛数をいろいろ変えたものを用意して、歯ブラシ、
歯間ブラシ、舌苔清掃にと使い分けることができる。本
ブラシでは、織物状であるのと、カートリッジ式である
ため、ループの根元部分の汚れを流し易く、使用後の洗
浄ごとに汚れを落とすことができ、根元に汚れが溜まり
にくくなる。
【0024】図7は、舌苔専用清掃具を示している。本
舌苔専用清掃具は、そのブラシ部分26に本願の歯ブラ
シと同じくループ状毛を植え付けている。そして、全体
の形状はブラシと柄が直交する形である。使用者は、柄
を持ちブラシの毛を舌に当てて舌上を前後させる。する
と、ループ状毛に舌苔が絡みつき、一度絡みついた舌苔
はループ内に入って毛から離れない。本舌苔専用清掃具
がブラシと柄が直交する形を有するのは、舌上でブラシ
を前後させるだけで舌全体を清掃できて使い易いように
するためであり、かかる理由から、本ブラシを舌苔清掃
専用にしている。
【0025】
【発明の効果】本発明は、ループ状、半ループ状ないし
は半ループ状と直毛の混合毛をブラシ部分に備えてお
り、歯の表面だけでなく歯間や歯周ポケットに毛が入り
込んで汚れを除去し、舌こけの清掃にも適しているの
で、歯ブラシと歯間ブラシと舌苔清掃具の役目を同時に
果たす。また、毛の形状上、毛の遊びが少なく、汚れを
かき出し、掴むように除去して保持するので、口内に汚
れが残らないので、歯磨き剤を必要としない。したがっ
て、うがいを必要としないので、水の無いところでも使
用することができる。そのため、歯の洗浄には本発明品
一つあれば十分であり、歯磨き後の爽快感、満足感が得
られ、かつ経済的でもある。また、毛先が丸くなってい
るので、歯茎にやさしく、マッサージ効果もあり、年配
の人や、幼児、赤ちゃん用としても最適である。さら
に、かかる形状の毛を有した本発明の歯ブラシは汚れの
除去力が高いので、毛本体の数量を減らすことができ、
製造面から見ても本歯ブラシは経済的といえる。そし
て、歯磨きの所要時間も短縮できる。
【0026】柄の無い歯ブラシでは柄の部分を指で代用
するので、指先で思うところを隅々まで磨くことができ
る。そのため、従来の歯ブラシでは毛を当てにくい歯も
スムーズに磨くことができる。また、指を挿入する袋部
分の前面、背面、側面全てに毛が植え付けられているの
で、歯ブラシを持ち替えることなく歯の全方向を磨くこ
とができ、従来の歯ブラシと比較してはるかに磨き残し
が減る。さらに、本歯ブラシは毛の根元に水を行き渡ら
すことのできる構造であるから、洗浄しやすく衛生的で
ある。そして、柄の無い歯ブラシでは、本体をコンパク
トにできて携帯にとても便利である。
【0027】また、本歯ブラシは歯だけでなく舌苔の清
掃にも使用することができ、使い捨てではないので、か
かる面からも経済的といえる。なお、舌苔専用の清掃具
であっても、ブラシの毛は本歯ブラシの毛と同様のもの
を使用しているので、汚れを保持しやすく、十分に清掃
後の爽快感や満足感を得ることができる。以上の歯ブラ
シおよび舌苔清掃具を使用すると、その使い勝手の良さ
から従来の歯ブラシを用いた場合と比較して、より歯磨
きの励行が進むと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ループ状毛を有した歯ブラシの図 (b)毛束の横面を示した図
【図2】(a)半ループ状毛を部分使用した歯ブラシの
図 (b)毛束の横面を示した図
【図3】(a)半ループ状毛と直毛との混合毛を有した
歯ブラシの図 (b)毛束の横面を示した図 (c−1)巻いたループと解けたループを示した図 (c−2)巻き戻ったループを示した図
【図4】差し替え可能口内清掃具の図
【図5】(a)柄を除いた携帯型歯ブラシの図 (b)たわしに半ループ状毛を部分使用した図
【図6】カートリッジ式織物製付け替え歯ブラシの図
【図7】舌苔専用清掃具の図
【符号の説明】
1 ループ状毛 2 ブラシ部分 3 半ループ状毛 4 ブラシ部分 5 ループ状及び直毛の混合毛 6 ブラシ部分 7 混合毛の拡大図 8 歯 9 半ループ状毛 10 巻きが解けた半ループ状毛 11 袋状ブラシ部分 12 袋状ブラシ部分の底面 13 紐 14 輪状部材 15 留め具 16 ブラシのカートリッジ 17 カートリッジの穴 18 ヘラ状の柄 19 柄の突起 20 小片 21 カートリッジ付け替え式歯ブラシ 22 芯棒の側面図 23 ブラシカートリッジの底面図 26 舌苔専用清掃具のブラシ部分 31 舌苔清掃具 32 歯ブラシ 33 柄部材 34 雄螺子 35 開放端 36 雌螺子 37 柄部分の後方

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないし
    は半ループ状毛と直毛との混合毛のいずれかを植え付け
    たブラシ部分と、該ブラシ部分の後方に手指全体で把持
    可能な柄部分とを備え、全体が直線状の形状であること
    を特徴とする歯ブラシ兼用舌苔清掃具。
  2. 【請求項2】1本の芯棒の一端に、ループ状毛あるいは
    半ループ状毛、ないしは半ループ状毛と直毛との混合毛
    のいずれかを植え付けたブラシ部分と、芯棒中央部に螺
    子を有した3種類の差し替え用ブラシと両端開放の内部
    空洞で、開放端内部に螺子を設けた柄部材よりなる差し
    替え可能口内清掃具
  3. 【請求項3】ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないし
    は半ループ状毛と直毛との混合毛のいずれかを有した織
    物からなり、手指を挿入可能な開口部を有した袋状ブラ
    シと、該袋状ブラシ全体を手に固定させるため別の指に
    嵌める輪状部材と、該ブラシと該輪状部材とをつなぎ、
    長さの調節を可能にする留め具を有した紐とを備えたこ
    とを特徴とする歯ブラシ兼用舌苔清掃具。
  4. 【請求項4】ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないし
    は半ループ状毛と直毛との混合毛のいずれかを有した織
    物からなる平らな袋状で、柄に装着するための穴を表裏
    に有したブラシと、手指全体で把持可能な1本の柄の一
    端をヘラ形状とし、そのヘラ形状に、該ブラシの穴に嵌
    め込み該ブラシを固定するための突起を表裏に有し、該
    ブラシを装着した該柄に取り付け、該ブラシの該柄から
    の脱落を防止する小片とを備えたことを特徴とする歯ブ
    ラシ兼用舌苔清掃具。
  5. 【請求項5】ループ状毛あるいは半ループ状毛、ないし
    は半ループ状毛と直毛との混合毛のいずれかを植え付け
    たブラシ部分と、該ブラシ部分の中心部から伸び、手指
    全体で把持可能な柄部分とを備え、該ブラシと該柄が直
    交する形状であることを特徴とする舌苔清掃具。
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