JP2002125907A - スポンジたわし - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三角コーナー、容器底の四隅、食器等の
コーナー箇所に付着した、根強く細かい汚れを完全に落
とすことが可能なスポンジたわしの提供。 【解決手段】 多種容器等のコーナー箇所に合致させ、
洗浄作業を容易且つ円滑にする為、厚みのあるスポンジ
１の四隅を切欠し、切欠面５、６、７、８に刷毛２を固
着、厚みがあり角を丸めた三角形のスポンジ３の一端を
切欠し、切欠面９に刷毛４を固着した両スポンジたわし
で、ブラッシング洗浄とこすり洗いができる構成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、容器、食器等の四
隅やコーナー箇所の汚れを、容易に洗浄できるスポンジ
たわしに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の、食器や容器等を洗浄するスポン
ジたわしは、主に、厚みのある長方形体、厚みのある長
方形体を合成樹脂のネットで被覆したものが一般的に利
用されている。このスポンジたわしは、食器等の面を洗
浄する際には適した形状であるが、容器底の四隅、食器
等のコーナー箇所を洗浄するには適した形状ではない。

【０００３】また、実願平７−１１８８８号のスポンジ
たわしは、三角形柱形状で、厚みを手の横幅の平均サイ
ズに設定することにより、手の平への納まりを良くしス
ポンジたわしの使い勝手が向上することや、角形容器の
コーナー部分やコップの内底にスポンジたわしがフィッ
トする点を記載しているが、スポンジたわしを利用する
者の手の大きさは、子供から成人、老人、男性、女性に
より大きく異なる為、必ずしも手の横幅の平均サイズに
厚みを設定することは、使い勝手が向上するとは限らな
い。逆に、使い勝手が悪くなることもある。さらには、
この形状体のみのスポンジたわしでは、角形容器のコー
ナー部分やコップの内底にフィットしても付着している
細かい汚れを完全に落としきることは不可能である。

【０００４】

【発明の解決しようとする課題】上記記載のスポンジた
わしでは、容器底の四隅、食器等のコーナー箇所に付着
した細かい汚れを完全に落とすことは不可能であり、付
着した細かい汚れを完全に落としきるには、汚れが付着
した部分に刷毛でブラッシングを施す行為が必要であ
る。このことより、ブラッシングとこすり洗いができる
スポンジたわしの提供が最重要課題である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１の手段として
は、スポンジ１の四隅を切欠し、スポンジ１の切欠した
切欠面５、６、７、８に刷毛２を固着した。刷毛２の長
さは、弾発性が失われない範囲の長さまでとし、刷毛２
の向きは切欠面から直角を向いた台形状である。この、
刷毛２の長さ形状と固着位置が、容器底の四隅、食器等
のコーナー箇所に合致させるのに一番適した形状であ
り、スポンジ１のこすり洗いのみでは、落としきること
ができない汚れを、刷毛２でブラッシングし掻き出すこ
とで完全に落としきることが可能になる。即ち、食器等
のコーナー箇所の洗浄が容易且つ手早くできることにな
る。

【０００６】請求項２の手段としては、厚みがあり角を
丸めた三角形のスポンジ３の一端を切欠し、切欠した切
欠面９に刷毛４を固着した。刷毛４の長さは、弾発性が
失われない範囲の長さまでとし、刷毛４の向きは切欠面
９から直角を向いた山形状である。スポンジ３が角を丸
めた三角形であることにより、多種容器底の四隅、食器
等のコーナー箇所に合致する形状となっている。スポン
ジ３のコーナー部で落としきれなかった汚れは、刷毛４
で掻き出すことにより完全に落としきることが可能にな
る。食器等の細かい溝、コーナー箇所を洗浄する際に最
も適している。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明のスポンジたわしの実施の
形態について説明をする、スポンジ１、３の材質は、合
成樹脂のポリウレタンフォーム等を使用し成型製作す
る。成型したスポンジ１、３の片面または一部側面に、
研磨剤を混入したナイロン不織布を固着する方法もあ
る。ナイロン不織布をスポンジ１、３に固着することに
より、フライパンなどの鉄器に付着する焦げ取り作業も
可能になる。また、ポリウレタンフォームやナイロン不
織布に抗菌剤を混入することで衛生的に使用できる。

【０００８】スポンジ１、３の表裏面に凹凸加工を施す
こともある。また、スポンジ１、３を合成樹脂のネット
で被覆する方法もある。被覆する際のネットは、スポン
ジ１、３に固着するタイプと、着脱タイプがある。さら
には、スポンジ１、３に紐を取り付け、乾燥が容易にで
きる状態にする方法もある。

【０００９】刷毛２、４の材質は、金属、毛、ヤシ繊
維、合成樹脂のナイロン等を使用し製作するが、ブラッ
シングする製品の用途に合わせた材質選択が必要とな
る。一般の容器、食器等をブラッシングする目的であれ
ば、合成樹脂のナイロンが適した材質であり容器等に傷
が付きにくい。ナイロン刷毛に抗菌剤の混入、抗菌剤の
コーティングをすることで衛生的に使用できる。

【００１０】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１は請求項１記載のスポンジたわしの斜視図である。厚
みのあるスポンジ１の四隅を切欠し、切欠面５、６、
７、８に台形の刷毛２を固着した状態を示している。ス
ポンジ１は、容器等の面の洗浄に適し、刷毛２は、容器
等の四隅、コーナー箇所の洗浄に適したものである。洗
浄箇所に合わせて、スポンジたわしの使用箇所が選択で
きる画期的なものである。

【００１１】図２は請求項１記載のスポンジたわしの平
面図である。刷毛２は、スポンジ１の切欠面から直角を
向いた状態で固着され、刷毛２の長さは、弾発性が失わ
れない範囲に設定している。刷毛２は、容器等の四隅、
コーナー箇所に完全に合致するよう形成し、スポンジ１
の四隅に固着したことで持ちやすく、ブラッシングの操
作が容易できる仕組みである。従来のスポンジたわしで
は、三角コーナーの汚れを完全に落としきるのは不可能
であったが、刷毛２を使用しブラッシングすることで、
三角コーナーのコーナー箇所は勿論、目詰りやカビも簡
単に除去できる。また、スポンジ１の切欠面５、６、
７、８に固着する刷毛２の材質を、異質にすることで使
用用途がさらに広がる。

【００１２】図３は請求項２記載のスポンジたわしの斜
視図である。厚みがあり角を丸めた三角形の一端を切欠
し、切欠した切欠面９に刷毛４を固着した状態を示して
いる。食器、三角コーナー、容器等の四隅、コーナー箇
所の洗浄を容易にするためスポンジ３の角を丸めてい
る。また、スポンジ３が三角形であることにより握りや
すい製品となっており、色柄を備えることでファッショ
ン性も佳味できる。

【００１３】図４は請求項２記載のスポンジたわしの平
面図である。スポンジ３の切欠面９に刷毛４を固着して
いる。スポンジ３のコーナー部で落としきれない汚れ、
容器蓋の溝、食器の凹凸部などに付着した細かい汚れや
カビを、刷毛４がきれいに掻き出す。スポンジ３の表裏
面は、容器等の面の洗浄に適し、スポンジ３のコーナー
部は、容器等の四隅やコーナー箇所の洗浄に適してい
る。従来のスポンジたわしでは、落としきれない汚れを
簡単に落とすことが可能である。

【００１４】

【発明の効果】本発明のスポンジたわしを使用して、容
器、食器等の四隅やコーナー箇所に付着した汚れを洗浄
することで、手早く簡単に汚れが落ちる。

【００１５】ブラッシング洗浄と、こすり洗いができる
スポンジたわしである為、根強く細かい汚れ、落ちにく
いカビも完全に落としきる。

【００１６】容器等の形状、洗浄箇所に合わせて、スポ
ンジたわしの使用箇所が選択できる画期的な製品であ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１記載のスポンジたわしの斜視図

【図２】請求項１記載のスポンジたわしの平面図

【図３】請求項２記載のスポンジたわしの斜視図

【図４】請求項２記載のスポンジたわしの平面図

【符号の説明】

１ スポンジ ２ 刷毛 ３ スポンジ ４ 刷毛 ５ 切欠面 ６ 切欠面 ７ 切欠面 ８ 切欠面 ９ 切欠面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ４７Ｌ 17/08 Ａ４７Ｌ 17/08

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 厚みのあるスポンジ（１）の四隅を切
   欠し、切欠面（５）、（６）、（７）、（８）に刷毛
   （２）を固着し形成した洗浄具であり、容器、食器等の
   洗浄しづらい四隅やコーナー箇所に付着した汚れが、容
   易且つ円滑に洗浄できることを特徴としたスポンジたわ
   し。
2. 【請求項２】 厚みがあり角を丸めた三角形のスポン
   ジ（３）の、一端を切欠し、切欠面（９）に刷毛（４）
   を固着し形成した洗浄具であり、容器、食器等の洗浄し
   づらい四隅やコーナー箇所に付着した汚れが、容易且つ
   円滑に洗浄できることを特徴としたスポンジたわし。