JP3870734B2 - 記録媒体の再生装置および方法、並びに記録再生装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、比較的大容量の記録媒体に対してコンテンツデータ例えばディジタルオーディオ信号を記録する記録媒体の再生装置および方法、並びに記録媒体の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CD(Compact Disc)に比してより高品質のディジタルオーディオデータが記録されたSACD(Super Audio CD)、DVD(Digital Versatile Disc またはDigital Video Disc)オーディオが市場に導入されている。これらの媒体のディジタルオーディオ出力については、著作権保護の点からかなり低品質例えばCD以下の音質にダウンコンバートした場合のみに認められるのが実情である。
【0003】
図9は、従来のDVDオーディオプレーヤの概略を示す。1が光ディスク例えばDVDオーディオ規格でディジタルオーディオ信号が記録された光ディスクである。光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転され、光ピックアップ3によって光ディスク1に記録されている情報が読み取られる。光ピックアップ3の読取出力がRF処理ブロック4に供給される。RF処理ブロック4からのRF信号が復調部5に供給される。スピンドルモータ2の回転、光ピックアップ3のトラッキングおよびフォーカス、並びに光ピックアップ3をディスク径方向に送る送りモータ(図示しない)の動作がサーボブロック6によって制御される。
【0004】
復調部5は、8−16変換の復調を行い、16ビットのコードに対応する8ビットのデータを出力する。復調部5の出力データがエラー訂正回路7に供給される。エラー訂正回路7は、リードソロモン符号を使用した積符号の構成のエラー訂正符号を使用してエラーを訂正するものである。エラー訂正回路7の訂正後の出力データが暗号化を復号するデクリプタ8に供給される。
【0005】
DVDでは、書き換え可能なDVDの最内周部の再生専用領域(ROM部分)にメディアIDを記録し、メディアIDとMKB(Media Key Block) のハッシュ値を鍵データとして暗号化されたコンテンツをそのディスクに記録することによって、不正コピーを防止するようになされている。メディアIDは、ディスク毎に異なる値であり、ユーザが書き換えることをできないので、たとえデータ部分を他の別のディスクに不正にコピーしても、メディアIDが元のディスクとは異なるので、そのデータ部分を復号することが不可能である。デクリプタ8は、光ディスク1のメディアIDを使用して復号するものである。
【0006】
デクリプタ8からのディジタルオーディオデータがローパスフィルタ9を介してD/Aコンバータ10に供給され、出力端子11にアナログの再生オーディオ信号が取り出される。例えばサンプリング周波数が96kHzで、量子化ビット数が24ビットの量子化がされている場合では、ローパスフィルタ9の通過帯域が192kHzとされる。さらに、デクリプタ8の出力は、ダウンコンバータ12に供給され、ダウンコンバータ12によってサンプリング周波数44.1kHzで1サンプル16ビットに変換されたディジタルオーディオ信号が出力端子13に取り出される。このディジタルオーディオ信号は、DVDオーディオに比して品質が劣り、CDのディジタルオーディオ信号と同等の品質のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構成では、ディジタル出力は、他の記録可能な媒体に記録されるためのデータとして扱われる。しかしながら、ディジタル出力をD/A変換することによって低品質のオーディオ再生が行なわれることになる。この場合では、DVDオーディオの再生音に比較して品質の悪いオーディオ再生がなされる。若し、ディジタル出力が低品質であることをユーザが明確に意識しないと、ディジタル出力の再生音に対する品質の不満が生じるおそれがある。また、ダウンコンバータのような品質を落とすための信号処理部が必要となり、ハードウエアの複雑化、消費電力の増大を招く問題がある。
【0008】
したがって、この発明の目的は、媒体に対して高品質のコンテンツデータと低品質のコンテンツデータとを記録しておき、高品質のコンテンツデータのみを再生可能とし、低品質のコンテンツデータのみをディジタル出力するようにした記録媒体の再生装置および方法、並びに記録媒体の記録再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、請求項1の発明は、第1の品質のコンテンツデータと第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された記録媒体からデータを読み出すヘッド部と、
ヘッド部からの出力信号が供給され、供給された出力信号にデコード処理を施すデコード処理部と、
再生モードおよびコピーモードに応じて記録媒体から読み出されるコンテンツデータを切り替えて出力する出力制御部と、
再生モードでは、出力制御部から出力された第1の品質のコンテンツデータに対応するディジタル出力データをアナログ信号に変換する変換処理部と
を備え、
再生モードでは、ヘッド部によって記録媒体から第1の品質のコンテンツデータを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データを変換処理部によってアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
コピーモードでは、ヘッド部によって記録媒体から第2の品質のコンテンツデータを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データのみを出力する
ことを特徴とする記録媒体の再生装置である。
【0010】
請求項4の発明は、第1の品質のコンテンツデータと第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された記録媒体から、再生モードおよびコピーモードに応じて選択されたコンテンツデータを読み出し、
再生モードでは、記録媒体から第1の品質のコンテンツデータを読み出し、デコード処理を行い、デコード処理されたディジタル出力データをアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
コピーモードでは、記録媒体から第2の品質のコンテンツデータのみを読み出し、デコード処理し、デコード処理されたディジタル出力データのみを出力する
ことを特徴とする記録媒体の再生方法である。
【0011】
請求項7の発明は、第1の品質のコンテンツデータと第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された第1の記録媒体からデータを読み出す読み出しヘッド部と、
読み出しヘッド部からの出力信号が供給され、供給された出力信号にデコード処理を施すデコード処理部と、
再生モードおよびコピーモードに応じて記録媒体から読み出されるコンテンツデータを切り替えて出力する出力制御部と、
再生モードでは、出力制御部から出力された第1の品質のコンテンツデータに対応するディジタル出力データをアナログ信号に変換する変換処理部と
コピーモードでは、出力制御部からのディジタル出力データに記録のためのエンコード処理を施して第2の記録媒体に記録する記録部と
を備え、
再生モードでは、読み出しヘッド部によって第1の記録媒体から第1の品質のコンテンツデータをのみを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データを変換処理部によってアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
第1の記録媒体から読み出されたデータのコピーモードでは、読み出しヘッド部によって第1の記録媒体から第2の品質のコンテンツデータを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データを記録部に供給し、第2の記録媒体に記録する
ことを特徴とする記録媒体の記録再生装置である。
【0013】
この発明では、高品質の第1のコンテンツデータのみが再生可能であるので、低品質のコンテンツデータが再生されることによって、再生信号の品質が低くなることを防止できる。また、この発明では、ディジタル出力可能であるのは、低品質のコンテンツデータのみであり、高品質のコンテンツデータの不正なディジタルコピーを防止でき、著作権者がコンテンツを安心して提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について説明する。この一実施形態は、光ディスクに対してこの発明を適用した例である。図1において参照符号21Aは、この発明を適用できる光ディスクの一例を示す。2層の信号記録層R1およびR2が形成されており、再生用レーザ光が片側の面から入射される。レーザ光のフォーカスを各信号記録層R1、R2に合わせることによって、各信号記録層R1、R2に記録されているデータを読み取ることができる。
【0015】
図2において参照符号21Bは、この発明を適用できる光ディスクの他の例を示す。図2は、光ディスク21Bが2つのセッションを有する。すなわち、記録領域がその径方向に2分割され、第1の記録領域PA1と、第2の記録領域とが設けられている光ディスクである。ディスク1の最内周側のクランピングエリアの外周にリードインエリアLI1が配され、リードインエリアLI1の外側にプログラムエリアとしての第1の記録領域PA1が配され、この第1の記録領域PA1の外側にリードアウトエリアLO1が配される。リードアウトエリアLO1の外側にリードインエリアLI2が配され、リードインエリアLI2の外側にプログラムエリアとしての第2の記録領域PA2が配され、第2の記録領域PA2の外側にリードアウトエリアLO2が配される。
【0016】
リードインエリアLI1、記録領域PA1、リードアウトエリアLO1によって第1セッションが構成され、リードインエリアLI2、記録領域PA2、リードアウトエリアLO2によって第2セッションが構成される。例えば光ディスク21Bをドライブに装着した時に最初に読み取られるリードインエリアLI1に、第1の記録領域PA1と第2の記録領域PA2とのディスク上の位置(アドレス)が記録されている。
【0017】
そして、上述した光ディスクに対して、第1の品質の第1のコンテンツデータと、第2の品質の第2のコンテンツデータとが記録されている。第1の品質は、第2の品質より高いものとされており、以下、第1の品質を高品質、第2の品質を低品質と適宜呼ぶことにする。一例として、図1に示す2層光ディスク21Aの場合では、レーザ光の入射面に近い信号記録層R1に高品質データが記録され、他方の信号記録層R2に低品質データが記録される。また、マルチセッション形の光ディスク21Bの場合では、第1セッションに高品質データが記録され、第2セッションに低品質データが記録されている。このように、信号記録層と記録されているデータの品質との対応関係が固定されている必要は必ずしもない。但し、この関係が非固定の場合には、信号記録層またはセッションと記録されているデータの品質の関係を示すデータがリードインエリアLI1等に記録されていることが必要とされる。
【0018】
高品質および低品質は、相対的な評価である。一般的には、リニアPCM、WAV(標準的に使用されているオーディオファイル形式)等の非圧縮オーディオデータが高品質で、圧縮オーディオデータが低品質である。また、DVDオーディオ規格(特に96kHzのサンプリング周波数で、24ビット量子化のフォーマット)またはSACD(SuperAudio CD)規格のデータが高品質で、CD−DA(Digital Audio) 規格のデータが低品質である。SACDは、ΔΣ変調の出力を直接扱うDSD(Direct Stream Digital)方式を使用し、サンプリング周波数は、2.8224MHzで1ビットストリームのデータが記録されている。高品質データおよび低品質データの何れも暗号化されている。但し、暗号化の方式が同一である必要はない。好ましくは、低品質データは、圧縮データである。MP3、AC−3(Audio Compression-3)、ATRAC(Adaptive Transfer Acoustic Coding) 等の圧縮符号化を使用できる。圧縮データとされているので、コピーを行う場合の所要時間を短いものとできる。
【0019】
以下、図3を参照してこの発明の一実施形態について説明する。参照符号21は、図1を参照して説明した2層光ディスク21Aまたは図2を参照して説明したマルチセッション形光ディスク21Bの何れかであり、高品質データと低品質データとが記録されているROM(読み出し専用)形の光ディスクである。一例として、光ディスク21には、高品質データとしてDVDオーディオ規格(特に96kHzのサンプリング周波数で、24ビット量子化のフォーマット)のデータが記録され、低品質データとしてCD−DA規格のデータまたは圧縮されたデータが記録されている。
【0020】
光ディスク21は、スピンドルモータ22によって回転され、光ピックアップ23によって光ディスク21に記録されている情報が読み取られる。光ピックアップ23の読取出力がRF処理ブロック24に供給される。RF処理ブロック24には、プリアンプ、イコライザ等が含まれている。RF処理ブロック24からのRF信号が復調部25に供給される。スピンドルモータ22の回転、光ピックアップ23のトラッキングおよびフォーカス、並びに光ピックアップ23をディスク径方向に送る送りモータ(図示しない)の動作がサーボブロック26によって制御される。
【0021】
復調部25は、8−16変換の復調を行い、16ビットのコードに対応する8ビットのデータを出力する。復調部25の出力データがエラー訂正回路27に供給される。エラー訂正回路27は、リードソロモン符号を使用した積符号の構成のエラー訂正符号を使用してエラーを訂正するものである。エラー訂正回路27の訂正後の出力データがセレクタ28に供給される。
【0022】
セレクタ28は、判定部29の出力によって制御され、一方の出力端子Hと他方の出力端子Lとに選択的に再生データを出力するものである。参照符号30は、ディスク再生装置の全体の動作を制御するシステムコントローラである。システムコントローラ30には、ユーザが操作するキー部31と、メニュー、動作状態等を表示する表示部32とが接続されている。さらに、復調部25からシステムコントローラ30に対して、リードインエリアから読み取られたTOCデータと光ディスクのアドレスデータとが供給される。
【0023】
システムコントローラ30は、ユーザがキー部31におけるキー操作に応答して判定部29を制御し、判定部29によってサーボブロック26およびセレクタ28を制御する。サーボブロック26に対する制御は、光ディスク21が2層ディスクか、マルチセッションディスクかで異なる。2層ディスクの場合では、フォーカスが制御され、マルチセッションディスクの場合では、再生位置が制御される。光ピックアップ23の再生位置を制御する場合とこの制御の態様については、後で詳細に説明する。
【0024】
セレクタ28の出力端子Hは、高品質データを出力する場合に選択される。高品質データが暗号化を復号するデクリプタ33およびゲート37に供給される。光ディスク21がDVDで採用されているのと同様の暗号化方式を採用している場合では、デクリプタ33は、光ディスク21のメディアIDを使用して暗号化データを復号するものである。デクリプタ33からのディジタルオーディオデータがローパスフィルタ34を介してD/Aコンバータ35に供給され、出力端子36にアナログの再生オーディオ信号が取り出される。例えばサンプリング周波数が96kHzで24ビットのDVDオーディオの規格のデータがアナログオーディオ信号に変換されて出力端子36から出力される。
【0025】
ゲート37に対してセキュアブロック(図ではSAC(Secure AuthenticationChannel)と表す)38が接続される。セキュアブロック38には、出力端子39を介して再生専用機器例えばディジタルアンプが接続される。セキュアブロック38は、ディジタルアンプとの間で認証を行い、認証が成立した場合にのみ、正規のディジタルアンプと判定する。すなわち、予め許可された再生のみが可能なディジタルアンプによって再生が可能となり、それ以外のディジタルレコーダ等には、ディジタル出力の供給が禁止される。
【0026】
セキュアブロック38の認証の結果が判定部40に供給され、判定部40の出力によってゲート37のオン/オフ動作が選択される。すなわち、出力端子39に選択されたディジタルアンプが正規のものであると認証が成立すると、ゲート37がオンとされ、高品質のディジタル出力がディジタルアンプを介して再生することが可能となる。
【0027】
なお、図3に示す再生装置および後述する他の実施形態およびさらに他の実施形態による再生装置は、専用のハードウエアに限らず、パーソナルコンピュータとソフトウェアによって実現することが可能である。
【0028】
セレクタ28の他方の出力端子Lを介して暗号化され、好ましくは、圧縮されている低品質データが取り出され、低品質のデータがセレクタ41に供給される。セレクタ41は、出力端子aおよびbを有し、出力端子aに取り出されたデータがセキュアブロック42に供給される。セレクタ41の出力端子bに取り出されたデータが暗号化を復号するデクリプタ43に供給される。デクリプタ43の出力データが再暗号化を行うリエンクリプタ44によって再暗号化される。リエンクリプタ44の出力データがセキュアブロック42に供給される。セキュアブロック42からのディジタル出力がディジタル出力端子45に取り出される。
【0029】
セキュアブロック42の認証の結果が判定部46に供給される。判定部46は、セレクタ41を制御するセレクト信号を生成する。判定部46は、システムコントローラ30によって制御される。判定部46は、セキュアブロック42の認証の結果に応じてディジタル出力の可否を切り換える。すなわち、セキュアブロック42によって、出力端子45に接続される記録機器が正規の記録機器であれば、ディジタル出力を可能とする。若し、認証が成立しなければ、違法なコピーがなされるおそれがあるので、セレクタ41から出力が発生しないように、セレクタ41が判定部46からのセレクト信号で制御される。
【0030】
また、図3に示す再生装置と出力端子45に接続された記録機器との間で認証が成立した場合には、再暗号化を行うか否かに応じてセレクタ41が制御される。再暗号化を行なわない場合では、セレクタ41の出力端子aが選択され、再暗号化を行う場合では、セレクタ41の出力端子bが選択される。再暗号化を行うか否かは、ユーザが選択する。ユーザの選択の代わりに出力端子45に接続される機器の種類に応じて暗号化を行なうか否かを制御しても良い。例えば出力端子45に対してパーソナルコンピュータが接続される場合には、再暗号化がなされ、コンシューマ機器の場合では、再暗号化がなされない。再暗号化によって、暗号化が解読された場合の影響を限定できる。
【0031】
上述したセレクタ28に対する制御について説明する。この制御の態様は、二つの方法が可能である。第1の方法は、光ピックアップ23が光ディスク21のどの位置を読み取っているかによってセレクタ28を制御する方法である。TOCの情報から高品質のデータと低品質のデータが光ディスク21上のどの領域または層に記録されているかをシステムコントローラ30が知ることができるので、現在の再生位置が高品質の記録領域内または記録層内であれば、セレクタ28が出力端子Hを選択し、再生位置が低品質の記録領域内または記録層内であれば、セレクタ28が出力端子Lを選択するようにセレクタ28を選択することができる。
【0032】
第2の方法は、ユーザが指示した動作モードに応じてセレクタ28および光ディスクへのアクセスを制御する方法である。ユーザがキー部31の所定のキーを操作することによって再生動作を指示した場合では、セレクタ28が出力端子Hを選択し、また、再生位置が高品質データの記録領域または記録層となるように、サーボブロック26に対する制御信号が発生する。一方、ユーザがキー部31において、コピー出力を指示するキーを操作した場合では、セレクタ28が出力端子Lを選択し、また、再生位置が低品質データの記録領域または記録層となるように、サーボブロック26に対する制御信号が発生する。さらに、第1の方法と第2の方法とをユーザが選択可能としても良い。
【0033】
図4は、判定部29、システムコントローラ30および判定部46によってなされ、動作モードに応じてセレクタ28および光ディスクに対するアクセスを制御する方法の流れを示すフローチャートである。最初のステップS1において、動作モードが再生動作か、コピー動作(またはディジタル出力動作)かが決定される。再生動作であれば、高品質コンテンツがアクセスされる(ステップS2)。そして、再生動作がなされる(ステップS3)。出力端子36には、アナログ再生出力が取り出され、出力端子39には、再生専用機器であるとの認証が成立した場合には、ディジタル再生出力が取り出される。
【0034】
ステップS1において、動作モードがコピーであると判定されると、ステップS4において低品質コンテンツがアクセスされる。ステップS5において、再暗号化が必要か否かが判定される。上述したように、パーソナルコンピュータが出力端子45に接続される場合では、再暗号化が必要と判断され、ステップS6において暗号化の復号がなされる。そして、ステップS7において、新たな鍵で再暗号化がなされる。そして、セキュアブロック42を介して出力端子45からディジタル出力が出力される(ステップS8)。ステップS5において、暗号化が必要でないと判定された場合では、ステップS9で出力端子45からディジタル出力が発生する。
【0035】
図5に示すフローチャートは、光ディスク21の高品質コンテンツに対してアクセスした場合の動作を示すものである。ステップS11において、動作モードが再生か否かが判定される。若し、再生であれば、ステップS12において、高品質データが再生される。再生でない場合では、ストップ状態とされる(ステップS13)。
【0036】
図6に示すフローチャートは、光ディスク21の低品質コンテンツに対してアクセスした場合の動作を示すものである。ステップS21において、動作モードが再生か否かが判定される。若し、再生であれば、ステップS22において、ストップ状態とされる。再生でない場合では、出力端子45からディジタル出力が取り出される(ステップS23)。
【0037】
次に、図7を参照してこの発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態は、二つの光ディスクのドライブを備えた所謂ダブルデッキ構成である。参照符号51が記録可能な光ディスク例えばDVD−R(DVD-Recordable)を示す。光ディスク51としては、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)、、DVR(Digital Video Recording system)等の書き換え形または追記形の光ディスクを使用できる。光ディスク51は、スピンドルモータ52によって回転され、光ピックアップ53によってデータが記録される。モータ52および光ピックアップ53は、サーボブロック54によって制御される。
【0038】
サーボブロック54は、システムコントローラ30によって制御される。図示しないが、システムコントローラ30には、光ディスク51に予め記録されているアドレス情報が供給され、所定のアドレスに対してデータが記録される。アドレス情報は、例えば光ディスク51上に形成されたウォブリンググルーブに記録されている。すなわち、ディスク径方向に微小な振幅で振動するグルーブが予め光ディスク51に形成されており、ウォブリング情報としてクロック情報の他にFM変調によってアドレス情報を記録することができる。
【0039】
セレクタ28を制御する判定部29は、上述した一実施形態におけるものと同様の機能を有するものである。判定部29は、動作モードが再生の場合では、セレクタ28が出力端子Hを選択し、これがコピーの場合では、セレクタ28が出力端子Lを選択するように、セレクタ28を制御する。セレクタ28の出力端子Hから取り出された高品質データがデクリプタ33に供給され、デクリプタ33において暗号化が復号され、さらに、帯域制現用のローパスフィルタ34を介してD/Aコンバータ35に供給され、出力端子36にアナログ再生出力として取り出される。
【0040】
動作モードがコピーである場合に、セレクタ28の出力端子Lから取り出された低品質データがエラー訂正符号化回路55に供給され、リードソロモン符号を使用した積符号によりエラー訂正符号化の処理を受ける。エラー訂正符号化回路55の出力が変調部56で8−16変調の処理を受け、変調部56の出力が記録回路57に供給される。
【0041】
記録回路57では、フレーム同期信号、アドレス等の付加の処理が行われ、また、記録回路57のレーザドライバでは、光ディスク51に対して記録データを記録するための所定のレベルを有するドライブ信号が生成される。レーザドライバの出力が光ピックアップ53の半導体レーザに対して供給され、半導体レーザからドライブ信号に基づいて変調されたレーザ光が光ディスク51に照射され、データが記録される。
【0042】
上述したこの発明の他の実施形態では、光ディスク21に記録されている低品質データが暗号化がされた状態で、光ディスク51に対してコピーされる。好ましくは、n倍速(nは、4,8,16,24等の値である)で高速コピーできるようになされる。さらに、低品質データが圧縮されているデータであれば、より高速でコピーが可能である。
【0043】
図8を参照してこの発明のさらに他の実施形態について説明する。光ディスク21は、図2に示したマルチセッション形の光ディスクであり、内周側の第1セッションには、CD−DAと同一の規格のリニアPCMデータ(高品質データ)が記録され、外周側の第2セッションには、CD−ROM規格の圧縮オーディオデータ(低品質データ)が記録されている。低品質データは、暗号化されている。また、光ディスク21の形状および物理的特性は、CD−DAと同一とされている。さらに、第1セッションの記録密度がCD−DAと等しい密度とされている。第2セッションの記録密度は、CD−DAと等しいか、またはより高い密度とされている。例えばCD−DAの規格の許容範囲内で、トラックピッチを小とし、また、線速度を小さくすることによって、高密度化を達成できる。高密度化を行なった場合、ドライブは、第1および第2セッションの間で、線速度を切り換えることが必要となる。
【0044】
光ピックアップ23の再生出力がRF処理ブロック24に供給され、RF信号がEFM(eight to fourteen modulation)の復調部25に供給され、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号がサーボブロック26に供給される。復調部25の復調出力がエラー訂正回路27に供給される。復調部25から得られたアドレス情報(時間情報)がシステムコントローラ30に供給される。エラー訂正回路27は、CIRC(Cross Interleaved Reed Solomon Code) の復号を行う。
【0045】
エラー訂正回路27の出力が判定部29の出力で制御されるセレクタ28に供給される。判定部29は、再生位置に応じてセレクタ28を制御し、または動作モードに応じてセレクタ28を制御する。出力端子Hから取り出された高品質データが補間回路61に供給される。補間回路61は、エラー訂正回路27において訂正できなかったエラーを補間するものである。補間回路61の出力データがローパスフィルタ34を介してD/Aコンバータ35に供給され、D/Aコンバータ35からのアナログ再生出力が出力端子36に取り出される。
【0046】
セレクタ28の出力端子Lから取り出された低品質データがCD−ROMデコーダ62に供給され、CD−ROMのフォーマットが分解され、暗号化された圧縮オーディオデータがCD−ROMデコーダ62から出力される。CD−ROMデコーダ62の出力データがセキュアブロック42に供給される。セキュアブロック42は、出力端子45に接続された記録機器との間で認証を行い、認証が成立した記録機器に対してのみデータを出力するようになされる。なお、一実施形態と同様に、出力端子45に接続される機器がパーソナルコンピュータの場合に、再暗号化を行うようにしても良い。
【0047】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えばこの発明は、光ディスク限らず、他のデータ記録媒体に対しても適用することができる。また、この発明は、オーディオデータ以外に画像データに対しても適用することができる。例えば高解像度と低解像度の映像コンテンツを記録し、高解像度データのみを再生でき、低解像度データをディジタル出力するようにしても良い。また、圧縮率を異ならせた映像ソフトを1枚の光ディスクに記録し、圧縮率が低い高品質データのみを再生でき、圧縮率が高い低品質データをディジタル出力するようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】
この発明では、再生することができるのは、高品質データのみとされているので、再生コンテンツの品質が保証できる。また、この発明では、ディジタルコピー可能なものは、低品質データであるので、著作権者は、コンテンツを安心して提供することができる。さらに、この発明では、ディジタル出力を生成するために、ダウンコンバータ等の品質を変換するためのハードウエアを設ける必要がない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に使用することができる光ディスクの一例を説明するための一部断面図である。
【図2】この発明に使用することができる光ディスクの他の例を説明するための略線図である。
【図3】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の一実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明の一実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明の他の実施形態のブロック図である。
【図8】この発明のさらに他の実施形態のブロック図である。
【図9】従来のディスク再生装置の一例のブロック図である。
【符号の説明】
21・・・光ディスク、23・・・光ピックアップ、28・・・セレクタ、30・・・システムコントローラ、33,43・・・デクリプタ、36・・・アナログ出力端子、38、42・・・セキュアブロック、44・・・リエンクリプタ、45・・・ディジタル出力端子、51・・・記録可能な光ディスク
【発明の属する技術分野】
この発明は、比較的大容量の記録媒体に対してコンテンツデータ例えばディジタルオーディオ信号を記録する記録媒体の再生装置および方法、並びに記録媒体の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CD(Compact Disc)に比してより高品質のディジタルオーディオデータが記録されたSACD(Super Audio CD)、DVD(Digital Versatile Disc またはDigital Video Disc)オーディオが市場に導入されている。これらの媒体のディジタルオーディオ出力については、著作権保護の点からかなり低品質例えばCD以下の音質にダウンコンバートした場合のみに認められるのが実情である。
【0003】
図9は、従来のDVDオーディオプレーヤの概略を示す。1が光ディスク例えばDVDオーディオ規格でディジタルオーディオ信号が記録された光ディスクである。光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転され、光ピックアップ3によって光ディスク1に記録されている情報が読み取られる。光ピックアップ3の読取出力がRF処理ブロック4に供給される。RF処理ブロック4からのRF信号が復調部5に供給される。スピンドルモータ2の回転、光ピックアップ3のトラッキングおよびフォーカス、並びに光ピックアップ3をディスク径方向に送る送りモータ(図示しない)の動作がサーボブロック6によって制御される。
【0004】
復調部5は、8−16変換の復調を行い、16ビットのコードに対応する8ビットのデータを出力する。復調部5の出力データがエラー訂正回路7に供給される。エラー訂正回路7は、リードソロモン符号を使用した積符号の構成のエラー訂正符号を使用してエラーを訂正するものである。エラー訂正回路7の訂正後の出力データが暗号化を復号するデクリプタ8に供給される。
【0005】
DVDでは、書き換え可能なDVDの最内周部の再生専用領域(ROM部分)にメディアIDを記録し、メディアIDとMKB(Media Key Block) のハッシュ値を鍵データとして暗号化されたコンテンツをそのディスクに記録することによって、不正コピーを防止するようになされている。メディアIDは、ディスク毎に異なる値であり、ユーザが書き換えることをできないので、たとえデータ部分を他の別のディスクに不正にコピーしても、メディアIDが元のディスクとは異なるので、そのデータ部分を復号することが不可能である。デクリプタ8は、光ディスク1のメディアIDを使用して復号するものである。
【0006】
デクリプタ8からのディジタルオーディオデータがローパスフィルタ9を介してD/Aコンバータ10に供給され、出力端子11にアナログの再生オーディオ信号が取り出される。例えばサンプリング周波数が96kHzで、量子化ビット数が24ビットの量子化がされている場合では、ローパスフィルタ9の通過帯域が192kHzとされる。さらに、デクリプタ8の出力は、ダウンコンバータ12に供給され、ダウンコンバータ12によってサンプリング周波数44.1kHzで1サンプル16ビットに変換されたディジタルオーディオ信号が出力端子13に取り出される。このディジタルオーディオ信号は、DVDオーディオに比して品質が劣り、CDのディジタルオーディオ信号と同等の品質のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構成では、ディジタル出力は、他の記録可能な媒体に記録されるためのデータとして扱われる。しかしながら、ディジタル出力をD/A変換することによって低品質のオーディオ再生が行なわれることになる。この場合では、DVDオーディオの再生音に比較して品質の悪いオーディオ再生がなされる。若し、ディジタル出力が低品質であることをユーザが明確に意識しないと、ディジタル出力の再生音に対する品質の不満が生じるおそれがある。また、ダウンコンバータのような品質を落とすための信号処理部が必要となり、ハードウエアの複雑化、消費電力の増大を招く問題がある。
【0008】
したがって、この発明の目的は、媒体に対して高品質のコンテンツデータと低品質のコンテンツデータとを記録しておき、高品質のコンテンツデータのみを再生可能とし、低品質のコンテンツデータのみをディジタル出力するようにした記録媒体の再生装置および方法、並びに記録媒体の記録再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、請求項1の発明は、第1の品質のコンテンツデータと第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された記録媒体からデータを読み出すヘッド部と、
ヘッド部からの出力信号が供給され、供給された出力信号にデコード処理を施すデコード処理部と、
再生モードおよびコピーモードに応じて記録媒体から読み出されるコンテンツデータを切り替えて出力する出力制御部と、
再生モードでは、出力制御部から出力された第1の品質のコンテンツデータに対応するディジタル出力データをアナログ信号に変換する変換処理部と
を備え、
再生モードでは、ヘッド部によって記録媒体から第1の品質のコンテンツデータを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データを変換処理部によってアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
コピーモードでは、ヘッド部によって記録媒体から第2の品質のコンテンツデータを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データのみを出力する
ことを特徴とする記録媒体の再生装置である。
【0010】
請求項4の発明は、第1の品質のコンテンツデータと第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された記録媒体から、再生モードおよびコピーモードに応じて選択されたコンテンツデータを読み出し、
再生モードでは、記録媒体から第1の品質のコンテンツデータを読み出し、デコード処理を行い、デコード処理されたディジタル出力データをアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
コピーモードでは、記録媒体から第2の品質のコンテンツデータのみを読み出し、デコード処理し、デコード処理されたディジタル出力データのみを出力する
ことを特徴とする記録媒体の再生方法である。
【0011】
請求項7の発明は、第1の品質のコンテンツデータと第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された第1の記録媒体からデータを読み出す読み出しヘッド部と、
読み出しヘッド部からの出力信号が供給され、供給された出力信号にデコード処理を施すデコード処理部と、
再生モードおよびコピーモードに応じて記録媒体から読み出されるコンテンツデータを切り替えて出力する出力制御部と、
再生モードでは、出力制御部から出力された第1の品質のコンテンツデータに対応するディジタル出力データをアナログ信号に変換する変換処理部と
コピーモードでは、出力制御部からのディジタル出力データに記録のためのエンコード処理を施して第2の記録媒体に記録する記録部と
を備え、
再生モードでは、読み出しヘッド部によって第1の記録媒体から第1の品質のコンテンツデータをのみを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データを変換処理部によってアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
第1の記録媒体から読み出されたデータのコピーモードでは、読み出しヘッド部によって第1の記録媒体から第2の品質のコンテンツデータを読み出してデコード処理部に供給し、デコード処理部からのディジタル出力データを記録部に供給し、第2の記録媒体に記録する
ことを特徴とする記録媒体の記録再生装置である。
【0013】
この発明では、高品質の第1のコンテンツデータのみが再生可能であるので、低品質のコンテンツデータが再生されることによって、再生信号の品質が低くなることを防止できる。また、この発明では、ディジタル出力可能であるのは、低品質のコンテンツデータのみであり、高品質のコンテンツデータの不正なディジタルコピーを防止でき、著作権者がコンテンツを安心して提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について説明する。この一実施形態は、光ディスクに対してこの発明を適用した例である。図1において参照符号21Aは、この発明を適用できる光ディスクの一例を示す。2層の信号記録層R1およびR2が形成されており、再生用レーザ光が片側の面から入射される。レーザ光のフォーカスを各信号記録層R1、R2に合わせることによって、各信号記録層R1、R2に記録されているデータを読み取ることができる。
【0015】
図2において参照符号21Bは、この発明を適用できる光ディスクの他の例を示す。図2は、光ディスク21Bが2つのセッションを有する。すなわち、記録領域がその径方向に2分割され、第1の記録領域PA1と、第2の記録領域とが設けられている光ディスクである。ディスク1の最内周側のクランピングエリアの外周にリードインエリアLI1が配され、リードインエリアLI1の外側にプログラムエリアとしての第1の記録領域PA1が配され、この第1の記録領域PA1の外側にリードアウトエリアLO1が配される。リードアウトエリアLO1の外側にリードインエリアLI2が配され、リードインエリアLI2の外側にプログラムエリアとしての第2の記録領域PA2が配され、第2の記録領域PA2の外側にリードアウトエリアLO2が配される。
【0016】
リードインエリアLI1、記録領域PA1、リードアウトエリアLO1によって第1セッションが構成され、リードインエリアLI2、記録領域PA2、リードアウトエリアLO2によって第2セッションが構成される。例えば光ディスク21Bをドライブに装着した時に最初に読み取られるリードインエリアLI1に、第1の記録領域PA1と第2の記録領域PA2とのディスク上の位置(アドレス)が記録されている。
【0017】
そして、上述した光ディスクに対して、第1の品質の第1のコンテンツデータと、第2の品質の第2のコンテンツデータとが記録されている。第1の品質は、第2の品質より高いものとされており、以下、第1の品質を高品質、第2の品質を低品質と適宜呼ぶことにする。一例として、図1に示す2層光ディスク21Aの場合では、レーザ光の入射面に近い信号記録層R1に高品質データが記録され、他方の信号記録層R2に低品質データが記録される。また、マルチセッション形の光ディスク21Bの場合では、第1セッションに高品質データが記録され、第2セッションに低品質データが記録されている。このように、信号記録層と記録されているデータの品質との対応関係が固定されている必要は必ずしもない。但し、この関係が非固定の場合には、信号記録層またはセッションと記録されているデータの品質の関係を示すデータがリードインエリアLI1等に記録されていることが必要とされる。
【0018】
高品質および低品質は、相対的な評価である。一般的には、リニアPCM、WAV(標準的に使用されているオーディオファイル形式)等の非圧縮オーディオデータが高品質で、圧縮オーディオデータが低品質である。また、DVDオーディオ規格(特に96kHzのサンプリング周波数で、24ビット量子化のフォーマット)またはSACD(SuperAudio CD)規格のデータが高品質で、CD−DA(Digital Audio) 規格のデータが低品質である。SACDは、ΔΣ変調の出力を直接扱うDSD(Direct Stream Digital)方式を使用し、サンプリング周波数は、2.8224MHzで1ビットストリームのデータが記録されている。高品質データおよび低品質データの何れも暗号化されている。但し、暗号化の方式が同一である必要はない。好ましくは、低品質データは、圧縮データである。MP3、AC−3(Audio Compression-3)、ATRAC(Adaptive Transfer Acoustic Coding) 等の圧縮符号化を使用できる。圧縮データとされているので、コピーを行う場合の所要時間を短いものとできる。
【0019】
以下、図3を参照してこの発明の一実施形態について説明する。参照符号21は、図1を参照して説明した2層光ディスク21Aまたは図2を参照して説明したマルチセッション形光ディスク21Bの何れかであり、高品質データと低品質データとが記録されているROM(読み出し専用)形の光ディスクである。一例として、光ディスク21には、高品質データとしてDVDオーディオ規格(特に96kHzのサンプリング周波数で、24ビット量子化のフォーマット)のデータが記録され、低品質データとしてCD−DA規格のデータまたは圧縮されたデータが記録されている。
【0020】
光ディスク21は、スピンドルモータ22によって回転され、光ピックアップ23によって光ディスク21に記録されている情報が読み取られる。光ピックアップ23の読取出力がRF処理ブロック24に供給される。RF処理ブロック24には、プリアンプ、イコライザ等が含まれている。RF処理ブロック24からのRF信号が復調部25に供給される。スピンドルモータ22の回転、光ピックアップ23のトラッキングおよびフォーカス、並びに光ピックアップ23をディスク径方向に送る送りモータ(図示しない)の動作がサーボブロック26によって制御される。
【0021】
復調部25は、8−16変換の復調を行い、16ビットのコードに対応する8ビットのデータを出力する。復調部25の出力データがエラー訂正回路27に供給される。エラー訂正回路27は、リードソロモン符号を使用した積符号の構成のエラー訂正符号を使用してエラーを訂正するものである。エラー訂正回路27の訂正後の出力データがセレクタ28に供給される。
【0022】
セレクタ28は、判定部29の出力によって制御され、一方の出力端子Hと他方の出力端子Lとに選択的に再生データを出力するものである。参照符号30は、ディスク再生装置の全体の動作を制御するシステムコントローラである。システムコントローラ30には、ユーザが操作するキー部31と、メニュー、動作状態等を表示する表示部32とが接続されている。さらに、復調部25からシステムコントローラ30に対して、リードインエリアから読み取られたTOCデータと光ディスクのアドレスデータとが供給される。
【0023】
システムコントローラ30は、ユーザがキー部31におけるキー操作に応答して判定部29を制御し、判定部29によってサーボブロック26およびセレクタ28を制御する。サーボブロック26に対する制御は、光ディスク21が2層ディスクか、マルチセッションディスクかで異なる。2層ディスクの場合では、フォーカスが制御され、マルチセッションディスクの場合では、再生位置が制御される。光ピックアップ23の再生位置を制御する場合とこの制御の態様については、後で詳細に説明する。
【0024】
セレクタ28の出力端子Hは、高品質データを出力する場合に選択される。高品質データが暗号化を復号するデクリプタ33およびゲート37に供給される。光ディスク21がDVDで採用されているのと同様の暗号化方式を採用している場合では、デクリプタ33は、光ディスク21のメディアIDを使用して暗号化データを復号するものである。デクリプタ33からのディジタルオーディオデータがローパスフィルタ34を介してD/Aコンバータ35に供給され、出力端子36にアナログの再生オーディオ信号が取り出される。例えばサンプリング周波数が96kHzで24ビットのDVDオーディオの規格のデータがアナログオーディオ信号に変換されて出力端子36から出力される。
【0025】
ゲート37に対してセキュアブロック(図ではSAC(Secure AuthenticationChannel)と表す)38が接続される。セキュアブロック38には、出力端子39を介して再生専用機器例えばディジタルアンプが接続される。セキュアブロック38は、ディジタルアンプとの間で認証を行い、認証が成立した場合にのみ、正規のディジタルアンプと判定する。すなわち、予め許可された再生のみが可能なディジタルアンプによって再生が可能となり、それ以外のディジタルレコーダ等には、ディジタル出力の供給が禁止される。
【0026】
セキュアブロック38の認証の結果が判定部40に供給され、判定部40の出力によってゲート37のオン/オフ動作が選択される。すなわち、出力端子39に選択されたディジタルアンプが正規のものであると認証が成立すると、ゲート37がオンとされ、高品質のディジタル出力がディジタルアンプを介して再生することが可能となる。
【0027】
なお、図3に示す再生装置および後述する他の実施形態およびさらに他の実施形態による再生装置は、専用のハードウエアに限らず、パーソナルコンピュータとソフトウェアによって実現することが可能である。
【0028】
セレクタ28の他方の出力端子Lを介して暗号化され、好ましくは、圧縮されている低品質データが取り出され、低品質のデータがセレクタ41に供給される。セレクタ41は、出力端子aおよびbを有し、出力端子aに取り出されたデータがセキュアブロック42に供給される。セレクタ41の出力端子bに取り出されたデータが暗号化を復号するデクリプタ43に供給される。デクリプタ43の出力データが再暗号化を行うリエンクリプタ44によって再暗号化される。リエンクリプタ44の出力データがセキュアブロック42に供給される。セキュアブロック42からのディジタル出力がディジタル出力端子45に取り出される。
【0029】
セキュアブロック42の認証の結果が判定部46に供給される。判定部46は、セレクタ41を制御するセレクト信号を生成する。判定部46は、システムコントローラ30によって制御される。判定部46は、セキュアブロック42の認証の結果に応じてディジタル出力の可否を切り換える。すなわち、セキュアブロック42によって、出力端子45に接続される記録機器が正規の記録機器であれば、ディジタル出力を可能とする。若し、認証が成立しなければ、違法なコピーがなされるおそれがあるので、セレクタ41から出力が発生しないように、セレクタ41が判定部46からのセレクト信号で制御される。
【0030】
また、図3に示す再生装置と出力端子45に接続された記録機器との間で認証が成立した場合には、再暗号化を行うか否かに応じてセレクタ41が制御される。再暗号化を行なわない場合では、セレクタ41の出力端子aが選択され、再暗号化を行う場合では、セレクタ41の出力端子bが選択される。再暗号化を行うか否かは、ユーザが選択する。ユーザの選択の代わりに出力端子45に接続される機器の種類に応じて暗号化を行なうか否かを制御しても良い。例えば出力端子45に対してパーソナルコンピュータが接続される場合には、再暗号化がなされ、コンシューマ機器の場合では、再暗号化がなされない。再暗号化によって、暗号化が解読された場合の影響を限定できる。
【0031】
上述したセレクタ28に対する制御について説明する。この制御の態様は、二つの方法が可能である。第1の方法は、光ピックアップ23が光ディスク21のどの位置を読み取っているかによってセレクタ28を制御する方法である。TOCの情報から高品質のデータと低品質のデータが光ディスク21上のどの領域または層に記録されているかをシステムコントローラ30が知ることができるので、現在の再生位置が高品質の記録領域内または記録層内であれば、セレクタ28が出力端子Hを選択し、再生位置が低品質の記録領域内または記録層内であれば、セレクタ28が出力端子Lを選択するようにセレクタ28を選択することができる。
【0032】
第2の方法は、ユーザが指示した動作モードに応じてセレクタ28および光ディスクへのアクセスを制御する方法である。ユーザがキー部31の所定のキーを操作することによって再生動作を指示した場合では、セレクタ28が出力端子Hを選択し、また、再生位置が高品質データの記録領域または記録層となるように、サーボブロック26に対する制御信号が発生する。一方、ユーザがキー部31において、コピー出力を指示するキーを操作した場合では、セレクタ28が出力端子Lを選択し、また、再生位置が低品質データの記録領域または記録層となるように、サーボブロック26に対する制御信号が発生する。さらに、第1の方法と第2の方法とをユーザが選択可能としても良い。
【0033】
図4は、判定部29、システムコントローラ30および判定部46によってなされ、動作モードに応じてセレクタ28および光ディスクに対するアクセスを制御する方法の流れを示すフローチャートである。最初のステップS1において、動作モードが再生動作か、コピー動作(またはディジタル出力動作)かが決定される。再生動作であれば、高品質コンテンツがアクセスされる(ステップS2)。そして、再生動作がなされる(ステップS3)。出力端子36には、アナログ再生出力が取り出され、出力端子39には、再生専用機器であるとの認証が成立した場合には、ディジタル再生出力が取り出される。
【0034】
ステップS1において、動作モードがコピーであると判定されると、ステップS4において低品質コンテンツがアクセスされる。ステップS5において、再暗号化が必要か否かが判定される。上述したように、パーソナルコンピュータが出力端子45に接続される場合では、再暗号化が必要と判断され、ステップS6において暗号化の復号がなされる。そして、ステップS7において、新たな鍵で再暗号化がなされる。そして、セキュアブロック42を介して出力端子45からディジタル出力が出力される(ステップS8)。ステップS5において、暗号化が必要でないと判定された場合では、ステップS9で出力端子45からディジタル出力が発生する。
【0035】
図5に示すフローチャートは、光ディスク21の高品質コンテンツに対してアクセスした場合の動作を示すものである。ステップS11において、動作モードが再生か否かが判定される。若し、再生であれば、ステップS12において、高品質データが再生される。再生でない場合では、ストップ状態とされる(ステップS13)。
【0036】
図6に示すフローチャートは、光ディスク21の低品質コンテンツに対してアクセスした場合の動作を示すものである。ステップS21において、動作モードが再生か否かが判定される。若し、再生であれば、ステップS22において、ストップ状態とされる。再生でない場合では、出力端子45からディジタル出力が取り出される(ステップS23)。
【0037】
次に、図7を参照してこの発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態は、二つの光ディスクのドライブを備えた所謂ダブルデッキ構成である。参照符号51が記録可能な光ディスク例えばDVD−R(DVD-Recordable)を示す。光ディスク51としては、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)、、DVR(Digital Video Recording system)等の書き換え形または追記形の光ディスクを使用できる。光ディスク51は、スピンドルモータ52によって回転され、光ピックアップ53によってデータが記録される。モータ52および光ピックアップ53は、サーボブロック54によって制御される。
【0038】
サーボブロック54は、システムコントローラ30によって制御される。図示しないが、システムコントローラ30には、光ディスク51に予め記録されているアドレス情報が供給され、所定のアドレスに対してデータが記録される。アドレス情報は、例えば光ディスク51上に形成されたウォブリンググルーブに記録されている。すなわち、ディスク径方向に微小な振幅で振動するグルーブが予め光ディスク51に形成されており、ウォブリング情報としてクロック情報の他にFM変調によってアドレス情報を記録することができる。
【0039】
セレクタ28を制御する判定部29は、上述した一実施形態におけるものと同様の機能を有するものである。判定部29は、動作モードが再生の場合では、セレクタ28が出力端子Hを選択し、これがコピーの場合では、セレクタ28が出力端子Lを選択するように、セレクタ28を制御する。セレクタ28の出力端子Hから取り出された高品質データがデクリプタ33に供給され、デクリプタ33において暗号化が復号され、さらに、帯域制現用のローパスフィルタ34を介してD/Aコンバータ35に供給され、出力端子36にアナログ再生出力として取り出される。
【0040】
動作モードがコピーである場合に、セレクタ28の出力端子Lから取り出された低品質データがエラー訂正符号化回路55に供給され、リードソロモン符号を使用した積符号によりエラー訂正符号化の処理を受ける。エラー訂正符号化回路55の出力が変調部56で8−16変調の処理を受け、変調部56の出力が記録回路57に供給される。
【0041】
記録回路57では、フレーム同期信号、アドレス等の付加の処理が行われ、また、記録回路57のレーザドライバでは、光ディスク51に対して記録データを記録するための所定のレベルを有するドライブ信号が生成される。レーザドライバの出力が光ピックアップ53の半導体レーザに対して供給され、半導体レーザからドライブ信号に基づいて変調されたレーザ光が光ディスク51に照射され、データが記録される。
【0042】
上述したこの発明の他の実施形態では、光ディスク21に記録されている低品質データが暗号化がされた状態で、光ディスク51に対してコピーされる。好ましくは、n倍速(nは、4,8,16,24等の値である)で高速コピーできるようになされる。さらに、低品質データが圧縮されているデータであれば、より高速でコピーが可能である。
【0043】
図8を参照してこの発明のさらに他の実施形態について説明する。光ディスク21は、図2に示したマルチセッション形の光ディスクであり、内周側の第1セッションには、CD−DAと同一の規格のリニアPCMデータ(高品質データ)が記録され、外周側の第2セッションには、CD−ROM規格の圧縮オーディオデータ(低品質データ)が記録されている。低品質データは、暗号化されている。また、光ディスク21の形状および物理的特性は、CD−DAと同一とされている。さらに、第1セッションの記録密度がCD−DAと等しい密度とされている。第2セッションの記録密度は、CD−DAと等しいか、またはより高い密度とされている。例えばCD−DAの規格の許容範囲内で、トラックピッチを小とし、また、線速度を小さくすることによって、高密度化を達成できる。高密度化を行なった場合、ドライブは、第1および第2セッションの間で、線速度を切り換えることが必要となる。
【0044】
光ピックアップ23の再生出力がRF処理ブロック24に供給され、RF信号がEFM(eight to fourteen modulation)の復調部25に供給され、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号がサーボブロック26に供給される。復調部25の復調出力がエラー訂正回路27に供給される。復調部25から得られたアドレス情報(時間情報)がシステムコントローラ30に供給される。エラー訂正回路27は、CIRC(Cross Interleaved Reed Solomon Code) の復号を行う。
【0045】
エラー訂正回路27の出力が判定部29の出力で制御されるセレクタ28に供給される。判定部29は、再生位置に応じてセレクタ28を制御し、または動作モードに応じてセレクタ28を制御する。出力端子Hから取り出された高品質データが補間回路61に供給される。補間回路61は、エラー訂正回路27において訂正できなかったエラーを補間するものである。補間回路61の出力データがローパスフィルタ34を介してD/Aコンバータ35に供給され、D/Aコンバータ35からのアナログ再生出力が出力端子36に取り出される。
【0046】
セレクタ28の出力端子Lから取り出された低品質データがCD−ROMデコーダ62に供給され、CD−ROMのフォーマットが分解され、暗号化された圧縮オーディオデータがCD−ROMデコーダ62から出力される。CD−ROMデコーダ62の出力データがセキュアブロック42に供給される。セキュアブロック42は、出力端子45に接続された記録機器との間で認証を行い、認証が成立した記録機器に対してのみデータを出力するようになされる。なお、一実施形態と同様に、出力端子45に接続される機器がパーソナルコンピュータの場合に、再暗号化を行うようにしても良い。
【0047】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えばこの発明は、光ディスク限らず、他のデータ記録媒体に対しても適用することができる。また、この発明は、オーディオデータ以外に画像データに対しても適用することができる。例えば高解像度と低解像度の映像コンテンツを記録し、高解像度データのみを再生でき、低解像度データをディジタル出力するようにしても良い。また、圧縮率を異ならせた映像ソフトを1枚の光ディスクに記録し、圧縮率が低い高品質データのみを再生でき、圧縮率が高い低品質データをディジタル出力するようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】
この発明では、再生することができるのは、高品質データのみとされているので、再生コンテンツの品質が保証できる。また、この発明では、ディジタルコピー可能なものは、低品質データであるので、著作権者は、コンテンツを安心して提供することができる。さらに、この発明では、ディジタル出力を生成するために、ダウンコンバータ等の品質を変換するためのハードウエアを設ける必要がない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に使用することができる光ディスクの一例を説明するための一部断面図である。
【図2】この発明に使用することができる光ディスクの他の例を説明するための略線図である。
【図3】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の一実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明の一実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明の他の実施形態のブロック図である。
【図8】この発明のさらに他の実施形態のブロック図である。
【図9】従来のディスク再生装置の一例のブロック図である。
【符号の説明】
21・・・光ディスク、23・・・光ピックアップ、28・・・セレクタ、30・・・システムコントローラ、33,43・・・デクリプタ、36・・・アナログ出力端子、38、42・・・セキュアブロック、44・・・リエンクリプタ、45・・・ディジタル出力端子、51・・・記録可能な光ディスク
Claims (7)
- 第1の品質のコンテンツデータと上記第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された記録媒体からデータを読み出すヘッド部と、
上記ヘッド部からの出力信号が供給され、上記供給された出力信号にデコード処理を施すデコード処理部と、
再生モードおよびコピーモードに応じて上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータを切り替えて出力する出力制御部と、
上記再生モードでは、上記出力制御部から出力された上記第1の品質のコンテンツデータに対応するディジタル出力データをアナログ信号に変換する変換処理部と
を備え、
上記再生モードでは、上記ヘッド部によって上記記録媒体から上記第1の品質のコンテンツデータを読み出して上記デコード処理部に供給し、上記デコード処理部からのディジタル出力データを上記変換処理部によってアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
上記コピーモードでは、上記ヘッド部によって上記記録媒体から上記第2の品質のコンテンツデータを読み出して上記デコード処理部に供給し、上記デコード処理部からのディジタル出力データのみを出力する
ことを特徴とする記録媒体の再生装置。 - さらに、上記再生モードにおいて、接続される機器との間で認証を行う認証処理部を備え、
上記認証処理部による認証が正しく行われた場合には、上記アナログ出力データに加えて上記デコード処理部からのディジタル出力データを出力し、
上記認証処理部による認証が正しく行われなかった場合には、上記アナログ出力データのみを出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の再生装置。 - さらに、上記コピーモードにおいて、接続される機器との間で認証を行う認証処理部をさらに備え、
上記認証処理部による認証が正しく行われた場合には、上記認証処理部は、上記出力制御部からのディジタル出力データを出力し、
上記認証処理部による認証が正しく行われなかった場合には、上記出力制御部からのディジタル出力データの出力を禁止する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の再生装置。 - 第1の品質のコンテンツデータと上記第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された記録媒体から、再生モードおよびコピーモードに応じて選択されたコンテンツデータを読み出し、
上記再生モードでは、上記記録媒体から上記第1の品質のコンテンツデータを読み出し、デコード処理を行い、デコード処理されたディジタル出力データをアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
上記コピーモードでは、上記記録媒体から上記第2の品質のコンテンツデータのみを読み出し、デコード処理し、デコード処理されたディジタル出力データのみを出力する
ことを特徴とする記録媒体の再生方法。 - 上記再生モードにおいて、接続される機器との間で認証を行い、上記認証が正しく行われた場合には、上記アナログ出力データに加えて上記デコード処理されたディジタル出力データを出力し、
上記認証が正しく行われなかった場合には、上記アナログ出力データのみを出力する
ことを特徴とする請求項4に記載の記録媒体の再生方法。 - 上記コピーモードにおいて、接続される機器との間で認証を行い、上記認証が正しく行われた場合には、上記ディジタル出力データを出力し、
上記認証が正しく行われなかった場合には、上記ディジタル出力データの出力を禁止する
ことを特徴とする請求項4に記載の記録媒体の再生方法。 - 第1の品質のコンテンツデータと上記第1の品質のコンテンツデータよりも品質の低い第2の品質のコンテンツデータとが少なくとも記録された第1の記録媒体からデータを読み出す読み出しヘッド部と、
上記読み出しヘッド部からの出力信号が供給され、上記供給された出力信号にデコード処理を施すデコード処理部と、
再生モードおよびコピーモードに応じて上記記録媒体から読み出されるコンテンツデータを切り替えて出力する出力制御部と、
上記再生モードでは、上記出力制御部から出力された上記第1の品質のコンテンツデータに対応するディジタル出力データをアナログ信号に変換する変換処理部と
上記コピーモードでは、上記出力制御部からのディジタル出力データに記録のためのエンコード処理を施して第2の記録媒体に記録する記録部と
を備え、
上記再生モードでは、上記読み出しヘッド部によって上記第1の記録媒体から上記第1の品質のコンテンツデータをのみを読み出して上記デコード処理部に供給し、上記デコード処理部からのディジタル出力データを上記変換処理部によってアナログ信号に変換したアナログ出力データのみを出力し、
上記第1の記録媒体から読み出されたデータのコピーモードでは、上記読み出しヘッド部によって上記第1の記録媒体から上記第2の品質のコンテンツデータを読み出して上記デコード処理部に供給し、上記デコード処理部からのディジタル出力データを上記記録部に供給し、上記第2の記録媒体に記録する
ことを特徴とする記録媒体の記録再生装置。
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