JPH0863901A - 信号記録方法及び装置、信号再生装置、並びに記録媒体 - Google Patents

信号記録方法及び装置、信号再生装置、並びに記録媒体

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JPH0863901A
JPH0863901A JP19845294A JP19845294A JPH0863901A JP H0863901 A JPH0863901 A JP H0863901A JP 19845294 A JP19845294 A JP 19845294A JP 19845294 A JP19845294 A JP 19845294A JP H0863901 A JPH0863901 A JP H0863901A
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JP
Japan
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signal
predetermined format
recording
area
band
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Application number
JP19845294A
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English (en)
Inventor
Kenichi Imai
憲一 今井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 CDフォーマット以上の品質(例えば再生帯
域44.1kHz、量子化ビット数20ビット)を有す
る入力信号を、CDフォーマットの信号(再生帯域2
2.05kHz,量子化ビット数16ビット)とそれ以
上の信号(例えばCDフィルタの信号と、再生帯域0〜
22.05kHzで量子化ビット数20ビットの信号と
の差分の信号、再生帯域22.05kHz〜44.1k
Hzで量子化ビット数20ビット等)に分割し、CDフ
ォーマットの信号をコンパクトディスク100の従来同
様のCDフォーマットの信号が記録される領域である記
録領域DW に記録し、CDフォーマット以上の信号を空
き領域DS に記録する。 【効果】 従来のCDフォーマットとの互換性を保った
ままで、さらに音質を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルオーディオ
データ等を記録媒体に記録する信号記録方法及び装置、
それに対応する信号再生装置、並びに記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるコンパクトディスク
(以下単にCDとする)のフォーマットにおいては、サ
ンプリング周波数が44.1kHzと規定されているた
め、再生される最高周波数は22.05kHzとなって
いる。また、量子化ビット数は16ビットと規定さてお
り、ダイナミックレンジは約98dBとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばガム
ランやヨーデルボイスといった音源では、上記CDの再
生最高周波数を越える周波数成分がかなり含まれること
が分かっており、もはや上記44.1kHzといったサ
ンプリング周波数では不十分なものとなってきている。
【0004】また、近年はディジタル/アナログ(D/
A)コンバータの精度も向上し、より微弱な信号を扱え
るようになり、CDのの量子化ビット数の16ビットで
得られるダイナミックレンジ、約98dBでは不十分な
ものとなってきている。
【0005】このため、従来よりも例えばサンプリング
周波数を高くしたり量子化ビット数を大きくしたりし
て、音質を改善した信号(すなわち広帯域の信号、ダイ
ナミックレンジの広い信号)を、従来のCDの大きさの
ディスク(メディア)に記録することも考えられる。
【0006】このように、上記44.1kHzより高い
サンプリング周波数でサンプリングされた信号を従来の
CDの大きさのディスクに収めたり、量子化ビット数が
16ビットより多いようなデータを収めることは、例え
ば当該ディスク上のトラックピッチを狭くしたり、光ピ
ックアップのレーザの波長を短くするなどにより技術的
には可能である。
【0007】しかし、上述のようにデバイスやメディア
を変更して記録容量を高めることで音質を改善するよう
にしたのでは、従来のCDフォーマットとの互換性が保
てなくなり、ソフトウェア市場も混乱してしまう。
【0008】そこで、本発明は、音質等の信号品質を改
善した信号を従来のCD等のフォーマットとの互換性を
保ったままで記録でき、さらに再生されたときに記録時
と同様の品質の信号を得ることができる信号記録方法及
び装置、信号再生装置、並びに記録媒体の提供を目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような実情
に鑑みてなされたものであり、本発明の信号記録方法及
び装置は、所定フォーマットの信号以上の品質を有する
入力信号を、上記所定フォーマットの信号と当該所定フ
ォーマット以外の信号とに分割し、上記所定フォーマッ
トの信号を記録媒体の所定領域に記録し、上記所定フォ
ーマット以外の信号を上記記録媒体の空き領域に記録す
ることを特徴とするものである。
【0010】ここで、上記入力信号としては、上記所定
フォーマットの信号帯域を拡大した広帯域の信号、及び
/又は、上記所定フォーマットのダイナミックレンジを
拡大した信号を例に挙げることができる。広帯域の信号
とは、例えば、上記所定フォーマットの信号に対応する
サンプリング周波数よりも高い周波数でサンプリングす
ることによる信号であり、また、上記所定フォーマット
の信号帯域以上の周波数成分を当該所定フォーマットの
信号帯域の周波数成分から予測することによって、上記
所定フォーマットの信号帯域を拡大した信号である。入
力信号が広帯域の信号であるとき、上記所定フォーマッ
ト以外の信号は、上記入力信号のうち上記所定フォーマ
ットの信号帯域以上の高域側の信号である。また、ダイ
ナミックレンジを拡大した信号とは、例えば、上記所定
フォーマットの信号に対応する量子化ビット数よりも多
い量子化ビット数で量子化することによってダイナミッ
クレンジを拡大した信号であり、このときの上記所定フ
ォーマット以外の信号は、上記入力信号と上記所定フォ
ーマットの信号との差分信号である。より具体的には、
上記入力信号は、44.1kHz以上のサンプリング周
波数でサンプリングされたものであり、また、16ビッ
トより大きい量子化ビット数で量子化されたものであ
る。なお、上記入力信号は、音響信号若しくは画像信号
とすることができる。
【0011】また、上記空き領域とは、上記所定フォー
マットの信号に対応する容量が記録媒体の持つ最大記録
容量以内であるとき上記最大記録容量のうちの上記所定
フォーマットの信号に対応する容量を除く記録領域であ
り、或いは、所定フォーマットの信号のうちのサブ情報
領域である。なお、上記空き領域を上記最大記録容量の
うちの上記所定フォーマットの信号に対応する容量を除
く記録領域としたときは、上記空き領域への記録密度を
上記所定領域への記録密度より高密度とすることができ
る。
【0012】さらに、上記所定フォーマット以外の信号
については、高能率符号化により圧縮して記録すること
が好ましく、また、聴覚的情報を用いた可変ビットレー
トの信号に変換して記録することが好ましい。ここで、
上記所定フォーマット以外の信号を圧縮して記録する際
の具体例としては、エントロピィ符号化した可変ビット
レートでの記録や、線形量子化した固定ビットレートで
の記録、非線形量子化した可変ビットレートでの記録、
線形予測符号化した固定ビットレートでの記録、ベクト
ル量子化した固定ビットレートでの記録等が考えられ
る。また、所定フォーマット以外の信号を線形量子化,
非線形量子化,線形予測符号化,ベクトル量子化等によ
り処理した場合には、さらにその処理した信号をエント
ロピィ符号化することも可能である。さらに、線形量子
化,非線形量子化,ベクトル量子化の際には、聴覚的情
報を使用して精度に重み付けした量子化を施すこともで
きる。また、エントロピィ符号化の際には、固定ブロッ
ク長でエントロピィを計算して符号化を行ったり、少な
くとも二つのブロック長でエントロピィを計算して最も
低いエントロピィとなるブロック長を選択して符号化を
行うようにすることもできる。固定長でないブロックで
エントロピィ符号化したときには、上記選択したブロッ
ク長の情報を記録媒体に記録することになる。またさら
に、エントロピィ符号化の際には、エントロピィ符号化
のためのテーブルを符号化の度に更新することもでき、
この場合符号化情報と共にそのテーブル情報も記録媒体
に記録することになる。或いは、符号化の度にテーブル
を更新せずに、テーブルを予め複数用意し、最適なテー
ブルを選択することもでき、このときは選択したテーブ
ルを表すID情報を記録媒体に記録することになる。
【0013】次に、本発明の信号再生装置は、本発明の
信号記録方法と対応する信号再生方法が適用されるもの
であり、例えば、所定フォーマットの信号以上の品質を
有する信号を上記所定フォーマットの信号と当該所定フ
ォーマット以外の信号とに分割し、上記所定フォーマッ
トの信号を所定領域に記録し、上記所定フォーマット以
外の信号を空き領域に記録してなる記録媒体から、上記
所定フォーマットの信号と、上記所定フォーマット以外
の信号とを再生する再生手段と、上記再生した所定フォ
ーマットの信号と上記所定フォーマット以外の信号とを
合成する合成手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0014】ここで、上記空き領域は、記録媒体の全記
録領域から上記所定フォーマットの信号が記録された所
定領域を除いた記録領域であるとき、上記再生手段は、
上記所定領域から上記所定フォーマットの信号を再生す
る第1の再生手段と、上記空き領域から上記所定フォー
マット以外の信号を再生する第2の再生手段とからな
る。また、上記空き領域が、記録媒体の全記録領域から
上記所定フォーマットの信号が記録された所定領域を除
いた記録領域であり、当該空き領域の記録密度が上記所
定領域の記録密度より高密度であるときには、第2の再
生手段は第1の再生手段と同じもの、又は当該記録密度
に対応できる別個のものとすることができる。さらに、
上記合成手段は、所定の圧縮処理が施された上記所定フ
ォーマット以外の信号に対して、当該所定の圧縮処理に
対応する伸張処理を施す伸張復号化手段を有するものと
することができる。
【0015】最後に、本発明の記録媒体は、本発明の信
号記録方法に基づいて信号が記録されたものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、所定フォーマットの信号以上
の品質を有する入力信号を所定フォーマットの信号とそ
れ以外の信号とに分けて記録媒体に記録するようにして
いるため、所定フォーマットとして例えば従来の既存の
フォーマットを用いた場合には従来の再生システムで記
録媒体から所定フォーマットの信号を再生することがで
き、また、所定フォーマット以外の信号をも扱うことが
できるシステムを用いた場合には、所定フォーマットの
信号とそれ以外の信号の両方を記録媒体から再生でき入
力信号と同品質の信号を得ることができるようになる。
【0017】また、所定フォーマット以外の信号につい
ては、高能率符号化によって圧縮すれば、空き領域の容
量が少ない場合でも記録できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0019】本発明実施例では、従来のCDフォーマッ
トとの互換性を保ったまま、44.1kHzを越えるサ
ンプリング周波数で得られた信号及び/又は量子化ビッ
ト数が16ビットより大きい信号(すなわち従来のCD
の信号よりも音質を改善した信号)を、入力信号として
コンパクトディスク(以下、媒体としてのディスクを単
にメディアと呼ぶ)に対して記録し、さらにこれを再生
するために、以下のようにしている。
【0020】すなわち、本発明実施例では、上記音質を
改善した信号である入力信号を、従来のCDフォーマッ
トに対応する信号と、このCDフォーマット以外の信号
(音質を改善するための信号)とに分割し、上記従来の
CDフォーマットに対応する信号については従来同様の
CDフォーマットに従ってメディアに記録し、上記音質
を改善するための信号についてはメディアの空き領域に
記録するようにしている。
【0021】ここで、例えば、現在流通しているCDの
うち、CDの最大録音可能時間の約74分を使って収録
されているものは少ないので、第1の実施例では、当該
収録時間が最大録音可能時間以下のCDにおける空き領
域に、上記音質を改善するための信号を収めるようにし
ている。
【0022】すなわち、図1に示すように、第1の実施
例においては、従来のCDフォーマットに対応する信号
については録音可能な領域(プログラム領域)DP のう
ちの従来のCDフォーマットに基づいて記録がなされる
記録領域DW に記録し、それ以外の信号(音質を改善す
るための信号)については上記収録時間の最大録音可能
時間以下のときの空き領域DS に記録する。なお、CD
フォーマットにおいては、信号がディスク100の内側
から記録されるので、上記空き領域DS はその外側にな
る。
【0023】また、メディアの空き領域に記録したい上
記音質を改善するための信号の情報量が少ない場合に
は、第2の実施例として、図2に示すように、その信号
をCDフォーマットにおけるサブコードに記録すること
も可能である。
【0024】すなわち、図2に示すように、CDフォー
マットにおいては、図2の(A)に示すようにフレーム
F0〜F97の98フレームで1ブロックが構成され、
各フレームはそれぞれ図2の(B)に示すように同期信
号(SYNC)と誤り訂正符号(ECC)と左右(L
R)の音データと共にサブコードを含む36バイトから
なり、サブコードは図2の(C)に示すように予約領域
の2ビットと利用領域の6ビットからなる1バイトで構
成されている。この第2の実施例では、上記左右(L
R)の音データ用の記録領域に従来のCDフォーマット
に対応するデータを記録し、音質を改善するためのデー
タを上記サブコードに記録する。
【0025】ところで、上記第1,第2の実施例におい
て、上記44.1kHzを越えるサンプリング周波数で
得られた信号及び/又は量子化ビット数が16ビットよ
り大きい信号(すなわち従来のCDの信号よりも音質を
改善した信号)を分割する際の分割方法としては、以下
の各具体例を挙げることができる。なお、以下の具体例
では、上記44.1kHzを越えるサンプリング周波数
として例えば88.2kHz(したがって再生可能帯域
は44.1kHzとなる)を、また、上記16ビットよ
りも大きい量子化ビット数として例えば20ビット(ダ
イナミックレンジは約120dBとなる)を挙げてい
る。
【0026】先ず、分割方法の第1の具体例は、上記8
8.2kHzのサンプリング周波数によって得られた音
の信号、すなわち再生可能帯域が44.1kHzとなる
信号の当該再生可能帯域を分割する方法である。この場
合、上記再生可能帯域が44.1kHzとなる信号の帯
域を、従来のCDフォーマットの再生可能帯域である0
〜22.05kHzと、それ以上の22.05kHz〜
44.1kHzに分割する。この22.05kHz〜4
4.1kHzの帯域の信号が上記音質を改善するための
信号に対応する。
【0027】図3には、当該第1の具体例の分割方法を
実現する構成を示す。
【0028】この図3において、入力端子1を介して供
給される上記88.2kHzのサンプリング周波数でサ
ンプリングされて得られた0〜44.1kHzの入力信
号は、例えば後述するいわゆるQMF(Quadrature Mirr
or Filter)等に代表される帯域分割フィルタ31に送ら
れる。当該QMFは帯域を2等分割し、サンプル数を1
/2にデシメーションして出力する。入力信号は、この
QMFからなる帯域分割フィルタ31により0〜22.
05kHzの帯域(低域)と22.05kHz〜44.
1kHzの帯域(高域)とに分割される。このとき2
2.05kHz〜44.1kHzの帯域(高域)の出力
は低域側に折り返した形になる。上記0〜22.05k
Hzの帯域(低域)の信号は、従来のCDフォーマット
の信号として出力端子11から出力されて前記図1,図
2の従来のCDフォーマットの記録領域に記録され、上
記22.05kHz〜44.1kHzの帯域(高域)の
信号は出力端子12から出力されて図1,図2の空き領
域に記録される。
【0029】なお、この図3の構成に対応する再生側で
は、メディアから再生された従来のCDフォーマットの
信号と上記空き領域からの信号とを帯域合成フィルタに
よって合成することで、0〜44.1kHzの再生信号
が得られることになる。
【0030】また、ここで上述した入力ディジタル信号
を複数の周波数帯域に分割する手法として述べたQMF
については、文献「ディジタル・コーディング・オブ・
スピーチ・イン・サブバンズ」("Digital coding of sp
eech in subbands" R.E.Crochiere, Bell Syst.Tech.
J., Vol.55,No.8 1976) に詳しく述べられている。また
帯域分割フィルタとして、文献「ツリー構造サブバンド
符号器のための完全再構成技術」("Exact Reconstruct
ion Techniques forTree-Structured SubbandCoders",M
ark J.T. Smith and Thomas P. Barnwell,IEEE Trans.
ASSP,Vol. ASSP-34 No.3,June 1986,pp. 434-441)に述
べられているCQF(Conjugate Quadrature Filters)
や、文献「ポリフェーズ・クァドラチュア・フィルター
ズ −新しい帯域分割符号化技術」("Polyphase Quadra
ture filters -A new subband coding technique", Jos
eph H. Rothweiler ICASSP 83, BOSTON)に述べられてい
る等バンド幅のフィルタ分割方法も用いることができ
る。なお、上記CQFは、非直線位相フィルタを用い、
信号を完全に再構成できる。また、ポリフェーズ・クァ
ドラチュア・フィルタにおいては、信号を等バンド幅の
複数の帯域に分割する際に一度に分割できることが特徴
となっている。
【0031】次に、分割方法の第2の具体例は、量子化
ビット数によってダイナミックレンジを分割する分割手
法である。
【0032】図4には、当該第2の具体例の分割方法を
実現する構成を示す。
【0033】この図4において、入力端子2に入力され
た20ビットの信号は、再量子化器34で再量子化され
る。この再量子化器34では、上記20ビットの信号を
CDの規格に定められた16ビットに再量子化する。こ
こで、この再量子化の方法としては、上記16ビットよ
りも単純に長くなった4ビット分のところで上記20ビ
ットを切り分けるという方法もあるが、当該第2の具体
例では、上記20ビットの信号を4ビットの大きさ(1
6)で割算し、四捨五入をする(丸める) 量子化を行う
ようにしている。このように、当該4ビットの大きさで
割り算して四捨五入する量子化の方が再量子化による量
子化雑音を少なくするのに有効である。そして、当該第
2の具体例の構成では、上記再量子化した出力と入力信
号との差分を加算器37によって求め(入力信号を正信
号とし、再量子化出力を負信号として加算することで差
分を求める)、これにより4ビットの差分信号を得る。
上記再量子化器34からの信号は出力端子14から出力
されて前記メディアのCDフォーマットの記録領域に記
録され、上記加算器37からの差分信号は出力端子13
から出力されて前記空き領域に記録される。
【0034】このように、第2の具体例では、上記4ビ
ットの差分信号が前記音質を改善するための信号に対応
する。
【0035】なお、上記図4の構成に対応する再生側で
は、上記メディアから再生された従来のCDフォーマッ
トの信号と上記空き領域からの信号とを合成手段によっ
て合成することで、20ビットの再生信号が得られるこ
とになる。
【0036】また、分割手法の他の具体例としては、高
音質、高忠実再生を目指すために、上記第1,第2の具
体例の分割方法の両方を備えるものも挙げることができ
る。この第1,第2の具体例の分割方法の両方の機能を
備える構成の場合、図3と図4の構成をカスケードに接
続することにより帯域及び量子化ビット数で3分割す
る。
【0037】図5には、上記第1,第2の具体例の構成
の両方を備えた構成として、先ず帯域分割を行ってから
再量子化と差分演算を行う第3の具体例の構成を示す。
【0038】この図5において、入力端子3に入力され
た上記0〜44.1kHzで20ビットの入力信号は、
先ず、第1の具体例同様の例えばQMF等の帯域分割フ
ィルタ32に送られる。当該帯域分割フィルタ32で
は、入力信号を2等分割すると共に、サンプル数を1/
2にデシメーションして出力する。当該帯域分割フィル
タ32からの22.05kHz〜44.1kHzの再生
帯域(高域)で20ビットの信号は出力端子15から出
力され、前記メディアの空き領域に記録される。
【0039】また、帯域分割フィルタ32からの0〜2
2.05kHz帯域(低域)で20ビットの信号は、第
2の具体例同様の再量子化器35によって0〜22.0
5kHz帯域の20ビットの信号がCDの規格に定めら
れた16ビットに再量子化される。その後、上記再量子
化器35で再量子化した出力と帯域分割フィルタ32か
らの0〜22.05kHz帯域で20ビットの信号と
は、第2の実施例同様の加算器38に送られ、ここで上
述同様に4ビットの差分信号が得られる。上記再量子化
器35からの再生帯域0〜22.05kHzで16ビッ
トの信号(従来のCDフォーマットの信号)は出力端子
17から前記メディアのCDフォーマットの記録領域に
記録され、上記加算器38からの0〜22.05kHz
帯域で4ビットの差分信号は出力端子16から出力され
て前記空き領域に記録される。
【0040】このように、第3の具体例では、上記出力
端子15と16から出力される信号が、前記音質を改善
するための信号に対応する。
【0041】なお、上記図5の構成に対応する再生側で
は、上記メディアから再生された従来のCDフォーマッ
トの0〜22.05kHzの帯域で16ビットの信号と
上記空き領域からの0〜22.05kHzで4ビットの
信号とを合成手段によって合成し、さらにこの合成手段
の出力と上記空き領域からの22.05kHz〜44.
1kHzで20ビットの信号とを帯域合成フィルタによ
って合成することで、0〜44.1kHzで20ビット
の再生信号が得られることになる。
【0042】また、上記第1,第2の具体例の分割方法
の両方を備える構成としては、第4の具体例として、図
6に示すように構成することもできる。すなわちこの図
6の構成は、再量子化と差分演算を行った後、帯域分割
を行う構成である。
【0043】この図6において、入力端子4に入力され
た上記0〜44.1kHzで20ビットの入力信号は、
第2の具体例同様の再量子化器36によってCDの規格
に定められた16ビットに再量子化される。また、第2
の具体例同様の加算器39では、入力端子4からの入力
信号と上記再量子化器36で再量子化した44.1kH
zで16ビットの信号との差分をとり、得られた0〜4
4.1kHzで4ビットの差分信号が出力端子18から
出力されて、前記メディアの空き領域に記録される。
【0044】一方、上記再量子化器36からの0〜4
4.1kHzで16ビットの信号は、第1の具体例同様
の帯域分割フィルタ33に送られる。当該帯域分割フィ
ルタ33では、供給された信号を2等分割すると共に、
サンプル数を1/2にデシメーションして出力する。当
該帯域分割フィルタ33からの22.05kHz〜4
4.1kHz帯域で16ビットの信号は出力端子19か
ら出力されて前記メディアの空き領域に記録され、0〜
22.05kHzの帯域で16ビットの信号(従来のC
Dフォーマットの信号)は出力端子20から出力されて
前記メディアのCDフォーマットの記録領域に記録され
る。
【0045】このように、第4の具体例では、上記出力
端子18と19から出力される信号が、前記音質を改善
するための信号に対応する。
【0046】なお、上記図6の構成に対応する再生側で
は、上記メディアから再生された従来のCDフォーマッ
トの0〜22.05kHzで16ビットの信号と上記空
き領域からの22.05kHz〜44.1kHzで16
ビットの信号とを帯域合成フィルタによって合成し、さ
らにこの帯域合成フィルタの出力と上記空き領域からの
0〜44.1kHzで4ビットの信号とを合成手段によ
って合成することで、0〜44.1kHzで20ビット
の再生信号が得られることになる。
【0047】ところで、上記第1,第2の実施例のよう
に従来のCDフォーマット以外の信号を音質を改善する
ための信号としてメディアの空き領域に記録するように
した場合、例えば、上述した第3,第4の具体例のよう
に、従来のCDフォーマット以外の情報は、当該従来の
CDフォーマットの情報と比べて2倍近くの量になるこ
とがある。
【0048】このような場合、空き領域の容量によって
は、ストレートPCMのままのCDフォーマット以外の
信号を、前記メディアの空き領域にそのまま記録するこ
とが困難になる。特に、第2の実施例のようにサブコー
ドを空き領域として使用する場合には、当該空き領域の
ための容量はかなり小さなものとなる。
【0049】したがって、本発明実施例では、上記空き
領域に記録する情報(従来のCDフォーマット以外の信
号)を後述する高能率符号化によって圧縮するようにし
ている。
【0050】ここで、情報量を圧縮する圧縮方法として
は、元の情報を完全に再現できる可逆符号化と、元の情
報を完全には再現できない不可逆符号化とを例に挙げる
ことができる。
【0051】先ず、上記可逆符号化について説明する。
【0052】この可逆符号化としては、いわゆるハフマ
ン符号化をはじめとするエントロピィ符号化がある。当
該エントロピィ符号化は各サンプル値に対応した符号を
割り当てる符号化テーブルに基づいて符号化を行うもの
である。
【0053】本実施例におけるエントロピ符号化を用い
た具体的構成例を以下の図7〜図10に示す。
【0054】先ず、図7に示す第5の具体例おいて、入
力端子5に供給された入力データ(前記CDフォーマッ
ト以外の信号)は、エントロピィ符号化回路41に送ら
れる。当該エントロピィ符号化回路41では、符号化テ
ーブルがユニット毎に作成され、上記入力データに対し
て1ユニット中の各サンプル値の出現頻度を計算し、出
現頻度の高いサンプル値には短い符号を割り当てるよう
な対応をとる。当該エントロピィ符号化回路41からは
各サンプル値毎に割り当てた符号からなる符号化データ
と、上記ユニット毎のコードテーブルの情報(符号化テ
ーブルの情報)とが出力され、これらがビットストリー
ムを生成するビット組み立て回路45に送られる。この
ビット組み立て回路45では、ユニット毎に上記コード
テーブルの情報と上記符号化データとからビットストリ
ームを生成し、このビットストリームが出力端子21か
ら出力される。この出力端子21から出力されたビット
ストリームが、前記メディアの空き領域に記録される音
質を改善するための信号を圧縮した高能率符号化情報と
なる。このように、本実施例の第5の具体例では、上記
コードテーブルの情報を、情報量を圧縮した信号である
上記符号化データと共にメディアに記録しておき、これ
を復号の際に用いるようにする。
【0055】なお、この図7では符号化側(記録側)の
み示しているが、復号化側(再生側)はこの図7に対応
する構成となる。例えば、メディアから読み出された上
記ビットストリームがビット分解手段で分解されること
によって、上記コードテーブルの情報と符号化データと
に分けられ、次段のエントロピィ復号化手段で当該コー
ドテーブルの情報に基づいて上記符号化データを復号化
する。
【0056】また、上記ハフマン符号化については、文
献「最小冗長符号の構成のための方法」("A Method fo
r Construction of Minimum Redundancy Codes",D.A Hu
ffman , Proc.I.R.E., 40, p.1098 (1952))に詳しく述
べられている。また、エントロピィ符号化については、
ハフマン符号化のほかに文献「シーケンシャルデータ圧
縮のための普遍的アルゴリズム」("A Universal Algor
ithm for SequentialData Compression",J.Ziv,A.Lempe
l ,IEEE Trans. on Inform. Theory,Vol.IT-23, No.3,p
p.337-343, 1977)に述べられているLempel-Ziv符号化
や、文献「固定レートソースの可変長符号化でのバッフ
ァオーバーフロウ」("Buffer Overflowin Variable Le
ngth Coding of Fixed Rate Sources", F.Telinek ,IEE
E Trans. Inform. Theory, Vol.IT-14, No.3, pp.490-5
01, 1968 )に述べられている算術符号といった符号化
方式も用いることができる。
【0057】また、上記第5の具体例のように符号化テ
ーブルを単位毎(ユニット毎)に作成しなくとも、図8
に示す第6の具体例のように記録(再生側にも)に予め
複数の符号化テーブルを記憶したコードテーブルROM
49を用意しておき、そこから符号化テーブルを読み出
して、符号化及び復号化を行うことも可能である。
【0058】すなわちこの図8において、入力端子6に
供給された入力データ(前記CDフォーマット以外の信
号)は、エントロピィ符号化回路42に送られる。当該
エントロピィ符号化回路42では、上記入力データに対
して1ユニット中の各サンプル値の出現頻度を計算し、
上記コードテーブルROM49に予め記憶されている複
数の符号化テーブルの中から最適な符号化テーブルを読
み出して、当該符号化テーブルを用いて、上記入力デー
タの出現頻度の高いサンプル値には短い符号を割り当て
るような対応をとる。当該エントロピィ符号化回路42
からの符号化データは、ビット組み立て回路46に送ら
れる。このビット組み立て回路46には、上記エントロ
ピィ符号化回路42にて使用したユニット毎の符号化テ
ーブルを示すID情報も上記コードテーブルROM49
から供給されるようになっており、したがって、当該ビ
ット組み立て回路46では上記符号化データと上記ID
情報とからビットストリームが生成されている。このビ
ットストリームが出力端子22から出力される。この出
力端子22から出力されたビットストリームが、前記メ
ディアの空き領域に記録される高能率符号化情報とな
る。このように、第6の具体例では、上記コードテーブ
ルの情報をメディアに記録する必要がないため、メディ
アの記憶容量の有効利用が図れる。
【0059】なお、この図8の構成に対応する復号化側
(再生側)では、例えば、メディアから読み出された上
記ビットストリームがビット分解手段で分解されること
によって、上記ID情報と符号化データとに分けられ
る。当該ID情報はコードテーブルROMに送られ、こ
のコードテーブルROMから上記ID情報に対応するコ
ードテーブルが読み出される。エントロピィ復号化手段
ではこのコードテーブルROMからのコードテーブルに
基づいて上記符号化データを復号化する。
【0060】上述した第5及び第6の具体例では、エン
トロピィ符号化において1ユニットの長さを固定してい
る例を示しているが、当該1ユニットの長さを可変にし
て、エントロピィの最も低くなるユニット長を求めて符
号化することも可能である。こうすることにより、より
高い圧縮率を実現することができる。なお、その際に
は、当該1 ユニットの長さも上記圧縮した信号等と共に
メディアに記録する必要がある。
【0061】ここで、上記第5の具体例に対応して1ユ
ニットの長さを可変にする構成としては、例えば図9に
示すような第7の具体例の構成を挙げることができる。
【0062】この図9において、入力端子7に供給され
た入力データ(前記CDフォーマット以外の信号)は、
エントロピィ符号化回路43とエントロピィ計算回路5
1とに送られる。上記エントロピィ計算回路51では、
エントロピィの最も低くなるユニット長を計算し、その
ユニット長を示すブロックサイズ情報を上記エントロピ
ィ符号化回路43に送る。当該エントロピィ符号化回路
43では、上記ブロックサイズ情報に基づいた長さのユ
ニット毎に符号化テーブルが作成され、上記入力データ
に対して当該1ユニット中の各サンプル値の出現頻度を
計算し、出現頻度の高いサンプル値には短い符号を割り
当てるような対応をとる。当該エントロピィ符号化回路
43からは各サンプル値毎に割り当てた符号からなる符
号化データと、上記ユニット毎のコードテーブルの情報
とが出力され、これらがビット組み立て回路47に送ら
れる。このビット組み立て回路47では、上記ブロック
サイズ情報と上記コードテーブルの情報と上記符号化デ
ータとからユニット毎にビットストリームを生成し、こ
のビットストリームが出力端子23から出力される。こ
の出力端子23から出力されたビットストリームが、前
記メディアの空き領域に記録される高能率符号化情報と
なる。このように、本実施例の第7の具体例では、上記
ブロックサイズ情報も、上記コードテーブルの情報と符
号化データと共にメディアに記録しておき、これを復号
の際に用いるようにする。
【0063】なお、この図9に対応する復号化側(再生
側)の構成においては、メディアから読み出された上記
ビットストリームがビット分解手段で分解されることに
よって、上記コードテーブルの情報と符号化データとブ
ロックサイズ情報とに分けられ、次段のエントロピィ復
号化手段で当該コードテーブルの情報とブロックサイズ
情報とに基づいて上記符号化データを復号化する。
【0064】また、上記第6の具体例に対応して1ユニ
ットの長さを可変にする構成としては、例えば図10に
示すような第8の具体例の構成を挙げることができる。
【0065】この図10において、入力端子8に供給さ
れた入力データ(前記CDフォーマット以外の信号)
は、エントロピィ符号化回路44とエントロピィ計算回
路52とに送られる。上記エントロピィ計算回路52で
は、エントロピィの最も低くなるユニット長を計算し、
そのユニット長を示すブロックサイズ情報をコードテー
ブルROM50に送る。また、エントロピィ符号化回路
44では、上記コードテーブルROM50から上記ブロ
ックサイズ情報に対応するユニット長の符号化テーブル
を読み出し、上記入力データに対して1ユニット中の各
サンプル値の出現頻度を計算して、上記入力データの出
現頻度の高いサンプル値には短い符号を割り当てるよう
な対応をとる。ビット組み立て回路48には、当該エン
トロピィ符号化回路44からの符号化データと、上記エ
ントロピィ計算回路52からのブロックサイズ情報と、
上記コードテーブルROM50からのID情報とが供給
される。当該ビット組み立て回路48では上記符号化デ
ータと上記ID情報とブロックサイズ情報とからビット
ストリームが生成され、このビットストリームが出力端
子24から出力される。この出力端子24から出力され
たビットストリームが、前記メディアの空き領域に記録
される高能率符号化情報となる。このように、第8の具
体例では、ブロックサイズの情報もメディアに記録する
ため、後の復号化の際にこれを使用して符号化データの
復号化が可能となる。
【0066】なお、この図10の構成に対応する復号化
側(再生側)では、メディアから読み出された上記ビッ
トストリームがビット分解手段で分解されることによっ
て、上記ID情報と符号化データとブロックサイズ情報
とに分けられる。当該ID情報とブロックサイズ情報は
コードテーブルROMに送られ、このコードテーブルR
OMから上記ブロックサイズ情報に対応するユニット長
と上記ID情報とに対応するコードテーブルが読み出さ
れる、エントロピィ復号化手段ではこのコードテーブル
ROMからのコードテーブルに基づいて上記符号化デー
タを復号化する。
【0067】次に、元の情報を完全には再現できない不
可逆符号化について説明する。
【0068】この不可逆符号化においては、例えば聴覚
的に重要な情報のみを取り出してメディアに記録するよ
うにすれば、効率的な情報量圧縮が行える。この方法を
用いた具体的構成例を図11に示す。
【0069】この図11において、入力端子9には、音
響信号等のディジタル入力波形信号が供給される。この
ディジタル入力波形信号は、聴覚的に冗長な情報を得る
ために高速フーリエ変換(FFT)回路61に送られ
る。当該高速フーリエ変換回路61では、上記ディジタ
ル入力波形信号に対してはいわゆるハミング窓などの窓
かけ処理を行った後、高速フーリエ変換処理すること
で、時間領域の上記入力波形信号を周波数領域のスペク
トルデータに変換する。
【0070】上記高速フーリエ変換回路61によって得
られたスペクトルデータは、マスキングスレッショルド
計算回路62に入力される。当該マスキングスレッショ
ルド計算回路62では、上記高速フーリエ変換回路61
で求めたスペクトルをいわゆる臨界帯域(クリティカル
バンド) 毎に分割し、いわゆるマスキング効果等を考慮
した各臨界帯域毎の許容雑音量を求め、許容雑音量を計
算する。なお、臨界帯域とは、人間の聴覚特性を考慮し
て分割された周波数帯域であり、ある純音の周波数近傍
の同じ強さの狭帯域バンド雑音によって当該純音がマス
クされるときのその雑音の持つ帯域のことである。この
臨界帯域は、高域ほど帯域幅が広くなっており、低域の
全周波数帯域は例えば25の臨界帯域に分割されてい
る。
【0071】ここで、以下に上記マスキングスレッショ
ルド計算回路62の一具体例の概略構成について詳しく
図12に示す。
【0072】この図12において、入力端子10には上
記高速フーリエ変換回路61からの周波数軸上のスペク
トルデータが供給されている。このデータとしては、高
速フーリエ変換演算をして得られるFFT係数データの
実数成分と虚数成分とに基づいて算出された振幅値と位
相値のうち、振幅値を用いるようにしている。これは、
一般に人間の聴覚は周波数軸上の振幅(レベル、強度)
には敏感であるが位相についてはかなり鈍感であること
を考慮したものである。
【0073】この周波数軸上の入力データは、臨界帯域
毎のパワー算出回路65に送られ、ここで上記臨界帯域
毎のパワーが求められる。この各バンド毎のパワーの代
わりに、振幅値のピーク値、平均値等を用いることも可
能である。このパワー算出回路65からの出力として、
例えば各バンドの総和値のスペクトルは、一般にバーク
スペクトルと称されている。図13はこのような各クリ
ティカルバンド毎のバークスペクトルSBを示してい
る。ただし、この図13では、図示を簡略化するため、
上記臨界帯域のバンド数を12バンド(B1 〜B12)で
表現している。
【0074】ここで、上記バークスペクトルSBのいわ
ゆるマスキングに於ける影響を考慮するために、このバ
ークスペクトルSBに所定の重み付け関数を掛けて加算
するような畳込み(コンボリューション)処理を施す。
このため、上記臨界帯域毎のパワー算出回路65の出力
すなわちバークスペクトルSBの各値は、畳込みフィル
タ66に送られる。この畳込みフィルタ66は、例え
ば、入力データを順次遅延させる複数の遅延素子と、こ
れら遅延素子からの出力にフィルタ係数(重み付け関
数)を乗算する複数の乗算器(例えば各バンドに対応す
る25個の乗算器)と、各乗算器出力の総和をとる総和
加算器とから構成されるものである。この畳込み処理に
より、図13の図中、点線で示す部分の総和がとられ
る。なお、上記マスキングとは、人間の聴覚上の特性に
より、ある信号によって他の信号がマスクされて聞こえ
なくなる現象をいうものであり、このマスキング効果に
は、時間軸上のオーディオ信号による時間軸マスキング
効果と、周波数軸上の信号による同時刻マスキング効果
とがある。これらのマスキング効果により、マスキング
される部分に雑音があったとしても、この雑音は聞こえ
ないことになる。このため、実際のオーディオ信号で
は、このマスキングされる範囲内の雑音は許容可能な雑
音とされる。
【0075】ここで、上記畳込みフィルタ66の各乗算
器の乗算係数(フィルタ係数)の一具体例を示すと、任
意のバンドに対応する乗算器Mの係数を1とするとき、
乗算器M−1で係数0.15を、乗算器M−2で係数0.0019
を、乗算器M−3で係数0.0000086 を、乗算器M+1で
係数0.4 を、乗算器M+2で係数0.06を、乗算器M+3
で係数0.007 を各遅延素子の出力に乗算することによ
り、上記バークスペクトルSBの畳込み処理が行われ
る。ただし、Mは1〜25の任意の整数である。
【0076】次に、上記畳込みフィルタ66の出力は減
算器68に送られる。この減算器68は、上記畳込んだ
領域での後述する許容可能な雑音レベルに対応する雑音
ffを求めるものである。なお、当該許容可能な雑音レ
ベル(許容雑音レベル)に対応するレベルffは、後述
するように、逆コンボリューション処理を行うことによ
って、臨界帯域の各バンド毎の許容雑音レベルとなるよ
うなレベルである。ここで、上記減算器68には、上記
レベルffを求めるための許容関数(マスキングレベル
を表現する関数)が供給される。この許容関数を増減さ
せることで上記レベルffの制御を行っている。この許
容関数は、次に説明するような(n−ai)関数発生回
路67から供給されているものである。
【0077】すなわち、許容雑音レベルに対応するレベ
ルffは、臨界帯域のバンドの低域から順に与えられる
番号をiとすると、次の(1) 式で求めることができる。
【0078】ff=S(n−ai) (1) この(1) 式において、n,aは定数でa>0、Sは畳込
み処理されたバークスペクトルの強度であり、(1) 式中
(n−ai)が許容関数となる。本実施例ではn=3
8,a=1としており、この時の音質劣化はなく、良好
な符号化が行えた。
【0079】このようにして、上記レベルffが求めら
れ、このデータは、割算器70に伝送される。この割算
器70では、上記畳込みされた領域での上記レベルff
を逆コンボリューションするためのものである。したが
って、この逆コンボリューション処理を行うことによ
り、上記レベルffからマスキングスペクトルが得られ
るようになる。すなわち、このマスキングスペクトルが
許容雑音スペクトルとなる。なお、上記逆コンボリュー
ション処理は、複雑な演算を必要とするが、本実施例で
は簡略化した割算器70を用いて逆コンボリューション
を行っている。
【0080】合成回路71での合成の際には、最小可聴
カーブ発生回路69から供給される図14に示すような
人間の聴覚特性であるいわゆる最小可聴カーブRCを示
すデータと、上記マスキングスペクトルMSとを合成す
ることができる。この最小可聴カーブにおいて、雑音絶
対レベルがこの最小可聴カーブ以下ならば雑音は聞こえ
ないことになる。この最小可聴カーブは、コーディング
が同じであっても例えば再生時の再生ボリュームの違い
で異なるものとなるが、現実的なディジタルシステムで
は、例えば16ビットダイナミックレンジへの音楽のは
いり方にはさほど違いがないので、例えば4kHz付近
の最も耳に聞こえやすい周波数帯域の量子化雑音が聞こ
えないとすれば、他の周波数帯域ではこの最小可聴カー
ブのレベル以下の量子化雑音は聞こえないと考えられ
る。したがって、このように例えばシステムの持つワー
ドレングスの4kHz付近の雑音が聞こえない使い方を
すると仮定し、この最小可聴カーブRCとマスキングス
ペクトルMSとを共に合成することで許容雑音レベルを
得るようにすると、この場合の許容雑音レベルは、図1
4の図中の斜線で示す部分までとすることができるよう
になる。なお、本実施例では、上記最小可聴カーブの4
kHzのレベルを、例えば20ビット相当の最低レベル
に合わせている。また、この図14は、信号スペクトル
SSも同時に示している。
【0081】また、許容雑音補正回路73では、補正情
報出力回路72から送られてくる例えば等ラウドネスカ
ーブの情報に基づいて、上記合成器71からの出力にお
ける許容雑音レベルを補正している。ここで、等ラウド
ネスカーブとは、人間の聴覚特性に関する特性曲線であ
り、例えば1kHzの純音と同じ大きさに聞こえる各周
波数での音の音圧を求めて曲線で結んだもので、ラウド
ネスの等感度曲線とも呼ばれる。またこの等ラウドネス
カーブは、図14に示した最小可聴カーブRCとおおむ
ね同じ曲線を描くものである。この等ラウドネスカーブ
においては、例えば4kHz付近では1kHzのところ
より音圧が8〜10dB下がっても1kHzと同じ大き
さに聞こえ、逆に、10kHz付近では1kHzでの音
圧よりも約15dB高くないと同じ大きさに聞こえな
い。このため、上記最小可聴カーブのレベルを越えた雑
音(許容雑音レベル)は、この等ラウドネスカーブに応
じたカーブで与えられる周波数特性を持つようにするの
が良いことがわかる。このようなことから、上記等ラウ
ドネスカーブを考慮して上記許容雑音レベルを補正する
ことは、人間の聴覚特性に適合していることがわかる。
こうして求められたマスクされる周波数領域は聴感上冗
長な情報となり、それだけ情報の圧縮が行える。
【0082】図11に戻ると、符号化すべき信号は直交
変換回路の一例である変形離散コサイン変換(MDC
T:Modified Discrete Cosine Transform)を行うMD
CT回路63にも送られる。なお、上記MDCT以外に
も上記高速フーリエ変換(FFT)や離散コサイン変換
(DCT:Discrete Cosine Transform )等の直交変換
を用いることもできる。ここで挙げた直交変換では時間
軸を周波数軸に変換する。上記MDCTについては、文
献「時間領域エリアシング・キャンセルを基礎とするフ
ィルタ・バンク設計を用いたサブバンド/変換符号化」
("Subband/Transform Coding Using Filter Bank Desig
ns Based on Time Domain Aliasing Cancellation," J.
P.Princen A.B.Bradley, Univ. of Surrey Royal Melbo
urne Inst.of Tech. ICASSP 1987)に詳しく述べられて
いる。
【0083】加算器64では、マスキングスレッショル
ド計算回路62によって求められたマスキングカーブを
用いて、MDCT回路63によって求められた周波数成
分或いはMDCT係数を聴覚的に冗長となる部分を切り
捨てて情報の圧縮を図る。このとき、聴覚的に敏感な周
波数帯域はより多くの周波数成分を残すことにより、量
子化雑音をより聴覚的に少なくする。
【0084】こうして符号化された信号を前述のように
ディスクに記録する。また、符号化された信号(前記符
号化データ)をエントロピィ符号化してさらに圧縮率を
高めることも有効である。
【0085】ここでは不可逆な圧縮として聴覚の特性を
使った方法を挙げたが、LPC(線形予測符号化)、A
DPCM(適応差分PCM)をはじめとする非線形量子
化、ベクトル量子化等の処理を行って記録することや、
これら符号化をさらにエントロピィ符号化して記録する
ようなこともできる。また、周波数帯域を拡大する方法
として、従来のCDフォーマットの帯域の周波数成分か
らそれ以上の帯域の周波数成分を予測する方法も考えら
れる。なお、上記LPCについては板倉、斎藤による文
献「最尤スペクトル推定法による音声分解合成伝送方
式」音響学会講演論文集, pp.231,1967 、或いは文献
「音声信号の予測符号化」("Predictive Coding of Sp
eech Signals ",B.S,Atal,M.R.Schroeder ,Reports of
6th Int.Conf. Acoust.,C-5-4,1968) に詳しく述べられ
ている。また、計算アルゴリズムについては数多くの文
献があり、ここでは省略する。
【0086】なお、以上のような方法によって情報量を
圧縮してメディアに記録するが、メディアの空き領域は
前述したようにあまり多くないことが予想されるので、
従来のCDフォーマットの帯域の信号を記録する場合よ
りも、さらに記録密度を上げて記録することも可能であ
る。このように記録密度を増すためには、CDの場合、
トラックピッチ(信号記録間隔)や読み出すレーザの波
長を短くするといったことが可能である。
【0087】上述のようにしてメディアに記録された信
号は、再生側において読み出された後、記録したときと
逆の手順により逆変形離散コサイン変換(IMDCT:
Inverse Modified Descrete Cosine Transform)を行う
IMDCT手段によって復号化される。
【0088】ところで、上述した第1の実施例において
は、従来のCDフォーマットの信号とそれ以外の信号を
メディアの別領域に記録(同一時間のデータがメディア
上の異なる位置に存在)するので、CDプレーヤにおい
ては読み出すための光ピックアップが1つでは読み出す
ことができない。
【0089】そのため、図15に示すように、ディスク
100から信号を再生するための光ピックアップを、従
来のCDフォーマットの信号が記録された前記記録領域
W専用のピックアップ101と、それ以外の前記空き
領域(拡大領域)DS 専用のピックアップ102の2つ
設けるようにする。
【0090】このとき、上記空き領域DS 専用のピック
アップ102は、この領域DS に信号を記録するので、
従来のCDフォーマットに準拠する必要がないので、上
述のように記録密度を増して記録することもできる。こ
のようにディスク100の空き領域DS において記録密
度を増してしてある場合には、読み出しレーザの波長が
短いものなど、それに対応したものを用いる必要があ
る。
【0091】また、この図15のように2つのピックア
ップ101,102を設ける場合、それぞれのピックア
ップ101,102が独立して動けなければならないた
め、これらピックアップ101,102の配置一は、そ
れぞれが同一半径上にならないようにする。
【0092】上述したように、本発明実施例によれば、
広帯域,高情報量の信号を従来のCDフォーマットの信
号とそれ以上の信号とに分け、従来のCDフォーマット
の信号は従来のCDフォーマットに従ってメディアに記
録し、それ以外の信号は空き領域に記録するようにし、
前記広帯域信号を従来のCDフォーマットの帯域の信号
とそれ以上の帯域の信号に分けるには、周波数軸方向の
場合にはQMFなどの帯域分割フィルタ、あるいはロー
パスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)を用いて行い、ま
た、量子化ビット数(ダイナミックレンジ) 方向で分割
する場合には、再量子化器を用いて、再量子化した後、
原信号との差分をとることによって実現している。さら
に、ダイナミックレンジでの分割を行う場合におい、差
分信号をそのまま記録することは情報量的に考えて、か
なり大きなものとなるため、空きエリアの容量によって
は記録することが不可能になり得るので、人間の聴覚的
特徴を利用して、聴覚的に必要となる信号成分のみを取
り出す高能率符号の技術を使って情報量を圧縮すること
により記録を可能にしている。また、情報が完全に復元
されるような可逆性の圧縮(エントロピィ符号化)を用
いて情報量の圧縮を図ることも可能である。
【0093】以上により、本実施例においては、従来の
CDフォーマットの帯域及び/又はビット数の信号は損
なうことなく、それ以上の帯域及び/又はビット数の信
号をメディアの空き領域に高能率に記録することによ
り、従来のCDよりも高音質なCDを提供することが可
能となる。
【0094】また、本発明実施例によれば、従来のCD
フォーマットとの互換性を保っているために、従来の再
生システムにおいては、従来のCDフォーマットの帯域
の音が再生でき、本発明による装置を用いたシステムに
おいては、従来のCDフォーマットの信号に加え、高能
率符号化されたそれ以上の音質を改善するための信号が
処理、再生され、したがって、より広帯域でダイナミッ
クレンジの広がった音が再生可能となる。
【0095】すなわち上述した実施例を例に挙げて言い
換えると、入力信号が再生帯域0〜44.1kHz(サ
ンプリング周波数fs=88.2kHz,量子化ビット
数20)で、これがサブ帯域Aとして再生帯域0〜2
2.05kHz(サンプリングfs=44.1kHz,
量子化ビット数16)と、サブ帯域Bとして再生帯域0
〜22.05kHz(サンプリングfs=44.1kH
z,量子化ビット数20、入力信号とサブ帯域Aの差
分)と、サブ帯域Cとして再生帯域22.05kHz〜
44.1kHz(サンプリングfs=44.1kHz,
量子化ビット数20)となされてメディア(CD)に記
録されていたとすると、従来のCDフォーマットにのみ
対応する再生システムでは上記サブ帯域Aの信号が再生
でき、また、上記サブ帯域Aと共に上記サブ帯域B或い
はサブ帯域Cの信号を加えて再生できる本発明が適用さ
れる再生システムでは上記サブ帯域Aとサブ帯域B、或
いはサブ帯域Aとサブ帯域Cの信号を再生することがで
き、さらに、上記サブ帯域Aとサブ帯域Bとサブ帯域C
の信号を加えて再生できる本発明が適用される再生シス
テムでは、上記サブ帯域Aとサブ帯域Bとサブ帯域Cの
信号を再生することができるようになる。
【0096】なお、上述した実施例では、メディアに記
録する信号として音響情報を使用したが、画像情報であ
ってもよく、この場合は、広帯域の画像信号や高情報量
の画像信号を、従来からすでに規定されているフォーマ
ットの画像信号とそれ以上の当該画質を改善するための
信号とに分割し、上記従来フォーマットの画像信号につ
いてはメディアにおいて当該従来フォーマットの画像信
号が記録される領域に記録し、上記画質を改善するため
の信号を空き領域に記録することになる。
【0097】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明においては、所定フォーマットの信号以上の品質を有
する入力信号を所定フォーマットの信号とそれ以外の信
号とに分けて記録媒体に記録するようにしているため、
所定フォーマットとして例えば従来の既存のフォーマッ
トを用いた場合には従来の再生システムで記録媒体から
所定フォーマットの信号を再生することができ、また、
所定フォーマット以外の信号をも扱うことができるシス
テムを用いた場合には、所定フォーマットの信号とそれ
以外の信号の両方を記録媒体から再生でき入力信号と同
品質の信号を得ることが可能である。
【0098】また、所定フォーマット以外の信号につい
ては、高能率符号化によって圧縮すれば、空き領域の容
量が少ない場合でも記録可能である。
【0099】例えば、所定フォーマットをCDのフォー
マットとした場合、本発明によれば従来同様のCD(記
録メディア)でかつ記憶容量も従来同様であっても、C
Dの再生帯域の例えば2倍の帯域でダイナミックレンジ
の広がった信号が再生可能となる。また、入力信号を分
割して記録媒体に別々に記録することで、従来の再生装
置においても、従来フォーマットの信号以外の信号の再
生はできないが、従来フォーマットの信号は完全に再生
できることとなり、記録媒体を従来の再生装置用、本発
明に対応できる再生装置用と言うように2つ提供しなく
てもよい。また、従来の再生装置においても、記録媒体
からデータを読み出し、ビットストリームを取り出せ
ば、本発明に対応できる再生装置の信号処理部分のみを
加えることにより従来のCDの信号よりも音質を改善し
た信号も再生することができることになる。
【0100】さらに、再生ハードウェアの規模に応じ
て、再生可能な帯域及びダイナミックレンジを選択する
ことのできるスケーラビリティの考え方を導入すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の信号処理方法及び装置
によって信号が記録される本発明の記録媒体について説
明するための図である。
【図2】サブコードに音質を改善するための信号を記録
する第2の実施例について説明するための図である。
【図3】第1の具体例の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図4】第2の具体例の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図5】第3の具体例の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図6】第4の具体例の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図7】第5の具体例の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図8】第6の具体例の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図9】第7の具体例の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図10】第8の具体例の構成を示すブロック回路図で
ある。
【図11】不可逆符号化を実現する具体的構成を示すブ
ロック回路図である。
【図12】マスキングスレッショルド計算回路の具体的
構成を示すブロック回路図である。
【図13】バークスペクトルを表す図である。
【図14】最小可聴カーブ、マスキングスペクトルを合
成した図である。
【図15】ディスクの読み出し装置(光ピックアップ
部)について説明するための図である。
【符号の説明】
31〜33 帯域分割フィルタ 34〜36 再量子化器 37〜39,64 加算器 41〜44 エントロピィ符号化回路 45〜48 ビット組み立て回路 49,50 コードテーブルROM 51,52 エントロピィ計算回路 61 高速フーリエ変換回路 62 マスキングスレショルド計算回路 63 MDCT回路 65 臨界帯域毎のパワー算出回路 66 畳み込み(コンボリューション)フィルタ 67 (n−ai)関数発生回路 68 減算器 69 最小可聴カーブ発生回路 70 割算器 71 合成回路 72 補正情報出力回路 73 許容雑音補正回路

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定フォーマットの信号以上の品質を有
    する入力信号を、上記所定フォーマットの信号と当該所
    定フォーマット以外の信号とに分割し、 上記所定フォーマットの信号を記録媒体の所定領域に記
    録し、 上記所定フォーマット以外の信号を上記記録媒体の空き
    領域に記録することを特徴とする信号記録方法。
  2. 【請求項2】 上記入力信号は、上記所定フォーマット
    の信号帯域を拡大した広帯域の信号であることを特徴と
    する請求項1記載の信号記録方法。
  3. 【請求項3】 上記入力信号は、上記所定フォーマット
    のダイナミックレンジを拡大した信号であることを特徴
    とする請求項1記載の信号記録方法。
  4. 【請求項4】 上記所定フォーマットの信号に対応する
    容量が記録媒体の持つ最大記録容量以内であるとき、上
    記空き領域は上記最大記録容量のうちの上記所定フォー
    マットの信号に対応する容量を除く記録領域であること
    を特徴とする請求項1記載の信号記録方法。
  5. 【請求項5】 上記空き領域は、所定フォーマットの信
    号のうちのサブ情報領域であることを特徴とする請求項
    1記載の信号記録方法。
  6. 【請求項6】 上記入力信号は、上記所定フォーマット
    の信号に対応するサンプリング周波数よりも高い周波数
    でサンプリングすることによる上記広帯域の信号であ
    り、 上記所定フォーマット以外の信号は、上記入力信号のう
    ち上記所定フォーマットの信号帯域以上の高域側の信号
    であることを特徴とする請求項2記載の信号記録方法。
  7. 【請求項7】 上記入力信号は、上記所定フォーマット
    の信号帯域以上の周波数成分を当該所定フォーマットの
    信号帯域の周波数成分から予測することによって、上記
    所定フォーマットの信号帯域を拡大した広帯域の信号で
    あることを特徴とする請求項2記載の信号記録方法。
  8. 【請求項8】 上記入力信号は、上記所定フォーマット
    の信号に対応する量子化ビット数よりも多い量子化ビッ
    ト数で量子化することによってダイナミックレンジを拡
    大した信号であり、 上記所定フォーマット以外の信号は、上記入力信号と上
    記所定フォーマットの信号との差分信号であることを特
    徴とする請求項3記載の信号記録方法。
  9. 【請求項9】 上記入力信号は、音響信号若しくは画像
    信号であることを特徴とする請求項1から請求項3のう
    ちのいずれか1項に記載の信号記録方法。
  10. 【請求項10】 上記所定フォーマット以外の信号を高
    能率符号化により圧縮して記録することを特徴とする請
    求項6又は8記載の信号記録方法。
  11. 【請求項11】 上記所定フォーマット以外の信号を、
    聴覚的情報を用いた可変ビットレートの信号に変換して
    記録することを特徴とする請求項6又は8記載の信号記
    録方法。
  12. 【請求項12】 上記所定フォーマット以外の信号を、
    エントロピィ符号化することにより可変ビットレートで
    記録することを特徴とする請求項10記載の信号記録方
    法。
  13. 【請求項13】 上記所定フォーマット以外の信号を、
    線形量子化することにより固定ビットレートで記録する
    ことを特徴とする請求項10記載の信号記録方法。
  14. 【請求項14】 上記所定フォーマット以外の信号を、
    非線形量子化することにより可変ビットレートで記録す
    ることを特徴とする請求項10記載の信号記録方法。
  15. 【請求項15】 上記所定フォーマット以外の信号を、
    線形予測符号化することにより固定ビットレートで記録
    することを特徴とする請求項10記載の信号記録方法。
  16. 【請求項16】 上記所定フォーマット以外の信号を、
    ベクトル量子化することにより固定ビットレートで記録
    することを特徴とする請求項10記載の信号記録方法。
  17. 【請求項17】 請求項11、13、14、15、又は
    16記載の信号記録方法によって処理された上記所定フ
    ォーマット以外の信号を、エントロピィ符号化すること
    を特徴とする信号記録方法。
  18. 【請求項18】 聴覚的情報を使用して精度に重み付け
    した量子化を上記所定フォーマット以外の信号に施すこ
    とを特徴とする請求項13、14、又は16記載の信号
    記録方法。
  19. 【請求項19】 上記所定フォーマット以外の信号に対
    して、固定ブロック長でエントロピィを計算してエント
    ロピィ符号化を行うことを特徴とする請求項12又は1
    7記載の信号記録方法。
  20. 【請求項20】 上記所定フォーマット以外の信号に対
    して、少なくとも二つのブロック長でエントロピィを計
    算し、最も低いエントロピィとなるブロック長を選択し
    てエントロピィ符号化を行うことを特徴とする請求項1
    2又は17記載の信号記録方法。
  21. 【請求項21】 上記選択したブロック長の情報を記録
    することを特徴とする請求項20記載の信号記録方法。
  22. 【請求項22】 エントロピィ符号化のためのテーブル
    を符号化の度に更新し、符号化情報と共にテーブル情報
    も記録することを特徴とする請求項12又は17記載の
    信号記録方法。
  23. 【請求項23】 エントロピィ符号化のためのテーブル
    を予め複数用意し、最適なテーブルを選択することを特
    徴とする請求項12又は17記載の信号記録方法。
  24. 【請求項24】 選択したテーブルを表すID情報を記
    録することを特徴とする請求項23記載の信号記録方
    法。
  25. 【請求項25】 上記所定フォーマットの信号に対応す
    る容量が記録媒体の持つ最大記録容量以内であるとき、
    上記空き領域は上記最大記録容量のうちの上記所定フォ
    ーマットの信号に対応する容量を除く記録領域とし、 上記空き領域への記録密度は上記所定領域への記録密度
    より高密度とすることを特徴とする請求項10から請求
    項20のうちのいずれか1項に記載の信号記録方法。
  26. 【請求項26】 上記入力信号は、44.1kHz以上
    のサンプリング周波数でサンプリングされたものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項25のうちいずれ
    か1項に記載の信号記録方法。
  27. 【請求項27】 上記入力信号は、16ビットより大き
    い量子化ビット数で量子化されたものであることを特徴
    とする請求項1から請求項25のうちいずれか1項に記
    載の信号記録方法。
  28. 【請求項28】 上記入力信号は、44.1kHz以上
    のサンプリング周波数でサンプリングされ、16ビット
    より大きい量子化ビット数で量子化されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項25のうちいずれか
    1項に記載の信号記録方法。
  29. 【請求項29】 所定フォーマットの信号以上の品質を
    有する入力信号を、上記所定フォーマットの信号と当該
    所定フォーマット以外の信号とに分割する分割手段と、 上記所定フォーマットの信号を記録媒体の所定領域に記
    録し、上記所定フォーマット以外の信号を上記記録媒体
    の空き領域に記録する記録手段とを有することを特徴と
    する信号記録装置。
  30. 【請求項30】 上記入力信号は、上記所定フォーマッ
    トの信号帯域を拡大した広帯域の信号であることを特徴
    とする請求項29記載の信号記録装置。
  31. 【請求項31】 上記入力信号は、上記所定フォーマッ
    トのダイナミックレンジを拡大した信号であることを特
    徴とする請求項29記載の信号記録装置。
  32. 【請求項32】 上記所定フォーマットの信号に対応す
    る容量が記録媒体の持つ最大記録容量以内であるとき、
    上記記憶手段は、上記最大記録容量のうちの上記所定フ
    ォーマットの信号に対応する容量を除く記録領域を、上
    記空き領域として上記所定フォーマット以外の信号の記
    録を行うことを特徴とする請求項29記載の信号記録装
    置。
  33. 【請求項33】 上記記録手段には、所定フォーマット
    の信号のうちのサブ情報領域を、上記空き領域として上
    記所定フォーマット以外の信号の記録を行うことを特徴
    とする請求項29記載の信号記録装置。
  34. 【請求項34】 上記入力信号は、上記所定フォーマッ
    トの信号に対応するサンプリング周波数よりも高い周波
    数でサンプリングすることによる上記広帯域の信号であ
    り、 上記分割手段は、上記入力信号を、上記所定フォーマッ
    トの信号帯域と上記所定フォーマットの信号帯域以上の
    高域側の信号とに分割することを特徴とする請求項30
    記載の信号記録装置。
  35. 【請求項35】 上記入力信号は、上記所定フォーマッ
    トの信号帯域以上の周波数成分を当該所定フォーマット
    の信号帯域の周波数成分から予測して、上記所定フォー
    マットの信号帯域を拡大した広帯域の信号であり、 上記分割手段は、上記入力信号を、上記所定フォーマッ
    トの信号帯域と上記所定フォーマットの信号帯域以上の
    高域側の信号とに分割することを特徴とする請求項30
    記載の信号記録装置。
  36. 【請求項36】 上記入力信号は、上記所定フォーマッ
    トの信号に対応する量子化ビット数よりも多い量子化ビ
    ット数で量子化することによってダイナミックレンジを
    拡大した信号であり、 上記分割手段は、上記入力信号を、上記所定フォーマッ
    トの信号と、上記入力信号と上記所定フォーマットの信
    号の差分信号とに分割することを特徴とする請求項31
    記載の信号記録装置。
  37. 【請求項37】 上記所定フォーマット以外の信号を高
    能率符号化する高能率符号化手段を設けることを特徴と
    する請求項34又は36記載の信号記録装置。
  38. 【請求項38】 上記所定フォーマット以外の信号を、
    聴覚的情報を用いた可変ビットレートの信号に変換する
    変換手段を設けることを特徴とする請求項34又は36
    記載の信号記録装置。
  39. 【請求項39】 上記高能率符号化手段は、上記所定フ
    ォーマット以外の信号をエントロピィ符号化することに
    より可変ビットレートの信号に変換することを特徴とす
    る請求項37記載の信号記録装置。
  40. 【請求項40】 上記高能率符号化手段は、上記所定フ
    ォーマット以外の信号を、線形量子化することにより固
    定ビットレートの信号に変換することを特徴とする請求
    項37記載の信号記録装置。
  41. 【請求項41】 上記高能率符号化手段は、上記所定フ
    ォーマット以外の信号を、非線形量子化することにより
    可変ビットレートの信号に変換することを特徴とする請
    求項37記載の信号記録装置。
  42. 【請求項42】 上記高能率符号化手段は、上記所定フ
    ォーマット以外の信号を、線形予測符号化することによ
    り固定ビットレートの信号に変換することを特徴とする
    請求項37記載の信号記録装置。
  43. 【請求項43】 上記高能率符号化手段は、上記所定フ
    ォーマット以外の信号を、ベクトル量子化することによ
    り固定ビットレートの信号に変換することを特徴とする
    請求項37記載の信号記録装置。
  44. 【請求項44】 上記変換した所定フォーマット以外の
    信号をエントロピィ符号化するエントロピィ符号化手段
    を設けることを特徴とする請求項38、40、41、4
    2、又は43記載の信号記録装置。
  45. 【請求項45】 上記高能率符号化手段は、聴覚的情報
    を使用して精度に重み付けした量子化を行う量子化手段
    を有することを特徴とする請求項40、41、又は43
    記載の信号記録装置。
  46. 【請求項46】 上記エントロピィ符号化手段は、固定
    ブロック長でエントロピィを計算してエントロピィ符号
    化を行うことを特徴とする請求項39又は44記載の信
    号記録装置。
  47. 【請求項47】 上記エントロピィ符号化手段は、少な
    くとも二つのブロック長でエントロピィを計算し、最も
    低いエントロピィとなるブロック長を選択してエントロ
    ピィ符号化を行うことを特徴とする請求項39又は44
    記載の信号記録装置。
  48. 【請求項48】 上記記録手段は、上記選択したブロッ
    ク長の情報も記録することを特徴とする請求項47記載
    の信号記録装置。
  49. 【請求項49】 上記エントロピィ符号化手段は、エン
    トロピィ符号化のためのテーブルを符号化の度に更新
    し、 上記記録手段は、上記所定フォーマット以外の信号の符
    号化情報と共にテーブル情報も記録することを特徴とす
    る請求項39又は44記載の信号記録装置。
  50. 【請求項50】 エントロピィ符号化のためのテーブル
    を複数保持するテーブル保持手段と、 当該テーブル保持手段に保持された複数のテーブルから
    最適なテーブルを選択する選択手段とを設けることを特
    徴とする請求項39又は44記載の信号記録装置。
  51. 【請求項51】 上記記録手段は、選択したテーブルを
    表すID情報も記録することを特徴とする請求項50記
    載の信号記録装置。
  52. 【請求項52】 上記所定フォーマットの信号に対応す
    る容量が記録媒体の持つ最大記録容量以内であるとき、
    上記記録手段は、上記最大記録容量のうちの上記所定フ
    ォーマットの信号に対応する容量を除く記録領域を、上
    記空き領域として上記所定フォーマット以外の信号の記
    録を行うと共に、上記空き領域への記録密度を上記所定
    領域への記録密度より高密度とすることを特徴とする請
    求項37から請求項49のうちのいずれか1項に記載の
    信号記録装置。
  53. 【請求項53】 上記入力信号は、44.1kHz以上
    のサンプリング周波数でサンプリングされたものである
    ことを特徴とする請求項29から請求項52のうちいず
    れか1項に記載の信号記録装置。
  54. 【請求項54】 上記入力信号は、16ビットより大き
    い量子化ビット数で量子化されたものであることを特徴
    とする請求項29から請求項52のうちいずれか1項に
    記載の信号記録装置。
  55. 【請求項55】 上記入力信号は、44.1kHz以上
    のサンプリング周波数でサンプリングされ、16ビット
    より大きい量子化ビット数で量子化されたものであるこ
    とを特徴とする請求項29から請求項52のうちいずれ
    か1項に記載の信号記録装置。
  56. 【請求項56】 所定フォーマットの信号以上の品質を
    有する信号を上記所定フォーマットの信号と当該所定フ
    ォーマット以外の信号とに分割し、上記所定フォーマッ
    トの信号を所定領域に記録し、上記所定フォーマット以
    外の信号を空き領域に記録してなる記録媒体から、上記
    所定フォーマットの信号と、上記所定フォーマット以外
    の信号とを再生する再生手段と、 上記再生した所定フォーマットの信号と上記所定フォー
    マット以外の信号とを合成する合成手段とを有すること
    を特徴とする信号再生装置。
  57. 【請求項57】 上記空き領域が記録媒体の全記録領域
    から上記所定フォーマットの信号が記録された所定領域
    を除いた記録領域であるとき、 上記再生手段は、上記所定領域から上記所定フォーマッ
    トの信号を再生する第1の再生手段と、上記空き領域か
    ら上記所定フォーマット以外の信号を再生する第2の再
    生手段とからなることを特徴とする請求項56記載の信
    号再生装置。
  58. 【請求項58】 上記空き領域が、記録媒体の全記録領
    域から上記所定フォーマットの信号が記録された所定領
    域を除いた記録領域であり、当該空き領域の記録密度が
    上記所定領域の記録密度より高密度であることを特徴と
    する請求項57記載の信号再生装置。
  59. 【請求項59】 上記合成手段は、所定の圧縮処理が施
    された上記所定フォーマット以外の信号に対して、当該
    所定の圧縮処理に対応する伸張処理を施す伸張復号化手
    段を有することを特徴とする請求項56から請求項58
    のうちのいずれか1項に記載の信号再生装置。
  60. 【請求項60】 請求項1から請求項28のうちのいず
    れか1項に記載の信号記録方法によって信号を記録して
    なることを特徴とする記録媒体。
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