JP3870609B2 - 船外機のオイルレベルゲージ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機のオイルレベルゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】
4サイクルエンジンには潤滑オイルを貯留するオイルパンを備えている。オイルパン内の潤滑オイルは通常目視が不可能なため、オイルレベルゲージを設けて潤滑オイルの量および汚れを確認可能にしている。
【0003】
4サイクルエンジンを搭載した船外機に用いられるオイルレベルゲージは、例えば特開平11−81968号公報に示すように、オイルパンの側部上方に配置される場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
船外機の場合、船体側から潤滑オイルの確認作業がし易いことが望まれる。
【0005】
しかしながら、オイルパンの前部上方には船外機をクランプブラケットに弾性的に取り付けるマウントユニットが設けられるため、オイルレベルゲージは必然的にこのマウントユニットの後方に配置されることになる。その結果、潤滑オイルの点検作業性が悪く、船外機が大型化するに伴ってこの問題は顕著になる。
【0006】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、潤滑オイルの点検作業性の向上を図った船外機のオイルレベルゲージを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る船外機のオイルレベルゲージは、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、エンジンホルダの上方にエンジンを、下方にオイルパンをそれぞれ配置し、クランプブラケットに弾性的に取り付けるマウントユニットを上記エンジンホルダ内に設けた船外機において、上記エンジンホルダの前部に上記マウントユニットを収納するマウントケースを形成し、このマウントケースとその側部に位置する上記エンジンホルダの側壁との間に、所定の間隔を設けてオイルレベルゲージを配置すると共に、上記マウントケースの側部に位置する上記エンジンホルダの側壁にゲージボスを斜め上方に向かって突設し、このゲージボスに上記オイルパンの中央底部に向かうゲージ穴を斜めに形成し、このゲージ穴に上記オイルレベルゲージを挿着したものである。
【0008】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記ゲージ穴の延長線上に上記マウントケースの下隅部を配置したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、この発明を適用した船外機の実施形態を示す左側面図である。図1に示すように、この船外機1はエンジンホルダ2を備え、このエンジンホルダ2の上方にエンジン3が設置される。なお、このエンジン3はその内部にクランクシャフト4を略垂直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンである。
【0013】
エンジンホルダ2の下方にはオイルパン5が配置されると共に、例えば船外機1にはマウント装置6を介してクランプブラケット7が取付けられ、このクランプブラケット7を介して船外機1が図示しない船体のトランサムに装着される。また、この船外機1のエンジン3、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲はエンジンカバー8によって覆われる。
【0014】
オイルパン5の下部にはドライブシャフトハウジング9が設置される。エンジンホルダ2、オイルパン5およびドライブシャフトハウジング9内にはドライブシャフト10が略垂直に配置され、その上端部がクランクシャフト4の下端部に連結される。ドライブシャフト10はドライブシャフトハウジング9内を下方に向かって延び、ドライブシャフトハウジング9の下部に設けられたギヤケース11内のベベルギヤ12およびプロペラシャフト13を介してプロペラ14を駆動するように構成される。
【0015】
上記クランプブラケット7にはチルト軸15を介してスイベルブラケット16が設けられ、このスイベルブラケット16内にパイロットシャフト7が鉛直方向に、且つ回動自在に軸支される。そして、このパイロットシャフト7の上下端にアッパーマウントブラケット18およびロアーマウントブラケット19がそれぞれ回動一体に設けられる。
【0016】
エンジンホルダ2の前部には左右一対のアッパーマウントユニット20が設けられ、アッパーマウントブラケット18に連結される。また、ドライブシャフトハウジング9の両側部には一対のロアーマウントユニット21が設けられ、ロアーマウントブラケット19に連結される。そして、以上によりマウント装置6を構成し、船外機1はクランプブラケット7に対しパイロットシャフト7を中心に左右に操舵可能になると共に、チルト軸15を中心に上方に向かってチルトアップ可能になる。
【0017】
図2は船外機1中央部の拡大縦断面図である。図2に示すように、この船外機1に搭載されるエンジン3は、例えばシリンダヘッド22、シリンダブロック23およびクランクケース24等を組み合わせて構成された水冷サイクル三気筒エンジンである。
【0018】
エンジン3の最前部、図1においては最も左側に配置されるクランクケース24の後方(右側)にはシリンダブロック23が配置される。また、シリンダブロック23の後方にはシリンダヘッド22が配置される。
【0019】
図3は、エンジンホルダ2の上面図であり、図4はエンジンホルダ2の下面図である。そして、図5は図3のV−V線に沿う断面図である。図2〜図5に示すように、オイルパン5の上方に配置されるエンジンホルダ2の側部にはオイルパン5内の潤滑オイルの量および汚れを確認可能にするオイルレベルゲージ25が設けられる。そして、オイルレベルゲージ25はスティック状のゲージ本体26とパイプ状のゲージガイド27とから構成される。
【0020】
エンジンホルダ2の側壁2aにはゲージボス28が斜め上方に向かって突設され、このゲージボス28にゲージ穴29がオイルパン5の中央底部に向かって斜めに形成される。そして、このゲージ穴29にゲージガイド27の基端部が挿着され、このゲージガイド27にその上端開口部からゲージ本体26が挿入される。
【0021】
一方、エンジンホルダ2の前部には前記アッパーマウントユニット20を収納するマウントケース30がエンジンホルダ2と一体に形成される。また、このマウントケース30とその側部に位置するエンジンホルダ2の側壁2aとの間には肉抜き空間31が形成される。そして、この肉抜き空間31側方の側壁2aに上記ゲージボス28が配置され、この肉抜き空間31に向かってゲージ穴29が開口する。さらに、ゲージ穴29の延長線上の、肉抜き空間31側にはマウントケース30の下隅部30aが配置される。
【0022】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0023】
エンジンホルダ2の前部に形成されたマウントケース30とその側部に位置するエンジンホルダ2の側壁2aとの間に肉抜き空間31を形成し、この肉抜き空間31側方の側壁2aにオイルレベルゲージ25取付用のゲージボス28を配置したことにより、オイルレベルゲージ25をエンジン3の前寄り、すなわち船体(図示せず)寄りに配置することが可能になり、潤滑オイルの点検作業性が向上する。
【0024】
また、エンジンホルダ2の側壁2aにゲージボス28を斜め上方に向かって突設し、このゲージボス28にオイルパン5の中央底部に向かうゲージ穴29を斜めに形成したことにより、ゲージ本体26の先端が常時オイルパン5の中央底部に配置されることになる。オイルパン5の中央底部は船外機1が傾いても潤滑オイルの液面高さにあまり影響が出ない場所なので、オイルパン5内の潤滑オイルの量が高い精度で検出できる。
【0025】
そして、ゲージ穴29の延長線上の、肉抜き空間31側にマウントケース30の下隅部30aを配置すれば、この下隅部30aがガイドとなってゲージ穴29から侵入してくるゲージ本体26の先端をオイルパン5の中央底部に導くことができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る船外機のオイルレベルゲージによれば、エンジンホルダの上方にエンジンを、下方にオイルパンをそれぞれ配置し、クランプブラケットに弾性的に取り付けるマウントユニットを上記エンジンホルダ内に設けた船外機において、上記エンジンホルダの前部に上記マウントユニットを収納するマウントケースを形成し、このマウントケースとその側部に位置する上記エンジンホルダの側壁との間に、所定の間隔を設けてオイルレベルゲージを配置すると共に、上記マウントケースの側部に位置する上記エンジンホルダの側壁にゲージボスを斜め上方に向かって突設し、このゲージボスに上記オイルパンの中央底部に向かうゲージ穴を斜めに形成し、このゲージ穴に上記オイルレベルゲージを挿着したため、オイルレベルゲージを船体寄りに配置することが可能になり、潤滑オイルの点検作業性が向上すると共に、オイルパン内の潤滑オイルの量を高い精度で計ることができる。
【0027】
また、上記ゲージ穴の延長線上に上記マウントケースの下隅部を配置したため、この下隅部がガイドとなってオイルレベルゲージをオイルパンの中央底部に導く。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機のオイルレベルゲージの一実施形態を示す船外機の左側面図。
【図2】船外機中央部の拡大縦断面図。
【図3】エンジンホルダの上面図。
【図4】エンジンホルダの下面図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 船外機
2 エンジンホルダ
2a エンジンホルダの側壁
3 エンジン
5 オイルパン
7 クランプブラケット
20 アッパーマウントユニット
25 オイルレベルゲージ
28 ゲージボス
29 ゲージ穴
30 マウントケース
30a マウントケースの下隅部
31 肉抜き空間
Claims (2)
- エンジンホルダの上方にエンジンを、下方にオイルパンをそれぞれ配置し、クランプブラケットに弾性的に取り付けるマウントユニットを上記エンジンホルダ内に設けた船外機において、上記エンジンホルダの前部に上記マウントユニットを収納するマウントケースを形成し、このマウントケースとその側部に位置する上記エンジンホルダの側壁との間に、所定の間隔を設けてオイルレベルゲージを配置すると共に、上記マウントケースの側部に位置する上記エンジンホルダの側壁にゲージボスを斜め上方に向かって突設し、このゲージボスに上記オイルパンの中央底部に向かうゲージ穴を斜めに形成し、このゲージ穴に上記オイルレベルゲージを挿着したことを特徴とする船外機のオイルレベルゲージ。
- 上記ゲージ穴の延長線上に上記マウントケースの下隅部を配置した請求項1記載の船外機のオイルレベルゲージ。
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1999
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