JP3870498B2 - 筆記具軸の先部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒の先端に螺着により先部材が取り付けられ、また、その先部材は、外形が円錐形状であって、内側に円柱中空部が形成された樹脂成形品よりなる筆記具の先部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として、実開昭61−70076号に記載されたシャ−プペンシルの先部材がある。先端の方向(先端パイプ部9)に向かって徐々に縮径した円錐形状の口金(先端部材)の内側には、円柱中空部が形成されており、その中間部には、シャ−プペンシルの芯を保持する2つの弾性のリブ片6が形成されている。そして、この様な口金は、後方にねじ部が形成されていて軸筒に着脱自在に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
先部材の外形が円錐状で内側が内径の異なる複数の円柱中空部となっているので、肉厚の厚い部分と薄い部分とが形成される。そして、肉厚の厚い部分には、その外面にひけ(窪み)が発生してしまっていた。
また、前記の先部材を成形するには、一般的に、リブ片を成形するコアピンと、その外側にねじ部分を成形するねじコアピンとが金型の少なくとも2つの部品として使用される。ここで、成形終了後に、金型の1部品であるねじコアピンを成形品より回転させながら抜くが、その際、ねじコアピンの内周面にコアピンの外周面が接触しているため、内側に位置しているコアピンも回転してしまう場合があり、その結果、前記コアピンによって成形されたリブ片をねじコアピンの回転により引きちぎってしまったり、変形させてしまう危険性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、軸筒の先端に螺着により先部材が取り付けられ、また、その先部材は、外形が円錐形状であって、内側に内径の異なる複数の円柱中空部が形成された樹脂成形品よりなる筆記具の先部材であって、その先部材を射出成形で形成すると共に、その先部材の内面に複数のリブを形成し、また、前記先部材の内面に片を一体に形成し、その片を芯戻り止め部としたことを要旨とする。
【0005】
【作用】
先部材の内側に形成するリブによって、厚さの薄い部分が部分的に厚くなり、また、成形終了後にねじコアピンを回転させた際の成形品の回転防止となる。
【0006】
【実施例】
第1例を図1〜図4に示し説明する。透明或いは、有色半透明な材質からなる軸筒1の内部には、複数の芯を貯蔵する芯タンク2が前後動可能に配置されている。その芯タンク2の前方には、芯の把持・解放を行うチャック体3が固定されており、そのチャック体3の中間部にはチャック体3の閉鎖、拡開を行うチャックリング4が囲繞された状態で取り付けられている。また、前記軸筒1と芯タンク2との間には、コイルスプリングなどの弾撥部材(チャックスプリング)5が張設されており、前記芯タンク2とチャック体3を後方に付勢している。符号6は、前記軸筒1の前端に螺着などによって着脱自在に取り付けられ、前記軸筒1と同様に透明或いは、有色半透明な材質からなる円錐形状の先部材であり、その先部材6の内側には芯の後退を阻止する芯戻り止め部7が一体形成されている。ここで、その芯戻り止め部7も透明或いは、有色半透明な材質からなっている。
【0007】
前記芯タンク2の後方は、軸筒1の後端部より突出しており、その突出した部分の内側には、消しゴム8が着脱自在に圧入されている。
また、前記芯タンク2の後端突出部には、芯タンク2を押圧するノック部材9が着脱自在に圧入されている。そのノック部材9の内面には、芯タンク2と嵌合する長い縦リブ10と、ノック部材9の芯タンク2への挿入位置規制と移動量を規制する短い縦リブ11とが形成されている。
【0008】
ここで、前記長い縦リブ10の前端は、ノック部材9を押圧し芯の繰り出し操作を行った際、前記軸筒1の後端部に当接し得るようになっている。そして、その当接時においては、前記チャックスプリング5は、完全には密着せず、適宜の、例えば、チャックリングがチャック体から外れ芯が解放する程度の収縮範囲を有している。
尚、前記ノック部材9の外周筒部12は、前記軸筒1の後方部を覆う位置まで形成されており、ノック部材というよりは、キャップのようになっており、シャ−プペンシルとしての美観を向上させていると共に、軸筒の後部をガイドとし、ノック部材の押圧操作によって発生する振れ(ぐらつき)を防止している。
尚、符号13は、ノック部材9に一体に形成されたクリップであるが、そのクリップ13を別部材として形成し、ノック部材に固定しても良い。
【0009】
次に、前記先部材6について詳述する(図3、図4参照)。前記先部材6の外形は、先端の方向に向かって徐々に縮径する円錐状をなしており、また、先部材6の内側には内径のことなる複数の円柱中空部14〜17が形成されている。その上方の円柱中空部14の内面には、ねじコアピンによって成形され、前記軸筒1に着脱自在に取り付けられる雌螺子部18が形成されている。また、下方の円柱中空部17の内面には、上方から下方に向かって徐々に狭まる縦リブ19が放射状に複数形成されている。尚、この様な縦リブ19を上方の円柱中空部15、16にも形成して良いが、成形によるひけは、肉厚の厚い箇所に発生しやすいので、極力少なくとも円柱中空部17には形成した方が良い。
また、先部材6の内部で、円柱中空部17の位置には、前述した芯戻り止め部7形成されているが、その芯戻り止め部7は、対向する2つの片20、21によって構成されている。また、その片20、21の内面には、凸状の芯保持部22が形成されている。
【0010】
次に、前記透明或いは、有色半透明な材質からなる軸筒並びに、先部材の材質の1例を挙げる。軸筒の材質としては、ABS樹脂やAS樹脂、PC樹脂が一般的に用いられるがこれらの材質の透明グレ−ドを軸筒並びに、先部材の材質としても良い。しかし、先部材には、芯保持部が一体に形成されていることから、曲げ弾性率が大きく、耐クリ−プ性の良い材質(例えば、PC樹脂)を選択することが、設計的、意匠的、自由度を上げることになり、より好ましい。
【0011】
尚、前記先部と軸筒とを一体成形しても良く、また、前記先部の先端に金属製の芯保護パイプを取り付けても良く、更には、図示のように芯保護パイプ23を先部と一体的に成形し、その芯保護パイプ部分にても芯の確認をすることができるようにしても良い。
【0012】
次に成形方法について説明する。金型の成形品が成形されるキャビティ−の内部に、前記芯戻り止め部7や中空部15〜17を形成するコアピンと雌螺子部18を形成するねじコアピンとを挿入し射出成形を行う。成形終了後に金型を開き、次いでねじコアピンを回転させながら成形品から離脱させる。尚、このとき、ねじコアピンの回転の負荷がコアピンに伝達されたとしても、前記コアピンが縦リブ19に押さえられているので、成形品の芯保持部には前記回転作用は伝達されない。
また、前記コアピンを縦リブを形成する外コアピンと、芯保持部を形成する内コアピンとの2重構造にすれば、芯保持部へのねじコアピンの離脱時の回転の負荷は全く受けないものとなり、更に良い。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、軸筒の先端に螺着により先部材が取り付けられ、また、その先部材は、外形が円錐形状であって、内側に内径の異なる複数の円柱中空部が形成された樹脂成形品よりなる筆記具の先部材であって、その先部材を射出成形で形成すると共に、その先部材の内面に複数のリブを形成し、また、前記先部材の内面に片を一体に形成し、その片を芯戻り止め部としたので、先部材の表面に発生してしまうひけを極力防止することができ、また、芯保持部を破損させてしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1例を示す縦断面図。
【図2】 本発明のノック部材を示す縦断面図。
【図3】 本発明の先部材を示す縦断面図。
【図4】 本発明の先部材を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 芯タンク
3 チャック体
4 チャックリング
5 チャックスプリング
6 先部材
7 芯戻り止め部
8 消しゴム
9 ノック部材
10 長い縦リブ
11 短い縦リブ
12 外周筒部
13 クリップ
14 円柱中空部
15 円柱中空部
16 円柱中空部
17 円柱中空部
18 雌螺子部
19 縦リブ
20 片
21 片
22 芯保持部
23 芯保護パイプ

Claims (1)

  1. 軸筒の先端に螺着により先部材が取り付けられ、また、その先部材は、外形が円錐形状であって、内側に内径の異なる複数の円柱中空部が形成された樹脂成形品よりなる筆記具の先部材であって、その先部材を射出成形で形成すると共に、その先部材の内面に複数のリブを形成し、また、前記先部材の内面に片を一体に形成し、その片を芯戻り止め部としたことを特徴とする筆記具軸の先部材。
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