JP3868696B2 - 携帯端末の自動ダイヤルロックシステム及び携帯端末 - Google Patents

携帯端末の自動ダイヤルロックシステム及び携帯端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムに係り、特に携帯電話機のセキュリティー保護を高度に実現し得る携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯電話機等の携帯端末のセキュリティー保護を実現するための方法や装置等がいくつか提案されている。
例えば、特開平6−276148号公報に示された移動体無線機では、あらかじめ移動体無線機本体固有のデジタルコードを該移動体無線機本体内部の不揮発性メモリに格納しておき、前記移動体無線機とは別に移動体無線機本体内のデジタルコードと一致するコードを送出する携帯可能な無線発信機を設け、前記移動体無線機が前記無線発信機より送出されるコードを受信すると、移動体無線機本体の電子ロックが解除され使用可能な状態となるように構成された装置が開示されている。
【0003】
さらに、例えば、特開平9−64967号公報に示された携帯電話機のダイヤルロックシステムでは、特定の使用者があらかじめ指定したロック解除コードをのせた微弱電力の電波信号を周期的に発信する携帯可能なロック解除装置を携帯電話機とは別に設け、さらに、前記携帯電話機に、前記ロック解除コードをあらかじめ記憶した記憶手段と、前記ロック解除装置から所定の距離内にある場合にのみ前記電波信号から前記ロック解除コードを検出する受信手段と、前記受信手段にて検出された前記ロック解除コードと前記記憶手段内のロック解除コードとが一致する場合にダイヤルロックを解除し、これらロック解除コードの一致があらかじめ設定された期間起こらない場合には前記ダイアルロックを再設定する制御手段とを備え、前記特定の使用者のみが前記携帯電話機を使用可能とした装置が開示されている。
【0004】
さらに、特開平4−217127号公報に示された移動体無線通信端末では、特定の通報先ダイアル番号を登録記憶する通報先登録部と、移動体無線通信端末を搭載する移動体の可動部分近辺に設けられた入力ボタンと、前記入力ボタンから所定の符号の入力が為されていない状態において前記可動部分の動作が検出された場合に不正使用の警報を送出する検出部と、前記検出部から不正使用の警報(通知)を受けると前記通報先登録部に登録記憶された通報先ダイヤル番号に対して発信し、発信先(接続先)に前記警報の通知を送信する制御部とを備え、前記移動体や移動体無線通信端末の不正使用が発生したとき直ちに前記発信先(接続先)に通報することで前記不正使用を防止する装置が開示されている。
【0005】
このような従来技術の代表例として、特開平9−64967号公報に示された携帯電話機のダイヤルロックシステムの例を示し、図面に基いて説明する。
図3は、特開平9−64967号公報に掲載された、携帯電話機のセキュリティー保護を実現する従来における携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムの構成を示したブロック図である。
【0006】
図3において、30は携帯電話機、40はロック解除装置である。携帯電話機30内において、31は携帯電話機全体の制御を行う制御部であり、32はロック解除装置40からの微弱電波を用いたロック解除コードを受信するロック解除コード受信部であり、33は図示しない無線基地局との間で音声またはデータ呼の無線による発着信を行う送受信部であり、34はキーボードにより携帯電話機使用者からの操作指示情報や発信の相手先番号等のデータを入力し制御部31へ伝達する入力部であり、35は制御部31からの情報を表示するための表示部であり、36は上記各部に必要な電源を供給する電源部である。
【0007】
また、制御部31内において、311はプログラムを格納したROM312及びデータ処理用のRAM313を用いて全体の制御を行うCPUであり、314はロック解除コード及びID情報をあらかじめ記憶したEEPROM等から成るコード記憶回路であり、315はタイマ回路であり、316は送受信部33を制御する送受信制御部である。
【0008】
さらに、ロック解除装置40内において、41はロック解除コードをあらかじめ記憶したEEPROM等からなるコード記憶回路411を含む制御部であり、42は制御部41から周期的に読み出されるロック解除コードを微弱電波にて携帯電話機30のロック解除コード受信部32に対して送信するロック解除コード送信部であり、43は上記各部に必要な電源を供給する電源部である。
【0009】
次に動作について説明する。
携帯電話機30の特定(正規)の使用者あるいはサービス提供者等は、所定のロック解除コードを設定し、携帯電話機30のコード記憶回路314に入力部34を介して入力するとともに、ロック解除装置40のコード記憶回路411に図示しないROMライタ等を用いて入力しそれぞれ記憶させる。
【0010】
ロック解除装置40の制御部41は、コード記憶回路411に記憶されたロック解除コードを一定周期で読み出し、ロック解除コード送信部42に供給し、電波信号として外部に送出する。尚、ロック解除装置40におけるロック解除コード送信部42の送信出力及び携帯電話機30におけるロック解除コード受信部32の受信感度は、電波の到達距離が1〜2mとなるように調整しておく。また、使用者が携帯電話機30を使用する際には、常にロック解除装置40を携帯電話機30から設定されたロック解除コードの電波信号の到達距離範囲内にて使用するものとする。
【0011】
携帯電話機30は電源投入直後において、制御部31によりダイヤルロック状態に設定され、着信以外の操作を受け付けないようになっている。携帯電話機30のロック解除コード受信部32は、ロック解除装置40からのロック解除コード(電波信号)を受信すると制御部31に通知し、制御部31は受信したロック解除コードが自己のコード記憶回路314に記憶されているロック解除コードと一致しているか否かをチェックし、一致していればロック解除状態とし、入力部34による携帯電話機30の全ての操作を可能とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の携帯電話機のダイヤルロックシステムは以上のように構成されているので、ロック解除装置側から所定の送信周期で微弱電波(ロック解除コード)を携帯電話機に送信しなければならず、ロック解除装置側の電力消費が大きくなるという課題があった。
【0013】
また、電力消費を少なくするために、微弱電波(ロック解除コード)の送信周期を長くした場合、ダイヤルロック状態で特定(正規)の使用者(ロック解除装置を身に付けた使用者)が携帯電話機に近づき発信しようとしても、所定時間(送信周期)経過しなければダイヤルロックが解除されない(待ち時間が発生する)という課題があった。
【0014】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ダイヤルロックが待ち時間なくリアルタイムに解除され、且つロック解除装置側の電力消費の少ない携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る携帯端末の自動ダイヤルロックシステムは、予め所定のID情報を記憶し、電源が投入されると乱数を生成してロック解除コードとして記憶し、前記ID情報と前記機ロック除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行って第1の認証演算結果として記憶し、動作処理要求に伴った一連の操作が発生すると、記憶しているロック解除コードを送信する携帯端末と、予め所定のID情報を記憶し、前記携帯端末から送信されたロック解除コードを受信し、記憶している前記ID情報と受信したロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行って第2の認証演算結果として送信するロック解除装置とを備え、前記携帯端末は、前記第2の認証演算結果を受信し、記憶している第1の認証演算結果と受信した前記第2の認証演算結果とを比較し、一致した場合に前記動作処理要求に対する一連の処理が完了するまでロック状態を解除し、ロック状態解除中の新たな動作処理要求に伴った一連の操作に対してはロック状態とするものである。
【0016】
この発明に係る携帯端末は、所定のID情報と電源投入時に生成された乱数によるロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行い第1の認証演算結果を得る認証装置と、動作処理要求に伴った一連の操作が発生すると、前記ロック解除コードをロック解除装置に送信するロック解除コード送信部と、前記ロック解除装置から第2の認証演算結果を受信する認証結果受信部と、前記認証装置により行われた第1の認証演算結果と前記認証結果受信部により受信された第2の認証演算結果とを比較し、一致した場合に前記動作処理要求に対する一連の処理が完了するまでロック状態を解除し、ロック状態解除中の新たな動作処理要求に伴った一連の操作に対してはロック状態とする制御部とを備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムの構成を示したブロック図である。
【0025】
図1において、10は携帯電話機、20はロック解除装置である。携帯電話機10内において、11は携帯電話機10全体の制御を行う制御部であり、12はロック解除装置20に微弱電波を用いてロック解除コードを送信するロック解除コード送信部であり、13は無線基地局との間で音声またはデータ呼の発着信を行う送受信部であり、14はキーボード等を備え、該キーボードにより携帯電話機使用者からの操作指示情報や発信の相手先番号等のデータを入力し制御部11へ通知する入力装置であり、15は制御部11からの各種の情報を表示するための表示部であり、16はロック解除コード、ID情報、並びに認証演算結果をあらかじめ記憶したEEPROM等から成るコード記憶回路であり、17はこれらロック解除コード、ID情報を用いて認証演算を行う認証装置であり、18は、ロック解除コード送信部12がロック解除コードをロック解除装置20に送信した後、該ロック解除装置20から送られて(返送されて)きた認証演算結果を制御部11に通知する認証結果受信部であり、19は上記各部に必要な電源を供給する電源部である。
【0026】
また、制御部11内において、112はプログラムを格納したROM110及びデータ処理用のRAM111を用いて全体の制御を行うCPUであり、113は送受信部13を制御する送受信制御部である。尚、上述の実施の形態1における携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムの構成の説明において、携帯電話機10とロック解除装置20間にて授受される信号の通信媒体として電波が用いられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば赤外線や可視光等を用いるようにしてもよい。
【0027】
さらに、ロック解除装置20内において、21はあらかじめ携帯電話機10のコード記憶回路16に記憶されたものと同一のID情報が記憶されているID情報記憶回路であり、22は携帯電話機10のロック解除コード送信部12より微弱電波にて送信されてきたロック解除コードを受信するロック解除コード受信部であり、23はロック解除コード受信部22から通知されたロック解除コードとID情報記憶回路21に記憶されたID情報とから認証演算(認証装置17と同一の処理)を行う認証装置であり、24は認証装置23による演算結果を携帯電話機10に送信する認証結果送信部であり、25は上記ロック解除装置20の各部に電源を供給する電源部である。
【0028】
次に、図2を参照しながら動作について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1による携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムの動作を示したフローチャートである。
【0029】
まず、携帯電話機10の特定(正規)の使用者あるいはサービス提供者等は、あらかじめ設定された所定のID情報を、携帯電話機10のコード記憶回路16とロック解除装置20のID情報記憶回路21に、図示しないROMライタ等を介して入力し記憶させる。尚、携帯電話機10のコード記憶回路16へのID情報の入力は、入力装置14を介して行うようにしても良い。また、携帯電話機10の電源投入時、携帯電話機10はロック状態であるものとする。
【0030】
さて、携帯電話機10に電源が投入されると(ステップST1)、携帯電話機10の認証装置17は乱数を生成し、制御部11に供給する。制御部11は、この乱数をロック解除コードとしてコード記憶回路16に記憶する(ステップST2)。コード記憶回路16にロック解除コードが記憶されると、認証装置17はID情報と電源投入時に記憶されたロック解除コードを、コード記憶回路16から読み出し、認証演算(任意の算術演算等)を実施し(ステップST3)、該認証演算の結果を制御部11に供給する。前記認証演算の結果の供給を受けた制御部11は、該認証演算の結果(第1の認証演算結果)をコード記憶回路16に記憶する。
【0031】
次に、携帯電話機使用者により、発信またはメモリダイヤル等の個人情報へのアクセス等の操作を行うべく、入力装置14のキーボードより、一連のキー操作によるデータの入力(動作処理要求等)が行われると、この一連のキー操作によるデータの入力に対応する操作内容が制御部11に供給(通知)される。制御部11は、入力装置14から前記操作内容が供給されたタイミングにて、コード記憶回路16よりロック解除コードを読み出してロック解除コード送信部12に供給する。ロック解除コード送信部12は、ロック解除コードを微弱電波にのせ、携帯電話機使用者が所持している(身に付けている)ロック解除装置20に送信する(ステップST4,5)。
【0032】
ロック解除装置20のロック解除コード受信部22は、携帯電話機10から微弱電波で送信されたロック解除コードを受信すると、該ロック解除コードを認証装置23に供給する。このロック解除装置20の認証装置23は、ロック解除コードが供給(受信)された時点で、ID情報記憶回路21にあらかじめ記憶されているID情報を読み出し、該ID情報と受信したロック解除コードとで認証演算を行い(ステップST6)、該認証演算の結果を認証結果送信部24に供給する。また、認証結果送信部24は認証装置23より供給された認証演算の結果(第2の認証演算結果)を、携帯電話機10に送信する。(ステップST7)
【0033】
なお、携帯電話機10におけるロック解除コード送信部12の送信出力及びロック解除装置20におけるロック解除コード受信部22の受信感度は、例えば、障害物(遮蔽物)の無い状態での電波の到達距離が、1m程度となるように調整しておく。また、ロック解除装置20の認証装置23で用いる認証演算アルゴリズムは、携帯電話機10の認証装置17の認証演算アルゴリズムと同一のものを用いるものとする。
【0034】
次に、携帯電話機10の認証結果受信部18は、ロック解除装置20から微弱電波で送信された認証演算の結果(第2の認証演算結果)を受信すると、制御部11に供給する。制御部11は、コード記憶回路16に既に記憶されている認証演算の結果(第1の認証演算結果)を読み出して、受信した認証演算の結果(第2の認証演算結果)との比較認証(認証処理による認証判定)を行う(ステップST8)。
【0035】
制御部11は、比較認証の結果が一致していた場合、前記ステップST4におけるキー入力は、特定の使用者(使用が許可されている携帯電話機使用者)によるキー入力であるものと判断し、ロック解除状態とし、前記ステップST4にて入力装置14から入力された発信操作及びメモリダイヤル等の操作を有効として(ステップST9)、発信処理等を継続する(一連のキー入力による処理が完了するまでの処理の継続を可能とする)。
【0036】
一方、携帯電話機10のコード記憶回路16に記憶されたID情報とロック解除装置20のID情報記憶回路21に記憶されたID情報とが異なっていたり、或いは、携帯電話機10の認証装置17における認証アルゴリズムとロック解除装置20の認証装置23における認証アルゴリズムが異なっていた場合(携帯電話機10とロック解除装置20の対応がとれていない場合)等によって、前記比較認証の結果が不一致となった場合、制御部11は、前記ステップST4におけるキー入力が、特定の使用者でない者(使用が許可されていない携帯電話機使用者)によるキー入力であると判断し、ロック解除は行わず、前記ステップST4にて入力された操作を無効として破棄し(ステップST10)、例えば、表示部15に、前記ステップST4にて入力された発信操作またはメモリアクセス操作が無効である旨の表示を行う。
【0037】
また、制御部11は、許可された発信処理(発信、メモリダイヤル等の個人情報へのアクセス操作等)が実施中、新たに入力装置14から通知(入力)された操作に対しては、ロック状態として扱う。さらに、許可された発信処理が完了した後、新たに入力装置14から通知された操作に対しては、制御部11は、再びロック解除コードをロック解除装置20に送信して認証処理を実施する。すなわち、一旦、ダイヤルロックが解除された操作に対し、一連の処理が完了するまでの期間についてのみ、キー入力された一連の処理要求に対する動作の継続が可能となる。
【0038】
また、制御部11は、ロック解除コードをロック解除装置20に送信した後、所定の時間が経過してもロック解除装置20からの認証演算結果が受信されない場合には、当該携帯電話機10の近辺には特定の使用者(使用を許可されている使用者)が存在しないものと判断し、ロック解除を行わず、当該入力された操作を破棄し、携帯電話機10の表示操作部15に、当該入力された発信操作またはメモリアクセス操作が無効である旨の表示を行う。
【0039】
なお、上記発明において、万が一、ロック解除装置20の携帯を忘れたり、紛失した場合などのために、例えば、携帯電話機10より暗証番号等を入力することによりロック解除が行われ、キー操作が有効となるような機能を有する構成とすることも可能である。
【0040】
また、何らかの理由(システムの故障等)にて認証の失敗が発生した場合のために、認証の失敗が発生した時点にて、携帯電話機10より暗証番号の入力を促す表示が行われるよう構成しても良いし、さらに暗証番号の入力を促す表示が行われ、一定時間経過しても手動による暗証番号の入力が行われない場合や、間違った暗証番号が所定の回数連続して入力された場合等には、自動で携帯電話機10の電源をオフするような構成とすることも可能である。
【0041】
また、発信時/メモリダイヤルアクセス時の認証失敗等による携帯電話機10の不正アクセスが、所定回数連続して行われた場合には、あらかじめ携帯電話機10に登録してある1または複数の緊急連絡先の番号(例えば、自宅の固定電話や家族の携帯電話機の番号等)へ自動発信し、不正アクセスがあったことを通知するような機能を持たせた構成とすることも可能である。
【0042】
また、ロック解除装置20は、電力消費量の削減のため、携帯電話機10よりロック解除コードを受信することにより、それまでの省電力待ち受け状態から、主電源が立ち上がるように構成しても良いし、携帯電話機10を使用する際に、該携帯電話機10と同時に、ロック解除装置20の電源を立ち上げるような構成としても良い。
【0043】
さらに、携帯電話機10とロック解除装置20間において、微弱電波等の通信媒体に認証演算結果及びロック解除コードをのせて各データのやり取り(通信)を行っているが、低消費電力化のため、前記各データの通信状況に応じて、携帯電話機10とロック解除装置20間における微弱電波等の通信媒体(信号)の強度を、自動制御(さらに微弱に)するような構成としても良い。
【0044】
以上のように、この実施の形態1によれば、従来方式ではロック解除装置40側から携帯電話機30に対して一定周期でロック解除コードを送信していたのに対し、携帯電話機10の使用者により発信またはメモリダイヤル等の個人情報へのアクセス等の操作(キー入力)が行われた場合に、ロック解除装置20から携帯電話機10に対して認証演算結果が送信されるので、ロック解除装置20の電力消費を格段に押さえる効果が得られる。
【0045】
また、従来方式では、一旦ロック状態になると、最長で、ロック解除装置40におけるロック解除コード送信周期分の時間が経過しないとロック解除ができないという問題があったが、この実施の形態1によれば、ロック状態からロック解除状態へリアルタイムに遷移可能であるという効果が得られる。
【0046】
また、発信及びメモリダイヤル等の操作により、一旦ロック解除された場合には、当該操作のみ受付け可能とし、以降に入力される操作はロック状態となっているので、携帯電話機10におけるダイヤルロック(携帯電話機10が単体にて有するキー入力を一切無効とする機能等)の設定し忘れや、置き忘れ等に起因する第三者の悪意使用を未然に防止する効果が得られる。
【0047】
さらに、認証処理においては、ロック解除コードを、所定の数値(コード)ではなく乱数により生成し、該ロック解除コードとID情報とから、携帯電話機10とロック解除装置20それぞれにおいて認証演算することで、それぞれの認証演算の結果(第1及び第2の認証演算結果)を得、これによって認証処理を行っているので、例えば、ロック解除装置20より出力される認証演算の結果(第2の認証演算結果)を、治具(ロック解除装置をエミュレートする装置)等により不正に生成することが難しくなり、携帯電話機10の第三者による不正使用をより未然に防止する効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、予め所定のID情報を記憶し、電源が投入されると乱数を生成してロック解除コードとして記憶し、ID情報とロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行って第1の認証演算結果として記憶し、動作処理要求に伴った一連の操作が発生すると、記憶しているロック解除コードを送信する携帯端末と、予め所定のID情報を記憶し、携帯端末から送信されたロック解除コードを受信し、記憶しているID情報と受信したロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行って第2の認証演算結果として送信するロック解除装置とを備え、携帯端末は、第2の認証演算結果を受信し、記憶している第1の認証演算結果と受信した第2の認証演算結果とを比較し、一致した場合に動作処理要求に対する一連の処理が完了するまでロック状態を解除し、ロック状態解除中の新たな動作処理要求に伴った一連の操作に対してはロック状態とすることにより、携帯端末のロック状態からロック解除状態への遷移をリアルタイムに行うことができ、ロック解除装置の電力消費を格段に押さえることができ、治具等による不正なロック解除装置の制作が難しくなり、携帯端末の第三者による不正使用を高度に防止することができ、第1または第2の認証演算結果を不正に生成(模倣)することを困難とすることができ、携帯端末のダイヤルロック(携帯端末が単体にて有するキー入力を一切無効とする機能等)の設定のし忘れや置き忘れ等に起因した、携帯端末の特定の使用者(正規所有者等)以外の者による使用を不可能とする効果がある。
【0049】
この発明によれば、所定のID情報と電源投入時に生成された乱数によるロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行い第1の認証演算結果を得る認証装置と、動作処理要求に伴った一連の操作が発生すると、ロック解除コードをロック解除装置に送信するロック解除コード送信部と、ロック解除装置から第2の認証演算結果を受信する認証結果受信部と、認証装置により行われた第1の認証演算結果と認証結果受信部により受信された第2の認証演算結果とを比較し、一致した場合に動作処理要求に対する一連の処理が完了するまでロック状態を解除し、ロック状態解除中の新たな動作処理要求に伴った一連の操作に対してはロック状態とする制御部とを備えたことにより、携帯端末のロック状態からロック解除状態への遷移をリアルタイムに行うことができ、ロック解除装置の電力消費を格段に押さえることができ、治具等による不正なロック解除装置の制作が難しくなり、携帯端末の第三者による不正使用を高度に防止することができ、第1または第2の認証演算結果を不正に生成することを困難とすることができ、携帯端末のダイヤルロックの設定のし忘れや置き忘れ等に起因した、携帯端末の特定の使用者以外の者による使用を不可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムの構成を示したブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムの動作を示したフローチャートである。
【図3】 従来における携帯電話機の自動ダイヤルロックシステムの構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機、 11 制御部、12 ロック解除コード送信部、13 送受信部、14 入力装置、15 表示部、16 コード記憶回路、17,23認証装置、18 認証結果受信部、19 電源部、20 ロック解除装置、21 ID情報記憶回路、22 ロック解除コード受信部、24 認証結果送信部、25 電源部、110 ROM,111 RAM,112 CPU,113 送受信制御部。

Claims (2)

  1. 操作者が特定の使用者であると認証判定された場合に、ダイヤルロックの解除を行う携帯端末の自動ダイヤルロックシステムにおいて、
    予め所定のID情報を記憶し、電源が投入されると乱数を生成してロック解除コードとして記憶し、前記ID情報と前記ロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行って第1の認証演算結果として記憶し、動作処理要求に伴った一連の操作が発生すると、記憶しているロック解除コードを送信する携帯端末と、
    予め所定のID情報を記憶し、前記携帯端末から送信されたロック解除コードを受信し、記憶している前記ID情報と受信したロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行って第2の認証演算結果として送信するロック解除装置とを備え、
    前記携帯端末は、前記第2の認証演算結果を受信し、記憶している第1の認証演算結果と受信した前記第2の認証演算結果とを比較し、一致した場合に前記動作処理要求に対する一連の処理が完了するまでロック状態を解除し、ロック状態解除中の新たな動作処理要求に伴った一連の操作に対してはロック状態とすることを特徴とする携帯端末の自動ダイヤルロックシステム。
  2. 所定のID情報と電源投入時に生成された乱数によるロック解除コードを用いて所定の認証演算アルゴリズムにより認証演算を行い第1の認証演算結果を得る認証装置と、
    動作処理要求に伴った一連の操作が発生すると、前記ロック解除コードをロック解除装置に送信するロック解除コード送信部と、
    前記ロック解除装置から第2の認証演算結果を受信する認証結果受信部と、
    前記認証装置により行われた第1の認証演算結果と前記認証結果受信部により受信された第2の認証演算結果とを比較し、一致した場合に前記動作処理要求に対する一連の処理が完了するまでロック状態を解除し、ロック状態解除中の新たな動作処理要求に伴った一連の操作に対してはロック状態とする制御部とを備えたことを特徴とする携帯端末。
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