JP3868368B2 - 便座蓋カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋式便器などの便座蓋カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば便器の使用時には跳ね上げられ、不使用時に便座の上面を覆うように揺動させて使用される便座蓋に装着する便座蓋カバーとしては、図8に示す便座蓋カバーがある。
この蓋カバー101は便座蓋よりも大きく裁断した生地を縁取り帯105で周縁部を縁取り加工した後、便座蓋の先端側の生地端部分にゴムテープを延ばした状態で縫いこみ、このゴムテープの弾性で便座蓋の先端部の周縁部を便座蓋の内方(裏側)に収縮させるとともに、便座蓋カバー101の裏面で、便座蓋の基端寄り側にゴム等の弾性紐121の先端にフック120を設けた装着具を設けたものである。
こうしたものでは、便座蓋の先端部分を、ゴム等の弾性紐の収縮力に抗して便座蓋カバー101の先端部分を押し広げて挿入し、フック120を便座蓋の端部に掛合させて便座蓋カバー101を便座蓋に装着して不使用時に便座の上面を覆う便座蓋を装飾する。
【0003】
上記従来の便座蓋カバーでは、便座蓋に装着した場合、便座蓋の表側だけを装飾することになり、使用のために便座蓋を立てたときに裏側にあるゴムテープやフックの一部などが見えてしまうという問題があった。
さらに、便座蓋のサイズや形状によっては便座蓋の表側を完全には覆い切れていないために、装飾するという便座蓋カバー本来の目的が十分に果されない場合もある。
【0004】
また、便座蓋の取り付け構造やその形状等によって、装着方法(例えばゴムテープの有無、フックの種類や形状等)が異なることから、多品種少量生産になってしまい、縫製加工に手間がかかってコスト高になってしまうという問題もある。
【0005】
加えて、従来の便座蓋カバーでは略一枚の生地状であることから、搬送・展示・販売の時には便座蓋カバーを保形するために、便座蓋と同じ形に形成したダンボール紙などの補助部材に装着する必要があり、こうした補助部材のためにコストが高くなるうえ、便座蓋カバーを便座蓋に装着して使用する場合、ゴミとして処理しなくてはならないという問題もある。
【0006】
さらに、ゴム等の弾性紐を使用したものでは、洗濯の回数を重ねるにしたがって、劣化して伸びてしまうことが多く、製品本来の寿命が来る前に使用ができなくなってしまい耐久性にも問題があった。
【0007】
そこで、上記問題点を解消するものとして、表生地と裏生地とを対面させて状態で装着口部分を除く周囲を縫着した便座蓋カバーであって、装着口部分の表生地と裏生地とに夫々装着固定具を設けるとともに、当該装着固定具同士を連結することにより、便座蓋カバーを便座蓋に装着するようにしたものが提案されている(特許文献1)。
【0008】
ところが、この先の提案にかかる便座蓋カバーでは、表生地と裏生地とを対面させて状態で装着口部分を除く周囲を縫着するとともに、装着口部分の周縁部分にファスナを設けてあることから、便座蓋カバーより便座蓋のサイズが大きい場合には取り付けられず、引っ張って強引に装着する場合には表生地に伸びや皺が生じてしまうという問題があり、逆に便座蓋カバーより便座蓋のサイズが小さい場合にはダブついてずれ動き、安定しないという問題があった。
【特許文献1】
特開2001−327436
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、便座蓋の形状、便座蓋と便器本体との連結構造にかかわらず、簡単な操作で確実に装着することができ、便座蓋の周囲をカバーできるとともに便座蓋カバーを便座蓋に装着したときに、表面部分に皺等が発生することがなく、便座蓋に美しく装着できる便座蓋カバーを安価に提供できるようにすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる便座蓋カバーは、表生地と裏生地とを対面させた状態で装着口部分を除く周囲を縫着した便座蓋カバーであって、装着口部分の表生地と裏生地とに夫々装着固定具を設けるとともに、当該装着固定具同士を連結することにより、便座蓋カバーを便座蓋に装着するようにした便座蓋カバーにおいて、表生地に設ける装着固定具を、便座蓋の上面に対面する便座蓋カバーの表生地の裏面部分に、便座蓋の先端部分から装着口の中央部分に渡って帯状部材を配設し、当該帯状部材の便座蓋の先端側端部並びに装着口側端部を、夫々が対面する便座蓋カバーの表生地の裏面部分に固着するとともに、帯状部材の少なくとも装着口側部分に裏生地に設けた装着固定具の掛合部材に掛合する被掛合部材を設けたことを最も特徴とするものである。
【0011】
【発明の効果】
本発明にかかる便座蓋カバーは、表生地と裏生地とを対面させた状態で装着口部分を除く周囲を縫着し、便座蓋カバーの表生地に設ける装着固定具を、便座蓋の上面に対面する便座蓋カバーの表生地の裏面部分に、便座蓋の先端部分から装着口の中央部分に渡って帯状部材を配設し、当該帯状部材の便座蓋の先端側端部並びに装着口側端部を、夫々が対面する便座蓋カバーの表生地の裏面部分に固着するとともに、帯状部材の少なくとも装着口側部分に裏生地に設けた装着具の掛合部材に掛合する被掛合部材を設けるようにしてあるので、便座蓋カバーを便座蓋に装着する場合、掛合部を被掛合部に掛合する位置を選択することにより、便座蓋の形状や大きさ、便座蓋と便器本体との連結構造にかかわらず、簡単な操作で確実に装着することができる利点がある。
【発明実施の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る便座蓋カバーの底面側から見た図、図2は便座蓋カバーの展開図であって、図中符号1はこの便座蓋カバーを全体的に示す。
この便座蓋カバー1は、表生地2と裏生地3とを重ね合わせて周縁部4を縁取り帯5で縫合し、図上下方を開口して当該部分を装着口6とした袋状のカバー本体7を形成し、装着口6の中央には装着具が設けられている。
上記表生地2と裏生地3は、同じようなパイル生地で形成され、各生地2・3の表側に現れる面には模様9が形成されているが、表生地2と裏生地3とは必ずしも同じパイル生地で形成したものに限られず、各生地2・3の材質は異なっていてもよい。
【0013】
そして、上記装着具8は図1及び図2に示すように裏生地側装着固定具10と表生地側装着固定具11とならなり、裏生地側装着具10は細幅矩形の帯状部材12で形成され、その一端が装着口6の周縁の縁取り帯13とともに図4に示すような便座蓋14の裏面14aに対面する裏生地3の中央部分に縫着され、帯状部材12の他端側は遊端状になっており、当該遊端部分にはループと、ループに掛合するフックで形成される周知構造のベルベットクロス式面状ファスナのループ若しくはループに掛合するフックの何れか一方の部材(掛合部材)15が縫着されている。
【0014】
尚、図3に示すように、裏生地3の装着口6部分に折り返しタッ16クを形成しておくと、図4に示すような厚みのある便座蓋14に装着した場合に、便座17を便座蓋14に収納するのに便利なものとなる。
この折り返しタック16を作る場合、裏生地3の素材はメッシュ生地、サテン生地などの薄手の素材が適している。
また、裏生地3のみに消臭加工を施すと直接便器本体内部(図示せず)の空間の消臭効果を持たせることができる。
【0015】
上記表生地側装着固定具11は、便座蓋14の表面(上面)14bに対面する便座蓋カバー1の表生地2の裏面2a中央に前記裏生地側装着固定具と略同様の細幅矩形の帯状部材18が、便座蓋14の先端14c側から装着口6部分に渡って配設されており、当該帯状部材18の一端部18aは便座蓋14の先端14c側に位置する表生地2の周縁の縁取り帯5とともに縫着され、帯状部材18の他端部18bは装着口6の周縁の縁取り帯13とともに縫着され、装着口6の近傍の帯状部材18部分には前記裏生地3部分に設けられたベルベットクロス式面状ファスナの上記一方の部材(掛合部材)15に掛合する他方の部材(被掛合部材)19が縫着されている。
【0016】
上記のように形成された本発明の便座蓋カバー1を例えば図4に示す洋式便器の便座蓋14に取り付ける場合、便座蓋14の先端14cを便座蓋カバー1の装着口6から挿入し、裏生地3側の帯状部材12を便座蓋14と便座蓋14等の便器本体との隙間を潜らせて、表生地2の裏面(下面)2aに回し、面状ファスナの各部材15・19を掛合させると、便座蓋カバー1が便座蓋14に装着される(図5及び図6参照)。
このとき、便座蓋カバー1より便座蓋14のサイズが大きい場合や小さい場合には、面状ファスナの各部材15・19の掛合位置を変更させることにより対応することができ、いずれの場合にも、便座蓋カバー1の便座蓋14への装着時の表生地2部分への張力は帯状部材18に作用するので、表生地2には伸びや皺が発生することがなくなる。
【0017】
尚、上記実施の形態では表生地2と裏生地3とを縫合する方法として、縁取り帯5で装着口6部分を除いた周縁部4を縫合し、その後装着口6部分の未縫合部分を縁取り帯13で縁取りするようにしてあるが、縫合する周縁部と縁取りする装着口6部分の周縁をオーバーロック加工のような縫い糸で縫うこともできるし、縁取り帯13の材質もバイアステープ、綿テープなど様々な素材を使うことができる。
また、上記実施の形態における装着具8の面状ファスナに代えて図7に示すようなフック20を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明にかかる便座蓋カバーを底面側から見た図である。
【図2】本発明にかかる便座蓋カバーの展開図である。
【図3】本発明にかかる便座座カバーの裏生地に折り返しタックを形成した便座蓋カバーの展開図である。
【図4】本発明にかかる便座蓋カバーを装着する便座部蓋部分の斜視図である。
【図5】本発明の便座蓋カバーを取り付けた状態の便座蓋の斜視図である。
【図6】本発明の便座蓋カバーを取り付けた状態の便座蓋の縦断側面図である。
【図7】本発明の便座蓋カバーの装着具の変形例部分を示す縦断側面図である。
【図8】従来型の便座蓋カバーの裏面の斜視図である。
【符号の説明】
【0020】
1・・・便座蓋カバー
2・・・表生地
3・・・裏生地
6・・・装着口
8・・・装着具
10・11・・・装着固定具
15・・・掛合部材
19・・・被掛合部材
20・・・フック
Claims (1)
- 表生地と裏生地とを対面させた状態で装着口部分を除く周囲を縫着した便座蓋カバーであって、装着口部分の表生地と裏生地とに夫々装着固定具を設けるとともに、当該装着固定具同士を連結することにより、便座蓋カバーを便座蓋に装着するようにした便座蓋カバーにおいて、表生地に設ける装着固定具を、便座蓋の上面に対面する便座蓋カバーの表生地の裏面部分に、便座蓋の先端部分から装着口の中央部分に渡って帯状部材を配設し、当該帯状部材の便座蓋の先端側端部並びに装着口側端部を、夫々が対面する便座蓋カバーの表生地の裏面部分に固着するとともに、帯状部材の少なくとも装着口側部分に裏生地に設けた装着固定具の掛合部材に掛合する被掛合部材を設けたことを特徴とする便座蓋カバー。
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