JP3866916B2 - 紙幣識別装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿入された紙幣が真券であるか、偽券であるかの真偽を識別する紙幣識別装置に関するものであり、特に紙幣識別装置に挿入された紙幣を紙幣搬送手段の搬送レールによって紙幣主金庫へ搬送する紙幣搬送システムに用いられる紙幣識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ台、スロット台等を壁面、又は島状に複数設置した遊技場では、これらの遊技台に使用される玉又はメダル(遊技媒体)を、遊技台同士の間に設けた遊技媒体貸出機(所謂サンド)から購入可能としている。このサンドには紙幣識別装置が内蔵され、紙幣識別装置は紙幣挿入口から挿入された紙幣が真券であるか否かを識別する。挿入紙幣が真券であれば、紙幣識別装置からの信号を受けて遊技媒体貸出機が作動され、サンドに設けられた遊技媒体排出口から所定数の遊技媒体が貸し出しされる。
【0003】
紙幣識別装置によって真券であると識別された紙幣は、紙幣識別装置に設けられた紙幣排出口から排出される。紙幣識別装置の紙幣排出口には紙幣搬送手段が接続され、紙幣搬送手段は紙幣排出口から排出された紙幣を、搬送レールによって紙幣用主金庫へ搬送する。従って、複数の紙幣識別装置から排出された全ての紙幣は、紙幣搬送手段によって紙幣用主金庫に収集される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の紙幣搬送システムでは、紙幣の搬送手段の例えば搬送レールが、ベルト切れ等の故障によって、停止すると、紙幣挿入口から挿入された紙幣が紙幣搬送手段の受渡し部分で詰まるため、紙幣搬送手段の停止と共に、紙幣挿入口からの紙幣挿入が拒否されるように連動制御されていた。このため、紙幣搬送手段が故障すれば、遊技媒体の新規購入が不能となり、遊技者に対するサービスの低下を招くことになった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するための本発明に係る紙幣識別装置は、紙幣挿入口に挿入された紙幣の真偽を装置本体内部の紙幣識別部において識別し、真券のみを前記装置本体に設けられた紙幣排出口から排出する紙幣識別装置と、前記紙幣排出口に接続され該紙幣排出口から排出された紙幣を表裏から挟んで該紙幣の排出方向の移動をガイドする紙幣導入路を有し該紙幣導入路の終端から送り出された紙幣を搬送レールによって紙幣主金庫へ搬送する紙幣搬送手段とから成る紙幣搬送システムに用いられ、挿入紙幣を識別してそれが真券である場合には、所定数の遊技媒体の貸出しがなされるように構成された紙幣識別装置であって、前記装置本体内部に設けられ紙幣の収容を可能にした紙幣収容部と、前記紙幣識別部から前記紙幣排出口へと向かう紙幣通路に遥動自在に設けられ前記紙幣識別部から送り出された紙幣の進路を、前記紙幣排出口又は前記紙幣収容部のいずれかに切り替える通路切替手段と、前記紙幣収容部の入口に設けられ、前記紙幣収容部に引き込まれる紙幣を押し並べる方向にのみ回転する羽根車と、前記羽根車の羽根部分に設けられ、前記紙幣収容部に送り込まれてきた紙幣の先端を前記羽根車の羽根から遠ざける働きをする遊動ローラとを具備し、前記通路切替手段が、前記搬送レールに設けた異常検出センサからの停止信号を受けて紙幣の進路を前記紙幣収容部へ切り替えることにより、遊技媒体の新規購入に際して遊技媒体の貸出しが継続してなされるように構成したことを特徴とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するための本発明に係る紙幣識別装置は、装置本体内部に設けられ紙幣の収容を可能にした紙幣収容部と、本体紙幣挿入口から挿入された紙幣の真偽を識別する紙幣識別部と前記装置本体に設けられた紙幣排出口とを結ぶ紙幣通路上に揺動自在に設けられ前記紙幣識別部から送り出された紙幣の進路を、前記紙幣排出口又は前記紙幣収容部のいずれかに切り替える通路切替手段とを具備し、前記通路切替手段が、前記搬送レールの停止信号を受けて紙幣の進路を前記紙幣収容部へ切り替えることにより、遊技媒体の貸出しが継続してなされるように構成したことを特徴とする。
【0007】
この紙幣識別装置では、装置本体内部に紙幣収容部が設けられ、紙幣識別部から送り出された紙幣の進路を、自動的に紙幣排出口から紙幣収容部に切り替える通路切替手段が紙幣通路に設けられている。搬送レールが故障によって紙幣搬送不能になった場合、紙幣識別部から送り出される紙幣の進路が通路切替手段によって紙幣収容部へ切り替えられることで、紙幣が紙幣収容部へ収容可能になる。従って、従来では、搬送レールが停止した場合、紙幣詰まりを回避する目的で紙幣識別装置が同時に停止され、遊技媒体の新規購入が不能になったが、本発明では、紙幣識別部から送り出された紙幣が紙幣収容部へ収容されるため、搬送レールの故障によっても紙幣識別装置を停止させる必要がなくなり、遊技媒体の新規購入が常に可能になる。
【0008】
この紙幣識別装置は、搬送レールが停止すると、異常検出センサ等によりこの停止状態が検出され、この停止信号を受けて通路切替手段が作動され、紙幣識別部から送り出された紙幣の進路が紙幣収容部となるように、通路切替手段が自動に切り替えられる。これにより、搬送レールの停止時に、手動による通路切替手段の切り替えが不要になる。また、手動による通路切替手段の切り替え機構をなくすことで、通路切替手段の不正な操作による紙幣の獲得も防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紙幣識別装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る紙幣識別装置の要部構成図、図2は図1に示した紙幣識別装置を含む紙幣搬送システムの要部構成図である。
【0010】
まず、本発明に係る紙幣識別装置1について説明する。紙幣識別装置1は、大別して、紙幣挿入口2、紙幣搬送部5、紙幣識別部10、通路切替手段14、紙幣排出口15そして紙幣収容部16から成っている。
【0011】
紙幣挿入口2は外部からの紙幣挿入を受け付ける部分であり、紙幣識別装置1がサンドに内蔵されている場合には、遊技台間に設置されるサンドの正面に設けられる。或はまた、遊技台及びサンドの上方である幕板部に、紙幣挿入口2を下側に向けた状態で設置されるものであってもよい(図4参照)。この場合、紙幣3は下側から上に向かって挿入されることになる。紙幣挿入口2内部には、起動スイッチ4が設けられており、挿入された紙幣3が起動スイッチ4を押し込むと、モータ21が回転し、紙幣搬送部5が作動する。
【0012】
紙幣搬送部5は、モータ21によって駆動される駆動ローラ6と、前記駆動ローラ6と従動ローラ7との間に張架された無端ベルト8から成り、前記無端ベルト8と、前記無端ベルト8に向かい合うようにして設けられた従動ローラ9とで紙幣3の表裏を挟み、無端ベルト8の回動によって紙幣識別装置1内部で紙幣3を移動させる働きを持っている。挿入された紙幣3は、紙幣搬送部5によって紙幣識別部10へ搬送される。
【0013】
紙幣識別部10は、挿入された紙幣3の真偽を識別する部分であり、光センサ11と磁気センサ12とから成っている。紙幣識別部10に搬送された紙幣3は、前記二つのセンサによって、その真偽が識別され、偽券であると識別された場合には、モータ21が逆回転し、該紙幣3を紙幣挿入口2から外へと押し戻す。その際、モータ21は、該紙幣3の先端が無端ベルト8と従動ローラ9との間から完全に開放される直前で回転を止める。これは、該紙幣識別装置1が図4に示すように設置された場合を考慮に入れた上で、受入れを拒否された紙幣3が紙幣挿入口2から落下する事を防ぐためである。
【0014】
紙幣識別部10から無端ベルト8に沿って、紙幣排出口15へと向かう紙幣通路13には、通路切替手段14の一実施態様として、櫛状構造を持つ切替プレートが設けられており、紙幣通路13を横断する揺動が可能で、紙幣識別部10において真券であると識別され、送り出された紙幣3の進路を、紙幣排出口15又は紙幣収容部16のいずれかに切り替えることができる。
【0015】
通常、切替プレートは、紙幣識別部10から送り出された紙幣3の進路が紙幣排出口15側となる位置に設定されている。紙幣排出口15より排出された紙幣3は、紙幣排出口15に接続された紙幣搬送手段22へと引渡される。
【0016】
切替プレートが紙幣収容部16側へ切り替えられると、紙幣識別部10から送り出された紙幣3は、無端ベルト8によって、駆動ローラ6の外周沿いに折り返し、紙幣収容部16に収容される。紙幣収容部16入口には、紙幣カウンタ17と従動ローラ18と羽根車19が設けられている。従動ローラ18と無端ベルト8に表裏を挟まれ、紙幣収容部16に引き込まれた紙幣3は紙幣カウンタ17によって枚数をカウントされる。羽根車19は無端ベルト8によって駆動され、収容される紙幣3を一方向に押し並べる働きを持っている。新たに挿入された紙幣3が偽券と識別され、モータ21が逆回転して該紙幣3を紙幣挿入口2から外へと押し戻す際に、無端ベルト8の動きと連動して、紙幣収容部16内に収容された紙幣3を逆流させる事のないように、前記羽根車19の回転軸は一方向にのみ回転するような機構(ワンウェイクラッチ)が仕込まれている。また、羽根車19の羽根部分に紙幣3の先端が巻き込まれる事のないように、遊動ローラ20が設けられ、紙幣収容部16に送り込まれてきた紙幣3の先端を羽根車19の羽根から遠ざける働きをしている。
【0017】
次に、本発明に係る紙幣識別装置1を含む紙幣搬送システムについて、図2ないし図4にもとづき説明する。パチンコ台、スロット台等の遊技台31を壁面、又は島状に複数設置した遊技場では、これらの遊技台31に使用される遊技媒体を、遊技台同士の間に設けた遊技媒体貸出機(所謂サンド)32から購入可能としている。この遊技媒体貸出機32には紙幣識別装置1が内蔵され、紙幣識別装置1は紙幣挿入口2から挿入された紙幣3が真券であるか否かを識別する機能を有している。紙幣識別装置1は、遊技媒体貸出機32に内蔵される他、図4に示すように遊技台31上部を覆う幕板34に設置されるものであってもよい。
【0018】
紙幣識別装置1の紙幣挿入口2と反対側の面には紙幣排出口15が設けられ、紙幣排出口15からは紙幣識別部10によって真券と識別された紙幣3が排出されるようになっている。なお、挿入紙幣が真券である場合には、紙幣識別装置1からの信号を受けて遊技媒体貸出機32が作動され、該遊技媒体貸出機32に設けられた遊技媒体排出口から所定数の遊技媒体が貸し出される。
【0019】
紙幣識別装置1の紙幣排出口15には紙幣搬送手段22が接続されている。紙幣搬送手段22は、紙幣導入路23と、搬送レール24とを有する。紙幣導入路23は、紙幣排出口15に接続され、紙幣排出口15から排出された紙幣3を表裏から挟んで、この紙幣3の排出方向の移動をガイドする。この紙幣導入路23は、紙幣3の通る間隙23aを隔てて平行に設置された一対のガイド板等により構成することができる。
【0020】
搬送レール24には上部無端ベルト25と、下部無端ベルト26が設けられている。上部無端ベルト25は、所定距離ごとに駆動ローラ27の外周に張架される。また、下部無端ベルト26は、駆動ローラ28と従動ローラ29とに両端が張架され、複数組みのものが上部無端ベルト25に沿って配設されている。上部無端ベルト25と下部無端ベルト26とは、下側ベルト25aと上側ベルト26aが接触し、接触した下側ベルト25aと上側ベルト26aとが同方向(矢印a方向)に移動するように回転される。
【0021】
この下側ベルト25aと上側ベルト26aとの間に紙幣搬送路30が形成されている。紙幣3は、この下側ベルト25aと上側ベルト26aとに表裏面が挟まれて矢印a方向へ搬送される。搬送方向に並設された下部無端ベルト26同士の間には、上記の紙幣導入路23の終端23bが配置されている。つまり、紙幣排出口15から排出された紙幣3は、紙幣導入路23を介して搬送レール24に導入される。搬送レール24によって搬出された紙幣3は、紙幣搬送手段22の終端に設けられた紙幣用主金庫33へ収集されるようになっている。
【0022】
紙幣識別装置1には紙幣収容部16が設けられ、内部に紙幣3の収容が可能となっている。紙幣識別部10と紙幣排出口15とを結ぶ紙幣通路13には通路切替手段14が設けられ、通路切替手段14は先端が紙幣通路13を横断するように揺動され、紙幣識別部10から送り出された紙幣3の進路を、手動または自動的に紙幣排出口15又は紙幣収容部16のいずれかに切り替えできるようになっている。以下、自動的に切り替えられるものとして説明を続ける。
【0023】
通路切替手段14は、搬送レール24が停止すると、同時に紙幣3の進路を紙幣収容部16側に切り替えるように動作される。この自動切り替え動作は、例えば搬送レール24に設けた異常検出センサと、この異常検出センサからの停止信号を受けて通路切替手段14を揺動させるアクチュエータ(電磁プランジャ等)とにより構成することができる。
【0024】
以上のように構成された紙幣搬送システムの作用を説明する。紙幣搬送手段22が正常運転されている場合、紙幣識別装置1から排出された紙幣3は、紙幣導入路23を介して搬送レール24に送られ、この搬送レール24を介して紙幣用主金庫33へ収集される。
【0025】
一方、紙幣搬送手段22に故障が発生すると、通路切替手段14が揺動され、紙幣通路13の進路が紙幣収容部16側へ切り替えられ、紙幣識別部10から送り出された紙幣3が紙幣収容部16へ収容される。
【0026】
従って、従来では、搬送レール24が停止した場合には、紙幣詰まりを回避する目的で紙幣識別装置1が同時に停止され、遊技媒体の新規購入が不能になったが、本実施の形態による紙幣識別機1では、紙幣識別部10から送り出された紙幣3が紙幣収容部16へ収容されるため、搬送レール24に故障が発生しても紙幣識別装置1を停止させる必要がなくなり、遊技媒体の新規購入が常に可能になる。
【0027】
また、搬送レール24が停止すると、異常検出センサ等によりこの停止状態が検出され、この停止信号を受けて通路切替手段14のアクチェータが作動され、紙幣識別部10から送り出された紙幣3の進路が紙幣収容部16側となるように、通路切替手段14が自動に切り替えられる。これにより、搬送レール24の停止時に、手動による通路切替手段14の切り替え機構をなくすことで、通路切替手段14の不正な操作による紙幣の獲得も防止される。
【0028】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る紙幣識別装置によれば、装置本体内部に紙幣収容部を設け、紙幣識別部より送り出される紙幣の進路を紙幣排出口又は紙幣収容部のいずれかに切り替える通路切替手段を設けたので、搬送レールが故障によって紙幣搬送不能になった場合、紙幣識別部より送り出された紙幣の進路が通路切替手段によって紙幣収容部へ切り替えられることで、紙幣がこの紙幣収容部へと収容され、搬送レールの故障によっても、紙幣識別装置を停止せずに、遊技媒体の新規購入を可能にして、ユーザーへのサービス低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙幣識別装置の要部構成図である。
【図2】図1に示した紙幣識別装置を含む紙幣搬送システムの要部構成図である。
【図3】図1に示した通路切替手段の切替状態を示す動作説明図である。
【図4】本発明の実施に係る紙幣搬送システムを含む遊技機島の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
1・・・紙幣識別装置、2・・・紙幣挿入口、3・・・紙幣、4・・・起動スイッチ、5・・・紙幣搬送部、6・・・駆動ローラ、7・・・従動ローラ、8・・・無端ベルト、9・・・従動ローラ、10・・・紙幣識別部、11・・・光センサ、12・・・磁気センサ、13・・・紙幣通路、14・・・通路切替手段、15・・・紙幣排出口、16・・・紙幣収容部、17・・・紙幣カウンタ、18・・・従動ローラ、19・・・羽根車、20・・・遊動ローラ、21・・・モータ、22・・・紙幣搬送手段、23・・・紙幣導入路、24・・・搬送レール、25・・・上部無端ベルト、26・・・下部無端ベルト、27・28・・・駆動ローラ、29・・・従動ローラ、30・・・紙幣搬送路、31・・・遊技台、32・・・遊技媒体貸出機、33・・・紙幣用主金庫、34・・・幕板

Claims (1)

  1. 紙幣挿入口に挿入された紙幣の真偽を装置本体内部の紙幣識別部において識別し、真券のみを前記装置本体に設けられた紙幣排出口から排出する紙幣識別装置と、前記紙幣排出口に接続され該紙幣排出口から排出された紙幣を表裏から挟んで該紙幣の排出方向の移動をガイドする紙幣導入路を有し該紙幣導入路の終端から送り出された紙幣を搬送レールによって紙幣主金庫へ搬送する紙幣搬送手段とから成る紙幣搬送システムに用いられ、挿入紙幣を識別してそれが真券である場合には、所定数の遊技媒体の貸出しがなされるように構成された紙幣識別装置であって、
    前記装置本体内部に設けられ紙幣の収容を可能にした紙幣収容部と、
    前記紙幣識別部から前記紙幣排出口へと向かう紙幣通路に遥動自在に設けられ前記紙幣識別部から送り出された紙幣の進路を、前記紙幣排出口又は前記紙幣収容部のいずれかに切り替える通路切替手段と、
    前記紙幣収容部の入口に設けられ、前記紙幣収容部に引き込まれる紙幣を押し並べる方向にのみ回転する羽根車と、
    前記羽根車の羽根部分に設けられ、前記紙幣収容部に送り込まれてきた紙幣の先端を前記羽根車の羽根から遠ざける働きをする遊動ローラとを具備し、
    前記通路切替手段が、前記搬送レールに設けた異常検出センサからの停止信号を受けて紙幣の進路を前記紙幣収容部へ切り替えることにより、遊技媒体の新規購入に際して遊技媒体の貸出しが継続してなされるように構成したことを特徴とする紙幣識別装置。
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