JP3866174B2 - 高変倍4群ズームレンズ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、高変倍4群ズームレンズに関し、特に、バックフォーカスに制限のないレンズシャッターカメラ等に適したもので、高変倍でありながら小型なズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レンズシャッターカメラに用いられるズームレンズとしては、▲1▼正・負の2群タイプ、▲2▼正・正・負の3群タイプ、▲3▼負・正・負の3群タイプ、等が知られており、各々商品化もなされてきた。これらの代表的な3タイプにおいて、高変倍化を考えたとき、▲1▼の2群タイプは、変倍に伴う収差変動が大きく、特に中間焦点距離における像面湾曲が大きく補正不足になるため、高変倍化は基本的に無理である。また、各群の移動量も増えるため、カメラの小型化においても好ましくない。
【0003】
一方、▲2▼や▲3▼の3群タイプは、変倍時の収差変動を補正できると共に、各群の移動量もある程度まで減らすことができるため、2群タイプに比べてより高変倍化が可能となる。3群タイプを用いて高変倍化した先行例として、特許文献1や特許文献2のもの等が知られている。前者は▲2▼の3群タイプであり、38〜135mmのズーム範囲を持っている。後者は▲3▼の3群タイプであり、35〜135mmのズーム範囲を持っている。
【0004】
3群タイプの中、▲3▼のように負屈折力の群が先行するタイプは、広角端において群間隔が最大となるから、レンズ全長やレンズ外径が大きくなってしまい、小型化の観点から見ると好ましくない。
【0005】
一方、▲2▼の3群タイプは、正屈折力の群が先行しているため、レンズ全長やレンズ外径を小さくできるから、望ましいズームタイプであるといえる。しかし、更なる高変倍化を求めると、各群の移動量が大きくならざるを得ず、カメラ本体の小型化は達成できない。
【0006】
そこで、▲2▼の3群タイプを更に複雑化して設計自由度を補うことが考えられるが、そのようにして正屈折力の群が先行するタイプを4群ズーム化した例として、特許文献3や特許文献4のもの等が知られている。何れも、正・負・正・負の4群タイプであるが、前者は、▲2▼の正・正・負の3群タイプにおいて第2群を負・正に分割したものである。変倍比は3倍程度であるが、出願当時としては高変倍比であった。また、後者は、いわゆるダブルテレフォトと呼ばれるズームタイプをレンズシャッターカメラに適用したものである。このタイプは、本来一眼レフカメラ用に開発されたものである。この先行例は、38〜135mmのズーム範囲を持っている。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−135312号公報(第6頁〜第23頁)
【0008】
【特許文献2】
特開平2−201410号公報(第4頁〜第13頁)
【0009】
【特許文献3】
特開昭63−43115号公報(第3頁〜第9頁)
【0010】
【特許文献4】
特開平2−223908号公報(第6頁〜第23頁)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記した通り、ズームレンズの高変倍化とコンパクト化を達成するためには、正屈折力の群が先行するタイプが望ましい。しかし、特許文献1のものは、前述の通り3群タイプのため変倍時の群の移動量が大きく、カメラの小型化が困難である。ちなみに、望遠端の望遠比は1.2程度と大きい。
【0012】
特許文献3のものは、望遠端の望遠比は1.1程度となっているが、正・正・負の3群タイプの第2群を分割したために、それらの群の偏心精度が大変に厳しくなってしまうため、好ましくない。
【0013】
特許文献4のものは、望遠端の望遠比は1.0程度となっているが、広角端において第2群と第3群の間隔が最大となるため、入射瞳位置が遠くなり第1群と第2群のレンズ外径が巨大なものとなってしまうため、好ましくない。また、群の移動量は減っているが、広角端のレンズ全長が大きくなる点も好ましくない。
【0014】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、高変倍比でありながらコンパクトな4群ズームレンズを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の高変倍4群ズームレンズは、物体側から順に、正屈折力の第1群と、正屈折力の第2群と、負屈折力の第3群と、負屈折力の第4群とからなり、各群の間隔を変えて変倍するズームレンズにおいて、広角域から望遠域への変倍に際してこれらの4つの群が物体側へ移動し、
以下の条件式(6)を満足することを特徴とするものである。
【0016】
1.7<NN ・・・・(6)
ただし、NN は第3群及び第4群に含まれる負レンズの屈折率の平均値である。
【0017】
【作用】
以下、本発明において上記構成をとる理由と作用について説明する。
【0018】
従来技術において説明したように、高変倍化と小型化を達成するためには、正・正・負の3群タイプのように、正屈折力が先行するズームタイプを用いることが好ましい。しかし、そのまま変倍比を増やすと群の移動量が多くなり、望遠端のレンズ全長が大きくなってしまうので、カメラの小型化はできない。また、第2群を分割して4群化しても、分割した群同士の偏心精度が厳しくなり、実用的でない。
【0019】
そこで、本発明においては、新しい4群ズームタイプを提案する。
【0020】
前記の正・正・負の3群タイプにおいては、変倍作用のほとんどを第3群が負担している。そして、第2群はコンペンセーターの作用を持っており、第1群は収差補正、特に像面湾曲や歪曲収差を良好に補正するために作用している。したがって、望遠端のレンズ全長は第3群の移動量でほぼ決まるので、これを短縮するためには第3群のパワーを強くせざるを得ない。しかし、単に第3群のパワーを強くしたのでは、収差補正が困難になってしまう。すなわち、第3群に必要とされる変倍作用を持たせた上で、実用的な収差補正が可能となる範囲内で第3群のパワーが決められ、それにより望遠端のレンズ全長も決まってしまう。
【0021】
本発明では、上記問題を解決するため、正・正・負の3群タイプにおいて、負屈折力の第3群を分割し、正・正・負・負の4群タイプとした。以下、図面に従って説明する。
【0022】
図2は従来の3群タイプの群の配置と移動軌跡を示している。正屈折力の第1群G1、正屈折力の第2群G2、負屈折力の第3群G3にて構成され、広角域から望遠域への変倍に際し、各群が物体側へ移動する。このとき、第1群G1と第2群G2の間隔は増大し、第2群G2と第3群G3の間隔は減少するように移動することで、前述したような作用が得られる訳である。
【0023】
図1は本発明による4群タイプを示している。正屈折力の第1群G1、正屈折力の第2群G2、負屈折力の第3群G3、負屈折力の第4群G4にて構成され、広角域から望遠域への変倍に際し、各群が物体側へ移動すると共に、第1群G1と第2群G2の間隔は増大し、第2群G2と第3群G3の間隔は減少するように移動する。さらに、広角域から望遠域への変倍に際して第3群G3及び第4群G4の倍率が共に増加するように移動することで、変倍作用を効率的に行うことができる。
【0024】
このとき、以下の条件式を満たすことが望ましい。
【0025】
0.3<|f34|/fW <1.1 ・・・・(1)
1<β3W ・・・・(2)
1<β4W ・・・・(3)
ただし、fW は広角端における全系の焦点距離、f34は広角端における第3群G3と第4群G4の合成焦点距離、β3W、β4Wはそれぞれ広角端における第3群G3と第4群G4の近軸横倍率である。
【0026】
条件式(1)は、すでに述べてきた通り、小型化においても最も重要な条件である。その上限の1.1を越えて第3群G3と第4群G4の合成パワーが弱くなると、小型化が達成できない。また、下限の0.3を越えてその合成パワーが強くなると、たとえ2個の群に分割したとしても、各群のパワーが強くなりすぎて十分な収差補正を行うことが困難になる。
【0027】
条件式(2)と(3)は、広角端においてバックフォーカスを確保するための条件であり、これらの範囲を越えると、バックフォーカスが短くなって第3群G3や第4群G4のレンズ外径が大きくなってしまう。また、レンズ面に付着したゴミが写り込む問題や、フィルム面との間での反射によるフレアーの問題等が発生し、好ましくない。
【0028】
また、収差補正を良好になすために、第2群G2中に少なくとも1面の非球面を用いることが望ましい。このとき、第2群G2に用いられた少なくとも1面の非球面は、以下の条件式を満たすことが望ましい。
【0029】
0<ΔP /φP ,φP =(nP'−nP )/rP ・・・・(4)
ただし、rP は非球面の近軸曲率半径、nP 、nP'は非球面の前後の媒質の屈折率、ΔP は有効半径における非球面量である。
【0030】
条件式(4)は、第2群G2の非球面が光軸から離れるに従って徐々に正屈折力が弱くなる(又は、負屈折力が強くなる)形状であることを示している。第2群G2のこのような非球面は球面収差やコマ収差の補正に効果的である。
【0031】
さらに、第3群G3若しくは第4群G4にも少なくとも1面の非球面を用いることが望ましい。このとき、第3群G3若しくは第4群G4に用いられた少なくとも1面の非球面は、以下の条件式を満たすことが望ましい。
【0032】
ΔN /φN <0,φN =(nN'−nN )/rN ・・・・(5)
ただし、rN は非球面の近軸曲率半径、nN 、nN'は非球面の前後の媒質の屈折率、ΔN は有効半径における非球面量である。
【0033】
条件式(5)は、第3群G3若しくは第4群G4の非球面が光軸から離れるに従って徐々に負屈折力が弱くなる(又は、正屈折力が強くなる)形状であることを示している。第3群G3若しくは第4群G4のこのような非球面は像面湾曲や歪曲収差の補正に効果的である。
【0034】
また、本発明においては、負屈折力の群が増えたためにペッツバール像面が補正過剰になりやすい。そこで、以下の条件式を満たすことが望ましい。
【0035】
1.7<NN ・・・・(6)
ただし、NN は第3群G3及び第4群G4に含まれる負レンズの屈折率の平均値である。条件式(6)を満たすことによって像面湾曲を良好に補正でき、全画面において描写の優れた写真を得ることができる。
【0036】
【実施例】
次に、本発明の高変倍4群ズームレンズの実施例1〜4について説明する。図3〜図6にそれぞれ実施例1〜4の広角端(a)及び望遠端(b)のレンズ断面図を示す。
【0037】
実施例1は38〜135mmの焦点距離であり、広角端から望遠端への変倍において、第1群G1と第2群G2の間隔は増大し、第2群G2と第3群G3の間隔は減少し、第3群G3と第4群G4の間隔は増大するように、各群が物体側へ移動する。第1群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの2群2枚、第2群G2は、両凹レンズ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、両凸レンズ、絞り、両凸レンズ、両凹レンズと両凸レンズの貼り合わせレンズの5群6枚、第3群G3は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹レンズの2群2枚、第4群G4は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹レンズの2群2枚にて構成されている。絞りは第2群G2内に含まれる。また、非球面は、第2群G2の絞りの後の両凸レンズの像面側の面と第3群G3の両凹レンズの物体側の面の全部で2面に用いられている。
【0038】
実施例2は38〜150mmの焦点距離であり、広角端から望遠端への変倍において、第1群G1と第2群G2の間隔は増大し、第2群G2と第3群G3の間隔は減少し、第3群G3と第4群G4の間隔は増大した後減少するように、各群が物体側へ移動する。第1群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正メニスカスレンズの貼り合わせレンズの1群2枚、第2群G2は、両凹レンズ、両凸レンズ、絞り、両凸レンズ、両凹レンズと両凸レンズの貼り合わせレンズ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズの5群6枚、第3群G3は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹レンズの2群2枚、第4群G4は、像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズの1群1枚にて構成されている。絞りは第2群G2内に含まれる。また、非球面は、第1群G1の第1面、第2群G2の絞りの後の両凸レンズの像面側の面、第3群G3の両凹レンズの物体側の面の全部で3面に用いられている。
【0039】
実施例3は38〜150mmの焦点距離であり、広角端から望遠端への変倍において、第1群G1と第2群G2の間隔は増大し、第2群G2と第3群G3の間隔は減少し、第3群G3と第4群G4の間隔は増大するように、各群が物体側へ移動する。第1群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの2群2枚、第2群G2は、両凹レンズ、両凸レンズ、像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、絞り、両凸レンズ、両凸レンズ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズの貼り合わせレンズの6群7枚、第3群G3は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹レンズの2群2枚、第4群G4は、両凸レンズ、両凹レンズの2群2枚にて構成されている。絞りは第2群G2内に含まれる。また、非球面は、第2群G1の最後の面、第3群G3の両凹レンズの物体側の面、第4群G4の両凹レンズの物体側の面の全部で3面に用いられている。
【0040】
実施例4は28〜105mmの焦点距離であり、広角端から望遠端への変倍において、第1群G1と第2群G2の間隔は増大し、第2群G2と第3群G3の間隔は減少し、第3群G3と第4群G4の間隔は減少した後増大するように、各群が物体側へ移動する。第1群G1は、両凹レンズと両凸レンズの貼り合わせレンズ、両凸レンズの2群3枚、第2群G2は、両凹レンズ、両凸レンズ、絞り、両凸レンズ、両凹レンズと両凸レンズの貼り合わせレンズの4群5枚、第3群G3は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズの2群2枚、第4群G4は、像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズの1群1枚にて構成されている。絞りは第2群G2内に含まれる。また、非球面は、第2群G1の絞りの後の両凸レンズの像面側の面だけに用いられている。
【0041】
以下に、各実施例のレンズデータを示すが、記号は、上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角、fB はバックフォーカス、β3 は第3群G3の近軸横倍率、β4 は第4群G4の近軸横倍率、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状は、光軸方向をx、光軸に直交する方向をyとしたとき、次の式で表される。
【0042】
ただし、rは近軸曲率半径、Pは円錐係数、A4、A6、A8、A10は非球面係数である。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
以上の実施例1〜4の広角端(a)、中間焦点距離(b)、望遠端(c)における無限遠物点に対する球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を表す収差図をそれぞれ図7〜図10に示す。
【0048】
また、次の表に各実施例における条件式(1)〜(6)の数値を示す。表中、Riはレンズ面番号を、Yは非球面量ΔP 、ΔN を計算するときの有効半径を示す。
【0049】
【0050】
【発明の効果】
本発明の構成により、正・正・負・負の4群ズームレンズタイプにおいて、高変倍比でありながらコンパクトなズームレンズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による4群タイプズームレンズの群の配置と移動軌跡を示す図である。
【図2】従来の3群タイプズームレンズの群の配置と移動軌跡を示す図である。
【図3】実施例1の広角端(a)及び望遠端(b)のレンズ断面図である。
【図4】実施例2の図3と同様なレンズ断面図である。
【図5】実施例3の図3と同様なレンズ断面図である。
【図6】実施例4の図3と同様なレンズ断面図である。
【図7】実施例1の広角端(a)、中間焦点距離(b)、望遠端(c)における無限遠物点に対する球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を表す収差図である。
【図8】実施例2の図7と同様な収差図である。
【図9】実施例3の図7と同様な収差図である。
【図10】実施例4の図7と同様な収差図である。
【符号の説明】
G1…第1群
G2…第2群
G3…第3群
G4…第4群
Claims (8)
- 物体側から順に、正屈折力の第1群と、正屈折力の第2群と、負屈折力の第3群と、負屈折力の第4群とからなり、各群の間隔を変えて変倍するズームレンズにおいて、広角域から望遠域への変倍に際してこれらの4つの群が物体側へ移動し、
以下の条件式(6)を満足することを特徴とする高変倍4群ズームレンズ。
1.7<NN ・・・・(6)
ただし、NN は第3群及び第4群に含まれる負レンズの屈折率の平均値である。 - 請求項1において、広角域から望遠域への変倍に際して第3群及び第4群の倍率が共に増加するように移動することを特徴とする高変倍4群ズームレンズ。
- 請求項1又は2において、第2群中に少なくとも1面の非球面を有することを特徴とする高変倍4群ズームレンズ。
- 広角域から望遠域への変倍に際して、前記第1群と前記第2群の間隔は増大し、前記第2群と前記第3群の間隔は減少するように移動することを特徴とする請求項1記載の高変倍4群ズームレンズ。
- 以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足することを特徴とする請求項4記載の高変倍4群ズームレンズ。
0.3<|f34|/fW <1.1 ・・・・(1)
1<β3W ・・・・(2)
1<β4W ・・・・(3)
ただし、fW は広角端における全系の焦点距離、f34は広角端における第3群と第4群の合成焦点距離、β3W、β4Wはそれぞれ広角端における第3群と第4群の近軸横倍率である。 - 前記第2群中に用いられた少なくとも1面の非球面が、以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項3記載の高変倍4群ズームレンズ。
0<ΔP /φP ,φP =(nP'−nP )/rP ・・・・(4)
ただし、rP は非球面の近軸曲率半径、nP 、nP'は非球面の前後の媒質の屈折率、ΔP は有効半径における非球面量である。 - 前記第3群若しくは前記第4群にも少なくとも1面の非球面を用いたことを特徴とする請求項6記載の高変倍4群ズームレンズ。
- 前記第3群若しくは第4群に用いられた少なくとも1面の非球面は、以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項7記載の高変倍4群ズームレンズ。
ΔN /φN <0,φN =(nN'−nN )/rN ・・・・(5)
ただし、rN は非球面の近軸曲率半径、nN 、nN'は非球面の前後の媒質の屈折率、ΔN は有効半径における非球面量である。
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