JP3863666B2 - 散布機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッターでの薬剤の詰まりを防止すると共に、散布量の設定精度を向上させた背負式動力散布機におけるシャッター回動角度の調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、背負式動力散布機には薬剤タンクからブロワーケース内へ落下させる薬剤の量を調節するために、薬剤タンクとブロワーケースの間にはシャッターが配設され、該シャッターは調量レバーと連動連結されて、該調量レバーの回動によってシャッターの開度が変更され、シャッターとシャッター上板との共通の開口部(以下「開口重複部」とする)の面積が数段階に変更されるように構成していた。例えば実公平3−40374号公報や特公平3−75225号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術においては、微量散布から大量散布まで対応するために、前記開口重複部を小面積、かつ多数として、調量レバーのわずかな回動で総散布量が容易に変化できるようにしていた。
【0004】
このため、散布量が少ない際には、開口重複部1個当たりの隙間を狭くする必要があり、肥料・大粒の薬剤では、その隙間に引っかかって落下しなくなる恐れがあった。また、微粉の薬剤等では、薬剤等が新しい場合には流動性が良好なため、開口重複部が狭くても滑らかに落下するが、保存状態が悪い場合や作業が長い場合には、湿気や不純物によって開口落下部の縁への微粉の固着が進みやすく、目詰まりを起こして落下しなくなるという不具合があった。
【0005】
従って、少量散布を行う場合には、散布量調節の精度が悪く微妙な調節が困難なため、薬剤の種類によっては効きすぎたり、弱すぎたりして、所望の薬効が得られないことがある、という問題があった。
これ以外にも、シャッターを閉にした際に、上記のような引っかかりや固着した肥料・薬剤等が隙間に挟まり、完全にシャッターを閉じることができずに設備トラブルを引き起こす、という問題があったのである。
【0006】
以上の如く、微量散布から大量散布まで対応するために、前記開口重複部を小面積、かつ多数として、調量レバーのわずかな回動で総散布量が容易に変化できるようにし、かつ、特に散布量が少ない少量散布に対応する為には、開口重複部1個当たりの隙間を狭くする必要があるが、そうすると、従来のように調量レバーに単純に連動したシャッターでは、回動可能範囲が小さいため難しいという問題があった。
【0007】
本発明は、前記の点に鑑み、肥料・薬剤等の詰まりがなく、高精度の少量散布が可能な散布機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
請求項1においては、薬剤タンク(1)とブロワーケース(2)との間にシャッター収納部(25)を形成し、該シャッター収納部(25)にシャッター上板(15)とシャッター(12)を上下平行配置し、該シャッター(12)の回動により両者の開口重複面積を変更して散布量を調整する散布機において、該シャッター(12)と散布量調節用の調量レバー(33)との間に、該調量レバー(33)の回動角度をシャッター(12)の必要回動角度に変更可能なシャッター回動調整装置(27)を設け、該シャッター回動調整装置(27)は、前記シャッター(12)の下面に円周方向に歯状部材(28)を付設し、該シャッター(12)の回動軸心から半径方向に延出された回動軸(35)に大径歯車(29)を固設し、該大径歯車(29)と前記歯状部材(28)を噛合し、同じく回動軸(35)に固設した小径歯車(30)を、揺動リンク(20b)の一端の回動軸(20a)に固設した歯車(31)と噛合し、該揺動リンク(20b)は、調量レバー(33)に連結された連結リンク(22)の一端とピン(39)で枢結し、該ピン(39)の上下動範囲を規制する、上ストッパー(36)と下ストッパー(37)を設けたものである。
【0010】
請求項2においては、請求項1記載の散布機において、前記シャッター上板(15)とシャッター(12)をシャッター回動中心が低くなるように傾斜させ、シャッター上板(15)とシャッター(12)のいずれか一方若しくは両方の開口部の下部に、回転方向に延びる切欠部(12c・15c)を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。図1は背負式動力散布機の正面図、図2は同じく側面一部断面図、図3はシャッター部分の側面断面図、図4は本発明のシャッター回動調整装置の側面一部断面図、図5は歯状部材と歯車との噛合部の側面図、図6は同じく平面一部断面図、図7はシャッターの平面図、図8はシャッターの側面断面図、図9はシャッター上板の平面図、図10はシャッター上板の側面断面図、図11はシャッター上板の第二実施例を示す側面断面図、図12はシャッターの回動による開口落下部の面積変化を示す平面図である。
【0012】
まず、本発明に係わる散布機の全体構成を図1、図2、図3により説明する。上部には薬剤タンク1が、その下部にはブロワーケース2を配置し、これら薬剤タンク1及びブロワーケース2は、樹脂をブロー成形することによって一体的に構成されている。
【0013】
ブロワーケース2の前面にはエンジン26が、また該ブロワーケース2内には送風ファンが配置され、エンジン26の出力軸上に送風ファンが固設されている。この薬剤タンク1やブロワーケース2やエンジン26等は、側面視L形状に形成した背負枠3上に載置されている。7は燃料タンク、8はエアクリーナーである。尚、燃料タンク7はエンジン26よりも下方に位置させてある為に燃料を上方のエンジン26まで強制的に送り出すために、燃料タンク7上部にパルスポンプ9を設けている。
【0014】
そして、前記ブロワーケース2と薬剤タンク1の間には、シャッター収納部25が形成されており、薬剤タンクの下部も兼ねている収納ケース10内にはシャッター12、シャッター回動調整装置27等を収納し、ブロワーケース2の一端(図1右側)に設けた噴出口には、噴管5の一端が連結されている。また、ブロワーケース2側部にはレバーガイド4を設けて、アクセルレバー及び薬剤の調量レバー33が後方へ突出されて、レバーガイド4により回動がガイドされるようにしている。
【0015】
従って、圃場内では、背負式動力散布機を背負いつつ、エンジン26の駆動によりブロワーケース2内の送風ファンを駆動させ、該送風の大小の調節をアクセルレバーで行い、これにより発生した送風力を用いて、調量レバー33の操作により散布量を調整し、薬剤を薬剤タンク1内から噴管5を通じて散布することが出来るのである。
【0016】
以上のような全体構成から成る散布機おけるシャッター収納部25について、図3、図4により説明する。
【0017】
薬剤タンク1とブロワーケース2の間の収納ケース10内の内面部には、シャッター枠11と、その上に本発明のシャッター12、シャッター上板15、弾性体14、シャッター押さえ34と順に載置して、これらの中央をピン23で枢支し、更に安定具17を固定して、締結金具19の両側を収納ケース10上部内面で図示せぬ部分に引っかけて、締結金具19の円周上に螺装した締結ネジ21を締め込むことによって安定具17を下方へ押し付けて、シャッター12やシャッター上板15等がガタつかないように固定している。
【0018】
なお、前記弾性体14はシャッター上板15とシャッター押さえ34との間で薬剤等が詰まらないようにするためのものである。
【0019】
次に、シャッター12について、図7、図8により説明する。シャッター12は、円板の中心位置に、回動軸心となる前記ピン23を挿入する枢支孔12bが設けられ、該枢支孔12bが最も低くなるように傾斜させて漏斗状に構成している。斜面には、薬剤を落下させるための大面積の開口部12a、12eが、180度位置をズラせて対向して開口されている。
【0020】
該開口部の形状は異なっており、一方の開口部12eは単なる扇形を呈するが、他方の開口部12aには、最も低い位置から回転方向に延びた切欠部12cが設けられている。該切欠部12cは、枢支孔12bを中心とした半径方向の幅12dの扇形としているが、限定するものではなく、三角形状に構成することできる。また、該切欠部12cは、斜面の上下方向中央部や上部に形成することもできるが、最後まで薬剤を散布できるように開口部12aの最も低い位置に設けられている。
【0021】
次に、該シャッター12の下方に設けられたシャッター回動調整装置27について、図3乃至図6により説明する。
【0022】
前記シャッター12の開口部12aと12eの間の傾斜部の下面には歯状部材28が回転方向に固設され、該歯状部材28には下方から大径歯車29が噛合し、該大径歯車29は、前記シャッター12の回動軸心から半径方向に延出された歯車軸35上に固定されている。該歯車軸35の延出端部には、小径歯車30が固定されており、該小径歯車30には歯車31が噛合されている。該歯車31は回動軸20aに固定され、該回動軸20aは収納ケース10に回転自在に軸支され、更に該回動軸20aには、前記歯車軸35に直交するように水平に設けた揺動リンク20bが一体的に固設されている。
【0023】
該揺動リンク20bは、図1、図2に示す連結リンク22の一端とピン39で枢結され、該ピン39の上下動範囲は上ストッパー36と下ストッパー37で規制されている。該連結リンク22の他端は前記調量レバー33と連結されており、該調量レバー33をレバー軸38を支点に回動することによってシャッター12を回動できるようにしている。さらに、小径歯車30、大径歯車29を介することによって、調量レバー33のわずかな回動でもシャッター12が十分に回動して、従来よりも大面積の開口重複部を形成することができるようにしている。
【0024】
なお、本実施例のシャッター回動調整装置27では、回動量の変更手段として、同一回動角度でも回動距離が異なる大小の歯車を同一軸上に固定したものを用いたが、調量レバーの回動をシャッターの所定の回動に変更可能なものであれば特に限定されず、例えば、ベルト伝動やチェーン伝動を利用したものでも良い。
【0025】
前記シャッター上板15は、図9乃至図11に示すように、前記シャッター12と略同形状に漏斗状に構成されて上下に平行に配置できるようにしており、回動中心側が最も低くなるように傾斜され、該シャッター上板15の外周部は、側面視「ヘ」字状に折り曲げた縁部15fを形成している。
【0026】
該シャッター上板15の中心には枢支孔15bが開口され、前記ピン23を挿入できるようにし、斜面には前記開口部12a・12aの位置に合わせて同数、略同形状の開口部15a・15aが設けられ、該開口部15a・15aの最も低い位置から回転方向でシャッター12aの切欠部12cと同方向に延びる切欠部15c・15cが設けられている。
【0027】
該切欠部15c・15cは、前記12cと同じく枢支孔15bを中心とした扇形としているが、限定するものではなく三角形状に構成することもできる。また、該切欠部15c・15cの外周長は前記切欠部12cと同じであるが、半径方向の幅15dは前記切欠部12cの幅12dの半分としており、後述する切欠部を使った少量散布で、シャッター12の回動方向が変わっても開口重複面積は一定の比率で変化するように構成している。切欠部位置については、斜面の上下方向中央部や上部に形成することもできるが、最後まで薬剤を散布できるように開口部15aの最も低い位置に設けられている。
【0028】
薬剤がシャッター収納部に残らないように、図11に示すように、シャッター上板15の中心部において、開口部15a・15aがない部分は、断面視で三角状の傾斜部15gを形成することができる。この傾斜部15gからは上方に向かって徐々にシャッター上板15の内側斜面に近づく傾斜としており、薬剤タンク1の薬剤が残り少なくなったときに、薬剤はこの傾斜部15gから延びる斜面に沿って流れ落ち、開口部15a・15aへ落下するようにしている。
【0029】
このような構成において、図4、図5と図12により、調量レバー33の回動によってシャッター回動調整装置27を介してシャッターが回動され、開口重複面積を変化させる工程について説明する。
【0030】
まず、調量レバー33を閉位置、つまり、シャッターが閉じた図12(a)位置から開方向へ回動し、前記シャッター12を反時計回りに回動すると、まず、図12(b)のように上シャッターの切欠部15cの部分が開かれ、開口部12aと切欠部15cの重なり部分の面積、つまり、共通の開口面積(図12中の斜線部分)が変更され、薬剤の落下量の微調整ができ、少量散布時に有効となる。
【0031】
この際、角度αの範囲で調量して、図12(b)のように微調整ができるようにしている。そのため、図4に示す如く、前記連結リンク22の上端を、前記揺動リンク20bの連結孔20eとピン39で連結し、その動きを上下のストッパー36と37の間に規制することにより、調量レバー33の略同じ回動量に対して、シャッター12の回動角度は角度αの範囲でしか回動できないようにしている。なお、該角度αで示される開口重複部は、従来シャッターの場合に比べて十分に広い間隔を有するため、肥料・薬剤等の詰まりを完全に防止することができるのである。
【0032】
なお、切欠部15cはシャッター上板15における最も低い位置に設けられているので、該少量散布時にタンク内の薬剤が残り少なくなっても最後の底部に至るまで調量して散布することができる。
【0033】
中程度の散布量の場合には、角度βの範囲で調量できるようにしている。この際、前記連結リンク22の上端を連結孔20dと連結し、前記上下のストッパー36と37によって揺動リンク20bの回動範囲を中程度として、シャッター12の回動角度を増加させている。
【0034】
更に、肥料や粒剤等の薬剤のように多量散布の場合には、前記連結リンク22の上端を連結孔20cと連結し、図12(d)に示すように、角度γの範囲で開閉して、調量できるようにしている。
【0035】
すなわち、本発明のシャッター回動調整装置27によりシャッター12の回動可能範囲を変更し、その上で、連結リンク22上端が連結する連結孔の位置を散布量に応じた位置に変えることによって、調量レバー33の同じ回動操作で散布量に応じたシャッター調節ができるようにしているのである。
【0036】
また、本実施例によると、シャッター12の回動方向を変えるだけで、総散布量はそのままで、少量散布時の目詰まり等の防止効果を高めることができる。それは、調量レバー33により、前記シャッター12を図12(a)の閉位置から時計回りに回動させると、図12(e)のようにシャッターの切欠部12cの部分が開かれるからである。すなわち、該切欠部12cと開口部15aとの重なり部分である開口重複部の大きさは、同じ回動角度であっても、半径方向の幅が前記切欠部15cの2倍あるため、肥料・大粒の薬剤での引っかかりや微粉の薬剤での目詰まり等を、より確実に解消することができるのである。
【0037】
この際も、図4に示す如く、前記連結リンク22の上端を、前記揺動リンク20bの連結孔20eとピン39で連結することで、シャッター12の回動角度は角度αの範囲でしか回動できないようにして、薬剤の落下量の微調整を可能としている。
【0038】
散布量が通常以上では、前記反時計回りの場合と同様に、散布量に合わせて連結孔の位置を変えることにより対応可能である。すなわち、中程度の散布量の場合には、前記連結リンク22の上端を連結孔20dと連結して角度βの範囲で調量できるようにし、多量散布の場合には、連結リンク22の上端を連結孔20cと連結して角度γの範囲で調量することができる。
【0039】
以上のように、図12に示す如く、調量レバー33を閉位置から一側へ回動して、図12(b)(c)(d)のように、シャッター12を反時計回りさせると二個の切欠部15cの部分で微調整ができ、図12(e)(f)(g)のように、シャッター12を時計回りさせると、一個の大きな切欠部12cの部分で微調整ができる構成となっているのである。
【0040】
なお、閉位置における歯状部材28に対して、該歯状部材28に噛合する大径歯車29を固定した歯車軸35の位置は、シャッター12を回動させる向きによって異なる。すなわち、図12(a)に示す如く、シャッター12が反時計回りする場合には歯車軸35が位置35aにくるように、時計回りする場合には位置35bにくるようにすることで、最大回動角度γを確保することができる。具体的には、散布前にシャッター12とシャッター上板15を回動させ、歯車軸35の相対位置が35aや35bにくるように、配置し直せばよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1の如く、薬剤タンク(1)とブロワーケース(2)との間にシャッター収納部(25)を形成し、該シャッター収納部(25)にシャッター上板(15)とシャッター(12)を上下平行配置し、該シャッター(12)の回動により両者の開口重複面積を変更して散布量を調整する散布機において、該シャッター(12)と散布量調節用の調量レバー(33)との間に、該調量レバー(33)の回動角度をシャッター(12)の必要回動角度に変更可能なシャッター回動調整装置(27)を設けたので、調量レバーのわずかな回動でもシャッターを十分な角度回動することができ、目詰まり等の防止に必要な大きさの開口重複部が確保できるのである。
よって、少量散布作業時にも、散布剤の大きさの大小にかかわらず高精度の散布が行うことができる。
【0042】
また、該シャッター回動調整装置(27)は、前記シャッター(12)の下面に円周方向に歯状部材(28)を付設し、該シャッター(12)の回動軸心から半径方向に延出された回動軸(35)に大径歯車(29)を固設し、該大径歯車(29)と前記歯状部材(28)を噛合し、同じく回動軸(35)に固設した小径歯車(30)を、揺動リンク(20b)の一端の回動軸(20a)に固設した歯車(31)と噛合し、該揺動リンク(20b)は、調量レバー(33)に連結された連結リンク(22)の一端とピン(39)で枢結し、該ピン(39)の上下動範囲を規制する、上ストッパー(36)と下ストッパー(37)を設けたので、簡単な機構で確実に、調量レバーのわずかな回動でもシャッターを十分な角度回動することができ、目詰まり等の防止に必要な大きさの開口重複部が確保できるのである。
よって、少量散布作業時にも、散布剤の大きさの大小にかかわらず高精度の散布が行うことができる。
【0043】
請求項2の如く、前記シャッター上板とシャッターをシャッター回動中心が低くなるように傾斜させ、シャッター上板とシャッターのいずれか一方若しくは両方の開口部の下部に、回転方向に延びる切欠部を設けたので、シャッター上に薬剤が多く残留することはなくなり、散布作業時に、薬剤タンク内の薬剤を最後まで使い切ることができ、余分な薬剤を投入する必要がなく、作業終了後の掃除も簡単に行えるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 背負式動力散布機の正面図である。
【図2】 同じく側面一部断面図である。
【図3】 シャッター部分の側面断面図である。
【図4】 本発明のシャッター回動調整装置の側面一部断面図である。
【図5】 歯状部材と歯車との噛合部の側面図である。
【図6】 同じく平面一部断面図である。
【図7】 シャッターの平面図である。
【図8】 シャッターの側面断面図である。
【図9】 シャッター上板の平面図である。
【図10】 シャッター上板の側面断面図である。
【図11】 シャッター上板の第二実施例を示す側面断面図である。
【図12】 シャッターの回動による開口落下部の面積変化を示す平面図である。
【符号の説明】
1 薬剤タンク
2 ブロワーケース
12 シャッター
12c 切欠部
15 シャッター上板
15c 切欠部
25 シャッター収納部
27 シャッター回動調整装置
28 歯状部材
29 大径回転体
30 小径回転体
31 回転体
33 調量レバー
35 回動軸
Claims (2)
- 薬剤タンク(1)とブロワーケース(2)との間にシャッター収納部(25)を形成し、該シャッター収納部(25)にシャッター上板(15)とシャッター(12)を上下平行配置し、該シャッター(12)の回動により両者の開口重複面積を変更して散布量を調整する散布機において、該シャッター(12)と散布量調節用の調量レバー(33)との間に、該調量レバー(33)の回動角度をシャッター(12)の必要回動角度に変更可能なシャッター回動調整装置(27)を設け、該シャッター回動調整装置(27)は、前記シャッター(12)の下面に円周方向に歯状部材(28)を付設し、該シャッター(12)の回動軸心から半径方向に延出された回動軸(35)に大径歯車(29)を固設し、該大径歯車(29)と前記歯状部材(28)を噛合し、同じく回動軸(35)に固設した小径歯車(30)を、揺動リンク(20b)の一端の回動軸(20a)に固設した歯車(31)と噛合し、該揺動リンク(20b)は、調量レバー(33)に連結された連結リンク(22)の一端とピン(39)で枢結し、該ピン(39)の上下動範囲を規制する、上ストッパー(36)と下ストッパー(37)を設けたことを特徴とする散布機。
- 請求項1記載の散布機において、前記シャッター上板(15)とシャッター(12)をシャッター回動中心が低くなるように傾斜させ、シャッター上板(15)とシャッター(12)のいずれか一方若しくは両方の開口部の下部に、回転方向に延びる切欠部(12c・15c)を設けたことを特徴とする散布機。
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