JPH0755864Y2 - 自走式肥料散布機 - Google Patents

自走式肥料散布機

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JPH0755864Y2
JPH0755864Y2 JP1990050603U JP5060390U JPH0755864Y2 JP H0755864 Y2 JPH0755864 Y2 JP H0755864Y2 JP 1990050603 U JP1990050603 U JP 1990050603U JP 5060390 U JP5060390 U JP 5060390U JP H0755864 Y2 JPH0755864 Y2 JP H0755864Y2
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JP
Japan
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fertilizer
hopper
self
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propelled
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JP1990050603U
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Inventor
鋼司 松村
勝也 加藤
Original Assignee
落合刃物工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自走式の肥料散布機に関し、特に肥料ホッパ
から肥料散布機構に至る肥料流下路を改良した肥料散布
機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来周知の自走式肥料散布機として、例えば実開昭63−
63326号公報に開示されたものが知られている。この先
行技術のものは、第5図に示すように、前輪2および後
輪3を備える車体1に、肥料ホッパ4を搭載し、車体1
後部の上端からハンドル5を後方に突出させ、このハン
ドル5の基部直下にエンジン6を搭載し、エンジン6の
下側に減速機7を設け、肥料ホッパ4内の下部に肥料攪
拌機構8を設けると共に、肥料攪拌機構8の下方に肥料
散布機構9を設けてエンジン6,減速機7により後輪3,肥
料攪拌機構8および肥料散布機構9を駆動する構成であ
った。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した先行技術のものは、肥料ホッパ4内に肥料攪拌
機構8を設けているので、肥料ホッパ4の左右幅が広く
なって、肥料散布機の移動時に茶樹畝の畝間側の茶葉の
新芽が接触してこれを傷めるという問題点があった。こ
れを改良するために肥料ホッパ4の下部を狭くすると、
肥料攪拌機構8を設けることができず、肥料攪拌機構8
を廃止すると、機体が左右に傾斜したとき、肥料散布機
構9に肥料が偏って供給されて散布ムラを起すばかりで
なく、肥料流下路が狭くなると肥料が詰り易いという問
題点が生じる。
本考案は、上記の問題点を解決することを目的になされ
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため本考案は、前輪および後輪を
備える車体に、下部に肥料散布機構を設けた肥料ホッパ
を搭載し、上記車輪および肥料散布機構を駆動する原動
機を搭載すると共に、車体後部にハンドルを設けた自走
式の肥料散布機において、 上記肥料ホッパから肥料散布機構に至る下部通路を狭く
構成し、この狭い肥料通路の上部にシャッタ機構を設
け、このシャッタ機構の下側の狭い肥料通路内に肥料攪
拌体を設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成によって本考案は、肥料ホッパ下部が狭くな
るので、肥料散布機が茶樹畝間を通るとき、肥料ホッパ
の側面で茶葉を傷めない。また、肥料攪拌体により肥料
の詰りが解消され、さらに肥料散布機構にほぼ均一に肥
料を供給し、ほぼ均一な肥料散布が行われる。
〔実施例〕
以下、図面の第1図ないし第4図を参照して本考案の一
実施例を具体的に説明する。なお、第5図の従来例と共
通する部分には共通する符号を付して詳しい説明は省略
する。
第1図は本考案の全体側面図、第2図はシャッタ部分の
平面図、第3図は一部分解した全体の斜視図、第4図は
作用説明図であり、第1図および第3図において、車体
1には前輪2および後輪3を軸支し、この車体1に、そ
の後部に位置して肥料を収容するホッパ4を搭載し、後
部上端に後方に向け突出するハンドル5を設けている。
上記前輪2上方のホッパ4前側で、ホッパ4より低い位
置にエンジン6が搭載され、このエンジン6の側方に減
速機7が設けられると共に、この減速機7と前輪2との
間にはベルト伝動系10が設けられている。このヘルト伝
動系10にはテンションクラッチ機構11が設けられ、ワイ
ヤ12を介してハンドル5に設けたクラッチレバー13に連
繋されている。
上記ホッパ4内には、上記従来例に設けられている攪拌
機構8に相当する構成は具備していない。そして、ホッ
パ4の下部を漏斗状として左右幅を狭く構成し、機体全
体の左右幅を狭くしている。ホッパ4下部の肥料流下路
14には、シャッタ機構15が設けられている。このシャッ
タ機構15には第2図に示すように、流下路14に対して前
方が高く後方が低くなるよう差込式の開閉板16が前後方
向に摺動可能に斜設され、この開閉板16には長さ方向中
間位置に流下路14の内径とほぼ同径の孔が穿設されてお
り、開閉板16を摺動することにより流下路14に対する開
閉板16の孔の開口面積が変化して肥料の流下量が変わ
り、肥料流下量の調節が行われる。開閉板16の流下路14
の外側における前端部には、傾斜上端側に引張り作用す
るスプリング17が設けられ、また、後端部には連杆18の
一端が連結されている。連杆18の他端は、扇形調節板19
の上側に重設されていて同軸に自由に回動するよう枢支
された槓杆20に連繋されている。
扇形調節板19には、1〜10の開閉板16の開度を示す数字
を付した目盛つきの円弧状をしたスリットが設けられて
おり、このスリット内で扇形調節板19を回動して上記目
盛の所望位置に合わせて固定できる調節ねじ19aが設け
られている。また、扇形調節板19の開閉板16側の側端縁
には、槓杆20に当接して開閉板16側への移動を阻止する
ストッパ19bが設けられている。上記槓杆20の、連杆18
を連結した側と反対側端部にはワイヤ21が連結されてお
り、このワイヤ21はハンドル5側に延び、ハンドル5に
設けたシャッタレバー22に連繋されている。
上記肥料流下路14の下方に設けた肥料散布機構9は、車
体1に固定された伝動ボックス23の上側に散布回転板24
を取付け、その上側に飛散ガイド25を設け、散布回転板
24と同軸にシャッタ機構15の下方の肥料流下路14内に攪
拌体26を設けている。
上記前輪2と伝動ボックス23との間にベルト伝動系27が
設けられ、散布回転板24および攪拌体26を回転駆動する
ようになっている。上記後輪3にはスタンド28が設けら
れ、また、ハンドル5のシャッタレバー22を設けた側に
は、エンジン6のスロットルレバー29が設けられてい
る。また、上記飛散ガイド25には、肥料の放出方向を誘
導する肥料案内板30が設けられている。
このような構成の肥料散布機においては、ホッパ4内に
散布すべき肥料を入れ、例えば茶園の茶樹畝間の通路に
導入し、クラッチレバー13を操作してテンションクラッ
チ機構11を接続し前輪2を駆動して機体を走行させ、こ
れと同時にシャッタレバー22を握って開閉板16を設け、
ベルト伝動系27を介して散布回転板24および攪拌体26を
回転させ、第4図に示すように、機体が傾斜した状態で
も攪拌体26により肥料流下路14下部で肥料を攪拌して散
布回転板24上にほぼ均一に落下させ、散布回転板24の回
転により肥料は拡散されて飛散ガイド25,肥料案内板30
に案内され、茶樹畝間の左右の茶樹の根元に均一に散布
される。
この肥料散布作業時に、車体1に対し、エンジン6およ
び減速機7が車体1の前部で低い位置に、その後方にホ
ッパ4が搭載され、前輪2が駆動されるので、作業者に
はエンジン6の騒音,排ガス,熱,振動等の影響が少な
いばかりでなく、機体の前後バランスが良好で操作性が
良好となり、従来のものよりはるかに使い易く、疲労の
少ない作業が行える。従って、従来のものでは使えなか
った婦女子,老人でも使用することができる。
また、ホッパ4の左右幅が狭く、機体全体の左右幅を狭
くしたので、機体通過時に茶樹畝間両側の茶葉を傷める
こともない。
さらに、シャッタ機構15,攪拌体26等を具備しているの
で、肥料の詰りが防止されて精度が高く安定した肥料散
布作業を行うことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の自走式肥料散布機によれ
ば、肥料ホッパの下部通路を狭く構成したので、機体全
体の左右幅を狭くすることができ、肥料散布機が茶樹畝
間を通るとき、左右の茶葉の新芽に接触してこれを傷め
るようなことがない。また、狭い肥料通路内でシャッタ
機構の下側に攪拌体を設けたので、肥料の調量と共に肥
料が詰ることなくほぼ均一に肥料散布機構に供給され、
ほぼ均一に散布することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体の側面図、第2図は
シャッタ機構の平面図、第3図は一部分解した全体の斜
視図、第4図は作用説明図、第5図は従来例の全体側面
図である。 1……車体、2……前輪、3……後輪、4……ホッパ、
5……ハンドル、6……エンジン、7……減速機、8…
…肥料攪拌機構、9……肥料散布機構、10……ベルト伝
動系、11……テンションクラッチ機構、12……ワイヤ、
13……クラッチレバー、14……肥料流下路、15……シャ
ッタ機構、16……開閉板、17……スプリング、18……連
杆、19……扇形調節板、20……槓杆、21……ワイヤ、22
……シャッタレバー、23……伝動ボックス、24……散布
回転板、25……飛散ガイド、26……攪拌体、27……ベル
ト伝動系、28……スタンド、29……スロットルレバー、
30……肥料案内板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪および後輪を備える車体に、下部に肥
    料散布機構を設けた肥料ホッパを搭載し、上記車輪およ
    び肥料散布機構を駆動する原動機を搭載すると共に、車
    体後部にハンドルを設けた自走式の肥料散布機におい
    て、 上記肥料ホッパから肥料散布機構に至る下部通路を狭く
    構成し、この狭い肥料通路の上部にシャッタ機構を設
    け、このシャッタ機構の下側の狭い肥料通路内に肥料攪
    拌体を設けたことを特徴とする自走式肥料散布機。
JP1990050603U 1990-05-15 1990-05-15 自走式肥料散布機 Expired - Fee Related JPH0755864Y2 (ja)

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JPH049513U JPH049513U (ja) 1992-01-28
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JP3032171U (ja) * 1995-06-01 1996-12-17 株式会社山設エンジニアリング 横引枝管用配管継手

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744822Y2 (ja) * 1979-03-01 1982-10-04
JPH0135132Y2 (ja) * 1985-08-30 1989-10-26

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JPH049513U (ja) 1992-01-28

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