JP2613704B2 - 農用粉粒体繰出し装置 - Google Patents
農用粉粒体繰出し装置Info
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- JP2613704B2 JP2613704B2 JP18214291A JP18214291A JP2613704B2 JP 2613704 B2 JP2613704 B2 JP 2613704B2 JP 18214291 A JP18214291 A JP 18214291A JP 18214291 A JP18214291 A JP 18214291A JP 2613704 B2 JP2613704 B2 JP 2613704B2
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- JP
- Japan
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- medicine
- plate
- rotating plate
- hole
- hopper
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- Transplanting Machines (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は苗の植付けと同時に除草
剤等の薬剤を散布する水田用作業機等に用いられる農用
粉粒体繰出し装置に関する。
剤等の薬剤を散布する水田用作業機等に用いられる農用
粉粒体繰出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の繰出し装置の一例が特開平3−
112407号公報に示されてあり、ホッパーの薬剤を
目皿の透孔内に供給するため、ホッパーの薬剤供給部
(前記公報の第6図の19)を目皿の上方に一定の隙間
を設けて設置している。
112407号公報に示されてあり、ホッパーの薬剤を
目皿の透孔内に供給するため、ホッパーの薬剤供給部
(前記公報の第6図の19)を目皿の上方に一定の隙間
を設けて設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この隙間は小さすぎる
と透孔に流れ込む薬剤の流動性が悪くなり、また大きす
ぎると流動性は良くなるが目皿の透孔周辺にも薬剤が拡
がって溢れるようになり、このため薬剤が目皿の回転に
伴ってこすれて粒が砕けたり、目皿の上や周辺に薬剤が
多く残り、回収する作業に手間がかかることになる。本
発明は、薬剤の流動性を損なうことなく、薬剤を目皿の
透孔に円滑に供給できるようにすると共に、透孔周辺に
部分的に散乱した薬剤を素早く回収できるようにするこ
とを目的とする。
と透孔に流れ込む薬剤の流動性が悪くなり、また大きす
ぎると流動性は良くなるが目皿の透孔周辺にも薬剤が拡
がって溢れるようになり、このため薬剤が目皿の回転に
伴ってこすれて粒が砕けたり、目皿の上や周辺に薬剤が
多く残り、回収する作業に手間がかかることになる。本
発明は、薬剤の流動性を損なうことなく、薬剤を目皿の
透孔に円滑に供給できるようにすると共に、透孔周辺に
部分的に散乱した薬剤を素早く回収できるようにするこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、粉粒体貯留ホッパーの供給部の
下位に、複数の透孔を設けた回転目皿とその回転目皿か
らの粉粒体を下方に落下させる送出し部とからなる定量
繰出し装置を設けた農用粉粒体繰出し装置であって、前
記供給部下端を回転目皿上面に当接または接近させて配
置すると共に回転目皿の回転方向に、供給部内部と外部
とが通じる開口部を供給部または回転目皿に形成したこ
とである。
の本発明の特徴構成は、粉粒体貯留ホッパーの供給部の
下位に、複数の透孔を設けた回転目皿とその回転目皿か
らの粉粒体を下方に落下させる送出し部とからなる定量
繰出し装置を設けた農用粉粒体繰出し装置であって、前
記供給部下端を回転目皿上面に当接または接近させて配
置すると共に回転目皿の回転方向に、供給部内部と外部
とが通じる開口部を供給部または回転目皿に形成したこ
とである。
【0005】
【作用】ホッパーからの薬剤は開口部が設けられている
ため流動性を損なうことなく円滑に落下して目皿の透孔
に供給され、開口部から一部透孔外にはみ出た薬剤も目
皿回転方向にのみ限定されて溢れるのみで、透孔周辺に
一様に溢れ出るといったことがなくなる。
ため流動性を損なうことなく円滑に落下して目皿の透孔
に供給され、開口部から一部透孔外にはみ出た薬剤も目
皿回転方向にのみ限定されて溢れるのみで、透孔周辺に
一様に溢れ出るといったことがなくなる。
【0006】
【発明の効果】その結果、一定量の薬剤が円滑に順次透
孔に供給され、散布量が変動の少ない安定したものとな
る。また開口部から一部溢れ出た薬剤も目皿の透孔周辺
に一様に溢れ出るのではないから、薬剤の回収作業も手
間を要せず素早く行うことができる。
孔に供給され、散布量が変動の少ない安定したものとな
る。また開口部から一部溢れ出た薬剤も目皿の透孔周辺
に一様に溢れ出るのではないから、薬剤の回収作業も手
間を要せず素早く行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を水田作業機としての
田植機に装備された薬剤散布装置について説明する。図
4に田植機の走行機体に連結される苗植付け装置1が示
されており、その苗植付装置1に、苗の植付けと同時に
肥料を供給する施肥装置2と除草剤の散布を行う薬剤散
布装置3が装備されている。
田植機に装備された薬剤散布装置について説明する。図
4に田植機の走行機体に連結される苗植付け装置1が示
されており、その苗植付装置1に、苗の植付けと同時に
肥料を供給する施肥装置2と除草剤の散布を行う薬剤散
布装置3が装備されている。
【0008】薬剤散布装置3は薬剤を貯留するホッパー
4と、このホッパー4内の薬剤を送り出す定量繰出し装
置5とからなる農用粉粒繰出し装置を含み、更に、定量
繰出し装置5からの薬剤を拡散させる回転羽根式の拡散
装置6と、拡散された薬剤を平均化して圃場面に落下案
内する下方開口の拡散ボックス7とから構成されてい
る。
4と、このホッパー4内の薬剤を送り出す定量繰出し装
置5とからなる農用粉粒繰出し装置を含み、更に、定量
繰出し装置5からの薬剤を拡散させる回転羽根式の拡散
装置6と、拡散された薬剤を平均化して圃場面に落下案
内する下方開口の拡散ボックス7とから構成されてい
る。
【0009】前記定量繰出し装置5は図1に示すよう
に、ホッパー4の供給部8の下位に、周方向に沿って多
数の薬剤通過用透孔9を形成した円板型の回転目皿10
が縦軸芯X周りに回転自在に配備され、その下方に前記
供給部8とは異なる位置の透孔通過軌跡対応部位に筒状
の送出し部11を設けて構成されている。
に、ホッパー4の供給部8の下位に、周方向に沿って多
数の薬剤通過用透孔9を形成した円板型の回転目皿10
が縦軸芯X周りに回転自在に配備され、その下方に前記
供給部8とは異なる位置の透孔通過軌跡対応部位に筒状
の送出し部11を設けて構成されている。
【0010】前記回転目皿10の駆動軸12には、一方
向クラッチ13を付設してあり、一方向クラッチ13に
連設した揺動駆動アーム14と、図4に示す横軸芯Y周
りで回転駆動される植付回転ケース15とがワイヤ16
とロッド17とからなる機械式連動機構18を介して連
係されており、前記回転ケース15の回転運動を往復揺
動運動に変換して前記回転目皿10を一方向に回転駆動
すべく構成してある。そして、回転目皿10は駆動軸1
2の上方に抜差自在に、且つ、駆動軸12と一体回転自
在に嵌合装着されている。
向クラッチ13を付設してあり、一方向クラッチ13に
連設した揺動駆動アーム14と、図4に示す横軸芯Y周
りで回転駆動される植付回転ケース15とがワイヤ16
とロッド17とからなる機械式連動機構18を介して連
係されており、前記回転ケース15の回転運動を往復揺
動運動に変換して前記回転目皿10を一方向に回転駆動
すべく構成してある。そして、回転目皿10は駆動軸1
2の上方に抜差自在に、且つ、駆動軸12と一体回転自
在に嵌合装着されている。
【0011】ホッパー4の下部に回転目皿10の突出軸
部20の上端に接当して浮き上がり阻止するバネ23付
勢された逆L字型の押え部材24を設けてあり、この押
え部材24の一端部には、この押え部材24の揺動に連
動して、前記供給部8を開閉するシャッター25を枢支
連結してあり、回転目皿10の変換や掃除の時にシャッ
ター25で供給部8を閉塞してホッパー4内部の薬剤が
供給部8から洩れるのを防止すべく構成してある。すな
わち前記拡散ボックス7に対してホッパー4を上方に取
外すと回転目皿10が露出状態となり、回転目皿10を
上方に引き抜くことができるのである。
部20の上端に接当して浮き上がり阻止するバネ23付
勢された逆L字型の押え部材24を設けてあり、この押
え部材24の一端部には、この押え部材24の揺動に連
動して、前記供給部8を開閉するシャッター25を枢支
連結してあり、回転目皿10の変換や掃除の時にシャッ
ター25で供給部8を閉塞してホッパー4内部の薬剤が
供給部8から洩れるのを防止すべく構成してある。すな
わち前記拡散ボックス7に対してホッパー4を上方に取
外すと回転目皿10が露出状態となり、回転目皿10を
上方に引き抜くことができるのである。
【0012】本発明における回転目皿10は図2及び図
3に示すように、透孔9の直径と同じ幅の溝26を透孔
9間に円周状に形成し、これに対し供給部8を透孔9上
において回転目皿10上面に軽く当接させるかあるいは
僅かに間隔をあけて接近配置させる。
3に示すように、透孔9の直径と同じ幅の溝26を透孔
9間に円周状に形成し、これに対し供給部8を透孔9上
において回転目皿10上面に軽く当接させるかあるいは
僅かに間隔をあけて接近配置させる。
【0013】これにより薬剤が落下してゆく供給部8の
内部と外部とが連通する開口部27が形成され薬剤の透
孔9への供給がスムーズに行え、また薬剤の一部が開口
部27よりもれ出ても溝26内にとどまり、回転目皿1
0上面に拡散しないので、後の薬剤回収が素早く行え
る。
内部と外部とが連通する開口部27が形成され薬剤の透
孔9への供給がスムーズに行え、また薬剤の一部が開口
部27よりもれ出ても溝26内にとどまり、回転目皿1
0上面に拡散しないので、後の薬剤回収が素早く行え
る。
【0014】〔別実施例〕図5に示すように、透孔9を
囲むように内壁29と外壁30とを立設し透孔9の直径
と同一幅の溝28を形成するようにし、この内外壁2
9,30上面に供給部8の下端を配置させ、開口部27
を形成させるようにしてもよい。
囲むように内壁29と外壁30とを立設し透孔9の直径
と同一幅の溝28を形成するようにし、この内外壁2
9,30上面に供給部8の下端を配置させ、開口部27
を形成させるようにしてもよい。
【0015】また回転目皿10のほうは従来通りとし、
供給部8の側を図6に示す如く一部切欠いて開口部27
を目皿10の回転方向側に設けるようにすることもでき
る。
供給部8の側を図6に示す如く一部切欠いて開口部27
を目皿10の回転方向側に設けるようにすることもでき
る。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】農用粉粒体繰出し装置の縦断側面図
【図2】回転目皿の平面図
【図3】回転目皿の部分側断面図
【図4】田植機後部の側面図
【図5】回転目皿の別実施例を示す説明図
【図6】回転目皿のもうひとつの別実施例を示す説明図
4 ホッパー 5 定量繰出し装置 8 供給部 9 透孔 10 回転目皿 11 送出し部 27 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 粉粒体貯留ホッパー(4)の供給部
(8)の下位に、複数の透孔(9)・・を設けた回転目皿
(10)とその回転目皿(10)からの粉粒体を下方に
落下させる送出し部(11)とからなる定量繰出し装置
(5)を設けた農用粉粒体繰出し装置であって、前記供
給部(8)下端を回転目皿(10)上面に当接または接
近させて配置すると共に回転目皿(10)の回転方向
に、供給部(8)内部と外部とが通じる開口部(27)
を供給部(8)または回転目皿(10)に形成してある
農用粉粒体繰出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18214291A JP2613704B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 農用粉粒体繰出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18214291A JP2613704B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 農用粉粒体繰出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523089A JPH0523089A (ja) | 1993-02-02 |
JP2613704B2 true JP2613704B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=16113089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18214291A Expired - Lifetime JP2613704B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 農用粉粒体繰出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613704B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015047544A1 (en) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | United Technologies Corporation | Cold spray powder feeders with in-situ powder blending |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP18214291A patent/JP2613704B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015047544A1 (en) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | United Technologies Corporation | Cold spray powder feeders with in-situ powder blending |
EP3049551A4 (en) * | 2013-09-27 | 2017-05-31 | United Technologies Corporation | Cold spray powder feeders with in-situ powder blending |
US9765436B2 (en) | 2013-09-27 | 2017-09-19 | United Technologies Corporation | Cold spray powder feeders with in-situ powder blending |
US10161048B2 (en) | 2013-09-27 | 2018-12-25 | United Technologies Corporation | Cold spray powder feeders with in-situ powder blending |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0523089A (ja) | 1993-02-02 |
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