JPH0767427A - 施肥装置および薬剤散布装置付き田植機 - Google Patents

施肥装置および薬剤散布装置付き田植機

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JPH0767427A
JPH0767427A JP9477794A JP9477794A JPH0767427A JP H0767427 A JPH0767427 A JP H0767427A JP 9477794 A JP9477794 A JP 9477794A JP 9477794 A JP9477794 A JP 9477794A JP H0767427 A JPH0767427 A JP H0767427A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肥料および薬剤の補給作業が行いやすく、か
つ、機体の取扱い性に優れた施肥装置および薬剤散布装
置付きの田植機を提供する。 【構成】 走行車体の後部に連結した苗植付装置Aの苗
植付機構10の上方に繰出し機構18を有する施肥装置
3を設けるとともに、この施肥装置3の後方に薬剤散布
装置30を設け、前記施肥装置3の肥料貯留用のホッパ
ー14と、前記薬剤散布装置30の薬剤貯留用のホッパ
ー34とを略同じ高さにし、かつ、薬剤散布装置30の
下端を前記苗植付機構10より上方に配置して、該薬剤
散布装置30の下方に空間部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植付けと同時に施肥
および薬剤散布を行えるように構成した田植機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、施肥装置付きの田植機としては、
例えば実開昭61-204426 号公報に開示されているよう
に、車体の進行に伴って作溝器で形成した圃場の溝内
に、繰出し装置から間欠的に繰出した種子や肥料などの
粉粒体をホースを介して落下供給するようにしたものが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記繰出し
装置から繰出された粉粒体は、繰出しロール下部のケー
スや案内ホースを伝って圃場に落下供給されることか
ら、これら各部材内面の抵抗によって、落下途中にばら
つきを生じ、その結果、粉粒体が筋状になって圃場に供
給されることがあった。つまり、粉粒体は繰出しロール
部分では間欠的に繰出されているけれども、ホース下部
では粉粒体がばらばらになって連続した状態となり、粉
粒体が筋状になるのである。特に、前記繰出しロールの
往復回転速度が遅い場合には、ロールから繰出される粉
粒体は比較的点状に圃場に供給されるのであるが、この
ロールの往復回転速度が早い場合にはロールから間欠的
に繰出された粉粒体前後間の間隔が小さくなって筋状に
粉粒体が供給され易いものである。本発明は上記の実情
に着目してなされたものであって、圃場に粉粒体を落下
供給するにあたって、確実に粉粒体を点状に供給するも
のを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の特徴
構成は、走行車体の後部に連結した苗植付装置の苗植付
機構の上方に繰出し機構を有する施肥装置を設けるとと
もに、この施肥装置の後方に薬剤散布装置を設け、前記
施肥装置の肥料貯留用のホッパーと、前記薬剤散布装置
の薬剤貯留用のホッパーとを略同じ高さにし、かつ、薬
剤散布装置の下端を前記苗植付機構より上方に配置し
て、該薬剤散布装置の下方に空間部を形成してある点に
あり、その作用及び効果は次の通りである。
【0005】
【作用】施肥装置の肥料貯留用のホッパーと薬剤散布装
置の薬剤貯留用のホッパーとが略同じ高さで前後に近接
しているので、肥料や薬剤の入った袋や容器を略同じ高
さまで持ち上げて補給を行うことができる。また、薬剤
散布装置の下方に空間部が形成されているので、畦際に
おいて機体を後進させた場合、最後部の薬剤散布装置を
畦に不用意にぶつけるおそれがない。
【0006】
【発明の効果】施肥装置のホッパーと薬剤散布装置のホ
ッパーに対する肥料および薬剤の補給作業が略同じ高さ
で容易能率良く行える。また、苗植付装置より後方に大
きく薬剤散布装置を張出して設けるものでありながら、
薬剤散布装置を畦に不用意にぶつけるおそれがなく、機
体の取扱い性に優れたものとなった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2には、図外左方の乗用型走行車体の後部に苗
植付装置Aをリンク機構13を介して昇降自在に取付け
た乗用型田植機の後部が示されている。前記苗植付装置
Aは、植付ケース8から後方に向けて延出した植付伝動
ケース9に苗植付機構10を設けるとともに、この苗植
付機構10の揺動駆動に連動して機体横方向に往復駆動
する苗のせ台1を設け、並びに植付伝動ケース9下部に
枢着された整地フロート2及び圃場に粉粒体としての種
子を間欠的に落下供給する繰出し装置3を設けて構成さ
れている。
【0008】前記苗植付機構10は、植付伝動ケース9
に揺動アーム12を揺動駆動自在に連結するとともに、
該揺動アーム12の先端に植付アーム11を設け、植付
アーム11先端に植付爪19を設けて構成され、この植
付爪19先端が前記苗のせ台1の下端に形成された取出
し口と圃場面との間を循環回動するようになっている。
本実施例では種子を繰出すため苗のせ台1上にマット状
苗は載せないものである。
【0009】前記繰出し装置3は、図1に示すように、
種子を貯留するためのホッパー14と、このホッパー1
4の下部に連設された繰出しケース6、該ケース6内に
配設された繰出し機構としてのロール18、及び前記ケ
ース6の下端に取付けられて種子を案内するホース20
を備えて構成され、この案内ホース20の下端部には下
方乃至後方が開口する落下口4aが形成された作溝器4
が取付けれている。前記ロール18は繰出しケース6に
回転自在に枢支された駆動回転軸15に固着され、前記
ホッパー14の下部の吐出口16にロール周部の一部が
臨む位置に配設されている。そして、繰出しロール18
の周部には、種子をホッパー14から受け止めて繰出し
ケース6に落下供給するための繰出し凹部17が一個所
凹設されており、前記苗植付機構10の駆動に伴ってロ
ッド21を介して前記駆動回転軸15が往復駆動するこ
とで、繰出しロール18が一定角度で軸芯周りで往復回
動し、繰出しロール18の前記凹部17が前記吐出口1
6に臨んだ状態からケース6側に臨む状態にまで姿勢が
変更することで凹部16に充填された種子がケース6へ
落下されるようになっている。また、前記繰出し装置3
の後側には、除草剤を繰り出す繰出し装置30が配設さ
れている。この繰出し装置30は、肥料又は除草剤など
の粉粒体を貯留するためのホッパー34と、このホッパ
ー34の下部に連設された繰出しケース36、該ケース
36内に配設されたロール38を備えて構成されてい
る。そして、前記種子用繰出し装置3の駆動回転軸15
の端部に固設されたアーム31に連係ロッド32を介し
てこの繰出し装置30の駆動回転軸35の端部に固設さ
れたアーム33が連動連結されており、前記種子用繰出
し装置3と同期して駆動するようになっている。従っ
て、種子の繰り出しと同時に除草剤を圃場に繰り出すこ
とができて、作業が一度に行えるものである。
【0010】また前記種子や除草剤に換えて肥料を供給
すれば、例えば一方の繰出し装置3からは元肥として側
条施肥を行うとともに、他方の繰出し装置30からはホ
ース及び作溝器(図示せず)を取付けることで深層施肥
を行うこともでき、また前記苗植付機構10の駆動で苗
のせ台1に載置したマット状苗を切出して圃場に植付け
ながら、一方の繰出し装置3から側条施肥と、他方の繰
出し装置30からは除草剤の散布等多様な作業を行うこ
ともできる。
【0011】前記両繰出し装置3,30の繰出し量の調
節は図3のようにして行なわれている。つまり、前記横
方向に並設された各繰出し装置3,30の駆動回転軸1
5,35の側方の突出端部にはハンドル23,24が夫
々固設され、各ハンドル23,24を回転操作すること
により、前記駆動回転軸15,35をそれぞれ回転させ
ることでこの軸15,35に螺合された繰出しロール1
8,38を軸芯方向へ移動させ、この繰出しロール1
8,38の側壁にて繰出し凹部の一部が形成されるこの
繰出し凹部の容積を変えることができるようになってい
る。この構成にあっては、ハンドル23,24の回転操
作で横方向に並設された各繰出し装置3,30の繰出し
量を同時に調節することができる上に、前記のように前
後に配置した繰出し装置3,30の各ハンドル23,2
4は左右各別に配置されており、繰出し量を調節する際
に他方のハンドル23,24が邪魔になることはないも
のである。
【0012】次に、前記種子用繰出し装置3のホース2
0下部の構造について詳細に説明する。図1に示すよう
に、ホース20の下部内には、蓋体7が上下揺動自在に
枢着され、該蓋体7の基部より連結アーム25が一体回
動可能に延出され、この連結アーム25端部に連動され
たロッド26が前記ロール18の駆動回転軸15に固設
された揺動アーム5に連結され、ロール18の往復駆動
と同調してロッド26が押し引きされることで、前記蓋
体7が上下揺動し、ホース20の流路28を開閉するよ
うになっている。このロール18の往復駆動による種子
の繰出し1回分に対して前記蓋体7が1回開閉駆動し、
且つホース20内を流下した種子がその流路28を閉塞
した状態の蓋体7上に受け止められるようになってお
り、この蓋体7の上に一旦種子が溜められた後、蓋体7
の開放により種子が前記作溝器4の落下口4aを通して
圃場の溝mへ間欠的に供給される。従って、上記構成に
よれば、前記蓋体7が繰出しロール18の往復駆動と同
期して開閉するように構成されており、蓋体7開閉のた
めの動力伝達が容易であるとともに、例えば植付部の株
間変速を操作して播種ピッチを変更する場合にも、同時
に蓋体7の開閉速度を変更することができる。また、上
記構成によれば蓋体7がホース20の内部に配設されて
おり、圃場の泥水や、駆動部材の駆動により跳ね返った
泥水が蓋体7に付着し難く、ホース20内を通して落下
する種子がホース20内壁面に付着して詰まりを生じる
ことがないものである。
【0013】〔別実施例〕上記実施例では、蓋体7を揺
動させてホース20の通路28を開閉させたが、蓋体7
をホース20の側壁からホース20内へ突出退入自在に
配設しても良い。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置の縦断側面図
【図2】苗植付装置の側面図
【図3】施肥装置と薬剤散布装置の概略平面図
【符号の説明】
3 施肥装置 10 苗植付機構 14 ホッパー 18 繰出し機構 30 薬剤散布装置 34 ホッパー A 苗植付装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 施肥装置および薬剤散布装置付き田
植機
【特許請求の範囲】 走行車体の後部に連結した苗植付装置(A)の苗植付機
構(10)の上方に繰出し機構(18)を有する施肥装
置(3)を設けるとともに、この施肥装置(3)の後方
に薬剤散布装置(30)を設け、前記施肥装置(3)の
肥料貯留用のホッパー(14)と前記薬剤散布装置(3
0)の薬剤貯留用のホッパー(34)とを略同じ高さに
し、かつ、薬剤散布装置(30)の下端を前記苗植付機
構(10)より上方に配置して、該薬剤散布装置(3
0)の下方に空間部を形成してある施肥装置および薬剤
散布装置付き田植機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植付けと同時に施肥
および薬剤散布を行えるように構成した田植機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、田植機においては植え付け作業と
同時に施肥を行うことが普及しており走行車体の後部に
連結した苗植付装置の苗植付機構上方に繰出し機構を有
する施肥装置を設けるとともに、この施肥装置の繰出し
機構を苗植付機構から取り出した動力で駆動するように
構成して、苗植付機構が駆動されて苗植付けが行われる
と、これに同期して施肥装置の肥料繰出しが自動的に行
われるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記施肥装置付きの田
植機によると、苗植付け作業と施肥作業を同時に行える
ので作業能率が高く、田植え作業の省力化を図る上で有
効となっているのであるが、除草剤などの薬剤散布を必
要とする場合は、苗植付け作業の後で作業者が水田に分
け入って可搬型の簡単な噴霧器で薬剤散布を行ったり、
手撒きで薬剤散布を行ったりしており、苗の植わってい
る水田に入っての作業が相当の労力を要するものとなっ
ていた。本発明は、このような実情に着目してなされた
ものであって、苗植付け作業と同時に施肥作業のみなら
ず薬剤散布をも可能にして、一層の省力化を図るととも
に、その取扱い性の優れたものにすることを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の特徴
構成は、走行車体の後部に連結した苗植付装置の苗植付
機構の上方に繰出し機構を有する施肥装置を設けるとと
もに、この施肥装置の後方に薬剤散布装置を設け、前記
施肥装置の肥料貯留用のホッパーと、前記薬剤散布装置
の薬剤貯留用のホッパーとを略同じ高さにし、かつ、薬
剤散布装置の下端を前記苗植付機構より上方に配置し
て、該薬剤散布装置の下方に空間部を形成してある点に
あり、その作用及び効果は次の通りである。
【0005】
【作用】施肥装置の肥料貯留用のホッパーと薬剤散布装
置の薬剤貯留用のホッパーとが略同じ高さで前後に近接
しているので、肥料や薬剤の入った袋や容器を略同じ高
さまで持ち上げて補給を行うことができる。また、薬剤
散布装置の下方に空間部が形成されているので、畦際に
おいて機体を後進させた場合、最後部の薬剤散布装置を
畦に不用意にぶつけるおそれがない。
【0006】
【発明の効果】本発明によると、施肥装置のホッパーと
薬剤散布装置のホッパーに対する肥料および薬剤の補給
作業が略同じ高さで容易にかつ能率良く行える。また、
苗植付装置より後方に大きく薬剤散布装置を張出して設
けるものでありながら、薬剤散布装置を畦に不用意にぶ
つけるおそれがなく、機体の取扱い性に優れたものとな
った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2には、図外左方の乗用型走行車体の後部に苗
植付装置Aをリンク機構13を介して昇降自在に取付け
た乗用型田植機の後部が示されている。前記苗植付装置
Aは、植付ケース8から後方に向けて延出した植付伝動
ケース9に苗植付機構10を設けるとともに、この苗植
付機構10の揺動駆動に連動して機体横方向に往復駆動
する苗のせ台1を設け、並びに植付伝動ケース9下部に
枢着された整地フロート2及び圃場に粉粒状の肥料を繰
り出し供給する施肥装置3を設けて構成されている。
【0008】前記苗植付機構10は、植付伝動ケース9
に揺動アーム12を揺動駆動自在に連結するとともに、
該揺動アーム12の先端に植付アーム11を設け、植付
アーム11先端に植付爪19を設けて構成され、この植
付爪19先端が前記苗のせ台1の下端に形成された取出
し口と圃場面との間を循環回動するようになっている。
【0009】前記施肥装置3は、図1に示すように、肥
料を貯留するためのホッパー14と、このホッパー14
の下部に連設された繰出しケース6、該ケース6内に配
設された繰出し機構としての繰出しロール18、及び前
記ケース6の下端に取付けられて肥料を案内するホース
20を備えて構成され、この案内ホース20の下端部に
は下方乃至後方が開口する落下口4aが形成された作溝
器4が取付けれている。前記繰出しロール18は繰出し
ケース6に回転自在に枢支された駆動回転軸15に固着
され、前記ホッパー14の下部の吐出口16にロール周
部の一部が臨む位置に配設されている。そして、繰出し
ロール18の周部には、肥料をホッパー14から受1止
めて繰出しケース6に落下供給するための繰出し凹部1
7が一個所凹設されており、前記苗植付機構10の駆動
に伴ってロッド21を介して前記駆動回転軸15が往復
駆動することで、繰出しロール18が一定角度で軸芯周
りで往復回動し、繰出しロール18の前記凹部17が前
記吐出口16に臨んだ状態からケース6側に臨む状態に
まで姿勢が変更することで凹部16に充填された肥料が
ケース6へ落下されるようになっている。また、前記施
肥装置3の後側には、除草剤等の薬剤を繰り出して圃場
に散布する薬剤散布装置30が配設されている。この薬
剤散布装置30は、粉粒状の薬剤を貯留するためのホッ
パー34と、このホッパー34の下部に連設された繰出
しケース36、該ケース36内に配設されたロール38
を備えて構成されており、そのホッパー34が前記施肥
装置3のホッパー14と略同じ高さに配置されるととも
に、この薬剤散布装置30の下端が前記苗植付機構10
より上方に配置されて該薬剤散布装置30の下方に薬剤
散布用の空間部が形成されている。そして、前記施肥装
置3の駆動回転軸15の端部に固設されたアーム31に
連係ロッド32を介してこの薬剤散布装置30の駆動回
転軸35の端部に固設されたアーム33が連動連結され
ており、前記施肥装置3と同期して駆動するようになっ
ている。
【0010】上記構成においては、次のような作業が可
能となる。つまり、前記苗のせ台1に苗を搭載し、前記
ホッパー14に肥料を入れ、かつ、前記ホッパー34に
除草剤を入れると、前記施肥装置3は、植付け苗条の横
側に肥料を埋設してゆく側条施肥装置となり、前記薬剤
散布装置30は、植付け後の圃場に除草剤を散布してゆ
く除草剤散布装置となり、苗植付け作業と施肥作業およ
び除草剤散布作業とを同時に行えるものとなる。また、
施肥装置3は播種装置としての使用も可能であり、この
場合は前記苗のせ台1から苗を取り除き、前記ホッパー
14に種子を入れる。そして、この際、前記ホッパー3
4に肥料を入れると播種作業と同時に施肥作業を行うこ
とが可能となり、またホッパー34に除草剤を入れると
播種作業と同時に除草剤散布作業を行うことが可能とな
る。
【0011】播種装置兼用の前記施肥装置3、および薬
剤散布装置30の繰出し量の調節は図3のようにして行
なわれている。つまり、前記横方向に並設された各装置
3,30の駆動回転軸15,35の側方の突出端部には
ハンドル23,24が夫々固設され、各ハンドル23,
24を回転操作することにより、前記駆動回転軸15,
35をそれぞれ回転させることでこの軸15,35に螺
合された繰出しロール18,38を軸芯方向へ移動さ
せ、この繰出しロール18,38の側壁にて繰出し凹部
の一部が形成されるこの繰出し凹部の容積を変えること
ができるようになっている。この構成にあっては、ハン
ドル23,24の回転操作で横方向に並設された施肥装
置3、および薬剤散布装置30の繰出し量を同時に調節
することができる上に、前記のように前後に配置した施
肥装置3、および薬剤散布装置30の各ハンドル23,
24は左右各別に配置されており、繰出し量を調節する
際に他方のハンドル23,24が邪魔になることはない
ものである。
【0012】次に、前記施肥装置3のホース20下部の
構造について詳細に説明する。図1に示すように、ホー
ス20の下部内には、蓋体7が上下揺動自在に枢着さ
れ、該蓋体7の基部より連結アーム25が一体回動可能
に延出され、この連結アーム25端部に連動されたロッ
ド26が前記ロール18の駆動回転軸15に固設された
揺動アーム5に連結され、ロール18の往復駆動と同調
してロッド26が押し引きされることで、前記蓋体7が
上下揺動し、ホース20の流路28を開閉するようにな
っている。このロール18の往復駆動による繰出し1回
分に対して前記蓋体7が1回開閉駆動し、且つホース2
0内を流下した粉粒体がその流路28を閉塞した状態の
蓋体7上に受け止められるようになっており、この蓋体
7の上に一旦粉粒体が溜められた後、蓋体7の開放によ
り粉粒体が前記作溝器4の落下口4aを通して圃場の溝
mへ間欠的に供給される。従って、上記構成によれば、
前記蓋体7が繰出しロール18の往復駆動と同期して開
閉するように構成されており、蓋体7開閉のための動力
伝達が容易であるとともに、例えば植付部の株間変速を
操作して粉粒体供給ピッチ(肥料の場合は施肥ピッチ、
種子の場合は播種ピッチ)を変更する場合にも、同時に
蓋体7の開閉速度を変更することができる。また、上記
構成によれば蓋体7がホース20の内部に配設されてお
り、圃場の泥水や、駆動部材の駆動により跳ね返った泥
水が蓋体7に付着し難く、ホース20内を通して落下す
る粒体がホース20内壁面に付着して詰まりを生じるこ
とがないものである。
【0013】〔別実施例〕上記実施例では、蓋体7を揺
動させてホース20の通路28を開閉させたが、蓋体7
をホース20の側壁からホース20内へ突出退入自在に
配設しても良い。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置の縦断側面図
【図2】苗植付装置の側面図
【図3】施肥装置と薬剤散布装置の概略平面図
【符号の説明】 3 施肥装置 10 苗植付機構 14 ホッパー 18 繰出し機構 30 薬剤散布装置 34 ホッパー A 苗植付装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01M 9/00 D 8602−2B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 走行車体の後部に連結した苗植付装置(A)の苗植付機
    構(10)の上方に繰出し機構(18)を有する施肥装
    置(3)を設けるとともに、この施肥装置(3)の後方
    に薬剤散布装置(30)を設け、前記施肥装置(3)の
    肥料貯留用のホッパー(14)と前記薬剤散布装置(3
    0)の薬剤貯留用のホッパー(34)とを略同じ高さに
    し、かつ、薬剤散布装置(30)の下端を前記苗植付機
    構(10)より上方に配置して、該薬剤散布装置(3
    0)の下方に空間部を形成してある施肥装置および薬剤
    散布装置付き田植機。
JP6094777A 1994-05-09 1994-05-09 施肥装置および薬剤散布装置付き田植機 Expired - Fee Related JP2501095B2 (ja)

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