JP3863574B2 - 制御システム、制御装置および被制御装置 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、制御装置と当該制御装置に制御される被制御装置とを含む制御システムに関し、特に、そのような制御システムにおける通信を開始する際の制御の改良に関する。
背景技術
従来より、一般住戸内で、空調機器、AV機器などの家電製品と集中制御装置とを、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、電灯線などの伝送路を通信媒体として接続し、集中制御装置からの通信によってこれらの家電製品(以下、被制御装置とする)の動作を制御する技術がHBS(Home Bus System)等により規格化されている。
このような集中制御装置と被制御装置とからなる通信制御システムで実際に通信を行うためには、通信に関する初期設定が必要となる。この通信初期設定には、たとえば、集中制御装置、各被制御装置に対しての通信を行うために通信ネットワーク上で集中制御装置、各被制御装置を識別するためのアドレス番号(以下、自己アドレスとすることがある)の設定や、集中制御装置、各被制御装置に対しての通信相手となる各被制御装置、集中制御装置のアドレス番号(以下、相手アドレスとすることがある)の設定が含まれる。
従来、このような設定は、通信制御システムの使用を開始する際に、手動操作によって個々に行われていた。このような従来の通信制御システムでの通信初期設定を、図8〜図10を用いて説明する。
図8は、従来の通信制御システムの構成の概略を説明するためのブロック図である。
従来の通信制御システムは、集中制御装置600と、被制御装置700とを含んでいる。これらはそれぞれ通信部610、710を介して伝送路900によって互いに接続されて、互いに通信を行うことができる。
集中制御装置600には、自己アドレスを設定して保持するための自己アドレス設定保持部620と、相手アドレスを設定して保持するための相手アドレス設定保持部630とが設けられ、同様に、被制御装置700には、自己アドレスを設定して保持するための自己アドレス設定保持部720と、相手アドレスを設定して保持するための相手アドレス設定保持部730とが設けられる。
また、集中制御装置600には、ユーザによって押下されることにより、ユーザが所望の制御を選択するための制御ボタン651〜653と、制御ボタン651〜653の押下を検知して、被制御装置700に対する制御内容を発生させる制御内容発生部640とが設けられ、被制御装置700には、集中制御装置600で上記のようにして発生された制御内容に基づいて被制御装置700を制御する制御部740が設けられる。
集中制御装置600と被制御装置700との間で通信を行うためには、集中制御装置600と被制御装置700との各装置に、各装置の自己アドレスと通信の対象となる装置の相手アドレスとを設定する必要がある。これらのような従来の通信制御システムでの通信初期設定は、次に示すようにして行われる。
まず、ユーザは、自己アドレス設定保持部620、720を用いて、手動操作で、それぞれ、集中制御装置600の自己アドレス、被制御装置700の自己アドレスを設定する。ここで、集中制御装置600、被制御装置700によって設定される自己アドレスの値は、通信プロトコルによりその範囲等が定められている。たとえば、これらの自己アドレスは1〜65535までの任意の整数値をとり、かつ、各装置に割り当てられる自己アドレスが重複することがないことを条件として設定され、通信制御システム内で一意に決定されるアドレスが各装置に割り当てられる。
ユーザはこのような条件に従って、たとえば、集中制御装置600の自己アドレスを1に割り当て、被制御装置700の自己アドレスを65535に割り当てることができる。
これらの操作によって各装置の自己アドレスが決定されると、次に、ユーザは、相手アドレス設定保持部630、730を用いて、手動操作で、それぞれ、集中制御装置600の相手アドレス、被制御装置700の相手アドレスを設定する。ここでは、集中制御装置600が通信の相手とする被制御装置700の自己アドレスが集中制御装置600の相手アドレスとして設定され、被制御装置700が通信の相手とする集中制御装置600の自己アドレスが被制御装置700の相手アドレスとして設定される。
先述のように集中制御装置600の自己アドレスを1に割り当て、被制御装置700の自己アドレスを65535に割り当てた際には、集中制御装置600の相手アドレスには65535が設定され、被制御装置700の相手アドレスには1が設定される。
以上の操作によって各装置の相手アドレスが決定され通信初期設定が終了して通信が可能となり、集中制御装置600から被制御装置700に対する制御が可能となる。
すなわち、たとえば、ユーザが制御装置600の制御ボタン651(ここでは、この制御ボタン651の押下により被制御装置700の「電源入り」の動作が指示されるものとする)を押下すると、制御内容発生部640はこれを検知して対応する制御内容を発生させ、通信部610に伝達する。通信部610は、自己アドレス設定保持部620に保持されている自己アドレスと相手アドレス設定保持部630に保持されている相手アドレスとから、上記の制御内容をアドレス番号1(集中制御装置600)からアドレス番号65535(被制御装置700)に向けて送信する。これらのようにして送信された制御内容は、伝送路900を介して被制御装置700の通信部710に伝達される。
被制御装置700では、通信部710から制御部740に制御内容が伝達され、制御部740での制御に基づいて制御内容が実行される。上述のように制御ボタン651によって被制御装置700の「電源入り」の動作が指示され制御内容が「電源入り」であるときには、被制御装置700の電源が投入されることとなる。
以上の従来の通信制御システムでは、集中制御装置1台に被制御装置1台が接続されることを想定したが、次に、集中制御装置1台に被制御装置複数台が接続されこれらの被制御装置を個別に制御する必要がある場合の通信初期設定の手順を説明する。
図9は従来の通信制御システムでの集中制御装置600と複数の被制御装置700、800との接続を示す図であり、図10はこのような接続での通信初期設定に用いられる被制御装置選択パネル660の構成を示す図である。被制御装置800の構成、動作等は、被制御装置700に準ずるものとする。
図9に示すように、ここでは、上述のような集中制御装置600、被制御装置700に加えて、被制御装置800が伝送路900を介して接続される。
集中制御装置600は、図10に示すような被制御装置選択パネル660を有しており、被制御装置選択パネル660には、通信初期設定に際してエアコン1(図9に示す被制御装置700に対応する)を選択するための「エアコン1設定」ボタン661と、通信初期設定に際してエアコン2(図9に示す被制御装置800に対応する)を選択するための「エアコン2設定」ボタン662とが設けられている。ユーザは、これらの「エアコン1設定」ボタン661、「エアコン2設定」ボタン662を押下することによって制御する被制御装置を特定し、特定された被制御装置に対して通信初期設定を行うことができる。
実際にこれらの被制御装置の各々に対する通信初期設定を示す。まず、ユーザが「エアコン1設定」ボタン661を押下した後、(図8を用いて説明した)上述のような一連の設定作業を手動操作で行うことにより、集中制御装置600、被制御装置700に対するアドレスの設定が完了する。続いて、同様にして、ユーザが「エアコン2設定」ボタン662を押下した後、上述したような一連の設定作業を手動操作で行うことにより、集中制御装置600、被制御装置800に対するアドレスの設定が完了する。
以上のように、従来の通信制御システムでは、(被制御装置選択パネル660を用いて被制御装置を特定しつつ)集中制御装置、複数の被制御装置の各々に対してユーザが通信初期設定を手動操作で行うことにより、集中制御装置と被制御装置の各々との間での通信が可能とされる。
しかしながら、従来の通信制御システムでは、上述のように、通信初期設定の設定作業は手動操作で行われていたために、設定作業を行う者にはアドレス設定の知識が必要とされ、また、このようにして設定されるアドレスは単なる数字の羅列であるので、設定作業に際しては熟練が必要とされ容易には設定作業を行うことができない。
そのため、このような通信制御システムを新築家屋等に新たに設置するためには、設置工事に専属の工事担当者が必要とされ、工数、コスト等の観点からみても好ましいものとはいえない。また、一般家庭において、家庭の主婦、老人、子供等が上記のような設定作業を行うことは通常困難であり、被制御装置の増設、メンテナンス等のたびに工事担当者に対して設置作業を依頼する必要がある。これらのように通信初期設定の設定作業が困難であることは、この種の通信制御システムの家庭への普及が阻害される原因ともなっている。
発明の開示
本発明は、上述のような問題を考慮してなされたものであり、その第1の目的は、ユーザによる通信初期設定を不要とする制御システムを提供することであり、また、本発明の第2の目的は、後の制御に際して通信されるデータの量を増加させることなく、制御装置、被制御装置に対する制御を簡便に行うことのできる制御システムを提供することである。
本発明に係る制御システムは、制御装置と、前記制御装置に接続される通信ネットワークを介して通信を行い、前記制御装置によって制御される複数の被制御装置とを含む制御システムである。前記被制御装置は、通信を開始するに際しての、前記制御装置によって自己を暫定的に識別させるためにあらかじめ指定された暫定アドレスをあらかじめ記憶する自己アドレス記憶手段と、前記通信ネットワークへの接続には依存しない情報であり、当該被制御装置が固有に有する固有情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段とを含んでおり、前記制御装置は、開始された後の通信に際して通信の相手を特定するための、前記通信ネットワークに接続される前記複数の被制御装置の各々に対して重複しないよう正式に割り当てられる正式アドレスをあらかじめ記憶する相手アドレス記憶手段と、前記相手アドレス記憶手段に記憶されている前記複数の正式アドレスの各々と関連付けて、接続される前記被制御装置の固有情報をあらかじめ記憶する第2の記憶手段と、通信を開始するに際して、前記自己アドレス記憶手段に記憶されている前記暫定アドレスを用いて通信の相手となる前記複数の被制御装置のいずれかを特定し、前記第1の記憶手段に記憶されている固有情報と前記第2の記憶手段に記憶されている固有情報とを照合し、照合結果に応じて前記相手アドレス記憶手段に記憶されている前記正式アドレスを、前記暫定アドレスに代えて前記自己アドレス記憶手段に記憶させるよう制御する第1の制御手段とを含んでいる。
本制御システムによると、通信を開始するに際して、制御装置により被制御装置に記憶されている暫定アドレスが用いられて通信の相手が特定され、制御装置、被制御装置の各々にあらかじめ記憶されている被制御装置の固有情報が照合され、照合結果に応じて、暫定アドレスに代えて制御装置に記憶されている正式アドレスが被制御装置に記憶される。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信初期設定が不要とされる。
ここで、上記の固有情報として、前記被制御装置の製造元を示すデータ、前記被制御装置の製品番号を示すデータ、前記被制御装置の製造番号を示すデータまたは前記被制御装置の種類を示すデータを用いることができる。
本制御システムによると、通信を開始するに際して、制御装置により被制御装置に記憶されている暫定アドレスが用いられて通信の相手が特定され、制御装置、被制御装置の各々にあらかじめ記憶されている、被制御装置の製造元を示すデータ、被制御装置の製品番号を示すデータ、被制御装置の製造番号を示すデータまたは被制御装置の種類を示すデータが照合され、照合結果に応じて、暫定アドレスに代えて制御装置に記憶されている正式アドレスが被制御装置に記憶される。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信初期設定が不要とされる。
また、当該通信ネットワークの外部に前記固有情報を管理する第1の外部管理装置を設け、前記制御装置の第2の記憶手段では、前記第1の外部管理装置から前記制御装置に前記固有情報が送信されて、前記あらかじめの記憶が行われるものとすることができる。
本制御システムによると、上記の制御装置の第2の記憶手段に対するあらかじめの記憶は、固有情報が第1の外部管理装置から制御装置の第2の記憶手段に記憶されることにより行われる。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信初期設定が不要とされ、この際、用いられる固有情報は第1の外部管理装置から送信されるため、ユーザにとってはより簡便に通信初期設定が行われることとなる。
上記の被制御装置は、前記被制御装置の機能に関する第1のデータをあらかじめ記憶する第3の記憶手段を含み、前記制御装置は、前記第1のデータを記憶するための第4の記憶手段と、前記第1の制御手段による制御の後、前記第3の記憶手段にあらかじめ記憶されている第1のデータを前記第4の記憶手段に記憶させるよう制御する第2の制御手段を含むものとすることができる。
本制御システムによると、被制御装置には被制御装置の機能に関する第1のデータがあらかじめ記憶されており、上記の第1の制御手段による制御の後、第1のデータが制御装置の第4の記憶手段に記憶される。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信初期設定が不要とされる。また、通信初期設定の際に、上記の第1のデータが制御装置に送信され、後の制御に際して通信されるデータの量が増加されることなく、制御装置から被制御装置に対しての、被制御装置の機能に関する制御が簡便に行われることとなる。
上記の被制御装置は、前記被制御装置の製造時には特定されない第2のデータを記憶するための第5の記憶手段を含み、前記制御装置は、前記第2のデータをあらかじめ記憶する第6の記憶手段と、前記第1の制御手段による制御の後、前記第6の記憶手段にあらかじめ記憶されている前記第2のデータを前記第5の記憶手段に記憶させるよう制御する第3の制御手段を含むものとすることができる。
本制御システムによると、制御装置には被制御装置の製造時には特定されない第2のデータがあらかじめ記憶されており、上記の第1の制御手段による制御の後、第2のデータが被制御装置の第5の記憶手段に記憶される。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信通信初期設定が不要とされる。また、この通信初期設定の際に、上記の第2のデータが被制御装置に送信され、後の制御に際して通信されるデータの量が増加されることなく、被制御装置での製造時には特定されないデータに関する制御が簡便に行われる。
当該通信ネットワークの外部に前記第2のデータを管理する第2の外部管理装置を設け、前記制御装置の第6の記憶手段には、前記第2の外部管理装置から前記制御装置に前記第2のデータが送信されて、前記あらかじめの記憶が行われるものとすることができる。
本制御システムによると、上記の制御装置の第6の記憶手段に対するあらかじめの記憶は、第2の外部管理装置から第2のデータが制御装置の第6の記憶手段に記憶されることにより行われる。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信初期設定が不要とされる。また、この通信初期設定の際、あらかじめ第2の外部管理装置から送信されて制御装置に記憶されている上記の第2のデータが被制御装置に送信され、後の制御に際して通信されるデータの量が増加されることなく、被制御装置での製造時には特定されないデータに関する制御が簡便に行われる。
また、本発明に係る制御システムは、制御装置と、前記制御装置に接続される通信ネットワークを介して通信を行い、前記制御装置によって制御される被制御装置とを含む制御システムであって、前記制御装置と前記被制御装置とは、前記被制御装置の機能に関する第1のデータと前記被制御装置の製造時には特定されない第2のデータとを共有することを特徴としている。
本制御システムによると、制御装置と被制御装置とで、被制御装置の機能に関する第1のデータと被制御装置の製造時には特定されない第2のデータとが共有される。
これにより、後の制御に際して通信されるデータの量を増加させることなく、上記の第1のデータと第2のデータとを用いての制御装置、被制御装置に対する制御を簡便に行うことができる。
ここで、前記第1のデータは、通信を用いて前記制御装置が制御することのできる前記被制御装置の機能を示すデータと前記機能に応じた消費電力を示すデータとを含むものとすることができる。
本制御システムによると、制御装置と被制御装置とで、前記制御装置が制御することのできる制御装置の機能を示すデータと前記機能に応じた消費電力を示すデータと、被制御装置の製造時には特定されない第2のデータとが共有される。
これにより、後の制御に際して通信されるデータの量を増加させることなく、制御装置、被制御装置に対する制御を簡便に行うことができる。
また、前記第2のデータは、前記被制御装置の設置される場所を示すデータまたは前記被制御装置の製品番号とは異なる簡便な名称を示すデータを含むものとすることができる。
本制御システムによると、制御装置と被制御装置とで、上記の第1のデータと、前記被制御装置の設置される場所を示すデータまたは前記被制御装置の簡便な名称を示すデータとが共有される。
これにより、後の制御に際して通信されるデータの量を増加させることなく、制御装置、被制御装置に対する制御を簡便に行うことができる。
また、上述の制御システムに用いる制御装置、被制御装置単体によっても、適切に通信相手を構成することにより、同様の効果を発揮することができる。
さらに、本発明をソフトウェアによって構成することが可能である。
本発明に係る、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、接続される通信ネットワークを介して複数の被制御装置と通信を行い通信により前記被制御装置を制御する、制御装置にインストールされるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、前記被制御装置は、通信を開始するに際しての、前記制御装置によって自己を暫定的に識別させるために、あらかじめ指定された暫定アドレスを記憶し、当該被制御装置が固有に有する固有情報を記憶するものであり、当該制御装置は、開始された後の通信に際して通信の相手を特定するための、前記通信ネットワークに接続される前記複数の被制御装置の各々に対して重複しないよう正式に割り当てられる正式アドレスをあらかじめ記憶し、前記複数の正式アドレスの各々と関連付けて前記固有情報をあらかじめ記憶するものである。本プログラムは、通信を開始するに際して、前記被制御装置に記憶されている暫定アドレスを用いて通信の相手を特定し、前記被制御装置に記憶されている固有情報と当該制御装置に記憶されている固有情報と照合し、照合結果に応じて前記暫定アドレスに代えて前記正式アドレスを前記被制御装置に記憶させるよう制御することを特徴としている。
本プログラムによると、通信を開始するに際して、被制御装置に記憶されている暫定アドレスが用いられて通信の相手が特定され、被制御装置に記憶されている固有情報と制御装置に記憶されている固有情報とが照合され、照合結果に応じて暫定アドレスに代えて正式アドレスが被制御装置に記憶される。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信初期設定が不要とされる。
本発明に係る、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、接続される通信ネットワークを介して制御装置と通信を行い通信により前記制御装置に制御される、被制御装置にインストールされるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、前記制御装置は、前記通信ネットワークでの、開始された後の通信に際して通信の相手を特定するための、前記通信ネットワークに接続される前記複数の被制御装置の各々に対して重複しないよう正式に割り当てられる正式アドレスを記憶し、前記複数の正式アドレスの各々と関連付けて前記被制御装置が固有に有する固有情報をあらかじめ記憶し、通信を開始するに際して、前記被制御装置にあらかじめ記憶されている暫定アドレスを用いて通信の相手を特定し、前記被制御装置にあらかじめ記憶されている固有情報と当該制御装置に記憶されている固有情報とを照合し、照合結果に応じて前記暫定アドレスに代えて前記正式アドレスを前記被制御装置に記憶させるよう制御するものである。本プログラムは、通信を開始する際の前記制御装置の制御に応じて、前記暫定アドレスに代えて前記正式アドレスを記憶するよう制御することを特徴としている。
本プログラムによると、通信を開始する際の制御装置の制御に応じて、上記の暫定アドレスに代えて正式アドレスが記憶される。
これにより、通信を開始する際に、制御装置によって被制御装置の正式アドレスが割り当てられ、ユーザによる通信初期設定が不要とされる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施の形態の1つである通信制御システムの構成の概略を説明するためのブロック図である。
図2は、入力部160を有する集中制御装置90の構成を示す図である。
図3は、集中制御装置100の構成を示す図である。
図4は、端末200、300の構成を示す図である。
図5は、本通信制御システムでの通信初期設定の制御の手順を説明するためのフローチャートである。
図6は、本通信制御システムの通信初期設定で行われるデータのやり取りを示す図である。
図7は、本通信制御システムで複数の端末200、300に対して同時に行われる通信初期設定でのデータのやり取りを示す図である。
図8は、従来の通信制御システムの構成の概略を説明するためのブロック図である。
図9は、従来の通信制御システムでの集中制御装置600と複数の被制御装置700、800との接続を示す図である。
図10は、集中制御装置600と複数の被制御装置700、800との接続での通信初期設定に用いられる被制御装置選択パネル660の構成を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態の1つである通信制御システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の1つである通信制御システムの構成の概略を説明するためのブロック図である。
本通信制御システムは、集中制御装置100と、集中制御装置によって制御される端末200、300(「背景技術」に記載の家電製品である被制御装置の通信に関わる部分)と、集中制御装置100と端末200、300との間での通信を可能にするための伝送路400と、集中制御装置100と外部センタ500とを接続する外部通信回線450と、必要に応じて外部通信回線450を介して接続され集中制御装置100に対してあらかじめ蓄積された端末200、300に関する情報(この情報は後に説明する端末固有情報Aと端末記述情報とを含む)を送信する外部センタ500とを含む、以下では端末300の構成、動作等についての説明を省略するが、端末300の構成、動作等は端末200に準ずるものである。
端末200は、集中制御装置100と通信を行うための通信部210と、端末200を識別するアドレスを格納するためのアドレス格納部220と、端末固有情報(後述)を格納するための端末固有情報格納部230と、端末記述情報(後述)を格納するための端末記述情報格納部240とを含んでいる。
集中制御装置100は、端末200、300と通信を行うための通信部110と、通信相手としての端末200を識別するアドレスを格納するためのアドレス格納部121、端末200の端末固有情報を格納するための端末固有情報格納部122と、端末200の端末記述情報を格納するための端末記述情報格納部123と、通信相手としての端末300を識別するアドレスを格納するためのアドレス格納部131、端末300の端末固有情報を格納するための端末固有情報格納部132と、端末300の端末記述情報を格納するための端末記述情報格納部133と、端末固有情報、端末記述情報を設定するための端末情報設定部140と、これらの端末固有情報の一部(後述する端末固有情報A)、端末記述情報を外部センタ500から入手するために外部センタ500との通信を行う外部接続部150とを含んでいる。
ここで、集中制御装置100は、自らが制御することのできる最大台数分の端末のアドレスをあらかじめ確保しており、集中制御装置100には、端末のアドレス、端末固有情報、端末記述情報が、1つの組み合わせとして、集中制御装置100に接続される端末の台数分格納される。特に各端末との通信を開始する際には、集中制御装置100には、アドレスと端末固有情報の一部(後述する端末固有情報A)と端末記述情報とが1つの組み合わせとして格納されている。(集中制御装置100と各端末との通信を開始する際の手順については後に図5〜図7を用いて説明する。)
端末固有情報は、各端末が製造される時点で各端末に固有の情報であり、端末の製造元、製品番号、製造番号、製造年月日、製造場所、製造ロット、家電製品である端末の装備する機能、通信により制御可能な機能、消費電力を含んでおり、端末記述情報は、各端末の製造、ユーザへの販売の後、ユーザの使用に応じて記述される情報であり、端末の設置場所、名称を含んでいる。
たとえば、製造元「A社」、製品番号「AG−XX1」、製造番号「12345678」、製造年月日「xxxx年xx月xx日」、製造場所「◯◯」、製造ロット「◯◯」、装備する機能「暖房機能、冷房機能、除湿機能」、通信により制御可能な機能「暖房機能の温度設定範囲が精度◯度で摂氏◯度から◯度まで、冷房機能の温度設定範囲が精度◯度で摂氏◯度から◯度まで、除湿機能の設定範囲が精度◯%で湿度◯%から◯%まで」、消費電力「暖房時の消費電力◯W、冷房時の消費電力◯W、待機時の消費電力◯W、最大定格消費電力◯W」は、端末固有情報を構成し、設置場所「台所」、名称「エアコン1」は、端末記述情報を構成する。
以下、説明の便宜のため、外部センタ500から得られる製造元、製品番号、製造番号を示す情報を端末固有情報Aとし、端末から得られ端末固有情報のすべてから端末固有情報Aを除いた製造年月日、製造場所、製造ロット、装備する機能、通信により制御可能な機能、消費電力を示す情報を端末固有情報Bとする。これらの端末固有情報、端末記述情報の内容を[表1]に示す。
Figure 0003863574
本通信制御システムでは、通信を開始するに際して、上記の端末固有情報Aと端末記述情報とが集中制御装置100にあらかじめ格納されるが、上述のように外部センタ500から外部接続部150を介してこれらの情報を得て端末情報設定部140に設定させる代わりに、次に示すような入力部160を集中制御装置に設け(この集中制御装置を集中制御装置90とする)この入力部160を用いてこれらの情報を入力し端末情報設定部140に設定させることができる。
図2は、入力部160を有する集中制御装置90の構成を示す図である。図2には図1と同様の機能を有する部分には同様の符号を用いている。集中制御装置90では、ユーザは、外部センタ500との接続を行うことなしに入力部160から情報を入力することができる。
上述のような機能を有する集中制御装置100(および集中制御装置90)、端末200、300は、具体的には次に図3、図4を用いて示すような物理的な構成によって実現することができる。図3は集中制御装置100の構成を示す図であり、図4は端末200、300の構成を示す図である。
図3に示すように、集中制御装置100は、上述のような機能を実現する物理的な構成として、外部との通信を行うための通信モデム101と、端末固有情報、端末記述情報等を記憶するための不揮発性メモリ102と、伝送線伝送プロトコルを用いてデータをやり取りすることのできるソフトウェア(図5〜図7にその制御の手順を示す)を実行するためのCPU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータ103と、電灯線上で伝送される信号を変復調するデジタル変復調回路104と、電灯線と電気的に接続するためのアナログ回路105と、通信媒体として用いる電灯線106とを含んでいる。また、図4に示すように、端末200、300は、上述のような機能を実現する物理的な構成として、同様に、不揮発性メモリ201、マイクロコンピュータ202、デジタル変復調回路203、アナログ回路204、電灯線205を含んでいる。
ここで、図1に示す集中制御装置100の通信部110はデジタル変復調回路104、アナログ回路105に対応付けられ、アドレス格納部121、131、…、端末固有情報格納部122、132、…、端末記述情報123、133、…は不揮発性メモリ102に対応付けられ、外部接続部150は通信モデム101に対応付けられ、端末情報設定部140と各部の全体的な制御を行う制御部(図1には不図示)とはマイクロコンピュータ103に対応付けられる。また、図1に示す端末200、300の各部は、同様に、不揮発性メモリ201、マイクロコンピュータ202、デジタル変復調回路203、アナログ回路204に対応付けられ、図1に示す伝送路400の各装置に近接する部分は電灯線106に対応付けられる。
以上のような構成を有する集中制御装置100と端末200との間での、通信を開始するに際しての通信初期設定の制御の手順を次に説明する。ここでは、集中制御装置100に対して端末200が新たに設置され、集中制御装置100と端末200との間で通信初期設定が行われることを想定する。
この通信初期設定が開始される前には、本通信制御システムを構成する通信ネットワーク上で、集中制御装置100にはアドレスadd0(たとえばアドレス1番)が付与されており、端末200には仮のアドレスaddx(たとえばアドレス65535番)が付与されているものとする。また、この端末200に付与される仮のアドレスaddxは通信ネットワークにてアドレスが付与されていないことを示す特定のアドレスであるものとし、この端末200の端末固有情報格納部230には例として上述した端末固有情報が出荷時に格納されているものとする。
図5は、本通信制御システムでの通信初期設定の制御の手順を説明するためのフローチャートである。
通信を開始するに際しては、まず、集中制御装置100(図1参照)は、外部センタ500から(集中制御装置90(図2参照)は、入力部160を介して手動操作により)新たに接続される端末200の端末固有情報A(端末固有情報の一部である製造元、製品番号、製造番号を示す情報)と端末記述情報(設置場所、名称を示す情報)とをあらかじめ入手し、端末固有情報格納部122は端末固有情報Aを格納し、端末記述情報格納部123は端末記述情報を格納する(S1)。ここで、これらの端末固有情報A、端末記述情報は、集中制御装置100によってあらかじめ確保されている端末の最大台数分のアドレスのうちの1つでありアドレス格納部121に格納されているアドレスである、アドレスadd1(たとえばアドレス100番)との組み合わせとして、端末固有情報格納部122、端末記述情報格納部123のそれぞれに格納される。
このような情報が集中制御装置100、端末200の各々に格納されている状態で、端末200の通信部210は、仮アドレスaddxを用いてアドレスadd0が付与されている集中制御装置100に対してアドレス要求を送信する(S2)。このアドレス要求の際には、端末200の端末固有情報格納部230に格納されており、集中制御装置100の端末固有情報格納部122に格納されている端末固有情報Aに含まれる情報(たとえば、製造元「A社」、製造番号「12345678番」を示す情報)が添付される。
集中制御装置100の通信部110はこれらの情報を受信し、S1で端末固有情報格納部122に格納された端末固有情報Aと、このS2で端末200から送信される端末固有情報Aに含まれる情報とが一致するか否かが判断される(S3)。これらの情報が一致しなければ(S3にて、NO)、そのまま本処理は終了し、これらの情報が一致すれば(S3にて、YES)、集中制御装置100は、一致した端末固有情報の組み合わせとして関連付けられてアドレス格納部121に格納されているアドレスadd1を、仮アドレスaddxを有する端末200に対して付与する(S4)。
S4での処理に続いて、端末200の通信部210はこのアドレスadd1を受け取り、アドレス格納部220はアドレスadd1を格納し(S5)、このアドレスadd1の格納により、以降の通信で用いる端末200のアドレスが確定することとなる。
次に、集中制御装置100は通信部210を介してアドレスadd1が付与された端末200に対して、端末200の端末固有情報格納部230に格納されている端末固有情報をすべて送信するよう、端末200に要求する(S6)。この要求に応じて、端末200の通信部210は、製造元、製品番号、製造番号を示す情報である端末固有情報Aと、製造年月日、製造場所、製造ロット、装備する機能、通信により制御可能な機能、消費電力を示す情報である端末固有情報Bとを含むすべての端末固有情報を集中制御装置100に対して送信する(S7)。
続いて、集中制御装置100の通信部110は、端末200から送信される端末固有情報のすべてを受信し端末固有情報のすべてを端末固有情報格納部122に格納する(S8)。これらの端末固有情報の格納が終わると、集中制御装置100の通信部110は、S1にて入手された端末100の端末記述情報のすべてを端末200に対して送信する(S9)。この送信された端末記述情報のすべてを端末200の通信部210は受信し、端末記述情報格納部240は、端末記述情報のすべてを格納する(S10)。さらに、端末100の通信部210は、通信初期設定の完了を示すデータを集中制御装置100の通信部110に送信し、本通信初期設定は終了する。。
以上のような手順によって実行される通信初期設定にて、集中制御装置100と端末200との間でやり取りされる主なデータを示す。
図6は、本通信制御システムの通信初期設定でのデータのやり取りを示すシーケンス図である。(ここに示す通信初期設定に先立って、端末200のアドレスadd1、端末固有情報A、端末記述情報が、1つの組み合わせとして、それぞれ、集中制御装置100のアドレス格納部121、端末固有情報格納部122、端末記述情報格納部123に格納されている。)
本通信制御システムの通信初期設定では、まず、端末200は、アドレスaddxを送信元のアドレスとして含み、正式なアドレスの付与を要求するアドレス要求を、端末固有情報Aとともに集中制御装置100に送信し、これに応じて、集中制御装置100は、(アドレスaddxが付与されている)端末200にアドレスadd1を付与するためのデータを送信する。続いて、集中制御装置100は、アドレスadd1を送信元のアドレスとして含み、すべての端末固有情報の送信を要求する端末固有情報送信要求を送信し、端末200は、集中制御装置100に端末固有情報のすべてを送信する。
この後、集中制御装置100は、さらに端末記述情報を送信し、これらの受信を終えると通信初期設定の完了を示すデータを集中制御装置100に送信し、通信初期設定は終了する。
これらのデータのやり取りを通じて、仮アドレスaddxが付与されていた端末200に以降の通信で用いられる正式なアドレスadd1が付与され、通信初期設定を開始する前には、集中制御装置100に格納されていた端末200の端末記述情報と、端末200に格納されていた端末固有情報とが互いにやり取りされ、端末記述情報と端末固有情報とを集中制御装置100と端末200との間で個別の格納部を用いて共有することができることとなる。
さらに、図5に示す制御の手順によって、集中制御装置100と、新たに設置される複数の端末200、300との間で通信初期設定を同時に行うことができる。
図7は、本通信制御システムで複数の端末200、300に対して同時に行われる通信初期設定でのデータのやり取りを示すシーケンス図である。(ここに示す通信初期設定に先立って、端末200のアドレスadd1、端末固有情報A、端末記述情報が、1つの組み合わせとして、それぞれ、集中制御装置100のアドレス格納部121、端末固有情報格納部122、端末記述情報格納部123に格納されており、端末300のアドレスadd2、端末固有情報A、端末記述情報が、1つの組み合わせとして、それぞれ、集中制御装置100のアドレス格納部132、端末固有情報格納部132、端末記述情報格納部133に格納されている。)
ここでの複数の端末200、300に対する通信初期設定においても、集中制御装置100は、これらの端末のそれぞれを特定するための端末固有情報Aをあらかじめ格納しており、また、端末200からのアドレス要求、端末300からのアドレス要求は、各端末の端末固有情報Aを伴うものであるため、集中制御装置200は、各端末に対しては図6と同様のデータのやり取りを通じて、格納する端末固有情報Aとアドレス要求に伴う端末固有情報Aとを照合して(図5のS3での処理に対応)各端末を識別し、アドレスを個別に付与することができる。
これらのデータのやり取りを通じて、仮アドレスaddxが付与されていた端末200、300のそれぞれに、以降の通信で用いられる正式なアドレスadd1、add2が付与され、通信初期設定を開始する前には、集中制御装置100に格納されていた端末200、300の端末記述情報と、端末200、300の各々に格納されていた端末固有情報とが互いにやり取りされ、端末200に関する端末記述情報と端末固有情報とを集中制御装置100と端末200との間で個別の格納部を用いて共有することができ、端末300に関する端末記述情報と端末固有情報とを集中制御装置100と端末300との間で個別の格納部を用いて共有することができることとなる。
以上のように本通信制御システムでは、ユーザによる通信初期設定が不要とされる。また、集中制御装置および端末では、各々の格納部に端末固有情報、端末記述情報が個別に格納されて情報が共有されるため、後の制御に際して通信されるデータの量を軽減し、制御装置、被制御装置に対する制御を簡便に行うことができる。
上記の実施の形態の通信制御システムでは、通信初期設定に際してあらかじめ記憶されている端末固有情報Aは、製造元、製品番号、製造番号をすべて含むものとしたが、これらのいずれかを含むものとすることができ、さらに、次に[表2]に示す情報を用いて通信初期設定を行うものとすることができる。
Figure 0003863574
本変形例の通信制御システムでは、[表2]に示すように、端末固有情報は、端末固有情報A、端末固有情報B、端末固有情報Cに分類され、端末固有情報Aは、機器種別を含み、端末固有情報Bは、製造元、製造番号を含み、端末固有情報Cは、製造年月日、製造場所、製造ロット、装備する機能、通信により制御可能な機能、消費電力、製品番号を含むものとしている。ここでは、端末固有情報Aが通信初期設定に先立って集中制御装置100にあらかじめ格納されており、端末固有情報Bが通信初期設定の際の端末200から集中制御装置100へのアドレス要求に伴われ、端末固有情報Cがアドレスが付与された後に端末200から集中制御装置100に送信されるものとする。
本変形例の通信制御システムでの通信初期設定の、集中制御装置200から端末100にアドレスを付与するための処理を[表3]、図6(再掲)等を用いて説明する。(端末記述情報は、上記の実施の形態の通信制御システムと同様に記憶、管理、通信されるものとし、以下では説明を省略する。)
本変形例の通信制御システムでは、[表3]に示すように、通信初期設定に先立ってアドレス格納部121(図1参照)内の機器に付与するアドレスと、端末固有情報格納部122内の機器種別とがあらかじめ対応付けられている。すなわち、集中制御装置100では、(以降の通信にて用いるアドレスを端末200に付与し、後の制御に必要な情報を交換するための)通信初期設定を開始する前に、通信制御システムに接続されることとなる1台目のエアコンである"エアコン1"にアドレス10を割り当て、2台目のエアコンである"エアコン2"にアドレス11を割り当て、…、1台目の給湯器である"給湯器1"にアドレス40を割り当てることがあらかじめ確定されている。
Figure 0003863574
実際の通信初期設定では、(図6に示す手順と同様、)まず、端末200は、端末固有情報A、Bを伴うアドレス要求を送信し、集中制御装置100は、アドレス要求に伴う端末固有情報Aからアドレス要求を発している端末200の機器種別を判定し、これに対応付けられているアドレスを検知してこのアドレスを端末200に付与する。このアドレスの付与の際、集中制御装置100は、端末固有情報Bをともに送信し、端末200は、この端末固有情報Bを照合して、送信されてきたアドレスを新たに付与されるアドレスとして受け入れるか否かを判定するものとすることにより、複数の端末が集中制御装置に接続されているときに他の集中制御装置に付与すべきアドレスを誤って獲得することを防止することができる。
以上のように、本変形例の通信制御システムは、前述の実施の形態の通信制御システムとは異なる情報を用いるものであるが、同様に、上記のように、集中制御装置100にあらかじめ格納された情報と端末200に暫定的に付与された仮アドレスとを用いる通信初期設定によって後の通信に用いる正式なアドレスを付与することができる。
産業上の利用可能性
本発明に係る通信制御システムは、空調機器、AV機器などの家電製品と集中制御装置とを伝送路を介して接続して制御するためのシステムとして利用することができる。

Claims (12)

  1. 制御装置と、前記制御装置に接続される通信ネットワークを介して通信を行い、前記制御装置によって制御される複数の被制御装置とを含む制御システムであって、
    前記被制御装置は、
    通信を開始するに際しての、前記制御装置によって自己を暫定的に識別させるためにあらかじめ指定された暫定アドレスをあらかじめ記憶する自己アドレス記憶手段と、
    前記通信ネットワークへの接続には依存しない情報であり、当該被制御装置が固有に有する固有情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段とを含み、
    前記制御装置は、
    開始された後の通信に際して通信の相手を特定するための、前記通信ネットワークに接続される前記複数の被制御装置の各々に対して重複しないよう正式に割り当てられる正式アドレスをあらかじめ記憶する相手アドレス記憶手段と、
    前記相手アドレス記憶手段に記憶されている前記複数の正式アドレスの各々と関連付けて、接続される前記被制御装置の固有情報をあらかじめ記憶する第2の記憶手段と、
    通信を開始するに際して、前記自己アドレス記憶手段に記憶されている前記暫定アドレスを用いて通信の相手となる前記複数の被制御装置のいずれかを特定し、前記第1の記憶手段に記憶されている固有情報と前記第2の記憶手段に記憶されている固有情報とを照合し、照合結果に応じて前記相手アドレス記憶手段に記憶されている前記正式相手アドレスを、前記暫定アドレスに代えて前記自己アドレス記憶手段に記憶させるよう制御する第1の制御装置とを含む制御システム。
  2. 前記固有情報は、前記被制御装置の製造元を示すデータ、前記被制御装置の製品番号を示すデータ、前記被制御装置の製造番号を示すデータまたは前記被制御装置の種類を示すデータを含む請求項1に記載の制御システム。
  3. 当該通信ネットワークの外部に前記固有情報を管理する第1の外部管理装置を含み、
    前記制御装置の第2の記憶手段では、前記第1の外部管理装置から前記制御装置に前記固有情報が送信されて、前記あらかじめの記憶が行われる請求項1または2に記載の制御システム。
  4. 前記被制御装置は、
    前記被制御装置の機能に関する第1データをあらかじめ記憶する第3の記憶手段を含み、
    前記制御装置は、
    前記第1のデータを記憶するための第4の記憶手段と、
    前記第1の制御手段による制御の後、前記第3の記憶手段にあらかじめ記憶されている第1のデータを前記第4の記憶手段に記憶させるよう制御する第2の制御手段を含む請求項1から請求項3までのいずれかに記載の制御システム。
  5. 前記被制御装置は、
    前記被制御装置の製造時には特定されない第2のデータを記憶するための第5の記憶手段を含み、
    前記制御装置は、
    前記第2のデータをあらかじめ記憶する第6の記憶手段と、
    前記第1の制御手段による制御の後、前記第6の記憶手段にあらかじめ記憶されている前記第2のデータを前記第5の記憶手段に記憶させるよう制御する第3の制御手段を含む請求項1から請求項4までのいずれかに記載の制御システム。
  6. 当該通信ネットワークの外部に前記第2のデータを管理する第2の外部管理装置を含み、
    前記制御装置の第6の記憶手段には、前記第2の外部管理装置から前記制御装置に前記第2のデータが送信されて前記あらかじめの記憶が行われる請求項5に記載の制御システム。
  7. 前記第1のデータは、通信を用いて前記制御装置が制御することのできる前記被制御装置の機能を示すデータと前記機能に応じた消費電力を示すデータとを含む請求項4に記載の制御システム。
  8. 前記第2のデータは、前記被制御装置の設置される場所を示すデータまたは前記被制御装置の製品番号とは異なる簡便な名称を示すデータを含む請求項6に記載の制御システム。
  9. 請求項1から請求項までのいずれかに記載の制御システムに含まれる制御装置。
  10. 請求項1から請求項までのいずれかに記載の制御システムに含まれる被制御装置。
  11. 接続される通信ネットワークを介して複数の被制御装置と通信を行い通信により前記被制御装置を制御する、制御装置にインストールされる、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記被制御装置は、通信を開始するに際しての、前記制御装置によって自己を暫定的に識別させるために、あらかじめ指定された暫定アドレスを記憶し、当該被制御装置が固有に有する固有情報を記憶するものであり、
    当該制御装置は、開始された後の通信に際して通信の相手を特定するための、前記通信ネットワークに接続される前記複数の被制御装置の各々に対して重複しないよう正式に割り当てられる正式アドレスをあらかじめ記憶し、前記複数の正式アドレスの各々と関連付けて前記固有情報をあらかじめ記憶するものであり、
    通信を開始するに際して、前記被制御装置に記憶されている暫定アドレスを用いて通信の相手を特定し、前記被制御装置に記憶されている固有情報と当該制御装置に記憶されている固有情報とを照合し、照合結果に応じて前記暫定アドレスに代えて前記正式アドレスを前記被制御装置に記憶させるよう制御することを特徴とする、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 接続される通信ネットワークを介して制御装置と通信を行い通信により前記制御装置に制御される、被制御装置にインストールされる、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記制御装置は、前記通信ネットワークでの、開始された後の通信に際して通信の相手を特定するための、前記通信ネットワークに接続される前記複数の被制御装置の各々に対して重複しないよう正式に割り当てられる正式アドレスを記憶し、前記複数の正式アドレスの各々と関連付けて前記被制御装置が固有に有する固有情報をあらかじめ記憶し、通信を開始するに際して、前記被制御装置にあらかじめ記憶されている暫定アドレスを用いて通信の相手を特定し、前記被制御装置にあらかじめ記憶されている固有情報と当該制御装置に記憶されている固有情報とを照合し、照合結果に応じて前記暫定アドレスに代えて前記正式アドレスを前記被制御装置に記憶させるよう制御するものであり、
    通信を開始する際の前記制御装置の制御に応じて、前記暫定アドレスに代えて前記正式アドレスを記憶するよう制御することを特徴とする、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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