JP3863468B2 - プリントヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、感光方式により感光性記録媒体に画像を形成する際に使用するプリントヘッドおよびこのプリントヘッドを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラなどにより撮影した電子画像は、そのデジタルデータを用いてインクジェット方式や熱転写方式により、普通紙に対して印刷することができる。一方、感光方式により、デジタルデータとしての画像を感光フィルムに対して記録することも考えられている。感光方式では、感光フィルムを露光した後に現像するというプロセスを経て画像が形成されるため、インクジェット方式や熱転写方式に比べて比較的に小型化が容易である。そのため、デジタルカメラに感光型のプリントヘッドを内蔵し、撮影直後に画像を印刷することができるように構成されたデジタルカメラも製品化されているが、デジタルカメラの携帯性を考慮した場合には、プリントヘッドをはじめとする個々の要素の小型化が必要となってくる。
【0003】
感光方式により記録フィルムに画像を形成する場合には、たとえば感光フィルムに対して主走査方向に延びる線状に光を照射しつつ、その照射領域を副走査方向に走査させることにより感光フィルムの全体に光が照射される。線状に光を照射するためのプリントヘッドとしては、たとえば基板上における主走査方向に複数の発光素子(点状光源)が列状に並んだ構成を有するものが用いられる。発光素子としては、発光ダイオードを用いるのが一般的であるが、有機EL発光素子を用いることも想定し得る。有機EL発光素子とは、有機物を含む発光層に電界を与えた際に、エレクトロルミネセンスにより発光するものをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発光素子は、経時的に劣化して発光量が小さくなっていく。とくに、有機EL発光素子は、発光層内に混入した不純物の成長や発光層内への水分の浸入などに起因して、劣化しやすい。その一方で、複数の発光素子は、時間の経過とともに同程度に劣化するわけではなく、個々の発光素子毎に劣化の速度にはバラツキがある。したがって、複数の発光素子の中に他の発光素子に比べて著しく劣化の程度が大きいもの(発光量の小さいもの)が存在すれば、感光フィルムに対して適切に線状光を照射することができなくなる。このとき、プリントヘッドを副走査方向に走査して感光フィルムの全体の露光を行った場合には、感光フィルム上に副走査方向に延びる露光不十分な領域が存在することとなって、それが形成画像上に線状画像として現れて画像品質が悪くなってしまう。このことは同時に、有機EL発光素子のように劣化しやすい発光素子を採用したプリントヘッドは、寿命が短いことを意味している。
【0005】
一方、LEDは、有機EL発光素子に比べて劣化しにくいといった利点がある反面、有機EL発光素子に比べて消費電力が大きいといったでメリットがある。そのため、光源としてLEDを採用し、しかも、それを複数用いるプリントヘッドでは、消費電力が大きくなってしまう。その一方で、携帯型として構成されたデジタルカメラ用のプリンタでは、電源としては充電池が一般に用いられるため、プリントヘッドをはじめとするプリンタでの消費電力を小さくする必要性は大きい。
【0006】
本願発明は、このような事情のもとに考え出されたものであって、感光性記録媒体に対して、光照射を行うためのプリントヘッドにおいて、光源の劣化による形成画像の悪化を抑制して適切な画像を得ることができ、ひいてはプリントヘッドの寿命を長くし、また小型化を達成しつつも消費電力を小さくすることをその課題としている。
【0007】
【発明の開示】
上記した課題を解決するため、本願発明では次の技術的手段を講じている。
【0008】
すなわち、本願発明の第1の側面により提供されるプリントヘッドは、主走査方向に延びる線状に光を出射する照明装置と、この照明装置から進行してくる光を透過させるか否かを選択するための液晶シャッタと、上記照明装置および上記液晶シャッタを保持するフレームと、上記液晶シャッタから上記フレームの内部を進行してくる光を感光性記録媒体に向けて出射するための光出射部と、を備え、上記光出射部は、長軸が上記主走査方向に延び、上記フレームに設けた開口に保持された透明部材に形成されており、上記透明部材は、上記感光性記録媒体に当接させるための凸部と、上記主走査方向に延びる線状の光を出射させるための凹部とを有していることを特徴としている。
【0009】
この構成では、照明装置から出射された光が液晶シャッタに入射した後、液晶シャッタを透過した光が光出射部から出射される。つまり、光出射部から出射する光の状態(光量や波長など)を液晶シャッタによって規定することが可能となる。したがって、光源装置において局所的に出射光量が小さい部位が存在するなどして光量にバラツキが生じていたとしても、液晶シャッタによってそれを是正することが可能となる。
【0010】
液晶シャッタは、たとえば主走査方向に並ぶ複数の個別シャッタ部を有するものとして構成される。この場合、各個別シャッタ部は、照明装置からの光を透過させるか否かを個別に選択可能なように構成される。
【0011】
照明装置としては、たとえば赤色光、緑色光、および青色光を含む可視光(たとえば白色光)を出射するものが挙げられる。照明装置の具体的な形態としては、たとえば帯状の発光部を設け、あるいは複数の点状の発光部を列状に配置して線状光を出射できるように構成されたものが挙げられる。このような光源を用いてカラープリントを行う場合には、液晶シャッタは、たとえば可視光から赤色光、緑色光、または青色光を選択して透過させることが可能であり、かつ列状に配置された複数の第1シャッタ部、複数の第2シャッタ部、および複数の第3シャッタ部を有するものとして構成される。
【0012】
液晶シャッタは、たとえば第1透明基板と、この第1透明基板に対して液晶層を介在させた状態で対向配置された第2透明基板と、第1透明基板上に形成され、かつ互いに隣接して設けられた複数の第1電極と、第2透明基板上に形成され、かつ第1電極に交差し、互いに隣接して設けられた複数の第2電極と、を有するものとして構成される。この場合、第1電極と第2電極の交差部分が第1ないし第3シャッタ部に対応する。
【0013】
この構成では、たとえば感光性記録媒体に対して赤色光を照射する場合には、形成すべき画像に応じて、赤色光を透過させるべき第1シャッタ部を選択し、選択された第1シャッタ部において赤色光が透過させられる。選択された第1シャッタ部については、たとえば第1シャッタ部を構成する第1電極と第2電極との間の液晶に電圧が印加される。このとき、選択された第1シャッタ部に対して、赤色光を透過させるべきでない非選択の第1シャッタ部が隣接していれば、これらのシャッタ部を構成する隣接第1電極間、あるいは隣接第2電極間に電位差が生じうる。このような電位差は、電極間距離が小さい (隣接するシャッタ部間の距離が小さい)ほど生じやすい。このようにして隣接する電極間に電位差が生じたならば、その近傍に位置する液晶の配向状態が乱れてしまう。その結果、緑色光や青色光を透過させるべきでないのに、これらの光成分が液晶シャッタを透過してしまうといった問題が生じうる。
【0014】
このような不具合を解消するためには、複数の第1シャッタ部、複数の第2シャッタ部、および複数の第3シャッタ部のそれぞれにより複数の列をなし、隣接するシャッタ部の列を構成する複数のシャッタ部を千鳥状に配置するのが好ましい。そうすれば、隣接するシャッタ部間の距離を大きく確保できるため、非選択とされたシャッタ部周りの液晶の乱れを抑制することができる。これにより、不必要な光が液晶シャッタを透過してプリントヘッドから出射されてしまうことを抑制できるようになる。
【0015】
複数の第1ないし第3シャッタ部のそれぞれを千鳥状に2列配置するためには、液晶シャッタを次のように構成することができる。すなわち、上述した液晶シャッタにおいて、上記複数の第1電極が一対の赤色光用電極、一対の緑色光用電極、および一対の青色光用電極を有し、かつ、上記第2電極が一対の赤色光用電極における一方の赤色光用電極、一対の緑色光用電極における一方の緑色光用電極、または一対の青色光用電極における一方の青色光用電極と交差する主交差部分と、上記主交差部分どうしを繋ぐ連絡部と、を有するものとし、上記主交差部分の幅寸法に対して、上記連絡部分の幅寸法が小さくされる。この場合、主交差部分が第1ないし第3シャッタ部に対応する。
【0016】
液晶シャッタとしては、OCBモードの駆動が可能なように構成されたものを採用するのが好ましい。この場合、液晶シャッタは、たとえば第1透明基板と、この第1透明基板に対向配置された第2透明基板と、第1および第2透明基板の間に、電圧の非印加時においてスプレイ配向となるように保持された液晶と、第1および第2透明基板のうちの少なくとも一方に積層された位相補償層と、を備えたものとして構成される。OCBモードを採用すれば、電圧の印加状態の変化に対して液晶状態を応答性良く変化させることができるため、高速印刷が可能となる。
【0017】
本願発明のプリントヘッドは、たとえば液晶シャッタを駆動するための制御手段を備えたものとして構成される。この制御手段は、スプレイ配向とされた液晶の配向状態を、ベント配向に移行させるのに必要な最低移行電圧よりも高い電圧を液晶に印加する制御を行うように構成するのが好ましい。液晶シャッタは、たとえば第1透明基板上に形成された1または複数の第1電極と、第2透明基板上に形成された1または複数の第2電極と、を備えたものとして構成される。この場合、1または複数の第1および第2電極を利用して液晶に電圧を印加するように構成され、制御手段は、1または複数の第1および第2電極に対して、位相が180度ずれた同一周期の交流波形となるように電圧を印加し、液晶に対して最低移行電圧よりも高電圧を印加するように構成される。
【0018】
OCBモードでは、液晶をスプレイ配向からベント配向に移行させた後、ベント配向において実際の駆動が行われるが、移行時における印加電圧を大きくすれば配向状態の移行に必要な時間が短くなって、プリントに必要な時間を短縮することが可能となる。
【0019】
液晶シャッタは、第1および第2透明基板の間にTN液晶を保持させたものであってもよい。この場合には、カイラル剤としてシアン化合物を添加するのが好ましい。そうすれば、液晶の粘度が小さくなって、電圧の印加状態の変化に対して液晶状態を応答性良く変化させることができるため、高速印刷が可能となる。
【0020】
シアン化合物は、液晶100重量部に対して、0.1〜4.0重量部となるように添加するのが好ましく、液晶の粘度は、たとえば10〜20mPa・sとされる。
【0021】
液晶シャッタは、一対の透明基板の間に、強誘電性液晶または反強誘電性液晶を保持したものとして構成してもよい。強誘電性液晶および反強誘電性液晶は、電圧の印加状態の変化に対する応答性の高いものである。このような液晶を液晶シャッタに採用すれば、個別シャッタ部のオン・オフを応答性良く行える結果、高速印刷が可能となる。
【0022】
照明装置としては、赤色光、緑色光、または青色光を個別に出射できるものを採用することもできる。たとえば、照明装置を、赤色光を線状に出射する赤色光源部と、緑色光を線状に出射する緑色光源部と、青色光を線状に出射する青色光源部と、を有するものとして構成することができる。この場合、赤色光源部、緑色光源部、および青色光源部は、帯状に延びる線状の光源部であってもよいし、列状に配置された複数の点状光源部により構成してもよい。また、赤色光、緑色光、または青色光を個別に出射する構成においては、これらの順次的に出射するようにしてもよいし、これらを同時的に出射して白色光を出射した上で、液晶シャッタにより赤色光、緑色光、または個別に青色光を取り出すようにしてもよい。
【0023】
好ましい実施の形態においては、上記照明装置は、有機物を含む発光層を有する光源部を備えており、上記有機物は、電界を与えた際のエレクトロルミネセンスにより発光するものである。
【0024】
上述したように、有機ELを利用した発光素子は、LED光源に比べて劣化しやすい。そのため、照明装置(発光素子)の劣化の影響を抑制することが可能な本願発明は、光源として有機ELを利用するプリントヘッドに対して有用である。また、有機ELを利用した発光素子は消費電力が小さいため、この発光素子を採用すれば、プリントヘッドでの消費電力を小さくすることができる。
【0025】
好ましい実施の形態においては、上記光源は、無機絶縁物からなる封止部により覆われている。
【0026】
この構成では、光源を外力から保護することができる。また、無機物は、有機物に比べて水分を吸収しにくいため、封止部により、周囲環境から照明装置内への水分の侵入を抑制することができる。照明装置への水分の浸入を抑制できれば、光源部が有機物を含む発光層を有する場合であっても、光源部の劣化を抑制し、光源部ひいてはプリントヘッドの長寿命化を図ることができるようになる。
【0027】
照明装置は、たとえば点状光源を有する光源装置と、上記点状光源から発せられた光を上記主走査方向に延びる線状に出射するための導光部と、を有するものとして構成することもできる。
【0028】
この構成では、導光部を用いるため、発光素子(点状光源)をライン状に並べなくても、感光性記録媒体に対して線状に光を照射することができる。その結果、少ない光源数によっても、感光性記録媒体に対する光照射が可能となるため、光源としてLEDを用いたとしても、プリントヘッドでの消費電力を少なくすることができるようになる。また、光源としてはLEDを用いることができれば、光源の劣化に起因した画像品質の劣化を抑制できるとともに、プリントヘッドの寿命を長くできるようになる。
【0029】
導光部は、たとえば厚み方向に間隔を隔てた光反射面および光出射面と、を有するものとして構成される。この場合、導光部を主走査方向に延びる棒状の形態として光入射面を導光部の一端部に設け、光入射面からの光を光出射面から出射させるために、光反射面を光入射面側に傾斜した複数の傾斜面を有するものとして構成するのが好ましい。
【0030】
複数の傾斜面は、上記導光部の表面に複数の凹部を形成することにより、その傾斜角度が同一または略同一とされており、かつ、複数の凹部は、上記光入射面からの距離が大きいものほど、深さが大きくなるようにするのが好ましい。そうすれば、光入射面から遠くて光が届きにくい部位ほど光を受けやすくなり、主走査方向における光量のバラツキを抑制することができるようになる。
【0031】
導光部は、上記一端部とは反対側にある端面において反射した光を、上記光出射面に向けて進行させるための複数の追加の傾斜面を有するものとして構成するのが好ましい。そうすれば、投光側の端部とは反対側の端部からの反射光に関していえば、光入射面から遠い部位ほど追加の傾斜面において反射しやすくなる。そのため、光入射面から遠い部位での光量をさらに大きく確保し、主走査方向での光量のバラツキを抑制できるようになる。
【0032】
導光部は、この導光部から出射した光を吸収するための遮光部により覆うのが好ましい。この遮光部は、照明装置からの光が液晶シャッタ以外の部分に向けて照射されることを防止するためのものである。遮光部は、主走査方向に延びる光出射用の開口部が設けられ、かつ導光部における光出射面を覆う第1遮光部と、導光部における上記光出射面以外の部分を覆う第2遮光部と、を有するものとして構成するのが好ましい。つまり、液晶シャッタに向けての光出射に寄与する領域以外は、極力遮光部により覆っておくのが好ましい。導光部は、この導光部から出射した光を当該導光部に戻すための反射部により覆うのが好ましい。そうすれば、光源からの光を有効に利用できるようになる。導光部を、遮光部および反射部により覆う場合には、遮光部は、たとえば反射部を透過した光を吸収するように構成される。
【0033】
液晶シャッタは、光源装置からの光が入射する部分に開口部が設けられた遮光マスクにより覆うのが好ましい。そうすれば、開口部を通過した光のみが液晶シャッタに入射することとなるが、液晶シャッタに対して大きな入射角度で進行してくる光は、小さな入射角度で進行してくる光に比べ、上記開口部を透過しにくい。そのため、上記遮光マスクを採用することによって、液晶シャッタに入射する光の全体的な入射角度を小さくすることができるようになる。
【0034】
光源装置は、たとえば赤色光を発する赤色点状光源、緑色光を発する緑色点状光源および青色光を発する青色点状光源と、配線がパターン形成され、かつ赤色点状光源、緑色点状光源および青色点状光源を搭載した基板と、を有するものとして構成される。赤色点状光源、緑色点状光源および青色点状光源は、副走査方向に並ぶ列状に配置されているとともに、それぞれが第1電極および第2電極を有するものとして構成するのが好ましい。この場合、基板と光入射面とは、たとえば光出射面に対して起立した状態で互いに対面させられる。そうすれば、3種類の点状光源の並び方向が導光部の厚み方向と直交する方向となるため、3種類の点状光源を用いるにしても、基板における上記直交する方向(幅方向)の寸法、ひいては導光部を含めた光源装置の厚み寸法を小さくできる。
【0035】
配線は、たとえば点状光源の第1電極に対して導体ワイヤを介して導通接続される第1配線と、点状光源の第2電極に対して導通接続される第2配線と、を有している。この場合、導体ワイヤは、上記点状光源の列と直行する方向に対して傾斜した方向に延びるように設けるのが好ましい。導体ワイヤの延びる方向を点状光源の列と直行する方向に対して傾斜させれば、基板の幅方向の寸法、ひいては光源装置の厚み寸法が大きくなることを抑制することができる。赤色点状光源、緑色点状光源および青色点状光源としては、LEDのベアチップを用いるのが好ましい。そうすれば、樹脂パッケージされた光源を用いる場合に比べて、基板における光源搭載用に必要とされる領域が小さくてよく、光源装置の厚み寸法が大きくなるのを抑制できる。
【0036】
赤色点状光源、緑色点状光源および青色点状光源は、たとえば個別に駆動可能とされる。つまり、本願発明のプリントヘッドは、赤色点状光源、緑色点状光源および青色点状光源を順次切り替えて点灯させ、感光性記録媒体に対して赤色線状光、緑色線状光および青色線状光を個別に照射するように構成してもよい。もちろん、光源装置は、赤色光、緑色光および青色光を含む可視光を発するものであってよい。その場合、液晶シャッタは、第1ないし第3シャッタ部を備えたものとして構成するのが好ましい。第1シャッタ部は可視光から赤色光を選択して透過させることが可能で、かつ列状に配置されものであり、第2シャッタ部は可視光から緑色光を選択して透過させることが可能で、かつ列状に配置されたものであり、第3シャッタ部は可視光から青色光を選択して透過させることが可能で、かつ列状に配置されたものである。
【0037】
好ましい実施の形態においては、上記液晶シャッタの光入射側は、貫通孔が形成され、かつこの貫通孔によって上記液晶シャッタへの入射光を制限するための遮光マスクにより覆われている。
【0038】
この構成では、入射角度の大きな光は貫通孔を通過して液晶シャッタに到達しにくい一方、入射角度の小さな光は貫通孔を通過して液晶シャッタに到達しやすい。したがって、液晶シャッタに到達する光は、指向性の高いものとなっており、適切に感光性記録媒体に対して光を照射することが可能となる。
【0039】
好ましい実施の形態においては、上記照明装置と、上記液晶シャッタとの間には、光拡散部が設けられている。
【0040】
光拡散部においては、入射光が拡散しつつも、出射面に対して全反射臨界角よりも小さい角度で入射した光が出射する。したがって、光拡散部から出射される光は出射角度が小さく、指向性の高いものとなっており、適切に感光性記録媒体に対して光を照射することが可能となる。また、光を拡散させた後に液晶シャッタに光を入射すれば、光源において局所的に出射光量が小さい部位が存在するなどして光量にバラツキが生じていたとしても、光拡散部によってそれを是正することが可能となる。
【0041】
また、このプリントヘッドにおいては、光出射部は、上記感光性記録媒体に当接させるための凸部と、線状の光が出射する凹部と、を有するように上記フレームに保持させた透明部材に形成されている。そうすれば、感光性記録媒体に対して密着させた状態でプリントヘッドを感光性記録媒体に対して相対動させる場合には、感光性記録媒体のうねりを矯正して焦点ずれを抑制し、また感光性記録媒体とプリントヘッドとの間の摺動抵抗を小さくすることができる。その結果、感光性記録媒体およびプリントヘッドの双方の損傷を抑制して印字品質を保持しつつも、感光性記録媒体に対するプリントヘッドの相対動をスムーズに行えるようになる。
【0042】
好ましい実施の形態においては、上記フレームは、一定厚みを有するとともに上記主走査方向に長軸を有する形態とされ、上記照明装置および上記液晶シャッタは、上記主走査方向に長軸を有し、かつ上記液晶シャッタ上に上記照明装置が積層された積層体を構成しており、上記積層体は、上記フレームにおける厚み方向の中心から偏位した部位において、上記フレームに密着して保持されている。
【0043】
照明装置および液晶シャッタは、通常、主走査方向に長軸を有する形態とされるため、これら単独では厚み方向の負荷に対する曲げ剛性が低い。そのため、照明装置と液晶シャッタとで積層体を形成し、この積層体をフレームに保持させれば、プリントヘッドの曲げ剛性を高めることができる。これにより、プリントヘッドの反りや撓みの発生を抑制することができるようになる。また、フレームにおける厚み方向の中心から偏位した部位において、積層体を保持させれば、フレームによって積層体が補強された格好となって、プリントヘッド全体としての曲げ剛性が高くなる。
【0044】
フレームを用いることにより曲げ剛性を高く確保することができるようになれば、プリントヘッドの反りや撓みの発生を抑制しつつもプリントヘッドを薄型化することが可能となる。これにより、プリントヘッドが組み込まれる画像形成装置ないしはデジタルカメラの小型化に寄与することができるようになる。そして、プリントヘッドの反りや撓みの発生を抑制できれば、感光性記録媒体に対して適切に光照射を行うことができるようになる。このことは、高密度記録を達成すべく画素ピッチが小さくなった場合にも同様である。したがって、本願発明では、解像度の高い画像を形成することができるようになる。
【0045】
好ましい実施の形態においては、複数のレンズがこれらのレンズのレンズ軸と直行する方向に並んだレンズアレイをさらに備えており、上記レンズアレイは、上記レンズ軸が副走査方向に向くとともに上記複数のレンズが上記主走査方向に並んだ状態で、上記積層体と上記フレームとの間に挟持されている。積層体からは、たとえばフレームの厚み方向に進行するように光が出射され、この光は、その進行方向が90度または略90度変えられた後にレンズアレイに入射される。一方、レンズアレイから出射された光は、その進行方向が90度または略90度変えられてプリントヘッドから出射される。
【0046】
この構成では、レンズを進行する光の向きがフレームの厚み方向と交差する方向(副走査方向)とされているため、レンズを用いる場合であっても、プリントヘッドの厚み寸法がさほど大きくなることはない。また、積層体とフレームの間にレンズアレイを配置することにより、プリントヘッド全体としての剛性を大きく確保することができるようになる。
【0047】
上記レンズアレイを備えたプリントヘッドでは、積層体からは、たとえば上記フレームの厚み方向に進行するように光が出射され、この光は、その進行方向が90度または略90度変えられた後にレンズアレイに入射され、かつ、レンズアレイから出射された光は、その進行方向が90度または略90度変えられるように構成されている。レンズアレイから出射された光の進行方向は、たとえば光出射部が設けられた上記透明部材としてのプリズムによって進行方向が90度または略90度変えられる。
【0048】
プリズムは、たとえばレンズアレイからの光を入射させるための光入射面を有しており、この光入射面は、主走査方向に延びる凹部を有するものとして構成するのが好ましい。
【0049】
レンズアレイは、レンズ軸がフレームの厚み方向に向くとともに複数のレンズが主走査方向に並んだ状態で、フレームに保持してもよい。この場合、上記光出射部が設けられる透明部材としては、長軸が上記主走査方向に延びるようにしてして形成された棒状部材を上記フレームに保持するのが好ましい。
【0050】
本願発明の第2の側面においては、本願発明の第1の側面に係るプリントヘッドを備えたことを特徴とする、画像形成装置が提供される。
【0051】
この構成では、先に説明したプリントヘッドを備えているので、上述した本願発明の第1の側面に係るプリントヘッドの効果を享受できる。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0053】
まず、図1ないし図11を参照して本願発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を説明する。図1および図2に示したように、画像形成装置Xは、筐体1、フィルムパック2、およびプリントヘッド3を有している。
【0054】
筐体1は、図1に示したように開口部11を有しており、この開口部11が蓋12により開閉可能とされている。蓋12には、一対の凸部121が設けられている。筐体1の側面13には、露光・現像処理した感光フィルム22 (図2および図3参照)を排出するための排出口131が形成されている。
【0055】
フィルムパック2は、図2に示したようにケース21の内部に複数の感光フィルム22を収容したものである。感光フィルム22は、支持台211上に載置されている。支持台211は、板バネ部材212により付勢されている。
【0056】
ケース21には、図1および図2に示したように第1ないし第3開口部213,214,215が形成されている。第1開口部213には、プリントヘッド3が配置されている。このプリントヘッド3は、第1開口部213を矢印B1,B2方向に移動するように構成してもよいし、筐体1に対して固定化してもよい。第2開口部214は、蓋12の凸部121に対応した部位に設けられている。すなわち、蓋12により開口部11を閉鎖すれば、図2に示したように凸部121が第2開口部214を介してケース21内に挿入される。これにより、支持台211に対して第1開口部213側に向けた押圧力が作用する。一方、第3開口部215は、ケース21の側面に設けられており、この第3開口部215を介して感光フィルム22がケース21の外部に排出される。第3開口部215は、カーテン217により覆われており、第3開口部215からケース21内へのホコリの侵入が抑制されている。
【0057】
感光フィルム22は、図3に示したように基材221上に、感光層222および透明カバー223を積層した形態を有している。基材221、感光層222および透明カバー223の周縁部は、端部に現像液保持パック224を包み込んだ状態で接着シート225により覆われている。
【0058】
このようなフィルムパック2は、図1から分かるように開口部11を介して筐体1内外への出し入れが自在とされている。フィルムパック2内に収容された感光フィルム22を全て使用した場合には、使用済みのケース21を取り出し、新たなフィルムパック2を装着すればよい。
【0059】
図2に示したように、筐体1内にはさらに、プッシュバー14およびプラテンローラ15が配置されている。プッシュバー14は、ケース21に設けられた切欠218により図2の矢印B1,B2方向への移動が許容されている。これにより、プッシュバー14によって、フィルムパック2から感光フィルム22を押し出すことができる。プラテンローラ15は、フィルムパック2から感光フィルム22を引き出しつつ搬送し、排出口131を介して筐体1の外部に感光フィルム22を排出するためのものである。プラテンローラ15はさらに、感光フィルム22がプラテンローラ15を通過する際に感光フィルム22の現像液パック224(図3参照)に押圧力を作用させ、この現像液パック224から現像液を押し出し、それを感光層222の全面に拡げる役割をも果たす。
【0060】
プリントヘッド3は、図4および図5に示したようにフレーム30に対して、積層体4、ロッドレンズアレイ31およびプリズム32を保持させた構成を有している。
【0061】
フレーム30には、コの字状の載置部301、図4の矢印A1,A2方向(主走査方向)に延びる第1保持部302および第2保持部303が設けられている。載置部301には、積層体4が載置される。したがって、積層体4は、フレーム30における厚み方向の中心から偏位した部位において、フレーム30に保持されている。
【0062】
積層体4は、照明装置5と液晶シャッタ6を備えているが、照明装置5および液晶シャッタ6は、図4から分かるように主走査方向に長軸を有する形態とされているため、それらは単独では厚み方向の負荷に対する曲げ剛性が低い。ところが、これらを積層体4の形態とすれば、照明装置5あるいは液晶シャッタ6単独の場合に比べて曲げ剛性が高くなり、また積層体4としてフレーム30に保持させれば、プリントヘッド3全体としての曲げ剛性を高めることができる。とくに、フレーム30における厚み方向の中心から偏位した部位において積層体4を保持させれば、フレーム30によって積層体4が補強された格好となって、プリントヘッド3全体としての曲げ剛性をより高めることができる。これにより、プリントヘッド3の反りや撓みの発生を抑制することができるようになる。プリントヘッド3の曲げ剛性を高くできれば、プリントヘッド3を薄型化することが可能となって、プリントヘッド3が組み込まれる画像形成装置Xの小型化に寄与することができるようになる。
【0063】
第1保持部302は、45度傾斜した傾斜面304を有しており、この傾斜面304に密着して反射部材33が保持される。反射部材33は、その表面において光を正反射できるように鏡面とするのが好ましく、たとえば表面がアルミニウムなどにより構成されている。
【0064】
一方、第2保持部303には、フレーム30と積層体4に挟持された状態で、ロッドレンズアレイ31が保持される。ロッドレンズアレイ31は、複数の貫通孔311が形成されたホルダ312に対して、その貫通孔311内にロッドレンズ313を保持させた構成を有している。各ロッドレンズ313は、その軸心が図4の矢印B1,B2方向(副走査方向)に延びるとともに、複数のロッドレンズ313が主走査方向A1,A2に並ぶようにして配置されている。本実施の形態では、ロッドレンズ313は、正率等倍像を形成するように構成されている。
【0065】
フレーム30の側部は、副走査方向B1側に開放しており、この部分にプリズム32が保持される。プリズム32は、光入射面321、光反射面322および光出射面323を有している。このようなプリズム32では、反射部材33において反射した光が光入射面321から入射した後に光反射面322において反射して進行方向が90度変えられて光出射面323から出射する。このようなプリズム32は、空気よりも屈折率の大きな材料、たとえば透明なガラスやアクリル系樹脂により形成されている。
【0066】
光入射面321には、主走査方向A1,A2に延びる凹部324が設けられている。この凹部324は、ロッドレンズ313に対してプリズム32の光入射面321が直接接触することを抑制して、ロッドレンズ313が傷つかないようにするためのものである。光出射面323は、主走査方向A1,A2に延びる凹部325および凸部326が設けられている。凸部326は、フレーム30の厚み方向に突出しており、たとえば感光フィルム22に密着した状態で、この感光フィルム22に対してプリントヘッド3を相対動させる場合には、凸部326のみが感光フィルム22と接触する。つまり、感光フィルム22にプリントヘッド3を密着させて露光する場合であっても、プリントヘッド3と感光フィルム22との間の接触面積および接触抵抗が極力小さくなるようになされている。その結果、感光フィルム22の損傷を抑制するとともに、感光フィルム22に対するプリントヘッド3の相対動をスムーズに行えるようになる。また、プリズム32における光が出射する領域(凹部324)が傷ついてしまうことを抑制し、適切な光照射を行えるようになる。
【0067】
積層体4の照明装置5は、図4ないし図7に示したように第1および第2遮光部50,51によって形成される空間内に、導光部52および光源装置53を収容したものである。
【0068】
導光部52は、図6および図7によく表れているように棒状の形態を有している。この導光部52は、厚み方向に間隔を隔てた光反射面521および光出射面522と、端面により構成された光入射面523と、を有している。導光部52の各面521〜523は、鏡面としておくのが好ましい。光反射面521は、光入射面523側に傾斜した複数の第1傾斜面524と、光入射面523とは反対の端面525側に傾斜した複数の第2傾斜面526と、を有している。第1傾斜面524は、光入射面523から進行してくる光を反射して、それを光出射面523に向けて進行させるためのものである。一方、第2傾斜面526は、端面525から進行してくる光を反射して、それを光出射面522に向けて進行させるためのものである。これらの傾斜面524,526は、導光部52の表面に複数の凹部527を設けることにより、厚み方向に対する傾斜角度が45度または略45度となるように形成されている。複数の凹部527は、たとえば200μmピッチで設けられており、光入射面523からの距離が遠いものほど、その深さが大きくなるように形成されている。光入射面523から最も近い凹部527の深さは、たとえば0.35μmとされ、光入射面523から最も遠い凹部527の深さは、たとえば0.90μmとされる。
【0069】
第1遮光部50は、光出射面522を覆うようにして設けられている。この第1遮光部50には、主走査方向A,Bに延びる開口部501が設けられている。一方、第2遮光部51は、導光部52を収容しうる箱状に形成されている。このような第1および第2遮光部50,51は、たとえば黒色に着色したPCやPMMAなどを樹脂成形することにより形成することができる。第1遮光部50の表面には、光出射面522に密着するようにして、反射部502が設けられている。一方、第2遮光部51の内面には、反射部510が形成されている。これらの反射部502,510は、たとえば白色塗料を塗布し、あるいは白色シートを貼着することにより形成されている。もちろん、反射部502,510は、アルミニウムなどの金属膜を形成することにより設けてもよいし、導光部52の表面に対して直接的に形成してもよい。
【0070】
図6および図8に示したように、光源装置53は、絶縁基板55上に3つの点状光源53R,53G,53Bが搭載されたものである。これらの点状光源53R,53G,53Bは、LEDのベアチップとして構成されている。点状光源53Rは赤色光を発するものであり、点状光源53Gは緑色光を発するものであり、点状光源53Bは青色光を発するものである。これらの点状光源53R,53G,53Bには、上面および下面に電極(図示略)が形成されている。上面電極は、ITOなどにより透明電極として形成されており、その表面53r,53g,53bが光出射面とされている。
【0071】
絶縁基板55上には、個別配線54R,54G,54Bおよび共通配線54Cが形成されている。個別配線54R,54G,54B上には、各点状光源53R,53G,53Bの下面電極が導通接続され、かつ副走査方向B1,B2方向に並んだ状態で、各点状光源53R,53G,53Bが実装されている。各点状光源53R,53G,53Bの上面電極は、導体ワイヤWr,Wg,Wbを介して共通配線54Cと接続されている。各導体ワイヤWr,Wg,Wbは、絶縁基板55の幅方向(導光部52の厚み方向)C1,C2に対して交差する方向に延びている。このような光源装置5は、各点状光源53R,53G,53Bの光出射面53r,53g,53bが導光部52の光入射面523に対面するようにし、かつ配線54R,54G,54B,54Cの端部54r,54g,54b,54cが露出するようにして第2遮光部51に保持されている。これらの端部54r,54g,54b,54cは、点状光源53R,53G,53Bに電力を供給する際に利用されるものであり、各点状光源53R,53G,53Bが個別に駆動可能とされている。
【0072】
光源装置5では、3つの点状光源53R,53G,53Bが絶縁基板55の副走査方向(導光部52の厚み方向と交差する方向)B1,B2に並んで配置され、しかも導体ワイヤWr,Wg,Wbが絶縁基板55の幅方向(導光部52の厚み方向)C1,C2と交差する方向に延びている。したがって、絶縁基板55の幅寸法、つまり導光部52の厚み方向C1,C2寸法を小さくすることが可能となる。これにより、プリントヘッド3ひいては画像形成装置Xの厚み寸法を小さくすることができるようになる。
【0073】
液晶シャッタ6は、図5および図9に示したように一対の透明基板60,61の間に液晶62を充填したものである。液晶62としては、強誘電性液晶や反強誘電性液晶を用いることができる。強誘電性液晶や反強誘電性液晶は、電圧の印加状態の変化に対して自発分極の向きが応答性良く変化する。そのため、液晶シャッタに強誘電性液晶や反強誘電性液晶を適用すれば、個別シャッタ部のオン・オフを応答性良く行える結果、高速印刷が可能となる。
【0074】
もちろん、液晶としては、ネマチック液晶を用いることもできる。この場合、液晶にねじれを与えるためのカイラル剤としては、シアン化合物を使用するのが好ましい。そうすれば、液晶の粘度が小さくなって、電圧の印加状態の変化に対して液晶状態を応答性良く変化させることができるため、高速印刷が可能となる。
【0075】
シアン化合物は、液晶100重量部に対して、0.1〜4.0重量部となるように添加するのが好ましく、液晶の粘度は、たとえば10〜20mPa・sとされる。
【0076】
図9および図10に良く表れているように、透明基板60の対向面601には、複数のセグメント電極603が帯状に形成されている。一方、透明基板61の対向面611にはコモン電極613が形成されている。コモン電極613は、複数のセグメント電極603と一連に交差する部分を有している。セグメント電極603とコモン電極613とが交差する部分は、複数の個別シャッタ部63を構成している。これらのシャッタ部63は、第1遮光部50の開口部501の直下領域において、主走査方向A1,A2に列状に並んでいる。セグメント電極603およびコモン電極613は、たとえばITOにより透明に形成されている。なお、液晶としてネマチック液晶を用いる場合には、セグメント電極603およびコモン電極613を個別に覆うようにして配向膜が設けられる。
【0077】
図5に示したように、透明基板60,61の非対向面602,612には偏光膜604,614が設けられている。これらの偏光膜604,614は、その偏光軸が互いに直交するようにして配置されている。したがって、たとえば偏光膜604を透過して液晶62を透過する光は、閾値以上の電圧が印加されたシャッタ部63については偏光方向が90度変えられて偏光膜614を透過することができる。これに対して、印加電圧が小さい(ゼロを含む)個別シャッタ部63については、光の偏光方向が変えられないために偏光膜614を透過することができない。その結果、個別シャッタ部63に対する電圧の印加状態を制御することにより、液晶シャッタ6において、個別シャッタ部63毎に光の透過・非透過を選択することができる。
【0078】
透明基板61の対向面611には、駆動IC64が搭載されている。この駆動IC64は、配線640を介してフレキシブルケーブル641と接続されている。フレキシブルケーブル641は、絶縁性を有するフレキシブル基板642上に配線643をパターン形成したものである。このフレキシブルケーブル641により、駆動IC64に対して電力供給や各種信号の供給が行われる。駆動IC64は、図面上には明確に表れていないが、個別配線54R,54G,54Bおよび共通配線54Cを介して点状光源53R,53G,53Bと導通し、液晶シャッタ6のセグメント電極603やコモン電極613と導通している。したがって、駆動IC64によって、点状光源53R,53G,53Bがオン・オフされ、各シャッタ部63における光の透過・非透過状態が制御される。
【0079】
透明基板60の非対向面602には、図5および図9に示したように遮光マスク65が設けられている。遮光マスク65には、主走査方向A1,A2方向に延びる開口部651が設けられている。この開口部651は、図11に示したように第1遮光部50の開口部501と対応している。遮光マスク65は、開口部651の内面を含めた全体の光吸収性が高いものとされている。このような遮光マスク65は、たとえば黒色樹脂材料を用いて樹脂成形することにより形成することができる。
【0080】
画像形成装置Xでの感光フィルム22への画像の形成は、プリントヘッド3により感光層222(図3参照)を露光した後に、それを現像することにより行われる。プリントヘッド3による露光は、たとえばユーザからのプリント指示に基づいて行われる。
【0081】
感光層222(図3参照)の露光時には、たとえばプリントヘッド3から赤色光、緑色光および青色光が順次出射され、これによって、感光フィルム22に対しては、それらの3色が同一のライン上に光照射される。このようなライン状の光照射は、たとえばプリントヘッド3をピッチ送りしつつ、繰り返し行われる。
【0082】
図7に示したように、プリントヘッド3からの光出射時には、光源装置5では、プリントヘッド3から出射すべき色に応じた点状光源53R(53G,53B)が点灯させられる。点状光源53R,53G,53Bの点灯・消灯は、駆動IC64(図5参照)により制御される。このようにして点状光源53R(53G,53B)を点灯させることにより、点状光源53R(53G,53B)からの光が光入射面523を介して導光部52に導入される。
【0083】
導光部52では、たとえば光反射面521や光出射面522において全反射を繰り返しつつ光が進行する。そして、第1または第2傾斜面524,526に入射した光は、その表面において全反射し、光出射面522に向けて進行する。傾斜面524,526は、たとえば45度程度に傾斜しているため、傾斜面524,526での全反射光は、光出射面522に対して全反射臨界角よりも小さな角度で入射し、光出射面522から出射する。
【0084】
照明装置5は、反射部502,510により覆われているため、導光部52から出射した光は、第1遮光部50の開口部501を通過する光以外は、基本的には反射部502,510において反射し、導光部52に戻される。これにより、点状光源53R(53G,53B)からの光を有効に利用することができる。光の利用効率が高くなれば、少ない光源数(本実施の形態では3つ)によって感光フィルム22を現像するのに十分な光量の光を照明装置5から出射することができる。これにより、照明装置5の消費電力、ひいてはプリントヘッド3の消費電力を低減することができるようになる。
【0085】
一方、反射部502,510を透過した光は、第1または第2遮光部50,51において吸収される。そのため、照明装置5の外部へは、開口部501以外からは、光が出射されず、照明装置5からの漏れ光が感光フィルム22を露光してしまうこともない。本実施の形態の導光部52は、光入射面523から遠い部位ほど凹部527の深さが大きくされ、傾斜面524,526が光出射面522に向けてより突出した格好とされている。一方、光入射面523から遠い部位ほど、そこに到達する光の量は少なくなる。そのため、光入射面523から遠い部位ほど効率良く光出射面522に向けて光が反射されるようになされており、導光部52における主走査方向A1,A2の光量のバラツキを抑制することができる。
【0086】
光出射面522からの光は、第1遮光部50の開口部501および遮光マスク65の開口部651(図5参照)を通過して液晶シャッタ6に入射する。図11から分かるように、第1遮光部50や遮光マスク65において吸収されることなく開口部501,651を通過できる光は、第1遮光部50や遮光マスク65に対する入射角度が相対的に小さい光である。したがって、第1遮光部50や遮光マスク65の開口部501,651により、指向性の高い光を液晶シャッタ6に入射させることができる。このような効果は、第1遮光部50および遮光マスク65のうちの一方を省略した場合にも得ることができる。
【0087】
液晶シャッタ6では、駆動IC64の制御により、画像データに応じて複数のシャッタ部63(図10参照)における光の透過・非透過が選択される。液晶シャッタ6を透過した光は、反射部材33において正反射して進行方向を90度曲げられた後にロッドレンズアレイ31に入射する。ロッドレンズ313では、このレンズ313の開口角よりも大きな角度で進行してくる光は、ロッドレンズ313内に入射することはできない。このため、第1遮光部50や遮光マスク65において光の指向性を高めておけば、効率良くロッドレンズ313に対して光を入射させることができる。
【0088】
ロッドレンズアレイ31に入射した光は、各ロッドレンズ313内を透過した後に、光入射面321を介してプリズム32に入射する。プリズム32に入射した光は、光反射面322において進行方向を90度曲げられてプリズム32内を下向きに進行した後に光出射面323を介して出射する。この光は、感光フィルム22上において結像し、感光フィルム22に線状光が照射される。
【0089】
一方、感光フィルム22の現像処理は、図2に示したように露光後の感光フィルム22を搬送する過程において行われる。露光の終了した感光フィルム22は、プッシュバー14を図2の矢印B2方向に移動させることにより、B2方向に移動させられる。これにより、感光フィルム22の先端部が、ケース21の第3開口部215から排出されていく。感光フィルム22の先端部がプラテンローラ15にまで達したならば、2つのプラテンローラ15の回転により、これらのプラテンローラ15の間を感光フィルム22が搬送される。感光フィルム22の先端部には現像液保持部224(図3参照)が設けられているから、プラテンローラ15の間を通過する際に現像液保持部224に押圧力が作用する。これにより、現像液が押し出され、先端部側から現像液が感光層222(図3参照)の両面に浸漬する。感光フィルム22は、プラテンローラ15の間を通過するから、その過程において現像液が感光層222(図3参照)の後端側に拡げられる。そして、感光フィルム22がプラテンローラ15を完全に通過した場合には、現像液は、感光層222(図3参照)の全体に行き渡り、感光層222(図3参照)の現像処理が終了する。現像処理が終了した感光フィルム22は、プラテンローラ15によって搬送されて、筐体1の排出口131から排出される(図1参照)。
【0090】
本実施の形態においては、レンズアレイにおけるロッドレンズのレンズ軸が副走査方向を向くように配置されたプリントヘッドについて説明したが、たとえば図12に示したプリントヘッド3Aのように、レンズアレイ31を、ロッドレンズ313のレンズ軸がフレーム30の厚み方向C1,C2に向くように配置してもよい。この場合、レンズアレイ31の光出射側に透明な棒状部材34を配置するのが好ましい。図示した棒状部材34は、光入射面341および光出射面342を有している。光入射面341は、ロッドレンズ313との直接接触するのを防止して、ロッドレンズ313が傷ついてしまうのを回避するようにしている。一方、光出射面342は、主走査方向(紙面に直交する方向)に延びる凹部343および凸部344を有している。凸部344は、フレーム30の厚み方向C1,C2に突出しており、たとえば感光フィルム22に密着した状態で、この感光フィルム22に対してプリントヘッド3を相対動させる場合には、凸部344のみが感光フィルム22と接触する。つまり、感光フィルム22にプリントヘッド3を密着させて露光する場合であっても、プリントヘッド3と感光フィルム22との間の接触面積および接触抵抗が極力小さくなるようになされている。その結果、感光フィルム22の損傷を抑制するとともに、感光フィルム22に対するプリントヘッド3の相対動をスムーズに行えるようになる。
【0091】
図13(a)に示したように、光源装置53は、共通電極54Cに対して下面電極が密着するようにして各点状光源53R,53G,53Bを実装する一方、上面電極と個別電極54R,54G,54Bとの間を導体ワイヤWr,Wg,Wbを介して接続した構成であってもよい。図13(b)に示したように、絶縁基板55上に2つの配線54F,54Hを設けるとともに、点状光源として白色光を発する白色点状光源53Wを1つ使用した形態であってもよい。この場合、たとえば図14に示したような液晶シャッタ6Aを用いて、赤色光、緑色光および青色光を透過・非透過状態が選択される。具体的には、液晶シャッタ6Aは、透明基板61の対向面611に3本のコモン電極61R,61G,61Bを設けた点において、先に説明した液晶シャッタ6(図9参照)とは異なっている。なお、透明基板60の構成については図9などに示した液晶シャッタ6と同様なものとされており、対応する要素については図9と同一の符号を付してある。
【0092】
この液晶シャッタ6Aでは、図14から予想されるようにシャッタ部の列が3つ並ぶこととなる。各列は、赤色光を透過させるか否かを選択することができる複数の第1シャッタ部、緑色光を透過させるか否かを選択することができる複数の第2シャッタ部、または青色光を透過させるか否かを選択することができる複数の第3シャッタ部により構成されている。各シャッタ部での光成分選択性は、各シャッタ部に色フィルタを配置するなどにして付与することができる。
【0093】
このような液晶シャッタ6Aでは、白色点状光源53Wを用いるとともに、使用する液晶シャッタの列を順次切り替えることにより、先に説明したプリントヘッド3(図4および図5)において3種類の点状光源53R,53G,53Bを順次切り替えるのと同様な光照射が可能となる。このような構成では、用いる光源数が少ないため、絶縁基板55上の配線54F,54Hを簡略化して絶縁基板55の幅寸法を小さくできる。これにより、導光部の厚み寸法をさらに小さくし、ひいてはプリントヘッドの厚み寸法をさらに小さくすることができるようになる。
【0094】
図13(b)に示した白色点状光源に変えて、図8に示した構成の光源装置53を採用し、3種類の点状光源53R,53G,53Bを同時に点灯させて白色光を出射するようにしてもよい。これらの構成により得られる白色光は、赤色光、緑色光または青色光に対応する波長領域に光強度のピークを有する波長特性となる。このような波長特性を有する白色光から、液晶シャッタ6Aにおいて赤色光、緑色光あるいは青色光を取り出すようにすれば、不必要な波長の光成分が感光フィルムに照射されるのを抑制することが可能となる。
【0095】
図15(a)〜(d)に例示したように、導光部52′に対する入射方法としては、種々の方法を採用することができる。同図(a)には点状光源53′からの上方に向けて出射された光を入射する例を、同図(b)には光入射面523′が円弧状とされた例を、同図(c)には導光部52′の両端から入射する例を、同図(d)には導光部52′の中央部から入射する例をそれぞれ示した。また、導光部は、たとえば光入射面からの距離を大きな部位ほど厚み寸法が大きくなるように構成してもよい。
【0096】
次に、本願発明の第2の実施の形態に係るプリントヘッドを、図16ないし図21を参照して説明する。これらの図に示したプリントヘッド3Bは、先に説明したプリントヘッド3(図4および図5など参照)とは、積層体4Bの構成が相違している。なお、以下に参照する図16ないし図21においては、先に説明した部材または要素などと同一または同様なものについては、同一の符号を付してあり、重複説明は省略するものとする。
【0097】
積層体4Bは、液晶シャッタ6B上に、遮光マスク65Bおよび光拡散層66Bを介して照明装置5Bを積層した形態を有している。
【0098】
照明装置5Bは、図17および図18に示したように長矩形状の透明基板56上に光源部57を形成したものである。光源部57は、アノード571、有機層572およびカソード573を、この順序で積層することにより形成されている。アノード571は、たとえばITОにより透明に形成されている。一方、カソード573は、アルミニウムなどにより形成されて反射性の高いものとされている。
【0099】
有機層572は、有機物からなる発光性物質を含んだ発光層を有している。本実施の形態では、発光層が赤色光、緑色光および青色光を含む可視光、たとえば白色光を自発光するように構成されている。有機層572は、たとえば発光層に含ませる発光性物質が低分子量のものである場合には、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、および電子注入層により構成される。発光層に含ませる発光性物質が高分子量のものである場合には、ホール輸送層と発光層のみにより有機層572を構成してもよい。もちろん、使用する発光物質の種類によっては、電子輸送層と発光層からなる2層構造、あるいはホール輸送層、電子輸送層および発光層からなる3層構造として有機層572を構成することもできる。
【0100】
光源部57では、アノード571およびカソード573を介して有機層572に電界を与えることにより発光し、この光が図17に良く表れているように透明基板56を介して液晶シャッタ6Bに向けて出射される。
【0101】
光源部57は、封止部58により覆われている。この封止部58は、光源部57を収容する凹部581が形成されたものであり、たとえば接着剤を介して透明基板56に接着することにより設けられている。封止部58は、ガラス板を加工することにより形成することができるが、ガラスペーストなどを塗布した後に焼成し、あるいは溶融ないし軟化したガラスを塗布した後に乾燥させて形成してもよい。このような封止部58を設ければ、光源部57が外力から保護され、また無機物たるガラスは、有機物に比べて水分を吸収しにくいため、周囲環境からの光源部57への水分の侵入が抑制される。これにより、光源部57の劣化が抑制される。
【0102】
図17に示した光拡散層66Bは、たとえばビーズを分散させた樹脂シートの他、表面が粗面化された樹脂シートやガラス板材により形成されている。光拡散層66Bでは、この光拡散層66B内に入射した光がその内部で拡散しつつも、光出射面66bに対して全反射臨界角よりも小さな角度で入射した光が液晶シャッタ6Bに向けて出射される。したがって、光拡散層66Bからは出射角度が小さくて指向性の高い光が出射される。また、光を拡散させた後に液晶シャッタ6Bに光を入射すれば、光源部57において局所的に出射光量が小さい部位が存在するなどして光量にバラツキが生じていたとしても、光拡散層66Bによってそれを是正することが可能となる。つまり、主走査方向A1,A2における光量を均一化することが可能となる。
【0103】
液晶シャッタ6Bは、図17に示したように一対の透明基板60,61の間に液晶62を充填したものである。図19に示したように、透明基板60の対向面601には複数のセグメント電極60A,60Bが形成されており、透明基板61の対向面611にはコモン電極61Ra,61Rb,61Ga,61Gb,61Ba,61Bbが形成されている。セグメント電極60A,60Bおよびコモン電極61Ra,61Rb,61Ga,61Gb,61Ba,61Bbは、たとえばITOにより透明に形成されている。
【0104】
セグメント電極60A,60Bおよびコモン電極61Ra,61Rb,61Ga,61Gb,61Ba,61Bbは、配向膜(図示略)により覆われている。セグメント電極60A,60B側の配向膜とコモン電極61Ra,61Rb,61Ga,61Gb,61Ba,61Bb側の配向膜とは、その配向方向が互いに直交するようにして配置されている。このため、液晶は、非印加状態においてたとえば90度ねじられている。そして、電圧印加状態とすれば、液晶のねじれ状態が解除されて液晶は垂直に配向させられる。もちろん、液晶層に添加するカイラル剤の分量を調整することにより液晶のねじれ角度を90度以外としてもよい。また、液晶としては、強誘電性液晶や反強誘電性を用いても良く、その場合には配向膜は省略される。これらの液晶は、電圧の印加状態の変化に対する応答性がよいため、高速印字を達成することができるようになる。
【0105】
セグメント電極60A,60Bは、3つのパッド部60Aa,60Baと端子パッド60Ab,60Bbを有しており、これらの間がパッド部60Aa,60Baよりも細幅の連絡部60Ac,60Bcを介して接続されている。図20に示したように、液晶シャッタ6Bの平面視においては、セグメント電極60Aのパッド部60Aaは、コモン電極61Ra,61Ga,61Baと交差している一方、セグメント電極60Bのパッド部60Baは、コモン電極61Rb,61Gb,61Bbと交差している。
【0106】
セグメント電極60A,60Bのパッド部60Aa,60Baがコモン電極61Ra,61Rbと交差する部分は第1シャッタ部67aを構成し、パッド部60Aa,60Baがコモン電極61Ga,61Gbと交差する部分は第2シャッタ部67bを構成し、パッド部60Aa,60Baがコモン電極61Ba,61Bbと交差する部分は第3シャッタ部67cを構成している。したがって、第1ないし第3シャッタ部67a〜67cのそれぞれは、千鳥状に2列配置されている。これにより、第1ないし第3シャッタ部67a〜67cの面積を大きく確保しつつも、近接するシャッタ部67a〜67c間の距離を大きく確保できるようになる。
【0107】
図17に示したように、透明基板60,61の非対向面602,612には、偏光膜604,614が設けられている。これらの偏光膜604,614は、その偏光軸が互いに平行となるようにして配置されている。したがって、電圧が印加されたシャッタ部67a〜67cについては液晶のねじれが解除されており、偏光膜604を透過した光は、その液晶を透過する光の振動面(偏光方向)が変えられないために偏光膜614を透過することができる。これに対して、電圧が印加されていないシャッタ部67a〜67cについては、液晶のねじれが維持され、その液晶を透過する光の振動面(偏光方向)が変えられるために偏光膜614を透過することができない。
【0108】
このように、第1ないし第3シャッタ部67a〜67cは、電圧の印加、非印加により光を透過させるか否かが選択できる。本実施の形態では、図面上には表れていないが、第1シャッタ部67aは赤色光を選択的に透過し、第2シャッタ部67bは緑色光を選択的に透過し、第3シャッタ部67cは青色光を選択的に透過させるように構成されている。このような透過光選択性は、たとえばコモン電極61Ra,61Rbに赤色フィルタを、コモン電極61Ga,61Gbに緑色フィルタを、コモン電極61Ba,61Bbに青色フィルタを貼着することにより実現することができる。もちろん、セグメント電極60A,60Bのパッド部60Aa,60Baに色フィルタを設けて透過光色選択性を付与してもよい。
【0109】
図17に示したように、透明基板61には駆動IC64が搭載されている。駆動IC64は、図面上には明確に表れていないが、光源部57のアノード571やカソード573、液晶シャッタ6Bのセグメント電極60A,60Bやコモン電極61Ra,61Rb,61Ga,61Gb,61Ba,61Bbとも導通している。したがって、駆動IC64によって、光源部57がオン・オフされ、第1ないし第3シャッタ部67a〜67cにおける光の透過・非透過状態が制御される。
【0110】
遮光マスク65Bは、図20に示したように複数の貫通孔65bを有している。複数の貫通孔65bは、第1ないし第3シャッタ部67a〜67cに対応し、これらの直上部位に設けられている。遮光マスク65Bは、貫通孔65bの内面を含めた全体の光吸収性が高いものとされている。このような遮光マスク65Bは、たとえば黒色樹脂材料を用いて樹脂成形することにより形成することができる。
【0111】
この遮光マスク65Bに対しては、光拡散層66Bから出射された光が入射し、その入射光のうち貫通孔65bを通過した光が液晶シャッタ6Bに入射する。図21から分かるように、遮光マスク65Bにおいて吸収されることなく貫通孔65bを通過できる光は遮光マスク65Bに対する入射角度が相対的に小さい光である。したがって、遮光マスク65Bを設けることによって、指向性の高い光を液晶シャッタ6B(第1ないし第3シャッタ部67a〜67c)に入射させることができる。また、貫通孔65bは、第1ないし第3シャッタ部67a〜67cの直上部位に設けられているため、セグメント電極60A,60Bの連絡部60Ac,60Bcとコモン電極61Ra,61Rb,61Ga,61Gb,61Ba,61Bbとの交差部分には、遮光マスク65Bによって光が入射しないようになされている。このため、当該交差部分に電位差が生じてその周りの液晶の配向状態が変わったとしても、光の透過・非透過にはなんら影響はなく、不必要な光成分が液晶シャッタ6Bに入射して、それが液晶シャッタ6Bを透過してしまうことが抑制されている。
【0112】
このようなプリントヘッド3Bでは、線状光の照射は、同一の光照射ラインに対して、赤色光、緑色光および青色光の3色について個別に行われる。線状光の照射時には、まず図17および図18に示したように、駆動IC64の制御により有機層572に電界が与えられて、光源部57から線状光が出射される。この線状光は、透明基板60および光拡散層66Bを透過し、遮光マスク65Bの貫通孔65bを通過した光が液晶シャッタ6Bに入射する。光拡散層66Bおよび遮光マスク65Bでは、光の指向性が高められ、主走査方向における光量バラツキが低減されるのは上述した通りである。
【0113】
液晶シャッタ6Bでは、駆動IC64の制御により、画像データに応じて第1ないし第3シャッタ部67a〜67cにおける光の透過・非透過が選択される。たとえば、赤色光を照射する場合には、第2および第3シャッタ部67b,67cが非透過とされ、第1シャッタ部67aにおける選択されたもののみが光を透過させる。
【0114】
このとき、透過が選択された第1シャッタ部67aに対して、赤色光を透過させるべきでない非選択の第1シャッタ部67aが隣接していれば、これらのシャッタ部67aを構成する隣接セグメント電極60A,60B間、あるいはコモン電極61Ra,61Rb(61Ga,61Gb,61Ba,61Bb)に電位差が生じうる。このような電位差は、電極間距離が小さい (隣接するシャッタ部間の距離が小さい)ほど生じやすい。このようにして隣接する電極間に電位差が生じたならば、その近傍に位置する液晶の配向状態が乱れてしまう。その結果、たとえば緑色光や青色光を透過させるべきでないのに、これらの光成分が液晶シャッタ6Bを透過してしまうといった問題が生じうる。
【0115】
これに対して、液晶シャッタ6Bでは、複数の第1ないし第3シャッタ部67a〜67cのそれぞれは、千鳥状に2列配置し、隣接するシャッタ部間の距離を大きく確保するようにしている。これにより、非選択とされシャッタ部周りの液晶の乱れを抑制することができ、不必要な光が液晶シャッタ6Bを透過してプリントヘッド3Bから出射されてしまうことを抑制できるようになる。
【0116】
図17に示したように、液晶シャッタ6Bを透過した光がプリントヘッド3Bから出射されて反射部材33に達した光は、反射部材33において正反射して進行方向を90度曲げられた後にロッドレンズアレイ31に入射する。ロッドレンズ313では、このレンズの開口角よりも大きな角度で進行してくる光は、ロッドレンズ313内に入射することはできない。このため、光拡散層66Bや遮光マスク65Bにおいて光の指向性を高めておけば、ロッドレンズ31への入射光量を大きくし、光源部57からの光の利用効率を高めることができる。一方、光源部57の幅寸法を大きくすれば、光源部57からの光の最大出射角度が大きくなってロッドレンズ31への入射効率が小さくなる傾向があるが、光の指向性を高めることができれば、光源の幅寸法を大きく設定しつつも、ロッドレンズ31への入射光量を大きく確保できる。その結果、光源部57における局所的な劣化の影響を抑制し、主走査方向における出射光量の均一化を図ることができるようになる。
【0117】
本願発明の第2の実施の形態においては、レンズアレイにおけるロッドレンズのレンズ軸が副走査方向を向くようにレンズアレイが配置されていたが、図22に示したようにロッドレンズ313のレンズ軸がフレーム30の厚み方向C1,C2方向を向くようにロッドレンズ313が配置された構成であってもよい。
【0118】
また、積層体は、たとえば図23ないし図25、あるいは図26ないし図28に示した構成とすることもできる。これらの図においては、先に説明した積層体4Bと同等な部材または要素などについては同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
【0119】
図23ないし図25に示した積層体4Cは、液晶シャッタ6C上に光拡散層66Cを介して照明装置5Cを積層したものである。積層体4Cでは、後述するように照明装置5Cにおいて赤色光、緑色光および青色光が個別に出射可能とされ、液晶シャッタ6Cのシャッタ部が1列とされていることから、遮光マスク65B(図5および図8参照)は省略されている。もちろん、シャッタ部に対応した貫通孔が形成された遮光マスクを設けてもよい。
【0120】
図23および図24に示したように、照明装置5Cは、主走査方向A1,A2に延びる赤色光線状光源部57R、緑色光線状光源部57G、および青色光線状光源部57Bを有している。赤色光線状光源部57R、緑色光線状光源部57G、および青色光線状光源部57Bは、透明基板56上に、アノード571、3つの有機層572R,572G,572Bおよび3つのカソード573R,573G,573Bを、この順序で積層することにより形成されている。アノード571は、たとえばITОにより透明に形成されている。一方、カソード573R,573G,573Bは、アルミニウムなどにより形成されて反射性の高いものとされている。
【0121】
有機層572R,572G,572Bは、有機物からなる発光性物質を含んだ発光層を有している。有機層572R,572G,572Bは、使用する発光性物質の種類を選択することにより赤色光、緑色光または青色光を自発光するように構成されている。したがって、照明装置5Cでは、電界を与えるべき有機層572R,572G,572Bを選択することにより、赤色、緑色または青色の線状光を個別に発光させることができる。
【0122】
図23および図25に示したように、液晶シャッタ6Cでは、基板60における対向面601に複数のセグメント電極603が形成され、基板61における対向面611に1つのコモン電極612が形成されている。このコモン電極612は、主走査方向A1,A2に延びる部分が、複数のセグメント電極603と交差しており、これらの交差部分がシャッタ部を構成している。つまり、複数のシャッタ部が主走査方向A1,A2に列状に並んでいる。
【0123】
積層体4Cでは、照明装置5Cから赤色線状光、緑色線状光または青色線状光が個別かつ順次的に出射され、1ライン分の画像形成につき、3回の光照射が行われる。一方、液晶シャッタ6Cでは、画像データに応じて、各色の光照射毎に、シャッタ部における光の透過・不透過が選択される。
【0124】
このような積層体4Cでは、線状光源部57R,57G,57Bから出射された光が液晶シャッタ6Cに入射した後、液晶シャッタ6Cを透過した光がプリズム32の光出射面323(図17参照)から出射される。つまり、光出射面323から出射する光の状態(光量や波長など)を液晶シャッタ6Cによって規定することが可能となる。したがって、線状光源部57R,57G,57Bにおいて局所的に出射光量が小さい部位が存在するなどして光量にバラツキが生じていたとしても、液晶シャッタ6Cによってそれを是正することが可能となる。
【0125】
また、シャッタ部に対する3つの線状光源部57R,57G,57Bの位置関係は、それぞれ異なったものとなっている。したがって、光拡散層66Cを設けなければ、シャッタ部に入射する光の入射角度やその光量が3つの線状光源部57R,57G,57Bのそれぞれで異なったものとなってしまうことが懸念される。しかしながら、本実施の形態のように光拡散層66Cを設ければ、この光拡散層66Cから指向性の高い光が出射され、3つの線状光源57R,57G,57Bのそれぞれからは、入射角度やその光量が略同様な光が液晶シャッタ6Cに入射するようになる。
【0126】
図26ないし図28に示した積層体4Dでは、照明装置5Dおよび液晶シャッタ6Dの構成が図23ないし図25に示した積層体4Cとは異なっている。
【0127】
図26および図27に示したように、照明装置5Dは、透明基板56の主走査方向A1,A2に並ぶ複数の赤色光点状光源部57Ra、複数の緑色光点状光源部57Ga、または複数の青色光点状光源部57Baを有している。つまり、同色の点状光源部57Ra,57Ga,57Baの列により、赤色光線状光源部57R、緑色光線状光源部57G、および青色光線状光源部57B(図23参照)に相当するものが構成されている。言い換えれば、点状光源の集合により、線状光源部が構成されている。この照明装置5Dにおいては、個々の点状光源部57Ra,57Ga,57Baを個別に点灯・消灯させることもできるが、実際の駆動においては、同色の点状光源の列毎に点灯・消灯させられ、赤色の線状光、緑色の線状光、あるいは青色の線状光が出射される。
【0128】
このような点状光源部57Ra,57Ga,57Baは、照明装置5Dにおけるアノード571(図24参照)に対応するものを、複数の個別電極575として構成することにより形成することができる。
【0129】
各点状光源部57Ra,57Ga,57Baの有機層572R,572G,572Bは、使用する発光性物質の種類により赤色光、緑色光または青色光を自発光するように構成するのが好ましいが、発光層において白色光を発光させつつも、色フィルタを用いて点状光源部57Ra,57Ga,57Baが赤色光、緑色光または青色光を発光するように構成することもできる。
【0130】
図26および図28に示したように、液晶シャッタ6Dには、基板60における対向面601に複数のセグメント電極603が形成され、基板61における対向面611に3つのコモン電極61R,61G,61Bが形成されている。3つのコモン電極61R,61G,61Bは、主走査方向A1,A2に延びる部分が、複数のセグメント電極603と交差しており、これらの交差部分が第1ないし第3シャッタ部を構成している。つまり、主走査方向A1,A2に延びるシャッタ部の列が3列設けられている。各シャッタ部の列のそれぞれは、同色の点状光源部57Ra,57Ga,57Baの列の直下に設けられている。
【0131】
積層体4Dでは、照明装置5Dから赤色線状光、緑色線状光または青色線状光が個別かつ順次的に出射され、1ライン分の画像形成につき、3回の光照射が行われる。一方、液晶シャッタ6Dでは、光出射している点状光源部57Ra,57Ga,57Baの列に対応するシャッタ部の列において、画像データに応じて、各シャッタ部における光の透過・不透過が選択され、残りの2つのシャッタ部の列においては、光不透過状態とされる。
【0132】
上述した各実施の形態においては、感光フィルムがケース内に収容されたフィルムパックとして感光フィルムが装着される画像形成装置について説明したが、感光フィルムのみを逐次追加するように構成された画像形成装置やプラテンローラによってプリントヘッドに密着して感光フィルムを搬送する構成の画像形成装置についても本願発明を適用できる。液晶シャッタは、光源装置とともに積層体を構成する必要はなく、これらが分離していてもよく、また画像を白黒に形成する場合には色フィルタを設けるなどして各シャッタ部に波長選択性を付与する必要もない。各シャッタ部は、アクティブ駆動可能なように構成してもよい。プリントヘッドにおいてレンズアレイを使用するか否かは選択的事項であり、またレンズアレイとしては、ロッドレンズアレイ以外のものを用いることもできる。
【0133】
液晶シャッタとしては、OCB(Optically Compensated Birefringence)モードを採用したものを使用してもよい。OCBモードは、たとえば図29(a)に示した構成によって達成することができる。同図に示した液晶シャッタ6Eは、一対の透明基板60,61の間に、電圧非印加時において、スプレイ配向(各液晶分子69aが、その長軸が透明基板60,61と平行なるように並んだ状態)となるように液晶69を保持させたものである。液晶シャッタ6Eでは、透明基板60,61と偏光膜604,614との間に、位相補償層(二軸性フィルム)68が配置されている。液晶シャッタ6Eでは、液晶69に対して一定値以上の電圧を印加することにより、図29(b)に示したように厚み方向の中間領域にある液晶分子29aが略垂直に配向したベント配向となる。同図に示した状態は、定常状態と言われる状態であるが、この定常状態では中間領域の液晶分子29aのプレチルト角が大きいものとなっている。そのため、ベント配向は、電圧変化に対する応答性が高く、たとえば高電圧を印加することによって数msec程度で図29(c)に示した状態に変化する。
【0134】
OCBモードでは、液晶シャッタ6Eの初期駆動時に、液晶69の配向状態をスプレイ配向からベント配向に移行させる必要がある。この移行には、比較的に長時間を要するため、移行時間が律速となって印刷時間が長くなってしまうことが懸念される。移行時間を短くするためには、初期駆動時に液晶69に印加する電圧を大きくすればよいが、小型機器においては、機器の小型化やコストパフォーマンスを考えれば、初期駆動用の駆動回路を構築するのは得策ではない。
【0135】
これに対して、本実施の形態では、図30を参照して以下に説明するような駆動方法を採用することにより、初期駆動用の回路を構築するまでもなく、高速印刷を達成しようとするものである。図30(a)および(b)に示したように、初期駆動時(移行時)には、セグメント電極60Eおよびコモン電極61Eには、たとえば図外の駆動ICの制御によって互いに位相が180度ずれた交流波形となるように電圧が印加される。その結果、液晶69に印加される電圧は、図30(c)に示したように液晶69に対して配向状態を移行させるのに十分な電圧を印加することができる。このような電圧の印加は、印刷時において液晶69を駆動するための既存の回路において行うことができるため装置を大型化することはなく、しかも初期駆動において高電圧が印加される結果、スプレイ配向からベント配向に移行する時間を短くできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す分解斜視図である。
【図2】画像形成装置の要部の断面図である。
【図3】感光フィルムの断面図である。
【図4】プリントヘッドの分解斜視図である。
【図5】プリントヘッドの断面図である。
【図6】照明装置の分解斜視図である。
【図7】照明装置の断面図である。
【図8】光源装置の平面図である。
【図9】液晶シャッタを構成する透明基板および遮光マスクの斜視図である。
【図10】液晶シャッタの要部平面図である。
【図11】第1遮光部および遮光マスクの開口部周りの要部拡大断面図である。
【図12】プリントヘッドの他の例を示す断面図である。
【図13】光源装置の他の例を示す平面図である。
【図14】液晶シャッタの他の例を説明するための透明基板の斜視図である。
【図15】導光部に対する光の入射方法の他の例を示す断面図または平面図である。
【図16】本願発明の第2の実施の形態に係るプリントヘッドの分解斜視図である。
【図17】プリントヘッドの断面図である。
【図18】光源装置の平面図である。
【図19】液晶シャッタを構成する基板の斜視図である。
【図20】遮光マスクおよび液晶シャッタの斜視図である。
【図21】遮光マスクの要部断面図である。
【図22】プリントヘッドの他の例を示す断面図である。
【図23】積層体の他の例を示す断面図である。
【図24】図23に示した積層体の光源装置の平面図および要部拡大図である。
【図25】図23に示した積層体の液晶シャッタの分解斜視図である。
【図26】積層体の他の例を示す断面図である。
【図27】図26に示した積層体の光源装置の平面図および要部拡大図である。
【図28】図26に示した積層体の液晶シャッタの分解斜視図である。
【図29】液晶シャッタの他の例を説明するための要部断面図である。
【図30】図29に示した液晶シャッタの駆動方法を説明するための電圧印加波形を示す図である。
【符号の説明】
X 画像形成装置
22 感光フィルム(感光性記録媒体)
3,3A,3B プリントヘッド
30 フレーム
31 ロッドレンズアレイ
313 ロッドレンズ
32 プリズム
321 (プリズムの)光入射面
324 (プリズムの光入射面の)凹部
323 (プリズムの)光出射面(光出射部)
325 (プリズムの光出射面の)凹部
326 (プリズムの光出射面の)凸部
34 棒状部材
342 (棒状部材の)光出射面(光出射部)
343 (棒状部材の光出射面の)凹部
344 (棒状部材の光出射面の)凸部
4,4B,4C,4D 積層体
5,5B,5C,5D 照明装置
50 (照明装置の)第1遮光部
502 (第1遮光部の)反射部
51 (照明装置の)第2遮光部
510 (第2遮光部の)反射部
52,52′ (照明装置の)導光部
521 (導光部の)光反射面
522 (導光部の)光出射面
523,523′ (導光部の)光入射面
524 (導光部の)第1傾斜面
526 (導光部の)第2傾斜面(追加の傾斜面)
527 (導光部の)凹部
53 (照明装置の)光源装置
53R,53G,53B,53X,53W (光源装置の)点状光源素子
54R,54G,54B (光源装置の)個別配線
54C (光源装置の)共通配線
54F,54H (光源装置の)配線
55 (光源装置の)絶縁基板
57R,57G,57B 線状光源部
57Ra、57Ga,57Ba 点状光源部
6,6A,6B,6C,6D,6E 液晶シャッタ
60,61 (液晶シャッタの)透明基板
60A,60B (液晶シャッタの)セグメント電極
60Aa,60Bb (セグメント電極の)パッド部(主交差部分)
60Ac,60Bc (セグメント電極の)連絡部
61Ra,61Ga,61Ba,61Rb,61Gb,61Bb コモン電極
63 個別シャッタ部
65,65B 遮光マスク
651 (遮光マスクの)開口部
65b (遮光マスクの)貫通孔
66B,66C 光拡散層
67a〜67c (液晶シャッタの)第1〜第3シャッタ部
68 位相補償層
Wr,Wg,Wb 導体ワイヤ
A1,A2 主走査方向
B1,B2 副走査方向
C1,C2 厚み方向

Claims (39)

  1. 主走査方向に延びる線状に光を出射する照明装置と、
    この照明装置から進行してくる光を透過させるか否かを選択するための液晶シャッタと、
    上記照明装置および上記液晶シャッタを保持するフレームと、
    上記液晶シャッタから上記フレームの内部を進行してくる光を感光性記録媒体に向けて出射するための光出射部と、を備え、
    上記光出射部は、長軸が上記主走査方向に延び、上記フレームに設けた開口に保持された透明部材に形成されており、
    上記透明部材は、上記感光性記録媒体に当接させるための凸部と、上記主走査方向に延びる線状の光を出射させるための凹部とを有していることを特徴とする、プリントヘッド。
  2. 上記液晶シャッタは、上記主走査方向に並ぶ複数の個別シャッタ部を有しており、
    上記各個別シャッタ部は、上記照明装置から進行してくる光を透過させるか否かを個別に選択可能なように構成されている、請求項1に記載のプリントヘッド。
  3. 上記照明装置は、赤色光、緑色光、および青色光を含む可視光を出射するものであり、
    上記複数の個別シャッタ部は、上記可視光から赤色光、緑色光または青色光を選択して透過させることが可能であり、かつ上記主走査方向に並ぶ列状に配置された複数の第1シャッタ部、複数の第2シャッタ部、および複数の第3シャッタ部を有している、請求項2に記載のプリントヘッド。
  4. 上記複数の第1シャッタ部、上記複数の第2シャッタ部、および上記複数の第3シャッタ部のそれぞれは、複数の列をなしており、
    隣接するシャッタ部の列を構成するシャッタ部は、千鳥状に配置されている、請求項3に記載のプリントヘッド。
  5. 上記液晶シャッタは、第1透明基板と、この第1透明基板に対向配置された第2透明基板と、上記第1透明基板上に形成され、かつ互いに隣接して設けられた複数の第1電極と、上記第2透明基板上に形成され、かつ上記第1電極に交差し、互いに隣接して設けられた複数の第2電極と、を有しており、
    上記複数の第1電極は、一対の赤色光用電極、一対の緑色光用電極、および一対の青色光用電極を有しており、かつ、
    上記第2電極は、一対の赤色光用電極における一方の赤色光用電極、一対の緑色光用電極における一方の緑色光用電極、または一対の青色光用電極における一方の青色光用電極と交差する主交差部分と、上記主交差部分どうしを繋ぐ連絡部と、を有しており、
    上記主交差部分の幅寸法に対して、上記連絡部分の幅寸法が小さくされている、請求項4に記載のプリントヘッド。
  6. 上記液晶シャッタは、OCBモードの駆動が可能なように構成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のプリントヘッド。
  7. 上記液晶シャッタは、第1透明基板と、この第1透明基板に対向配置された第2透明基板と、上記第1および第2透明基板の間に、電圧の非印加時においてスプレイ配向となるように保持された液晶と、上記第1および第2透明基板のうちの少なくとも一方に積層された位相補償層と、を備えている、請求項6に記載のプリントヘッド。
  8. 上記液晶シャッタを駆動するための制御手段をさらに備えており、
    上記制御手段は、スプレイ配向とされた液晶の配向状態を、ベント配向に移行させるのに必要な最低移行電圧よりも高い電圧を液晶に印加する制御を行うように構成されている、請求項7に記載のプリントヘッド。
  9. 上記液晶シャッタは、上記第1透明基板上に形成された1または複数の第1電極と、上記第2透明基板上に形成された1または複数の第2電極と、を備え、かつ上記1または複数の第1および第2電極を利用して液晶に電圧を印加するように構成されており、
    上記制御手段は、上記1または複数の第1および第2電極に対して、位相が180度ずれた同一周期の交流波形となるように電圧を印加し、液晶に対して上記最低移行電圧よりも高電圧を印加するように構成されている、請求項8に記載のプリントヘッド。
  10. 上記液晶シャッタは、第1透明基板と、この第1透明基板に対向位置された第2透明基板と、カイラル剤としてのシアン化合物を添加することによってねじれ状態で上記第1および第2透明基板の間に保持された液晶と、を備えている、請求項1ないし5のいずれかに記載のプリントヘッド。
  11. 上記シアン化合物は、液晶100重量部に対して、0.1〜4.0重量部となるように添加されている、請求項10に記載のプリントヘッド。
  12. 上記液晶シャッタは、一対の透明基板の間に、強誘電性液晶または反強誘電性液晶を保持したものである、請求項1ないし5のいずれかに記載のプリントヘッド。
  13. 上記照明装置は、赤色光を線状に出射する赤色光源部と、緑色光を線状に出射する緑色光源部と、青色光を線状に出射する青色光源部と、を有している、請求項1に記載のプリントヘッド。
  14. 上記照明装置は、有機物を含む発光層を有する光源部を備えており、
    上記有機物は、電界を与えた際のエレクトロルミネセンスにより発光するものである、請求項1ないし13のいずれかに記載のプリントヘッド。
  15. 上記光源部は、無機絶縁物からなる封止部により覆われている、請求項14に記載のプリントヘッド。
  16. 上記照明装置は、点状光源を有する光源装置と、上記点状光源から発せられた光を上記主走査方向に延びる線状に出射するための導光部と、を有している、請求項1ないし13のいずれかに記載のプリントヘッド。
  17. 上記導光部は、内部に光を導入するための光入射面と、厚み方向に間隔を隔てた光反射面および光出射面と、を有している、請求項16に記載のプリントヘッド。
  18. 上記導光部は、上記主走査方向に延びる棒状の形態を有しており、
    上記光入射面は、上記導光部の一端部に設けられており、
    上記光反射面は、上記光入射面からの光を上記光出射面から出射させるために、上記光入射面側に傾斜した複数の傾斜面を有している、請求項17に記載のプリントヘッド。
  19. 上記複数の傾斜面は、上記導光部の表面に複数の凹部を形成することにより、その傾斜角度が同一または略同一とされており、かつ、
    上記複数の凹部は、上記光入射面からの距離が大きいものほど、深さが大きくなっている、請求項18に記載のプリントヘッド。
  20. 上記導光部は、上記一端部とは反対側にある端面において反射した光を、上記光出射面に向けて進行させるための複数の追加の傾斜面を有している、請求項18または19に記載のプリントヘッド。
  21. 上記導光部は、この導光部から出射した光を吸収するための遮光部により覆われている、請求項16ないし20のいずれかに記載のプリントヘッド。
  22. 上記導光部は、この導光部から出射した光を当該導光部内に戻すための反射部により覆われている、請求項16ないし21のいずれかに記載のプリントヘッド。
  23. 上記遮光部は、上記反射部を透過した光を吸収するように構成されている、請求項22に記載のプリントヘッド。
  24. 上記遮光部は、上記主走査方向に延びる光出射用の開口部が設けられ、かつ上記導光部における光出射面を覆う第1遮光部と、上記導体部における上記光出射面以外の部分を覆う第2遮光部と、を有している、請求項21ないし23のいずれかに記載のプリントヘッド。
  25. 上記光源装置は、赤色光を発する赤色点状光源、緑色光を発する緑色点状光源および青色光を発する青色点状光源と、配線がパターン形成され、かつ上記赤色点状光源、上記緑色点状光源および上記青色点状光源を搭載した基板と、を有している、請求項16ないし24のいずれかに記載のプリントヘッド。
  26. 上記赤色点状光源、上記緑色点状光源および上記青色点状光源は、副走査方向に並ぶ列状に配置されているとともに、それぞれが第1電極および第2電極を有しており、
    上記基板と上記光入射面とは、上記光出射面に対して起立した状態で互いに対面している、請求項25に記載のプリントヘッド。
  27. 上記配線は、上記第1電極に対して導体ワイヤを介して導通接続される第1配線と、上記第2電極に対して導通接続される第2配線と、を有しており、
    上記導体ワイヤは、点状光源の列と直行する方向に対して傾斜した方向に延びている、請求項26に記載のプリントヘッド。
  28. 上記赤色点状光源、上記緑色点状光源および上記青色点状光源は、LEDのベアチップである、請求項25ないし27のいずれかに記載のプリントヘッド。
  29. 上記赤色点状光源、上記緑色点状光源および上記青色点状光源のそれぞれは、個別に駆動可能とされている、請求項25ないし28のいずれかに記載のプリントヘッド。
  30. 上記液晶シャッタの光入射側は、貫通孔が形成され、かつこの貫通孔によって上記液晶シャッタへの入射光を制限するための遮光マスクにより覆われている、請求項1ないし29のいずれかに記載のプリントヘッド。
  31. 上記照明装置と、上記液晶シャッタとの間には、光拡散部が設けられている、請求項1ないし30のいずれかに記載のプリントヘッド。
  32. 上記フレームは、一定厚みを有するとともに上記主走査方向に長軸を有する形態とされているとともに、
    上記照明装置および上記液晶シャッタは、上記主走査方向に長軸を有し、かつ上記液晶シャッタ上に上記照明装置が積層された積層体を構成しており、
    上記積層体は、上記フレームにおける厚み方向の中心から偏位した部位において、上記フレームに密着して保持されている、請求項1ないし31のいずれかに記載のプリントヘッド。
  33. 複数のレンズがこれらのレンズのレンズ軸と直行する方向に並んだレンズアレイをさらに備えており、
    上記レンズアレイは、上記レンズ軸が副走査方向に向くとともに上記複数のレンズが上記主走査方向に並んだ状態で、上記積層体と上記フレームとの間に挟持されている、請求項32に記載のプリントヘッド。
  34. 上記積層体からは、上記フレームの厚み方向に進行するように光が出射され、この光は、その進行方向が90度または略90度変えられた後に上記レンズアレイに入射され、かつ、
    上記レンズアレイから出射された光は、その進行方向が90度または略90度変えられるように構成されている、請求項33に記載のプリントヘッド。
  35. 上記レンズアレイから出射された光の進行方向を、90度または略90度変えるためのものであって、上記光出射部が設けられた上記透明部材としてのプリズムを備えている、請求項34に記載のプリントヘッド。
  36. 上記プリズムは、上記レンズアレイからの光を入射させるための光入射面を有しており、この光入射面は、上記主走査方向に延びる凹部を有している、請求項35に記載のプリントヘッド。
  37. 複数のレンズがこれらのレンズのレンズ軸と直行する方向に並んだレンズアレイをさらに備えており、
    上記レンズアレイは、上記レンズ軸が上記フレームの厚み方向に向くとともに上記複数のレンズが上記主走査方向に並んだ状態で、上記フレームに保持されている、請求項32に記載のプリントヘッド。
  38. 上記透明部材は、長軸が上記主走査方向に延びる棒状部材である、請求項37に記載のプリントヘッド。
  39. 請求項1ないし38のいずれかに記載したプリントヘッドを備えたことを特徴とする、画像形成装置。
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