JP3964651B2 - 画像転写装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給された画像データに基づいて画像を表示する透過型の液晶ディスプレイ、例えば、デジタルスチルカメラ(DSC)、ビデオカメラ、パソコン(パーソナルコンピュータ)等によりデジタル記録された画像を液晶表示デバイスで構成される透過型の液晶ディスプレイ(LCD)に表示し、表示された画像を用いて、光により発色するインスタント写真フィルムのような感光性記録媒体に転写(画像形成)する画像転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、デジタル記録された画像を記録媒体に転写(あるいは印写)もしくは記録する方法として、点状印字ヘッドを有するインクジェット方式、レーザ記録方式、感熱記録方式等の種々の方式が知られている。
ここで、インクジェット方式等の印字方式では、印字に時間がかかるし、インクが詰まり易いし、精密な印字を行うと印字した紙がインクにより湿ってしまうなどの問題がある。また、レーザ記録方式では、レンズなどの高価な光学部品が必要であるため、機器のコストが高価となり、また、レーザ記録方式、感熱記録方式では、消費電力が大きく、携帯には、不向きであるという問題がある。
このように、これらの方式による転写装置は、一般に、インクジェット方式では特に、精密にすればするほど、駆動機構、制御機構が複雑になり、装置も大型・高価なものになり、印刷にも時間がかかってしまうという問題があった。
【0003】
これに対し、特開平11−242298号公報では、レンズなどの高価な光学部品を用いたり、適当な長さの焦点距離を確保することを不要として、従来の転写装置に比べ、一層の小型軽量化、低消費電力化および低コスト化を可能にする印写装置が提案されている。
この印写装置は、図7に示すように、透過型の液晶ディスプレイ(以下、LCDという)300の表示面に感光フィルム400を密着させ、LCD300の感光フィルム400のある側とは反対側に設けた光源(バックライト100)を点灯する、すなわち蛍光灯101を点灯してバックライトを点灯する。これにより、LCD300に表示される画像を感光フィルム400に印写する。
【0004】
また、同公報では、図8に示すように、バックライト100からの光の拡散を抑制して平行光に近づける格子200をバックライト100とLCD300との間に設け、さらに、格子200とLCD300との間に矩形状の中空の筒からなるスペーサ201を設けた印写装置が提案されている。
このような構成により、格子200の枠組の形の像(枠組による影)が感光フィルム400に写り込むのを防止して、光学部品を設けたり、適当な長さの焦点距離を確保したりすることなしに、感光フィルム400上に形成される画像の鮮明度を、実用上問題のない程度まで向上させるようにしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報で提案されている印写装置は、感光フィルム400上に形成される画像の鮮明度を、実用上問題のない程度まで向上させることができるものの、依然として、印写された画像に上記格子200の枠組による影が残るという問題があった。
今日、LCDの精細画面化が進んできており、より画素数の多い、従ってよりドットサイズの小さいLCDが製品化されつつある。例えば、低温ポリシリコン型TFTのLCDでは、UXGA(10.4インチ、1200×1600画素)や、XGA(6.3および4インチ、1024×768画素)などが市販されている。そのため、精細画面を持つLCDを、上記印写装置に適用した場合、上記格子200の枠組による影がより一層目立ってしまう。この影を不鮮明にする程度に、LCDと感光フィルムとの間の距離を離間することも考えられるが、転写される画像自体も不鮮明となる場合がある。
また、上記格子200の枠組による影ができるだけ目立たないように、スペーサ201を用いるが、同公報によればこのスペーサ201の厚みは20mm程度である。そのため、薄型で小型軽量の画像転写装置を実現することも限界がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点を解決すべく、従来の転写装置に比べより一層の小型軽量化を可能とする画像転写装置、特に、画素密度の高い高精細画面を持つ液晶ディスプレイを用いても、上述した格子等の枠組による影が画像内に写らず、鮮明度の高い高精細な画像を得ることができ、更に、装置の小型化のできる画像転写装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、液晶ディスプレイを透過した透過光を用いて感光性記録媒体を露光することによって、液晶ディスプレイ上の表示画像を転写する画像転写装置であって、液晶ディスプレイと、この液晶ディスプレイの一方の面の側に設けられ、前記透過光を得るために前記液晶ディスプレイに光を照射する光源と、この光源と前記液晶ディスプレイとの間に設けられ、前記液晶ディスプレイの面に対して略垂直方向に光を射出する複数の射出口が、前記液晶ディスプレイの面に対して平行な面内において所定のピッチ間隔で2次元状に配列された平行光生成素子と、前記液晶ディスプレイ上の表示画像の前記感光性記録媒体への転写の際転写前の最初の位置における前記平行光生成素子の前記射出口の間に、射出口が位置するように前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイとを相対的に移動させて前記液晶ディスプレイの面の全てに光を入射させる移動手段とを備え、前記移動手段による前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイと相対的な移動距離は、前記ピッチ間隔よりも短いことを特徴とする画像転写装置を提供する。
ここで、液晶ディスプレイとは、液晶層をガラス基板で両側から挟んだ構成を有し、供給された画像データに基づいて画像を表示する画像表示板をいう。
前記移動手段は、前記最初の位置から、前記最初の位置における前記射出口の間に、射出口が位置するように前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイとを相対的に、移動方向を変えながら移動させて前記最初の位置に戻ることを、少なくとも1回行うのが好ましい。
また、前記移動手段は、前記液晶ディスプレイ上の表示画像の前記感光性記録媒体への転写の際、転写前の最初の位置における前記平行光生成素子の前記射出口の間に、射出口が位置するように前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイとを相対的に移動させて、移動後に前記平行光生成素子を静止状態とすることを移動方向を変えながら複数回行うのが好ましい。
さらに、前記光源は、前記液晶ディスプレイの面に線状の光を照射する線状光源であり、前記線状光源が一方向に走査されて、前記液晶ディスプレイ上の表示画像が前記感光性記録媒体に転写されるのが好ましい。
さらにまた、前記移動手段は、前記液晶ディスプレイを移動する場合、前記液晶ディスプレイを前記感光性記録媒体とともに移動させるのが好ましい。
【0008】
ここで、前記平行光生成素子は、前記液晶ディスプレイの面に対して略垂直方向に光を射出する複数の射出口が設けられた素子であるのが好ましく、前記平行光生成素子は、前記射出口が、前記液晶ディスプレイの面に対して平行な面内において所定のピッチ間隔で2次元状に配列されたものであるのが好ましい。
例えば、前記平行光生成素子は、前記液晶ディスプレイの面に対して略垂直方向に複数の貫通孔があけられた多孔板であるのがよい。
【0009】
また、前記平行光生成素子は、露光中、前記液晶ディスプレイに対して、前記貫通孔の配列方向に沿って相対的に移動し、配列方向の移動距離が、この配列方向のピッチ間の距離よりも短いのが好ましい。
前記感光性記録媒体の露光中、前記平行光生成素子が前記液晶ディスプレイに対して、複数の配列方向に沿って相対的に移動するのが好ましい。
【0010】
また、前記転写は、前記感光性記録媒体の露光を複数回に分けて行ない、
露光の度に前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイが相対的に移動し、移動後、前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイが相対的に静止した状態で前記感光性記録媒体への露光を行なってもよい。
その際、前記平行光生成素子の前記液晶ディスプレイに対する相対的な移動によって移動する前記射出口の移動位置は、移動前の前記射出口の配列間の位置であるのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像転写装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像転写装置の一実施例の模式的側断面図である。
【0012】
図1に示すように、画像転写装置は、光源となるバックライトユニット1と、略平行光生成用の多孔板2と、供給された画像データに基づいて画像を表示する液晶ディスプレイ(LCD)3と、感光フィルム4を収納するフィルムケース51と、これらのバックライトユニット1、多孔板2、LCD3およびフィルムケース51を内包する本体ケース6とを有して構成される。多孔板2と、LCD3と、感光フィルム4とは、バックライトユニット1からの光の進行方向に沿って直列に配置され、少なくとも、LCD3と感光フィルム4とは非接触状態で配置される。
このように、画像転写装置は、供給された画像データに基づいて画像を表示する透過型のLCD3と、このLCD3の一方の側(感光フィルム4と反対の側)に設けられ、透過光に画像を担持させるためにLCD3に光(投影光)を照射するバックライト1と、このバックライト1とLCD3との間に設けられ、バックライト3からの光を略平行光とする多孔板2を備える。
【0013】
なお、LCD3と感光フィルム4とが非接触状態で配置されるとは、LCD3の表示面と感光フィルム4の感光面との間に所定の離間間隙が存在し、両者が直接接触しないことを意味する。フィルムケース51が感光フィルム4の画像の有効範囲外でLCD3と接触しているが、感光フィルム4の感光面とLCD3の表示面との間に空間があるというものでもよい。また、LCD3の表示面と感光フィルム4の感光面とは、その間に所定の厚みの透明なガラスやフィルムなどを介して接触しているが、それらが直接的には接触しておらず、両者間に、実質的に所定の距離が保たれている場合も含まれる。
【0014】
光源となるバックライトユニット1は、LCD3の背後からその全面に均一な光を照射するためのもので、LCD3の表示画面と略同一の光射出面(発光面)を持つ面状光源であって、冷陰極線管等の棒状ランプ11と、棒状ランプ11から射出された光を所定方向に導入する導光板(図示せず)、導光板に導入された光を略直交する方向に反射させる反射シート(図示せず)および反射シートで反射された光を均一化する拡散シート(図示せず)やプリズムシート等を有するバックライトアセンブリとからなる。LCD3の表示画面に照射する光を投影光ともいう。
【0015】
本発明に用いられるバックライトユニット1は、特に制限されず、棒状ランプ11が発光する光を、導光板、反射シート、拡散シートおよびプリズムシートなどからなるバックライトアセンブリを用いて均一に拡散させるようにした面状光源であればよく、従来公知のLCD用バックライトユニットを用いることができる。ここで、図示例では、発光面(光射出面)の大きさは、LCD3の表示画面または感光フィルム4の感光面の大きさと同一の大きさに構成することができるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、LCD3の表示画面または感光フィルム4の感光面の大きさより若干大きくてもよい。
本発明に用いられるバックライトユニット1は、所要の光強度の光を射出できる面状光源であれば、LEDアレイ光源や有機ELパネルや無機ELパネル等を用いる光源なども利用可能である。
【0016】
多孔板2は、バックライトユニット1とLCD3との間にLCD3の表示面と平行に配置されて、バックライトユニット1からの光を略平行光にし、LCD3に入射する投影光を略平行にするための素子である。多孔板2には、所定厚みの矩形板に所定のサイズの貫通孔21が所定のピッチ間隔でLCD3の面に対して垂直方向に2次元状に配列されている。すなわち、多孔板2は、LCD3の面に対して略垂直方向に投影光を射出する複数の射出口が設けられ、この射出口が、LCD3の表示面と平行な面内において所定のピッチ間隔で2次元状に配列された平行光生成素子である。
【0017】
多孔板2は、図2に示すように多孔板2の異なる二辺に、ピエゾアクチュエータ7,8が設けられ、一方、ピエゾアクチュエータ7,8の設けられた二辺と対向する二辺に、ゴム部材等の弾性部材9,10が設けられ、多孔板2が支持される。弾性部材9,10の替わりに、ばねによって支持されてもよい。
ピエゾアクチュエータ7,8は、電圧V1 ,V2 がそれぞれ印加されることによって、X方向、Y方向に伸縮し、多孔板2が電圧V1 ,V2 に応じて変位するように構成される。すなわち、多孔板2は、LCD3に対して相対的に移動する構成となっている。
【0018】
なお、本発明においては、多孔板2がLCD3に対して相対的に移動すればよく、多孔板2が固定され、LCD3が移動するものであってもよい。この場合、LCD3で表示された画像が感光フィルム4上で静止した状態で露光が行なわれるように、感光フィルム4はLCD3とともに一体となって移動する。
多孔板2をLCD3に対して相対的に移動させるのは、後述するように、多孔板2によって多孔板2の貫通孔21の配列パターンの影が転写された画像に写らないようにするためである。
【0019】
また、本発明において用いられる平行光生成素子としては、多孔板2と同様の機能を有するものであれば特に制限されず、多孔板2に限定されるものではない。図3(a)に示す円状の射出口を有する貫通孔21からなる多孔板の他、格子、例えば、図3(b)に示す4角形の射出口を形成する格子、図3(c)に示す6角形の射出口を形成する格子等を用いることができる。すなわち、LCD3の面に対して略垂直方向に投影光を射出する複数の射出口が設けられた平行光生成素子であればよい。
しかし、製作が容易にできる点から多孔板とするのが好ましい。
また、本発明において、多孔板2とLCD3との配置間隔については特に制限されない。
【0020】
ここで、多孔板2の材質は特に制限されないが、例えば所定の厚みを有するアルミニウム板等の金属板や樹脂板やカーボン材料板等を用いることができる。なお、多孔板2の厚みも特に制限されず、要求される転写画像の鮮明度に応じて、あるいは、LCD3の表示画面や感光フィルム4の感光面の大きさに合わせて、適宜選択すればよい。また、多孔板2の製作方法としては、多孔シートを積層する方法や、樹脂によるモールド(成形)方法などが実用的であるが、加工が可能であれば特に制限されず、機械的に孔加工する方法等を含め、どのような加工法を用いてもよい。
また、多孔板2に設ける複数の貫通孔21の配列形状や配列のピッチ間隔は、貫通孔21が均一に配置されるものであれば、どのようなものでもよい。例えば、配列形状は、碁盤目状、千鳥状(最密状)であってよく、好ましくは千鳥状がよい。また、配列ピッチは、なるべく細かい方がよく、貫通孔と貫通孔との間は、0.05〜0.5mm、好ましくは0.05〜0.3mmがよい。
【0021】
また、多孔板2に設ける貫通孔21の形状は特に制限されず、例えば円筒形、楕円筒形、多角筒形などにすることができる。すなわち、貫通孔21の断面形状は特に制限されず、例えば円形、楕円形、多角形等にすることができるが、製作が容易にするために、円形または多角形とすることが好ましい。また、貫通孔21は、多孔板2の厚み方向に平行な貫通孔であるのが好ましいが、略平行であると見なせるものであればよい。
また、貫通孔21のサイズも特に制限されず、多孔板2の貫通孔21の直径(円の場合)あるいは相当直径(楕円や多角形等の場合)は、5mm以下とするのが好ましく、この多孔板2の厚さが貫通孔21の直径あるいは相当直径の3倍以上であるのが好ましい。なお、上述の相当直径とは、「4×面積/総辺長(または全周長)」で表わされる長さである。多孔板2の貫通孔21の直径あるいは相当直径を5mm以下とし、この多孔板2の厚さが貫通孔21の直径あるいは相当直径の3倍以上とするのは、これらの条件が多孔板2によって平行光を得るための有効な条件だからである。この多孔板2の厚さの、貫通孔21の直径あるいは相当直径に対する比率は3倍以上であるが、より好ましくは5倍以上であり、7倍以上とするのが特に好ましい。
【0022】
また、貫通孔21の内面を含めて、多孔板2の全表面に対して反射防止膜を設けるのが好ましい。反射防止膜としては、その反射率が所定値以下であれば、特に制限はないが、例えば、黒色メッキ膜、黒化処理膜、黒色塗装被膜などを挙げることができる。本発明においては、反射率は、2%以下が好ましい。これは、反射率が2%以下であれば、バックライトユニット1から入射した、平行光以外の散乱光を効率良く吸収でき、バックライトユニット1から略平行光(平行光を含む)のみを効率良く射出させて、LCD3に入射させることができるからである。なお、反射率は、例えば、(株)島津製作所製MPC3100型分光反射率測定機を用い、波長550nmで測定することができる。
【0023】
また、上記例では、多孔板2を移動させる手段としてピエゾアクチュエータ7,8を用いたが、このピエゾアクチュエータ7,8を用いる替わりに、公知の移動手段を用いてもよい。例えば、ソレノイドで変位させてもよいし、振動子を用いて多孔板2を振動させて移動させてもよいし、ステッピングモータを用いて多孔板2を機構的に移動させてもよい。
【0024】
LCD3は、図4に示すように、感光フィルム4の側から多孔板2側(バックライトユニット1側)に向かって、フィルム状偏光板(以下、偏光フィルムともいう)31と、ガラス基板32と、電極33と、液晶層34と、電極35と、ガラス基板36と、フィルム状偏光板37とを積層し、液晶層34をその両側からガラス基板32、36および偏光板31、37で挟持する板状の構造を有するものである。この他、LCD3は、周知のように、図示しないが、ブラックマトリックスやRGBカラーフィルタや配向膜等を有しているのはいうまでもない。ここで、例えば、TFT型LCDの場合、電極33は、共通電極であり、ガラス基板32との間にブラックマトリックスやRGBカラーフィルタが配置され、電極35は、表示電極およびゲート電極等からなる。なお、ガラス基板32および36の代りに、樹脂基板等を用いてもよい。
また、LCD3の構造は、画像表示が可能であれば、従来公知の液晶表示モードを持ち、従来公知の駆動方式のLCDを用いることができる。例えば液晶表示モードとしては、TNモード、STNモードや、CSHモードや、FLC、OCBモードなどの偏光板を用いる液晶表示モードを挙げることができ、駆動方式としては、TFT型やダイオード型などのアクティブマトリックス駆動方式の他、XYのストライプ電極からなるダイレクトマリックス駆動方式等を挙げることもできる。
【0025】
また、LCD3のサイズには制限はなく、どのようなサイズでもよいが、感光フィルムのサイズに合わせて、適宜選択すればよい。また、LCD3のRGB各画素のドットサイズは特に制限はないが、より鮮明な高画質の写真画像を得るためには、各画素の少なくとも短辺側の大きさは、0.2mm以下であるのが好ましい。これは、0.2mm以下では、より鮮明な転写画像を得ることができるからである。
なお、LCD3の画素数(あるいは画素密度)も特に制限されず、高精細・高鮮明度の高画質画像を転写して得るためには、近年市販されている、RGB各画素のドットサイズの小さい高精細画面を持つLCDを用いるのが好ましい。このようなLCDとしては、例えば、UXGA(10.4インチ、1200×1600画素)や、XGA(6.3および4インチ、1024×768画素)などのTFT型LCDを挙げることができる。
【0026】
本発明に用いられるLCD3においては、すくなくとも、感光フィルム4側の基板32と偏光フィルム31とを合わせた合計厚みtは、できるだけ薄いのがよく、1.0mm以下、好ましくは0.8mm以下、より好ましくは0.6mm以下とするのがよい。なお、さらに好ましくは、バックライトユニット1(多孔板2))側の基板36と偏光フィルム37とを合わせた合計厚みも、小さい方がよく、1.0mm以下、好ましくは0.8mm以下、より好ましくは0.6mm以下とするのがよい。
また、合計厚みtの下限値は特に制限されないが、例えばガラス基板32では、それ自体の厚みを薄くするのは0.5mm程度が限界と考えられることから、0.5mm以上としてもよい。なお、この合計厚みtの下限値は、これらに限定されることはなく、上記条件を実現するための構成として、ガラス基板の代りに、樹脂基板の使用を考慮することも有効であり、0.5mm程度の下限値をさらに小さくすることができる。
【0027】
このように、感光フィルム4側の基板32と偏光フィルム31とを合わせた合計厚みtは1.0mm以下にするのが好ましいが、この合計厚みの条件は、バックライトユニット1からLCD3での区間での投影光の拡散を押えることに相当し、LCD3と感光フィルム4とを、厳密には、LCD3の表示面と感光フィルム4の感光面とを非接触状態にしても、より鮮明な転写画像を得ることができる事実に基づくものである。
【0028】
フィルムケース51には、複数枚の感光フィルム4が収納され、LCD3に最も近い感光フィルム4の感光面が、所定の間隙を隔てて、LCD3の表示画面に対向して配置されるように構成される。
なお、フィルムケース51は、本体ケース6内に取り付けられ、1セット(パック)の複数枚の感光フィルム4を装填するものであっても、取り付け取り外し自在なフィルムケース51に複数枚の感光フィルム4を収納しているフィルムパック5をそのまま本体ケース6に装填するものであってもよい。しかし、フィルムケース51ごとフィルムパック5、すなわち、複数枚の感光フィルム4を収納しているフィルムケース51自体を装填できるように構成しておくのが好ましい。
【0029】
感光フィルム4は、本発明の感光性記録媒体として用いられるものである。感光性記録媒体としては、LCD3の透過表示画像の露光焼付により、可視ポジ画像を形成できるものであればどのようなものでもよく、特に限定されるものではないが、例えば、いわゆるインスタント写真フィルム等が好ましい。このような感光性記録媒体として用いられる感光フィルム4としては、モノシートタイプのインスタント写真用フィルム「インスタックスミニ」や「インスタックス」(共に富士写真フイルム(株)製)を挙げることができる。
【0030】
このようなインスタント写真フィルムは、フィルムケースに所定数のフィルムがセットされたフィルムパックとして市販されている。
そして、このフィルムケースの厚みを利用することによって、LCD3(の表示面)と感光フィルム4(の感光面)との間の離間間隔が、0.01mm〜3mmに設定される。より好ましくは0.1mm〜3mmであるのがよい。これは、鮮明な転写画像を得るという点からはマイナス要因ではあるが、実際に取り扱い易い装置とするためには必要な条件である。このマイナス要因の分は、上述したLCD3の感光フィルム4側のガラス基板32と偏光フィルム31の合計厚みtを所定寸法以下にすることにより生じる光拡散の抑制および多孔板2の厚さの、貫通孔21の直径あるいは相当直径に対する比率を大きくするというプラス要因でカバーしている。
従って、本発明においては、感光フィルム4の感光面とLCD3の表示画面との間隙が、上記条件を満足するように配置できれば、図1に示すように、フィルムパック5をそのまま本体ケース6に装填することもできる。
【0031】
このようなフィルムパック5の一実施例の構造を図5に示す。
同図に示すような構造を有するフィルムパック5には、そのフィルムケース51の一端部にフィルムシート4を、フィルムパック5(のフィルムケース51)から取り出すためのクロー部材(爪)が進入可能な切り欠き52が設けられており、露光の終了したフィルムシート4は、上記クロー部材によりフィルムパック5のフィルムケース51の取出口53から取り出され、図示されていない搬送機構により、処理工程に送られる。
なお、ここでの処理工程とは、上記フィルムシート4の一端に予め設けられている処理液(現像液)チューブ(図示せず)を押し破って、現像液をフィルムシート4内全面に均一に行きわたらせることであり、フィルムシート4のフィルムパック5からの取り出し・搬送と実質的に同時に行われるものである。処理工程を経たフィルムシート4は、本体ケース6の取出口62(図1参照)から装置外部に送り出される。
【0032】
周知のように、この種のインスタント写真用フィルムは、上述の処理工程を経た後、数十秒ほどで完全な画像を形成し、観賞に供することが可能になる。従って、本発明の転写装置では、上述の処理工程を施すまでが、必要とされる機能となる。1枚のフィルムシートが送り出された後には、次のフィルムシートが現われ、次の露光(転写)が可能な準備状態が実現される。
なお、上述した、このフィルムパックの取り扱い方法については、先に本出願人の出願に係る特開平4−194832号公報に開示されたインスタント写真用フィルムを用いるインスタントカメラを参照することができる。
【0033】
図5において、符号54は、フィルムパック5のフィルムケース51の縁(段付き部)の高さを示しており、この縁の高さ54を所望の寸法に設定することによって、LCD3の表示面と感光フィルム4の感光面との間の離間間隔を上述した所定の値に設定することが可能である。
従って、本発明においては、この縁の高さ54が所望の寸法に調整されている点を除けば、従来公知のインスタント写真フィルムのフィルムパックを適用することができる。
なお、フィルムケース51を本体ケース6に取り付けておき、1セットの感光フィルム4のみをフィルムケース51に装填する場合にも、この縁の高さ54を所望の寸法に設定することにより、LCD3の表示面と感光フィルム4の感光面との間の離間間隔を上述の所定範囲に設定することができる。
【0034】
図1示す例においては、フィルムケース51は、感光フィルム4の画像の有効範囲外でLCD3の表示面と直接接触しているが、本発明はこれに限定されず、フィルムケース51の縁の高さ54が、低い場合には、フィルムケース51をLCD3の表示面から所定間隔だけ離間させて取り付ける、または装填するようにしてもよい。さらに、本発明においては、上述した条件を満たせば、フィルムケース51をLCD3の表示面をその外側で保持する保持パネルに接触させるようにしてもよい。
【0035】
本発明の転写装置においては、LCD3に表示された画像のサイズと、感光フィルム4に転写される画像のサイズとを、実質的に同一とすることが好ましい。これは、本発明においては、レンズ系を用いた拡大・縮小を行うことなく、直接転写方式とすることで、装置の小型化、軽量化などを実現することができるからである。
【0036】
本体ケース6は、上述した本発明の各構成要素、すなわちバックライトユニット1、多孔板2、LCD3、フィルムパック5(またはフィルムケース51)をおよび露光済みフィルムの送り出し兼処理液展開ローラ対61等を内部に収納するケースである。本体ケース6においては、露光済みフィルムの送り出し兼処理液展開ローラ対61は、装填されたフィルムパック5(またはフィルムケース51)の露光済フィルムの取出口53に臨む位置に取り付けられている。また、本体ケース6には、このローラ対61を臨む位置に、露光済みの感光フィルム4の本体ケース6からの取出口62が開口されている。また、本体ケース6には、フィルムパック5の裏側の開口から挿入されて、感光フィルム4をフィルムケース51の前縁に、すなわち、LCD3側に押し付けるためのバックアップ用押圧ピン63が設けられている。
【0037】
なお、図示しないが、本発明の画像転写装置は、ローラ対61を駆動するための駆動源(モータ)や、これを駆動したり、バックライトユニット1の棒状ランプ11を点灯するための電源や、これらを制御するための電装品や、LCD3に画像を表示させるためにデジタル画像データ供給部からデジタル画像データを受信し、LCD表示用画像データに変換するデータ処理装置、制御装置などを有しているのはもちろんである。
【0038】
ところで、上述したように、画像を感光フィルム4に転写する際、転写画像の鮮明度を低下させないように略平行光を生成する平行光生成素子として多孔板2を用いるが、多孔板2を用いることによって転写画像に記録される多孔板2の貫通孔21の配列パターンの影が転写画像に写り込む。そのため、本発明は、この写り込みを抑制するために、ピエゾアクチュエータ7,8を用いてLCD3に対して相対的に移動させる。
【0039】
この多孔板2の移動は、図6(a)〜(d)に示すように、露光中、貫通孔21を最初の位置L0から配列方向Aの配列間隔の中間位置L1にピエゾアクチュエータ7を用いて移動し、その後、配列方向Bに配列間隔の中間位置L2にピエゾアクチュエータ8を用いて移動し、さらに、ピエゾアクチュエータ7を用いて配列方向Aの配列間隔の中間位置L3に移動し、その後、ピエゾアクチュエータ8を用いて位置L0に戻す。すなわち、3回移動方向を変えながら移動することで、LCD3上のすべての部分に投影光を投影することができる。
このように、露光中、貫通孔21の配列方向に移動し、この移動の際の配列方向の移動距離は、貫通孔21の配列方向のピッチ間隔よりも短い。また、多孔板2は移動方向を変えて異なる配列方向に移動する。
これによって、多孔板2を用いることによって転写画像に写り込む多孔板2の影を抑制することができる。
なお、露光中、位置L0から中間位置L1,L2,L3を経て位置L0に戻る周回の移動を複数回繰り返し行なってもよい。多孔板2の上記移動は、位置L0から中間位置L1,L2,L3を経て位置L0に戻る配列方向に沿った複数回の移動によって行なわれるが、LCD3上には、配列方向沿った複数回の移動のうち1回の移動の際にしか投影光が投影されない部分(図6(d)中の領域R1 )もあれば、移動方向を変えても依然として投影光が投影される、すなわち、複数回の移動の際にも投影光が投影される部分(図6(d)中の領域R2 ,R3 )もあり、感光フィルム4への転写の際の露光量が場所によって変動する。そこで、露光中、位置L0から中間位置L1,L2,L3を経て位置L0に戻る上記周回の移動を複数回繰り返し行なうことで、露光量の変動による転写される画像のむらを抑制することができる。
【0040】
なお、上記多孔板2の複数の配列方向に沿った複数の移動は一例であって、どのような移動であってもよいが、貫通孔21の配列方向に移動し、この配列方向の移動距離を配列方向のピッチ間隔よりも短くし、移動の際、多孔板2は移動方向を変えて異なる配列方向に移動するのが、多孔板2の影を抑制する点で好ましい。
感光フィルム4への転写は、感光フィルム4の感度や、投影光の光強度によっても異なるが、一例として、約0.1秒で行なうことができる。この場合、図6(a),(b)の移動の例では、約0.1秒で位置L0→中間位置L1→中間位置L2→中間位置L3→位置L0に戻るように、ピエゾアクチュエータ7,8を振動させるように電圧V1 ,V2 を印加する。
【0041】
また、このような移動の他に、感光フィルム4への画像の転写の際、感光フィルム4への露光を複数回に分け、露光の度に多孔板2を所定の移動位置に移動し、多孔板2を静止させた状態で露光を行なうものであってもよい。この場合、上記移動位置は移動前の貫通孔21の配列間の位置、例えば、配列方向の中間位置とするのがよい。この方法で転写を行なうことによっても多孔板2の貫通孔21の配列パターンの影の転写画像への写り込みを抑制することができる。
【0042】
なお、上述したように、上記例では、平行光生成素子として多孔板2を用いるが、多孔板2の替わりに、平行光生成素子として、LCD3の面に対して略垂直方向に略平行光を射出する複数のマイクロレンズが基板上に所定のピッチ間隔で2次元状に配列された平面マイクロレンズアレイ等の光学部品を用いてもよい。マイクロレンズアレイとして、例えば日本板硝子社製セルフォック・レンズ・アレイ(商標)が挙げられる。
本発明に係る画像転写装置は、基本的に以上のように構成される。
【0043】
このような画像転写装置では、バックライトユニット1から投影光が照射される。
この投影光は拡散光であり、この拡散光は多孔板2を用いて略平行光とされる。略平行光とは、多孔板2の出口から感光フィルム4のフィルム面までの距離、例えば数10mmの範囲内における光速の広がりの程度が、画像の鮮明度を低下させる光速の広がりよりも狭いものをいい、画像の鮮明度を低下させる光速の広がりは、LCD3の解像度に応じて設定されるものである。
拡散光は多孔板2の貫通孔21を通過する際、拡散光のうち多孔板2の面に対して所定角度以上傾斜して貫通孔21に入射する光が、貫通孔21の内面に設けられた反射防止膜で吸収される。その結果、多孔板2から出てくる光の出射角度は多孔板2の面に対して上記所定角度を超えない光、すなわち、略平行光が生成される。
【0044】
このようにして生成された略平行光はLCD3の表示画像に投影され、表示画像を担持した透過光が作られる。この透過光によって感光フィルム4が露光され画像が転写される。
一方、この露光中、多孔板2は図6(a)に示すように移動するので、多孔板2の貫通孔21の配列パターンが影となって転写画像に写り込むことは抑制される。すなわち、転写画像に、貫通孔21の配列パターンが濃淡となって現れることはない。
【0045】
上記例は、いずれも、LCD3と感光フィルム4のフィルム面を離間して画像の転写を行なう装置であるが、本発明の画像転写装置は、図7,8に示すように、LCDと感光フィルムを密着して画像を転写する装置であってもよいし、感光フィルムのフィルム面に画像を結像させる光学系を備えた装置であってもよい。
また、上記例は、面状光源を用いて感光フィルム全体を一様に露光して画像を転写する装置であるが、線状光源の線状投影光をLCDの表示画面上を一方向に走査することによって画像を転写する装置であってもよい。この場合、平行光生成素子は、線状光源とともに走査方向に移動する線状の平行光生成素子であってもよい。その際、この平行光生成素子は、走査移動中、走査方向と直交する方向に振動(移動)する構成とする。
【0046】
このように、平行光生成素子を用いて生成される略平行光を投影光として用い、しかも、平行光生成素子の貫通孔の配列パターンの影が転写画像の濃淡となって現れることもないので、画素密度の高い高精細画面を持つ液晶ディスプレイを用いても、平行光生成素子の配列パターンによる影が画像内に写らず、鮮明度の高い高精細な画像を得ることができる。しかも、露光中、平行光生成素子を移動するので、図8に示すように、厚みが20mm程度のスペーサ201を不要とすることができ、薄型で小型軽量の画像転写装置を実現することができる。
【0047】
以上、本発明の画像転写装置について説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0048】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、平行光生成素子を用いて生成される略平行光を投影光として用い、この平行光生成素子を移動させながら画像の転写を行なうので、平行光生成素子の配列パターンによる影が画像内に写らず、鮮明度の高い高精細な画像を得ることができる。しかも、露光中、平行光生成素子は移動するので、平行光生成素子と液晶ディスプレイとの間隔を所定の範囲に設定するスペーサが不要となり、薄型で小型軽量の画像転写装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像転写装置の一実施例の模式的側断面図である。
【図2】 本発明の画像転写装置における平行光生成素子の一例である多孔板を示す斜視図である。
【図3】 (a)は多孔板の貫通孔の配置の一例を説明する図であり、(b)および(c)は、平行光生成素子の一実施例を説明する図である。
【図4】 図1に示す画像転写装置に用いられる透過型の液晶ディスプレイの一実施例の構造を示す側面図である。
【図5】 図1に示す画像転写装置に用いられるフィルムパックの一実施例の構造を示す斜視図である。
【図6】 (a)〜(d)は、図1に示す多孔板の移動の一例を説明する図である。
【図7】 従来の印写装置の一例の構成を示す側面図である。
【図8】 従来の印写装置の別の一例の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 バックライトユニット
11 棒状ランプ
2 多孔板
21 貫通孔
3 液晶ディスプレイ
31,37 偏光板
32,36 基板
33,35 電極
34 液晶層
4 感光フィルム(インスタント写真用フィルム)
5 フィルムパック
51 フィルムケース
52 切り欠き
53 露光済みフィルムの取出口
54 フィルムパックのケースの縁(段付き部)の高さ
6 本体ケース
61 露光済みフィルムの送り出し兼処理液展開ローラ対
62 露光済みフィルム取出口
7,8 ピエゾアクチュエータ
9,10 弾性部材

Claims (5)

  1. 液晶ディスプレイを透過した透過光を用いて感光性記録媒体を露光することによって、液晶ディスプレイ上の表示画像を転写する画像転写装置であって、
    液晶ディスプレイと、
    この液晶ディスプレイの一方の面の側に設けられ、前記透過光を得るために前記液晶ディスプレイに光を照射する光源と、
    この光源と前記液晶ディスプレイとの間に設けられ、前記液晶ディスプレイの面に対して略垂直方向に光を射出する複数の射出口が、前記液晶ディスプレイの面に対して平行な面内において所定のピッチ間隔で2次元状に配列された平行光生成素子と、
    前記液晶ディスプレイ上の表示画像の前記感光性記録媒体への転写の際転写前の最初の位置における前記平行光生成素子の前記射出口の間に、射出口が位置するように前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイとを相対的に移動させて前記液晶ディスプレイの面の全てに光を入射させる移動手段とを備え
    前記移動手段による前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイと相対的な移動距離は、前記ピッチ間隔よりも短いことを特徴とする画像転写装置。
  2. 前記移動手段は、前記最初の位置から、前記最初の位置における前記射出口の間に、射出口が位置するように前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイとを相対的に、移動方向を変えながら移動させて前記最初の位置に戻ることを、少なくとも1回行う請求項1に記載の画像転写装置。
  3. 前記移動手段は、前記液晶ディスプレイ上の表示画像の前記感光性記録媒体への転写の際、転写前の最初の位置における前記平行光生成素子の前記射出口の間に、射出口が位置するように前記平行光生成素子と前記液晶ディスプレイとを相対的に移動させて、移動後に前記平行光生成素子を静止状態とすることを移動方向を変えながら複数回行う請求項1に記載の画像転写装置。
  4. 前記光源は、前記液晶ディスプレイの面に線状の光を照射する線状光源であり、前記線状光源が一方向に走査されて、前記液晶ディスプレイ上の表示画像が前記感光性記録媒体に転写される請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像転写装置。
  5. 前記移動手段は、前記液晶ディスプレイを移動する場合、前記液晶ディスプレイを前記感光性記録媒体とともに移動させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像転写装置。
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