JP4025144B2 - プリントヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、感光方式により感光性記録媒体に画像を形成する際に使用するプリントヘッドおよびこのプリントヘッドを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラなどにより撮影した電子画像は、そのデジタルデータを用いてインクジェット方式や熱転写方式により、普通紙に対して印刷することができる。一方、感光方式により、デジタルデータとしての画像を感光フィルムに対して記録することも考えられている。感光方式では、感光フィルムを露光した後に現像するというプロセスを経て画像が形成されるため、インクジェット方式や熱転写方式に比べて比較的に小型化が容易である。そのため、デジタルカメラに感光型のプリントヘッドを内蔵し、撮影直後に画像を印刷することができるように構成されたデジタルカメラも製品化されているが、デジタルカメラの携帯性を考慮した場合には、プリントヘッドをはじめとする個々の要素の小型化が必要となってくる。
【0003】
感光方式により記録フィルムに画像を形成する場合、たとえば感光フィルムに対して主走査方向に延びる線状に光を照射しつつ、その照射領域を副走査方向に走査させることにより感光フィルムの全体に光が照射される。線状に光を照射するためのプリントヘッドとしては、たとえば基板上における主走査方向に複数の発光素子(点状光源)が列状に並んだ構成を有するものが用いられる。発光素子としては、発光ダイオードを用いるのが一般的であるが、有機EL発光素子を用いることも想定し得る。有機EL発光素子とは、有機物を含む発光層に電界を与えた際に、エレクトロルミネセンスにより発光するものをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発光素子は、経時的に劣化して発光量が小さくなっていく。とくに、有機EL発光素子は、発光層内に混入した不純物の成長や発光層内への水分の浸入などに起因して、劣化しやすい。その一方で、複数の発光素子は、時間の経過とともに同程度に劣化するわけではなく、個々の発光素子毎に劣化の速度にはバラツキがある。したがって、複数の発光素子の中に他の発光素子に比べて著しく劣化の程度が大きいもの(発光量の小さいもの)が存在すれば、感光フィルムに対して適切に線状光を照射することができなくなる。このとき、プリントヘッドを副走査方向に走査して感光フィルムの全体の露光を行った場合には、感光フィルム上に副走査方向に延びる露光不十分な領域が存在することとなって、それが形成画像上に線状画像として現れて画像品質が悪くなってしまう。このことは同時に、有機EL発光素子のように劣化しやすい発光素子を採用したプリントヘッドは、寿命が短いことを意味している。また、画像品質を改善するためには、発光素子として有機EL発光素子を用いる場合に限らず、各画素に対する露光量を変化させて、各画素を多階調に印字可能とするのが好ましく、さらには、このような多階調印時を高速で行えるようにするのが好ましい。
【0005】
一方、LEDは、有機EL発光素子に比べて劣化しにくい反面、有機EL発光素子に比べて消費電力が大きい。そのため、光源としてLEDを採用し、しかも、それを複数用いるプリントヘッドでは、消費電力が大きくなってしまう。その一方で、携帯型として構成されたデジタルカメラ用のプリンタでは、電源としては充電池が一般に用いられるため、プリントヘッドをはじめとするプリンタでの消費電力を小さくする必要性は大きい。
【0006】
本願発明は、このような事情のもとに考え出されたものであって、感光性記録媒体に対して光照射を行うためのプリントヘッドにおいて、高品質な画像を高速で得ることができるとともに、小型化を達成しつつも消費電力を小さくすることをその課題としている。
【0007】
【発明の開示】
上記した課題を解決するため、本願発明では次の技術的手段を講じている。
【0008】
すなわち、本願発明の第1の側面により提供されるプリントヘッドは、主走査方向に延びる線状に所定色の光を出射する照明装置と、この照明装置から進行してくる光を透過させるか否かを開閉動作によって個別選択することができる複数のシャッタ部を有し、これらのシャッタ部が上記主走査方向に並んで配置された液晶シャッタと、この液晶シャッタから進行してくる光を感光性記録媒体に向けて出射するための光出射部と、上記複数のシャッタ部の開閉制御を個別に行うための制御手段と、上下方向に一定厚みを有するとともに上記主走査方向の長軸と上記副走査方向の幅とを有し、上面側に上記照明装置および上記液晶シャッタが設けられ、下面側に上記光出射部が設けられたフレームと、上記副走査方向のレンズ軸を有する複数のレンズが上記主走査方向に並んだ状態で上記フレーム内に保持されたレンズアレイと、上記レンズから出射された光を、その進行方向を90度変えるとともに、上記光出射部が設けられたプリズムと、を備えたプリントヘッドであって、上記液晶シャッタは、一対の基板の間に強誘電性液晶を保持したものであり、上記制御手段は、上記感光性記録媒体に設定された1ラインについて所定色の光照射のために与えられる時間範囲Tにおいて、上記各シャッタ部の開閉制御を複数回行うように構成されている一方、上記光出射部は、上記感光性記録媒体に当接させるために主走査方向に一連に延びる凸部と、主走査方向の線状の光を出射させるために主走査方向に一連に延びる凹部と、を有しており、上記凸部と凹部とは、上記プリズムに一体に形成されていることを特徴としている。
【0010】
本願発明では、照明装置から出射された光が液晶シャッタに入射した後、液晶シャッタを透過した光が光出射部から出射される。つまり、光出射部から出射する光の状態(光量や波長など)を液晶シャッタによって規定することが可能となる。したがって、光源装置において局所的に出射光量が小さい部位が存在するなどして光量にバラツキが生じていたとしても、液晶シャッタによってそれを是正することが可能となる。その結果、感光性記録媒体に形成される画像の品質を向上させることができるようになる。
【0011】
また、本願発明では、所定色による1ライン分の印字動作においては、各シャッタ部が複数回開閉制御される。つまり、各開閉制御タイミングにおいて各シャッタ部を開閉するか否かを選択することにより、各シャッタ部に対応する感光性記録媒体上の画素については、その露光時間を選択することができるようになる。その結果、各画素の明度を多階調で表現することが可能となって、かかる点からも画像品質を向上させることが可能となる。
【0012】
液晶シャッタにおいては、強誘電性液晶が採用されているが、この強誘電性液晶は、電圧の印加状態の変化に対して、自発分極の向きが応答良く変化する。したがって、強誘電性液晶を使用した液晶シャッタを採用すれば、各シャッタ部の開閉動作を応答性良く行える結果、高速印刷が可能となる。
【0013】
上記時間範囲Tにおいて同色系統の光照射における露光時間を選択するために、本願発明では次の構成を採用することができる。たとえば、第X回目(Xは正の整数)に上記各シャッタ部の開閉制御を行ってから第(X+1)回目に上記各シャッタ部の開閉制御を行うまでの時間間隔T(X)を、第(X+1)回目に上記各シャッタ部の開閉制御を行ってから第(X+2)回目に上記各シャッタ部の開閉制御を行うまでの時間間隔T(Y)(Yは正の整数)と異なったものとすることが考えられる。
【0014】
ここで、時間間隔T(X)やT(Y)は、シャッタ部の開放可能時間に対応しており、これらの時間間隔T(X)やT(Y)を相互に異なったものとすれば、上記時間範囲Tにおいて、相互に時間幅の異なる複数の開放可能時間が設定されることとなる。典型的には、時間間隔T(X)は、上記時間間隔T(Y)の2倍または1/2倍とされる。
【0015】
制御手段は、各シャッタ部に対して正電圧パルスと負電圧パルスを組み合わせた駆動パルスを供給することによって各シャッタ部の開閉状態を選択するように構成するのが好ましい。この場合、制御手段は、たとえば開放すべきシャッタ部に対しては、閉鎖すべきシャッタ部に供給する駆動パルスを反転させたものを供給するように構成される。一方、駆動パルスは、平均電荷がゼロとなるようにするのが好ましい。
【0016】
強誘電性液晶では、明状態(開放状態)や暗状態(閉鎖状態)を連続すると、液晶分子の分極方向が同じ向きに維持されるので、液晶内部にイオンの偏りが生じて焼き付き(ゴースト)が起こることが知られている。これに対して、正負のパルスを組み合わせた駆動パルスを供給するようにすれば、シャッタ部を開放状態とするか、閉鎖状態とするかを問わずに液晶の分極方向が必ず一旦は変えられる。その結果、液晶分子の分極の向きが同じ方向に維持されることがなくなるので、焼き付き(ゴースト)を回避することができるようになる。
【0017】
各シャッタ部に対する1回の開閉制御を行うために割り当てられる時間は、0℃に保持された強誘電性液晶に対して閾値以上の電圧を与えたときに、強誘電性液晶の自発分極の向きが完全または略完全に変化しうる時間よりも大きく設定するのが好ましい。
【0018】
ここで、強誘電性液晶は、電場の状態(電圧印加状態)に応じて自発分極の向きを変えるものであり、これを使用した液晶シャッタでは、自発分極の向きを制御することにより各シャッタ部での光の透過・非透過が選択される。そして、電場の状態の変化に対する強誘電性液晶の自発分極の向きの変化(応答性)は、強誘電性液晶が保持された環境の温度に依存している。つまり、高温環境下ほど応答性が高くなる一方で、低温環境下ほど応答性が低くなる。そのため、1回の開閉制御に割り当てられる時間を、低温(0℃)においても十分に応答しうる時間よりも大きく確保すれば、プリントヘッドが常温程度の環境下で使用される場合に限らず、0℃程度の低温環境下で使用される場合であっても各シャッタ部の開閉動作を割り当て時間内において確実に行えるようになる。
【0019】
照明装置は、たとえば赤色光、緑色光および青色光を発光する赤色光発光部、緑色光発光部および青色光発光部を有するものとして構成される。この場合、複数のシャッタ部は、赤色光、緑色光または青色光を選択して透過させることが可能であり、かつ主走査方向に並ぶ列状に配置された複数の第1シャッタ部、複数の第2シャッタ部、および複数の第3シャッタ部を有するものとして構成するのが好ましい。この場合、赤色光発光部、緑色光発光部および青色光発光部を、時間差を設けて順次個別に駆動する一方で、駆動されている発光部(発光色)に対応して選択される第1ないし第3シャッタ部を開閉駆動してもよいし、赤色光発光部、緑色光発光部および青色光発光部を同時に駆動する一方で、第1ないし第3シャッタ部のいずれかを時間差を設けて順次個別に開閉駆動してもよい。もちろん、赤色光発光部、緑色光発光部および青色光発光部を同時に駆動する一方で、第1ないし第3シャッタ部を同時に駆動し、赤色光、緑色光および青色光を感光性記録媒体上において3ラインに分けて照射してもよい。
【0020】
赤色光発光部、緑色光発光部および青色光発光部は、その発光量を調整可能に構成するのが好ましい。そうすれば、液晶シャッタから出射される光の量は、液晶シャッタでの光透過率のみならず、各発光部での発光量にも依存させることができる。その結果、液晶シャッタのみにより液晶シャッタからの光量を調整する場合に比べて、光量の選択の幅が広がって、より多階調を表現することが可能なり、印字品質の向上を図ることができるようになる。
【0021】
本願発明ではまた、光出射部は、感光性記録媒体に当接させるための上記凸部と、線状の光が出射する上記凹部と、を有する構成をもっているので、感光性記録媒体に対して密着させた状態でプリントヘッドを感光性記録媒体に対して相対動させる場合には、感光性記録媒体のうねりを矯正して焦点ずれを抑制し、また感光性記録媒体とプリントヘッドとの間の摺動抵抗を小さくすることができる。その結果、感光性記録媒体およびプリントヘッドの双方の損傷を抑制して印字品質を保持しつつも、感光性記録媒体に対するプリントヘッドの相対動をスムーズに行えるようになる。
【0023】
本願発明の第2の側面においては、本願発明の第1の側面に係るプリントヘッドを備えたことを特徴とする、画像形成装置が提供される。
【0024】
この構成では、先に説明したプリントヘッドを備えているので、上述した本願発明の第1の側面に係るプリントヘッドの効果を享受できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0026】
まず、図1ないし図11を参照して本願発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を説明する。図1および図2に示したように、画像形成装置Xは、筐体1、フィルムパック2、およびプリントヘッド3を有している。
【0027】
筐体1は、図1に示したように開口部11を有しており、この開口部11が蓋12により開閉可能とされている。蓋12には、一対の凸部121が設けられている。筐体1の側面13には、露光・現像処理した感光フィルム22 (図2および図3参照)を排出するための排出口131が形成されている。
【0028】
フィルムパック2は、図2に示したようにケース21の内部に複数の感光フィルム22を収容したものである。感光フィルム22は、支持台211上に載置されている。支持台211は、板バネ部材212により付勢されている。
【0029】
ケース21には、図1および図2に示したように第1ないし第3開口部213,214,215が形成されている。第1開口部213には、プリントヘッド3が配置されている。このプリントヘッド3は、第1開口部213を矢印B1,B2方向に移動するように構成してもよいし、筐体1に対して固定化してもよい。第2開口部214は、蓋12の凸部121に対応した部位に設けられている。すなわち、蓋12により開口部11を閉鎖すれば、図2に示したように凸部121が第2開口部214を介してケース21内に挿入される。これにより、支持台211に対して第1開口部213側に向けた押圧力が作用する。一方、第3開口部215は、ケース21の側面に設けられており、この第3開口部215を介して感光フィルム22がケース21の外部に排出される。第3開口部215は、カーテン217により覆われており、第3開口部215からケース21内へのホコリの侵入が抑制されている。
【0030】
感光フィルム22は、図3に示したように基材221上に、感光層222および透明カバー223を積層した形態を有している。基材221、感光層222および透明カバー223の周縁部は、端部に現像液保持パック224を包み込んだ状態で接着シート225により覆われている。
【0031】
このようなフィルムパック2は、図1から分かるように開口部11を介して筐体1内外への出し入れが自在とされている。フィルムパック2内に収容された感光フィルム22を全て使用した場合には、使用済みのケース21を取り出し、新たなフィルムパック2を装着すればよい。
【0032】
図2に示したように、筐体1内にはさらに、プッシュバー14およびプラテンローラ15が配置されている。プッシュバー14は、ケース21に設けられた切欠218により図2の矢印B1,B2方向への移動が許容されている。これにより、プッシュバー14によって、フィルムパック2から感光フィルム22を押し出すことができる。プラテンローラ15は、フィルムパック2から感光フィルム22を引き出しつつ搬送し、排出口131を介して筐体1の外部に感光フィルム22を排出するためのものである。プラテンローラ15はさらに、感光フィルム22がプラテンローラ15を通過する際に感光フィルム22の現像液パック224(図3参照)に押圧力を作用させ、この現像液パック224から現像液を押し出し、それを感光層222の全面に拡げる役割をも果たす。
【0033】
プリントヘッド3は、図4および図5に示したようにフレーム30に対して、積層体4、ロッドレンズアレイ31およびプリズム32を保持させた構成を有している。
【0034】
フレーム30には、コの字状の載置部301、図4の矢印A1,A2方向(主走査方向)に延びる第1保持部302および第2保持部303が設けられている。載置部301には、積層体4が載置される。したがって、積層体4は、フレーム30における厚み方向の中心から偏位した部位において、フレーム30に保持されている。
【0035】
積層体4は、照明装置5と液晶シャッタ6を備えているが、照明装置5および液晶シャッタ6は、図4から分かるように主走査方向に長軸を有する形態とされているため、それらは単独では厚み方向の負荷に対する曲げ剛性が低い。ところが、これらを積層体4の形態とすれば、照明装置5あるいは液晶シャッタ6単独の場合に比べて曲げ剛性が高くなり、また積層体4としてフレーム30に保持させれば、プリントヘッド3全体としての曲げ剛性を高めることができる。とくに、フレーム30における厚み方向の中心から偏位した部位において積層体4を保持させれば、フレーム30によって積層体4が補強された格好となって、プリントヘッド3全体としての曲げ剛性をより高めることができる。これにより、プリントヘッド3の反りや撓みの発生を抑制することができるようになる。プリントヘッド3の曲げ剛性を高くできれば、プリントヘッド3を薄型化することが可能となって、プリントヘッド3が組み込まれる画像形成装置Xの小型化に寄与することができるようになる。
【0036】
第1保持部302は、45度傾斜した傾斜面304を有しており、この傾斜面304に密着して反射部材33が保持される。反射部材33は、その表面において光を正反射できるように鏡面とするのが好ましく、たとえば表面がアルミニウムなどにより構成されている。
【0037】
一方、第2保持部303には、フレーム30と積層体4に挟持された状態で、ロッドレンズアレイ31が保持される。ロッドレンズアレイ31は、複数の貫通孔311が形成されたホルダ312に対して、その貫通孔311内にロッドレンズ313を保持させた構成を有している。各ロッドレンズ313は、その軸心が図4の矢印B1,B2方向(副走査方向)に延びるとともに、複数のロッドレンズ313が主走査方向A1,A2に並ぶようにして配置されている。本実施の形態では、ロッドレンズ313は、正率等倍像を形成するように構成されている。
【0038】
フレーム30の側部は、副走査方向B1側に開放しており、この部分にプリズム32が保持される。プリズム32は、光入射面321、光反射面322および光出射面323を有している。このようなプリズム32では、反射部材33において反射した光が光入射面321から入射した後に光反射面322において反射して進行方向が90度変えられて光出射面323から出射する。このようなプリズム32は、空気よりも屈折率の大きな材料、たとえば透明なガラスやアクリル系樹脂により形成されている。
【0039】
光入射面321には、主走査方向A1,A2に延びる凹部324が設けられている。この凹部324は、ロッドレンズ313に対してプリズム32の光入射面321が直接接触することを抑制して、ロッドレンズ313が傷つかないようにするためのものである。光出射面323は、主走査方向A1,A2に延びる凹部325および凸部326が設けられている。凸部326は、フレーム30の厚み方向に突出しており、たとえば感光フィルム22に密着した状態で、この感光フィルム22に対してプリントヘッド3を相対動させる場合には、凸部326のみが感光フィルム22と接触する。つまり、感光フィルム22にプリントヘッド3を密着させて露光する場合であっても、プリントヘッド3と感光フィルム22との間の接触面積および接触抵抗が極力小さくなるようになされている。その結果、感光フィルム22の損傷を抑制するとともに、感光フィルム22に対するプリントヘッド3の相対動をスムーズに行えるようになる。また、プリズム32における光が出射する領域(凹部324)が傷ついてしまうことを抑制し、適切な光照射を行えるようになる。
【0040】
積層体4の照明装置5は、図4ないし図7に示したように第1および第2遮光部50,51によって形成される空間内に、導光部52および光源装置53を収容したものである。
【0041】
導光部52は、図6および図7によく表れているように棒状の形態を有している。この導光部52は、厚み方向に間隔を隔てた光反射面521および光出射面522と、端面により構成された光入射面523と、を有している。導光部52の各面521〜523は、鏡面としておくのが好ましい。光反射面521は、光入射面523側に傾斜した複数の第1傾斜面524と、光入射面523とは反対の端面525側に傾斜した複数の第2傾斜面526と、を有している。第1傾斜面524は、光入射面523から進行してくる光を反射して、それを光出射面523に向けて進行させるためのものである。一方、第2傾斜面526は、端面525から進行してくる光を反射して、それを光出射面522に向けて進行させるためのものである。これらの傾斜面524,526は、導光部52の表面に複数の凹部527を設けることにより、厚み方向に対する傾斜角度が45度または略45度となるように形成されている。複数の凹部527は、たとえば200μmピッチで設けられており、光入射面523からの距離が遠いものほど、その深さが大きくなるように形成されている。光入射面523から最も近い凹部527の深さは、たとえば0.35μmとされ、光入射面523から最も遠い凹部527の深さは、たとえば0.90μmとされる。
【0042】
第1遮光部50は、光出射面522を覆うようにして設けられている。この第1遮光部50には、主走査方向A,Bに延びる開口部501が設けられている。一方、第2遮光部51は、導光部52を収容しうる箱状に形成されている。このような第1および第2遮光部50,51は、たとえば黒色に着色したPCやPMMAなどを樹脂成形することにより形成することができる。第1遮光部50の表面には、光出射面522に密着するようにして、反射部502が設けられている。一方、第2遮光部51の内面には、反射部510が形成されている。これらの反射部502,510は、たとえば白色塗料を塗布し、あるいは白色シートを貼着することにより形成されている。もちろん、反射部502,510は、アルミニウムなどの金属膜を形成することにより設けてもよいし、導光部52の表面に対して直接的に形成してもよい。
【0043】
図6および図8に示したように、光源装置53は、絶縁基板55上に3つの点状光源53R,53G,53Bが搭載されたものである。これらの点状光源53R,53G,53Bは、LEDのベアチップとして構成されている。点状光源53Rは赤色光を発するものであり、点状光源53Gは緑色光を発するものであり、点状光源53Bは青色光を発するものである。これらの点状光源53R,53G,53Bには、上面および下面に電極(図示略)が形成されている。上面電極は、ITOなどにより透明電極として形成されており、その表面53r,53g,53bが光出射面とされている。
【0044】
絶縁基板55上には、個別配線54R,54G,54Bおよび共通配線54Cが形成されている。個別配線54R,54G,54B上には、各点状光源53R,53G,53Bの下面電極が導通接続され、かつ副走査方向B1,B2方向に並んだ状態で、各点状光源53R,53G,53Bが実装されている。各点状光源53R,53G,53Bの上面電極は、導体ワイヤWr,Wg,Wbを介して共通配線54Cと接続されている。各導体ワイヤWr,Wg,Wbは、絶縁基板55の幅方向(導光部52の厚み方向)C1,C2に対して交差する方向に延びている。このような光源装置5は、各点状光源53R,53G,53Bの光出射面53r,53g,53bが導光部52の光入射面523に対面するようにし、かつ配線54R,54G,54B,54Cの端部54r,54g,54b,54cが露出するようにして第2遮光部51に保持されている。これらの端部54r,54g,54b,54cは、点状光源53R,53G,53Bに電力を供給する際に利用されるものであり、各点状光源53R,53G,53Bが個別に駆動可能とされている。
【0045】
光源装置5では、3つの点状光源53R,53G,53Bが絶縁基板55の副走査方向(導光部52の厚み方向と交差する方向)B1,B2に並んで配置され、しかも導体ワイヤWr,Wg,Wbが絶縁基板55の幅方向(導光部52の厚み方向)C1,C2と交差する方向に延びている。したがって、絶縁基板55の幅寸法、つまり導光部52の厚み方向C1,C2寸法を小さくすることが可能となる。これにより、プリントヘッド3ひいては画像形成装置Xの厚み寸法を小さくすることができるようになる。
【0046】
液晶シャッタ6は、図9に示したように複数のシャッタ部65R,65G,65B(図において点線のハッティングを施した部分)がマトリックス状に配置されたものである。液晶シャッタ6は、図5に示したように一対の透明基板60,61の間に液晶62を充填したものであり、液晶62としては、強誘電性液晶が用いられる。
【0047】
強誘電性液晶は、電圧の印加状態の変化に対して応答性良く自発分極の向きが変化する。そのため、液晶シャッタ6に強誘電性液晶を適用すれば、シャッタ部の開閉動作を応答性良く行える結果、高速印刷が可能となる。強誘電性液晶はさらに、電圧印加状態を解除したとしても、解除直前の自発分極の向きを保持するメモリ性を有している。そのため、シャッタ部65R,65G,65Bの開閉動作時に電圧を印加すればよく、シャッタ部65R,65G,65bにおける開状態や閉状態を維持するにあたって電圧を印加する必要がないために、液晶シャッタ6の駆動電圧を小さくできる。
【0048】
図10に良く表れているように、透明基板61の対向面611には、複数の個別電極61r,61g,61bが形成されている。複数の個別電極61r,61g,61bは、主走査方向A1,A2に延びるとともに、副走査方向B1,B2方向に並んだ3つの列(第1から第3列61R,61G,61B)を構成するようにマトリックス状に配置されている。各個別電極61r,61g,61bは、信号線63r,63g,63bと接続されている。一方、透明基板61の対向面611には、第1から第3列61R,61G,61Bに対面する3つのコモン電極603R,603G,603Bが形成されている。
【0049】
個別電極61r,61g,61bおよびコモン電極603R,603G,603Bは、たとえばITOにより透明に形成されている。一方、主走査方向A1,A2の同一列を構成する複数の個別電極61r,61g,61bには、それぞれ赤色フィルタ、緑色フィルタまたは青色フィルタが貼着されている。これにより、各個別電極61r,61g,61bにおいて透過させることが可能な光の波長(色)が規定されている。もちろん、コモン電極603R,603G,603Bに対して、個別電極61r,61g,61bと対面する部分に色フィルタを貼着して波長選択性を付与してもよい。
【0050】
各個別電極61r,61g,61bとコモン電極603とが対面する部分は、シャッタ部65R,65G,65Bを構成している。つまり、シャッタ部65Rでは赤色光を選択的に透過させることができ、シャッタ部65Gでは赤色光を選択的に透過させることができ、シャッタ部65Bでは赤色光を選択的に透過させることができるように構成される。これらのシャッタ部65R,65G,65Bは、図9および図10から予想されるように、複数の個別電極61r,61g,61bの配置にしたがって、主走査方向A1,A2に延びるとともに、副走査方向B1,B2方向に並んだ3つのシャッタ部列を構成するようにマトリックス状に配置されている。
【0051】
各シャッタ部65R,65G,65Bでは、信号線63r,63g,63bを介して与えるべき電圧値の大きさを選択することにより、各シャッタ部65R,65G,65B内での電位差が調整される。これにより、シャッタ部65R,65G,65Bの開閉動作が行われるとともに、透過させるべき光の量が選択される。一方、各シャッタ部65R,65G,65Bは、電圧が印加されていない状態では、強誘電性液晶の自発分極の向きが保持され、先に選択された透過状態が維持される。
【0052】
図5に示したように、透明基板60,61の非対向面602,612には偏光膜604,614が設けられている。これらの偏光膜604,614は、図面上には表れていないが、それらの偏光軸が互いに直交するようにして配置されている。各シャッタ部65R,65G,65Bを構成する強誘電性液晶分子は、これらによって構成される媒体を透過する光について、その偏光方向を自発分極の向きによって規定するものである。したがって、偏光膜604を透過した光は、強誘電性液晶の自発分極の向きに応じて、偏光膜614を透過するか否か、どの程度量透過するか否かが選択される。つまり、シャッタ部65R,65G,65Bに対する電圧の印加状態を制御することにより、液晶シャッタ6において、シャッタ部65R,65G,65B毎に光の透過・非透過ないしは光透過率を選択することができる。
【0053】
本実施の形態においては、液晶分子は、負電圧を印加したときに偏光膜604の偏光軸に長軸が一致し、正電圧を印加したときに偏光膜604,614のいずれの偏光軸とも長軸が一致しないように保持されている。つまり、負電圧を印加することによってシャッタ部65R,65G,65Bが光を透過させない状態とされ、正電圧を印加することによってシャッタ部65R,65G,65Bが光を透過させる状態となるように構成されている。もちろん、正電圧を印加することによってシャッタ部65R,65G,65Bが光を透過させない状態とされ、負電圧を印加することによってシャッタ部65R,65G,65Bが光を透過させる状態となるように構成してもよい。
【0054】
透明基板61の対向面611には、駆動IC66が搭載されている。この駆動IC66は、配線660を介してフレキシブルケーブル661と接続されている。フレキシブルケーブル661は、絶縁性を有するフレキシブル基板662上に配線663をパターン形成したものである。このフレキシブルケーブル661により、駆動IC66に対して電力供給や各種信号の供給が行われる。駆動IC66は、図面上には明確に表れていないが、液晶シャッタ6の信号線63r,63g,63bおよびコモン電極603R,603G,603Bと導通している。したがって、駆動IC66によって、各シャッタ部65R,65G,65Bにおける光の透過・非透過ないしは光透過率が制御される。駆動IC66はさらに、図面上には明確に表れていないが、点状光源53R,53G,53Bと導通している。したがって、駆動IC66によって、点状光源53R,53G,53Bがオン・オフされる。この場合、各点状光源53R,53G,53Bに供給する電流を調整することにより、各点状光源53R,53G,53B毎に発光量を調整するようにしてもよい。そうすれば、各シャッタ部65R,65G,65Bでの光透過率ばかりでなく、各点状光源53R,53G,53Bでの発光量を調整することによっても、液晶シャッタ6ひいてはプリントヘッド3から出射される光量を選択できるようになる。その結果、感光フィルム22に対する露光量の選択の幅が広くなって感光フィルム22上に形成される画像の品質を良好なものとすることができるようになる。
【0055】
画像形成装置Xでの感光フィルム22への画像の形成は、プリントヘッド3により感光層222(図3参照)を露光した後に、それを現像することにより行われる。プリントヘッド3による露光は、たとえばユーザからのプリント指示に基づいて行われる。
【0056】
感光層222(図3参照)の露光時には、たとえばプリントヘッド3から赤色光、緑色光および青色光が線状に、かつそれらが同時あるいは順次的に出射されて感光フィルム22が線状に露光される。ただし、高速印字を達成するためには、各色の光を同時に出射するのが好ましい。このような線状の光照射は、たとえばプリントヘッド3をピッチ送りしつつ繰り返し行われ、最終的には感光層222の全体が露光される。
【0057】
図7に示したように、プリントヘッド3からの光出射時には、光源装置5では、プリントヘッド3から出射すべき色に応じた点状光源53R,53G,53Bが順次的に、あるいは、それらの光源53R,53G,53Bが同時に点灯させられる。点状光源53R,53G,53Bからの光は、光入射面523を介して導光部52に導入される。
【0058】
導光部52では、たとえば光反射面521や光出射面522において全反射を繰り返しつつ光が進行する。そして、第1または第2傾斜面524,526に入射した光は、その表面において全反射し、光出射面522に向けて進行する。傾斜面524,526は、たとえば45度程度に傾斜しているため、傾斜面524,526での全反射光は、光出射面522に対して全反射臨界角よりも小さな角度で入射し、光出射面522から出射する。
【0059】
照明装置5は、反射部502,510により覆われているため、導光部52から出射した光は、第1遮光部50の開口部501を通過する光以外は、基本的には反射部502,510において反射し、導光部52に戻される。これにより、点状光源53R,53G,53Bからの光を有効に利用することができる。光の利用効率が高くなれば、少ない光源数(本実施の形態では3つ)によって感光フィルム22を現像するのに十分な光量の光を照明装置5から出射することができる。これにより、照明装置5の消費電力、ひいてはプリントヘッド3の消費電力を低減することができるようになる。
【0060】
一方、反射部502,510を透過した光は、第1または第2遮光部50,51において吸収される。そのため、照明装置5の外部へは、開口部501以外からは、光が出射されず、照明装置5からの漏れ光が感光フィルム22を露光してしまうこともない。本実施の形態の導光部52は、光入射面523から遠い部位ほど凹部527の深さが大きくされ、傾斜面524,526が光出射面522に向けてより突出した格好とされている。一方、光入射面523から遠い部位ほど、そこに到達する光の量は少なくなる。そのため、光入射面523から遠い部位ほど効率良く光出射面522に向けて光が反射されるようになされており、導光部52における主走査方向A1,A2の光量のバラツキを抑制することができる。
【0061】
光出射面522からの光は、第1遮光部50の開口部501を通過して液晶シャッタ6に入射する。液晶シャッタ6では、駆動IC66の制御により、画像データに応じて複数のシャッタ部65R,65G,65B(図9参照)における光の透過・非透過ないしは透過量が選択される。
【0062】
各シャッタ部65R,65G,65B(図9参照)における光の透過・非透過ないしは透過量が選択は、たとえば次のようにして行われる。ただし、以下においては、赤色光の露光量を256段階に調整する場合を例にとって、図11および図12を参照して説明するが、緑色光および青色光の露光量の調整、つまり各シャッタ部65G,65Bの制御につても同様にして行われる。また、選択可能な露光量数は、必ずしも256とする必要はない。
【0063】
図11に示した例では、露光量に対応するデータが8ビットで構成された結果、256(=28)段階の露光量調整を可能なように構成されている。より詳細には、0〜255の各段階を2進数8桁であらわすとともに、1ラインの光照射に割り当てられる時間範囲T内において、2進数の桁数に応じて計8回の各シャッタ部65Rの開閉制御および点状光源53Rの点灯制御を行う。つまり、1ラインの光照射につき最大で8回の露光を行うとともに各回の露光時間を互いに異なったものとし、各制御タイミングにおいて各シャッタ部65Rの開閉を選択することにより、露光量の調整が可能なようになされている。なお、シャッタ部65Rの開放時には、点状光源53Rは点灯させられる。
【0064】
各シャッタ部65Rや点状光源53Rの具体的な制御手法は、図11に例示したタイミングチャートにしたがって行われる。時間範囲Tおける露光時間の振り分けは、次の手法により行われている。すなわち、まず時間範囲T(たとえば4.15msec)から各シャッタ部65Rの開放に必要な合計時間8t(たとえば8×0.2msec)を差し引いた上で、その差分(たとえば2.55msec)を、128:64:32:16:8:4:2:1の比率(たとえば、1.28:0.64:0.32:0.16:0.08:0.04:0.02:0.01msec)で振り分ける。そして、各振り分け時間T(X)(Xは1〜8の整数)ごとに、各シャッタ部65Rでの開閉制御が個別に行われる。ここで、各振り分け時間は、先に開閉制御を行ってから次に開閉制御を行うまでの時間間隔に対応している。その結果、8回の制御タイミングのそれぞれにおいて、各シャッタ部65Rの開閉を選択することにより、(T−8t)/255(たとえば0.01msec)を最小時間単位として、この整数倍(0〜255)の時間幅での露光、つまり露光時間を256段階の中から選択することができる。
【0065】
実際の制御において256段階の露光を行う場合には、まず露光量レベルに対応する番号が2進数8桁(8ビットデータ)で表される。そして、桁番号が大きいものから順番に、時間幅の長い振り分け時間T(X)に対応させた上で、各振り分け時間T(X)に対応する桁が0の場合にシャッタ部65Rを閉鎖する一方で、当該桁が1の場合にシャッタ部65Rを開放する。
【0066】
たとえば、露光量レベル(段階)が0,1,8,16,32,65,255の場合には、それぞれを2進数8桁で表せば、図11の表に示した通りとなる。露光量レベルが0の場合には、全ての桁が0となるので、全ての振り分け時間(X)(X=1〜8)において、シャッタ部65Rが閉鎖される。露光量レベルが1の場合には、桁番号1のみが1となるので、振り分け時間T(8)の間だけシャッタ部65Rを開放し、その余の振り分け時間T(X)(X≠8)の間はシャッタ部65Rが閉鎖される。このとき、1ライン分に割り当てられた時間範囲における総露光時間は、T(8)(たとえば0.01msec)に相当する。同様に、露光量レベル8,16,32のそれぞれについては、桁番号4,5,6のみが1となるため、対応する振り分け時間T(X)においてのみシャッタ部65Rが開放させられる。このとき、1ライン分に割り当てられた時間範囲における各露光量レベルの総露光時間は、それぞれT(5)(たとえば0.08msec)、T(4)(たとえば0.16msec)、T(3)(たとえば0.32msec)に相当する。また、露光レベル65では、桁番号1,7が1となるので、振り分け時間T(2)およびT(8)の間だけシャッタ部65Rが開放させられ、その余の振り分け時間(X)(X≠2,8)の間はシャッタ部65Rが閉鎖される。このとき、1ライン分に割り当てられた時間範囲における総露光時間は、T(2)+T(7)(たとえば0.64+0.01msec)に相当する。そして、露光量レベルが255の場合には、全ての桁が1となるので、全ての振り分け時間(X)(X=1〜8)において、シャッタ部65Rが開放される。このとき、1ライン分に割り当てられた時間範囲における総露光時間は、ΣT(X)(たとえば2.55msec)に相当する。
【0067】
ここで、留意すべき点は、液晶シャッタ6では、液晶として強誘電性液晶を使用している点である。この液晶は、上述したとおりメモリ性を有している。したがって、シャッタ部65Rを開放している間あるいは閉鎖している間において、それを維持するために継続して正電圧あるいは負電圧を印加しておく必要はない。つまり、各振り分け時間ごとに、強誘電性液晶の自発分極の向きを揃えられる時間範囲t(たとえば0.2msec)だけ電圧を印加し、その余の時間範囲については、電圧を印加する必要はない。そのため、各シャッタ部65Rには、各シャッタ部65Rを開閉制御するために、間欠的に電圧を印加すればよく、その分だけ駆動電圧を小さくすることが可能となる。
【0068】
図12には、図11の表に例示した7つの露光量レベルに対応する駆動波形の例を示した。図12に示したように、各シャッタ部65Rを駆動する際の駆動パルスは、1つの正電圧パルスと1つの負電圧パルスとを組み合わせたものであり、平均電荷がゼロとなっている。
【0069】
上述したように、シャッタ部65Rは、正電圧を印加したときには光を透過させる状態とされ、負電圧を印加したときには光を透過させないように構成されている。したがって、シャッタ部65Rを開放する場合には、シャッタ部65Rに対して先に負電圧パルスを供給した後に正電圧パルスを供給する一方、シャッタ部65Rを閉鎖する場合には、シャッタ部65Rに対して先に正電圧パルスを供給した後に負電圧パルスを供給する。つまり、開放すべきシャッタ部65Rに対しては、閉鎖すべきシャッタ部65Rに供給する駆動パルスを反転させたものを供給する。
【0070】
強誘電性液晶では、明状態(開放状態)や暗状態(閉鎖状態)を連続すると、液晶分子の分極方向が同じ向きに維持されるので、液晶内部にイオンの偏りが生じて焼き付き(ゴースト)が起こることが知られている。これに対して、正負のパルスを組み合わせた駆動パルスを供給するようにすれば、シャッタ部を開放状態とするか、閉鎖状態とするかを問わずに液晶の分極方向が必ず一旦は変えられる。その結果、液晶分子の分極の向きが同じ方向に維持されることがなくなるので、焼き付き(ゴースト)を回避することができるようになる。このような効果を得るためには、シャッタ部65R(65G,65B)に対して正電圧パルスと負電圧パルスとを組み合わせた駆動パルスを供給すればよく、必ずしもシャッタ部65R(65G,65B)を開放するときと閉鎖するときとで駆動パルスの波形を反転させたものとする必要はなく、また駆動パルスの平均電荷をゼロにする必要もない。
【0071】
ところで、電場の状態の変化に対する強誘電性液晶の自発分極の向きの変化(応答性)は、強誘電性液晶が保持された環境の温度に依存している。つまり、高温環境下ほど応答性が高くなる一方で、低温環境下ほど応答性が低くなる。そのため、低温(たとえば0℃)においても不都合無く各シャッタ部65Rの開閉が行えるように、たとえば0℃に保持された強誘電性液晶に対して閾値以上の電圧を与えたときに、強誘電性液晶の自発分極の向きが完全または略完全に変化しうる時間よりも大きく設定するのが好ましい。
【0072】
このような制御は、3ラインについて同時に露光する場合には、赤色光の他に、緑色光および青色光について同時に行われ、1ラインずつの露光する場合には、主走査方向A1,A2に延びるシャッタ部の列ごとに、時間をずらして上述した制御が順次行われる。
【0073】
いずれにしても、液晶シャッタ6を透過した光は、反射部材33において正反射して進行方向を90度曲げられた後にロッドレンズアレイ31に入射する。ロッドレンズアレイ31に入射した光は、各ロッドレンズ313内を透過した後に、光入射面321を介してプリズム32に入射する。プリズム32に入射した光は、光反射面322において進行方向を90度曲げられてプリズム32内を下向きに進行した後に光出射面323を介して出射する。この光は、感光フィルム22上において結像し、感光フィルム22に線状光が照射される。本実施の形態では、各色毎に256の露光量レベルから、目的とする露光量を選択できるので、256×256×256の階調表現が可能となる。
【0074】
一方、感光フィルム22の現像処理は、図2に示したように露光後の感光フィルム22を搬送する過程において行われる。露光の終了した感光フィルム22は、プッシュバー14を図2の矢印B2方向に移動させることにより、B2方向に移動させられる。これにより、感光フィルム22の先端部が、ケース21の第3開口部215から排出されていく。感光フィルム22の先端部がプラテンローラ15にまで達したならば、2つのプラテンローラ15の回転により、これらのプラテンローラ15の間を感光フィルム22が搬送される。感光フィルム22の先端部には現像液保持部224(図3参照)が設けられているから、プラテンローラ15の間を通過する際に現像液保持部224に押圧力が作用する。これにより、現像液が押し出され、先端部側から現像液が感光層222(図3参照)の両面に浸漬する。感光フィルム22は、プラテンローラ15の間を通過するから、その過程において現像液が感光層222(図3参照)の後端側に拡げられる。そして、感光フィルム22がプラテンローラ15を完全に通過した場合には、現像液は、感光層222(図3参照)の全体に行き渡り、感光層222(図3参照)の現像処理が終了する。現像処理が終了した感光フィルム22は、プラテンローラ15によって搬送されて、筐体1の排出口131から排出される(図1参照)。
【0075】
本願発明の上述した実施の形態には限定されず、種々に設計変更可能である。たとえば、液晶シャッタをアクティブ駆動可能なように構成してもよいし、感光フィルムに対して赤色光、緑色光、および青色光を順次的に照射する場合には、図13または図14に示した液晶シャッタ6B,6Cを使用することもできる。
【0076】
図13に示した液晶シャッタ6Bは、透明基板60の対向面601には、複数のセグメント電極603が帯状に形成されている一方、透明基板61の対向面611には3つのコモン電極61R,61G,61Bが形成されている。コモン電極61R,61G,61Bは、複数のセグメント電極603と一連に交差する部分を有している。セグメント電極603とコモン電極61R,61G,61Bとが交差する部分は、複数のシャッタ部を構成しており、これらがマトリックス状には位置されている。この構成の液晶シャッタ6Bを用いる場合には、この液晶シャッタ6Bに対して照明装置から白色光を入射して、赤色光、緑色光および青色光を個別かつ順次的に出射してもよいし、これらの光を個別かつ順次的に液晶シャッタ6Bに入射して、それらの光を個別かつ順次的に出射してもよい。
【0077】
図14に示した液晶シャッタ6Cでは、透明基板60の対向面601には、複数のセグメント電極603が帯状に形成されている一方、透明基板61の対向面611には1つのコモン電極613が形成されている。コモン電極613は、複数のセグメント電極603と一連に交差する部分を有している。セグメント電極603とコモン電極613とが交差する部分は、複数のシャッタ部を構成している。これらのシャッタ部は、主走査方向A1,A2に列状に並んでいる。各シャッタ部は、可視光範囲を透過できるように構成される。この構成の液晶シャッタ6Cを用いる場合には、照明装置としては、赤色光、緑色光および青色光を個別かつ順次的に発光することができるものが使用される。
【0078】
本実施の形態においては、照明装置についても種々に設計変更可能である。たとえば、導光部を省略するとともに、基板上に複数のLEDチップを列状に配置してもよく、もちろん、LED以外の光源を用いることもできる。たとえば、図15および図16に示したように、有機ELにより光源部を構成してもよい。
【0079】
図15に示した照明装置5Bは、長矩形状の透明基板56上に線状の光源部57を形成したものである。光源部57は、アノード571、有機層572およびカソード573を、この順序で積層することにより形成されている。アノード571は、たとえばITОにより透明に形成されている。一方、カソード573は、アルミニウムなどにより形成されて反射性の高いものとされている。
【0080】
有機層572は、有機物からなる発光性物質を含んだ発光層を有している。本実施の形態では、発光層が赤色光、緑色光および青色光を含む可視光、たとえば白色光を自発光するように構成されている。有機層572は、たとえば発光層に含ませる発光性物質が低分子量のものである場合には、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、および電子注入層により構成される。発光層に含ませる発光性物質が高分子量のものである場合には、ホール輸送層と発光層のみにより有機層572を構成してもよい。もちろん、使用する発光物質の種類によっては、電子輸送層と発光層からなる2層構造、あるいはホール輸送層、電子輸送層および発光層からなる3層構造として有機層572を構成することもできる。
【0081】
光源部57では、アノード571およびカソード573を介して有機層572に電界を与えることにより発光し、この光が透明基板56を介して液晶シャッタ6Bに向けて出射される。
【0082】
光源部57は、図15(b)に仮想線で示したように封止部58により覆うのが好ましい。この封止部58は、光源部57を収容する凹部581が形成されたものであり、たとえば接着剤を介して透明基板56に接着することにより設けられている。封止部58は、ガラス板を加工することにより形成することができるが、ガラスペーストなどを塗布した後に焼成し、あるいは溶融ないし軟化したガラスを塗布した後に乾燥させて形成してもよい。このような封止部58を設ければ、光源部57が外力から保護され、また無機物たるガラスは、有機物に比べて水分を吸収しにくいため、周囲環境からの光源部57への水分の侵入が抑制される。これにより、光源部57の劣化が抑制される。
【0083】
一方、図16に示した照明装置5Cは、主走査方向A1,A2に延びる赤色光線状光源部57R、緑色光線状光源部57G、および青色光線状光源部57Bを有している。赤色光線状光源部57R、緑色光線状光源部57G、および青色光線状光源部57Bは、透明基板56上に、アノード571、3つの有機層572R,572G,572Bおよび3つのカソード573R,573G,573Bを、この順序で積層することにより形成されている。アノード571は、たとえばITОにより透明に形成されている一方、カソード573R,573G,573Bは、アルミニウムなどにより形成されて反射性の高いものとされている。
【0084】
有機層572R,572G,572Bは、有機物からなる発光性物質を含んだ発光層を有している。有機層572R,572G,572Bは、使用する発光性物質の種類を選択することにより赤色光、緑色光または青色光を自発光するように構成されている。したがって、照明装置5Cでは、電界を与えるべき有機層572R,572G,572Bを選択することにより、赤色、緑色または青色の線状光を個別に発光させることができる。
【0085】
上述した各実施の形態においては、感光フィルムがケース内に収容されたフィルムパックとして感光フィルムが装着される画像形成装置について説明したが、感光フィルムのみを逐次追加するように構成された画像形成装置やプラテンローラによってプリントヘッドに密着して感光フィルムを搬送する構成の画像形成装置についても本願発明を適用できる。液晶シャッタは、光源装置とともに積層体を構成する必要はなく、これらが分離していてもよい。プリントヘッドにおいてレンズアレイを使用するか否かは選択的事項であり、またレンズアレイとしては、ロッドレンズアレイ以外のものを用いることもできる。
【0086】
図17は、本願発明に係るプリントヘッドの参考例を示す。図17に示したプリントヘッド3Aでは、レンズアレイ31を、ロッドレンズ313のレンズ軸がフレーム30の厚み方向C1,C2に向くように配置している。この場合、レンズアレイ31の光出射側に、紙面と直交する方向に延びる透明な棒状部材34を配置するのが好ましい。図示した棒状部材34は、光入射面341および光出射面342を有している。光入射面341は、ロッドレンズ313と直接接触しないように構成されており、これによってロッドレンズ313が傷ついてしまうのを回避するようにしている。一方、光出射面342は、主走査方向(紙面に直交する方向)に延びる凹部343および凸部344を有している。凸部344は、フレーム30の厚み方向C1,C2に突出しており、たとえば感光フィルム22に密着した状態で、この感光フィルム22に対してプリントヘッド3Aを相対動させる場合には、凸部344のみが感光フィルム22と接触する。つまり、感光フィルム22にプリントヘッド3Aを密着させて露光する場合であっても、プリントヘッド3Aと感光フィルム22との間の接触面積および接触抵抗が極力小さくなるようになされている。その結果、感光フィルム22の損傷を抑制するとともに、感光フィルム22に対するプリントヘッド3Aの相対動をスムーズに行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す分解斜視図である。
【図2】 画像形成装置の要部の断面図である。
【図3】 感光フィルムの断面図である。
【図4】 プリントヘッドの分解斜視図である。
【図5】 プリントヘッドの断面図である。
【図6】 照明装置の分解斜視図である。
【図7】 照明装置の断面図である。
【図8】 光源装置の平面図である。
【図9】 液晶シャッタを要部平面図である。
【図10】 液晶シャッタの基板を示す斜視図および要部拡大図である。
【図11】 シャッタ部の制御方法を説明するためのタイミングチャートなどを示す図である。
【図12】 露光量レベルに応じた印加電圧の駆動波形を示す図である。
【図13】 液晶シャッタの他の例を説明するための基板の斜視図である。
【図14】 液晶シャッタの他の例を説明するための基板の斜視図である。
【図15】 (a)は照明装置の他の例を説明するための平面図であり、(b)は(a)のXVb−XVb線に沿う断面図である。
【図16】 (a)は照明装置の他の例を説明するための平面図であり、(b)は(a)のXVIb−XVIb線に沿う断面図である。
【図17】 プリントヘッドの参考例を示す断面図である。
【符号の説明】
X 画像形成装置
22 感光フィルム(感光性記録媒体)
3,3A プリントヘッド
30 フレーム
31 ロッドレンズアレイ
313 ロッドレンズ
32 プリズム
34 棒状部材
5,5B,5C 照明装置
52 (照明装置の)導光部
53R,53G,53B (照明装置の)点状光源
57,57R,57G,57B 線状光源部
6,6B,6C 液晶シャッタ
60,61 (液晶シャッタの)透明基板
65R,65G,65B シャッタ部
66 駆動IC(制御手段)
A1,A2 主走査方向
B1,B2 副走査方向
C1,C2 厚み方向

Claims (11)

  1. 主走査方向に延びる線状に所定色の光を出射する照明装置と、この照明装置から進行してくる光を透過させるか否かを開閉動作によって個別選択することができる複数のシャッタ部を有し、これらのシャッタ部が上記主走査方向に並んで配置された液晶シャッタと、この液晶シャッタから進行してくる光を感光性記録媒体に向けて出射するための光出射部と、上記複数のシャッタ部の開閉制御を個別に行うための制御手段と、上下方向に一定厚みを有するとともに上記主走査方向の長軸と上記副走査方向の幅とを有し、上面側に上記照明装置および上記液晶シャッタが設けられ、下面側に上記光出射部が設けられたフレームと、上記副走査方向のレンズ軸を有する複数のレンズが上記主走査方向に並んだ状態で上記フレーム内に保持されたレンズアレイと、上記レンズから出射された光を、その進行方向を90度変えるとともに、上記光出射部が設けられたプリズムと、を備えたプリントヘッドであって、
    上記液晶シャッタは、一対の基板の間に強誘電性液晶を保持したものであり、
    上記制御手段は、上記感光性記録媒体に設定された1ラインについて所定色の光照射のために与えられる時間範囲Tにおいて、上記各シャッタ部の開閉制御を複数回行うように構成されている一方、
    上記光出射部は、上記感光性記録媒体に当接させるために主走査方向に一連に延びる凸部と、主走査方向の線状の光を出射させるために主走査方向に一連に延びる凹部と、を有しており、上記凸部と凹部とは、上記プリズムに一体に形成されていることを特徴とする、プリントヘッド。
  2. 上記時間範囲Tにおいては、第X回目(Xは正の整数)に上記各シャッタ部の開閉制御を行ってから第(X+1)回目に上記各シャッタ部の開閉制御を行うまでの時間間隔T(X)は、第(X+1)回目に上記各シャッタ部の開閉制御を行ってから第(X+2)回目に上記各シャッタ部の開閉制御を行うまでの時間間隔T(Y)(Yは正の整数)と異なっている、請求項1に記載のプリントヘッド。
  3. 上記時間間隔T(X)は、上記時間間隔T(Y)の2倍または1/2倍である、請求項2に記載のプリントヘッド。
  4. 上記制御手段は、各シャッタ部に対して正電圧パルスと負電圧パルスを組み合わせた駆動パルスを供給することによって各シャッタ部の開閉状態を選択するように構成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のプリントヘッド。
  5. 上記制御手段は、開放すべきシャッタ部に対しては、閉鎖すべきシャッタ部に供給する駆動パルスを反転させたものを供給する、請求項4に記載のプリントヘッド。
  6. 上記駆動パルスは、平均電荷がゼロである、請求項4または5に記載のプリントヘッド。
  7. 上記各シャッタ部に対する1回の開閉制御を行うために割り当てられ
    る時間は、0℃に保持された強誘電性液晶に対して閾値以上の電圧を与えたときに、強誘電性液晶の自発分極の向きが完全または略完全に変化しうる時間よりも大きく設定されている、請求項1ないし6のいずれかに記載のプリントヘッド。
  8. 上記照明装置は、赤色光、緑色光および青色光を発光するとともに、個別に駆動可能な赤色光発光部、緑色光発光部および青色光発光部を有しており、
    上記複数のシャッタ部は、赤色光、緑色光または青色光を選択して透過させることが可能であり、かつ上記主走査方向に並ぶ列状に配置された複数の第1シャッタ部、複数の第2シャッタ部、および複数の第3シャッタ部を有している、請求項1ないし7のいずれかに記載のプリントヘッド。
  9. 上記赤色光発光部、緑色光発光部および青色光発光部は、個別に発光量の調整が可能とされている、請求項8に記載のプリントヘッド。
  10. 上記感光性記録媒体に対する光照射は、赤色光、緑色光または青色光を照射するために個別に設定された3つの光照射ラインについて同時に行われる、請求項8または9に記載のプリントヘッド。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載したプリントヘッドを備えたことを特徴とする、画像形成装置。
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