JP3345991B2 - 光記録装置 - Google Patents

光記録装置

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JP3345991B2 JP27530893A JP27530893A JP3345991B2 JP 3345991 B2 JP3345991 B2 JP 3345991B2 JP 27530893 A JP27530893 A JP 27530893A JP 27530893 A JP27530893 A JP 27530893A JP 3345991 B2 JP3345991 B2 JP 3345991B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドとして有機
薄膜電界発光素子を用いた光記録装置に関し、特にカラ
ー画像を感光材に記録する光記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色信号を含むビデオ信号又はRG
B信号の様な画像信号を情報源としてカラーハードコピ
ーを生成する記録装置として、ノンインパクト方式のも
のにおいては、光走査方式、インクジェット方式、熱転
写方式等を用いた記録装置が知られている。中でも、光
走査方式のものとしては、CRT(CATHODE RAY TUB
E)、LED(LIGHT EMITTING DIODE)、レーザー等の
方式を利用したものが数多く提案されている。そしてこ
の様な光走査方式の記録装置には、記録媒体として普通
紙、印画紙、銀塩フィルム等が用いられている。
【0003】例えば、RGB信号に基づき変調された赤
用、緑用、青用の各電子ビームを単管CRTにより生成
し、これらの各ビームを夫々赤、緑、青の蛍光膜を通過
させた後、光学系を用いて感光フィルム面上に結像させ
カラー画像を記録する記録装置が知られている。
【0004】また、LED素子を光書込みヘッドとして
用い、RGB信号に対応して夫々赤(以下Rと示す)、
緑(以下Gと示す)、青(以下Bと示す)の光を発光す
るLEDを発光駆動させ、感光材上にカラー画像を記録
する装置も実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像情報を含む
信号に基づきカラー画像を記録する装置を構成する際、
光書込みヘッドとしてCRT方式を採用する場合には、
CRTや光学系を小型化することには限度があり、記録
装置を小型軽量化することが極めて困難であった。
【0006】また、光書込みヘッドにLED素子を用い
た場合、小型軽量化は可能になるが、現在LED素子と
しては、完全に青色に対応した波長の光を発光する素子
が得にくく、従って、実際には青色の代りに近赤外光を
発光するLEDを用いて感光材を露光し、青色を発色さ
せている。従って、感光材としては近赤外光で青色を発
色する特殊な分光感度を有する感光材料を用いなければ
ならなかった。従って、記録媒体のコストを下げること
が困難であるとともに、一般に市販されているような感
光フィルムを利用してカラー画像情報の記録を行うこと
が出来る記録装置を提供することが困難であった。
【0007】本発明は、上記従来の実情に鑑み、全体と
して小型でかつ軽量な光記録装置を提供し、また、一般
に容易に入手できる市販感光フィルムの様な記録媒体に
カラー画像情報に基づいた記録を行うことが出来るラン
ニングコストの安い光記録装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による光記録装置は、白色光を発する有機薄
膜電界発光素子がドットアレイ状に複数列配設された白
色発光素子アレイと、白色発光素子アレイの各列が
する光路中にそれぞれ配設されるR,G,B色のフィル
ター手段とで構成された光書込みユニットと、外部から
入力するR,G,B色別の色階調情報を含む画像信号に
基づき前記白色発光素子アレイをフィルター色に対応さ
せて駆動する信号を発生する駆動回路と、前記光書込み
ユニットから発光される光によって感光材の所望の位置
を露光する露光機構とからなることを特徴としている。
【0009】
【作用】ゆえに、本発明の光記録装置によれば、外部か
ら入力する色階調情報を含んだ画像情報に基づき、対応
するフィルター色に対してドットアレイ状有機薄膜電界
発光素子を発光駆動させ、複数色のフィルター透過光に
より記録媒体を走査露光するので、小型軽量な光書込み
ユニットで安価な記録媒体にカラー画像を記録すること
が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら詳述する。図1は、一実施例の光記録装置の要
部構造を示した模式的斜視図である。光書込みユニット
1は、EL(Electroluminescence)アセンブリ2とロ
ッドレンズアレイ3及び図示しない他の構造部材より構
成される。ELアセンブリ2には、白色光で発光する有
機EL素子が赤色(R)、緑色(G)、青色(B)露光
用としてリニアアレイ状に3列構成されたEL発光体部
7と、各列毎のリニアアレイ状有機EL素子を被覆する
ように配設されたR,G,B,色のフィルター,Rカラ
ーフィルター13−1,Gカラーフィルター13−2,
Bカラーフィルター13−3、及びそれら各EL発光体素子を
駆動するドライバーIC15群が搭載されている。
【0011】EL発光体部7は、図2に一部拡大して示
すように共通電極CRと信号電極S1、S2、…が交差す
る部分にR色発光用の白色ELアレイ:R列発光素子7
−1群が、同様にして共通電極CG、CBと信号電極S
1、S2、…が交差する部分に、G色発光用の白色ELア
レイ:G列発光素子7−2群、B色発光用の白色ELア
レイ:B列発光素子7−3群が形成され、赤(R)発光
用白色EL素子、緑(G)発光用白色EL素子、青
(B)発光用白色EL素子が夫々共通電極が延びた方向
に複数列並んだ3本のリニアアレイが構成されている。
【0012】記録媒体としての写真フィルム4は、パト
ローネ5に収納され不図示の巻取機構により引出されス
プール6側に巻き取られる構成である。露光機構の一部
としての巻取機構は、例えばステッピングモータ等の駆
動源により駆動され、後述するEL素子の発光タイミン
グに同期させて写真フィルム4を正確に露光位置へ移動
させることが出来る。
【0013】また、露光機構の他の一部を構成するロッ
ドレンズアレイ3は、複数の棒状レンズが発光素子アレ
イの延びた方向に多数アレイ状に並んで支持された構造
で(例えば商品名セルフォックレンズ等)、ELアセン
ブリ2から発光された光を収束してパトローネ5から引
出された写真フィルム4の露光面上に等倍の大きさで結
像する。
【0014】次に図3及び図4を参照してELアセンブ
リ2及びEL発光体部7の具体的構成例を詳述する。E
Lアセンブリ2は、ガラス基板8上に前述の様にEL発
光素子のリニアアレイが形成され、その両側に複数のド
ライバIC15(DRV1〜DRV6)が配設されている。ガラ
ス基板8には各ドライバIC15に電源及び制御信号を
供給するための端子群CN1、CN2、EL発光素子の
階調データを供給するための端子群Data1、Data2、共
通電極にR、G、Bの選択信号を供給するための端子C
NR、CNG、CNBが配設されており、各端子はガラス
基板8上に形成された接続線を介して共通電極又はドラ
イバIC15に接続される。
【0015】図1に示したように、光書込みユニット1
は、その長手方向を写真フィルム4の幅方向に沿って配
置されている。ここで用いられる写真フィルム4は、一
般に市販されているパンクロマチックの35mmフィルム
を用いており、その1画面(フレーム)サイズは、通
常、幅方向(以下V方向とする):24mm、長手(巻
取)方向(以下H方向とする):36mmであり、EL発
光体部7はこの大きさの画面を1単位として記録処理を
行う。
【0016】EL発光体部7のV方向の画素数は、外部
から入力する画像信号として、NTSC(National Tel
evision System Committee)方式の信号を意識して44
4画素に設定される。従って、EL発光体素子が構成す
るリニアアレイの画素間ピッチ(lv)は、53μm
(約480dot/inch)となる。
【0017】一方、再生画像のH方向の画素間ピッチ
(lh)は、光書込みユニットを図1のA方向に移動す
るか、又は、写真フィルム4を同図B方向に移動する速
度と光書込み時間によって決定されるが、やはりNTS
C方式の信号を考慮してlh=75μmと設定されてい
る。
【0018】この様な設定によりEL発光体部7は、H
方向36mm長の範囲に480画素記録することが出来、
約340(dot/inch)の記録密度で記録を行うことが出
来る。信号電極S1、S2、…は、各EL素子とドライバ
IC15との接続を考慮して、交互に反対方向に引き出
され接続されている。従って、図3における所望ビット
に対するR信号、G信号、B信号夫々の階調データ(Da
ta)は、奇数番目と偶数番目とが交互に制御信号によっ
て、ドライバIC15へ取り込まれる。
【0019】図5は、EL発光体部7及びカラーフイル
ターの一構成例を説明するための図で、図5(a)は、
EL発光体部7を光出力を取り出す側から見た正面図、
図5(b)は、EL発光体部7の共通電極(CR、CG、
CB)に沿った断面図であり、図5(c)は、EL発光
体部7の偶数個目の信号電極(S2、S4…)に沿った断
面図である。
【0020】同図において、基板8は、ガラスファイバ
ー入りpwbやセラミック材料、またはそれらのコンポ
ジット絶縁材料を用いることが出来、不透明であること
が望ましい。
【0021】基板8の上には比抵抗の小さな引出し電極
を兼ねた共通電極9が共通電極CR,CG,CB,に沿っ
て9-1,9-2,9-3として設けられている。これらの共通
電極を構成する材料としては、Ni,Ni+Au等が用
いられる。
【0022】共通電極9の上には有機EL層11に対し
て仕事関数が十分に小さくて電子供給源となるMgより
成るカソード電極10が形成される。EL層11は、こ
の上に発光層、正孔輸送層の順に積層され、陽極、即ち
信号電極12として仕事関数の大きな透明金属材料、例
えばITO(indium-tin-oxide)膜や50〜100Åの
Ag膜が形成される。
【0023】信号電極12は、共通電極9と同様な材料
よりなる引出し電極14に接続され、最終的にはドライ
バーIC15に結合される。
【0024】更に、EL発光素子の光出射端には、Rカ
ラーフィルター13ー1、Gカラーフィルター13ー
2、Bカラーフィルター13ー3がR列発光素子7ー
1、G列発光素子7ー2、B列発光素子7ー3上に夫々
配設されて、RGB単色光を取り出している。
【0025】図11は、上述のEL層11の構成を詳し
く説明するための断面図であり、このEL層を構成する
材料としては、例えば図12に示されるように、PV
K,TAZ,Alq3(tris(8-hydroxyquinolinol)alum
inum),DCM等が用いられる。
【0026】図11は、特に白色光を発光するEL発光
素子の構成例を示したもので、EL層はDCMと共に注
入されたPVKからなる層11a、TAZからなる層1
1b、ALqからなる層11cの複数の層から形成され
ている。
【0027】共通電極9と信号電極12が交差する部分
に形成される発光素子より放出された光はカラーフィル
ター13を通過し、結像光学系としてのロッドレンズア
レイ3を介して写真フィルム4に露光される。
【0028】上記の様な構成のEL発光素子を用いるこ
とにより、1,000cd/m2以上の発光輝度を持つ素子が得
られる。
【0029】本発明においては、EL層11の発光層は
図12に示すような複数の蛍光性色素材料より成り、
R、G、B、3波長を含む白色光を発光すべく最適化が
行われている。図13にその他の電荷輸送層材料及び蛍
光性色素材料の例を示す。
【0030】図6は外部より入力するビデオ(Vide
o)信号又はRGB入力信号を処理することにより、記
録に必要な信号に変換するための信号処理部の一実施例
を示した構成図である。ビデオ信号(Video)はR
GBデコーダやフレームメモリ等よりなる信号基本処理
部23を介してRGB信号に分離される。これは直接R
GB信号として入力される信号とどちらかが選択され
て、各種の補正を施し記録に必要な信号にするための光
書込み用信号処理部24を通過する。
【0031】光書込み用信号処理部24からの出力を受
ける図3のドライバIC15の構成例を図7及び図8に
示す。図7は、EL素子をアナログ方式により階調制御
する駆動制御回路の一実施例であり、図8は、EL素子
をパルス幅によりデジタル方式で階調制御する駆動制御
回路の実施例を示したものである。
【0032】光書込み用信号処理部24から出力された
階調データ(Data)は、mチャンネルパラレルシフトレ
ジスタ19へクロックパルスCLKに同期して1つおき
に階調分パラレルに取り込まれる。この時間的変化の様
子を示したのが図9のタイミングチャートである。
【0033】図9を用いて、ドライバIC15の制御動
作を説明する。図9において1Vライン毎の書込み周期
をTwとして表している。図2でも示したように、1本
の信号電極Sn上には3個のEL発光素子7−1〜7−
3が形成されていて、図9に示される如く、1Tw期間
内で3時分割されて書込みが行われる。従って、注目す
る1書込み周期Twの直前において、R用の階調データD
ata(R)がドライバIC15のmチャンネルパラレルシフ
トレジスタ19に取り込まれ、ラッチパルスLによって
mチャンネルラッチ20に移され、その色データによる
書込みが準備されると同時に、mチャンネルパラレルシ
フトレジスタ19は次の色データの取込が可能となる。
そして、注目する書込み周期Twの最初のTw/3期間が
経過すると、アナログ制御信号ANLにより制御信号S
n(A)はRの階調データを出力する。この時共通電極
CRのみがアクティブとなりR色発光素子7−1群の書
込み(発光)が行われる。この間にG色用データがmチ
ャンネルパラレルシフトレジスタ19に取り込まれると
同時に光書込みユニット1が図1におけるA方向に、若
しくは写真フィルム4がB方向にTw/3に相当する期
間だけ移動する。最終的にR、G及びBの露光は同一画
素部分に重ね露光する必要があり、従って図4の共通電
極間ピッチlpは、上述のTw/3の期間も考慮して以
下の様な関係に設定されている。
【0034】 lp=(S+1/3)lh=(S+1/3)・Tw・v ここで、Sは1、2、3…の整数、lhは画像の水平画
素ピッチ、Twは垂直方向1ライン書込み周期、vは水
平方向走査速度を示している。
【0035】図4の具体例においてはS=1として表し
ており、従って、lp=75×(1+1/3)=100
μmとしている。
【0036】従って、図9のG色用データは、R色用デ
ータより1ライン分後のG色用データで、B色用データ
は更に1ライン分後のB色用データであり、この様に動
作させることによって同一信号電極上のR、G、B画素
は写真フィルム4の同一領域に重ね露光される。
【0037】この様にしてRGB光が重ねて露光された
写真フイルム4には、外部から入力したカラー画像情報
に対応する像が形成されているので、通常のカメラで撮
影した写真フィルムと同様に現像し、それを基に印画紙
に焼き付けし、所望の大きさにプリントすることが出来
る。
【0038】図8のパルス幅制御方式によるドライバI
C15´の例ではPWM制御回路22によりmチャンネ
ルラッチ20に保持された階調データは、図9のSn
(p)の様なパルス幅出力となる。
【0039】尚、図10(a)は図7又は図8のドライ
バIC15又は15´に対応する共通電極駆動回路例を
示し、図10(b)は図7のドライバIC15に対応す
る信号電極駆動回路例を示し、図10(c)は図8のド
ライバIC15´に対応する信号電極駆動回路例を示す
図である。
【0040】尚、上記実施例においては、写真フィルム
を記録媒体として採用した例を示したが、本発明はこれ
に限らず、記録媒体としてインスタント写真用印画紙を
用いることも出来る。この場合、直ちに記録結果が目視
することが出来、更に便利である。更に、R、G、B光
に夫々感度を有する感材が塗布された感光材料であれ
ば、どの様な感光材料でも利用することが可能である。
【0041】また、本発明の光記録装置に用いられるビ
デオ信号(Video)或いはRGB信号の入力源として
は、テレビ放送受像機、ビデオテープ再生機、電子スチ
ルカメラ、テレビゲーム機器等があり、これらの機器か
ら出力される画像情報を簡単なハードコピーとして利用
することが出来る。
【0042】また、上記実施例では、R光用、G光用、
B光用の3本の白色光発光ELリニアアレイを夫々用い
ているが、1本のリニアアレイに対しR、G、Bのカラ
ーフィルターを切り換えて作用させることにより3回の
露光を行う構成を採用することによって、上記同様の結
果を達成させることが可能であることは言うまでも無
い。
【0043】本発明においては、白色光を発生するEL
素子とR、G、B色のフィルターとを組合わせることに
よって、R光、G光、B光を発生するように構成してい
るが、EL素子自体がR光、G光、B光を発生する物を
利用することも出来る。しかし、白色光を発生するEL
素子を光源として用いた方が、製造上以下の様な利点が
ある。
【0044】イ)EL層11は、図5に示すように、フォ
トリソグラフィ等の制約がほとんどない、一体物として
形成することが可能となる。
【0045】ロ)R、G、Bの単色光を発光するEL素子
をそれぞれ用いて露光を行う方法に比べて、一様に白色
光であるために、EL素子の光出力がより均一化出来
る。
【0046】ハ)カラーフィルターを介して単色光を取り
出すため、分光特性が優れる。
【0047】ニ)R、G、Bカラーフィルターの透過率の
バラツキは、共通電極CR,CG,CBそれぞれへの信号
の印加度合いで制御できる。
【0048】なお、上記実施例においては、R、G、B
列3本のリニアアレイを用いた構成を示したが、1本の
リニアアレイとRGBカラーフィルターの切り換えによ
り3回露光を行っても同様な結果が得られることは言う
までもない。
【0049】また更に、白色光光源と感光材料の間に夫
々Rデータ、Gデータ、Bデータに従って開閉動作を行
う液晶マイクロシャッタアレイパネルと、各色の液晶シ
ャッタパネルに対応したR、G、Bカラーフィルターと
を組合わせた走査光学系を配設し、上記同様R、G、B
光を感光材料に露光してカラー画像を形成することも可
能である。
【0050】更に、EL素子、LED素子、プラズマ発
光素子等が夫々有する発光し易い分光特性を有効に利用
し、複数種類の発光素子アレイを混合して発光源に利用
して走査光学系を構成することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、光走査方式によって記録媒体に画像を記録する記
録装置において、光走査部が小型、軽量化され、装置全
体としても小型軽量の装置を構成することが出来、極め
て低価格な光記録装置を提供することが可能となる。ま
た、記録媒体として、一般に市販されている写真フイル
ムやインスタントカメラ用フィルム等の入手し易い記録
媒体を利用することが出来るので、ビジネス用途からホ
ビー用途まで広く一般ユーザーが利用でき、消耗品価格
も安く済む記録装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる記録装置の主要部構
造を示す模式的斜視図である。
【図2】図1のEL発光体部7の構成を示す一部拡大斜
視図である。
【図3】図1のELアセンブリ2の構成を示す平面図で
ある。
【図4】図1のEL発光体部7のEL素子及び電極の配
置関係を示す平面図である。
【図5】図1のEL発光体部7の一構成例を示す図で、
(a)はELアセンブリを光出力を取り出す側から見た
正面図、(b)は共通電極(CR、CG、CB)に沿った
断面図、(C)は偶数個目の信号電極(S2、S4…)に
沿った断面図である。
【図6】外部から入力するビデオ信号又はRGB信号を
処理する信号処理部の一構成例を示す構成図である。
【図7】EL素子をアナログ方式により階調制御する駆
動制御回路を含むドライバIC15の一構成例を示す図
である。
【図8】EL素子をパルス幅によりデジタル方式で階調
制御する駆動制御回路含むドライバIC15の他の構成
例を示す図である。
【図9】ドライバIC15の動作タイミングを示すタイ
ムチャートである。
【図10】(a)は、図5に示されるEL発光体部7の構
造に対応した共通電極駆動回路の一構成例を示す回路
図、(b)は、図7に示されるドライバIC15に対応し
た信号電極駆動回路の一構成例を示す回路図、(c)は、
図8に示されるドライバIC15´に対応した信号電極
駆動回路の他の構成例を示す回路図である。
【図11】EL発光体部のEL層の具体的構成を説明す
るための断面図である。
【図12】EL層の構成に用いられる有機材料の一例を
示す分子構造図である。
【図13】その他の輸送層材料及び蛍光性色素材料の例
を示す分子構造図である。
【符号の説明】
1…光書込みユニット 2…ELアセンブリ 3…ロッドレンズアレイ 4…写真フィルム 5…パトローネ 6…スプール 7…EL発光体部 7−1…R発光素子 7−2…G発光素子 7−3…B発光素子 8…基板 9…共通電極 10…カソード電極 11…EL層 12…信号電極 13−1…Rカラーフィルタ 13−2…Gカラーフィルタ 13−3…Bカラーフィルタ 14…引出し金属電極 15…ドライバIC 19…mチャンネルシフトレジスタ 20…mチャンネルラッチ 21…D-Aコンバータ 22…PWM制御回路 23…信号基本処理部 24…光書込み用信号処理部 S1〜Sn…信号電極 CR,CG,CB…共通電極 Data1,Data2…階調データ CN1,CN2…電源及び制御信号供給端子 CNR,CNG,CNB…共通電極信号供給端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色光を発する有機薄膜電界発光素子
    ドットアレイ状に複数列配設された白色発光素子アレイ
    と、白色発光素子アレイの各列が発する光路中にそれ
    ぞれ配設されるR,G,B色のフィルター手段とで構成
    された光書込みユニットと、外部から入力するR,G,
    B色別の色階調情報を含む画像信号に基づき前記白色
    光素子アレイをフィルター色に対応させて駆動する信号
    を発生する駆動回路と、前記光書込みユニットから発光
    される光によって感光材の所望の位置を露光する露光機
    構とからなることを特徴とする光記録装置。
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